JPH0716071A - 生薬を添加した納豆、及び生薬を添加した納豆の製造法 - Google Patents

生薬を添加した納豆、及び生薬を添加した納豆の製造法

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JPH0716071A
JPH0716071A JP5186949A JP18694993A JPH0716071A JP H0716071 A JPH0716071 A JP H0716071A JP 5186949 A JP5186949 A JP 5186949A JP 18694993 A JP18694993 A JP 18694993A JP H0716071 A JPH0716071 A JP H0716071A
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JP
Japan
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natto
soybean
drug
galenical
fermented soybean
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Pending
Application number
JP5186949A
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English (en)
Inventor
Yutaro Kato
祐太郎 加藤
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KATOUKEITAROU SHOTEN KK
Original Assignee
KATOUKEITAROU SHOTEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生薬を添加した納豆を得ることにより、この
生薬入りの納豆を毎日の食事で摂取すれば、生薬を毎日
継続して摂取するうえで弊害とされている摂取手段の面
倒さや、生薬のもつ独特な苦みや臭いを解消して、生薬
の継続的な摂取を容易にする。 【構成】 生薬を納豆製造過程で添加した生薬を添加し
た納豆である。製造法は、生薬を液体状にし、この液体
状にされた生薬を蒸煮した大豆に納豆菌と共に添加して
発酵させる。他の製造法は、粉末などの固体状の生薬を
蒸煮される前段階の大豆に添加し、生薬を添加された大
豆を蒸煮し、蒸煮された大豆に納豆菌を添加して発酵さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生薬を添加した納豆、
及び生薬を添加した納豆の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生薬には優れた薬効が認められており、
古くからこれらの生薬を煎じて服用されている。これら
の生薬は、毎日継続して摂取することが大切なこととさ
れている。しかしながら、これらの生薬を煎じて毎日食
前や食間に摂取することは甚だ面倒であり、しかも生薬
には独特な苦みや臭いがあることから、この独特な苦み
や臭いのある生薬を毎日継続して摂取することは甚だ困
難である。
【0003】一方、毎朝食に多くの人に食されている納
豆も血栓溶解作用をもつ酵素(ナットウキナーゼ)など
有効な成分を含む健康食品として注目されている。この
納豆の一般的な製造法は次のとおりである。先ず、良質
な大豆を十分洗浄し、この洗浄された大豆を十分な量の
水に14時間程度浸漬する。次に十分浸漬した大豆を高
圧釜に入れて1気圧25分間程度蒸煮する。次に蒸煮し
た大豆に納豆菌の溶液を満遍なく添加しプラスチック容
器等の最終市販容器に詰める。最終市販容器に詰めたも
のを発酵室に入れて18時間程度発酵させる。発酵を終
了した納豆を発酵室から取り出し、冷蔵庫で冷し、冷え
た納豆を出荷する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、優れ
た薬効が認められる生薬は、毎日継続して摂取すること
が大切なこととされているが、これらの生薬を煎じて毎
日食前や食間に摂取することは甚だ面倒であり、しかも
生薬には独特な苦みや臭いがあることから、この独特な
苦みや臭いのある生薬を毎日継続して摂取することは甚
だ困難である。本発明は、生薬のもつ優れた薬効を損な
うことなく生薬を毎日継続して摂取するうえで弊害とさ
れている、上記した摂取手段の面倒さや、生薬のもつ独
特な苦みや臭いを解消して、生薬の継続的な摂取を容易
にすることを主な目的として発明したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は生薬のもつ独
特な苦みや臭いが納豆の臭いや粘りに吸収され包まれて
緩和されることを発見し、鋭意研究の結果、本発明を完
成した。すなわち、上記の目的を達成するため、本発明
は生薬を納豆製造過程で添加したことを特徴とする生薬
を添加した納豆を提案するものである。ここで生薬の形
状は、粉末、エキス、チンキなどの任意形状のものが採
用される。
【0006】更に、本発明は、生薬を液体状にし、この
液体状にされた生薬を蒸煮した大豆に納豆菌と共に添加
して発酵させたことを特徴とする生薬を添加した納豆の
製造法を提案するものである。更に、本発明は、粉末な
どの固体状の生薬を蒸煮される前段階の大豆に添加し、
生薬を添加された大豆を蒸煮し、蒸煮された大豆に納豆
菌を添加して発酵させたことを特徴とする生薬を添加し
た納豆の製造法を提案するものである。上記の納豆の製
造法において、納豆の製造工程に対して生薬を添加する
時期を溶液などの液体と粉末などの固体とで異ならしめ
た理由は、溶液などの液体状の生薬を蒸煮工程で添加す
ると高圧釜に圧力をかけたとき高圧釜から出るおそれが
あり、粉末など固体状の生薬を蒸煮した大豆に納豆菌と
共に添加した場合は均一に混ざらないため、生薬(漢方
薬)の形状が液体か固体かにより、添加時期を変えたも
のである。
【0007】
【作用】上記した如く構成された本発明によれば、生薬
のもつ独特な苦みや臭いが納豆の臭いや粘りに吸収され
包まれて緩和され生薬のもつ独特な苦みや臭いを解消で
きる。この納豆を毎日の食事で複数回摂取することによ
り面倒なく手軽に生薬も毎日継続して摂取できる。そし
て生薬のもつ優れた生理作用と納豆のもつ優れた生理作
用によって体調を良い状態に整えることができる。
【0008】
【実施例】実施例について説明する。納豆製造過程の蒸
した大豆に納豆菌を掛けるときセンナ末の溶液も共に掛
けて、その後発酵させ納豆にする。この納豆を毎日の食
事で摂取することにより、納豆の持つ植物繊維や酵素と
センナの持つ生理作用により大便の排泄を容易にする。
納豆100g当たりセンナ末0.2g(大人1日2回服
用の1回分量です)を蒸した大豆に納豆菌掛けるときに
このセンナ末の溶液も共に掛けて添加する。納豆菌は通
常の量を添加する。蒸した大豆にセンナ末を添加した段
階では、センナ末が大変目立つ。だが、製造された納豆
を出荷する段階では、普通の納豆のように見え、あんな
に目立っていたセンナ末は全くわからない。センナ末の
味は苦いが、この納豆は苦みがわからない位である。よ
って、センナ入り納豆は、センナ特有の苦みや粉っぽさ
がなくて食べ易く、センナを簡単に服用できる。これは
センナの苦みが納豆の粘りで包まれ緩和されたものと考
えられる。
【0009】ニンジン(朝鮮人参)の粉末を納豆製造過
程で大豆を蒸す前段階の大豆に振り掛ける。その後、蒸
した大豆に納豆菌を掛け発酵させ納豆にする。この納豆
を毎日の食事で摂取することにより、納豆の持つ強壮作
用とニンジンの持つ健康強壮作用が期待される。納豆1
00g当たりニンジン1g(大人1日量3g)になるよ
うに、大豆を蒸す前段階の大豆にニンジンをふりかけ高
圧釜に入れる。納豆菌は通常の量を添加する。納豆菌を
添加し最終市販容器に詰める段階では、ニンジンの独特
な臭いと苦みがあるが、製造された納豆を出荷する段階
では、ニンジンの独特な臭いは抑えられ苦みも少ない。
よって、ニンジン入り納豆は、ニンジンの独特な臭いを
抑えて、ニンジンを摂取し易くした。これはニンジンの
独特な臭いが納豆の臭いと粘りに包まれ緩和されたもの
と考えられる。
【0010】納豆100g当たりセンブリ(大人1日量
1.5gを水300mlで煎じ、センブリを取り出し煮
詰める。この20分の1の量を用いた。)を蒸した大豆
に納豆菌掛けるときにこのセンブリの溶液も共に掛けて
添加する。納豆菌は通常の量を添加する。蒸した大豆に
センブリを添加した段階では大変苦いが、製造された納
豆を出荷する段階では、食べた時は普通の納豆の味で後
に苦みが少し口に残る。よって、センブリ入り納豆は、
センブリの極めて苦く残留性の味を抑えている。
【0011】納豆100g当たりジュウヤク(大人1日
量15gを水600mlで煎じ、ジュウヤクを取り出し
煮詰める。この10分の1の量を用いた。)を蒸した大
豆に納豆菌掛けるときにこのジュウヤク(ドクダミ)の
溶液も共に掛けて添加する。納豆菌は通常の量を添加す
る。蒸した大豆にジュウヤク(ドクダミ)を添加した段
階ではジュウヤクを煎じた味が強くするが、製造された
納豆を出荷する段階では、ジュウヤクを煎じた味がかな
り減少している。よって、ジュウヤク(ドクダミ)入り
納豆は、ジュウヤクを煎じた味を抑えている。
【0012】上記した実施例では、単独の生薬を添加し
ているが、これに限定されずに複数の生薬を添加するこ
とにより種々な優れた生理作用を持つ納豆も提供するこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、生薬のもつ独特な苦み
や臭いが納豆の臭いや粘りに吸収され包まれて緩和され
生薬のもつ独特な苦みや臭いが解消されることから、こ
の生薬入りの納豆を毎日の食事で摂取することにより生
薬も面倒なく手軽に毎日継続して摂取できる。そして生
薬のもつ優れた生理作用と納豆のもつ優れた生理作用に
よって体調を良い状態に整えることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生薬を納豆製造過程で添加したことを特
    徴とする生薬を添加した納豆。
  2. 【請求項2】 生薬を液体状にし、この液体状にされた
    生薬を蒸煮した大豆に納豆菌と共に添加して発酵させた
    ことを特徴とする生薬を添加した納豆の製造法。
  3. 【請求項3】 粉末などの固体状の生薬を蒸煮される前
    段階の大豆に添加し、生薬を添加された大豆を蒸煮し、
    蒸煮された大豆に納豆菌を添加して発酵させたことを特
    徴とする生薬を添加した納豆の製造法。
JP5186949A 1993-06-30 1993-06-30 生薬を添加した納豆、及び生薬を添加した納豆の製造法 Pending JPH0716071A (ja)

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