JPH07160689A

JPH07160689A - 帳票記入方式

Info

Publication number: JPH07160689A
Application number: JP5310064A
Authority: JP
Inventors: Junichi Oshima; 潤一大島
Original assignee: PFU Ltd
Current assignee: PFU Ltd
Priority date: 1993-12-10
Filing date: 1993-12-10
Publication date: 1995-06-23

Abstract

(57)【要約】【目的】帳票上の定位置に設定されている記入領域へ
の印刷処理のさいの位置合わせの面倒さを解消すること
を目的とする。【構成】任意のサイズの帳票のあらかじめ設定された
範囲からなる記入領域４に、ワードプロセッサで作成さ
れる文字、数字や図形などの記入情報を印刷するように
した帳票記入方式において、・入力された帳票サイズに基づいて実物大の帳票枠３を
表示画面２に設定し、・帳票枠３に印刷対象の帳票をあてた状態で記入領域４
の特徴点Ｐ₁Ｐ₂がマウスなどで入力されるとき、それ
ぞれの帳票枠３に対する位置デ−タを求め、・記入情報を、印刷装置の所定位置にセットされた帳票
の当該位置デ−タに基づいて特定される領域に印刷する
ように構成する。また、記入領域ごとにその位置データ
と記入情報とをリンクさせてワークファイル５にいった
ん格納する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、帳票記入方式に関し、
特に任意のサイズの帳票のあらかじめ設定された範囲か
らなる記入領域（例えば住所記入欄など）にワードプロ
セッサで作成される文字、数字や図形などの記入情報を
試行錯誤的な位置合わせを要することなしに印刷できる
ようにした帳票記入方式に関する。

【０００２】今日ではワードプロセッサが筆記用具とし
て普及しており、帳票のあらかじめ設定された範囲から
なる記入領域（以下の説明では単に記入領域という）に
文字などを書く（印刷する）ときにも多用されている。

【０００３】また、このような記入領域への印刷の場合
には、印刷装置に対する帳票の位置合わせに特別の注意
を払わなくてもその中に文字などがうまく印刷されるよ
うにすることが要請されるところであり、本発明はこの
要請に応えるものである。

【０００４】

【従来の技術】一般に、ワードプロセッサで作成した文
字、数字や図形などの記入情報（以下の説明では単に記
入情報という）を帳票の住所記入欄などの記入領域に印
刷しようとする場合には、レイアウト表示機能を用いて
その帳票全体のレイアウトを表示画面に示して当該記入
情報に対応の表示部分と当該記入領域との対応関係をな
かば推測しながら、両者を合致すべく記入情報の入力位
置を変更している。

【０００５】そして、実際に印刷してみて記入情報が本
来の記入領域からずれている場合にはこのずれに応じて
帳票の印刷装置へのセット位置を調整するといったこと
を繰り返すといった状況である。

【０００６】また、使用する帳票がワードプロセッサで
指定のＡ４やＢ５などの規格サイズでないときには前記
のレイアウト表示機能を利用することはできないため、
もっぱら〔０００５〕の手法にたよっていた。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来の手
法では、ワードプロセッサで作成の記入情報を帳票の所
定の記入領域に印刷するに際しこの帳票上での当該記入
領域の位置情報を積極的に利用していないため、たとえ
帳票を印刷装置に所定の関係でセットしたとしても固定
記入領域の中に記入情報が、位置ずれを起こすことなし
に印刷される保証はないという問題点があった。

【０００８】そこで、本発明では、先ず印刷対象の記入
領域が帳票上のどの位置に設定されているかを示す位置
デ−タを求めて印刷のさいにはこの位置データで特定さ
れる領域に印刷を行う、すなわち帳票自体を印刷装置の
指定位置に正しくセットすればこの特定された領域と印
刷対象の記入領域とが一致する態様で印刷を行うことに
より、任意のサイズの帳票についてその記入領域への印
刷処理にともなう位置合わせの面倒さを解消することを
目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理説明
図である。図において、１は、入力部であり、マウスな
どのポインティグデバイスやキーボードなどからなり後
述の特徴点Ｐ₁，Ｐ₂の入力、および記入情報の入力に
用いられる。２は、表示画面であり、印刷対象の帳票と
同じ大きさの帳票枠やその中の記入領域が設定される。
３は、表示画面２に設定された実物大の帳票枠であり、
一般には矩形領域で構成される。４は、帳票枠３に設定
された記入領域であり、その特徴点Ｐ₁，Ｐ₂の位置デ
ータやこれに基づくサイズデータ（例えば縦、横の長さ
データ）により特定され、例えば帳票中の住所欄や文章
中の空白部分などが相当してその数は一つまたは複数で
ある。５は、ワークファイルであり、帳票枠３に対する
記入領域４の位置デ−タや記入情報などを格納してい
る。６は、印刷装置であり、記入対象の帳票が所定位置
にセットされたことを検出するセンサが必要に応じて設
けられる。７は、プロセッサであり、文字、数字や図形
などの各種の記入情報の作成・印刷処理を実行してい
る。

【００１０】ここで、プロセッサ７の基本的な処理手順
は次のようになっている。入力部１（例えばキーボード）から送られる印刷対象
の帳票のサイズを認識する。なお、このときのサイズと
してはＡ５，Ｂ６などの規格の他に当該帳票の縦、横の
長さなども用いられる。このサイズからなる実物大の帳票枠３を表示画面２に
設定する。なお、このとき、当該サイズの原始デ−タ
（長さデ−タ）はこれに対応した表示用デ−タ（例えば
ドットデ−タ）に変換される。記入領域４の特徴点Ｐ₁，Ｐ₂・・・が入力されると
き、当該特徴点それぞれの帳票枠３に対する位置デ−タ
またはこれに基づくサイズデータを求めてワークファイ
ル５に格納する。入力部１のキーボード操作により入力される記入情報
をワークファイル５に格納する。ワークファイル５から位置デ−タと記入情報とを取り
出し、当該記入情報を、印刷装置６の所定位置にセット
された帳票上の当該位置デ−タで特定される領域に印刷
する。

【００１１】なお、ステップにおける特徴点Ｐ₁，Ｐ
₂・・・の入力手法としては、・帳票枠３に記入対象の帳票をあてた状態でその中の当
該特徴点をマウスなどのポインティグデバイスにより入
力すること・キーボードから帳票上での当該特徴点の実際の位置デ
ータを入力することなどが用いられる。

【００１２】そして、前者の場合にはドットデ−タのか
たちで入力されることになり、このときの帳票枠３は背
景色とは別の色にしてコントラストを強くし、後者の場
合にはステップで述べた変換後の表示用データに基づ
いて特徴点Ｐ₁，Ｐ₂がカーソル表示される。

【００１３】前記のステップまたはステップの位置
デ−タはステップとは逆の表示用デ−タから原始デ−
タへの変換処理後のデ−タである。また、ステップの
他のステップに対する実行順序は任意である。

【００１４】

【作用】本発明は、このように、任意の帳票の記入領域
にワードプロセッサで作成した文字、数字、図形などの
記入情報を印刷する場合に、先ず表示画面にこの帳票の
実物大の枠を設定し、次に当該枠内での前記記入領域の
位置デ−タを求めてからこれに基づく印刷処理を実行す
ることにより、帳票自体と印刷装置との正しい位置合わ
せのみによって記入情報が対応する記入領域からずれる
ことなく印刷されるようにしたものである。

【００１５】なお、記入情報の入力中や、印刷処理を実
行する直前に固定記入領域のサイズと当該記入情報の文
字数などとを調べて行溢れや列溢れが生じないかどうか
を検査する機能を持たせるようにしてもよい。

【００１６】

【実施例】図２〜図４を参照して本発明の実施例を説明
する。図２は複数の記入領域それぞれの位置データと記
入情報とをリンクさせた状態を示す説明図、図３は記入
領域の位置データと記入情報とのリンクをともなうとき
の処理手順を示す説明図、また図４は印刷装置の帳票位
置検出機能を示す説明図である。

【００１７】図２は記入領域４、４′、４″・・の位置
データとそれぞれに印刷される記入情報とのリンク関係
を示しており、このときの位置データは帳票枠３の左下
点を原点とする（ドットデータではなく現実の帳票上で
の）座標データのかたちで表現されている。

【００１８】なお、記入領域は矩形領域に限定されるも
のでなく現実の帳票に文字などを記入するときに必要と
なる任意の領域を対象とするものであり、また、位置デ
ータも記入領域の帳票上での位置を特定できれば任意の
ものでよく、例えばＡ，Ｃ，Ｅ点の位置と縦、横の長さ
とからなるデータや、Ａ，Ｃ，Ｅ点の位置とその記入領
域に対応の字数および行数とからなるデータなどを用い
てもよい。

【００１９】図中の「住所」、「文章」および「日付」
は各記入領域への記入情報そのものを示しているのでは
なく、例えば記入領域４には利用者によって入力される
任意の住所が印刷される旨の意味である。

【００２０】図３の処理手順は次のようになっている。 ′印刷対象の帳票のサイズデ−タが入力されたかどう
かを判断し、「YES 」の場合は次のステップに進み、
「NO」の場合はこの判断を繰り返す。 ′入力されたサイズデータを表示用のドットデ−タに
変換して、次のステップに進む。 ′このドットデ−タに基づく実物大の帳票枠３を表示
画面２に設定して、次のステップに進む。 ′印刷対象の各記入領域４、４′、４″・・の位置
（特徴点）がマウスの操作などにより指定されたかどう
かを判断し、「YES 」の場合は次のステップに進み、
「NO」の場合はこの判断を繰り返す。なお、この位置指
定は記入領域の単位で行われ、一つの記入領域について
の位置指定が終了したことを示す信号を受けたときに
「YES 」の判断となる。 ′この特徴点によって特定される記入領域の帳票枠３
での位置データやサイズデータを求めこれに新たなフィ
ールド番号を付与して、これらのデータをワークファイ
ル５の管理テーブル８に格納し、次のステップに進む。
なお、この位置データやサイズデータは表示画面上のド
ットデータから現実の帳票上での座標データに変換され
ている。 ′この記入領域に印刷する文字、数字、図形などの記
入情報が入力されるとき、この記入情報を、前のステッ
プのフィールド番号でリンクさせたかたちで管理テーブ
ルに格納して、次のステップに進む。 ′印刷対象のすべての記入領域４、４′、４″・・に
対するリンク処理が終了したかどうかを判断し、「YE
S」の場合は次のステップに進み、「NO」の場合はステ
ップ′に戻る。 ′記入対象の帳票を印刷装置６の左マージンに合わせ
て給紙し、次のステップに進む。 ′管理テーブル８からリンク関係の位置データと記入
情報とを取り出し、専用の印刷コマンドにより、この位
置データで特定される領域のそれぞれにリンク相手の記
入情報を印刷する。

【００２１】なお、前記ステップ′およびステップ
′のフィールド番号に代えていわゆるニックネームを
用いるようにしてもよい。また、各記入領域４、４′、
４″・・の位置データとそこに印刷される記入情報とが
それぞれ入力順序にしたがって管理テーブル８に格納さ
れる場合にはフィールド番号などを用いたリンク処理を
省略してもよい。

【００２２】図４において、９は印刷対象の帳票、10は
位置検出センサ、11は帳票９のガイドである。そして、
この位置検出センサ10は例えば複数の検出要素を、帳票
９の送り方向およびこれと直交する方向にマトリックス
状に配置したものであり、光学的、機械的および電気的
などの各種の原理に基づくものが用いられる。

【００２３】ここで、帳票９のサイズが入力されると位
置検出センサ10の検出要素それぞれの当該サイズに対応
した基準値が設定される。なお、「当該サイズに対応し
た基準値」とは、例えば当該帳票が印刷位置の所定位置
に正しくセットされた場合にその検出要素の出力がどう
なるかを示すものである。

【００２４】そして、帳票９が、印刷装置に正しくセッ
トされた場合(a) とそうでない場合(b) とでは各検出要
素の出力信号の分布状況が異なり、この違いは位置検出
センサ10の各検出要素の実際の出力信号とそれぞれの前
記基準値とを比較することにより求められる。

【００２５】したがって、位置検出センサ10の出力によ
り帳票９の印刷装置へのセット状態が正しいかどうかを
自動検出することができ、「正しくセットされてない」
の出力が得られたときには警報を出して利用者に帳票９
のセット作業のやり直しを促すことになる。

【００２６】なお、出力信号が基準値に一致しない検出
要素がある場合にもその数や分布状況によっては「正し
くセットされた」と判断されるようにしてもよいことは
勿論である。

【００２７】

【発明の効果】本発明は、このように、任意のサイズの
帳票のあらかじめ設定された範囲からなる記入領域にワ
ードプロセッサで作成した文字等を印刷しようとすると
き、表示画面に設定した現物大の帳票枠を利用して各記
入領域のその帳票における位置データを求め、この位置
データに基づいて、印刷装置の所定の位置にセットされ
た帳票に対する前記印刷を実行するようにしている。

【００２８】そのため、帳票のサイズにかかわらず当該
帳票を印刷装置に正しい位置関係でセットするだけで、
その他の試行錯誤的な位置合わせを特別にすることなし
にその記入領域の中に文字等を確実に印刷することが可
能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の、原理説明図である。

【図２】本発明の、複数の記入領域それぞれの位置デー
タと記入情報とをリンクさせた状態を示す説明図であ
る。

【図３】本発明の、記入領域の位置データと記入情報と
のリンクをともなうときの処理手順を示す説明図であ
る。

【図４】本発明の、印刷装置の帳票位置検出機能を示す
説明図である。

【符号の説明】

１・・・入力部２・・・表示画面３・・・実物大の帳票枠４・・・定位置記入領域５・・・ワークファイル６・・・印刷装置７・・・プロセッサ８・・・管理テーブル９・・・位置検出センサ 10・・・ガイド

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】任意のサイズの帳票上のあらかじめ設定
された範囲からなる記入領域に、プロセッサの走行によ
り、任意の内容で作成される文字、数字や図形などの記
入情報を印刷するようにした帳票記入方式において、前記プロセッサは、入力された前記帳票のサイズに基づ
いて実物大の帳票枠を表示画面上に設定し、また、この帳票枠の中で前記記入領域の特徴点の位置が
特定されるとき、当該特徴点に基づいて当該記入領域の
当該帳票枠における位置デ−タを求め、また、印刷装置の所定位置にセットされた前記帳票の、
前記位置デ−タに基づいて特定される領域に前記記入情
報を印刷するようにしたことを特徴とする帳票記入方
式。
【請求項２】前記プロセッサは、前記記入領域ごと
に、前記位置デ−タと前記記入情報とをリンクさせて保
管することも行うようにした請求項１記載の帳票記入方
式。
【請求項３】前記特徴点を特定する手段としてポイン
ティグデバイスを用いるようにした請求項１または２記
載の帳票記入方式。
【請求項４】前記印刷装置の所定位置に前記帳票がセ
ットされたことを確認するための検出手段を設けた請求
項１、２または３記載の帳票記入方式。