JPH1159345A - 車両データ処理システム系における車検証読取り装置 - Google Patents

車両データ処理システム系における車検証読取り装置

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JPH1159345A
JPH1159345A JP22882897A JP22882897A JPH1159345A JP H1159345 A JPH1159345 A JP H1159345A JP 22882897 A JP22882897 A JP 22882897A JP 22882897 A JP22882897 A JP 22882897A JP H1159345 A JPH1159345 A JP H1159345A
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JP
Japan
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vehicle
data
vehicle verification
processing unit
main body
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JP22882897A
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Inventor
Ken Yagawa
憲 矢川
Naoyuki Ishiguro
直幸 石黒
Naoki Sasaki
直己 佐々木
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Altia Co Ltd
Original Assignee
Nissan Altia Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車検や顧客管理などのため、車両
の諸データを総合的に取り扱う車両データ処理システム
系における車検証読取り装置を提供せんとするものであ
る。 【解決手段】 本発明は、車両の諸データを取り扱う車
両データ処理システム系に接続されたコンピュータ本体
111と、コンピュータ本体111のディスプレ112
と、キーボード113と、コンピュータ本体111に接
続されて車検証のデータを読み込むイメージスキャナ1
15と、コンピュータ本体111又は周辺機器の記憶部
に格納されてイメージスキャナ115からの車検証画像
データを読み取り処理する車検証読取り手段200とか
らなり、この車検証読取り手段200が、画像データ処
理部と、文字データ化処理部と、自動修正処理部と、画
面表示・手動修正処理部と、データベース登録部とを備
え、これらに車検証に特有な種々の問題を上手く解決す
る手順を組み込み、車検証を高認識率で読み取ることが
できるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車検や顧客管理な
どのため、車両の諸データを総合的に取り扱う車両デー
タ処理システム系における車検証読取り装置に関するも
のである。
【0002】近年、車検や顧客管理などに際して、コン
ピュータの導入された車両データ処理システム系を用い
て、車両の諸データを総合的に取り扱い、管理するシス
テムが提案されてきている。この車両データ処理システ
ム系によると、車検結果の報告書を適宜印刷したり、顧
客サービスや顧客開拓のためのレター(DM)などを適
宜発信したりすることができ、業務の大幅な能率アップ
が期待できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
実際の車両データ処理システム系の場合、車両の諸デー
タをコンピュータ入力する際、オペレータ(作業員)が
車検証を見てキーボード操作によって入力しているとい
うのが現状である。キーボード操作による入力の場合、
入力自体にかなりの時間が掛かると共に、誤入力の恐れ
もあって、さらなる能率アップの大きなネックとなって
いた。
【0004】そこで、本発明者等は、イメージスキャナ
と車検証画像データを処理する車検証読取り手段(プロ
グラム)との組み合わせによって、車検証の自動読み取
りについて着手し、種々の検討を加えたところ、車検証
には、次のような特有の問題があることが判った。
【0005】先ず、現状の車検証1にあっては、図8に
示すように、諸項目の記載される項目欄(記入欄)2
は、予め印刷された罫線3によって枠取りされ、その上
側には項目名4などが予め印字されると共に、項目欄2
内にも、年月日や単位(Kg、cm)などの付属文字5
が予め印字されている。そして、各陸運支局では、この
備付けの印字前の用紙を用いて、項目欄2に対応する諸
項目の項目文字6を印字して、車検証1を発行してい
る。
【0006】しかし、この印字の際、用紙の位置ずれな
どによって、例えば図9に示すように、項目文字6が上
下の罫線3に触れたり、或いは図10〜図11に示すよ
うに、項目文字6が左右の罫線3や付属文字5などに触
れたりすることがあり、この場合、車検証読取り手段
が、諸項目の項目文字6を上手く読み取ることができな
かった。また、印字の際のインク濃度にも種々のグレー
ドのものがあって、一様ではなく、この面でも、読み取
り難いという問題があった。
【0007】さらに、車検証1の場合、不正修正防止な
どの観点から、項目欄2の下地には、一般に網掛けなど
の処理が施してあるため、項目文字6が読み取り難いと
いう問題があった。また、経時的な使用によって、車検
証1が汚れたり、表面がかすれたり、折り目線ができた
りすると、これらが文字の一部として認識されたりし
て、目的の項目文字6がやはり読み取り難くなるという
問題があった。
【0008】本発明は、このような車検証に特有な種々
の問題を上手く解決して、車検証の高認識率での自動読
み取りを可能とした車両データ処理システム系における
車検証読取り装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の諸デー
タを取り扱う車両データ処理システム系に接続されたコ
ンピュータ本体と、前記コンピュータ本体のディスプレ
と、前記コンピュータ本体のキーボードと、前記コンピ
ュータ本体に接続されて車検証のデータを読み込むイメ
ージスキャナと、前記コンピュータ本体又は周辺機器の
記憶部に格納されて前記イメージスキャナからの車検証
画像データを読み取り処理する車検証読取り手段とから
なり、前記車検証読取り手段が、前記イメージスキャナ
からの生車検証画像データを処理する画像データ処理部
と、当該画像データ処理部からの処理済み車検証画像デ
ータから車検証の諸項目を文字データ化する文字データ
化処理部と、当該文字データ化処理部からの文字データ
を前記車検証の諸項目との関連において自動的に修正す
る自動修正処理部と、この自動修正処理部による修正後
の車検証の諸項目を前記ディスプレに表示させると共
に、諸項目の誤認識文字データや非読取り空欄部分を前
記キーボードからの入力によって訂正又は加入する画面
表示・手動修正処理部と、前記各処理部での処理におい
て前記車検証に関連した支援用データが格納されたデー
タベース登録部とを備えたことを特徴とする車両データ
処理システム系における車検証読取り装置にある。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る車検証読取
り装置が適用された、車検場や整備工場などに導入され
ている車両データ処理システム系の一例を示し、図2
は、本発明に係る車検証読取り装置部分の概略を示し、
図3〜図4は、車検証読取り装置の具体的な機能・動作
をその手順に沿って説明した概略説明図である。
【0011】図中、100は車両データ処理システム
系、110はこのシステム系100のサービス・フロン
ト部分に設置される本発明に係る車検証読取り装置、1
20は種々の測定機器が設置された車検場エリア、13
0は整備場エリアである。
【0012】車検場エリア120には、車両が搬入され
るフリーローラ141,コンビネーションテスター14
2,サイドスリップテスター143,ヘッドライトテス
ター144,排気ガステスター145,コンビネーショ
ンテスター用のメータ146、サイドスリップテスター
用のメータ147などが配置されると共に、コンピュー
タシステム系の電気機器として、上記各測定機器からの
測定信号が入力される車検ライン管理用コンピュータ本
体151,この管理用コンピュータ本体151のディス
プレ152、キーボード153及びプリンタ154、上
記各測定機器用のコントローラ155,車検ライン用デ
ィスプレ156,遠隔操作用のワイヤレスリモコン15
7などが配置ないし準備され、これらの各電気機器及び
上記各測定機器は、通信ライン(LANなど)を通じ
て、上記車検証読取り装置110部分と有機的に接続さ
れている。
【0013】同様にして、整備場エリア130の整備ラ
イン管理用コンピュータ本体161、この管理用コンピ
ュータ本体161のディスプレ162、キーボード16
3及びプリンタ164なども、通信ライン(LANな
ど)を通じて、上記車検証読取り装置110部分と有機
的に接続されている。
【0014】車検証読取り装置110は、図2に示すよ
うに、車両データ処理システム系100に接続されたサ
ービス・フロント部分のコンピュータ本体111と、こ
のコンピュータ本体用のディスプレ112、キーボード
113、キーボード付属のマウス113a(コンピュー
タ本体111への接続も可)及びプリンタ114と、コ
ンピュータ本体111に接続されて車検証のデータを読
み込むイメージスキャナ115と、コンピュータ本体1
11又は周辺機器(HDなど)の記憶部に格納されてイ
メージスキャナ115からの車検証画像データを読み取
り処理する車検証読取り手段200とからなる。
【0015】そして、イメージスキャナ115の接続
は、直接、又は図示のように専用のインターフェースボ
ード116を必要とする機種にあっては、これをコンピ
ュータ本体111のスロット部分に装着すれば、簡単に
接続できる。また、車検証読取り手段200も、直接、
又は図示のように専用の読取り用ボード201を必要と
する機種にあっては、これをコンピュータ本体111の
スロット部分に装着すれば、簡単に内蔵させることがで
きる。
【0016】車検証読取り手段200は、図3〜図4か
ら明らかなように、大きな機能・動作を担う部分として
は、画像処理部210、文字データ化処理部220、自
動修正処理部230、画面表示・手動修正処理部24
0、上記各処理部で用いられる車検証に関連した支援用
データが格納された複数のデータベース登録部251〜
256と、画像データや車検証データが保存されるデー
タベース登録部261〜262などからなる。
【0017】次に、この車検証読取り手段200におけ
る、車検証の読み取り時の機能・動作について、順次説
明する。車検証の読み取りにあたっては、先ず、イメー
ジスキャナ115に車検証1を載せ、画像読取部115
aからの生画像データを画像処理部210に渡す。な
お、このイメージスキャナ115による画像読み取りの
操作やその後の大半の操作は、装置の立ち上げから間も
なく表示されるディスプレ112の初期画面において、
所望のアイコンをマウス113aでクリックすることに
よって行われるようになっており、簡単な操作で、かつ
誤操作の防止を図っている。キーボード153では、文
字入力を中心とした操作が行われるようになっている。
【0018】画像処理部210では、画像ノイズ除去ス
テップ211で画像ノイズを除去し、これをデータ化す
る欄の画像状態判定ステップ212に送る。ここでは、
ノイズ除去度や読取り濃度、傾き度などを設定基準と比
較してその良否を判定する。そして、ノイズ除去度が不
十分な場合には、ノイズ除去度変更ステップ213を通
じて、再度画像ノイズ除去ステップ211に戻して適正
なノイズ除去度にする。一方、読取り濃度が極端に濃か
ったり、薄かったりする場合には、読取濃度変更ステッ
プ214を通じて、イメージスキャナ115の読取濃度
調整部115bに送り再度の読み取りを行い、この再読
取りの生画像データを再度画像処理部210に渡す。
【0019】このようにして、画像状態の適正な判定
(合格判定)がなされると、罫線・付属文字消去ステッ
プ215に送られ、車検証1の諸項目の枠をなす罫線
(枠線)と年月日や単位(Kg、cm)などの付属文字
が消去され、さらに項目文字だけのデータが傾き修正ス
テップ216に送られる。罫線や付属文字は、次の文字
データ化処理部220から見ると、ノイズと見ることが
できるため、これらが消去されると、読取り認識率の向
上が図られる。なお、付属文字の消去にあたっては、予
め車検証1の付属文字部分を覆うマスクパターンを作
り、これを車検証1の画像データ上に重ねてマスクする
付属文字マスクステップ217を設けて行うようにして
もよい。傾き修正ステップ216では、上記画像状態判
定ステップ212で求められた傾き度によって、適正な
傾きに修正される。これによって、次の文字データ化処
理部220において選択される、コンピュータ本体用の
データ化枠と、実際の車検証1の諸項目欄との良好なマ
ッチングを図ることができる。
【0020】このようにして、所定の修正が加えられた
生画像データは、一旦データベース登録部261に読取
画像のデータベースとして保存され、ここを通じて、文
字データ化処理部220に送られる。文字データ化処理
部220のデータ化用枠設定ステップ221では、送ら
れてきた生画像データの車検証1の種類が如何なるもの
(例えばA4型か、B5型か、或いはそれ以外のもの
か)を、データベース登録部251に格納されているデ
ータ化枠データベースの支援を受けて(参照して)決
め、さらに、データ化用枠位置修正ステップ222にお
いて、位置修正が行われる。
【0021】このようにして、選定されたデータ化枠の
一例(A4型の車検証のもの)を示すと、図5の如くで
ある。このデータ化枠400は、実際の車検証1の枠取
りとほぼ同様であるが、読み取りの認識率を向上させる
ための工夫が施されている。例えば、自動車登録番号又
は車両番号の項目欄410においては、全枠内を一括し
て読み込むのではなく、より細かい細項目欄411〜4
14に分け、これらを個別に読み込むようにした。そう
すると、最初の細項目欄411には陸運支局名だけが入
り、次の細項目欄412〜414には、順に数字、平仮
名、一連番号だけが入るようになる。これによって、読
み込みが単純化される。また、この細項目欄化によっ
て、後述するデータベース登録部251〜256に格納
された支援用データベースによる支援、推論がし易くな
る。例えば、陸運支局名の場合、その名称は予め限定さ
れた数として特定されているため、車検証用語のデータ
ベース254aに陸運支局名のデータベース部分を設け
ておけば、仮に陸運支局名が「多魔」と読み込まれて
も、「多」の付く陸運支局名には、「多摩」しかないた
め、推論によって、適正な「多摩」が陸運支局名として
読み取られることとなる。
【0022】このような細項目欄化は、登録年月日/交
付年月日の項目欄420、初度年月日の項目欄430、
及び有効期間の満了する日の項目欄440にも施してあ
り、これによって、年号、年数字、月数字、日数字がそ
れぞれ独立となる。したがって、やはりデータベース登
録部251〜256に格納された支援用データベースに
よる支援、推論がし易くなる。なお、このデータ化枠4
00は、コンピュータ本体111のディスプレ112の
初期画面として、装置の立ち上げから間もなく表示さ
れ、また、これが、後の画面表示・手動修正処理部24
0の画面表示として引き継がれる。
【0023】この後は、項目文字データ化ステップ22
3において、車検証1の諸項目欄に印字された項目文字
の画像データから、それぞれに対応する項目文字データ
として読み取る。このとき、上述したように、車検証1
の項目文字は、罫線や付属文字などとの接触やインク濃
度、汚れ、かすれ、折り目線などによって、読み取り難
くなっているケースが多い。このため、読み取りを支援
するものとして、予め各項目欄毎の変形文字(一部欠損
文字)や車検証使用文字のデータベースを、データベー
ス登録部252〜253に格納させて、項目文字データ
化ステップ223における文字の読み取りを支援させて
ある。例えば、その変形文字データベースの一例を示す
と、図6(A)〜(B)の如くで、予め英文字や数字、
カタカナなどの一部が欠けた文字501〜503を変形
文字として登録してある。したがって、車検証1の罫線
などによって、文字の一部が欠けて認識されても、この
変形文字の登録から推論して、適正な英文字、数字、カ
タカナとして、読み取ることができる。
【0024】このようにして、読み取りが完了したら、
次のデータ化時認識確度算出ステップ224で、認識率
の確度を算出し、その値が設定値より低いときには、そ
れ迄の処理が不完全なものとして、上記画像処理部21
0の画像状態判定ステップ212に戻して、再処理を行
うようにすると共に、その結果を、後の画面表示・手動
修正処理部240の警告表示ステップ242に送り、画
面表示ステップ241において、ディスプレ112に警
告表示させる。一方、認識率の確度が設定値を満たした
ときには、適正に文字データ化処理がなされたものとし
て、そのまま自動修正処理部230に送る。
【0025】自動修正処理部230は、文字データ化処
理部220で行われた文字データ化処理での不完全な部
分、例えば誤って読み込まれた部分(誤認識文字データ
部分)や、読み取り不能によって空欄とした部分(非読
取り空欄部分)を自動修正するための部分である。周知
のように、車検証1においては、項目間で相互に関係す
る部分(例えば住所とその後に入力される住所コード)
があったり、数種類の事項から選択(例えば用途は自家
用と事業用から選択)したり、記入(使用)される用語
(例えば陸運支局名)が限られている場合が多い。
【0026】そこで、自動修正処理部230では、並列
的に判断される、関連する相互の項目欄の整合性による
修正ステップ231、各項目欄単独の整合性による修正
ステップ232、用語などの熟語による修正ステップ2
33を設けると共に、これらの各修正ステップ231〜
233に対して、例えば各項目欄毎の車検証用語データ
ベース245a,文字数データベース245b,年号、
元号データベース245c、住所コードデータベース2
45d,型式類似番号データベース254eなどが内蔵
されたデータベース登録部254を関連付けてある。さ
らに、後述する完成した車検証のデータベースが保存さ
れたデータベース登録部262から作成される用語頻度
のデータベースが保存されたデータベース登録部256
とも関連付けてある。これら各データベースの支援を受
けて、自動修正処理部230では、上記不完全な読み取
り部分を自動的に修正する。なお、この自動修正処理部
230には、修正した際の修正内容を記録するデータベ
ース登録部255も関連付けてある。
【0027】この自動修正処理部230で自動修正され
た結果は、画面表示・手動修正処理部240に送られ、
画面表示ステップ241でコンピュータ本体111のデ
ィスプレ112に表示される。この画面表示は、上記し
た図5のデータ化枠400の初期画面表示に相当する。
この画面表示において、上記文字データ化処理部220
及び自動修正処理部230の部分で何の問題もなく、読
み取られた項目欄や項目文字については、白黒などの通
常の画面表示を行う一方、読み取り過程で問題のあった
項目欄や項目文字については、赤や橙、或いはフラッシ
ュなどの着色画面表示とする。したがって、オペレータ
は、この画面表示と実際の車検証1とを見比べてチエッ
クする際、通常画面表示部分はさーと見る一方、赤や橙
などの着色画面表示部分は注意深く見るようにすればよ
い。これによって、オペレータのチエック時の作業負担
が大幅に軽減される。
【0028】さらに、手動修正する場合、図7に示すよ
うに、ディスプレ112上の表示画面(図5に示したデ
ータ化枠400の画面)の項目欄(「用途」)450を
マウスでクリックすると、この項目欄450の下に、デ
ータベース登録部261に保存されている車検証1の対
応する項目の生画像データ451が、原画像表示ステッ
プ244を通じて、ダイヤログボックスとして、拡大表
示されると共に、その下には、さらに訂正記入欄452
が同様に拡大表示される。このため、オペレータは、両
者を見比べて修正作業を行えばよい。これによって、作
業負担が軽減できると同時に、誤入力が極力防げる。
【0029】さらにまた、記入欄452の下側に、候補
表示ステップ245によって、車検証用語の頻度をデー
タベース化したデータベース登録部256の用語頻度デ
ータベースから、対応する項目文字を予め配列した参照
用ダイヤログボックス453を表示させるとよい。この
場合、この中から選択するのみでよいため、オペレータ
の作業は、極めて簡単で、誤入力が殆どなくなる。
【0030】このようにして、手動修正によるチエック
が完了したら、このチエック自体を再チエックするた
め、再チエックステップ246を通じて、上記自動修正
処理部230に再入力させ、自動修正処理を行わせた
後、画面表示・手動修正処理部240に導く。この画面
表示・手動修正処理部240では、上記と同様にして、
オペレータがディスプレ112上の表示画面をチエック
する。このとき、修正する箇所がない場合、例えば修正
の必要とされる着色画面表示部分がなければ、完了ステ
ップ247に進み、そのOKアイコンをクリックすれば
よい。そうすれば、完成した車検証のデータがデータベ
ース登録部262に車検証データベースとして保存され
る。用語頻度データベースは、この多数の完成した車検
証のデータベースから作成されるデータベースである。
一方、さらに修正する箇所がある場合には、オペレータ
は、キーボード操作によって、修正すればよい。この修
正があったときには、やはり再チエックステップ246
を通じて、上記自動修正処理部230に入力させ、自動
修正処理を行わせた後、画面表示・手動修正処理部24
0に導くという手順を繰り返す。
【0031】このようにして、完成した車検証のデータ
は、データ変換ステップ301を通じて、データ変換さ
れ、データベース登録部300に車両検査のデータベー
スとして保存される。この車両検査データは、上述した
車両データ処理システム系100の車検場エリア120
や整備場エリア130に送られて、使用される。
【0032】なお、上記実施の形態では、車検のための
車両データ処理システム系100に本発明の車検証読取
り装置を適用する場合であったが、本発明は、これに限
定されず、単なるデイーラーなどの顧客管理のための車
両データ処理システム系に使用する場合なども含まれ
る。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る車両データ処理システム系における車検証読取り
装置によると、車検証に特有な種々の問題を上手く解決
しており、この結果、車検証を高認識率で自動的に読み
取ることができる。最終的には、オペレータによる読み
取りのチエックが必要とされるものの、従来の車検証の
全項目に対して、キーボード入力する場合に比較して、
大幅な入力時間の短縮を図ることができると共に、種々
の支援用データベースの採用によって、誤入力の発生を
最小限に抑えることが可能となる。さらに、既存の車両
データ処理システム系のコンピュータ本体(もちろんデ
ィスプレ、キーボード及びプリンタなどを含む)に対し
て、イメージスキャナを接続すると共に、車検証読取り
手段を導入するのみでよく、簡単で、かつ、比較的安価
な投資で済む利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車検証読取り装置が適用された、
車両データ処理システム系の一例を示した概略説明図で
ある。
【図2】本発明に係る車検証読取り装置の概略を示した
概略説明図である。
【図3】本発明に係る車検証読取り装置の具体的な機能
・動作の手順を示した概略説明図である。
【図4】本発明に係る車検証読取り装置の具体的な機能
・動作の手順を示した概略説明図である。
【図5】本発明に係る車検証読取り装置における車検証
に対応する画面表示をなすデータ化枠の一例を示した平
面図である。
【図6】本発明でデータベース化される変形文字を示し
た説明図で、(A)は英文字を示し、(B)は数字を示
し、(C)はカタカナを示したものである。
【図7】本発明での修正画面を示した説明図である。
【図8】車検証の一部を表示した説明図である。
【図9】項目文字の上下のずれにより罫線と触れた例を
示した説明図である。
【図10】項目文字の左右のずれにより附属文字と触れ
た例を示した説明図である。
【図11】項目文字の左右のずれにより罫線と触れた例
を示した説明図である。
【符号の説明】 1 車検証 100 車両データ処理システム系 110 車検証読取り装置 111 コンピュータ本体 112 ディスプレ 113 キーボード 115 イメージスキャナ 200 車検証読取り手段 210 画像処理部 220 文字データ化処理部 230 自動修正処理部 240 画面表示・手動修正処理部 251〜256 データベース登録部 261〜262 データベース登録部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の諸データを取り扱う車両データ処
    理システム系に接続されたコンピュータ本体と、前記コ
    ンピュータ本体のディスプレと、前記コンピュータ本体
    のキーボードと、前記コンピュータ本体に接続されて車
    検証のデータを読み込むイメージスキャナと、前記コン
    ピュータ本体又は周辺機器の記憶部に格納されて前記イ
    メージスキャナからの車検証画像データを読み取り処理
    する車検証読取り手段とからなり、 前記車検証読取り手段が、前記イメージスキャナからの
    生車検証画像データを処理する画像データ処理部と、当
    該画像データ処理部からの処理済み車検証画像データか
    ら車検証の諸項目を文字データ化する文字データ化処理
    部と、当該文字データ化処理部からの文字データを前記
    車検証の諸項目との関連において自動的に修正する自動
    修正処理部と、この自動修正処理部による修正後の車検
    証の諸項目を前記ディスプレに表示させると共に、諸項
    目の誤認識文字データや非読取り空欄部分を前記キーボ
    ードからの入力によって訂正又は加入する画面表示・手
    動修正処理部と、前記各処理部での処理において前記車
    検証に関連した支援用データが格納されたデータベース
    登録部とを備えたことを特徴とする車両データ処理シス
    テム系における車検証読取り装置。
JP22882897A 1997-08-11 1997-08-11 車両データ処理システム系における車検証読取り装置 Pending JPH1159345A (ja)

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JP22882897A JPH1159345A (ja) 1997-08-11 1997-08-11 車両データ処理システム系における車検証読取り装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002163498A (ja) * 2000-09-14 2002-06-07 Jidosha Ryutsu Hosho:Kk 中古車の買取価格の査定システム及び中古車の買取価格の査定方法
JP2007066225A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Casio Comput Co Ltd データ入力装置及びプログラム

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