JPH06164174A - 放熱シート - Google Patents

放熱シート

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JPH06164174A
JPH06164174A JP4315368A JP31536892A JPH06164174A JP H06164174 A JPH06164174 A JP H06164174A JP 4315368 A JP4315368 A JP 4315368A JP 31536892 A JP31536892 A JP 31536892A JP H06164174 A JPH06164174 A JP H06164174A
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heat
aluminum nitride
heat dissipation
powder particles
resin
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JP4315368A
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Jun Monma
旬 門馬
Yoshinori Fujimori
良経 藤森
Kazumi Shimotori
一三 霜鳥
Hideo Iwasaki
秀夫 岩崎
Tomiya Sasaki
富也 佐々木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • H01L2924/1615Shape
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、発熱体に対する密着性が高く
発熱体と冷却部品との熱接触抵抗を低減し、発熱体の放
熱特性をより向上させることが可能な高熱伝導性放熱シ
ートを提供することにある。 【構成】本発明に係る放熱シート5aは、マトリックス
樹脂中にフィラーとして窒化アルミニウム粉末粒子を分
散させ、マトリックス樹脂量に対して重量%で10〜1
20%の可塑剤を含有することを特徴とする。また可塑
剤は常温での樹脂を溶解せしめ、沸点が50℃以上のも
のを使用するとよい。さらにマトリックス樹脂は熱可塑
性樹脂で構成するとよい。また窒化アルミニウム原料粉
末粒子、窒化アルミニウム焼結体粉末粒子および窒化ア
ルミニウム単結晶体粉末粒子の平均粒径は30μm以下
に設定するとよい。窒化アルミニウム焼結体粉末粒子ま
たは窒化アルミニウム単結晶体粉末粒子は熱伝導率が1
50W/m・K以上のものを使用するとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放熱シートに係り、特に
発熱体に対する密着性が高く熱抵抗の軽減効果が大きく
発熱体の放熱特性を大幅に改善することが可能な放熱シ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から放熱シートまたは放熱グリース
などの放熱体を発熱体表面に装着したり塗布したりする
ことによって熱抵抗を低減し、発熱体からの熱の放散を
促進する冷却システムが、半導体部品、電子部品、事務
機器およびエネルギ関連部品などの広い分野で採用され
ている。
【0003】例えば半導体装置分野においては、図1に
示すようなモジュール構造体1が使用されている。すな
わちモジュール構造体1は、電気絶縁性を有するセラミ
ックス基板2上面に、発熱体となるLSIやパワーIC
等の半導体素子3が搭載され、さらに半導体素子3にて
発生した熱を効率的に放散させるために、半導体素子3
の上面に放熱部品としての放熱フィン4が接合されて構
成される。しかしながら、発熱体としての半導体素子3
および放熱部品としての放熱フィン4の接合面には微小
な凹凸が形成されているため、そのまま接合した状態で
は完全に密着することがなく、介在する空気層が接触熱
抵抗となり、放熱特性が低下してしまう。そこで放熱フ
ィン4と半導体素子3との接触圧力を高めたり、両者の
接合面に熱伝導性が良好な有機樹脂接着剤5や放熱シー
ト5aを介装して伝熱抵抗を低減したりする方策がとら
れている。あるいは有機樹脂中に六方晶系窒化ほう素
(BN),Al2 3 ,BeOなどのセラミックス粉末
を添加した充填材を接合面に介在させることにより、凹
凸を減少させると共に熱伝導性を上昇させるような工夫
もなされている。
【0004】この樹脂接着剤5や放熱シート5aを介在
させることにより、接合面に生じた微小な空隙(凹凸)
を埋めることによって熱接触抵抗を低減し、半導体素子
3にて発生した熱6を放熱フィン4方向に円滑に伝達せ
しめ、放熱特性の改善を図っている。
【0005】一方、図2に示すようにセラミックス多層
基板7上に半導体素子3を搭載した半導体パッケージ8
をボード9に実装する場合において、半導体素子3にて
発生した熱6をボード9側からも放散させる場合には、
セラミックス多層基板7とボード9との間に、シート状
またはグリース状(ペースト状)の放熱体10を介在さ
せている。
【0006】ここでシート状の放熱体10の具体例とし
ては、例えばポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピ
レン、ポリイミド、シリコンラバーなどの可撓性を有す
る有機系材料中に、窒化ホウ素、酸化ベリリウム、炭化
けい素などの熱伝導性が高い充填材を添加するか、また
は、これらの充填材を上記有機系材料に被覆したものが
使用されている。一方、グリース状の放熱体10の具体
例としては、例えば高熱伝導率を有するペースト状のシ
リコーン樹脂接着剤などが広く使用されている。
【0007】上記のような放熱体10を介在させること
により、セラミックス多層基板7とボード9との密着度
が向上し、伝熱抵抗が低減されボード9側への放熱特性
も改善される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有機樹
脂やグリースオイルのみから成る接着剤を使用した場合
においては、いずれも可塑性に優れているため、接合面
に存在する微小な凹凸は充分に埋められるが、有機樹脂
やグリースオイル自体の熱伝導率がせいぜい0.5W/
m・Kと小さいため、放熱性を大幅に改善することは困
難であった。この点を解決するべく、上記のように六方
晶系BNやSi3 4 ,Al2 3 などのセラミックス
をフィラーとして添加することも試行されているが、六
方晶系BNやAl2 3 の熱伝導率がそれほど大きくな
いため、特に発熱量が大きな発熱体に適用した場合には
熱の放散が不充分になる傾向があった。一方、熱伝導性
に優れたBeOセラミックスを用いることも考えられる
が、BeOセラミックスは粉末の状態で毒性を有するた
め、安全上積極的に使用することは困難である。
【0009】また上記のような従来の放熱シートにおい
ては、可撓性を有する有機系材料の熱伝導率が一般に低
い一方で熱膨張係数が比較的に大きい欠点があった。し
たがって、上記放熱シートを発熱体に被着した場合に
は、発熱体で発生した熱が円滑に系外に放出されなかっ
たり、また放熱シートと発熱体との熱膨張差が大きい場
合には、両者間の密着性および接着信頼性が低下してし
まう問題点があった。
【0010】このような状況に対し、近年の半導体製造
技術の進歩によって、大電力を消費する半導体素子の開
発や半導体素子自体の高集積化や高速化および大電力化
が急速に進行している。このような半導体素子の大電力
化や高集積化等に伴って、半導体素子を代表とする発熱
体からの発熱量はさらに増大化する傾向にあるため、こ
れらの発熱体の放熱性をより高める放熱シートの開発が
希求されている。
【0011】本発明は上記の課題および要請に対応すべ
く発案されたものであり、放熱シートの密着性を高め発
熱体と冷却部品との熱接触抵抗を低減し、発熱体の放熱
特性をより向上させることが可能な放熱シートを提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため、種々のマトリックス材料に各種無機組
成物を添加して放熱シートを形成し、その放熱特性を比
較評価した。その結果、窒化アルミニウム原料粉末(細
長い粒子状の粉末を含む。)、またはこの窒化アルミニ
ウム原料粉末を一旦焼結し、得られた焼結体を粉砕して
得た所定粒径の窒化アルミニウム焼結体粉末粒子または
窒化アルミニウム単結晶体粉末粒子を高分子樹脂マトリ
ックス中にフィラーとして分散せしめ、かつマトリック
ス樹脂量に対して10〜120重量%の可塑剤を含有さ
せて放熱シートを形成したところ、充分な可撓性および
密着性が付与され、放熱シート全体としての熱伝導率が
高く、放熱特性が優れた放熱シートを得ることができ
た。特に高分子樹脂などのマトリックスに対するフィラ
ーとして窒化アルミニウム焼結体粉末粒子または窒化ア
ルミニウム単結晶体粉末粒子を用いて放熱シートを形成
した場合には、その放熱特性をさらに改善でき、同時に
水分との反応性も低下した。本発明は上記知見に基いて
完成されたものである。
【0013】すなわち本発明に係る放熱シートは、マト
リックス樹脂中にフィラーとして窒化アルミニウム粉末
粒子を分散させ、マトリックス樹脂量に対して重量%で
10〜120%の可塑剤を含有することを特徴とする。
【0014】また可塑剤は常温での樹脂を溶解せしめ、
沸点が50℃以上であることが望ましい。
【0015】さらにマトリックス樹脂は熱可塑性樹脂で
構成するとよい。
【0016】また窒化アルミニウム粉末粒子は、窒化ア
ルミニウム焼結体粉末粒子または窒化アルミニウム単結
晶体粉末粒子で構成するとよい。
【0017】また窒化アルミニウム原料粉末粒子、窒化
アルミニウム焼結体粉末粒子および窒化アルミニウム単
結晶体粉末粒子の平均粒径はマトリックス樹脂中への分
散を良好にするため、30μm以下に設定するとよい。
【0018】上記放熱シートのマトリックスを構成する
絶縁材料としては、アクリル樹脂、ポリウレタンなどの
柔軟性(可撓性)を有する高分子樹脂が好適である。ま
た高温度で軟化し、繰り返しの加熱操作によっても成形
可能であり、長期間に亘り発熱体または放熱部品と良好
な密着性を維持し得るポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、塩化ビニール樹脂、ABS樹脂などの熱
可塑性樹脂が好ましい。さらに後述する可塑剤の添加に
よる可撓性および密着性の改善効果を充分に発揮させる
ためにも熱可塑性樹脂が好ましい。
【0019】一方、マトリックス樹脂として熱硬化性樹
脂を使用した場合には、熱が付与された後に硬化が開始
され、その後における放熱シートの脱着に支障を来す上
に発熱体や放熱部品との密着性が劣化するおそれがあ
る。また熱硬化性樹脂では一旦硬化した後では、可塑剤
を添加しても可塑性を回復できず、密着性の維持が困難
となる。したがって、マトリックス樹脂としては、熱可
塑性樹脂を使用することが肝要である。
【0020】特にアクリル樹脂は柔軟性に優れており、
発熱体および冷却部品の接合面に対してフレキシブルな
形状で接触し接合面における熱接触抵抗を大幅に低減す
ることができる。
【0021】また上記マトリックス中に分散させる窒化
アルミニウム(AlN)原料粉末粒子や窒化アルミニウ
ム焼結体粉末粒子または窒化アルミニウム単結晶体粉末
粒子は放熱シート全体の熱伝導率を向上させるためおよ
び適度な可撓性(密着性)を付与するために放熱シート
容積に対して50〜80容積%の割合で添加される。添
加量が50容積%未満においては、熱伝導率の改善効果
が少ない一方、添加量が85容積%を超える場合におい
ては、AlN粉末粒子を保持固定するマトリックスの割
合が相対的に低下し、放熱体の可撓性が失われるととも
に構造強度が低下してしまう。最も好適な添加量は65
〜75容積%である。
【0022】また可塑剤は放熱シートに密着性および可
撓性を付与するために、マトリックス樹脂量に対して1
0〜120重量%の範囲で添加される。添加量が10w
t%未満の場合では、放熱シートから可撓性が失われ、
長期間に亘って安定した密着性が保持できない。一方、
添加量が120wt%を超える過量となると、放熱シー
トの保形性が劣化し、取扱いが困難になる。したがって
添加量は上記範囲に設定されるが、最も好適な範囲とし
ては、マトリックス樹脂および可塑剤の種類によって異
なるが20〜100wt%の範囲である。
【0023】さらに発熱部品に放熱シートを装着した場
合に発熱部品からの熱によって可塑剤が揮散することを
防止するため、沸点が50℃以上の可塑剤を使用するこ
とが望ましい。可塑剤の具体例としては、ジブチルフタ
レート(DBP、沸点339℃)、ジオクチルフタレー
ト(DOP、沸点240℃)、トリブチルフォスフェー
ト(TBP)、ジエチルヘキシルフタレート(DEH
P、沸点215〜235℃)、ブチルラウリルフタレー
ト(BLP、沸点161℃)、トリクレジルフォスフェ
ート(TCP、沸点235〜255℃)、ジエチルヘキ
シルアジペート(DOA、沸点205〜220℃)、ジ
オクチルセバケート(DOS、沸点248℃)、ブチル
フタリルブチルグリコート(BPBG、沸点219℃)
などがある。
【0024】本発明においては微細なAlN原料粉末粒
子をそのままマトリックス樹脂中に添加することも可能
であるが、特に電子部品用の放熱シートを形成する場合
には、AlN原料粉末を一旦成形焼結して高熱伝導度の
AlN焼結体とし、そのAlN焼結体を改めて粉砕して
調製したAlN焼結体粉末粒子として添加することが好
ましい。またマトリックス中に分散させるフィラーとし
て、さらに高い熱導率を有するAlN単結晶体を使用す
る場合については、粗大なAlN単結晶体を粉砕して調
製した微細なAlN単結晶体粉末粒子を使用すること
が、熱伝導特性の異方性を回避するために好ましい。
【0025】すなわち本願発明者らの実験結果によれ
ば、平均粒径0.5〜1μmのAlN原料粉末はそのま
までは30〜40W/m・K程度と低い熱伝導率しか保
持せず、このAlN原料粉末をそのままアクリル樹脂中
に分散せしめて放熱シートを調製した場合、放熱シート
の熱伝導率は1.0〜2.0W/m・Kと低い値しか取
り得ない。
【0026】しかるに本願発明のように、AlN原料粉
末を一旦焼結すると、120〜260W/m・K程度の
極めて高い熱伝導率を保持するようになる。
【0027】放熱シートの構成材料となる上記窒化アル
ミニウム焼結体は、本質的に高熱伝導性を備える材料で
あるが、その原料材質や焼結条件、熱処理条件によって
種々の熱伝導率を有するものが得られるため、放熱シー
トの要求特性から一般に150W/m・K以上、好まし
くは170W/m・K以上の高熱伝導率を有するAlN
焼結体を使用することが望ましい。
【0028】上記のようなAlN焼結体は通常下記のよ
うな手順で製造される。すなわち、平均粒径0.1〜2
μm程度の窒化アルミニウム原料粉末に、焼結助剤とし
て周期律表のIIa 族あるいはIIIa族元素の化合物を0.
1〜5重量%添加した混合粉末を成形し、得られた成形
体を、N2 ガスまたはアルゴンガスなどの非酸化性雰囲
気中で温度1600〜1950℃で2〜10時間焼結し
て製造される。
【0029】このようにして得られた多結晶質のAlN
焼結体には原料粉末中に混入していた不純物の酸素等に
よって形成された酸化物粒界相が残っており、この粒界
相が熱伝導の妨げになっていると考えられる。
【0030】そこでAlN焼結体の熱伝導率をさらに向
上させるために、さらにカーボン蒸気や一酸化炭素ガ
ス、窒素ガスを含む還元雰囲気中で温度1800〜20
00℃で2〜100Hr程度熱処理することにより、A
lN焼結体の高純度化が図られる。すなわち粒界相を構
成していたAl5 3 12等の酸化物は、カーボンと窒
素とが共存している雰囲気中で高温で還元窒化されAl
Nになる一方、固溶していた酸素はカーボンと結合して
焼結体外に放出される。その結果、AlN焼結体組織か
ら熱伝導を阻害する粒界相の酸化物が除去され200〜
260W/m・K程度の高熱伝導率を有するAlN焼結
体が得られる。
【0031】特に上記のような条件で調製した多結晶質
のAlN焼結体をさらに還元雰囲気中で高温度で焼成
し、焼結体表面から分解蒸発したAlN分解ガスを冷却
し、粒子成長させることにより、粒界相がなく、熱伝導
率が200〜250W/m・KのAlN単結晶体が得ら
れる。
【0032】このAlN単結晶体は、窒化アルミニウム
本来の特徴である高熱伝導性を発現し易い。またAlN
単結晶体は六方晶系の結晶構造を有しているため、その
a軸方向とc軸方向とで熱伝導性に異方性を有してい
る。そのため粗大なAlN単結晶体をそのままマトリッ
クス中に分散させた放熱体では場所によって熱伝導性に
ばらつきを生じるおそれがある。したがって、粗大なA
lN単結晶体は予め粉砕して微細に調整することによ
り、上記異方性の影響を回避することができる。
【0033】すなわち得られた粗大なAlN焼結体また
はAlN単結晶体は通常のボールミルまたは振動ミル等
の混合粉砕機を使用し、乾式粉砕法または湿式粉砕法ま
たは双方を組み合せた粉砕工程において所定粒径となる
ように粉砕される。粉砕されたAlN焼結体は分級して
おく。また粉砕時に粉末に酸素が付着すると熱伝導性の
低下を招くため、上記粉砕操作は非酸化性雰囲気中で実
施する方が好ましい。
【0034】樹脂マトリックス中に分散させる窒化アル
ミニウム原料粉末、窒化アルミニウム焼結体粉末および
AlN単結晶体粉末の平均粒径は使用する接合面の表面
状態やシートの表面状態および半導体素子封止用材料と
して使用した場合の封止性を考慮して30μm以下に設
定するとよい。平均粒径が30μmを超えるように粗大
になると、粒子表面の凹凸が大きくなって伝熱抵抗とな
る空気層が形成され易くなるためである。AlN焼結体
の粉砕後の平均粒径は2〜10μmの範囲に設定するこ
とがより好ましい。
【0035】また上記のように粉砕して得られた窒化ア
ルミニウム焼結体粉末および窒化アルミニウム単結晶体
粉末のマトリックス樹脂に対する濡れ性を改善し、分散
性を高める目的で、窒化アルミニウム焼結体粉末をマト
リックス樹脂中に混合する前に、予め表面改質処理を施
すことが望ましい。表面改質処理の具体例としては、粉
砕して得た窒化アルミニウム焼結体粉末または単結晶体
粉末に対して0.1〜5重量%のチタネート系カップリ
ング剤、界面活性剤等を滴下し、充分に混合しておく。
上記チタネート系カップリング剤等は各AlN粉末表面
に薄い被膜層(コーティング層)を形成し、焼結体粉末
および単結晶体粉末の樹脂に対する濡れ性を著しく向上
させる。その結果、マトリックス樹脂中にAlN焼結体
粉末等が均一に分散した放熱シート組織が得られる。ま
たAlN粒子表面にコーティング層が形成されるためA
lN粒子の耐水性も向上する。
【0036】そして本発明に係る放熱シートは、上記A
lN原料粉末、焼結体粉末または単結晶体粉末の体積分
率が50〜80%となるように高分子樹脂粉末を混練配
合して、さらに有機バインダ等を添加して原料混合体を
調製し、しかる後に原料混合体をドクターブレード法、
射出成形法、押出し成形法またはロール成形法を使用し
て所定のシート形状に成形して製造される。
【0037】
【作用】上記構成に係る放熱シートによれば、窒化アル
ミニウム原料粉末、またはそのAlN原料粉末を一旦焼
結して、その熱伝導率を上昇させた後に粉砕したAlN
焼結体粉末またはAlN単結晶体粉末をマトリックス樹
脂中に分散させ、なおかつマトリックス樹脂量に対して
10〜120重量%の可塑剤を含有させて調製している
ため、従来の放熱シートと比較して熱伝導率が非常に大
きく、かつ充分可塑性が高く密着性が優れている。した
がって、発熱体と冷却部品との接合面に介在させた場合
に両者の密着度が高くなり、接触熱抵抗を大幅に低減で
き、発熱体の放熱特性を大幅に改善することができる。
特に通常の多結晶質のAlN焼結体と比較してさらに熱
伝導度が大きなAlN単結晶体粉末をマトリックス樹脂
中に分散させるフィラーとして使用することにより、放
熱シートの放熱特性を飛躍的に高めることができる。
【0038】
【実施例】次に本発明の一実施例について説明する。
【0039】実施例1〜5 窒化アルミニウム原料粉末を篩にかけて30μm以下と
し、得られた粉末にチタネート系カップリング剤を1重
量%の割合で添加混合した後に、アクリル樹脂中に容積
%で65%になるように添加した。さらにトルエンとエ
タノールとを1:1の割合で配合した有機溶剤を添加
し、さらにアクリル樹脂量に対して可塑剤としてのジブ
チルフタレート(DBP)をそれぞれ10重量%(実施
例1)、40重量%(実施例2)、80重量%(実施例
3)、100重量%(実施例4)、120重量%(実施
例5)添加して、可塑剤含有量が異なる5種類の混合体
を調製した。そして各混合体をアルミナ製のボールミル
中に投入して24時間混合し、しかる後に減圧雰囲気に
て液体粘度を上昇させ、ドクターブレード法にて成形
し、5種類のシート成形体を得た。
【0040】さらに得られた各シート状成形体を積層し
て熱圧着し、厚さ3mmで縦横1cmの正方形状を有する実
施例1〜5に係る放熱シートをそれぞれ形成し、各放熱
シートの熱伝導率をレーザフラッシュ法にて測定した。
【0041】比較例1 一方、比較例1として、可塑剤としてのDBPの添加量
をアクリル樹脂量に対して5wt%と過少に設定した以
外は、実施例1〜5と同様な条件で原料調製および成形
を行なってシート状成形体を形成し、得られたシート状
成形体を積層して同一寸法の放熱シートを調製し、その
熱伝導率をレーザフラッシュ法にて測定した。
【0042】比較例2 一方、比較例2として、可塑剤の添加量を130wt%
と過量に設定した以外は実施例1〜5と同様な条件シー
ト状成形体を形成し、同一寸法の放熱シートを調製し、
熱伝導率を測定することを試みた。
【0043】これらの測定結果を下記表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】表1に示す結果から明らかなように、高熱
伝導性を有する窒化アルミニウム粉末を熱可塑性樹脂中
に分散し、樹脂量に対して20〜120重量%の可塑剤
を含有させた実施例1〜5に係る放熱シートによれば、
熱伝導率が高く熱放散性に優れ、密着性(可撓性)に優
れた放熱シートを得ることができた。またこの放熱シー
トを発熱体と冷却部品との間に密着介在させることがで
き、効率よく熱を放出できるため、発熱体の放熱特性を
大幅に改善できた。
【0046】一方、比較例1の放熱シートでは可塑剤の
添加効果が少なく熱圧着が成されず、密着性に乏しいた
め、0.2W/m・K程度の熱伝導率しか得られなかっ
た。また比較例2の放熱シートでは可塑剤が過量に添加
されているため保形性が悪く、熱圧着時およびレーザフ
ラッシュ法による測定時の熱によって変形し、熱伝導率
の測定が不可能であった。
【0047】実施例6 熱伝導率が260W/m・Kである窒化アルミニウム焼
結体ペレットを、AlN板を内張りしたボールミルある
いは振動ミルによって粉砕した後に分級し、粒径10〜
15μmの窒化アルミニウム焼結体粉末を調製した。そ
して得られた窒化アルミニウム焼結体粉末に対して5重
量%のチタネート系カップリング剤を添加して均一に混
合して表面改質処理した後に、改質処理したAlN焼結
体粉末の含有量が60容積%となるようにアクリル樹脂
バインダ、有機溶剤およびアクリル樹脂量に対して80
wt%の可塑剤としてのDBPを添加し、均一な原料混
合体を調製した。次に得られた原料混合体をドクターブ
レード法によって成形し、シート状放熱体を形成した。
【0048】実施例7 窒化アルミニウム焼結体粉末を使用せずに、平均粒径
1.5μmの窒化アルミニウム原料粉末をそのままアク
リル樹脂粉末に添加した以外は、実施例6と全く同一条
件で原料混合体を処理成形して同一寸法の実施例7に係
る放熱シートを形成した。
【0049】このようにして調製された実施例6および
実施例7に係る各放熱シートの放熱性能および強度を評
価するため、その熱伝導度およびシート密度を測定して
下記表2に示す結果を得た。
【0050】
【表2】
【0051】表2に示す結果から明らかなように、窒化
アルミニウム焼結体粉末を樹脂マトリックス中に分散さ
せた実施例6に係る放熱シートは、微細なAlN原料粉
末を分散させた実施例7の放熱シートと比較して、強度
特性(密度に対応する)において大きな差異は現われな
いが、伝熱特性は2倍以上優れていることが確認され
た。
【0052】実施例8〜9 実施例6において調製した窒化アルミニウム焼結体を還
元雰囲気中にて焼結した際に、焼結体表面に生成した針
状または繊維状の窒化アルミニウム単結晶体を採取し、
そのまま粉砕したもの(実施例8用)と、採取したAl
N単結晶体をカーボン製るつぼ中にて再度1850℃で
24時間熱処理してから粉砕したもの(実施例9用)と
の2種類のAlN単結晶体粉末を調製した。なお2種類
のAlN単結晶体粉末の結晶組織をX線回折法にて調査し
たところ、単結晶組織を有することが確認された。
【0053】次に上記2種類のAlN単結晶体粉末をそ
れぞれ篩にかけ、30μm以下の粒径を有する粉末を分
別した。次に得られた2種類のAlN単結晶体粉末にそ
れぞれチタネートカップリング剤を5wt%添加混合し
た後に、マトリックスとしてのアクリル樹脂中に容積%
で65%になるように添加した。さらにトルエンとエタ
ノールとを1:1の割合で配合した有機溶剤を添加し、
さらにアクリル樹脂量に対して可塑剤としてのジブチル
フタレート(DBP)を80重量%添加して混合物を調
製した。次にこの混合物をアルミナ製のボールミル中に
投入し、24時間混合し、その後減圧雰囲気にて液体粘
度を上昇させ、しかる後にドクターブレード法にて成形
し、2種類のシート状成形体を得た。
【0054】さらに得られた各シート状成形体を積層し
て熱圧着し、厚さ3mmで縦横1cmの正方形状を有する実
施例8,9に係る放熱シートをそれぞれ形成し、各放熱
シートの熱伝導率をレーザフラッシュ法にて測定した。
【0055】比較例3 一方、比較例3として、AlN単結晶体粉末の代りに、
実施例6に係る焼結体を調製する際に使用した平均粒径
1.5μmのAlN原料粉末をそのまま使用し、可塑剤
の添加量をアクリル樹脂量に対して5重量%とした以外
は実施例8,9と同一条件でシート成形し、同一形状を
有する比較例3に係る放熱体を調製し、同様にレーザフ
ラッシュ法にてその熱伝導率を測定した。これらの測定
結果を下記表3に示す。
【0056】
【表3】
【0057】表3に示す結果から明らかなように、実施
例8〜9に係る放熱シートによれば、熱伝導率が高いA
lN単結晶体粉末をマトリックス樹脂のフィラーとして
使用し、可塑剤を適量含有させて形成しているため、単
にAlN原料粉末を使用した比較例3の放熱シートと比
較して密着性が優れており2倍以上も放熱性に優れてい
る。また可撓性および密着性が優れているため、発熱体
と冷却部品との間に充填した場合、発熱体の放熱特性を
大幅に改善することができた。
【0058】さらに本実施例に係る放熱シート5aを図
1に示すモジュール構造体や図2に示す半導体パッケー
ジの放熱体10として使用した場合には、半導体素子3
の放熱特性を大幅に改善することができた。また本実施
例の放熱シート5aは、所定量の可塑剤を含有している
ため、長期間に亘って良好な可撓性および密着性を保持
する。したがって特に振動が作用する電動機や複写機等
の感熱ヘッドの放熱材に使用しても、振動によって放熱
シートの接合面に経時的に空隙を発生することも少な
く、伝熱抵抗を常に低く維持し、熱放出を容易にすると
いう優れた効果が発揮される。
【0059】
【発明の効果】以上説明の通り本発明に係る放熱シート
によれば、窒化アルミニウム原料粉末、またはそのAl
N原料粉末を一旦焼結して、その熱伝導率を上昇させた
後に粉砕したAlN焼結体粉末粒子またはAlN単結晶
体粉末粒子をマトリックス樹脂中に分散させ、なおかつ
マトリックス樹脂量に対して10〜120重量%の可塑
剤を含有させて調製しているため、従来の放熱シートと
比較して熱伝導率が非常に大きく、かつ充分可塑性が高
く密着性が優れている。したがって、発熱体と冷却部品
との接合面に介在させた場合に両者の密着度が高くな
り、接触熱抵抗を大幅に低減でき、発熱体の放熱特性を
大幅に改善することができる。特に通常の多結晶質のA
lN焼結体と比較してさらに熱伝導度が大きなAlN単
結晶体粉末粒子をマトリックス樹脂中に分散させるフィ
ラーとして使用することにより、放熱シートの放熱特性
を飛躍的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放熱シートを介装したモジュール構造体の構成
例を示す断面図。
【図2】放熱シートを介して半導体パッケージをボード
に装着した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 モジュール構造体 2 セラミックス基板 3 半導体素子(チップ) 4 放熱フィン 5 樹脂接着剤 5a 放熱シート 6 熱 7 セラミックス多層基板 7 半導体パッケージ 9 ボード 10 放熱体(放熱シート、放熱グリース)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 秀夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 佐々木 富也 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス樹脂中にフィラーとして窒
    化アルミニウム粉末粒子を分散させ、マトリックス樹脂
    量に対して重量%で10〜120%の可塑剤を含有する
    ことを特徴とする放熱シート。
  2. 【請求項2】 可塑剤は常温での樹脂を溶解せしめ、沸
    点が50℃以上であることを特徴とする請求項1記載の
    放熱シート。
  3. 【請求項3】 マトリックス樹脂が熱可塑性樹脂である
    ことを特徴とする請求項1記載の放熱シート。
  4. 【請求項4】 窒化アルミニウム粉末粒子が窒化アルミ
    ニウム焼結体粉末粒子であることを特徴とする請求項1
    記載の放熱シート。
  5. 【請求項5】 窒化アルミニウム粉末粒子が窒化アルミ
    ニウム単結晶体粉末粒子であることを特徴とする請求項
    1記載の放熱シート。
  6. 【請求項6】 窒化アルミニウム粉末粒子の平均粒径が
    30μm以下であることを特徴とする請求項1記載の放
    熱シート。
  7. 【請求項7】 窒化アルミニウム焼結体粉末あるいは窒
    化アルミニウム単結晶体粉末粒子の熱伝導率が150W
    /m・K以上であることを特徴する請求項5または6記
    載の放熱シート。
  8. 【請求項8】 窒化アルミニウム粉末粒子の表面にコー
    ティング層を形成したことを特徴とする請求項1,4,
    5,6,7のいずれかに記載の放熱シート。
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