JP5300534B2 - 画像処理装置および画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、媒体上に書き込まれた処理指示を認識するための画像形成装置および画像処理方法、プログラムに関する。
従来から、コンピュータを用いてスキャナによる用紙の読取画像を解析し、紙面上に記載された文字等を認識する技術がある。この技術を利用すれば、例えば多数の帳票に対して記載された金額や日付等を容易に抽出することができ、また抽出したデータを集計等の処理に入力させることができる。ただし、以上の処理を自動化するためには、紙面上のどの位置にどのような種類のデータがあるのかをコンピュータに指示する必要がある。
従来においては、例えば、処理対象の答案用紙と、答案用紙フォームに処理すべき記入欄と記入欄への書込内容に対する処理を指示する処理指示情報が記入された処理指示書とを一連の読取処理により読み取る。処理指示書の読取データから処理指示情報を検出し解析することによって、紙面上における処理対象とする書込領域と、各書込領域に対する処理内容を認識する技術があった(例えば、特許文献1)。
特開2008−145611号公報
しかしながら、前述の方法では、ユーザが規則に従って処理指示書に記入を行い、処理対象となる領域とその領域に対する処理内容を、装置に読み込ませることで認識させるが、ユーザが手書きで記入する際の規則を適宜変更できないという課題がある。
本発明の画像処理装置は、
処理指示情報が記入される処理指示書と処理対象原稿を読み取ることで、前記処理対象原稿に対して前記処理指示書に記入された処理が行われる画像処理装置であり、前記処理指示書を読み取り、画像データを取得する読み取り手段と、前記読み取り手段にて取得された画像データを解析し前記処理指示書に手書きで囲まれた領域と該領域を囲む際に用いられた第1の色と該第1の色に対応付けられた第1の処理を認識する認識手段と、前記第1の色を用いて囲まれた前記処理指示書の領域に対応する前記処理対象原稿の領域に対して前記第1の処理を施す処理手段と、前記第1の処理に対応する色を変更する指示をするための変更用紙を出力する出力手段と、前記第1の色とは異なる第2の色を用いて第1の処理に対応する指定領域を手書きで囲まれた前記変更用紙を読み取ることで、前記第1の処理に対応する色を前記2の色に変更する変更手段とを有することを特徴とする。
複数の処理方法に対応する指示色を、一度に変更することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることが出来る。さらに、ユーザが手書きで実際の紙に任意の色ペンを用いて記入を行いその紙をスキャナが読み取ることで指示色の変更を行うため、様々な色ペンを用いることが可能となると共に、装置が処理指示情報を取得する際の指示色の判定を、精度良く行うことが出来る。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態における処理対象の原稿の例を示す図である。 本実施形態におけるスキャンチケットを作成する処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態におけるスキャンチケットを用いて原稿のチェックを行う処理の流れを示すフローチャートである。 処理指示書の一部を拡大した図 QRコードの例を示した図 サムネイル画像生成処理のフローチャート サムネイル画像の例を示した図 スキャンチケットの例を示した図 指示色変更処理のフローチャート 指示色変更用紙の例を示した図 スキャンチケット作成処理のフローチャート
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例である画像処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態における画像処理装置100は、コピー機能、スキャナ機能等各種機能を搭載した複合機を例に示すが、これらの機能を複数の装置を連携させて実現するようにしてもよい。
CPU11は、ROM19に格納されたプログラムを、RAM18にロードすることによって画像処理装置100全体の動作を制御する。また、CPU11は、バス12を介して画像処理装置100内の各構成と通信を行う。操作部16は、ユーザが指示を行うための複数のキー、ユーザに通知すべき各種情報を表示する表示部を含む。スキャナ15は、ユーザが原稿台にセットした原稿上の画像をカラー画像として読み取り、これによって得た電子データ(画像データ)をHDD13、RAM18等に蓄積する。HDD13は、ハードディスクを含むハードディスクドライブであり、入力された各種情報を格納する。また、スキャナ15は、原稿給送装置を含み、原稿給送装置にセットされた複数枚の原稿を順次原稿台上に給送し、読み取ることも可能である。プリンタ14は、入力された画像データに基づく画像を、記録紙(シート)上に印刷する。ネットワークI/F17は、画像処理装置100をネットワーク20に接続し、ネットワーク上の外部装置からのデータの受信、ネットワーク上の外部装置へのデータの送信を制御する。
なお、本実施形態では、後述する処理に用いる画像データを、スキャナ15を介して入力するものを例に説明するが、例えば外部機器から送られてくる原稿の画像データを、ネットワークI/F17を介して入力しても同様に処理可能である。また、スキャナやプリンタが接続されたパーソナルコンピュータ(PC)等においても同じように処理することが可能である。この場合、本実施形態で用いるプログラムの全部または一部を、ネットワーク等を介してPCに提供したり、CD−ROM等の記憶媒体に格納してPCに提供したりすることが可能である。
次に、本実施形態において用いる原稿の例について説明する。
図2(a)は、本実施形態において用いる原稿のフォームの例を示した図である。本原稿は、ユーザが何も記入していない(後述する処理指示情報が付加される前の)状態の請求書である。この請求書には、相手先の会社名、相手先の担当者、件名、合計金額、品名、数量、単位、単価、金額、振込先銀行情報、小計、消費税などの税金、備考欄、発行者の印を押す領域などが設けられている。この請求書を正式に発行する時にユーザが情報を追加する欄としては、件名、品名や数量、単位、単価、金額、また作成者の印等がある。
本実施形態では、この請求書の各欄のうち、ユーザによって指定されたある欄には情報が追加され、別のある欄は空欄となっているかをチェックするものとする。
図2(b)は、図2(a)の原稿に含まれる各項目のうち、チェックを行わせるための任意の領域をユーザが色ペンを用いて付加した例を示す図である。図2(b)に示した原稿が処理指示書となる。
処理指示書は、作成した請求書をチェックするユーザが、チェック対象の請求書と同一形式の用紙に後述する処理指示情報を書き込むことで作成される。つまり、図2(a)に示した請求書に処理指示情報が書き込まれたものが、処理指示書となる。本実施形態では、ユーザが処理対象とする領域を指定するために手書きで色ペン等を用いて該当領域を矩形等の閉領域として囲む。
ここで、請求書(原稿)に書き込む処理指示情報(付加情報)について説明する。図2(b)において、例えば、領域31は青い色のペンで書き込んだ領域で、領域32は緑色のペンで書き込んだ領域で、領域33は赤色のペンで書き込んだ領域とする。なお、ここに示した色以外の色を使うことも可能であり、また、3色に限らず、チェック内容に応じて色の種類を減らしたり、増やしたりしてもよい。また、ここではペンを用いているが色を付けられるものであればペンに限ることはない。
そして、ユーザは事前に使用すべき処理指示情報の色の情報と処理内容とを、それぞれ対応付けて操作部16を用いてRAM18に登録する。即ち、青色に対しては空欄であることをチェックすることを、緑色に対して情報の記載があることをチェックすることを、赤色に対して捺印またはサインがあることをチェックすることをそれぞれRAM18に登録する。CPU11は、ここで登録された各色の色成分(例えば、色相等)を判定し、その内容をRAM18に記憶させる。なお、色の登録は、操作部16を用いて行うのに代えて、用紙に書き込んだものをスキャナ15によって読み取らせて登録するものであってもよい。また、ユーザが登録するのに代えて、画像処理装置100に予め登録されているものとしてもよい。予め登録された内容に従う場合、ユーザは登録されている色と処理内容とに従って原稿に処理指示情報を付加する。
このように、使用すべき処理指示情報の色成分とそれに対応した処理内容を登録しておき、これに従った処理指示書を作成する。これを用いて、処理指示情報を抽出し、この抽出結果に応じて処理内容を認識することによって、画像処理装置100はチェック対象の原稿について、原稿の特定の領域に情報があるかどうか、空欄かどうか、印(捺印等)があるかどうか、をチェックする。
図2(c)は、本実施形態において用いるチェック対象の原稿の例を示した図である。チェック対象の原稿は、図2(a)、(b)と同一の形式の原稿に基づくものであることを前提とする。本実施形態では、図2(b)のように付加された処理指示情報を抽出し、抽出結果に従い、領域41に記載がない、つまり空欄であること、領域42に記載があること、領域43に印があることをもって正常である判定する。図2(c)は、正常と判定するための条件を全て満たした例なので、当該原稿のチェック結果は正常となる。そして、1箇所でも正常と判定する条件を満たさない原稿のチェック結果はNGとなる。なお、チェックの内容や領域は、これに限られるものではなく、他のチェック内容の指示や他の領域に対しての指示も可能である。
次に、図2(b)に示したような処理指示書に基づき、原稿の記載内容のチェックを実行させるためのスキャンチケットを作成する処理について説明する。ここで、スキャンチケットとは、図2(b)の指示内容を認識し、図2(c)等のようなチェック対象の原稿のチェック方法を画像処理装置100が認識可能な形式(例えば、QRコード)としたチケットである。スキャンチケットには、図2(b)の原稿から認識した指示内容、この指示内容を適用する領域の位置情報などが含まれる。チェック対象の原稿のチェックを行う際は、スキャナ15によりスキャンチケットを読み取って処理内容をCPU11により認識させたうえで、チェック対象の原稿をチェックさせる。
本実施例における前記スキャンチケット作成処理を詳細に説明する。図3は、本実施例におけるスキャンチケット作成処理のフローチャートである。また、図5は、処理指示領域31を拡大したもの、図6は、処理指示情報をエンコードしたQRコードの一例である。
図3は、本実施形態におけるスキャンチケットを作成する際の処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートは、CPU11が、ROM19に格納されたプログラムをRAM18にロードして実行する処理の流れを示す。
ユーザにより操作部16を介してスキャンチケット作成の指示がなされると本フローが開始される。本フローが開始されると、CPU11は操作部16に、RAM18に登録されている処理指示情報の指示色(以下、単に指示色という)と処理内容の組合せを表示させる(ステップ501)。例えば、「赤色で囲まれた領域内に捺印やサインがあればOKとします」、「青色で囲まれた領域内が空欄であればOKとします」、「緑色で囲まれた領域内に記載があればOKとします」などを表示する。さらに、CPU11は、操作部16に、ステップ501で表示した指示色と処理内容で良いかどうかをユーザに問合せる表示を行わせる(ステップ502)。
ステップ502の問合せに対し、ユーザから操作部16を介して否定する旨の指示がなされたと判定すると、CPU11は、指示色と処理内容の組合せの変更を行う旨の表示を操作部16に行わせる(ステップ505)。ここでは、いずれの色を変更するかを問合せる表示を行い、指示された色に代えて新たな色を提示するものでもいいし、ユーザが操作部16によって任意の色を指定するようにしてもよい。また、新たな色とするのではなく、単に色と処理内容の組合せを変更するだけでもよい。このときにCPU11は、同じ色で異なる処理内容の指示を行うことはできないので、1つの色に対して1つの処理内容となるように制御を行う。ステップ505で指示色あるいは処理内容、また、指示色と処理内容の両方の変更処理が行われると、CPU11は操作部16に対してステップ501の表示を行わせる。ここでは、ステップ505で変更処理を行ったことをユーザが確認できるように表示するものである。ステップ502の問合せに対し、ユーザから操作部16を介して肯定する旨の指示がなされたと判定すると、CPU11は、使用すべき処理指示情報の指示色と、それに対応する処理内容とを決定し、RAM18に登録する。
なお、ステップ502の判定は、ユーザに目視で原稿の内容(原稿に含まれている色)を確認させ、指示色の色成分と原稿に含まれる色成分とが類似していると判断される場合に、互いに異なるものとし、処理指示情報の抽出エラーを防止するものである。
また、ステップ502の確認の結果、原稿に含まれる色成分と指示色の色成分とが類似していると判定された場合、後述のように、原稿をセットするよう促す表示を操作部16に行わせる。これに対し原稿がセットされたと判断した場合にモノクロコピーするようにしてもよい。これによっても、有彩色の色ペンで処理指示情報を付加した場合の処理指示情報の抽出エラーを防止することができる。
CPU11は、ステップ502において、指示色と処理内容がOKであったと判断したときには、ここで処理指示情報に用いる色成分を特定してRAM18に記憶する。続いて、CPU11は、ユーザの手許にはチェック対象原稿(図2(c))のみ存在しているかを問合せる表示を操作部16に行わせる(ステップ503)。これは、処理指示書を作るときにテンプレートとなる原稿(図2(a)または(b))が存在しているかを確認するものである。つまり、チェック対象原稿しかユーザの手許にないときに後述のようにチェック対象原稿から処理指示情報を書き込むための原稿を作成することができるようにするものである。ここでいうテンプレートとは正式なチェック対象原稿ではなく、ユーザが処理指示情報を書き加えることができるものを指す。CPU11は、ステップ503で操作部16を介して、チェック対象原稿のみ存在している(テンプレートとなる原稿が存在しない)との応答を受けるとステップ504でスキャナ15にチェック対象原稿をセットすることを促す表示を操作部16に行わせる。ここでは、例えば「チェック対象原稿の1枚をスキャナにセットしてください。セットしたらOKボタンを押してください」という案内表示と、原稿がセットされたことを認識するためにOKボタンの表示を行う。ここでは、OKボタンが押されたことで原稿が置かれたことをCPU11が認識するものとするが、原稿台の下部に設けたフォトインタラプタや、原稿給送装置の原稿センサ等を用いてスキャナ15に原稿がセットされたことを自動で認識するようにしてもよい。
CPU11は、ステップ504でOKボタンが押されと判断すると、ステップ506で、スキャナ15によってチェック対象の原稿上の画像を読み取らせる。引き続き、CPU11は、スキャナ15から入力された画像データを、モノクロ画像データに変換し、それをプリンタ14に出力して記録紙へのモノクロコピー出力を行わせる。なお、ステップ506では、原稿をモノクロ化してプリンタ14で印刷するものとしたがこれに限ることはない。読み取った原稿の画像の色を、指示色が含まれない他の色に変換してプリント14することも可能である。例えば、読み取った原稿中の赤い文字を青い文字に変えて出力するなど色を変換して出力する。このほか、RAM18に予め色変換をすべき色を登録しておき、その登録色と同じ色が読み取った原稿にあった場合に変換するようにしてもよい。
ステップ507では、CPU11は、ステップ506でプリンタ14によって出力された記録紙に、図2(b)のような処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせる。ステップ503で、テンプレート原稿が存在する旨の応答があると、ステップ508で操作部16にテンプレートに処理指示情報が既に記載されている(図2(b))かどうかを問合せる表示を行う。この表示に対し、テンプレートに指示情報が記載されていないことを示すユーザからの応答を、操作部16を介して受けるとCPU11はステップ509でスキャナ15にテンプレートをセットすることを促す表示を操作部16に行わせる。ここでは、例えば「テンプレートをスキャナにセットしてください。セットしたらOKボタンを押してください」という案内表示と、OKボタンの表示を行う。ここでは、OKボタンが押されたことで原稿が置かれたことをCPU11が認識するものとするが、原稿台の下部に設けたフォトインタラプタや、原稿給送装置の原稿センサ等を用いてスキャナ15に原稿が置かれたことを自動で認識するようにしてもよい。
ステップ509でOKボタンが押されると、ステップ510に進み、CPU11は、テンプレートの原稿上の画像をスキャナ15で読み取らせる。これによって得た画像データに対してステップ511において、指示色と同じ色成分の色が含まれているか判定するための解析・認識処理を行う。色成分の解析・認識処理は、例えば赤色が含まれるかを解析・認識する場合、赤の色相抽出を行って解析・認識する。この色成分の解析・認識は公知の種々の方法を採用することが可能である。また、色相以外のパラメータを用いてもよいし、他のパラメータを組合せてもよい。
CPU11は、ステップ512にて、ステップ511で解析・認識した色にRAM18に登録された指示色と同じものが含まれているか判断をする。指示色とステップ511で解析・認識した色が同じであるかの判断は、完全一致のみでなく、ある範囲をもたせて同じと判断することも可能である。例えば、RGB値が256段階で表されている場合、指示色のRGB値と比較し、プラスマイナス20以内であれば同じと判断するようにしてもよい。なお、ここに示した以外の方法で同じ色と判断する方法を適用することも可能である。
ステップ512でRAM18に登録された指示色と同じ色がテンプレートの画像に含まれていると判断されると、CPU11は、スキャナ15にテンプレートをセットすることを促す表示を操作部16に行わせる。ここでは、例えば「テンプレートをスキャナにセットしてください。セットしたらOKボタンを押してください」という案内表示と、OKボタンの表示を行う。ここでは、CPU11は、OKボタンが押されたことで原稿が置かれたことを認識するものとするが、原稿台の下部に設けたフォトインタラプタや、原稿給送装置の原稿センサ等を用いてスキャナ15に原稿が置かれたことを自動で認識するようにしてもよい。
ステップ513でOKボタンが押されると、ステップ514に進み、CPU11は、スキャナ15によってチェック対象の原稿上の画像を読み取らせる。CPU11は、スキャナ15から入力された画像データを、モノクロ画像データに変換し、それをプリンタ14に出力して記録紙へのモノクロコピー出力を行わせる。なお、ステップ514では、原稿をモノクロ化してプリンタ14で印刷するものとしたがこれに限ることはない。これに代わる処理は上述(ステップ506)のように種々の方法を採用することができる。
ステップ515では、CPU11は、ステップ514でプリンタ14によって出力された記録紙に、図2(b)のような処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせる。
ステップ512でRAM18に登録されている指示色と同じ色がテンプレートの画像に含まれていないと判断すると、ステップ516で、CPU11は、テンプレート原稿に、図2(b)のような処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせる。
ステップ508では、CPU11は、操作部16にテンプレートには既に処理指示情報が記載済みかどうかを確認する表示を行わせる。これに対し、テンプレートに指示情報が記載済であることを示す応答を、操作部16を介して受けたと判断されると、ステップ517に進み、指示記載済テンプレートの原稿の画像をスキャナ15で読み取らせる。ここでは、上述のモノクロコピー出力と同様の手順で原稿を読み取らせる。即ち、操作部16に指示情報記載済みの原稿のセットを促す表示を操作部16に行い、これに対し、ユーザが原稿をセットした後にOKボタンが押されるとスキャナ15による原稿の読み取りを行わせる。ただし、ここではスキャナ15で読み取って得た画像データのモノクロ画像データへの変換は行わない。ここで得た画像データは、RAM18に記憶しておく。
次に、ステップ518で、スキャナ15から入力された画像データから処理指示情報の解析・認識処理を行う。ここでは、まず、ステップ502で決定された指示色が原稿のどこにあるかを解析して、その部分の色を認識することで、色毎に対象領域の位置を特定する。ここで特定される位置は、原稿上のどの位置にどの大きさの処理対象の領域が存在するかを判別可能なものである。例えば、位置は座標によって特定する。
図5に、図2(b)の処理指示領域31である、チェック者が青い色のペンで書き込んだ領域を示す。処理指示領域31は、ステップ518で閉領域として認識され、左上端の開始座標701と、幅702、高さ703がチェック領域情報として抽出される。X−Y座標の位置が(Y,X)と表されるとき、開始座標701は(1108,963)という座標に、幅702は834、高さ703は128という値になる。
また同様に、チェック者が緑色のペンで書き込んだ処理指示領域32は、開始点(1240,963)、幅は740、高さは100となる。チェック者が赤色のペンで書き込んだ処理指示領域33は、開始点(2955,2050)、幅は200、高さは171となる。さらに、これら処理指示領域31、32、33からは、指示色の判定が行われ、処理コードが抽出される。処理指示領域31は青い色のペンで書き込まれた領域であるから、処理コードは1となる。同様にして、処理指示領域32は緑色のペンで書き込まれた領域であるから処理コードは0、処理指示領域33は赤色のペンで書き込まれた領域であるから処理コードは2となる。
そして、ここで特定された位置と、ステップ502で決定した処理内容とを対応付けてRAM18に記憶する。
続いて、ステップ519で、CPU11は、ステップ518で解析・認識した結果を操作部16に表示させる。例えば、特定した処理指示情報に対応する領域の座標やその領域に対する処理内容を表示する。また、読み取った原稿のサムネイル画像を表示し、その画像と対応させてどの位置に処理指示情報があり、その処理内容がどういったものかを識別可能に表示するようにしてもよい。そしてステップ520で、CPU11は、ステップ519で表示した内容で正しいかどうかをユーザに確認する表示を操作部16に行わせる。この確認に対し、ユーザから否定する応答を、操作部16を介して受けると、ステップ525に進み、CPU11は、ステップ517でスキャナ15により読み取ったテンプレート画像をプリンタ14でモノクロ出力するか確認する表示を操作部16に行わせる。
そして、これに肯定する応答を、操作部16を介して受け取ると、ステップ526に進み、ステップ517でスキャナ15により読み取った原稿の画像をモノクロ画像データに変換し、プリンタ14でモノクロコピー出力を行わせる。
即ち、正しく処理指示情報が抽出できなかった場合に、処理指示情報が付加された処理指示書をモノクロコピーする。これを用いて再び処理指示情報を付加させる。なお、ステップ526では、原稿をモノクロ化してプリンタ14で印刷するものとしたがこれに限ることはない。これに代わる処理は上述(ステップ506)のように種々の方法を採用することができる。
ステップ527では、CPU11は、ステップ526でプリンタ14によって出力された記録紙に、処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせる。
ステップ528では、ステップ525でユーザからモノクロコピー出力を行わないことを示す指示を、操作部16を介して受けると、CPU11は、処理指示書を新たに作成するかを確認する表示を操作部16に行わせる。この確認に対し、新たに処理指示書を作成することを示す指示を、操作部16を介して受けると、ステップ529に進み、CPU11は、新たに作成した処理指示書をスキャナにセットするように促す表示を操作部16に行わせる。一方、ステップ528の確認に対し、新たに処理指示書を作成しないことを示す指示を、操作部16を介して受けると本処理を終了させる。
ステップ527、ステップ529の表示に引き続き、ユーザが原稿をセットし、操作部16を介してOKボタンを押すなど、読み取りの指示が行われると、先に説明したステップ517の処理を再び実行する。
そして、ステップ520で解析結果が正しかったことを示す応答を、操作部16を介して受け取ると、当該解析内容を処理指示情報の抽出結果としてRAM18に記憶する。続いて、ステップ521に進み、CPU11は、スキャンチケットを作成するか否か問合せる表示を、操作部16に行わせる。この表示に対し、肯定する応答を、操作部16を介して受けると、ステップ522に進み、CPU11は解析内容のコード化を行う。解析内容のコード化とは、ステップ519で表示した解析結果を、例えば2次元コード(例えばQRコード等)を使ってコード化することを指す。コード化される内容は、処理指示された領域とその領域に対する処理内容である。
例えば、図2(c)の処理指示書の場合、処理指示領域31〜33の処理指示情報を、開始点のX座標、Y座標、幅、高さ、処理コードの順にカンマ区切りで並べた文字列は次のようになり、その文字列をQRコードにエンコードしたものが図6である。
「963,1108,834,128,1,963,1240,740,100,0,2050,2955,200,171,2」
また、ここでは2次元コードを例に説明するがこれ以外の方法でコード化したものとしてもよく、画像処理装置100が解析・認識可能なものであればこれに限ることはない。ステップ523では、CPU11はステップ522で作成したコード化したものを画像としてプリンタ14で記録紙に出力させ印刷する。
ここで印刷されたスキャンチケットを用いて、チェック対象の原稿のチェックを実行することが可能である。ただし、ステップ520で解析結果が正しいと判断された場合は、ステップ517でスキャナ15により読み取らせた処理指示書は正しく認識されたことを示すので、ステップ521〜523の処理を行わず、この処理指示書をスキャンチケットとしてもよい。この場合、チェック時に処理指示書から処理内容等を認識するものとする。
また、ステップ521の問合せに対し、否定する応答を、操作部16を介して受けると、CPU11は、ステップ520で登録した解析内容を特定するためのIDを操作部16に表示させる。これはチェック原稿のチェックを行わせる際に、この解析内容を特定し、RAM18から読み出して利用するためである。このIDはCPU11が提示する以外、ユーザが所望のIDを操作部16から指定するものであってもよい。ここで決定したIDと解析内容とは対応付けられてRAM18に記憶される。その後、ステップ524に進む。
ステップ524では、以上のように認識した処理指示情報とそれに対応する処理内容に従ってチェック対象の原稿のチェックを行う。
以上の処理により、原稿に含まれる色成分を指示色の色成分と異ならせるよう変換して処理指示情報をユーザに付加させるための原稿を印刷させることができる。これにより、処理指示書に付加された処理指示情報を正しく認識することができるようにできる。即ち、処理指示情報の認識エラーを低減させることができる。また、その際の作業をユーザに対し適切に案内(例えば、モノクロコピー出力を促す案内の通知)することができるので、ユーザによる作業ミスを低減させることができる。なお、以上説明したフローチャートに示した処理は全てを実行する必要はなく、一部の処理のみ実行するようにしてもよい。
次に、以上の様に作成したスキャンチケットを用いて、抽出した処理指示情報に応じた原稿のチェックを行う手順(ステップ524)について図4にて説明する。
図4は、本実施例における画像処理装置の処理全体の流れを示したフローチャートであり、以下、本実施例におけるチェック処理の動作についてフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップ2501において、CPU11は、操作部16に後述するスキャンチケットを作成するか否かを表示する。
次に、ステップ2502において、操作部16からスキャンチケットを作成する旨の指示を受け取ったCPU11は、ステップ2503に進む。また、チェック者が既にスキャンチケットを所持しているなどの理由から、CPU11が、操作部16からスキャンチケットを作成しない旨の指示を受け取った場合には、スキャンチケット作成処理を行わずにステップ2504に進む。
ステップ2503では、CPU11が、前述の処理指示書からスキャンチケットを作成するスキャンチケット作成処理を行い、ステップ2504に進む。なお、スキャンチケットおよびスキャンチケット作成処理の詳細については上述した通りである。
次に、ステップ2504において、CPU11は、前記スキャンチケットを一枚目に、二枚目以降にチェック対象の原稿をスキャンすることを、操作部16へ表示させ、ユーザに原稿のセットを促す。
次に、ステップ2505において、CPU11は、原稿がセットされたことを不図示のセンサにより検知するとスキャナ15にスキャンチケットおよびスキャン対象の原稿を読み込み、HDD13に画像データを格納するよう指示を送る。なお、本実施例では、説明を簡単にするためにチェック対象の原稿が図3(c)のみの場合を説明するが、チェック対象の原稿が複数あっても良い。
次に、ステップ2506において、CPU11は、HDD13に格納されたスキャンチケットの画像データを読み出し、スキャンチケットの解析を行う。スキャンチケットには複数の処理指示情報がQRコードにエンコードされて印字されている。なお、各処理指示情報は、どの領域をチェックするかというチェック領域情報と、そのチェック領域をどのような処理方法でチェックするかを示す処理コードで構成されている。CPU11は、スキャンチケットの画像データに含まれるQRコードの位置を検出し、QRコードをデコードして、前記複数の処理指示情報を取得する。本実施例における前記処理指示情報のチェック領域情報は、画像データ上の座標を表し、処理領域の開始点のX−Y座標と、開始点からの幅と高さで構成されている。また、前記処理コードとは、チェック領域をどのような処理方法でチェックするかを表しており、前記チェック領域に対する処理方法が対応付けられた番号である。
本実施例においては、チェック領域に記載があること(処理コード:0)、空欄であること(処理コード:1)、また、朱印があること(処理コード:2)をチェックする三種類の処理方法が処理コードに対応づけられている。なお、ステップ2505において、複数のチェック対象の原稿が読み取られた場合は、一枚目に置かれたスキャンチケットに記載の処理指示情報が、二枚目以降のチェック対象の原稿全てに対して適用される。前記処理指示情報は、本チェック処理が終えるまで有効となる。
次に、ステップ2507において、CPU11は、HDD13に格納されたチェック対象の画像データを順次読み出す。
次に、ステップ2508において、CPU11は、前記複数の処理指示情報から一つを選択する。そして、ステップ2507で読み出した画像データから、前記処理指示情報のチェック領域情報が示す開始点と幅、高さを用いて、チェック領域を順次取得する。
次に、ステップ2509において、CPU11は、ステップ2508で用いた処理指示情報から、チェック領域に対する処理コードを確認する。処理コードが0および1であった場合はステップ2510に、処理コードが2であった場合にはステップ2511に進む。
ステップ2510で、CPU11は、取得したチェック領域内に記載があるかをチェックする処理を行う。本実施例では、ステップ2508で取得したチェック領域内の画像データをHLS色空間へと変換し、輝度Lが所定の明るさよりも暗い画素のチェック領域内に占める割合によって、チェック領域に記載があるか否かを判断することができる。本実施例において、画像データから取得したチェック領域の画像データはRGB色空間である。よって、輝度Lの値が50%よりも小さい画素のチェック領域に占める割合を求め、その画素が占める割合が1割以上となったとき、チェック領域に記載があったと判断する。なお、前記判定の方法に限るものではく、記載があるかどうかが判定できれば良いので、例えば、主走査方向に前記暗い画素が連続する長さなどで、記載があるかどかを判定しても良い。また、ここで用いたRGB色空間からHLS色空間への変換は公知の技術であるため、ここでの詳細な説明は省く。
次に、ステップ2511において、CPU11は、取得したチェック領域内に朱印があるかをチェックする処理を行う。本実施例では、ステップ2510と同様の方法でチェック領域をHLS色空間へと変換し、彩度Sと色相Hが一定の範囲内にある画素の処理領域内に占める割合によって、朱印があるかを判定することができる。つまり、本実施例においては、彩度Sが20%以上であり、且つ色相Hが30度以下、あるいは330度以上であるときの画素がチェック領域に占める割合を求め、その割合が1割以上となったとき、朱印があると判断する。なお、前記判定の方法に限るものではく、記載があるかどうかが判定できれば良いので、例えば、主走査方向に前記彩度Sと色相Hが一定の範囲内にある画素が連続する長さなどで、記載があるかどかを判定しても良い。
次に、ステップ2512において、CPU11は、ステップ2510、または2511で求めた前記割合が一定値以上であり、且つチェック領域に対する処理コードが0もしくは2であるか否かを判定し、前記条件に一致する場合はステップ2513へと進む。また、前記条件に一致しない場合はステップ2514へと進む。
ステップ2514で、CPU11は、ステップ2510、または2511で求めた前記割合が一定値よりも小さく、且つチェック領域に対する処理コードが1であるか否かを判定し、前記条件に一致する場合はステップ2513へと進む。また、前記条件に一致しない場合はステップ2515へと進む。
次に、ステップ2513において、CPU11は、ステップ2508で取得したチェック領域のチェック結果がOKであったことを、ワークメモリであるRAM18に記憶する。
また、ステップ2515において、CPU11は、ステップ2508で取得したチェック領域のチェック結果がNGであったことをRAM18に記憶する。
次に、ステップ2516において、CPU11は、ステップ2507で読み出した画像データに対して、複数ある処理指示情報の全てをチェックし終えたかを判定し、終えた場合にはステップ2517に進む。また、終えていない場合にはステップ2508に進む。
次に、ステップ2517において、CPU11は、ステップ2505で読み込んだチェック対象の原稿の画像データ全てに処理を終えたか否かを判定し、終えた場合にはステップ2518へと進む。また、終えていない場合にはステップ2507に進む。
次に、ステップ2518において、CPU11は、全てのチェック対象の原稿の画像データに対して全てのチェック領域への処理が終了すると、それらのチェック結果と、それを表示する旨を操作部16に送信し、チェック処理を終了する。ここで操作部16に表示するチェック結果は、ステップ2505で読み取ったチェック対象の原稿で、一つでもチェック領域がNGであった場合に、本実施例におけるチェック処理がNGであったことを通知する。なお、チェック結果の表示内容や方法はこれに限るものではなく、例えば、どの原稿のどのチェック領域がNGであったかなど、より詳細な情報を表示しても良い。また、チェック結果から画像データを生成し、プリンタエンジン14に送信することで、レポートなどを出力しても良いことは言うまでもない。
次に、サムネイル画像生成処理を詳細に説明する。
図7は、図3のステップ519による本実施例におけるサムネイル画像生成処理のフローチャートであり、図8は、本実施例におけるサムネイル画像の一例である。
尚、このフローチャートはCPU11がROM19に格納されたプログラムをRAM18にロードして実行することで実現される。まず、ステップ901において、CPU11は、処理指示書の画像データから、チェック者によって色ペンで描かれた処理指示の矩形を順次削除する。具体的には、ステップ518で取得した処理指示情報を用いて、前記描かれた処理指示の矩形に対応する画像データ上の領域を特定し、前記領域に含まれる指示色の画素を処理指示書の下地色で置き換えることで、画像データから処理指示の矩形を削除する。
次に、ステップ902において、CPU11は、ステップ518で取得した処理指示情報を用いて、前記描かれた処理指示の矩形が削除された画像データの領域に、直線で構成される矩形を指示色で描く。前記矩形の描く位置は、処理指示情報のチェック領域情報に含まれる開始点、幅、高さの情報から得ることが出来る。本実施例において、指示色はある程度の範囲で色が設定されているため、ここで矩形を描くための色は、指示色の輝度Lが50%、彩度Sが100%、色相Hがその範囲の中心に位置する色を用いる。例えば、図2(b)の処理指示書の場合、処理指示領域31のチェック者によって描かれた矩形は削除され、前記処理指示情報に従って青の色ペンの指示色で矩形1001が描かれる。また同様に、処理指示領域32と処理指示領域33のチェック者によって描かれた矩形も削除され、前記処理指示情報に従って、緑の色ペンの指示色で矩形1002が、赤の色ペンの指示色で矩形1003が描かれる。
次に、ステップ903において、CPU11は、ステップ518で取得した全ての処理指示情報に対して上記処理を終えたかを判定し、終えている場合はステップ904に進む。また、終えていない場合は、ステップ901に進む。
次に、ステップ904において、CPU11は、ステップ903までの処理で得られた画像データを縮小処理してサムネイル画像1000を生成する。まず、CPU11は、ステップ519で操作部16に表示させるための大きさへと縮小処理を行った、操作部表示用のサムネイル画像を生成する。さらに、前記ステップ903までお処理で得られた処理指示の矩形が削除された画像データを、523でスキャンチケットを生成するための大きさへと縮小処理を行って、スキャンチケット生成用のサムネイル画像を生成して、サムネイル画像生成処理を終了する。本実施例において、縮小処理はバイキュービック法を用いるものとするが、これに限るものではなく、二アレストネイバー法やバイキュービック法などの手法を用いても良いことは言うまでもない。図9は、本実施例における、図2(b)の処理指示書から生成したスキャンチケットの一例である。
スキャンチケットは、処理指示情報がコード化された図6のQRコード800と、サムネイル画像1000、処理指示情報1101〜1103とで構成される。処理指示情報1101は、図2(b)の処理指示領域31から取得したチェック領域情報(チェック領域の開始点の座標、幅、高さ)と処理コードに対応する処理方法が文字で書かれたものである。また、処理指示情報1102には、処理指示領域32から取得したチェック領域情報と処理コードに対応する処理方法が、処理指示情報1103には、処理指示領域33から取得したチェック領域情報と処理コードに対応する処理方法が文字で書かれている。サムネイル画像1100は、前述のサムネイル画像生成処理によって得られる図2(b)の処理指示書から生成されたサムネイル画像である。サムネイル画像1000は、前述の通り、チェック者が処理指示書に描いた処理指示の矩形を削除し、処理指示情報に従って指示色で矩形が描かれた画像データを、スキャンチケット用に縮小処理したものである。
次に、図10、図11を用いて、前述の指示色変更処理を詳細に説明する。
図10は、本実施例における指示色変更処理のフローチャート、図11は、本実施例における指示色変更用紙の一例である。尚、このフローチャートはCPU11がROM19に格納されたプログラムをRAM18にロードして実行することで実現される。
まず、ステップ1201において、ユーザにより操作部16から指示色変更処理の指示が入力されると、CPU11は、図11(a)に示す指示色変更用紙の画像データとプリントする旨をプリンタエンジン14に送信する。また、CPU11は、プリントした指示色変更用紙上に任意の色ペンで記入する旨の表示を行う指示を制御部16に送信する。前記指示色変更用紙は、画像処理装置100が実施可能なチェック領域に対する複数の処理方法と、それら処理方法に指示色を対応付ける指示色指定領域で構成されている。それぞれの指示色指定領域は、黒(輝度Lが0%)の色で周囲を囲むように矩形が描かれている。図11(a)の指示色指定領域1301は、チェック領域に記載があることをチェックする処理(処理コード:0)に対応する領域である。前述のように、この処理方法には予め緑の色ペン(色相Hが90度以上、150度以下、かつ彩度Sが20%以上)が指示色として対応付けられている。指示色指定領域1302は、チェック領域が空欄であることをチェックする処理(処理コード:1)に対応する領域であり、予め青の色ペン(色相Hが210度以上、270度以下、かつ彩度Sが20%以上)が指示色として対応付けられている。指示色指定領域1303は、チェック領域に朱印があることをチェックする処理(処理コード:2)に対応する領域であり、予め赤の色ペン(色相Hが30度以下、330度以上、かつ彩度Sが20%以上)が指示色として対応付けられている。
次に、ステップ1202において、CPU11は、任意の色ペンで書き込みが行われた指示色変更用紙をスキャンする旨の表示を行うよう、操作部16に指示を送信する。
次に、ステップ1203において、CPU11は、スキャナ15に指示色変更用紙を読み取り、HDD13に画像データを格納するよう指示を送信する。
次に、ステップ1204において、CPU11は、HDD13から前記読み取った指示色変更用紙の画像データを取得し、前記読み取った指示色変更用紙の指示色指定領域の画像データから色情報を得る。図11(b)は、任意の色ペンで書き込みが行われ、スキャナ15で読み取られた指示色変更用紙の一例である。図11(b)の指示色変更用紙の指示色変更領域には色ペンで描かれた領域1304〜1306が存在する。前記色情報は、指示色指定領域にある下地の色と、図11(a)の指示色指定領域の周囲を囲む矩形の色以外の画素を検出し、それら画素の平均値をRGB色空間で求めた後、HLS色空間へと変換することで得ることができる。本実施例において、下地の色は、理想的にRGBで(255,255,255)、HLS色空間で輝度Lが100%、彩度Sが0%の白とする。また、指示色指定領域の周囲を囲む矩形の色は、RGB色空間で(0,0,0)、HLS色空間で輝度Lが0%、彩度Sが0%の黒である。なお、下地の色は、画像処理装置100が用いる紙の色によって変化し、また、指示色指定領域の周囲を囲む色は、黒でなくても良いことは言うまでもない。
次に、ステップ1205において、CPU11は、前記複数ある指示色指定領域の全てから色情報を読み取ったか否かを判断し、全てを読み取っていればステップ1205に、そうでなければステップ1204に進む。
次に、ステップ1206において、CPU11は、読み取った色情報に無効なものがあるか否かを判断する。無効な色と判定されるのは、ステップ1204で指示色指定領域内が、下地の色および指示色指定領域の周囲を囲む矩形の色のみであった場合と、読み取られた色情報が、画像処理装置100に設定された前記二つの色とみたす範囲に非常に近い色であった場合である。CPU11は、読み取った色情報のうち、一つでも無効な色があると判断した場合に、ステップ1207に進み、そうでない場合にはステップ1208に進む。本実施例においては、白(輝度Lが100%、彩度Sが0%)および黒(輝度Lが0%、彩度Sが0%)が無効な指示色となるため、彩度Sが10%以下で、輝度Lが10%以下もしくは90%以上となる色を、上記の「非常に近い色」と判断する。
ステップ1207では、CPU11が、ユーザに再度手書きにより指示色変更処理を行うか否かを選択させるよう表示させるように、操作部16に送信する。CPU11は、操作部16から再処理の指示を受信すると、ステップ1201に進む。また、CPU11は、操作部16から再処理をしないと指示を受けると、その無効な色情報を予め設定されていた指示色で置き換え、ステップ1208に進む。すなわち、例えば指示色指定領域1301で無効な指示色が読み取られた場合、指示色指定領域1301の対応する処理方法に予め設定されていた緑の色ペンの色相Hの範囲の中央に位置する値を読み取られた色情報として以降の処理を行う。
次に、ステップ1208において、CPU11は、複数の色情報同士に近い色があるか否かを判定し、近い色がある場合にはステップ1209に進み、そうでない場合にはステップ1211に進む。本実施例では、それぞれの色情報の色相Hが±30度以内にある場合は、近い色であると判定する。なお、この±30度は画像処理装置100により近い色として判定するために予め設定された閾値である。
次に、ステップ1209において、CPU11は、再度対応付けの変更を行うために指示色変更処理を行うか否かを選択するよう表示する旨を、操作部16に送信する。CPU1は、操作部16から再処理の指示を受信すると、ステップ1201に進む。また、CPU11は、操作部16から再処理をしないと指示を受けた場合には、ステップ1210に進む。
次に、ステップ1210において、CPU11は、前記複数の色情報のうち、近いと判断された色情報が、指示色として設定されるときの範囲を縮小する。
次に、ステップ1211において、CPU11は、前記指示色指定領域から得られた複数の色情報を、所定の範囲に拡大して、それぞれ対応する処理方法の指示色として設定することで、指示色の変更を行う。本実施例では、前記色情報の色相Hを±30度の範囲、彩度Sは20%以上としたものが指示色となる。このとき、ステップ1210において指示色の範囲が縮小された色情報であった場合には、色相Hの範囲を前記±30度よりも小さくし、近い色情報が互いに重ならない範囲で指示色を設定する。
例えば、図11(b)において、色ペンで描かれた領域1304は、橙の色ペン(色相Hが30度、彩度Sが100%、輝度Lが100%)で描かれている。また、領域1305は、黄の色ペン(色相Hが60度、彩度Sが100%、輝度Lが100%)で、領域1306は、紫の色ペン(色相Hが270度、彩度Sが100%、輝度Lが100%)で描かれている。これらは、ステップ1204で色情報が読み取られ、橙の色ペンと黄の色ペンは、ステップ1208で近い色であると判定される。ステップ1209で再処理を選択せずにステップ1210に進むと、これら2色の色相の設定範囲は±15度に縮小される。最後に、ステップ1211において、上記色ペンに対応する指示色に変更される。つまり、チェック領域に記載があることをチェックする処理(処理コード:0)には橙の色ペン(色相Hが15度以上、45度未満、かつ彩度Sが20%以上)が指示色として対応付けられる。チェック領域が空欄であることをチェックする処理(処理コード:1)には黄の色ペン(色相Hが45度以上、75度以下、かつ彩度Sが20%以上)が指示色として対応付けられる。チェック領域に朱印があることをチェックする処理(処理コード:2)には紫の色ペン(色相Hが240度以下、300度以上、かつ彩度Sが20%以上)が指示色として対応付けられる。
以上説明したように、第1の実施例によれば、指示色変更用紙にユーザが手書きで任意の色ペンを用いて記入することによって、複数の処理方法に対応する指示色を、一度に変更することが可能となる。そのため、ユーザの利便性を向上させることが出来る。さらに、ユーザが手書きで実際の紙に任意の色ペンを用いて記入を行い、その紙をスキャナが読み取ることで指示色の変更を行うため、様々な色ペンを用いることが可能となると共に、装置が処理指示情報を取得する際の指示色の判定を、精度良く行うことが出来る。
なお、本実施例において、スキャンチケット作成処理で処理指示情報をQRコードに変換しているが、処理指示情報をコード化する方法はこれに限るものではなく、例えばカラーバーコードなどを用いてエンコードしても良い。また、この場合には、図5のステップ506において、QRコードのデコードを行うのではなく、前記コード化手法に対応したデコードを行うことで処理指示情報を得ることは言うまでもない。
本実施例において、前述の実施例とは図3のスキャンチケット作成処理の一部構成が異なる。そのため、前述の実施例と同様な部分に関しては、同一番号を付けて説明を省略し、異なる部分のみを以下、説明する。
図12は、本実施例におけるスキャンチケット作成処理のフローチャートであり、以下、本実施例におけるスキャンチケット作成処理について、フローチャートを用いて説明する。
本実施例では、実施例1で説明した図3のスキャンチケット作成処理に、指示色の自動キャリブレーション機能を追加する。なお、ステップ501〜ステップ519は前述の実施例と同様であるため説明を省く。
ステップ520において、CPU11は、操作部16から処理指示情報が正しいか否かの判断を受け取り、処理指示情報が正しいと判断された場合にはステップ521へ進むが、正しくないと判断された場合にはステップ1401に進む。
次に、ステップ1401において、CPU11は、ステップステップ520で処理指示情報が正しくないと判断された回数をカウントし、その回数が所定回数未満であるかを判断する。前記カウントが所定回数未満である場合は、ステップ517へと戻り、再度スキャンチケット作成処理を行う。一方、カウントが所定回数以上となった場合、CPU11は、ステップ525に進む。なお、前記所定回数は、予め5回などの回数が設定されているが、ユーザによって別途設定されても良い。
次に、ステップ523において、処理は、ステップ518で取得した指示処理情報と、ステップ522で変換したQRコード、ステップ519で生成したサムネイル画像とからなるスキャンチケットの画像データを生成する。CPU11は、生成したスキャンチケットの画像データと共に、プリントする旨をプリンタエンジン14に送信して、スキャンチケット作成処理を終了する。
以上説明したように、第2の実施例によれば、処理指示情報を取得した結果に不備がある場合、その回数をカウントし、所定の回数以上正しくない(不備がある)という結果になった場合に、自動的に指示色変更処理を行う。これにより、指示色情報の取得精度を高精度に保つことが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。また本発明の目的は、前述の実施形態の機能を実現するプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体およびプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、本発明には、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた場合についても、本発明は適用される。その場合、書き込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。

Claims (9)

  1. 処理指示情報が記入される処理指示書と処理対象原稿を読み取ることで、
    前記処理対象原稿に対して前記処理指示書に記入された処理が行われる画像処理装置であり、
    前記処理指示書を読み取り、画像データを取得する読み取り手段と、
    前記読み取り手段にて取得された画像データを解析し前記処理指示書に手書きで囲まれた領域と該領域を囲む際に用いられた第1の色と該第1の色に対応付けられた第1の処理を認識する認識手段と、
    前記第1の色を用いて囲まれた前記処理指示書の領域に対応する前記処理対象原稿の領域に対して前記第1の処理を施す処理手段と、
    前記第1の処理に対応する色を変更する指示をするための変更用紙を出力する出力手段と、
    前記第1の色とは異なる第2の色を用いて第1の処理に対応する指定領域を手書きで囲まれた前記変更用紙を読み取ることで、前記第1の処理に対応する色を前記2の色に変更する変更手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記変更手段は
    前記第1の処理に対応する指定領域を囲む際に用いられる前記第2の色の色情報を取得
    前記変更用紙に手書きで記入する際に用いられた前記第2の色が、前記画像処理装置に設定された範囲の色である場合は、再度、前記第1の処理に対応付けられる色の変更を行うか否かを選択させるための表示を表示部に行うことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記変更手段により前記領域を囲む際に用いられる前記第2色の色情報を取得する際、
    前記変更用紙に手書きで記入する際に用いられる複数の色の中で、少なくとも前記第2の色に近い色があると判定される場合は、再度、領域を囲む際に用いられる前記第2の色と前記第1の処理の内容との対応付けの変更を行う、または前記変更用紙に記入する際に用いられる色が示す色の範囲を狭くすることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記認識手段により認識された結果が所定の回数以上正しくないと判断された場合のみ、前記変更手段により手書で記入する際に用いられた色と処理の内容との対応付けの変更を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 処理指示情報が記入される処理指示書と処理対象原稿を読み取ることで、
    前記処理対象原稿に対して前記処理指示書に記入された処理が行われる画像処理装置の制御方法であり、
    前記処理指示書を読み取り、画像データを取得する読み取りステップと、
    前記読み取りステップにて取得された画像データを解析し、前記処理指示書に手書きで囲まれた領域と該領域を囲む際に用いられた第1の色と該第1の色に対応付けられた第1の処理を認識する認識ステップと、
    前記第1の色を用いて囲まれた前記処理指示書の領域に対応する前記処理対象原稿の領域に対して前記第1の処理を施す処理ステップと、
    前記第1の処理に対応する色を変更する指示をするための変更用紙を出力する出力ステップと、
    前記第1の色とは異なる第2の色を用いて第1の処理に対応する指定領域を手書きで囲まれた前記変更用紙を読み取ることで、前記第1の処理に対応する色を前記2の色に変更する変更ステップと
    を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  6. 前記変更ステップは
    前記第1の処理に対応する指定領域を囲む際に用いられる前記第2の色の色情報を取得
    前記変更用紙に手書きで記入する際に用いられた前記第2の色が、前記画像処理装置に設定された範囲の色である場合は、再度、前記第1の処理に対応付けられる色の変更を行うか否かを選択させるための表示を表示部に行うことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置の制御方法。
  7. 前記変更ステップにより前記領域を囲む際に用いられる前記第2色の色情報を取得する際、
    前記変更用紙に手書きで記入する際に用いられる複数の色の中で、少なくとも前記第2の近い色があると判定される場合は、再度、領域を囲む際に用いられる前記第2の色と前記第1の処理の内容との対応付けの変更を行う、または前記変更用紙に記入する際に用いられる色が示す色の範囲を狭くすることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置の制御方法。
  8. 前記認識ステップにより認識された結果が所定の回数以上正しくないと判断された場合のみ、前記変更手段により手書で記入する際に用いられた色と処理の内容との対応付けの変更を行うことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置の制御方法。
  9. コンピュータに、請求項項に記載の方法を実行させるためのプログラム。
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