JPH07161903A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH07161903A
JPH07161903A JP5305245A JP30524593A JPH07161903A JP H07161903 A JPH07161903 A JP H07161903A JP 5305245 A JP5305245 A JP 5305245A JP 30524593 A JP30524593 A JP 30524593A JP H07161903 A JPH07161903 A JP H07161903A
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JP
Japan
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pair
semiconductor device
lead pin
conductive layers
pad
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JP5305245A
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English (en)
Inventor
Naoya Toragai
直也 寅貝
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/48221Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/48245Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
    • H01L2224/48247Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、リードピンの足曲がりを防止す
ると共に基板への実装の信頼性を向上させることができ
る半導体装置を提供することを目的とする。 【構成】 リードピン10が絶縁膜9を介して一対の導
電層7及び8が接着された2層構造を有し、リードピン
の先端部に一対の導電層7及び8が互いに逆方向に折り
曲げられた一対の折り曲げ部7a及び8aが形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置に係り、
特にリードフレームにICチップを搭載した半導体装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図12に従来の半導体装置の構造を部分
的に示す。リードフレーム3のダイパッド上にICチッ
プ1が搭載されている。ICチップ1の複数の電極パッ
ド2がそれぞれ対応するリードピン4の一端部に金属細
線5を介して電気的に接続されている。リードピン4の
他端部が露出するように、ICチップ1、リードピン4
の一端部及び金属細線5がモールド樹脂6により封止さ
れている。リードピン4の他端部にはこの半導体装置の
実装時に図示しない基板と接着するための折り曲げ部4
aが形成されている。
【0003】リードピン4は互いに絶縁距離を隔てて配
列されると共に図示しない基板を介して外部回路に電気
的に接続され、これらリードピン4を介して外部回路と
ICチップ1との間で信号の授受が行われる。
【0004】ここで、従来の半導体装置の各部のサイズ
等をSOP(Small Outline Packa
ge)タイプの低消費256K−SRAMを例にとって
説明する。リードピン4の厚さ0.15mm、幅0.4
mm、モールド樹脂6から露出したリードピン4の長さ
1.765mm、ピン間距離1.27mm、折り曲げ部
4aの面積0.4mm2(1.0mm×0.4mm)、
ピン数28、ICチップ1の面積39.32mm
2(8.33mm×4.72mm)である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のSOPタイプの
半導体装置では、上述したようにリードピン4が薄く弱
いために、モールド樹脂6から露出している部分のリー
ドピン4が容易に曲がってしまう、いわゆる「足曲が
り」が発生し易いという問題点があった。また、SOP
タイプの半導体装置は、ICソケットを用いずに基板上
に直接実装して使用されることが多いが、各リードピン
4の先端部の折り曲げ部4aの面積が非常に小さいため
にリードピン4が基板に設けられたパッドに十分に接続
されない恐れがある。さらに、プロセス技術の進歩によ
り、チップサイズの縮小化が行われてICチップが小さ
くなる一方、大容量化が進んでICチップのピン数は増
加するためICパッケージは大きくなるという問題点が
ある。
【0006】また、ICチップ1が複数の出力トランジ
スタを有する半導体装置では、図12に示されるよう
に、ICチップ1内において各出力トランジスタのGN
D端子をアルミニウム配線1aを介して特定のGNDパ
ッド2aに接続しておき、このGNDパッド2aにリー
ドピン4Aを介して外部からGNDレベルを取り入れて
いた。ここで、図13に示されるように、出力トランジ
スタTA、TB及びTCにGNDパッド2a(G点)か
らアルミニウム配線1aを介してGNDレベルを取り入
れるものとする。各トランジスタTA、TB及びTCの
ソース端子とアルミニウム配線1aとの接点をそれぞれ
A、B及びCとし、AB間、BC間及びCG間のアルミ
ニウム配線1aの抵抗値をそれぞれr、各トランジスタ
TA、TB及びTCを流れる電流をiとすると、アルミ
ニウム配線1aによる電圧降下のために、接点A、B及
びCの電位は図14に示すようにそれぞれ3ir、5i
r及び6irとなる。すなわち、これら接点A、B及び
Cの電位はGNDレベルから浮き上がり、このためGN
Dノイズが発生するという問題点があった。
【0007】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたもので、リードピンの足曲がりを防止する
ことのできる半導体装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、基板への実装の信頼性を向上させる
ことができる半導体装置を提供することも目的としてい
る。さらに、この発明は、ICパッケージの縮小化を図
ることができる半導体装置を提供することも目的とす
る。また、この発明は、GNDノイズを低減することが
できる半導体装置を提供することも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
装置は、パッケージ本体から複数のリードピンが導出さ
れた半導体装置であって、各リードピンがそれぞれ絶縁
膜を介して一対の導電層が接着された多層構造を有する
と共にその先端部に一対の導電層が互いに逆方向に折り
曲げられた一対の折り曲げ部が形成されたものである。
【0009】請求項2に記載の半導体装置は、信号用パ
ッド及びGND用パッドを含む複数の電極パッドを有す
る半導体チップと、それぞれ絶縁膜を介して一対の導電
層が接着された多層構造を有すると共に一端部における
一方の導電層が半導体チップの対応する信号用パッドに
電気的に接続され且つ他方の導電層が半導体チップの対
応するGND用パッドに電気的に接続された複数のリー
ドピンと、各リードピンの他端部が露出するように半導
体チップ及び複数のリードピンの一端部を封止するパッ
ケージ本体とを備えたものである。
【0010】請求項3に記載の半導体装置は、パッケー
ジ本体から複数のリードピンが導出された半導体装置で
あって、各リードピンがそれぞれ絶縁膜を介して一対の
導電層が接着された多層構造を有すると共にその先端部
に一対の導電層が互いに逆方向に折り曲げられて互いに
長さの異なる一対の折り曲げ部が形成されたものであ
る。
【0011】請求項4に記載の半導体装置は、パッケー
ジ本体から複数のリードピンが導出された半導体装置で
あって、各リードピンがそれぞれ絶縁膜を介して一対の
導電層が接着された多層構造を有すると共にその先端部
に一対の導電層が互いに逆方向に折り曲げられた一対の
折り曲げ部が形成され且つ一対の折り曲げ部が互いに前
記絶縁膜の厚さより大きな間隔で離間して配置されたも
のである。
【0012】
【作用】請求項1の半導体装置においては、リードピン
を一対の導電層の間に絶縁膜を介在させた多層構造とす
ることによりリードピンの厚さがほぼ2倍となるため
に、一層の導電層のみで形成される場合に比べてリード
ピンが強化される一方、リードピンの端部に一対の折り
曲げ部が形成されているので、折り曲げ部が一つの場合
に比べて基板との接着面積が増加する。
【0013】請求項2の半導体装置においては、多層構
造のリードピンの一方の導電層が半導体チップの信号用
パッドに電気的に接続され、他方の導電層が半導体チッ
プのGND用パッドに電気的に接続されるため、ピン数
を増加させることなく、複数のリードピンを介して半導
体チップの複数のGND用パッドに直接接地電位GND
が供給され、一つのGND用パッドからGND配線を介
して接地電位GNDを供給する場合に比べて、接地電位
GNDのレベルの浮き上がり等が起こりにくくなる。
【0014】請求項3の半導体装置においては、多層構
造のリードピンの先端部に形成された一対の折り曲げ部
が互いに異なる長さを有している。このような構成とす
ることにより、リードピンの先端部に金型を当てて一対
の導電層を互いに逆方向に折り曲げる際に、まず先端部
が突き出た長い導電層を外側へ曲げ、次に短い導電層を
外側へ曲げることができるため、リードピンの端部に折
り曲げ部を容易に形成することができる。
【0015】請求項4の半導体装置においては、多層構
造のリードピンの先端部に形成された一対の折り曲げ部
が互いに絶縁膜の厚さより大きな間隔で離間して配置さ
れているので、これらの折り曲げ部を接続するための基
板の一対のパッドを互いに離間して配置することがで
き、誤接触等を防止して一対の折り曲げ部をそれぞれ基
板上のパッドに確実に接着することができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。 実施例1.図1にこの発明の実施例1に係る半導体装置
の構成を示す。表面に複数の電極パッド2が形成された
ICチップ1がダイパッド3a上に搭載されている。ダ
イパッド3aの周辺部には複数のリードピン10が配置
されている。各リードピン10は、一対の導電層7及び
8が絶縁膜9を介して互いに接着された多層構造を有し
ている。各リードピン10のICチップ1側の一端部で
は、一対の導電層7及び8が互いに平面的に離れて配置
されており、それぞれ金属細線5を介してICチップ1
の対応する電極パッド2に電気的に接続されている。リ
ードピン10の他端部が露出するように、ICチップ
1、ダイパッド3a、リードピン10の一端部及び金属
細線5がパッケージ本体となるモールド樹脂6により封
止されている。モールド樹脂6の外部に露出した多層構
造のリードピン10はL字形に曲げられると共にその先
端部において一対の導電層7及び8が互いに逆方向に折
り曲げられて一対の折り曲げ部7a及び8aが形成され
ている。
【0017】リードピン10のICチップ1側の端部を
図2に示す。図2(a)の平面図に示されるように、リ
ードピン10の途中から一対の導電層7及び8が互いに
平面的に離れて配置されているが、図2(b)の側面図
に示されるように、これらの導電層7及び8は間に絶縁
膜9を介在させており、互いに高さが異なっている。図
2(c)に示されるように、このような導電層7及び8
にそれぞれ金属細線5の一端がボンディングされる。
【0018】ここで、SOPタイプの低消費256K−
SRAMに適用した実施例1の半導体装置の各部のサイ
ズ及び材質等について述べる。リードピン10の厚さ約
0.30mm、幅0.4mm、モールド樹脂6から露出
したリードピン10の長さ1.765mm、モールド樹
脂6から露出したリードピン10のピン間距離1.27
mm、ICチップ1側の端部におけるピン間距離0.5
mm、折り曲げ部7aの面積0.4mm2(1.0mm
×0.4mm)、ピン数28、ICチップ1の面積3
9.32mm2(8.33mm×4.72mm)であ
る。また、絶縁膜9としてポリイミドテープの両面に接
着剤を塗布したものを用い、導電層7及び8の材料とし
て銅を用いた。
【0019】すなわち、従来例として述べたSOPタイ
プの低消費256K−SRAMに比べて、リードピン1
0の厚さが2倍、正確には2倍の値に絶縁膜9の厚さ
(数μm〜数十μm)を加えた厚さとなり、これにより
リードピン10の強度が向上している。
【0020】この半導体装置は、図3に示されるよう
に、各リードピン10の折り曲げ部7a及び8aを基板
11の対応するパッド11a及び11bにそれぞれハン
ダ等で接着することにより、基板11に実装される。
【0021】このように、リードピン10を一対の導電
層7及び8と絶縁膜9とからなる多層構造としたので、
リードピン10の強度が増し、足曲がりが効果的に防止
される。また、各リードピン10の先端部に一対の折り
曲げ部7a及び8aが形成されたので、基板11との接
着面積が増加し、接着性が向上する。
【0022】この実施例1の半導体装置の製造方法を図
4及び図5を参照して説明する。図4(a)に示される
ような第1の銅板41を準備し、図4(b)に示される
ように第1の銅板41上の所定箇所に絶縁膜42を接着
する。この絶縁膜42は予め両面に接着剤が塗布されて
おり、後にリードピンとなる箇所に接着される。次に、
図4(c)に示されるように第1の銅板41を絶縁膜4
2と共にカットして外枠43に連結されたダイパッド4
4及びリードピンの導電層45を形成する。図4(d)
に示されるような第2の銅板46を準備し、図4(e)
に示されるように第2の銅板46をカットして第1の銅
板41に対応する外枠47及びリードピンの導電層48
を形成する。この第2の銅板46を第1の銅板41の上
に重ねて絶縁膜45の接着剤により接着する。このよう
にして、図4(f)に示されるような多層構造のリード
フレーム49が形成される。
【0023】このリードフレーム49のダイパッド44
上にICチップ1を搭載し、ICチップ1の電極パッド
と対応する導電層45及び48とを金属細線を用いてワ
イヤボンディングした後、図示しないモールド金型を用
いてモールド樹脂6でICチップ1等を樹脂封止する。
さらに、リードフレーム49をカットして外枠43及び
47を除去する。このようにして形成された半導体装置
の断面を図5(a)に示す。ここで、モールド樹脂6の
外部に露出するリードピン50の上層の導電層48と下
層の導電層45のうち一方が他方より突き出るように両
者の先端部に差を持たせておく。
【0024】次に、図5(b)に示されるように、多層
構造のリードピン50の根元に金型51を当接してリー
ドピン50をL字形に折り曲げる。その後、図5(c)
に示されるように、リードピン50の一対の導電層45
及び48のうち先端部が突き出ている導電層48の外側
に金型52を当て、この状態で金型53により導電層4
8の先端部を外側へ折り曲げる。このとき、導電層48
は他方の導電層45より突き出ているので、金型53を
導電層48の先端部に係合させて容易に導電層48を折
り曲げることができる。さらに、図5(d)に示される
ように、導電層45の外側に金型54を当て、この状態
で金型55により導電層45の先端部を導電層48とは
逆方向に折り曲げる。このようにして、図5(e)に示
されるように、各リードピン50の先端部に互いに逆方
向に折り曲げられた一対の折り曲げ部45a及び48a
が形成される。
【0025】実施例2.実施例2は、図6に示されるよ
うに、リードピン10の導電層7及び8を多段にあるい
は緩やかに曲げることにより一対の折り曲げ部7a及び
8aを互いに絶縁膜9の厚さより大きな間隔Dで離間さ
せて形成したものである。このような折り曲げ部7a及
び8aを形成すれば、これら折り曲げ部7a及び8aが
それぞれ接続される基板の一対のパッドを互いに離間し
て配置することができ、誤接触等のトラブルを防止して
折り曲げ部7a及び8aを基板のパッドに確実に接着す
ることができる。
【0026】実施例3.図7に実施例3に係る半導体装
置の内部を示す。多層構造のリードピン10の一対の導
電層7及び8がそれぞれICチップ1の対応する電極パ
ッド2に金属細線5により接続されている。リードピン
10は多層構造を有しているので、例えば図7に示され
ている6個の電極パッド2により6種類の信号を扱う場
合には3本のリードピン10を設ければよいことにな
る。
【0027】これに対して、従来の半導体装置では、図
8に示されるように、各リードピン4が1枚の導電層の
みからなるので、6個の電極パッド2に対しては6本の
リードピン4が必要となる。すなわち、この実施例3に
よれば、複数の電極パッド2を有する同一のICチップ
1に対し、従来の半分の本数のリードピン10で従来の
半導体装置と同一の機能を行わせることが可能となる。
このため、ICパッケージの縮小化を図ることができ
る。
【0028】実施例4.図9に実施例4に係る半導体装
置の内部を示す。ICチップ21は、信号の入力あるい
は入出力を行うための複数の信号用電極パッド12を有
すると共に各電極パッド2に隣接してGND用電極パッ
ド22を有している。そして、多層構造のリードピン1
0の一対の導電層7及び8のうち一方の導電層7が第1
の金属細線15を介して対応する信号用電極パッド12
に接続されると共に他方の導電層8が金属細線25を介
して信号用電極パッド12に隣接するGND用電極パッ
ド22に接続される。すなわち、各リードピン10の一
対の導電層7及び8の一方が信号用に、他方がGND用
に、それぞれ専用に使用される。このため、各GND用
電極パッド22のレベルがGNDレベルから浮き上がる
ことが防止され、GNDノイズを低減させることが可能
となる。
【0029】実施例5.図10は、×8構成のDRAM
にこの発明を適用した実施例5に係る半導体装置の回路
を示す。100はICチップ、101はICチップ10
0上に設けられ且つ電源電位Vccが印加される電源パ
ッド、102はチップ100上に設けられ且つ読み出し
動作時に外部からのアドレス信号により選択されたメモ
リセルに記憶されていたデータに応じてHレベルあるい
はLレベルの電位が出力されるデータ出力パッド、10
3はチップ100上に設けられ且つ接地電位GNDが印
加されるGNDパッドである。
【0030】104は、チップ100に形成され且つ読
み出し動作時にHレベルとなる出力イネーブル信号OE
M及びアドレス信号により選択されたメモリセルに記憶
されていたデータに応じてHレベル及びLレベル、また
はLレベル及びHレベルとなるDi及び/Diを受ける
NAND回路104a、104bと、このNAND回路
104a、104bの出力を受けるインバータ104
c、104dと、インバータ104cの出力をゲート電
極に受け且つ電源パッド101とデータ出力パッド10
2との間に接続されたnチャネルMOSトランジスタか
らなる第1の出力トランジスタ104eと、インバータ
104dの出力をゲート電極に受け且つデータ出力パッ
ド102とGNDパッド103との間に接続されたnチ
ャネルMOSトランジスタからなる第2の出力トランジ
スタ104fとで構成される出力バッファ回路である。
【0031】110は、外部から電源電位Vccが印加
され且つ金属細線5により電源パッド101に接続され
た導電層111と、外部から接地電位GNDが印加され
且つチップ100に設けられたパッドとは接続されてい
ない導電層112とからなる電源ピンである。120は
金属細線5によりデータ出力パッド102に接続される
導電層121と、外部から接地電位GNDが印加され且
つ金属細線5によりGNDパッド103に接続された導
電層122とからなるデータピンである。
【0032】この実施例5に係る半導体装置の動作につ
いて説明する。まず、データ読み出しを行わない場合に
は、出力イネーブル信号OEMはLレベルとなり、この
出力イネーブル信号OEMを受ける出力バッファ回路1
04のNAND回路104a及び104bは共にHレベ
ルの信号を出力し、この出力を受けるインバータ104
c及び104dは共にLレベルの信号を出力し、第1及
び第2の出力トランジスタ104e及び104fは共に
非導通状態となる。これにより、データ出力パッド10
2、金属細線5及びデータピン120の導電層121を
介して外部へ出力されるデータはハイインピーダンス状
態となる。
【0033】データ読み出し時は、出力イネーブル信号
OEMはHレベルとなる。ここで、メモリセルに記憶さ
れていたデータに対応した信号DiがHレベル且つ信号
/DiがLレベルであれば、出力バッファ回路104の
NAND回路104aはLレベル、NAND回路104
bはHレベルの信号を出力し、これを受けるインバータ
104c及び104dはそれぞれHレベル及びLレベル
の信号を出力し、第1の出力トランジスタ104eは導
通状態、第2の出力トランジスタ104fは非導通状態
となる。これにより、電源パッド101とデータ出力パ
ッド102とが導通し、金属細線5及びデータピン12
0の導電層121を介して外部にHレベルのデータが出
力される。
【0034】逆に、信号DiがLレベル且つ信号/Di
がHレベルであれば、出力バッファ回路104のNAN
D回路104aはHレベル、NAND回路104bはL
レベルの信号を出力し、これを受けるインバータ104
c及び104dはそれぞれLレベル及びHレベルの信号
を出力し、第1の出力トランジスタ104eは非導通状
態、第2の出力トランジスタ104fは導通状態とな
る。これにより、GNDパッド103とデータ出力パッ
ド102とが導通し、金属細線5及びデータピン120
の導電層121を介して外部にLレベルのデータが出力
される。
【0035】この実施例5に係る半導体装置では、デー
タピン120において、データ出力パッド102に接続
された導電層121と外部から接地電位GNDが印加さ
れる導電層122とが薄い絶縁層を挟んでコンデンサを
形成するために、導電層121から出力されるデータが
HレベルからLレベルへ変化する際に、ゆっくりと立ち
上がるので、アンダーシュート及び出力リンギングが起
こりにくくなる。
【0036】また、各出力バッファ104における第2
の出力トランジスタ104fのソース電極はそれぞれ対
応したGNDパッド103に接続されている。このた
め、図13に示したように、一つのGNDパッド2aか
ら延びるGND配線1aに共通して接続された複数のト
ランジスタのうち、GNDパッド2aから離れて接続さ
れるトランジスタに印加される接地電位GNDのレベル
が浮き上がるという問題が解消される。
【0037】さらに、電源電位Vccの急激な立ち上が
りあるいは立ち下がりを防止する等の目的で、図11に
示すように、半導体装置の電源ピンとGNDとの間にコ
ンデンサCを外付けすることが行われるが、この実施例
5では電源ピン110において電源電位Vccが印加さ
れる導電層111と接地電位GNDが印加される導電層
112とが薄い絶縁層を挟んでコンデンサを形成してい
るので、新たにコンデンサCを電源ピン110に外付け
する必要がなくなる。
【0038】実施例6.各リードピン10の一対の導電
層7及び8をICチップ1の同一の電極パッド2に接続
することもできる。この場合、一対の導電層7及び8は
互いに同一の信号を扱うことになり、一対の折り曲げ部
7a及び8aは基板上の同一のパッドあるいは同一の信
号を扱う一対のパッドに接着される。このようにすれ
ば、従来の構造の半導体装置とパッケージサイズは同一
であるが、各リードピン10が補強され且つ基板との接
着面積が増加した半導体装置が形成される。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
半導体装置は、パッケージ本体から複数のリードピンが
導出された半導体装置であって、各リードピンがそれぞ
れ絶縁膜を介して一対の導電層が接着された多層構造を
有すると共にその先端部に一対の導電層が互いに逆方向
に折り曲げられた一対の折り曲げ部が形成されているの
で、リードピンの足曲がりを効果的に防止することがで
きると共に基板との接着面積を増加させることができ
る。また、ICパッケージの縮小化を図ることができ
る。
【0040】請求項2に記載の半導体装置は、信号用パ
ッド及びGND用パッドを含む複数の電極パッドを有す
る半導体チップと、それぞれ絶縁膜を介して一対の導電
層が接着された多層構造を有すると共に一端部における
一方の導電層が半導体チップの対応する信号用パッドに
電気的に接続され且つ他方の導電層が半導体チップの対
応するGND用パッドに電気的に接続された複数のリー
ドピンと、各リードピンの他端部が露出するように半導
体チップ及び複数のリードピンの一端部を封止するパッ
ケージ本体とを備えているので、GNDノイズを低減さ
せることができる。
【0041】請求項3に記載の半導体装置は、パッケー
ジ本体から複数のリードピンが導出された半導体装置で
あって、各リードピンがそれぞれ絶縁膜を介して一対の
導電層が接着された多層構造を有すると共にその先端部
に一対の導電層が互いに逆方向に折り曲げられて互いに
長さの異なる一対の折り曲げ部が形成されているので、
リードピンの他端部に折り曲げ部を容易に形成すること
ができる。
【0042】請求項4に記載の半導体装置は、パッケー
ジ本体から複数のリードピンが導出された半導体装置で
あって、各リードピンがそれぞれ絶縁膜を介して一対の
導電層が接着された多層構造を有すると共にその先端部
に一対の導電層が互いに逆方向に折り曲げられた一対の
折り曲げ部が形成され且つ一対の折り曲げ部が互いに前
記絶縁膜の厚さより大きな間隔で離間して配置されてい
るので、半導体装置のリードピンの折り曲げ部を基板の
パッドに確実に接着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係る半導体装置を示す斜
視図である。
【図2】図1の半導体装置のリードピンの先端部を示
し、(a)は平面図、(b)はボンディング前の側面
図、(c)はボンディング後の側面図である。
【図3】図1の半導体装置を基板に実装した状態を示す
斜視図である。
【図4】図1の半導体装置の製造方法を工程順に示す図
である。
【図5】図1の半導体装置のリードピンの曲げ工程を示
す図である。
【図6】実施例2に係る半導体装置のリードピンの先端
部を示す側面図である。
【図7】実施例3に係る半導体装置の内部を示す部分平
面図である。
【図8】実施例3と対比される従来の半導体装置の内部
を示す部分平面図である。
【図9】実施例4に係る半導体装置の内部を示す部分平
面図である。
【図10】実施例5に係る半導体装置の内部を示す部分
平面図である。
【図11】従来の半導体装置の電源端子にコンデンサを
外付けした状態を示す図である。
【図12】従来の半導体装置を示す部分斜視図である。
【図13】半導体装置の出力トランジスタ部分を示す回
路図である。
【図14】図11の回路図の各点における電位を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1、21、100 ICチップ 2 電極パッド 5 金属細線 6 モールド樹脂 7、8、45、48、111、112、121、122
導電層 9、42 絶縁膜 10、50 リードピン 12 信号用電極パッド 15 第1の金属細線 22 GND用電極パッド 25 第2の金属細線 7a、8a、45a、48a 折り曲げ部 101 電源パッド 102 データ出力パッド 103 GNDパッド 110 電源ピン 120 データピン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】ここで、SOPタイプの低消費256K−
SRAMに適用した実施例1の半導体装置の各部のサイ
ズ及び材質等について述べる。リードピン10の厚さ約
0.30mm、幅0.4mm、モールド樹脂6から露出
したリードピン10の長さ1.765mm、モールド樹
脂6から露出したリードピン10のピン間距離1.27
mm、ICチップ1側の端部におけるピン間距離0.5
mm、折り曲げ部7aの面積0.4mm2(1.0mm
×0.4mm)、ピン数28、ICチップ1の面積3
9.32mm2(8.33mm×4.72mm)であ
る。また、絶縁膜9としてポリイミドテープの両面に接
着剤を塗布したものを用い、導電層7及び8の材料とし
鉄ニッケル合金(42Alloy)を用いた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】この実施例1の半導体装置の製造方法を図
4及び図5を参照して説明する。図4(a)に示される
ような第1の鉄ニッケル合金板41を準備し、図4
(b)に示されるように第1の鉄ニッケル合金板41上
の所定箇所に絶縁膜42を接着する。この絶縁膜42は
予め両面に接着剤が塗布されており、後にリードピンと
なる箇所に接着される。次に、図4(c)に示されるよ
うに第1の鉄ニッケル合金板41を絶縁膜42と共にカ
ットして外枠43に連結されたダイパッド44及びリー
ドピンの導電層45を形成する。図4(d)に示される
ような第2の鉄ニッケル合金板46を準備し、図4
(e)に示されるように第2の鉄ニッケル合金板46を
カットして第1の鉄ニッケル合金板41に対応する外枠
47及びリードピンの導電層48を形成する。この第2
鉄ニッケル合金板46を第1の鉄ニッケル合金板41
の上に重ねて絶縁膜45の接着剤により接着する。この
ようにして、図4(f)に示されるような多層構造のリ
ードフレーム49が形成される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージ本体から複数のリードピンが
    導出された半導体装置であって、 各リードピンがそれぞれ絶縁膜を介して一対の導電層が
    接着された多層構造を有すると共にその先端部に一対の
    導電層が互いに逆方向に折り曲げられた一対の折り曲げ
    部が形成されたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 信号用パッド及びGND用パッドを含む
    複数の電極パッドを有する半導体チップと、 それぞれ絶縁膜を介して一対の導電層が接着された多層
    構造を有すると共に一端部における一方の導電層が前記
    半導体チップの対応する信号用パッドに電気的に接続さ
    れ且つ他方の導電層が前記半導体チップの対応するGN
    D用パッドに電気的に接続された複数のリードピンと、 各リードピンの他端部が露出するように前記半導体チッ
    プ及び前記複数のリードピンの一端部を封止するパッケ
    ージ本体とを備えたことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 パッケージ本体から複数のリードピンが
    導出された半導体装置であって、 各リードピンがそれぞれ絶縁膜を介して一対の導電層が
    接着された多層構造を有すると共にその先端部に一対の
    導電層が互いに逆方向に折り曲げられて互いに長さの異
    なる一対の折り曲げ部が形成されたことを特徴とする半
    導体装置。
  4. 【請求項4】 パッケージ本体から複数のリードピンが
    導出された半導体装置であって、 各リードピンがそれぞれ絶縁膜を介して一対の導電層が
    接着された多層構造を有すると共にその先端部に一対の
    導電層が互いに逆方向に折り曲げられた一対の折り曲げ
    部が形成され且つ一対の折り曲げ部が互いに前記絶縁膜
    の厚さより大きな間隔で離間して配置されたことを特徴
    とする半導体装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9197218B2 (en) 2013-03-29 2015-11-24 Seiko Epson Corporation Electronic device, electronic apparatus, moving object, and method for manufacturing electronic device
CN109768694A (zh) * 2018-10-14 2019-05-17 深圳市慧成功率电子有限公司 一种具有熔断器的功率模块

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US9197218B2 (en) 2013-03-29 2015-11-24 Seiko Epson Corporation Electronic device, electronic apparatus, moving object, and method for manufacturing electronic device
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