JP5414448B2 - 画像処理装置及びその制御方法並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、原稿上の画像を読み取って得た画像データを処理する画像処理装置及びその制御方法並びにプログラムに関する。
従来、スキャナによって帳票等の原稿を読み取り、原稿に記載された金額や日付等を抽出する技術が知られている。この技術により、多数枚の帳票から抽出したデータを集計等の処理に容易に利用可能となる。
例えば、特許文献1は、処理対象の原稿に手書きで処理対象の領域と処理の内容とを示す処理指示情報を記入し、これをスキャナで読み取ることにより、処理対象の領域と処理の内容とを特定し、処理指示書を作成する技術を開示している。そして、作成した処理指示書を用いてチェック対象の原稿に記入された処理対象の領域に書き込まれた情報を抽出することが示されている。
特開2008−145611号公報
上述したような技術において、処理指示書を用いて原稿に記入された処理対象の領域に書き込まれた情報のチェック(例えば、所定の位置に署名・捺印がなされているかどうか)を行う。そして、チェック結果がOKだった原稿を電子化してネットワーク上のフォルダに保存するといったユースケースを考える。このようなユースケースにおいて、チェック結果がNGになった原稿を修正し、修正後の原稿を再度処理指示書を用いてチェックし、最初のチェックによりOKになった原稿を送信した場所と同じ、ネットワーク上のフォルダに電子化して保存する。このような場合、次のような問題が発生する。最初にチェックした原稿を保存したときから時間が経ってしまっていているために、どこのフォルダに保存したかをユーザが忘れてしまう恐れがある。また、ユーザがどこのフォルダに保存したかを覚えていたとしても、最初にチェックした原稿を保存したフォルダを検索して再度選択する手間がかかる。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、修正した原稿を電子化して保存する際のユーザの手間を軽減させることが可能な画像処理装置及びその制御方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、読取手段により原稿上の画像を読み取って得た画像データの保存先を設定する保存先設定手段と、前記読取手段により原稿上の画像を読み取って得た第1の画像データと前記読取手段により処理指示を示す原稿を読み取って得た第2の画像データを入力する入力手段と、前記第2の画像データを解析することで処理指示情報を取得し、前記取得された処理指示情報の処理対象領域情報と処理コードを用いて、前記第1の画像データの処理対象領域内の記載の正当性を判断する判断手段と、前記判断手段によって前記処理対象領域内の記載が正当であると判断された場合、前記第1の画像データを前記保存先設定手段で設定された保存先に送信する送信手段と、前記判断手段によって前記処理対象領域内の記載が正当ではないと判断された場合、前記保存先を含む再保存用の処理指示情報を生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された処理指示情報を含むデータを印刷手段に出力する出力手段とを有する。
本発明によれば、処理対象領域内の記載が正当ではないと判断されたデータを修正したデータを再保存する際に、ユーザの手間がかからずに容易に保存することが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態における処理対象の原稿の例を示す図である。 本実施形態におけるスキャンチケットを作成する処理の流れを示すフローチャートである。 処理指示書の一部を拡大した図である。 QRコードの例を示した図である。 スキャンチケットの例を示した図である。 実施例1におけるスキャンチケットを用いて原稿のチェックを行う処理の流れを示すフローチャートである。 送信設定画面の例を示した図である。 宛先入力画面の例を示した図である。 再保存用のスキャンチケットの例を示した図である。 実施例2におけるスキャンチケットを用いて原稿のチェックを行う処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3におけるスキャンチケットを用いて原稿のチェックを行う処理の流れを示すフローチャートである。 スキャンチケットに含めるデータの画面設定例を示した図である。 実施例4におけるスキャンチケットを用いて原稿のチェックを行う処理の流れを示すフローチャートである。 スキャンチケット生成を切り替える画面設定例を示した図である。 実施例1,2における再保存用のスキャンチケットを用いて原稿のチェックを行う処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例である画像処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態における画像処理装置100は、コピー機能、スキャナ機能等各種機能を搭載した複合機を例に示すが、これらの機能を複数の装置を連携させて実現するようにしてもよい。
CPU11は、ROM19に格納されたプログラムを、RAM18にロードすることによって画像処理装置100全体の動作を制御する。また、CPU11は、バス12を介して画像処理装置100内の各構成と通信を行う。操作部16は、ユーザが指示を行うための複数のキー、ユーザに通知すべき各種情報を表示する表示部を含む。スキャナ15は、ユーザが原稿台にセットした原稿上の画像をカラー画像として読み取り、これによって得た電子データ(画像データ)をHDD13、RAM18等に蓄積する。HDD13は、ハードディスクを含むハードディスクドライブであり、入力された各種情報を格納する。また、スキャナ15は、原稿給送装置を含み、原稿給送装置にセットされた複数枚の原稿を順次原稿台上に給送し、読み取ることも可能である。プリンタ14は、入力された画像データに基づく画像を、記録紙(シート)上に印刷する。ネットワークI/F17は、画像処理装置100をネットワーク20に接続し、ネットワーク上の外部装置からのデータの受信、ネットワーク上の外部装置へのデータの送信を制御する。
なお、本実施形態では、後述する処理に用いる画像データを、スキャナ15を介して入力するものを例に説明するが、例えば外部機器から送られてくる原稿の画像データを、ネットワークI/F17を介して入力しても同様に処理可能である。また、スキャナやプリンタが接続されたパーソナルコンピュータ(PC)等においても同じように処理することが可能である。この場合、本実施形態で用いるプログラムの全部または一部を、ネットワーク等を介してPCに提供したり、CD−ROM等の記憶媒体に格納してPCに提供したりすることが可能である。
次に、本実施形態において用いる原稿の例について説明する。
図2(a)は、本実施形態において用いる原稿のフォームの例を示した図である。本原稿は、ユーザが何も記入していない(後述する処理指示情報が付加される前の)状態の請求書である。この請求書には、相手先の会社名、相手先の担当者、件名、合計金額、品名、数量、単位、単価、金額、振込先銀行情報、小計、消費税などの税金、備考欄、発行者の印を押す領域などが設けられている。この請求書を正式に発行する時にユーザが情報を追加する欄としては、件名、品名や数量、単位、単価、金額、また作成者の印等がある。
本実施形態では、この請求書の各欄のうち、ユーザによって指定されたある欄には情報が追加され、別のある欄は空欄となっているかをチェックするものとする。
図2(b)は、図2(a)の原稿に含まれる各項目のうち、チェックを行わせるための任意の領域をユーザが色ペンを用いて付加した例を示す図である。図2(b)に示した原稿が処理指示書となる。
処理指示書は、作成した請求書をチェックするユーザが、チェック対象の請求書と同一形式の用紙に後述する処理指示情報を書き込むことで作成される。つまり、図2(a)に示した請求書に処理指示情報が書き込まれたものが、処理指示書となる。本実施形態では、ユーザが処理対象とする領域を指定するために手書きで色ペン等を用いて該当領域を矩形等の閉領域として囲む。
ここで、請求書に書き込む処理指示情報について説明する。図2(b)において、例えば、領域31は青い色のペンで書き込んだ領域で、領域32は緑色のペンで書き込んだ領域で、領域33は赤色のペンで書き込んだ領域とする。なお、ここに示した色以外の色を使うことも可能であり、また、3色に限らず、チェック内容に応じて色の種類を減らしたり、増やしたりしてもよい。また、ここではペンを用いているが色を付けられるものであればペンに限ることはない。
そして、ユーザは事前に使用すべき処理指示情報の色の情報と処理内容とを、それぞれ対応付けて操作部16を用いてRAM18に登録する。即ち、青色に対しては空欄であることをチェックすることを、緑色に対して情報の記載があることをチェックすることを、赤色に対して捺印またはサインがあることをチェックすることをそれぞれRAM18に登録する。CPU11は、ここで登録された各色の色成分(例えば、色相等)を判定し、その内容をRAM18に記憶させる。なお、色の登録は、操作部16を用いて行うのに代えて、用紙に書き込んだものをスキャナ15によって読み取らせて登録するものであってもよい。また、ユーザが登録するのに代えて、画像処理装置100に予め登録されているものとしてもよい。予め登録された内容に従う場合、ユーザは登録されている色と処理内容とに従って原稿に処理指示情報を付加する。
このように、使用すべき処理指示情報の色成分とそれに対応した処理内容を登録しておき、これに従った処理指示書を作成する。これを用いて、処理指示情報を抽出し、この抽出結果に応じて処理内容を認識することによって、画像処理装置100はチェック対象の原稿について、原稿の特定の領域に情報があるかどうか、空欄かどうか、印(捺印等)があるかどうか、をチェックする。
図2(c)は、本実施形態において用いるチェック対象の原稿の例を示した図である。チェック対象の原稿は、図2(a)、(b)と同一の形式の原稿に基づくものであることを前提とする。本実施形態では、図2(b)のように付加された処理指示情報を抽出し、抽出結果に従い、領域41に記載がない、つまり空欄であること、領域42に記載があること、領域43に印があることをもって正常であると判定する。図2(c)は、正常と判定するための条件を全て満たした例なので、当該原稿のチェック結果は正常となる。そして、1箇所でも正常と判定する条件を満たさない原稿のチェック結果はNGとなる。なお、チェックの内容や領域は、これに限られるものではなく、他のチェック内容の指示や他の領域に対しての指示も可能である。
次に、図2(b)に示したような処理指示書に基づき、原稿の記載内容のチェックを実行させるためのスキャンチケットを作成する処理について説明する。ここで、スキャンチケットとは、図2(b)の指示内容を認識し、図2(c)等のようなチェック対象の原稿のチェック方法を画像処理装置100が認識可能な形式(例えば、QRコード)としたチケットである。スキャンチケットには、図2(b)の原稿から認識した指示内容、この指示内容を適用する領域の位置情報などが含まれる。チェック対象の原稿のチェックを行う際は、スキャナ15によりスキャンチケットを読み取って処理内容をCPU11により認識させたうえで、チェック対象の原稿をチェックさせる。
本実施例における前記スキャンチケット作成処理を詳細に説明する。図3は、本実施例におけるスキャンチケット作成処理のフローチャートである。また、図4は、処理指示領域31を拡大したもの、図5は、処理指示情報をエンコードしたQRコードの一例である。
図3は、本実施形態におけるスキャンチケットを作成する際の処理の流れを示すフローチャートである。ROM19に格納された図3のフローチャートの各処理を実行するためのプログラムをRAM18にロードしてCPU11が実行することで、図3のフローチャートが実行される。
ユーザにより操作部16を介してスキャンチケット作成の指示がなされると本フローが開始される。本フローが開始されると、CPU11は操作部16に、RAM18に登録されている処理指示情報の指示色(以下、単に指示色という)と処理内容の組合せを表示させる(ステップ501)。例えば、「赤色で囲まれた領域内に捺印やサインがあればOKとします」、「青色で囲まれた領域内が空欄であればOKとします」、「緑色で囲まれた領域内に記載があればOKとします」などを表示する。さらに、CPU11は、操作部16に、ステップ501で表示した指示色と処理内容で良いかどうかをユーザに問合せる表示を行わせる(ステップ502)。
ステップ502の問合せに対し、ユーザから操作部16を介して否定する旨の指示がなされたと判定すると、CPU11は、指示色と処理内容の組合せの変更を行う旨の表示を操作部16に行わせる(ステップ505)。ここでは、いずれの色を変更するかを問合せる表示を行い、指示された色に代えて新たな色を提示するものでもいいし、ユーザが操作部16によって任意の色を指定するようにしてもよい。また、新たな色とするのではなく、単に色と処理内容の組合せを変更するだけでもよい。このときにCPU11は、同じ色で異なる処理内容の指示を行うことはできないので、1つの色に対して1つの処理内容となるように制御を行う。ステップ505で指示色あるいは処理内容、また、指示色と処理内容の両方の変更処理が行われると、CPU11は操作部16に対してステップ501の表示を行わせる。ここでは、ステップ505で変更処理を行ったことをユーザが確認できるように表示するものである。ステップ502の問合せに対し、ユーザから操作部16を介して肯定する旨の指示がなされたと判定すると、CPU11は、使用すべき処理指示情報の指示色と、それに対応する処理内容とを決定し、RAM18に登録する。
なお、ステップ502の判定は、ユーザに目視で原稿の内容(原稿に含まれている色)を確認させ、指示色の色成分と原稿に含まれる色成分とが類似していると判断される場合に、互いに異なるものとし、処理指示情報の抽出エラーを防止するものである。
また、ステップ502の確認の結果、原稿に含まれる色成分と指示色の色成分とが類似していると判定された場合、後述のように、原稿をセットするよう促す表示を操作部16に行わせる。これに対し原稿がセットされたと判断した場合にモノクロコピーするようにしてもよい。これによっても、有彩色の色ペンで処理指示情報を付加した場合の処理指示情報の抽出エラーを防止することができる。
CPU11は、ステップ502において、指示色と処理内容がOKであったと判断したときには、ここで処理指示情報に用いる色成分を特定してRAM18に記憶する。続いて、CPU11は、ユーザの手許にはチェック対象原稿(図2(c))のみ存在しているかを問合せる表示を操作部16に行わせる(ステップ503)。これは、処理指示書を作るときにテンプレートとなる原稿(図2(a)または(b))が存在しているかを確認するものである。つまり、チェック対象原稿しかユーザの手許にないときに後述のようにチェック対象原稿から処理指示情報を書き込むための原稿を作成することができるようにするものである。ここでいうテンプレートとは正式なチェック対象原稿ではなく、ユーザが処理指示情報を書き加えることができるものを指す。CPU11は、ステップ503で操作部16を介して、チェック対象原稿のみ存在している(テンプレートとなる原稿が存在しない)との応答を受けるとステップ504でスキャナ15にチェック対象原稿をセットすることを促す表示を操作部16に行わせる。ここでは、例えば「チェック対象原稿の1枚をスキャナにセットしてください。セットしたらOKボタンを押してください」という案内表示と、原稿がセットされたことを認識するためにOKボタンの表示を行う。ここでは、OKボタンが押されたことで原稿が置かれたことをCPU11が認識するものとするが、原稿台の下部に設けたフォトインタラプタや、原稿給送装置の原稿センサ等を用いてスキャナ15に原稿がセットされたことを自動で認識するようにしてもよい。
CPU11は、ステップ504でOKボタンが押されと判断すると、ステップ506で、スキャナ15によってチェック対象の原稿上の画像を読み取らせる。引き続き、CPU11は、スキャナ15から入力された画像データを、モノクロ画像データに変換し、それをプリンタ14に出力して記録紙へのモノクロコピー出力を行わせる。なお、ステップ506では、原稿をモノクロ化してプリンタ14で印刷するものとしたがこれに限ることはない。読み取った原稿の画像の色を、指示色が含まれない他の色に変換してプリント14することも可能である。例えば、読み取った原稿中の赤い文字を青い文字に変えて出力するなど色を変換して出力する。このほか、RAM18に予め色変換をすべき色を登録しておき、その登録色と同じ色が読み取った原稿にあった場合に変換するようにしてもよい。
ステップ507では、CPU11は、ステップ506でプリンタ14によって出力された記録紙に、図2(b)のような処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせる。ステップ503で、テンプレート原稿が存在する旨の応答があると、ステップ508で操作部16にテンプレートに処理指示情報が既に記載されている(図2(b))かどうかを問合せる表示を行う。この表示に対し、テンプレートに指示情報が記載されていないことを示すユーザからの応答を、操作部16を介して受けるとCPU11はステップ509でスキャナ15にテンプレートをセットすることを促す表示を操作部16に行わせる。ここでは、例えば「テンプレートをスキャナにセットしてください。セットしたらOKボタンを押してください」という案内表示と、OKボタンの表示を行う。ここでは、OKボタンが押されたことで原稿が置かれたことをCPU11が認識するものとするが、原稿台の下部に設けたフォトインタラプタや、原稿給送装置の原稿センサ等を用いてスキャナ15に原稿が置かれたことを自動で認識するようにしてもよい。
ステップ509でOKボタンが押されると、ステップ510に進み、CPU11は、テンプレートの原稿上の画像をスキャナ15で読み取らせる。これによって得た画像データに対してステップ511において、指示色と同じ色成分の色が含まれているか判定するための解析・認識処理を行う。色成分の解析・認識処理は、例えば赤色が含まれるかを解析・認識する場合、赤の色相抽出を行って解析・認識する。この色成分の解析・認識は公知の種々の方法を採用することが可能である。また、色相以外のパラメータを用いてもよいし、他のパラメータを組合せてもよい。
CPU11は、ステップ512にて、ステップ511で解析・認識した色にRAM18に登録された指示色と同じものが含まれているか判断をする。指示色とステップ511で解析・認識した色が同じであるかの判断は、完全一致のみでなく、ある範囲をもたせて同じと判断することも可能である。例えば、RGB値が256段階で表されている場合、指示色のRGB値と比較し、プラスマイナス20以内であれば同じと判断するようにしてもよい。なお、ここに示した以外の方法で同じ色と判断する方法を適用することも可能である。
ステップ512でRAM18に登録された指示色と同じ色がテンプレートの画像に含まれていると判断されると、CPU11は、スキャナ15にテンプレートをセットすることを促す表示を操作部16に行わせる。ここでは、例えば「テンプレートをスキャナにセットしてください。セットしたらOKボタンを押してください」という案内表示と、OKボタンの表示を行う。ここでは、CPU11は、OKボタンが押されたことで原稿が置かれたことを認識するものとするが、原稿台の下部に設けたフォトインタラプタや、原稿給送装置の原稿センサ等を用いてスキャナ15に原稿が置かれたことを自動で認識するようにしてもよい。
ステップ513でOKボタンが押されると、ステップ514に進み、CPU11は、スキャナ15によってチェック対象の原稿上の画像を読み取らせる。CPU11は、スキャナ15から入力された画像データを、モノクロ画像データに変換し、それをプリンタ14に出力して記録紙へのモノクロコピー出力を行わせる。なお、ステップ514では、原稿をモノクロ化してプリンタ14で印刷するものとしたがこれに限ることはない。これに代わる処理は上述(ステップ506)のように種々の方法を採用することができる。
ステップ515では、CPU11は、ステップ514でプリンタ14によって出力された記録紙に、図2(b)のような処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせる。
ステップ512でRAM18に登録されている指示色と同じ色がテンプレートの画像に含まれていないと判断すると、ステップ516で、CPU11は、テンプレート原稿に、図2(b)のような処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせる。
ステップ508では、CPU11は、操作部16にテンプレートには既に処理指示情報が記載済みかどうかを確認する表示を行わせる。これに対し、テンプレートに指示情報が記載済であることを示す応答を、操作部16を介して受けたと判断されると、ステップ517に進み、指示記載済テンプレートの原稿の画像をスキャナ15で読み取らせる。ここでは、上述のモノクロコピー出力と同様の手順で原稿を読み取らせる。即ち、操作部16に指示情報記載済みの原稿のセットを促す表示を操作部16に行い、これに対し、ユーザが原稿をセットした後にOKボタンが押されるとスキャナ15による原稿の読み取りを行わせる。ただし、ここではスキャナ15で読み取って得た画像データのモノクロ画像データへの変換は行わない。ここで得た画像データは、RAM18に記憶しておく。
次に、ステップ518で、スキャナ15から入力された画像データから処理指示情報の解析・認識処理を行う。ここでは、まず、ステップ502で決定された指示色が原稿のどこにあるかを解析して、その部分の色を認識することで、色毎に対象領域の位置を特定する。ここで特定される位置は、原稿上のどの位置にどの大きさの処理対象の領域が存在するかを判別可能なものである。例えば、位置は座標によって特定する。
図4に、図2(b)の処理指示領域31である、チェック者が青い色のペンで書き込んだ領域を示す。処理指示領域31は、ステップ518で閉領域として認識され、左上端の開始座標701と、幅702、高さ703がチェック領域情報として抽出される。X−Y座標の位置が(Y,X)と表されるとき、開始座標701は(1108,963)という座標に、幅702は834、高さ703は128という値になる。
また同様に、チェック者が緑色のペンで書き込んだ処理指示領域32は、開始点(1240,963)、幅は740、高さは100となる。チェック者が赤色のペンで書き込んだ処理指示領域33は、開始点(2955,2050)、幅は200、高さは171となる。さらに、これら処理指示領域31、32、33からは、指示色の判定が行われ、処理コードが抽出される。処理指示領域31は青い色のペンで書き込まれた領域であるから、処理コードは1となる。同様にして、処理指示領域32は緑色のペンで書き込まれた領域であるから処理コードは0、処理指示領域33は赤色のペンで書き込まれた領域であるから処理コードは2となる。
そして、ここで特定された位置と、ステップ502で決定した処理内容とを対応付けてRAM18に記憶する。
続いて、ステップ519で、CPU11は、ステップ518で解析・認識した結果を操作部16に表示させる。例えば、特定した処理指示情報に対応する領域の座標やその領域に対する処理内容を表示する。また、読み取った原稿のサムネイル画像を表示し、その画像と対応させてどの位置に処理指示情報があり、その処理内容がどういったものかを識別可能に表示するようにしてもよい。そしてステップ520で、CPU11は、ステップ519で表示した内容で正しいかどうかをユーザに確認する表示を操作部16に行わせる。この確認に対し、ユーザから否定する応答を、操作部16を介して受けると、ステップ525に進み、CPU11は、ステップ517でスキャナ15により読み取ったテンプレート画像をプリンタ14でモノクロ出力するか確認する表示を操作部16に行わせる。
そして、これに肯定する応答を、操作部16を介して受け取ると、ステップ526に進み、ステップ517でスキャナ15により読み取った原稿の画像をモノクロ画像データに変換し、プリンタ14でモノクロコピー出力を行わせる。
即ち、正しく処理指示情報が抽出できなかった場合に、処理指示情報が付加された処理指示書をモノクロコピーする。これを用いて再び処理指示情報を付加させる。なお、ステップ526では、原稿をモノクロ化してプリンタ14で印刷するものとしたがこれに限ることはない。これに代わる処理は上述(ステップ506)のように種々の方法を採用することができる。
ステップ527では、CPU11は、ステップ526でプリンタ14によって出力された記録紙に、処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせる。
ステップ528では、ステップ525でユーザからモノクロコピー出力を行わないことを示す指示を、操作部16を介して受けると、CPU11は、処理指示書を新たに作成するかを確認する表示を操作部16に行わせる。この確認に対し、新たに処理指示書を作成することを示す指示を、操作部16を介して受けると、ステップ529に進み、CPU11は、新たに作成した処理指示書をスキャナにセットするように促す表示を操作部16に行わせる。一方、ステップ528の確認に対し、新たに処理指示書を作成しないことを示す指示を、操作部16を介して受けると本処理を終了させる。
ステップ527、ステップ529の表示に引き続き、ユーザが原稿をセットし、操作部16を介してOKボタンを押すなど、読み取りの指示が行われると、先に説明したステップ517の処理を再び実行する。
そして、ステップ520で解析結果が正しかったことを示す応答を、操作部16を介して受け取ると、当該解析内容を処理指示情報の抽出結果としてRAM18に記憶する。続いて、ステップ521に進み、CPU11は、スキャンチケットを作成するか否か問合せる表示を、操作部16に行わせる。この表示に対し、肯定する応答を、操作部16を介して受けると、ステップ522に進み、CPU11は解析内容のコード化を行う。解析内容のコード化とは、ステップ519で表示した解析結果を、例えば2次元コード(例えばQRコード等)を使ってコード化することを指す。コード化される内容は、処理指示された領域とその領域に対する処理内容である。
例えば、図2(c)の処理指示書の場合、処理指示領域31〜33の処理指示情報を、開始点のX座標、Y座標、幅、高さ、処理コードの順にカンマ区切りで並べた文字列は次のようになり、その文字列をQRコードにエンコードしたものが図5である。
「963,1108,834,128,1,963,1240,740,100,0,2050,2955,200,171,2」
また、ここでは2次元コードを例に説明するがこれ以外の方法でコード化したものとしてもよく、画像処理装置100が解析・認識可能なものであればこれに限ることはない。ステップ523では、CPU11はステップ522で作成したコード化したものを画像としてプリンタ14で記録紙に出力させ印刷する。
ここで印刷されたスキャンチケットを用いて、チェック対象の原稿のチェックを実行することが可能である。ただし、ステップ520で解析結果が正しいと判断された場合は、ステップ517でスキャナ15により読み取らせた処理指示書は正しく認識されたことを示すので、ステップ521〜523の処理を行わず、この処理指示書をスキャンチケットとしてもよい。この場合、チェック時に処理指示書から処理内容等を認識するものとする。
また、ステップ521の問合せに対し、否定する応答を、操作部16を介して受けると、CPU11は、ステップ520で登録した解析内容を特定するためのIDを操作部16に表示させる。これはチェック原稿のチェックを行わせる際に、この解析内容を特定し、RAM18から読み出して利用するためである。このIDはCPU11が提示する以外、ユーザが所望のIDを操作部16から指定するものであってもよい。ここで決定したIDと解析内容とは対応付けられてRAM18に記憶される。その後、ステップ524に進む。
ステップ524では、以上のように認識した処理指示情報とそれに対応する処理内容に従ってチェック対象の原稿のチェックを行う。
以上の処理により、原稿に含まれる色成分を指示色の色成分と異ならせるよう変換して処理指示情報をユーザに付加させるための原稿を印刷させることができる。これにより、処理指示書に付加された処理指示情報を正しく認識することができるようにできる。即ち、処理指示情報の認識エラーを低減させることができる。また、その際の作業をユーザに対し適切に案内(例えば、モノクロコピー出力を促す案内の通知)することができるので、ユーザによる作業ミスを低減させることができる。なお、以上説明したフローチャートに示した処理は全てを実行する必要はなく、一部の処理のみ実行するようにしてもよい。
次に、図6を用いてステップ523の前記スキャンチケット生成処理で生成されるスキャンチケットについて詳細に説明する。
図6は、本実施例における、図2(b)の処理指示書から生成したスキャンチケットの一例である。
スキャンチケットは、処理指示情報がコード化されたQRコード800と、サムネイル画像1100、処理指示情報1101〜1103とで構成される。処理指示情報1101は、図2(b)の処理指示領域31から取得したチェック領域情報(チェック領域の開始点の座標、幅、高さ)と処理コードに対応する処理方法が文字で書かれたものである。また、処理指示情報1102には、処理指示領域32から取得したチェック領域情報と処理コードに対応する処理方法が、処理指示情報1103には、処理指示領域33から取得したチェック領域情報と処理コードに対応する処理方法が文字で書かれている。サムネイル画像1100は、サムネイル画像生成処理によって得られる図2(b)の処理指示書から生成されたサムネイル画像である。サムネイル画像1100は、チェック者が処理指示書に描いた処理指示の矩形を削除し、処理指示情報に従って指示色で矩形が描かれた画像データを、スキャンチケット用に縮小処理したものである。
次に、図3のフローチャートを実行することにより作成したスキャンチケットを用いて、抽出した処理指示情報に応じた原稿のチェックを行う手順について図7にて説明する。
図7は、本実施形態におけるスキャンチケットを用いて原稿のチェック処理を行う際の処理の流れを示したフローチャートである。ROM19に格納された図7のフローチャートの各処理を実行するためのプログラムをRAM18にロードしてCPU11が実行することで、図7のフローチャートが実行される。
ステップ1301において、CPU11は、操作部16に図8の設定画面を表示させる。ユーザはチェック対象原稿をスキャナ15で読み取る際の読み取り解像度を解像度設定1402で設定し、読み取ったチェック対象原稿を保存する際のファイル形式を1403で設定する。ここでは、読取設定として、読み取り解像度の設定と保存する際のファイル形式の設定を説明したが、読み取り時の設定であればそれ以外の設定でもよい。CPU11はユーザからの指示に従い設定された読み取り解像度とファイル形式を操作部16に表示させる。
次に、ステップ1302において、ユーザが操作部16に表示されているアドレス帳ボタン1401を選択すると、CPU11は図9の宛先入力画面を表示させる。ユーザは図9の宛先入力画面において、読み取った原稿を保存する保存先のサーバの情報(ホスト名、フォルダへのパス、原稿を読み取ったユーザ名、パスワード等)を入力する。そして、CPU11はユーザから入力されたサーバの情報を操作部16に表示させる。
次に、ステップ1303において、ユーザは読取手段であるスキャナ15に図6のスキャンチケットおよびチェック対象の原稿を置き、送信ボタン1404を押下すると、スキャンを開始する。CPU11はステップ1301で設定された読み取り設定でスキャンするようにスキャナ15に対してスキャン指示を送り、スキャンチケット及びチェック対象の原稿のスキャンを開始する。なお、ステップ1303では送信ボタン1404を押下することでスキャンを開始したが、不図示のスキャンボタンを押下することでスキャンを開始してもよい。スキャンされた処理指示を示すスキャンチケットの画像データ(第2の画像データ)とチェック対象原稿の画像データ(第1の画像データ)はHDD13に一旦格納される。なお、本実施形態では、説明を簡単にするためにチェック対象の原稿が図2(c)の場合のみを説明するが、チェック対象の原稿が複数枚あっても良い。
次に、ステップ1304において、CPU11は、HDD13に格納されたスキャンチケットの画像データを読み出し、スキャンチケットの解析を行う。スキャンチケットには複数の処理指示情報がQRコードにエンコードされて印字されている。なお、各処理指示情報は、どの領域をチェックするかという処理対象領域情報と、そのチェック領域をどのような処理方法でチェックするかを示す処理コードで構成されている。CPU11は、スキャンチケットの画像データに含まれるQRコードの位置を検出し、QRコードをデコードして、複数の処理指示情報を取得する。本実施例における処理指示情報のチェック領域情報は、画像データ上の座標を表し、処理領域の開始点のX−Y座標と、開始点からの幅と高さで構成されている。また、処理コードとは、チェック領域をどのような処理方法でチェックするかを表しており、チェック領域に対応する処理方法が対応付けられた番号である。本実施例では、チェック領域に記載があること(処理コード:0)、チェック領域が空欄であること(処理コード:1)、チェック領域に朱印があること(処理コード:2)をチェックする三種類の処理方法が処理コードに対応づけられている。なお、ステップ1303において、複数のチェック対象原稿が読み取られた場合、一枚目にスキャンされたスキャンチケットに記載の処理指示情報が、二枚目以降にスキャンされる複数枚のチェック対象原稿全てに対して適用される。一枚目に読み取られて取得された処理指示情報は、全てのチェック対象原稿のチェック処理が終えるまで有効となる。
次に、ステップ1305において、CPU11は、HDD13に格納されているチェック対象原稿の画像データを順次読み出す。ステップ1306において、ステップ1305で読み出した画像データから、処理指示情報のチェック領域情報が示す開始点と幅、高さを用いて、チェック領域を順次取得する。次に、ステップ1307において、CPU11は、ステップ1306で取得した処理指示情報から、チェック領域に対応する処理コードを確認する。処理コードが0および1であった場合はステップ1308に、処理コードが2であった場合にはステップ1309に進む。
ステップ1308では、CPU11は、取得したチェック領域内に記載があるかをチェックする処理を行う。本実施例では、ステップ1306で取得したチェック領域内の画像データをHLS色空間へと変換し、輝度Lが所定の明るさよりも暗い画素がチェック領域内に占める割合によって、チェック領域に記載があるか否かを判断することができる。本実施例において、画像データから取得したチェック領域の画像データはRGB色空間である。よって、輝度Lの値が50%よりも小さい画素のチェック領域に占める割合を求め、その画素が占める割合が10%以上のとき、チェック領域に記載があったと判断する。なお、上記判定の方法に限るものではく、記載があるかどうかが判定できれば良いので、例えば、輝度が低い画素が主走査方向に連続する長さなどで、チェック領域に記載があるかどうかを判定しても良い。また、ここで用いたRGB色空間からHLS色空間への変換は公知の技術であるため、ここでの詳細な説明は省く。
次に、ステップ1309において、CPU11は、取得したチェック領域内に朱印があるかをチェックする処理を行う。本実施例では、ステップ1308と同様の方法でチェック領域をHLS色空間へと変換し、彩度Sと色相Hが一定の範囲内にある画素が処理領域内に占める割合によって、朱印があるかを判定することができる。つまり、本実施例においては、彩度Sが20%以上であり、且つ色相Hが30度以下、あるいは330度以上であるときの画素がチェック領域に占める割合を求め、その割合が10%以上のとき、朱印があると判断する。なお、上記判定の方法に限るものではく、チェック領域に記載があるかどうかが判定できれば良いので、例えば、彩度Sと色相Hが一定の範囲内にある画素が主走査方向に連続する長さなどで、チェック領域に記載があるかどうかを判定しても良い。
次に、ステップ1310において、CPU11は、ステップ1308、またはステップ1309においてチェック領域(処理対象領域)に記載があると判定され、且つチェック領域に対する処理コードが0(チェック領域に記載がある)または2(チェック領域に朱印がある)である場合、ステップ1311へ進む。また、条件に一致しない場合はステップ1314へと進む。すなわち、ステップ1310では、チェック領域(処理対象領域)に対する処理コードと処理対象領域内の記載の有無から、処理対象領域内の記載の正当性を判断する。チェック領域に対する処理コードが0(チェック領域に記載がある)で、かつ、処理対象領域内に記載がある場合、処理対象領域内の記載が正当であると判断される。また、チェック領域に対する処理コードが0(チェック領域に記載がある)で、かつ、処理対象領域内に記載がない場合、処理対象領域内の記載が正当ではないと判断される。処理対象領域内の記載が正当であると判断された場合、ステップ1311へすすみ、処理対象領域内の記載が正当ではないと判断された場合、ステップ1314へすすむ。
ステップ1314で、CPU11は、ステップ1308、またはステップ1309においてチェック領域に記載がないと判定され、且つチェック領域に対する処理コードが1であるか否かを判定し、前記条件に一致する場合はステップ1311へと進む。また、前記条件に一致しない場合はステップ1315へと進む。すなわち、ステップ1314では、チェック領域(処理対象領域)に対する処理コードと処理対象領域内の記載の有無から、処理対象領域内の記載の正当性を判断する。チェック領域に対する処理コードが1(チェック領域に記載がない)で、かつ、処理対象領域内に記載がない場合、処理対象領域内の記載が正当であると判断される。また、チェック領域に対する処理コードが1(チェック領域に記載がない)で、かつ、処理対象領域内に記載がある場合、処理対象領域内の記載が正当ではないと判断される。処理対象領域内の記載が正当であると判断された場合、ステップ1311へすすみ、処理対象領域内の記載が正当ではないと判断された場合、ステップ1315へすすむ。
次に、ステップ1311において、CPU11は、チェック結果がOKとなったチェック対象原稿の画像データをHDD13から読み出し、ステップ1301で設定されたファイル形式(例えば、PDF)に画像データを変換する。さらに、CPU11は画像変換されたデータを、ネットワークI/F17を介して、ステップ1302で設定された保存先に送信する。ここで、チェック結果がOKとは、チェック領域内に記載がある(処理コード:0)ことをチェックした場合に、チェック領域内に記載があると判定された場合である。また、チェック領域内に記載がない(処理コード:1)ことをチェックした場合に、チェック領域内に記載がないと判定された場合である。また、チェック領域内に朱印がある(処理コード:2)ことをチェックした場合に、チェック領域内に朱印があると判定された場合である。チェック結果がNGとは、OKの場合と逆で、チェック領域内に記載がある(処理コード:0)ことをチェックした場合に、チェック領域内に記載がないと判定された場合である。また、チェック領域内に記載がない(処理コード:1)ことをチェックした場合に、チェック領域内に記載があると判定された場合である。また、チェック領域内に朱印がある(処理コード:2)ことをチェックした場合に、チェック領域内に朱印がないと判定された場合である。
本実施例においては、ネットワークI/F17経由でネットワーク上の保存先フォルダに送信を行ったが、送信先はネットワーク上のフォルダに限らず、HDD13に保存してもよい。
次に、ステップ1315において、CPU11は、スキャンチケット図6のQRコード800をデコードして取得した処理指示情報と、ステップ1302に設定した保存先情報から、再保存時に使用するQRコード(処理指示情報)を再生成する。ここで、ステップ1302で設定された保存先情報は、図9のホスト名、フォルダへのパス、ユーザ名、パスワード等である。また、ここでいう再保存とは、チェック結果がNGとなった原稿を修正して、再度読み取ってチェックし保存する際の処理を意味する。ステップ1315で生成する再保存時に使用するQRコードには、ステップ1304で取得した処理指示情報と、ステップ1302で設定した保存先情報が含まれている。
次に、ステップ1316において、CPU11は、ステップ1315で生成されたQRコードを用いて、再保存用のスキャンチケットの画像データ(図10(a))を生成する。そして、生成された画像データを印刷手段であるプリンタ14に出力することで、再保存用のスキャンチケット(図10(a))を印刷する。再保存用のスキャンチケットは、元のスキャンチケット(図6)に記載されている処理指示情報に加えて、ステップ1302で設定した保存先情報がQRコード850に含まれている。また、目視した際にも分かるように送信宛先情報(保存先情報)1104が記載されている。
次に、ステップ1312において、CPU11は、ステップ1305で読み出した画像データに対して、複数の処理指示情報の全てをチェックし終えたかを判定し、終えた場合にはステップ1313に進む。また、終えていない場合にはステップ1306に進む。次に、ステップ1313において、CPU11は、ステップ1303で読み込んだ全てのチェック対象原稿の処理を終えたか否かを判定し、終えた場合は処理を終了する。また、終えていない場合にはステップ1305に進む。本実施例によれば、チェック対象原稿のチェック結果がNGとなった際には、スキャンチケットの処理指示情報に保存先情報を付加した再保存用のスキャンチケットを生成することができるようになる。
図16は、本実施形態における再保存用のスキャンチケットを用いて原稿のチェック処理を行う際の処理の流れを示したフローチャートである。ROM19に格納された図16のフローチャートの各処理を実行するためのプログラムをRAM18にロードしてCPU11が実行することで、図16のフローチャートが実行される。
図16のステップ1301、ステップ1304〜1310、ステップ1312〜1314は、図7のステップ1301、ステップ1304〜1310、ステップ1312〜1314の同様の処理である。図16のステップ2001は、図7のステップ1303と処理が異なる。また、図16のステップ2002は、図7のステップ1311と処理が異なる。
まず、ステップ2001について説明する。ステップ2001では、図7のS1315で生成したQRコードを含む再保存用のスキャンチケットと、ステップ1310でNoと判定された原稿を修正した原稿またはステップ1314でNoと判定された原稿を修正した原稿をスキャンする。ここで、ステップ1310でNoと判定された原稿とは、ステップ1308またはステップ1309におけるチェック結果がNGとなった原稿である。また、修正した原稿とは、ステップ1308またはステップ1309におけるチェック結果がNGとなった原稿をOKとなるように修正した原稿である。
次に、ステップ2002について説明する。ステップ2002では、チェック済みのスキャンデータを、図7のステップ1315で生成されたQRコードに含まれる保存先(図7のステップ1302で設定された保存先)に送信する。これにより、一回目のチェック処理によりチェック結果がOKとなった原稿と同じ保存先に、一回目のチェック処理によりNGとなった原稿を修正した原稿を保存することができる。ユーザは一回目のチェック処理によりチェック結果がOKとなった原稿の保存先を記憶することなく、容易にOKの原稿と同じ保存先にNG原稿を修正した原稿を保存することができる。
本実施例によれば、前回保存した保存先の情報が含まれている再保存用のスキャンチケットを用いる。これにより、チェック結果がNGとなった原稿を修正して再度チェックし直す際には、保存先を再度入力することなく前回保存した場所に容易に保存することが可能になり、ユーザの操作性が向上する。
実施例2は、再保存用のスキャンチケットを生成する際に、実施例1で説明した画像データの保存先に加えて、チェック対象原稿を読み取った際の読み取り設定をスキャンチケットのQRコードに含ませる。実施例2では、実施例1と同様の処理の部分については説明を省略し、異なる部分のみ下記で説明する。
図11は、本実施例における再保存用のスキャンチケットを印刷する処理を行う際の処理の流れを示したフローチャートである。ROM19に格納された図11のフローチャートの各処理を実行するためのプログラムをRAM18にロードしてCPU11が実行することで、図11のフローチャートが実行される。
図11のステップ1301〜1314、ステップ1316は、図7のステップ1301〜1314、ステップ1316と処理が同様であり、図11のステップ1501が図7のステップ1315と異なる。
ステップ1314でチェック結果がNGとなった場合、ステップ1501にすすむ。ステップ1501では、CPU11は、スキャンチケット(図6)のQRコード800をデコードして取得した処理指示情報と、ステップ1301で設定した読取り設定情報と、ステップ1302に設定した保存先情報から、再保存時に使用するQRコードを再生成する。ここで、処理指示情報は、どの領域をチェックするかというチェック領域情報と、そのチェック領域をどのような処理方法でチェックするかを示す処理コードが含まれている情報である。また、読み取り設定情報は、ステップ1301で設定した読み取り解像度、ファイル形式の情報である。また、保存先情報は、図9のホスト名、フォルダへのパス、ユーザ名、パスワードの情報である。
次に、ステップ1316において、CPU11は、ステップ1501で生成されたQRコードを用いて、再保存用のスキャンチケット(図10(b))の画像データを生成してプリンタ14に送信することで、再保存用のスキャンチケット(図10(b))を印刷する。再保存用のスキャンチケット(図10(b))には、元のスキャンチケット(図6)に記載されている処理指示情報に加えて、ステップ1301で設定した読取設定情報(読み取り解像度、ファイル形式)とステップ1302で設定した保存先情報が含まれている。また、目視した際にも分かるようにスキャンチケットには、保存先情報1104と読取り設定情報1105が記載されている。
本実施例の読取り設定情報として、読取り解像度、ファイル形式について説明したが、読取り設定情報としては、スキャン時に設定可能な読取り設定(例えば、読取り濃度、読み取り倍率等)の全てや一部でもよい。
本実施形態における再保存用のスキャンチケットを用いて原稿のチェック処理を行う際の処理の流れを図16のフローチャートを用いて説明する。本実施形態においてステップ2001、ステップ2002、ステップ1304〜ステップ1310、ステップ1312〜ステップ1314については、第1の実施形態の図16で説明した処理と同様である。ステップ1301が、第1の実施形態の図16の処理と異なる。
第2の実施形態では、ステップ1301において、再保存用のスキャンチケットのQRコードに含まれる読取り設定が設定される。
本実施例によれば、チェック対象原稿のチェック結果がNGとなった際には、スキャンチケットの処理指示情報に読取り設定情報と保存先情報を付加した再保存用のスキャンチケットを生成することができるようになる。また、本実施例によれば、前回保存した保存先の情報が含まれている再保存用のスキャンチケットを用いる。これにより、チェック結果がNGとなった原稿を修正して再度チェックし直す際には、保存先を再度入力することなく前回保存した場所に容易に保存することが可能になり、ユーザの操作性が向上する。さらに、前回のチェック対象原稿をスキャンした際の読取り設定情報も再保存用のスキャンチケットに含まれているため、前回の読取り設定を設定し直すことなく前回スキャンしたスキャン設定で容易にスキャンすることが可能になり、ユーザの操作性が向上する。
実施例3は、再保存用のスキャンチケットに含めることができる設定情報をユーザが選択できる点が実施例1、実施例2と異なる。それ以外の処理については実施例1、2と同様である。実施例3では、実施例1と同様の処理の部分については説明を省略し、異なる部分のみ下記で説明する。
図12は、本実施例における再保存用のスキャンチケットを印刷する処理を行う際の処理の流れを示したフローチャートである。ROM19に格納された図12のフローチャートの各処理を実行するためのプログラムをRAM18にロードしてCPU11が実行することで、図12のフローチャートが実行される。
図12のステップ1301〜1314、ステップ1316は、図7のステップ1301〜1314、ステップ1316と処理が同様であり、図12のステップ1601とステップ1602が図7のステップ1315と異なる。
ステップ1314でチェック対象原稿のチェック結果がNGとなった場合は、ステップ1601において、CPU11は、スキャンチケットに含めるデータの設定情報1701を取得する。設定情報1701は、ユーザによって操作部16を介して設定される。1701でONが設定されている項目については、スキャンチケットに含めるデータとして扱う。例えば、図13の場合は保存先設定がON、読取り設定がON、NGになったページ番号がOFFという設定を表しているため、スキャンチケットには、保存先設定、読取り設定を含めることになる。
次に、ステップ1602において、CPU11は、ステップ1601で取得した設定に応じた設定情報とスキャンチケット(図6)のQRコード800をデコードして取得した処理指示情報を含んだデータから、再保存時に使用するQRコードを再生成する。この場合、ステップ1601で取得した設定情報は、ステップ1301で設定した読取り設定情報とステップ1302で設定した保存先情報である。
次に、ステップ1316において、CPU11は、ステップ1602で生成されたQRコードを用いて、再保存用のスキャンチケット(図10(b))の画像データを生成してプリンタ14に送信することで、再保存用のスキャンチケット(図10(b))を印刷する。再保存用のスキャンチケット(図10(b))のQRコード850には、元のスキャンチケット(図6)に記載されている処理指示情報に加えて、ステップ1301で設定した読取り設定情報とステップ1302で設定した保存先情報が含まれている。また、目視した際にも分かるようにスキャンチケットには、保存先情報1104と読取り設定情報1105が記載されている。
本実施例の読取り設定情報として、読取り解像度、ファイル形式について説明したが、読取り設定情報としては、スキャン時に設定可能な読取り設定(例えば、読取り濃度、読み取り倍率等)の全てや一部でもよい。
図10(c)は、図13の設定で、保存先設定とNGになったページ番号がON、読取り設定がOFFに設定されていた場合の再保存用のスキャンチケットの例である。
本実施例によれば、再保存用のスキャンチケットに含める情報をユーザが選択することができるため、保存先設定は一回目のスキャン時の設定と同じで、読取り設定だけを一回目のスキャン時の設定から変更してチェックを行うといったことが可能となる。これにより、ユーザの選択肢が増えユーザの利便性が向上する。
実施例4は、チェック結果がOKになった際に、再保存用のスキャンチケットを生成するか否かをユーザに選択させる点が実施例1,2,3と異なる。実施例4では、実施例1と同様の処理の部分については説明を省略し、異なる部分のみ下記で説明する。
図14は、本実施例における再保存用のスキャンチケットを印刷する処理を行う際の処理の流れを示したフローチャートである。ROM19に格納された図14のフローチャートの各処理を実行するためのプログラムをRAM18にロードしてCPU11が実行することで、図14のフローチャートが実行される。
図14のステップ1301〜1316は、図7のステップ1301〜1316と処理が同様であり、図14のステップ1801〜1803が図7のフローチャートに追加されている。
ステップ1310またはステップ1314で処理対象領域内の記載が正当であると判断された場合、ステップ1801の処理が実行される。ステップ1801では、再保存用のスキャンチケットの画像データを生成するか否かの指示をユーザに入力させる(指示入力)。ステップ1801において、再保存用のスキャンチケットの画像データを生成する指示が入力された場合ステップ1802にすすみ、再保存用のスキャンチケットの画像データを生成する指示が入力されなかった場合ステップ1312にすすむ。CPU11が、スキャンチケットを生成するか否かの情報1901を取得する。図15の情報1901は、ユーザによって操作部16を介して設定される。1901でNoが設定されていた場合は、前述したステップ1312の処理を行う。1901でYesが設定されていた場合は、ステップ1802において、CPU11は、前述したステップ1315と同じ処理を行う。
次に、ステップ1803において、CPU11は、ステップ1802で生成されたQRコードを用いて、再保存用のスキャンチケット(図10(a))の画像データを生成して任意のファイル形式(PDF等)に画像データの変換を行う。さらに、CPU11は画像変換されたデータをステップ1302で設定された保存先に、ネットワークI/F17を介して送信する。
本実施例においては、ネットワークI/F17経由でネットワーク上の保存先に画像データの送信を行ったが、送信先はネットワーク上の保存先フォルダに限らず、HDD13に保存してもよい。また、本実施例には記述していないが、再保存用のスキャンチケットを作成する際には、実施例3で説明したようにスキャンチケットに含めるデータをユーザが選択してもよい。本実施例によれば、チェック結果がOKになった際にもスキャンチケットを生成して電子データとして保存しておくことができる。これにより、元のスキャンチケットを無くした場合や、後からチェック原稿を追加するといった場合に利用することができるようになるため、ユーザの利便性が向上する。
(その他の実施例)
上述した実施例では、プログラム(ソフトウェア)を実行することで上述した実施例のフローチャートが実行されると説明したが、各フローチャートをハードウェアによって実行してもよい。また、プログラムによって実行されるフローチャートの一部の処理をハードウェアに置き換えて実行してもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (8)

  1. 読取手段により原稿上の画像を読み取って得た画像データの保存先を設定する保存先設定手段と、
    前記読取手段により原稿上の画像を読み取って得た第1の画像データと前記読取手段により処理指示を示す原稿を読み取って得た第2の画像データを入力する入力手段と、
    前記第2の画像データを解析することで処理指示情報を取得し、前記取得された処理指示情報の処理対象領域情報と処理コードを用いて、前記第1の画像データの処理対象領域内の記載の正当性を判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記処理対象領域内の記載が正当であると判断された場合、
    前記第1の画像データを前記保存先設定手段で設定された保存先に送信する送信手段と、
    前記判断手段によって前記処理対象領域内の記載が正当であると判断された場合、
    前記保存先を含む再保存用の処理指示情報を生成するか否かの指示をユーザに入力させる指示入力手段と、
    前記指示入力手段によって前記保存先を含む再保存用の処理指示情報を生成する指示が入力された場合、あるいは、前記判断手段によって前記処理対象領域内の記載が正当ではないと判断された場合、前記保存先を含む再保存用の処理指示情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された処理指示情報を含むデータを印刷手段に出力する出力手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判断手段において、前記取得された処理指示情報の処理対象領域情報から前記第1の画像データの処理対象領域が決定され、前記処理コードが領域内に記載があることを示し、かつ前記第1の画像データの処理対象領域内に記載がある場合、前記第1の画像データの処理対象領域内の記載が正当であると判断され、前記処理コードが領域内に記載があることを示し、かつ前記第1の画像データの処理対象領域内に記載がない場合、前記第1の画像データの処理対象領域内の記載が正当ではないと判断されることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記判断手段において、前記取得された処理指示情報の処理対象領域情報から前記第1の画像データの処理対象領域が決定され、前記処理コードが領域内に記載がないことを示し、かつ前記第1の画像データの処理対象領域内に記載がない場合、前記第1の画像データの処理対象領域内の記載が正当であると判断され、前記処理コードが領域内に記載がないことを示し、かつ前記第1の画像データの処理対象領域内に記載がある場合、前記第1の画像データの処理対象領域内の記載が正当ではないと判断されることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. さらに、前記読取手段で原稿上の画像を読み取る際の読み取り設定を設定する読取設定手段とを有し、
    前記入力手段において、前記読取手段は前記読取設定手段で設定された読み取り設定により前記原稿上の画像を読み取り、
    前記生成手段において、前記保存先に加えて前記読み取り設定を含む再保存用の処理指示情報を生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記処理指示情報は、QRコード(登録商標)に含まれていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. さらに、前記読取手段で原稿上の画像を読み取る際の読み取り設定を設定する読取設定手段と、
    前記保存先設定手段によって設定された画像データの保存先と、前記読取設定手段によって設定された読み取り設定と、前記判断手段によって前記処理対象領域内の記載が正当ではないと判断されたページ番号の中から、前記生成手段で生成される処理指示情報に含める情報をユーザが選択する選択手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 読取手段により原稿上の画像を読み取って得た画像データの保存先を設定し、
    前記読取手段により原稿上の画像を読み取って得た第1の画像データと前記読取手段により処理指示を示す原稿を読み取って得た第2の画像データを入力し、
    前記入力された第2の画像データを解析することで処理指示情報を取得し、前記取得された処理指示情報の処理対象領域情報と処理コードを用いて、前記第1の画像データの処理対象領域内の記載の正当性を判断し、
    前記処理対象領域内の記載が正当であると判断された場合、前記第1の画像データを前記設定された保存先に送信し、
    前記正当性の判断によって前記処理対象領域内の記載が正当であると判断された場合、前記保存先を含む再保存用の処理指示情報を生成するか否かの指示をユーザに入力させ、
    前記保存先を含む再保存用の処理指示情報を生成する指示が入力された場合、あるいは、前記処理対象領域内の記載が正当ではないと判断された場合、前記保存先を含む再保存用の処理指示情報を生成し、
    前記生成された処理指示情報を含むデータを印刷手段に出力することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 請求項に記載の制御方法をコンピュータにより実行させることを特徴とするプログラム。
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