JP2005328361A - 帳票処理システム,帳票出力装置,帳票処理装置,および帳票 - Google Patents

帳票処理システム,帳票出力装置,帳票処理装置,および帳票 Download PDF

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司 小林
Kazuya Mori
森  和也
Hiroyuki Yasuda
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Abstract

【課題】 記入済みの帳票を処理する業務の効率を向上させることの可能な帳票処理システムを提供する。
【解決手段】 帳票の記入項目領域情報112を含む透かし情報が埋め込まれた透かし入り帳票を処理する帳票入力装置20は,記入済みの透かし入り帳票を透かし入り帳票画像として入力する入力部121と,透かし入り帳票画像から透かし情報を検出する透かし検出部122と,帳票の記入項目領域情報をもとに透かし入り帳票画像に所定の処理(強調表示,仮想帳票画像の生成など)を施して表示する表示部123とを含むことを特徴とする。記入済みの帳票の記載事項に記入漏れが無いかを確認する際に,確認時間短縮および確認漏れ低減に効果がある。また,記入済みの帳票の記載事項をコンピュータにデータ入力処理する際に,入力時間短縮および入力誤り低減に効果がある。
【選択図】 図4


Description

本発明は帳票処理システム,帳票出力装置,帳票処理装置,および帳票にかかり,より具体的には,申込書などのように多くの記入項目を持つ帳票を電子透かし技術を利用して処理する帳票処理システム,帳票出力装置,帳票処理装置,および帳票に関する。
重要な情報を記入した書面(帳票)を顧客との間でやりとりし,記入済みの帳票を処理する業務がある。このような帳票の一例として,クレジットカードの申込書を例に挙げて説明すると,クレジットカードの発行を希望する顧客は,まず,電話などでクレジット会社に連絡を取ることで,所定事項が印刷済みの申込書を入手する。そして,この申込書に必要事項を記入した上でクレジット会社に返送する。クレジット会社では,申込書の記入事項を審査した上でクレジットカードを発行する。
上述のように,顧客とクレジット会社との間でやりとりされる帳票には,顧客の重要な情報が記載され,この情報にもとづいてクレジットカード発行の適否を審査することから,帳票のデータ入力などの取り扱いは極めて重要である。クレジットカードには,デパートや小売店のカードなど様々なものがあるが,それらの多くは数社のクレジット会社に集約されて決済を行っている。このため,クレジットカードの申込書のレイアウトは,デパートや小売店のカードなどによって様々であるが,記入項目はどれもほぼ同様であり,しかも同じクレジット会社のセンタにて処理されている。
特開2003−101762号公報
上述のように,帳票のレイアウトは多様化しており,様々なレイアウトの帳票が混在している場合は,帳票を処理する者は帳票のどこを見て処理してよいか判断が難しい。人が見て判断すると,見落としや入力誤りなどの人為的ミスが発生し,業務効率が落ちるという問題点があった。また,この問題点を解決するために,OCR(Optical Character Reader:光学文字認識装置)で入力する技術も採用されているが,紙面の汚れ等で情報の誤認識があるなど,業務効率の改善にも限界があった。さらに,OCRに必要な用紙フォーマット情報をサーバで保持しなければならず,情報管理が大変であるという問題もあった。
本発明は,従来の帳票処理技術が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,記入済みの帳票を処理する業務の効率を向上させることの可能な,新規かつ改良された帳票処理システム,帳票出力装置,帳票処理装置,および帳票を提供することである。
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,複数の記入項目を持つ帳票を電子透かし技術を利用して処理する帳票処理システムであって,帳票を出力する帳票出力装置(10)と,帳票を入力する帳票入力装置(20)とを含む帳票処理システムが提供される。ここで,帳票出力装置(10)は,(フォーマット情報(111)をもとに形成された)帳票の帳票画像と,帳票の記入項目領域情報(112)を含む透かし情報をもとに形成された透かし画像とを合成して透かし入り帳票画像を生成する透かし入り帳票画像合成部(115)と,透かし入り帳票画像を透かし入り帳票として出力する出力部(116)と,を含むことを特徴とする。帳票入力装置は,記入済みの透かし入り帳票を透かし入り帳票画像として入力する入力部(121)と,透かし入り帳票画像から透かし情報を検出する透かし検出部(122)と,帳票の記入項目領域情報をもとに透かし入り帳票画像に所定の処理を施して表示する表示部と,を含むことを特徴とする(請求項1)。
かかる本発明の帳票処理システムにおいては,電子透かし技術を用いて,帳票の記入項目領域情報を帳票に埋め込む。そして,記入済みの帳票の記載事項をコンピュータにデータ入力処理する際には,透かし入り帳票画像(帳票のイメージ画像)から記入項目領域情報を検出する。そして,この記入項目領域情報をもとに透かし入り帳票画像に所定の処理を施して表示することができる。記入済みの帳票の記載事項に記入漏れが無いかを確認するオペレータや,記入済みの帳票の記載事項をコンピュータにデータ入力処理するオペレータは,表示部に表示された所定処理後のイメージ画像を見ながらデータの修正や入力などの処理を行うことができる。このようにして,記入済みの帳票を処理する業務の効率を向上させることができる。
本発明の帳票処理システムにおいて,以下のような応用が可能である。
表示部は,記入項目の記入内容をデータ入力する際に,記入項目を強調表示(ハイライト表示)するようにしてもよい(請求項2)。帳票の記入項目領域情報をもとに,データ入力処理にあわせて,次にデータ入力すべき項目を強調表示(ハイライト表示)することができる。このようにして,記入済みの帳票の記載事項をコンピュータにデータ入力処理する際に,どの記入項目に注目すればよいかが一目瞭然となり,入力時間短縮,入力誤り低減に効果がある。
表示部は,帳票の記入項目の近傍に,該記入項目の記入内容をデータ入力するための入力枠を表示するようにしてもよい(請求項3)。帳票の記入項目領域情報をもとに,データ入力処理にあわせて,次にデータ入力すべき項目の近傍に入力枠を表示させることができる。このようにして,記入済みの帳票の記載事項をコンピュータにデータ入力処理する際に,どの記入項目に注目すればよいかが一目瞭然となり,入力時間短縮,入力誤り低減に効果がある。
表示部は,帳票の記入項目領域情報をもとに,記入項目を配置換えした仮想帳票画像を生成して表示するようにしてもよい(請求項4)。帳票の記入項目領域情報をもとに記入項目の配置換えを行い,仮想的に定められた仮想帳票画像を生成して表示することで,どのようなフォームの帳票が入力されても,オペレータが最も慣れ親しんだ配置の帳票として入力処理を行うことができる。
表示部は,入力部に透かし入り帳票以外の帳票が入力された場合には,該帳票の帳票画像(実イメージ画像)を表示するようにしてもよい(請求項5)。本発明にかかる帳票入力装置に,本発明にかかる帳票出力装置が出力した以外の帳票が入力される場合がある。このような場合であっても,同じラインで処理を行うことができる。例えば,透かし情報が埋め込まれた帳票が入力された場合には,上記のように記入項目を強調表示するなどの処理を行う。また,透かし情報が埋め込まれていない帳票が入力された場合にはこのような強調表示などの処理を行うことはできないが,その帳票の帳票画像(実イメージ画像)を表示することで,オペレータは通常通り入力作業を行うことができる。
透かし情報には,帳票を特定するための情報が含まれるようにしてもよい(請求項6)。また,透かし情報には,帳票に予め印刷されている情報が含まれるようにしてもよい(請求項7)。このような情報には,例えば,帳票に関連する企業(提携企業)を特定するための情報や,帳票の通し番号(申込番号)などが含まれる。このような情報は,帳票が発行された後は変更されることがなく,また,帳票の汚れ等による情報の欠落や,オペレータによる入力ミス等が致命的となるものである。そこで,透かし情報として予め帳票に埋め込んでおくことで,入力誤りを効果的に防止することができる。
透かし情報には,帳票になされた改ざんを検出するための改ざん検出情報が含まれるようにしてもよい(請求項8)。かかる改ざん検出情報は,帳票への記入を帳票への改ざんとして検出するための情報である。具体的には,帳票に自由記載欄が設けられている場合に,自由記載欄への記入を帳票になされた改ざんとして検出するようにしてもよい(請求項9)。また,帳票にチェックボックス欄が設けられている場合に,そのチェックボックス欄へのチェックを帳票になされた改ざんとして検出するようにしてもよい(請求項10)。また,帳票に予め印刷されている情報が修正された場合に,その修正を帳票になされた改ざんとして検出するようにしてもよい(請求項11)。帳票への修正などの記入をオペレータが見て判断すると,処理効率が落ちる,入力誤りがあるなどの問題があった。本発明によれば,帳票への記入を(帳票への改ざんとして)自動検出することができるので,このような問題を解消することができる。
以上説明した帳票とは,例えば,クレジットカードの申込書である(請求項12)。またこの他にも,アンケート用紙や試験の解答用紙などでもよい。
また,本発明の第2の観点によれば,複数の記入項目を持つ帳票を電子透かし技術を利用して出力する帳票出力装置(10)が提供される。本発明の帳票出力装置(10)は,帳票の帳票画像と,帳票の記入項目領域情報(112)を含む透かし情報をもとに形成された透かし画像とを合成して透かし入り帳票画像を生成する透かし入り帳票画像合成部(115)と,透かし入り帳票画像を透かし入り帳票として出力する出力部(116)と,を備えたことを特徴とする(請求項13)。
本発明の帳票出力装置においても,上記と同様の応用が可能である(請求項14〜19)。
また,本発明の第3の観点によれば,帳票の記入項目領域情報(112)を含む透かし情報が埋め込まれた透かし入り帳票を処理する帳票処理装置(20)が提供される。本発明の帳票処理装置(20)は,記入済みの透かし入り帳票を透かし入り帳票画像として入力する入力部(121)と,透かし入り帳票画像から透かし情報を検出する透かし検出部(122)と,帳票の記入項目領域情報をもとに透かし入り帳票画像に所定の処理を施して表示する表示部(123)と,を備えたことを特徴とする(請求項20)。
本発明の帳票処理装置においても,上記と同様の応用が可能である(請求項21〜32)。
また,本発明の第4の観点によれば,複数の記入項目を持ち,記入項目の領域を特定するための記入項目領域情報(112)を含む透かし情報が埋め込まれていることを特徴とする,帳票が提供される(請求項33)。
本発明の帳票においても,上記と同様の応用が可能である(請求項34〜39)。
また,本発明の他の観点によれば,コンピュータを,上記帳票出力装置,帳票入力装置,または帳票処理装置として機能させるためのプログラムと,そのプログラムを記録した,コンピュータにより読み取り可能な記録媒体が提供される。ここで,プログラムはいかなるプログラム言語により記述されていてもよい。また,記録媒体としては,例えば,CD−ROM,DVD−ROM,フレキシブルディスクなど,プログラムを記録可能な記録媒体として現在一般に用いられている記録媒体,あるいは将来用いられるいかなる記録媒体をも採用することができる。
なお上記において,構成要素に付随して括弧書きで記した参照符号は,理解を容易にするため,後述の実施形態および図面における対応する構成要素を一例として記したに過ぎず,本発明がこれに限定されるものではない。
以上説明したように,本発明によれば,記入済みの帳票の記載事項に記入漏れが無いかを確認する際に,確認時間短縮および確認漏れ低減に効果がある。また,記入済みの帳票の記載事項をコンピュータにデータ入力処理する際に,入力時間短縮および入力誤り低減に効果がある。このようにして,記入済みの帳票を処理する業務の効率を向上させることができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかる帳票処理システム,帳票出力装置,帳票処理装置,および帳票の好適な実施形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。なお,以下の実施形態では,本発明にかかる帳票処理システムが処理する帳票として,クレジットカードの申込書を例に挙げて説明する。
まず,クレジットカードの申し込み手順の概略について,図1を参照しながら説明する。
<申込書デザイン(ステップS110)>
各クレジット会社では,顧客からのクレジットカード申し込みに備えて,申込書をデザインする。一般的なクレジットカードの申込書には,名前(漢字,カタカナ,ローマ字表記など),電話番号,郵便番号,住所などのように,顧客が自由に書き込める記載欄(自由記載欄)や,クレジットカードの種類選択,性別,職業,家の種類(持家,社宅,賃貸など)など,選択項目へチェックする欄(チェックボックス欄)があるが,そのレイアウトは様々である。以下の実施形態では,申込書のレイアウトとは無関係に,申込書の処理効率を向上させる方法について説明する。
<申込書要求(ステップS120)>
顧客からクレジットカードの発行申し込みのため,申込書が要求される。クレジットカードの申し込みには郵便や電話などによる方法もあるが,近年では,コンピュータを利用する形態(ウェブ登録)も普及している。
<申込書印刷(ステップS130)>
申込書デザイン工程(ステップS110)でデザインされた申込書が印刷される。この際,受付処理に必要な情報として,申込書要求工程(ステップS120)で得られた顧客情報(住所,氏名,電話番号など)が記載済みの申込書を印刷する場合もある。以下の実施形態では,さらに,電子透かし技術を利用して,申込書に各種情報を埋め込んだ後,印刷することを特徴とする。この詳細については,さらに後述する。
<印刷済み申込書送付(ステップS140)>
申込書印刷工程(ステップS130)で印刷された申込書が顧客に送付される。送付は郵送等で行ってもよく,あるいは,ネットワークを利用して申込書の印刷データを送付し,顧客の手元にあるプリンタで印刷するようにしてもよい。
<申込書記入(ステップS150)>
顧客が申込書に必要事項を記載する。記入項目としては,名前(漢字,カタカナ,ローマ字表記など),電話番号,郵便番号,住所などのように,顧客が自由に書き込める記載欄(自由記載欄)や,クレジットカードの種類選択,性別,職業,家の種類(持家,社宅,賃貸など)など,選択項目へのチェックする欄(チェックボックス欄)などがある。また,申込書に予め印刷済みの事項がある場合,その事項を必要に応じて修正等することもできる。
<記入済み申込書返送(ステップS160)>
必要事項を記載し,署名・捺印した申込書を,クレジット会社に返送する。
<データ入力(ステップS170)>
クレジット会社では,顧客が申込書に記載した事項をデータ入力する。本実施の形態では,このデータ入力の際,申込書印刷工程(ステップS130)において電子透かし技術を利用して申込書に埋め込まれた情報を活用して,処理を効率化することを特徴としている。この詳細については,さらに後述する。
<審査(ステップS180)>
クレジット会社では,データ化された申込書の記載事項を利用して,当該顧客へのクレジットカード発行の是非について審査する。
<カード発行(ステップS190)>
審査工程(ステップS180)において審査を通過した場合には,当該顧客にクレジットカードが発行される。
以上,図1を参照しながら,クレジットカードの申し込み手順の概略について説明した。
上記の工程のうち,まず,一般的なデータ入力工程について,図2を参照しながら説明する。
ステップS160において顧客により記入済みの申込書が返送されると,クレジット会社の担当者が目視で,記入漏れがないか確認する(ステップS271)。
次いで,記入漏れのない申込書を仕分けする(ステップS272)。ここでの仕分け作業では,申込書の種別(クレジットカードの種類)ごとに振り分ける。具体的には,例えば,顧客の種類に応じて学生向けカード,社会人向けカード,主婦向けカードなどに種類分けしたり,クレジットカードの種類に応じて,特別会員カード,通常会員カードなどに種類分けしたり,あるいは,提携企業ごとに種類分けしたりする。ここで,提携企業とは,クレジットカード機能を有するポイントカードなどを発行する企業のことをいうが,これについては,さらに後述する。なお,この仕分け工程(ステップS272)は,上記記入漏れ確認工程(ステップS271)と順番が逆になる場合もある。
次いで,仕分けされた申込書のデータ入力・確認を行う(ステップS273)。ここでは,オペレータが申込書の記載事項を手作業でデータ入力を行い,そのオペレータあるいは他のオペレータが入力データの確認を行う。
以上の一連の動作を経て,記入データが生成される(ステップS274)。ここで生成された記入データは,オペレータにより手作業でデータ入力されたテキストデータである。生成された記入データは,審査システムに送られ,クレジットカードの発行の適否について審査される。
以上,図2を参照しながら,一般的なデータ入力工程について説明した。
しかしながら,帳票のレイアウトは多様化しており,様々なレイアウトの帳票が混在している場合は,帳票を処理する者は帳票のどこを見て処理してよいか判断が大変である。人が見て判断すると,見落としや入力誤りなどの人為的ミスが発生し,業務効率が落ちるという問題点があった。また,この問題点を解決するために,OCR(Optical Character Reader:光学文字認識装置)で入力する技術も採用されているが,紙面の汚れ等で情報の誤認識があるなど,業務効率の改善にも限界があった。さらに,OCRに必要な用紙フォーマット情報をサーバで保持しなければならず,情報管理が大変であるという問題もあった。以下の各実施形態では,このような問題点を解決するための手段について説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態では,上記課題を解決するため,図1に示した申込書印刷工程(ステップS130)と,データ入力工程(ステップS170)に特徴を有する。以下,順に説明する。
図3は,申込書印刷工程(ステップS130)で用いられる帳票出力装置10の構成を示す説明図である。
(帳票出力装置10)
帳票出力装置10は,図3に示したように,フォーマット情報111から帳票画像を形成する帳票画像形成部113と,透かし情報112から電子透かし技術により透かし画像を形成する透かし画像形成部114と,帳票画像形成部113が形成した帳票画像と透かし画像形成部114が形成した透かし画像とをもとに透かし入り帳票画像を合成する透かし入り帳票画像合成部115と,透かし入り帳票画像合成部115が合成した透かし入り帳票画像を出力する出力部116とを備えて構成されている。本実施形態では,出力部116は,申込書117を印刷出力するものとする。記入済み申込書118は,申込書117に顧客が所定事項を記入したものである。
フォーマット情報111は,申込書デザイン工程(ステップS110)で作成された帳票画像を形成するための情報であり,用紙の種類に関する情報(用紙情報)や,記入項目領域情報(例えば,記入項目の位置のXY座標・サイズ等)に関する情報などが含まれる。また,透かし情報112には,フォーマット情報に相当する情報や,各記入項目の記入時の条件(例えば,自由記載欄の場合,「名前欄無記入はエラー」,「備考欄は記入が無くてもよい」など,チェックボックス欄の場合,「男女欄は選択数が0または2の場合はエラー(選択数が1の場合のみ正常)」など)に関する情報(記入ルール情報)などが含まれる。この透かし情報が帳票に埋め込まれることで,帳票処理の業務改善を図ることができる。
なお,フォーマット情報111や透かし情報112は,必ずしも帳票出力装置10内に保持していなくてもよく,必要に応じて,他の装置から入力するようにしてもよい。また,帳票画像や透かし画像は,必ずしも帳票出力装置10内で形成しなくてもよく,他の装置において形成された帳票画像や透かし画像を,必要に応じて入力するようにしてもよい。このような処理のため,帳票出力装置10は,フォーマット情報111や透かし情報112,あるいは,帳票画像や透かし画像を入力するための入力手段を備えることができる。
帳票画像形成部113および透かし入り帳票画像合成部115については,例えば,特開2003−101762号公報「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」に記載の技術を採用することができる。同文献に記載の透かし情報埋め込み装置は,画像にドットパターンを重ね合わせて透かし入り画像を作成する透かし入り画像合成部を備え,ドットパターンは複数種類有り,規則正しく配置され,その中の少なくとも一種類のドットパターンは特定の機密を表す機密情報が与えられることを特徴とする。そして,ドットの配列によって波の方向及び/又は波長を変化させたドットパターンを複数用意し,1つのドットパターンに対して1つのシンボルを与え,ドットパターンを組み合わせて配置することにより,機密情報を与えることができる。
かかる帳票出力装置10により出力された申込書117を用いれば,フォーマット情報111や透かし情報112が埋め込まれているため,データ入力工程(ステップS170)においてこれら情報を活用し,データ入力の効率化を図ることができる。
以上,申込書印刷工程(ステップS130)で用いられる帳票出力装置10について説明した。次いで,データ入力工程(ステップS170)で用いられる帳票入力装置20について説明する。図4は,データ入力工程(ステップS170)で用いられる帳票入力装置20の構成を示す説明図である。
(帳票入力装置20)
帳票入力装置20は,図4に示したように,記入済み申込書118が入力される入力部121と,入力部121に入力された記入済み申込書の画像から透かしを検出する透かし検出部122と,透かし検出部122で検出された透かし情報にもとづき,所定の情報を表示する表示部123を備えて構成されている。申込書記入データ124は,表示部123により表示された情報を,必要に応じて修正などした後のデータであり,テキストデータとイメージデータとからなるデータである。申込書記入データ124は,審査システム30において,クレジットカード発行の適否の判断に用いられる。
透かし検出部122については,例えば,上記の特開2003−101762号公報「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」に記載の技術を採用することができる。同文献に記載の透かし情報検出装置は,画像と複数種類のドットパターンが埋め込まれた透かし画像とが重ね合わされて作成された透かし入り画像から,透かし画像を検出する透かし検出部を備え,透かし検出部は,透かし画像と同じ複数種類のドットパターンを抽出するフィルタを備え,透かし入り画像に対し,マッチングを行うことにより,透かし画像を検出することを特徴とする。
上記の帳票入力装置20を利用した,改良されたデータ入力工程(ステップS170)について説明する。図5は,本実施形態のデータ入力工程(ステップS170)の詳細を示す流れ図である。
<申込書スキャン(ステップS171)>
まず,帳票入力装置20の入力部121より,申込書が入力される。ここでは入力部121の一例としてスキャン処理を行うスキャン装置を用いる場合について説明する。この際,図6に示したように,様々なレイアウトの申込書が入力されるが,申込書をレイアウト別に分類する必要はなく,そのままスキャン処理が可能である。このようにして,従来必要であった仕分け工程(図2のステップS272)が不要となる。本実施の形態では,この申込書スキャン工程(ステップS171)で入力される申込書が,上記の帳票出力装置10により出力された申込書(図3の透かし情報112が埋め込まれた申込書117)である場合について説明する。
ただし,帳票出力装置10により出力された帳票以外の帳票が入力されてもよい。この場合には,その帳票の帳票画像(実イメージ画像)が生成される。このように処理することによって,どのような帳票が入力された場合であっても,同じラインで処理を行うことができる。
<記入漏れ確認(ステップS172)>
申込書スキャン工程(ステップS171)で読み込まれた申込書は,帳票入力装置20の透かし検出部122において,透かし情報112が検出される。この透かし情報112には,帳票の記入ルールを定めた情報が含まれているため,これを活用して確認作業を効率化する。
まず,申込書への書き込み状態を自動でチェックする。一方,申込書から,透かし情報112を取り出す。この透かし情報112には,帳票の記入ルールを定めた情報が含まれているので,申込書への書き込み状態と記入ルールとを突き合わせることにより,申込書に適切に記入がなされているかを確認することができる。例えば,申込書に適切に記入がなされていないものだけをリストアップすることが可能である。確認作業者は,適切に記入がなされていない申込書のリストと画面情報とを活用して確認作業を行うことが可能である。
<入力・確認(ステップS173)>
記入漏れ確認工程(ステップS172)を経た申込書について,申込書の記載事項をデータ入力する。ここでも,帳票入力装置20の透かし検出部122において検出された透かし情報が利用される。この透かし情報112には,帳票の記入ルールを定めた情報が含まれているため,これを活用して確認作業を効率化する。
上記の申込書スキャン工程(ステップS171)では,様々なレイアウトの申込書が入力された(図6)。そこで,この様々なレイアウトの申込書を,透かし情報112を利用して,レイアウトを変更する。そして,図7に示したように,仮想的に定められた仮想帳票画像50を生成する。これにより,どのようなレイアウトの申込書が入力されても,同じインタフェース画面で表示することができる。
これにより,決まった位置のイメージを参照してデータ入力できるので,申込書の位置確認が不要となる。さらに,選択項目は自動入力できるので,入力不要となる。また,画面上で処理できるため,例えば,図8に示したように,「次へ進む」ボタン60などを設けることにより,紙めくり等の時間を短縮でき,次の申込書の処理に容易に移行することができる。以上のようにして,入力作業の効率化(入力時間短縮,入力誤り低減)を図ることができる。
また,透かし情報を活用した応用例として,図9に示したように,申込書の記入項目を強調表示するようにしてもよい。図9に示した一例では,帳票画像を画面の左に表示させ,記入項目の記入内容をデータ入力するための入力枠を画面の右に表示させている。オペレータがデータ入力する際に,どの記入項目に注目すればよいかが一目瞭然となり,入力時間短縮,入力誤り低減に効果がある。
また,透かし情報を活用した他の応用例として,図10に示したように,記入項目の近傍に,その記入項目の記入内容をデータ入力するための入力枠を表示するようにしてもよい。このような画面処理を施すことで,記入済み申込書の記載事項をデータ入力処理する際に,どの記入項目に注目すればよいかが一目瞭然となり,入力時間短縮,入力誤り低減に効果がある。
<記入データ生成(ステップS174)>
以上の一連の工程を経て,クレジットカードの申込書の記載事項を効率的にデータ化することができる。このようにして生成された記入データは,クレジット会社の審査システムにおいて,クレジットカード発行の適否を判断する際に用いられる。
クレジットカードの申込書には,本人確認のための証明書(例えば,運転免許証のコピーなど)が添付されるのが一般的である。本システムによれば,申込書スキャン工程(ステップS171)において申込書のイメージデータを得ることができるので,証明書を,記入データの一部としてイメージデータで保存することができる。
さらに,申込書自体についても,イメージデータとして保存しておくことが可能である。申込書のイメージデータを保存しておくことで,申込処理後にトラブルなどがあった場合などに,イメージデータを直ちに参照することができる。クレジットカードの申込書の場合,原本(書面)も保管義務があるため保管される。しかしながら,一般には,保管費用等の関係で遠隔地等に保管されることも多く,申込書の原本を直ちに参照できないことも多い。この点でも,申込書自体についてもイメージデータとして保存することに意義がある。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように,本実施形態によれば,申込書スキャン工程(ステップS171)において得られた透かし情報を活用して,記入漏れ確認工程(ステップS172)において,確認時間短縮,確認漏れ低減を図ることができる。また,入力・確認工程(ステップS173)において,入力時間短縮,入力誤り低減を図ることができる。
また,記入データをイメージとして保存することができる。例えば,クレジットカードの申込書に,本人確認のための証明書(例えば,運転免許証のコピーなど)が添付されている場合に,その証明書をイメージとして保存することができる。また,申込書自体もイメージデータとして保存することができる。かかるイメージデータは,クレジットカード発行の審査に利用できるほか,クレジットカード発行後においても,不正防止などに利用することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では,第1の実施形態の応用として,帳票に様々な情報を埋め込んで伝達するための実施形態について説明する。本実施形態では,このような情報として,(1)クレジットカードの申込書を特定するための情報(一例として,クレジットカードの提携企業コード)について,また,(2)クレジットカードに予め印刷されている情報(一例として,クレジットカードの申込書の文書番号)について説明する。
(1)クレジットカードの提携企業コード
クレジットカード機能を有するカード(例えば,「○○電機カード」,「○○ポイントカード」など)を企業が発行することがある。このような企業をそのクレジットカードの提携企業という。そして,提携企業コードとは,提携企業ごとに個別に割り振ったコード番号のことである。一般には3〜4桁の数字であり,クレジットカードの申込書に予め印刷されている。
クレジットカードの申込書がどの提携企業のものであるかを判別してその情報(提携企業コードなど)を情報として入力する必要がある。従来は,申込書に予め印刷された企業番号などの情報を,人が見て入力するか,またはOCRで入力していた。このため,誤入力などの人為的ミス,誤認識などの機械的ミス,あるいは,申込書の汚れ等で情報が読めない場合があった。そこで,提携企業コードを,透かし情報112としてクレジットカードの申込書に埋め込むことで,上記問題を解決することができる。
(2)クレジットカードの申込書の文書番号
クレジットカードの申込書に予め印刷されている情報を再度利用したい場合がある。例えば,クレジットカードの申込書に予め印刷されている情報を単に再度データ入力する場合のほか,クレジットカードの申込書に予め印刷されている文書番号を用いて,この文書番号情報でリンクされた文書情報を,サーバから呼び出して利用する場合がある。従来は,申込書に予め印刷された提携企業コードなどの情報を,人が見て入力するか,またはOCRで入力していた。このため,誤入力などの人為的ミス,誤認識などの機械的ミス,あるいは,申込書の汚れ等で情報が読めない場合があった。そこで,文書番号を,透かし情報112としてクレジットカードの申込書に埋め込むことで,上記問題を解決することができる。
このほかにも,電子透かし技術を用いて帳票に埋め込める情報には,例えば,受付番号,顧客登録情報(住所,氏名等),顧客により追記がなされた場合にそれを検知するための情報,その他の業務情報などがある。
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように,本実施形態によれば,帳票に様々な情報を埋め込んで伝達することが可能である。
図11は,電子透かし技術を用いた場合と他の技術(バーコード)を用いた場合との比較を示す説明図である。電子透かし技術を用いて帳票に情報を埋め込むことにより,図11に示したように,以下のような効果がある。
(1)埋め込み可能なデータ量がバーコードの数倍〜数百倍である。
(2)申込書自体に情報を埋め込めるので,別ファイルによる情報管理が不要である。
(3)申込書の背景画像として情報を埋め込めるので,情報印刷のための領域が不要である。
(4)データ自体に誤り訂正符号があり,また,同一情報を繰り返し埋め込むことができるので,汚れ耐性がある。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は,記入漏れ確認工程(ステップS172)に特徴がある。すなわち,透かし情報に,帳票になされた改ざんを検出するための改ざん検出情報を含めることにより,記入漏れ確認工程(ステップS172)において,記入項目への記載を改ざんとして検出することができる。
申込書の記入項目としては,例えば,(1)自由記載欄,(2)チェックボックス欄(選択項目),(3)記載事項の修正などがある。
(1)自由記載欄
クレジットカードの申込書には,名前(漢字,カタカナ,ローマ字表記など),電話番号,郵便番号,住所などのように,顧客が自由に書き込める記載欄(自由記載欄)がある。この自由記載欄の記載の有無を人が見て判断すると,確認に時間が掛かり,また,確認漏れが生じるおそれがある。そこで本実施形態では,電子透かし技術を用いて,自由記載欄の位置やサイズなどに関する情報を埋め込んでおくことで,自由記載欄への記入を,申込書になされた改ざんとして検出することができる。そして,改ざんとして検出されなかった場合には,自由記載欄への記載が無いものと判断する。
(2)チェックボックス欄(選択項目)
クレジットカードの申込書には,クレジットカードの種類選択,性別,職業,家の種類(持家,社宅,賃貸など)など,選択項目へのチェックする欄(チェックボックス欄)がある。このチェックボックス欄のチェックの有無を人が見て判断すると,確認に時間が掛かり,また,確認漏れが生じるおそれがある。そこで本実施形態では,電子透かし技術を用いて,チェックボックス欄の位置やサイズ,あるいは,チェックのルール(2個以上チェックしてはいけない,など)などを埋め込んでおくことで,チェックボックス欄へのチェックを,申込書になされた改ざんとして検出することができる。そして,改ざんとして検出されなかった場合には,チェックボックス欄へのチェックが無いものと判断する。
(3)記載事項の修正
クレジットカードの申込書に予め印刷されている情報を記入者が修正する場合がある。この修正の有無を人が見て判断すると,確認に時間が掛かり,また,確認漏れが生じるおそれがある。そこで本実施形態では,電子透かし技術を用いて改ざん検出情報を埋め込んでおくことで,記入者による修正を申込書になされた改ざんとして検出することができる。
(第3の実施形態の効果)
以上説明したように,本実施形態によれば,申込書スキャン工程(ステップS171)で得られた透かし情報(記入ルール情報)を利用して,記入漏れ確認工程(ステップS172)において,申込書の記入漏れ,チェック漏れ,記載事項の修正などを自動検出できるので,確認時間を短縮できるとともに,記入漏れを見逃すという単純ミスを大幅に低減することが可能である。
また,図12に示したように,記入漏れ,チェック漏れを警告レベル付きで表示することが可能である。例えば,必須の記載項目について記入が無い場合に,「警告!」と赤色表示することができる。また,必須の記載項目ではないが記入が無いことの注意を促す場合に,「注意!」と黄色表示することができる。さらに,これらの警告や注意を表示するとともに,警告音を出すことも可能である。このように,画面表示や警告音など,視覚的効果や聴覚的効果を利用することにより,確認時間短縮,確認漏れ低減に一層効果がある。
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる帳票処理システム,帳票出力装置,帳票処理装置,および帳票の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は帳票処理システム,帳票出力装置,帳票処理装置,および帳票に利用可能であり,より具体的には,申込書などのように多くの記入項目を持つ帳票を電子透かし技術を利用して処理する帳票処理システム,帳票出力装置,帳票処理装置,および帳票に利用可能である。
クレジットカード申込書処理の流れを示す流れ図である。 従来のデータ入力工程の詳細を示す流れ図である。 帳票出力装置の説明図である。 帳票入力装置の説明図である。 データ入力工程(ステップS170)の詳細を示す流れ図である。 申込書スキャン工程(ステップS171)の説明図である。 仮想帳票画像の説明図である。 仮想帳票画像の説明図である。 入力・確認工程(ステップS173)の説明図である。 入力・確認工程(ステップS173)の説明図である。 電子透かしとバーコードとの比較を示す説明図である。 記入漏れ確認工程(ステップS172)の説明図である。
符号の説明
10 帳票出力装置
20 帳票入力装置
30 審査システム
50 仮想帳票画像
60 ボタン
111 フォーマット情報
112 透かし情報
113 帳票画像形成部
114 透かし画像形成部
115 透かし入り画像合成部
116 出力部
117 申込書
118 記入済み申込書
121 入力部
122 透かし検出部
123 表示部
124 申込書記入データ(テキスト+イメージ)
130 審査システム

Claims (39)

  1. 複数の記入項目を持つ帳票を電子透かし技術を利用して処理する帳票処理システムであって,
    前記帳票を出力する帳票出力装置と,前記帳票を入力する帳票入力装置とを含み,
    前記帳票出力装置は,
    前記帳票の帳票画像と,前記帳票の記入項目領域情報を含む透かし情報をもとに形成された透かし画像とを合成して透かし入り帳票画像を生成する透かし入り帳票画像合成部と,
    前記透かし入り帳票画像を透かし入り帳票として出力する出力部と,
    を含み,
    前記帳票入力装置は,
    記入済みの前記透かし入り帳票を前記透かし入り帳票画像として入力する入力部と,
    前記透かし入り帳票画像から前記透かし情報を検出する透かし検出部と,
    前記帳票の記入項目領域情報をもとに前記透かし入り帳票画像に所定の処理を施して表示する表示部と,
    を含むことを特徴とする,帳票処理システム。
  2. 前記表示部は,前記記入項目の記入内容をデータ入力する際に,前記記入項目を強調表示することを特徴とする,請求項1に記載の帳票処理システム。
  3. 前記表示部は,前記帳票の記入項目の近傍に,該記入項目の記入内容をデータ入力するための入力枠を表示することを特徴とする,請求項1に記載の帳票処理システム。
  4. 前記表示部は,前記記入項目を配置換えした仮想帳票画像を生成して表示することを特徴とする,請求項1に記載の帳票処理システム。
  5. 前記表示部は,前記入力部に前記透かし入り帳票以外の帳票が入力された場合には,該帳票の帳票画像を表示することを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載の帳票処理システム。
  6. 前記透かし情報には,前記帳票を特定するための情報が含まれることを特徴とする,請求項1〜5のいずれかに記載の帳票処理システム。
  7. 前記透かし情報には,前記帳票に予め印刷されている情報が含まれることを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載の帳票処理システム。
  8. 前記透かし情報には,前記帳票になされた改ざんを検出するための改ざん検出情報が含まれることを特徴とする,請求項1〜7のいずれかに記載の帳票処理システム。
  9. 前記帳票には自由記載欄が設けられ,前記改ざん検出情報により,前記自由記載欄への記入を前記帳票になされた改ざんとして検出できることを特徴とする,請求項8に記載の帳票処理システム。
  10. 前記帳票にはチェックボックス欄が設けられ,前記改ざん検出情報により,前記チェックボックス欄へのチェックを前記帳票になされた改ざんとして検出できることを特徴とする,請求項8または9に記載の帳票処理システム。
  11. 前記帳票に予め印刷されている情報が修正された場合に,前記改ざん検出情報により,その修正を前記帳票になされた改ざんとして検出できることを特徴とする,請求項8〜10のいずれかに記載の帳票処理システム。
  12. 前記帳票は,クレジットカードの申込書であることを特徴とする,請求項1〜11のいずれかに記載の帳票処理システム。
  13. 複数の記入項目を持つ帳票を電子透かし技術を利用して出力する帳票出力装置であって,
    前記帳票の帳票画像と,前記帳票の記入項目領域情報を含む透かし情報をもとに形成された透かし画像とを合成して透かし入り帳票画像を生成する透かし入り帳票画像合成部と,
    前記透かし入り帳票画像を透かし入り帳票として出力する出力部と,
    を備えたことを特徴とする,帳票出力装置。
  14. 前記透かし情報には,前記帳票を特定するための情報が含まれることを特徴とする,請求項13に記載の帳票出力装置。
  15. 前記透かし情報には,前記帳票に予め印刷されている情報が含まれることを特徴とする,請求項13または14に記載の帳票出力装置。
  16. 前記透かし情報には,前記帳票になされた改ざんを検出するための改ざん検出情報が含まれることを特徴とする,請求項13〜15のいずれかに記載の帳票出力装置。
  17. 前記帳票には自由記載欄が設けられ,前記改ざん検出情報により,前記自由記載欄への記入を前記帳票になされた改ざんとして検出できることを特徴とする,請求項16に記載の帳票出力装置。
  18. 前記帳票にはチェックボックス欄が設けられ,前記改ざん検出情報により,前記チェックボックス欄へのチェックを前記帳票になされた改ざんとして検出できることを特徴とする,請求項16または17に記載の帳票出力装置。
  19. 前記帳票に予め印刷されている情報が修正された場合に,前記改ざん検出情報により,その修正を前記帳票になされた改ざんとして検出できることを特徴とする,請求項16〜18のいずれかに記載の帳票出力装置。
  20. 前記帳票は,クレジットカードの申込書であることを特徴とする,請求項13〜19のいずれかに記載の帳票出力装置。
  21. 帳票の記入項目領域情報を含む透かし情報が埋め込まれた透かし入り帳票を処理する帳票処理装置であって,
    記入済みの前記透かし入り帳票を前記透かし入り帳票画像として入力する入力部と,
    前記透かし入り帳票画像から前記透かし情報を検出する透かし検出部と,
    前記帳票の記入項目領域情報をもとに前記透かし入り帳票画像に所定の処理を施して表示する表示部と,
    を備えたことを特徴とする,帳票処理装置。
  22. 前記表示部は,前記記入項目の記入内容をデータ入力する際に,前記記入項目を強調表示することを特徴とする,請求項21に記載の帳票処理装置。
  23. 前記表示部は,前記帳票の記入項目の近傍に,該記入項目の記入内容をデータ入力するための入力枠を表示することを特徴とする,請求項21に記載の帳票処理装置。
  24. 前記表示部は,前記記入項目を配置換えした仮想帳票画像を生成して表示することを特徴とする,請求項21に記載の帳票処理装置。
  25. 前記表示部は,前記入力部に前記透かし入り帳票以外の帳票が入力された場合には,該帳票の帳票画像を表示することを特徴とする,請求項21〜24のいずれかに記載の帳票処理装置。
  26. 前記透かし情報には,前記帳票を特定するための情報が含まれることを特徴とする,請求項21〜25のいずれかに記載の帳票処理装置。
  27. 前記透かし情報には,前記帳票に予め印刷されている情報が含まれることを特徴とする,請求項21〜26のいずれかに記載の帳票処理装置。
  28. 前記透かし情報には,前記帳票になされた改ざんを検出するための改ざん検出情報が含まれることを特徴とする,請求項21〜27のいずれかに記載の帳票処理装置。
  29. 前記帳票には自由記載欄が設けられ,前記改ざん検出情報により,前記自由記載欄への記入を前記帳票になされた改ざんとして検出できることを特徴とする,請求項28に記載の帳票処理装置。
  30. 前記帳票にはチェックボックス欄が設けられ,前記改ざん検出情報により,前記チェックボックス欄へのチェックを前記帳票になされた改ざんとして検出できることを特徴とする,請求項28または29に記載の帳票処理装置。
  31. 前記帳票に予め印刷されている情報が修正された場合に,前記改ざん検出情報により,その修正を前記帳票になされた改ざんとして検出できることを特徴とする,請求項28〜30のいずれかに記載の帳票処理装置。
  32. 前記帳票は,クレジットカードの申込書であることを特徴とする,請求項21〜31のいずれかに記載の帳票処理装置。
  33. 複数の記入項目を持ち,前記記入項目の領域を特定するための記入項目領域情報を含む透かし情報が埋め込まれていることを特徴とする,帳票。
  34. 前記透かし情報には,前記帳票を特定するための情報が含まれることを特徴とする,請求項33に記載の帳票。
  35. 前記透かし情報には,前記帳票に予め印刷されている情報が含まれることを特徴とする,請求項33または34に記載の帳票。
  36. 前記透かし情報には,前記帳票になされた改ざんを検出するための改ざん検出情報が含まれることを特徴とする,請求項33〜35のいずれかに記載の帳票。
  37. 前記帳票には自由記載欄が設けられ,前記改ざん検出情報により,前記自由記載欄への記入を前記帳票になされた改ざんとして検出できることを特徴とする,請求項36に記載の帳票。
  38. 前記帳票にはチェックボックス欄が設けられ,前記改ざん検出情報により,前記チェックボックス欄へのチェックを前記帳票になされた改ざんとして検出できることを特徴とする,請求項36または37に記載の帳票。
  39. 前記帳票に予め印刷されている情報が修正された場合に,前記改ざん検出情報により,その修正を前記帳票になされた改ざんとして検出できることを特徴とする,請求項36〜38のいずれかに記載の帳票。
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