JP2011124643A - サーバ装置、フォーム処理方法、プログラム - Google Patents

サーバ装置、フォーム処理方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 原稿の良否を効率よく判定し、良くないと判定された原稿をユーザが容易に取り出すことができる。
【解決手段】 表示手段に表示された原稿チェック結果に従い、前記原稿搬送装置が搬送する前記第2の原稿を読み取るための読み取り条件と前記第2の原稿を処理するための処理条件とを設定する(S607)。そして、設定された読み取り条件と処理条件とに基づいて、原稿搬送装置により搬送される第2の原稿に対する第2回目の読み取りを制御する(S608〜S617)。
【選択図】 図6

Description

本発明は、情報処理装置が返信するフォームファイルに対する要求を処理するサーバ装置に関する。
従来から、スキャナによって読み取られた原稿の画像をコンピュータを用いて解析し、紙面上に記載された文字等を認識する技術がある。この技術を利用すれば、例えば多数の帳票に対して記載された金額や日付等を容易に抽出することができ、抽出したデータを集計等の処理を行うことができる。ただし、以上の処理を自動化するためには、紙面上のどの位置にどのような種類のデータがあるのかをコンピュータに指示する必要がある。
従来においては、例えば、処理対象の答案用紙と、答案用紙フォームに処理すべき記入欄と記入欄への書込内容に対する処理を指示する処理指示情報が記入された処理指示書とを一連の読取処理により読み取る。処理指示書の読取データから処理指示情報を検出し解析することによって、紙面上における処理対象とする書込領域と、各書込領域に対する処理内容を認識する技術があった。
また、処理指示情報に従い処理を行い、処理結果の良否を判定して、良否判定の結果が「良くない」と判定された場合は、読取処理を中断し、スキャナによる次ページに対する用紙の読み取りを待機させる技術があった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008-160284号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、処理指示情報に従い処理を行い、処理結果の良否を判定して、良否判定の結果が良くないと判定された時点で用紙の読み取りを待機してしまう。このため、多数ページに対する処理の場合には、良否判定が良くないと判定されるたびに次ページからの処理を再度開始させる必要があり、ユーザは読み取り装置から離れられない。
また、良否判定が良くないと判定されたページを全ページ判定処理後にユーザに通知するとした場合には、全判定処理後にユーザは原稿の用紙束から良否判定で良くないと判定されたページを探し出す必要があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。その目的は、原稿の良否を効率よく判定し、良くないと判定された原稿をユーザが容易に取り出すことができる仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の画像処理装置は以下に示す構成を備える。
原稿搬送装置から搬送される原稿を読み取る読み取り手段と、読み取り手段が第1の原稿から読み取る情報に従って第2の原稿に対して画像処理を行う画像処理手段と、原稿搬送装置から搬送される第1の原稿および複数ページからなる第2の原稿を読み取り手段により連続して読み取らせる1回目の読み取りにおいて、当該読み取り手段から出力される前記第2の原稿の各ページの画像データを前記第1の原稿から読み取る情報に従い解析して第2の原稿に対する原稿チェック結果を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された原稿チェック結果に従って、原稿搬送装置により搬送される第2の原稿に対する2回目の読み取り動作を停止させるタイミングを決定する制御手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
本発明によれば、原稿の良否を効率よく判定し、良くないと判定された原稿をユーザが容易に取り出すことができる。
本発明の実施形態の画像処理装置の構成を示すブロック図である。 画像処理装置で処理するフォーム情報の一例を示す図である。 画像処理装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。 画像処理装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。 操作部に表示されるユーザインタフェースを示す図である。 画像処理装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。 画像処理装置におけるスキャンチケットを示す図である。 画像処理装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の実施形態の一例である画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図1において、画像形成装置100は、コピー機能、スキャナ機能等各種機能を搭載した複合機を例に示すが、これらの機能を複数の装置を連携させて実現するようにしてもよい。
CPU11は、ROM19に格納されたプログラムを、RAM18にロードすることによって画像処理装置100全体の動作を制御する。また、CPU11は、バス12を介して画像処理装置100内の各構成と通信を行う。
操作部16は、ユーザが指示を行うための複数のキー及びタッチパネル、ユーザに通知すべき各種情報を表示する表示部を含む。
読取装置であるスキャナ15は、ユーザが原稿台にセットした原稿上の画像をカラー画像として読み取り、これによって得た電子データ(画像データ)をHDD13、RAM18等の記憶部に蓄積する。
HDD13は、ハードディスクを含むハードディスクドライブであり、入力された各種情報を格納する。また、スキャナ15は、原稿搬送装置(ADF)21を含み、原稿搬送装置(ADF)21にセットされた複数枚の原稿を順次原稿台上に給送し、読み取ることも可能である。
なお、原稿搬送装置(ADF)21にセットされた複数枚の原稿の搬送は、CPU11により制御される。具体的には、後述する第1の原稿と複数ページからなる第2の原稿とを読み取る際に、第2の原稿の読み取り停止と、読み取り再開とを図5に示すボタンで設定される読み取り条件と処理条件とに基づいて制御する。また、読み取り再開は、記載されているべき内容が記載されていない第2の原稿を読み取る直前のページ、または直後のページの読み取り後、操作部16を操作するユーザから原稿読み取りの再開指示がなされた場合に読み取り再開を実行するものとする。
印刷装置であるプリンタ14は、入力された画像データに基づく画像を、記録紙(シート)上に印刷する。ネットワークI/F17は、画像処理装置100をネットワーク20に接続し、ネットワーク上の外部装置からのデータの受信、ネットワーク上の外部装置へのデータの送信を制御する。なお、プリンタ14のプリント方式は、インクジェット方式であっても、電子写真方式であっても本発明を提供可能である。
なお、本実施形態では、後述する処理に用いる画像データを、スキャナ15を介して入力するものを例に説明するが、例えば、ネットワークI/F17を介して画像データを入力する場合であっても同様に処理可能である。また、スキャナ15やプリンタ14が接続されたパーソナルコンピュータ(PC)等に、画像データを送信し、パーソナルコンピュータにおいて同じように処理することが可能である。この場合、本実施形態で用いるプログラムの全部または一部を、ネットワーク等を介してPCに提供したり、CD−ROM等の記憶媒体に格納してPCに提供したりすることが可能である。
次に、本実施形態において用いる原稿の例について説明する。
図2は、本実施形態を示す画像処理装置で処理するフォーム情報の一例を示す図である。
図2の(a)は、本実施形態において用いる原稿のフォームの例を示し、本原稿は、ユーザが何も記入していない(後述する処理指示書が付加される前の)状態の請求書である。
この請求書には、相手先の会社名、相手先の担当名、件名、合計金額、品名、数量、単位、単価、金額、振込先銀行情報、小計、消費税などの税金、備考欄、発行者の印を押す領域などが設けられている。
この請求書を正式に発行する時にユーザが情報を追加する欄としては、件名、品名や数量、単位、単価、金額、また発行者の印等がある。
本実施形態では、この請求書の各欄のうち、ユーザによって指定されたある欄には情報が追加され、別のある欄は空欄となっているかをチェックするものとする。
図2の(b)は、図2の(a)の原稿に含まれる各項目のうち、チェックを行わせるための任意の領域をユーザが色ペンを用いてマークした例である。ここで、図2の(b)に示した原稿が処理指示書(チェックチケット)となる。
処理指示書は、作成した請求書をチェックするユーザが、チェック対象の請求書と同一形式の用紙に後述する処理指示情報を書き込むことで作成される。つまり、図2の(a)に示した請求書に処理指示情報が書き込まれたものが、処理指示書となる。本実施形態では、ユーザが処理対象とする領域を指定するために色ペン等で該当領域を矩形等の閉領域として囲む。
ここで、請求書(原稿)に書き込む処理指示情報(付加情報)について説明する。
図2の(b)において、例えば、領域31は青い色のペンで書き込んだ領域で、領域32は緑色のペンで書き込んだ領域で、領域33は赤色のペンで書き込んだ領域とする。なお、ここに示した色以外の色を使うことも可能であり、また、3色に限らず、チェック内容に応じて色の種類を減らしたり、増やしたりしてもよい。また、ここではペンを用いているが色を付けられるものであればペンに限ることはない。
そして、ユーザは操作部16を操作して、事前に使用すべき処理指示情報の色の情報と処理内容とを、それぞれ対応付けて操作部16を用いてRAM18に登録する。
即ち、青色に対しては空欄であることをチェックすることを、緑色に対して情報の記載があることをチェックすることを、赤色に対して捺印またはサインがあることをチェックすることをそれぞれRAM18に登録する。
CPU11は、ここでユーザの操作に基づいて登録された各色の色成分(例えば、色相等)を判定し、その内容をRAM18に記憶させる。なお、色の登録は、操作部16を用いて行うのに代えて、用紙に書き込んだものをスキャナ15によって読み取らせて登録するものであってもよい。
また、ユーザが登録するのに代えて、画像処理装置100に予め登録されているものとしてもよい。予め登録された内容に従う場合、ユーザは登録されている色と処理内容とに従って原稿に処理指示情報を付加する。
このように、使用すべき処理指示情報の色成分とそれに対応付けた処理内容をRAM18に登録しておき、これに従った処理指示書を作成する。CPU11は、この処理指示書(スキャンチケット(第1の原稿に対応する))をスキャナ15で読み取らせ、読み取った画像を解析処理および認識処理することで、読み取る原稿に対する処理指示情報を抽出する。そして、CPU11は、抽出した結果に応じて読み取るチェック対象の原稿に対する処理内容を認識する。これにより、画像処理装置100のCPU11は、チェック対象の原稿について、原稿の特定の領域に情報があるかどうか、空欄かどうか、印(捺印等)があるかどうか、をチェックすることが可能となる。
図2の(c)は、本実施形態において用いるチェック対象の原稿(第2の原稿に対応する)の例である。チェック対象の原稿は、図2の(a)、図2の(b)と同一の形式の原稿に基づくものであることを前提とする。
本実施形態では、CPU11が後述する処理フローに従い、原稿給送装置から給送されるチェック対象の原稿を連続してスキャンする際に、チェック対象の原稿から図2の(b)のように付加された処理指示情報を抽出する。そして、CPU11は、抽出結果に従い、領域41に記載がない、つまり空欄であること、領域42に記載があること、領域43に印があることをもって正常である判定する。
図2の(c)は、正常と判定するための条件を全て満たした例なので、当該原稿のチェック結果は正常となる。そして、1箇所でも正常と判定する条件を満たさない原稿のチェック結果はNGとなる。なお、チェックの内容や領域は、これに限られるものではなく、他のチェック内容の指示や他の領域に対しての指示も可能である。
次に、図2の(b)に示したような処理指示書に基づき、原稿の記載内容のチェックを実行させるためのチェックチケットを作成する処理について説明する。
ここで、チェックチケットとは、図2の(b)の指示内容を認識し、図2の(c)等のようなチェック対象の原稿のチェック方法を画像処理装置100が認識可能な形式(例えば、QRコード)としたチケットである。
チェックチケットには、図2の(b)の原稿から認識した指示内容、この指示内容を適用する領域の位置情報などが含まれる。チェック対象の原稿のチェックを行う際は、スキャナ15によりチェックチケットを読み取って処理内容をCPU11により認識させたうえで、チェック対象の原稿をチェックさせる。
図3は、本実施形態における画像処理装置のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、チェックチケットを作成する際の処理の流れに対応し、各ステップは、CPU11が、ROM19に格納されたプログラムをRAM19にロードして実行することで実現される。以下、原稿搬送装置21から搬送されてスキャナ15で読み取らせる第1の原稿の作成処理を説明する。ここで、第1の原稿とは、図2の(b)に示した図2の(a)に記載された特定の領域に特定の色でマーク(付加情報)が施された原稿である。また、第2の原稿は、図2の(c)に示したチェック対象となるチェック原稿に対応する。
ユーザにより操作部16を介してチェックチケット作成の指示がなされると本フローが開始される。
まず、S501で、CPU11は操作部16の表示部に、RAM18に登録されている処理指示情報の指示色(以下、単に指示色という)と処理内容の組合せを表示させる。
例えば、「赤色で囲まれた領域内に捺印やサインがあればOKとします」、「青色で囲まれた領域内が空欄であればOKとします」、「緑色で囲まれた領域内に記載があればOKとします」などを表示する。
さらに、CPU11は、操作部16の表示部に、S501で表示した指示色と処理内容で良いかどうかをユーザに問合せる表示を行う。
そして、S502で、上記問合せに対し、ユーザから操作部16を介して指示色と処理内容との対応づけをOKとする指示がなれているかどうかをCPU11が判断する。
ここで、ユーザから操作部16を介して指示色と処理内容との対応づけを拒否する旨の指示がなされているとCPU11が判断した場合は、S505へ進む。そして、S505で、CPU11は、指示色と処理内容の組合せの変更を行う旨の表示を操作部16の表示部に行う。
ここでは、CPU11がいずれの色を変更するかを問合せる表示を行い、指示された色に代えて新たな色を提示するものでもいいし、ユーザが操作部16によって任意の色を指定するようにしてもよい。
また、新たな色とするのではなく、単に色と処理内容の組合せを変更するだけでもよい。このときにCPU11は、同じ色で異なる処理内容の指示を行うことはできないので、1つの色に対して1つの処理内容となるように制御を行う。
S505で指示色あるいは処理内容、また、指示色と処理内容の両方の変更処理が行われると、CPU11は操作部16に対してS501の表示を行わせる。ここでは、S505で変更処理を行ったことをユーザが確認できるように表示するものである。
一方、S502で、S501の問合せに対し、ユーザから操作部16を介して肯定する旨の指示がなされたとCPU11が判定した場合は、CPU11は、使用すべき処理指示情報の指示色と、それに対応する処理内容とを決定し、RAM19に登録する。
なお、S502の判定は、ユーザに目視で原稿の内容(原稿に含まれている色)を確認させ、指示色の色成分とカラー原稿に元々含まれる色成分とが類似していると判断される場合に、互いに異なるものとし、処理指示情報の抽出エラーを防止するものである。
また、S502の確認の結果、カラー原稿に元々含まれる色成分と指示色の色成分とが類似しているとCPU11が判定した場合、後述のように、原稿のモノクロコピーを行うようにしてもよい。
この場合、CPU11は、原稿をセットするよう促す表示を操作部16に行わせ、これに対しユーザにより原稿がセットされたと判断するとモノクロコピーを実行する。
これによっても、有彩色の色ペンで処理指示情報を付加した場合の処理指示情報の抽出エラーを防止することができる。そして、このようにユーザへの確認結果に応じて判定することにより、原稿をスキャナで読み取らせる回数を減らすことができる。
CPU11は、S502において、指示色と処理内容がOKであったと判断したときには、ここで処理指示情報に用いる色成分を特定してRAM18に記憶する。
続いて、S503にて、CPU11は、ユーザの手許にチェック対象原稿(図2の(c))のみが存在しているかを問合せる表示を操作部16に行わせる。これは、処理指示書を作るときにテンプレートとなる原稿(図2の(a)または図2の(b))が存在しているかを確認するものである。
つまり、チェック対象原稿しかユーザの手許にないときに後述のようにチェック対象原稿から処理指示情報を書き込むための原稿を作成することができるようにするものである。
ここでいうテンプレートとは正式なチェック対象原稿ではなく、ユーザが処理指示情報を書き加えることができるものを指す。
CPU11は、S503で操作部16を介して、チェック対象原稿のみ存在している(テンプレートとなる原稿が存在しない)との応答をユーザから受けたと判断した場合は、S504へ進む。
そして、S504で、CPU11はスキャナ15にチェック対象原稿をセットすることを促す表示を操作部16に行わせる。ここでは、例えば「チェック対象原稿の1枚をスキャナにセットしてください。セットしたらOKボタンを押してください」という案内表示と、原稿がセットされたことを認識するためにOKボタンの表示を行う。
ここでは、OKボタンが押されたことで原稿が置かれたことをCPU11が認識するものとする。しかしながら、これに限らず、原稿台の下部に設けたフォトインタラプタや、原稿給送装置の原稿センサ等を用いてスキャナ15にチェック対象の原稿がセットされたことを自動で認識するようにしてもよい。
CPU11は、S504の表示画面において、ユーザがOKボタンを押下していると判断した場合、S506で、スキャナ15によってチェック対象の原稿上の画像を読み取らせる。引き続き、CPU11は、スキャナ15から入力された画像データを、モノクロ画像データに変換し、それをプリンタ14に出力して記録紙へのモノクロコピー出力を行わせる。
なお、S506では、原稿をモノクロ化してプリンタ14で印刷するものとしたがこれに限ることはない。読み取った原稿の画像の色を、指示色が含まれない他の色に変換してプリント14することも可能である。
例えば、読み取った原稿中の赤い文字を青い文字に変えて出力するなど色を変換して出力する。このほか、RAM18に予め色変換をすべき色を登録しておき、その登録色と同じ色が読み取った原稿にあった場合に変換するようにしてもよい。
次に、S507では、CPU11は、S506でプリンタ14によって出力された記録紙に、図2の(b)のような処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせ、S517へ進む。
一方、S503で、テンプレート原稿が存在する旨の応答があるCPU11が判断した場合は、S508で、CPU11は、操作部16にテンプレートに処理指示情報が既に記載されている(図2の(b))かどうかを問合せる表示を行う。
この表示に対し、テンプレートに指示情報が記載されていないことを示すユーザからの応答を操作部16を介して受けたと判断した場合、CPU11はS509でスキャナ15にテンプレートをセットすることを促す表示を操作部16に行わせる。
ここでは、例えば「テンプレートをスキャナにセットしてください。セットしたらOKボタンを押してください」という案内表示と、OKボタンの表示を行う。ここでは、OKボタンが押されたことで原稿が置かれたことをCPU11が認識するものとするが、原稿台の下部に設けたフォトインタラプタや、原稿給送装置の原稿センサ等を用いてスキャナ15に原稿が置かれたことを自動で認識するようにしてもよい。
S509で、OKボタンが押下されたことをCPU11が判断した場合、S510に進み、CPU11は、テンプレートの原稿上の画像をスキャナ15で読み取らせる。これによって得られた画像データに対してS511において、指示色と同じ色成分の色が含まれているか判定するための解析処理及び認識処理を行う。ここで、色成分の解析処理及び認識処理とは、上記解析処理により、例えばテンプレートの原稿上の画像に赤色が含まれると認識した場合、赤の色相抽出を行う。
この色成分の解析処理及び認識処理は公知の種々の方法を採用することが可能である。また、色相以外のパラメータを用いてもよいし、他のパラメータを組合せてもよい。
次に、S512にて、CPU11はS511で解析して認識した色にRAM19に登録された指示色と同じものが含まれているか判断をする。ここで、指示色とS511で解析して認識した色が同じであるかの判断は、一致のみでなく、ある範囲をもたせて同じと判断することも可能である。
例えば、RGB値が256段階で表されている場合、指示色のRGB値と比較し、その差がプラスマイナス20以内であれば同じと判断するようにしてもよい。なお、ここに示した以外の方法で同じ色と判断する方法を適用することも可能である。
S512で、CPU11がRAM19に登録された指示色と同じ色がテンプレートの画像に含まれていると判断した場合、CPU11は、スキャナ15にテンプレートをセットすることを促す表示を操作部16に行わせる。
ここでは、例えば「テンプレートをスキャナにセットしてください。セットしたらOKボタンを押してください」という案内表示と、OKボタンの表示を行う。本実施形態では、CPU11は、OKボタンが押されたことで原稿が置かれたことを認識するものとするが、原稿台の下部に設けたフォトインタラプタや、原稿給送装置の原稿センサ等を用いてスキャナ15に原稿が置かれたことを自動で認識するようにしてもよい。
次に、S513で、ユーザによりOKボタンが押下されたとCPU11が判断した場合は、S514に進み、CPU11は、スキャナ15によってチェック対象の原稿上の画像を読み取らせる。
そして、CPU11は、スキャナ15から入力された画像データを、モノクロ画像データに変換し、それをプリンタ14に出力して記録紙へのモノクロコピー出力を行わせ、S515へ進む。
なお、S514では、原稿をモノクロ化してプリンタ14で印刷するものとしたがこれに限ることはない。これに代わる処理は上述(S506)のように種々の方法を採用することができる。
S515では、CPU11は、S514でプリンタ14によって出力された記録紙に、図2の(b)のような処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせる。
一方、S512でRAM19に登録されている指示色と同じ色がテンプレートの画像に含まれていないとCPU11が判断した場合は、S516へ進む。そして、S516で、CPU11は、テンプレート原稿に、図2の(b)のような処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせる。
一方、S508で、テンプレートに既に処理指示情報が記載済みかどうかを確認して、テンプレートに指示情報が記載済であることを示す応答を、操作部16を介してユーザから受けたとCPU11が判断した場合は、S517に進む。
そして、S517で、CPU11は、指示記載済テンプレートの原稿の画像をスキャナ15に読み取らせる。ここでは、上述のモノクロコピー出力と同様の手順で原稿を読み取らせる。即ち、操作部16に指示情報記載済みの原稿のセットを促す表示を操作部16に行い、これに対し、ユーザが原稿をセットした後にOKボタンが押されるとスキャナ15による原稿の読み取りを行わせる。
ただし、ここではスキャナ15で読み取って得た画像データのモノクロ画像データへの変換は行わない。ここで得た画像データは、RAM19に記憶しておく。
次に、S518で、スキャナ15から入力された画像データから処理指示情報の解析及び認識処理を行う。ここでは、まず、S502で決定された指示色が原稿のどこにあるかを解析して、その部分の色を認識することで、色毎に対象領域の位置を特定する。ここで特定される位置は、原稿上のどの位置にどの大きさの処理対象の領域が存在するかを判別可能なものである。例えば、位置は座標によって特定する。そして、ここで特定された位置と、ステップ502で決定した処理内容とを対応付けてRAM19に記憶する。
続いて、S519で、CPU11は、ステップ518で解析して認識した結果を操作部16に表示させる。
例えば、特定した処理指示情報に対応する領域の座標やその領域に対する処理内容を表示する。また、読み取った原稿のサムネイル画像を表示し、その画像と対応させてどの位置に処理指示情報があり、その処理内容がどういったものかを識別可能に表示するようにしてもよい。
そして、S520で、CPU11は、S519で表示した内容で正しいかどうかをユーザに確認する表示を操作部16に行わせる。この確認に対し、ユーザから否定する応答を、操作部16を介して受けたとCPU11が判断した場合は、S523に進む。
そして、S523で、CPU11は、S517でスキャナ15により読み取ったテンプレート画像をプリンタ14でモノクロ出力するか確認する表示を操作部16に行わせる。そして、これに肯定する応答を、操作部16を介してユーザから受け付けたとCPU11が判断した場合は、S524に進む。
そして、S524で、CPU11は、S517でスキャナ15により読み取った原稿の画像をモノクロ画像データに変換し、プリンタ14でモノクロコピー出力を行わせ、S525へ進む。これにより、正しく処理指示情報が抽出できなかった場合に、処理指示情報が付加された処理指示書をモノクロコピーする。これを用いて再び処理指示情報を付加させる。
なお、S524では、原稿をモノクロ化してプリンタ14で印刷するものとしたがこれに限ることはない。これに代わる処理は上述(S506)のように種々の方法を採用することができる。
そして、S525では、CPU11は、S524でプリンタ14によってモノクロ出力された記録紙に、処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせ、S517へ進む。
一方、S523で、ユーザからモノクロコピー出力を行わないことを示す指示を、操作部16を介して受け付けたとCPU11が判断した場合は、S526へ進む。
そして、S526で、CPU11は、処理指示書を新たに作成するかを確認する表示を操作部16に行わせる。この確認に対し、新たに処理指示書を作成することを示す指示を、操作部16を介してユーザから受け付けたとCPU11が判断した場合は、S527に進む。
そして、S527で、CPU11は、新たに作成した処理指示書をスキャナにセットするように促す表示を操作部16に行わせ、S517へ進む。
一方、S526の確認に対し、新たに処理指示書を作成しないことを示す指示を、操作部16を介して受けたとCPU11が判断した場合は、本処理を終了させる。
S525、S527の表示に引き続き、ユーザが原稿をセットし、操作部16を介してOKボタンを押すなど、読み取りの指示が行われたとCPU11が判断した場合は、先に説明したS517以降の処理を再び実行する。
そして、S520で、解析結果が正しかったことを示す応答を、操作部16を介してユーザから受け付けたとCPU11が判断した場合は、当該解析内容を処理指示情報の抽出結果としてRAM19に記憶する。
続いて、S521に進み、CPU11は解析内容のコード化を行う。解析内容のコード化とは、S519で表示した解析結果を、例えば2次元コード(例えばQRコード等)を使ってコード化することを指す。
ここで、コード化される内容は、処理指示された領域とその領域に対する処理内容である。また、ここでは2次元コードを例に説明するがこれ以外の方法でコード化したものとしてもよく、画像処理装置100が解析処理及び認識処理可能なものであればこれに限ることはない。
次に、S522では、CPU11はS521で作成したコード化したものを画像としてプリンタ14で記録紙に印刷して、本処理を終了する。これにより、プリンタ14の出力としてチェックチケットが得られる。ここで、チェックケットとは、図4に示すS601で読み込まれる第1の原稿に対応する。
ここで、印刷されたチェックチケットを用いて、チェック対象の原稿(第2の原稿)のチェックを実行することが可能である。ただし、S520で解析結果が正しいと判断された場合は、S517に処理を進める。S517でスキャナ15により読み取らせた処理指示書は正しく認識されたことを示すので、S521、S522の処理を行わず、この処理指示書をチェックチケット(上述した2次元コードが付加されていない)としてもよい。この場合、チェック時に処理指示書から処理内容等を認識するものとする。
以上の処理により、原稿に含まれる色成分を指示色の色成分と異ならせるよう変換して処理指示情報をユーザに付加させるための原稿を印刷させることができる。
これにより、処理指示書に付加された処理指示情報を正しく認識することができるようにできる。即ち、処理指示情報の認識エラーを低減させることができる。また、その際の作業をユーザに対し適切に案内(例えば、モノクロコピー出力を促す案内の通知)することができるので、ユーザによる作業ミスを低減させることができる。
なお、以上説明したフローチャートに示した処理は全てを実行する必要はなく、一部の処理のみ実行するようにしてもよい。
次に、以上の様に作成したチェックチケットを用いて、抽出した処理指示情報に応じた第2の原稿のチェックを行う手順について説明する。
図4は、本実施形態における画像処理装置のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、スキャンチケットを用いて、抽出した処理指示情報に応じた原稿のチェックを行う処理の流れに対応し、各ステップは、CPU11が、ROM19に格納されたプログラムをRAM19にロードして実行することで実現される。
ユーザにより操作部16を介してチェック対象原稿のチェックの指示がなされると本フローが開始される。
本フローが開始されると、S601で、CPU11は操作部16に対してS522でプリントしたチェックチケットを1枚目にしてその後にチェック対象の原稿を重ねて原稿搬送装置21にセットすることを促す表示を行わせる。
続いて、チェックチケットとチェック対象の原稿がセットされた後、ユーザにより操作部16のOKボタンが押されるなどして第1と第2の原稿の読み取り指示を受け付けたとCPU11が判断した場合は、S602に進む。
そして、S602で、CPU11は、原稿搬送装置21にセットされた原稿を順次搬送してスキャナ15による第1回目に対応する原稿の読み取りを開始する。ここでは、まず原稿搬送装置21にセットされた原稿のうち1枚目であるチェックチケット(第1の原稿)を搬送し、スキャナ15によりチェックチケットを読み取らせる。
それに引き続き、チェック対象の原稿(第2の原稿)に対する第1回目の原稿スキャンを開始し、チェックチケットに重ねてセットされたチェック対象の原稿を順次読み取らせる。なお、チェック対象の原稿は複数枚重ねてセット可能である。
また、一連の原稿であることを操作部16から指定することにより、多数枚の原稿を複数束に分けて原稿給送装置にセットすることも可能である。
次に、S603では、S602において読み取った1枚目の原稿、つまりスキャンチケットの画像の解析処理及び認識処理を行う。
ここでは、読み取ったスキャンチケット内の2次元コード等をCPU11がプログラムに基づいて解析して、処理指示の対象となる領域(位置)と処理内容の認識を行う。そして、CPU11は、認識した結果に従う情報をRAM18に格納する。
次に、S604において、CPU11はRAM18に格納された認識した結果を使って2枚目以降のチェック対象原稿に対して解析処理及び認識処理を行う。例えば、図2の(c)であれば、領域41は空欄であれば正常、領域42に記載があれば正常、領域43は捺印またはサインがあれば正常であると認識する。
ここでの認識は、例えば、領域41の画像に対して所定の閾値で2値化処理を行い、白画素(画像がない)数が面積の例えば80%以上ならば空欄と認識する。
また領域42の画像に対して所定の閾値で2値化処理を行い、黒画素(画像がある)数が面積の例えば20%以上ならば記載ありと認識する。
また、領域43の画像に対して赤または赤の近傍の色相を抽出しこれを2値化処理して画素が存在する割合が例えば20%以上ならば捺印またはサインありと認識する。以上の割合を示す数値は一例であり、他の数値(上記各値を増減した値)であってもよいし、認識の方法も他のものを採用してもよい。
そして、CPU11は、チェック原稿がスキャンされる毎に、チェック対象の原稿のページ番号とそのページに対する認識結果を順次RAM18に蓄積する。
ここでは、1枚のチェック対象の原稿に対して全ての認識結果が正常である場合にOKとし、1つでも正常と認識されなかった場合はNGとする。
スキャンされるチェック対象原稿の全てについての認識処理が終了したとCPU11が判断した場合は、CPU11はRAM18に蓄積したすべての原稿に対する結果の集計を行う。
ここで、結果の集計とは、例えば、チェックしたチェック対象原稿の総枚数、NGと判定された領域数、NGと判定された領域を含む原稿のページ番号などを集計することを指す。ここで、NGとは、領域41は空欄でない場合、領域42に記載がない場合、領域43は捺印またはサインがない場合のいずれか、またはその組み合わせに該当する場合である。
このページ番号はスキャナ15によって読み込んだ順番(原稿給送装置から給送させた順序)にチェックチケットを除くチェック対象原稿の1枚目から1ページ目とする。ここに示した以外の情報もRAM18に蓄積した情報から識別し得るものがあれば、さらに集計するようにしてもよい。
なお、ここではRAM18に蓄積することを説明したがHDD13に蓄積しても同じ処理が可能である。
そして、S605において、CPU11はS604で行った結果にNGと判定した原稿があるかどうかを判定し、NGと判定した原稿がないと判定した場合は、S606に進み、NGと判定した原稿がある場合は、S607に進む。ここで、NGページとは、チェックチケットに付加された付加情報に設定された条件を満たしていないとCPU11が判別したページである。したがって、NGページには、上述したような印鑑押印もれや、空白である領域に文字が記載されている等があるページが含まれる。
そして、S606では、CPU11は操作部16にスS604で行った集計結果の表示を行わせる。
また、S607において、CPU11は操作部16にS604で行った集計結果、再度チェック原稿(チェックチケットを除いたチェック原稿のみ)を置くこと、スキャン停止位置およびNGページに対する処理内容を選択することとを促す表示を行わせる。ここでの、スキャン停止位置とはNGページをスキャン後にスキャナ15による読み取りを停止するのか、NGページの直前ページのスキャン後にスキャナ15による読み取り動作を停止するのかを示している。
また、ここでいうNGページに対する処理内容とは、スキャナ15による読み取り停止後にNGページを取り除くかどうかの処理を示している。
図5は、図1に示した操作部16の表示部に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、CPU11が第1の原稿に設定された付加情報に従い解析して集計した集計結果(チェック結果表示(記載もれ等がある第2の原稿のページ数、該当ページ情報を含む)に対応するユーザインタフェース例である。
なお、図5の(a)は第2の原稿に対するチェック結果表示画面に対応し、第1の原稿から読み取る付加情報に合致していない第2の原稿がない場合に対応する。また、図5の(b)は第1の原稿から読み取る付加情報に合致していない第2の原稿が検出された場合のチェック結果表示画面に対応する。また、図5の(b)に示すチェック結果表示においては、第1の原稿に従い、第2の原稿の読み取り条件を設定するためのボタンが表示される。また、当該読み取り条件に従い第2の原稿の読み取りが停止された場合に、記載もれがある第2の原稿をどのように処理するかを決定するための処理条件のためのボタンが表示される。
なお、本実施形態では、処理条件として、原稿搬送装置21が搬送する第2の原稿を取り除く場合と、取り除かない場合とをボタンにより選択することができる。さらに、本実施形態では、読み取り条件として、原稿搬送装置21から搬送される第2の原稿に対する読み取り停止タイミングを原稿チェック結果で特定されたページの直前とするボタンと、当該特定されたページの読み取り直後とするボタンとを備えている。
また、本実施形態では、原稿チェック表示後に実行される第2回目の第2の原稿読み取り時には、第2の原稿の束のみが原稿搬送装置21にセットされ、スキャナ15により順次第2の原稿が読み込まれる。そして、CPU11は、OCR等の文字認識処理に従い、第2の原稿から読み取るページ番号と、原稿チェック結果で抽出されたページ番号とが一致する第2の原稿をユーザに見直してもらうため、第2の原稿の読み取りを制御する。
また、図5の(a)、(b)に示すチェック結果表示画面は、図6に示すS706、S707においてCPU11が操作部16に表示させる画面に対応する。
図5の(a)は、S606において、操作部16に表示されるチェック対象原稿の全てが正常と判定された場合の表示画面例である。
図5の(a)において、チェック対象原稿の総枚数は100枚、NG領域の数は0(ゼロ)、NGページ総数は0(ゼロ)、NGページ番号はなしを示している。
また、この表示画面には、この画面を閉じるための、OKボタンBT1が含まれる。
一方、図5の(b)は、S607において操作部16に表示されるチェック対象原稿の中に正常と判定されなかった原稿が含まれていた場合の表示画面例である。
図5の(b)において、チェック対象原稿の総枚数は100枚、NG領域の数は3箇所、NGページ総数は2枚、NGページ番号は30と50であることを示している。また、原稿を再度用紙搬送装置に置きNGページのスキャン停止位置を選択することのユーザへの通知、NGページの処理内容を選択することのユーザへの通知を示している。
また、この表示画面には、NGページのスキャン停止位置を選択するNGページのスキャン後に停止に対応するボタンBT2と、NGページのスキャン前に停止に対応するボタンBT3が表示される。さらに、この表示画面には、NGページを取り除くを選択するためのボタンBT4と、NGページを取り除かないを選択するためのボタンBT5と表示される。ユーザは、ボタンBT2〜BT5を操作することで、第2回目の第2の原稿読み取りに対する読み取り条件と処理条件とを設定可能に構成されている。
続いて、原稿がセットされた後、操作部16のOKボタンBT1が押されるなどして原稿の読み取り指示がなされたとCPU11が判断した場合、S608に進む。
そして、S608では、CPU11は原稿給送装置にセットされた原稿を順次給送してスキャナ15によるチェック原稿に対する第2回目の読み取りを開始する。
次に、609では、S607でユーザにより選択されたスキャン停止位置が、NGページスキャン後(ボタンBT2が選択された場合)であるとCPU11が判断した場合は、S610に進む。一方、NGページスキャン直前であるとCPU11が判断した場合(ボタンBT3が選択された場合)は、S611に進む。
そして、S610において、CPU11は、S608において読み取った原稿のページ番号と、RAM18に蓄積されている対象のページ番号の認識結果を比較し、認識結果がNGであるかどうか判定する。ここで、読み取った原稿がNGページであるとCPU11が判断した場合は、S612に進み、NGページでないと判断した場合は、S617に進む。
一方、S611において、CPU11は、S608において読み取った原稿のページ番号と、RAM18に蓄積されている最初のNGページのページ番号を比較し、読み取った原稿のページ番号は最初のNGページ番号の直前であるかどうかを判定する。ここで、読み取った原稿がNGページ直前であるとCPU11が判断した場合は、S612に進み、NGページ直前でないと判断した場合は、S617に進む。
そして、S612で、CPU11は、スキャナ15に対し原稿の読み取り停止処理を行う。次に、S613において、CPU11はS607でユーザにより選択されたスキャン停止位置を判別し、スキャン停止位置がNGページスキャン後であると判断した場合はS616に進むように処理する。
一方、S613で、CPU11がユーザ設定されたスキャン停止位置がNGページスキャン直前であると判断された場合は、S614に進むよう処理する。
そして、S614において、CPU11はS607でユーザにより選択されたNGページに対する処理内容を判別し、NG原稿を取り除かないと判断した場合または取り除いた後に戻すと判断した場合には、S616に進むよう処理する。一方、S614で、CPU11はNG原稿を取り除くと判断した場合はS615に進むよう処理する。
そして、S615では、CPU11はRAM18に蓄積されるスキャナ15により読み取られたページ数のカウンタに対し1ページ足す処理を行う。次に、S616においては、CPU11はスキャナ15による読み取り処理を再開するかどうかを選択されることを促す表示を操作部16に表示するよう処理し、ユーザにより操作部16を介してスキャン再開の指示がなされるまで待機する。
S616において、CPU11によりユーザによるスキャン再開の指示がなされたと判断した場合は、S617に進むよう処理する。
そして、S617で、CPU11は、スキャナ15により読み取られたページが最終ページかどうかの判定を行い、最終ページでないと判断した場合はS608に進み、最終ページであると判断した場合は、本処理を完了する。
以上のチェック処理では、チェックチケットを利用するものを例に説明したが、上述のように、チェックチケットに代えて、処理指示情報を書き込んだ処理指示書をそのまま利用するようにしてもよい。
また、以上説明ではNGページを含む原稿に対するスキャン処理において、再度スキャナ15による読み取り処理を行う場合を例とした。しかしながら、これに限らず、スキャナ15による読み取り処理は行わずに原稿給送装置のみを動作させることでページ数をカウントするようにしても良い。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザは全原稿に対する良否判定処理を行った後に、再度用紙給送装置に原稿をセットすることで、NGページを検索することができるようになり、ユーザの使い勝手が向上する。
また、本実施形態においては画像処理装置を例に述べてきたが、プログラムで全ての処理を実施するように構成しても良い。
〔第2実施形態〕
本実施形態では、チェックチケットを作成した画像処理装置とは異なる画像形成処理装置において、原稿からのNGページの検索に他の画像処理装置が作成したスキャンチケットを用いる場合について説明する。なお、第1実施形態で説明した図1、図2、図3と同様の構成については説明を省略する。
次に、第1実施形態に示した手順で作成したチェックチケットを用いて、抽出した処理指示情報に応じた原稿のチェックを行う他の手順について説明する。
図6は、本実施形態における画像処理装置のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、チェックチケットとユーザにより設定される読み取り条件と処理条件にしたがって作成されるスキャンチケットを用いてチェック対象の原稿のチェックを行う処理の流れに対応する。フローチャートの各ステップは、CPU11が、ROM19に格納されたプログラムをRAM19にロードして実行することで実現される。
ユーザにより操作部16を介してチェック対象原稿のチェックの指示がなされると本フローが開始される。
本フローが開始されると、CPU11は、S701で、操作部16に対してS522でプリントしたチェックチケットを1枚目にしてその後にチェック原稿の原稿を重ねて原稿装置にセットすることを促す表示を行わせる。
続いて、原稿がセットされた後、操作部16のOKボタンが押されるなどして原稿の読み取り指示がされると、S702に進み、CPU11は、原稿給送装置にセットされた原稿を順次給送してスキャナ15による原稿の読み取りを開始する。
ここでは、まず原稿給送装置にセットされた原稿のうち1枚目であるスキャンチケットを給送し、スキャナ15によりチェックチケットを読み取らせる。それに引き続き、チェックチケットに重ねてセットされたチェック対象の原稿を順次読み取らせる。なお、チェック対象の原稿は複数枚重ねてセット可能である。また、一連の原稿であることを操作部16から指定することにより、多数枚の原稿を複数束に分けて原稿給送装置にセットすることも可能である。
次に、S703では、S702において読み取った1枚目の原稿、つまりチェックチケットの画像の解析・認識処理を行う。
ここでは、読み取ったチェックチケット内の2次元コード等を解析して、処理指示の対象となる領域(位置)と処理内容の認識を行う。認識した結果は、RAM18に格納する。
次に、S704において、CPU11はRAM18に格納された認識した結果を使って2枚目以降のチェック対象原稿に対して解析処理及び認識処理を行う。例えば、図2の(c)であれば、領域41は空欄であれば正常、領域42に記載があれば正常、領域43は捺印またはサインがあれば正常であるかを認識する。ここでの認識は、例えば、領域41の画像に対して所定の閾値で2値化処理を行い、白画素(画像がない)数が面積の80%以上ならば空欄と認識する。
また、領域42の画像に対して所定の閾値で2値化処理を行い、黒画素(画像がある)数が面積の20%以上ならば記載ありと認識する。また、領域43の画像に対して赤または赤の近傍の色相を抽出しこれを2値化処理して画素が存在する割合が20%以上ならば捺印またはサインありと認識する。以上の割合を示す数値は一例であり、他の数値であってもよいし、認識の方法も他のものを採用してもよい。
そして、CPU11はチェック対象の原稿のページ番号とそのページに対する認識結果を順次RAM18に蓄積する。
ここでは、1枚のチェック対象の原稿に対して全ての認識結果が正常である場合にOKとし、1つでも正常と認識されなかった場合はNGとする。
チェック対象原稿の全てについての認識処理が終了すると、CPU11はRAM18に蓄積したすべての原稿に対する結果の集計を行う。
ここで、結果の集計とは、例えば、チェックしたチェック対象原稿の総枚数、NGと判定された領域数、NGと判定された領域を含む原稿のページ番号などを集計することを指す。
このページ番号はスキャナ15によって読み込んだ順番(原稿給送装置から給送させた順序)にチェックチケットを除くチェック対象原稿の1枚目から1ページ目とする。ここに示した以外の情報もRAM18に蓄積した情報から識別し得るものがあれば、さらに集計するようにしてもよい。
なお、ここではRAM18に蓄積することを説明したがHDD13に蓄積しても同じ処理が可能である。
そして、S705において、CPU11は、S704で行った結果にNGと判定した原稿があるかどうかを判定し、NGと判定した原稿がないと判断した場合は、S706に進み、NGと判定した原稿があると判断した場合は、S707に進む。
そして、S706では、CPU11は操作部16にS704で行った集計結果の表示を行わせ、本処理を終了する。
また、S707において、CPU11は操作部16にステップ704で行った集計結果、再度チェック原稿を置くこと、スキャン停止位置およびNGページに対する処理内容を選択することとを促す表示を行わせる。
ここでの、スキャン停止位置とはNGページをスキャン後にスキャナ15による読み取りを停止するのか、NGページの直前ページのスキャン後にスキャナ15による読み取り動作を停止するのかを示している。
また、ここでいうNGページに対する処理内容とは、スキャナ15による読み取り停止後にNGページを取り除くかどうかの処理を示している。
S706において、CPU11は、操作部16に表示されるチェック対象原稿の全てが正常と判定された場合の表示画面として、図5の(a)に示すチェック表示画面を操作部16に表示する。以下、本実施形態に対応づけて図5の表示処理を説明する。
図5の(a)において、チェック対象原稿の総枚数は100枚、NG領域の数は0(ゼロ)、NGページ総数は0(ゼロ)、NGページ番号はなしを示している。また、この表示画面には、この画面を閉じるための、OKボタンBT1が含まれる。
一方、図5の(b)は、S707において操作部16に表示されるチェック対象原稿の中に正常と判定されなかった原稿が含まれていた場合の表示画面例を示す。
図5の(b)において、チェック対象原稿の総枚数は100枚、NG領域の数は3箇所、NGページ総数は2枚、NGページ番号は「30」と「50」であることを示している。また、原稿を再度用紙搬送装置に置きNGページのスキャン停止位置を選択することのユーザへの通知、NGページの処理内容を選択することのユーザへの通知を示している。
また、この表示画面には、NGページのスキャン停止位置を選択するNGページのスキャン後に停止に対応するボタンBT2とNGページのスキャン前に停止に対応するボタンBT3ボタンが含まれる。また当該表示画面には、NGページを取り除く選択するボタンBT4とNGページを取り除かない選択するボタンBT5が含まれる。
次に、S708では、CPU11はS707でユーザが選択したNGページに対する処理内容をQRコード化し、コード化したデータをRAM18に格納する。
そして、S709では、CPU11はステップ708で作成したQRコードを含むスキャンチケットを生成し、プリンタ14で印刷するよう処理を行い、本処理を終了する。これにより、ボタンBTBT2〜BT3を用いてユーザにより設定された読み取り条件および処理条件を印刷することが可能となる。また、S707で表示される原稿チェック結果とから他の画像処理装置が読み取り可能な第2の原稿の読み取りを制御するための第3の原稿(スキャンチケット)を印刷することが可能となる。ここで、第3の原稿を印刷した画像処理装置以外の他の画像処理装置で当該第3の原稿と第2の原稿とを読み取らせることで、第2の原稿の所定箇所に記載漏れ等がある第2の原稿を他の画像処理装置で抽出させることが可能となる。
図7は、本実施形態を示す画像処理装置におけるスキャンチケットの一例を示す図である。本例は、チェック処理結果およびS707でユーザが選択した処理内容から生成したスキャンチケットの一例である。
図7において、スキャンチケットは、処理指示情報がコード化されたQRコード800と、サムネイル画像1000、処理結果内容900とで構成される。ここで、QRコード800には、図6に示したS707でユーザが設定した読み取り条件と第2の原稿に対する処理条件とが設定されている。したがって、このスキャンチケットを印刷した画像処理装置以外の画像処理装置のスキャナが読み取ることで、スキャンチケットを印刷した画像処理装置以外であっても、第2の原稿チェックを行える。
ここで、処理結果内容900は、CPU11がS704で行った処理の結果である。
図8は、本実施形態における画像処理装置のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図6のフローで生成した図7に示すスキャンチケットを用いて、NGページの検索を行うチェック処理の流れに対応し、各ステップは、CPU11が、ROM19に格納されたプログラムをRAM19にロードして実行することで実現される。
ユーザにより操作部16を介してチェック対象原稿のチェックの指示がなされると本フローが開始される。
本フローが開始されると、S801で、CPU11は操作部16に対してS522でプリントしたスキャンチケットを1枚目にしてその後にチェック原稿の原稿を重ねて原稿装置にセットすることを促す表示を行わせる。
続いて、原稿がセットされた後、操作部16のOKボタンが押されるなどして原稿の読み取り指示がされると、S802に進み、CPU11は、原稿給送装置にセットされた原稿を順次給送してスキャナ15による原稿の読み取りを開始する。
ここでは、まず原稿給送装置にセットされた原稿のうち1枚目であるスキャンチケットを給送し、スキャナ15によりスキャンチケットを読み取らせる。それに引き続き、スキャンチケットに重ねてセットされたチェック対象の原稿を順次読み取らせる。
なお、チェック対象の原稿は複数枚重ねてセット可能である。また、一連の原稿であることを操作部16から指定することにより、多数枚の原稿を複数束に分けて原稿給送装置にセットすることも可能である。
次に、S803では、S802において読み取った1枚目の原稿、つまりスキャンチケットの画像の解析処理及び認識処理を行う。ここでは、読み取ったスキャンチケット内の2次元コード等を解析して、処理指示の対象となる領域(位置)と処理内容の認識を行う。CPU11は、認識した結果をRAM18に格納する。
次に、S804では、CPU11は原稿給送装置にセットされた原稿を順次給送してスキャナ15による原稿の読み取りを開始する。そして、S805では、S807で、ユーザにより選択されたスキャン停止位置が、NGページスキャン後であると判断した場合は、S806に進み、NGページスキャン直前であると判断した場合は、S807に進む。
そして、S806において、CPU11は、S804において読み取った原稿のページ番号と、RAM18に蓄積されている対象のページ番号の認識結果を比較し、認識結果がNGであるかどうか判定する。ここで、読み取った原稿がNGページであると判断した場合はS808に進み、NGページでないと判断した場合はS813に進む。
S807では、CPU11は、S804において読み取った原稿のページ番号と、RAM18に蓄積されている最初のNGページのページ番号を比較し、読み取った原稿のページ番号は最初のNGページ番号の直前であるかどうかを判定する。ここで、読み取った原稿がNGページ直前であるとCPU11が判断した場合は、S808に進み、NGページ直前でないと判断した場合は、S813に進む。
そして、S808で、CPU11は、スキャナ15に対し原稿の読み取り停止処理を行う。次に、S809において、CPU11はS807でユーザにより選択されたスキャン停止位置を判別し、スキャン停止位置がNGページスキャン後であるとCPU11が判断した場合は、S812に進みむように処理する。
また、CPU11はスキャン停止位置がNGページスキャン直前であるとCPU11が判断した場合は、S810に進むよう処理する。
そして、S810において、CPU11はS807でユーザにより選択されたNGページに対する処理内容を判別し、NG原稿を取り除かないと判断した場合または取り除いた後に戻すと判断した場合には、S812に進むよう処理する。 一方、S810で、CPU11はNG原稿を取り除くと判断した場合は、S811に進むよう処理する。そして、S811では、CPU11はRAM18に蓄積されるスキャナ15により読み取られたページ数のカウンタに対し1ページ足す処理を行い、S812へ進む。
そして、S812においては、CPU11はスキャナ15による読み取り処理を再開するかどうかを選択されることを促す表示を操作部16に表示するよう処理し、ユーザにより操作部16を介してスキャン再開の指示がなされるまで待機する。次に、CPU11がユーザによるスキャン再開の指示がなされたと判断した場合は、S813に進むよう処理する。
そして、S813で、CPU11は、スキャナ15により読み取られたページが最終ページかどうかの判定を行い、最終ページでないと判断した場合はS804に進み、最終ページであると判断した場合は、本処理を終了する。
以上のチェック処理では、スキャンチケットを利用するものを例に説明したが、上述のように、スキャンチケットに代えて、処理指示情報を書き込んだ処理指示書をそのまま利用するようにしてもよい。
また、以上の説明ではNGページを含む原稿に対するスキャン処理において、再度スキャナ15による読み取り処理を行う場合を例とした。しかし、これに限るものではなく、スキャナ15による読み取り処理は行わずに原稿給送装置のみを動作させることでページ数をカウントするようにしても良い。
また、図6のフローチャートを用いて説明したチェック処理を行う画像処理装置と、図8のフローチャートを用いて説明したチェック処理を行う画像処理装置は別の装置として構成しても構わない。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザは全原稿に対する良否判定処理を行った後に、他の画像処理装置、あるいは本画像処理装置において事後的にNGページを検索するためのスキャンチケットを入手できる。
そのため、良否判定処理とNGページ検索処理とを同時に行う必要がなくなり、かつ別の画像処理装置でのNGページ検索処理が行えるようになるため、ユーザの使い勝手が向上する。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
11 CPU
18 RAM
15 スキャナ
21 ADF

Claims (8)

  1. 原稿搬送装置から搬送される原稿を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段が第1の原稿から読み取る情報に従って第2の原稿に対して画像処理を行う画像処理手段と、
    前記原稿搬送装置から搬送される前記第1の原稿および複数ページからなる第2の原稿を前記読み取り手段により連続して読み取らせる1回目の読み取りにおいて、当該読み取り手段から出力される前記第2の原稿の各ページの画像データを前記第1の原稿から読み取る前記情報に従い解析して第2の原稿に対する原稿チェック結果を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記原稿チェック結果に従って、前記原稿搬送装置により搬送される前記第2の原稿に対する2回目の読み取り動作を停止させるタイミングを決定する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の原稿に対する2回目の読み取りを実行する際に、前記原稿搬送装置から搬送される第2の原稿の一部を取り除く、または取り除かないのいずれかを設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記2回目の読み取り動作を停止させるタイミングを前記原稿チェック結果で特定されたページの直前とするか、当該特定されたページの読み取り直後とするかを指定する指定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記原稿チェック結果に従って、他の画像処理装置が読み取り可能な前記第2の原稿に対する2回目の読み取り動作を停止させるタイミングを決定するための第3の原稿を印刷する印刷手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記読み取り手段が読み取る前記第3の原稿に基づいて、前記原稿搬送装置により搬送される前記第2の原稿に対する第2回目の読み取り動作を停止させるタイミングを決定することを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の原稿に対する原稿チェック結果を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 原稿搬送装置から搬送される原稿を読み取る読み取り工程と、
    前記読み取り工程で第1の原稿から読み取る情報に従って第2の原稿に対して画像処理を行う画像処理工程と、
    前記原稿搬送装置から搬送される前記第1の原稿および複数ページからなる第2の原稿を前記読み取り工程で連続して読み取らせる1回目の読み取りにおいて、当該読み取り工程で出力される前記第2の原稿の各ページの画像データを前記第1の原稿から読み取る前記情報に従い解析して第2の原稿に対する原稿チェック結果を記憶部に記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程で記憶された前記原稿チェック結果に従って、前記原稿搬送装置により搬送される前記第2の原稿に対する2回目の読み取り動作を停止させるタイミングを決定する制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 請求項7項に記載の画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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