JP2011193232A - 画像処理装置及びその制御方法並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 処理の指示情報が記載された原稿を読み取ることで、前記指示情報の指示色に対応する処理を行うが、ユーザが指示色に対応する処理の内容を容易に変更することができなかった。
【解決手段】 処理の指示情報が記載された原稿を読み取り、前記指示情報の指示色と前記原稿における前記指示色の位置を特定し、前記指示色と該指示色に対応する処理の内容の表示を行い、前記表示された後、前記指示色に対応する処理の内容を、ユーザからの指示の入力に応じて変更する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像処理装置及びその制御方法並びにプログラムに関する。
従来、スキャナによって帳票等の原稿を読み取り、原稿に記載された金額や日付等を抽出する技術が知られている。この技術により、多数枚の帳票から抽出したデータを集計等の処理に容易に利用可能となる。しかしながら、集計等の処理をも自動化するためには、帳票のどの位置にどのようなデータがあるのかを認識する必要がある。
例えば、特許文献1は、処理対象の原稿に手書きで処理対象の領域と処理の内容とを示す処理指示情報を記入し、これをスキャナで読み取ることにより、処理対象の領域と処理の内容とを特定し、処理指示書を作成する技術を開示している。
特開2008−145611号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、処理指示情報を横棒や縦棒、点といった記号あるいは文字として表現し、その記号や文字を用いて処理を指示しているが、その処理内容をユーザが容易に変更できないという課題がある。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、処理指示情報を用いて指定された処理の内容を容易に変更することができる画像処理装置及びその制御方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、処理の指示情報が記載された原稿を読み取る読取手段と、前記指示情報の指示色と前記原稿における前記指示色の位置を特定し、前記特定された指示色の位置と該指示色に対応する処理の内容を記憶する記憶手段と、前記指示色と該指示色に対応する処理の内容を表示する表示手段と、前記表示手段によって前記指示色に対応する処理の内容が表示された後、前記記憶手段によって記憶されている前記指示色に対応する処理の内容を、ユーザからの指示の入力に応じて変更する変更手段と、前記変更手段によって変更された後の処理の内容を前記指示色に対応付けてコード化するコード化手段と、前記コード化手段によってコード化された画像を出力する出力手段とを有する。
本発明によれば、処理の指示情報が記載された原稿を読み取って、指示情報の指示色に対応した処理を行う際に、指示色に対応する処理の内容を容易に変更することが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態における処理対象の原稿の例を示す図である。 本実施形態における処理指示情報の色の情報と処理内容との登録を行うための画面の例を示す図である。 本実施形態における日付チェックを行う場合の詳細な設定を行うための画面の例を示す図である。 本実施形態における捺印チェックを行う場合の詳細な設定を行うための画面の例を示す図である。 本実施形態におけるスキャンチケットを作成する処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態における処理指示書の解析結果から、そのチェック内容の変更を行うための画面の例を示す図である。 本実施形態における日付チェックに対する設定変更を行うための画面の例を示す図である。 本実施形態における捺印チェックに対する設定変更を行うための画面の例を示す図である。 本実施形態におけるスキャンチケットの出力結果の例を示す図である。 本実施形態におけるスキャンチケットを用いて原稿のチェックを行う処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2におけるスキャンチケットを再作成する処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例である画像処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態における画像形成装置0101は、コピー機能、スキャナ機能等各種機能を搭載した複合機を例に示すが、これらの機能を複数の装置を連携させて実現するようにしてもよい。
CPU0102は、ROM0110に格納されたプログラムを、RAM0109にロードすることによって画像処理装置0101全体の動作を制御する。また、CPU0102は、バス0103を介して画像処理装置0101内の各構成と通信を行う。操作部0107は、ユーザが指示を行うための複数のキー、ユーザに通知すべき各種情報を表示する表示部を含む。読取装置であるスキャナ0106は、ユーザが原稿台にセットした原稿上の画像をカラー画像として読み取り、これによって得た電子データ(画像データ)をHDD0104、RAM0109等に蓄積する。HDD0104は、ハードディスクを含むハードディスクドライブであり、入力された各種情報を格納する。また、スキャナ0106は、原稿給送装置を含み、原稿給送装置にセットされた複数枚の原稿を順次原稿台上に給送し、読み取ることも可能である。印刷装置であるプリンタ0105は、入力された画像データに基づく画像を、記録紙(シート)上に印刷する。ネットワークI/F0108は、画像処理装置0101をネットワーク0111に接続し、ネットワーク上の外部装置からのデータの受信、ネットワーク上の外部装置へのデータの送信を制御する。
なお、本実施形態では、後述する処理に用いる画像データを、スキャナ0106を介して入力するものを例に説明するが、例えば外部機器から送られてくる原稿の画像データを、ネットワークI/F0108を介して入力しても同様に処理可能である。また、スキャナやプリンタが接続されたパーソナルコンピュータ(PC)等においても同じように処理することが可能である。この場合、本実施形態で用いるプログラムの全部または一部を、ネットワーク等を介してPCに提供したり、CD−ROM等の記憶媒体に格納してPCに提供したりすることが可能である。
次に、本実施形態において用いる原稿の例について説明する。
図2は、本実施形態において用いる原稿の例を示した図である。原稿0201は、ユーザが何も記入していない(後述する処理指示情報が付加される前の)状態の見積書である。この見積書には、日付、品名、金額、承認者の印を押す領域などが設けられている。この見積書を正式に発行する時に、ユーザは各内容を記載することとなる。
本実施形態では、この見積書の各欄のうち、ユーザによって記載された日付欄に正しい日付が記入されていること、印を押す領域内には正しい印が押されていることをチェックするものとする。
原稿0202は、原稿0201に含まれる各項目のうち、チェックを行わせるための任意の領域をユーザが色ペンを用いて付加した例を示す図である。この原稿0202が処理指示書となる。
処理指示書は、作成した見積書をチェックするユーザが、チェック対象の見積書と同一形式の用紙に後述する処理指示情報を書き込むことで作成される。つまり、原稿0201に示した見積書に処理指示情報が書き込まれたものが、処理指示書となる。本実施形態では、ユーザが処理対象とする領域を指定するために色ペン等で該当領域を矩形等の閉領域として囲む。
ここで、見積書(フォーム原稿)に書き込む処理指示情報について説明する。原稿0202において、例えば、領域0203は青い色のペンで書き込んだ領域で、領域0204は赤色のペンで書き込んだ領域とする。なお、ここに示した色以外の色を使うことも可能であり、また、2色に限らず、チェック内容に応じて色の種類を減らしたり、増やしたりしてもよい。また、ここではペンを用いているが色を付けられるものであればペンに限ることはない。
そして、ユーザは事前に使用すべき処理指示情報の色の情報と処理内容とを、それぞれ対応付けて操作部0107を用いてRAM0109に登録する。即ち、青色に対しては正しく日付が記入されていることチェックすること、赤色に対しては正しく捺印がされていることをチェックすることをそれぞれRAM0109に登録する。登録の手順については、図3から図5を用いて後述する。
原稿0205は、本実施形態において用いるチェック対象の原稿の例を示した図である。チェック対象の原稿は、0201、0202と同一の形式の原稿に基づくものであることを前提とする。本実施形態では、処理指示書0202において、領域0203に正しく日付が記載されていること、領域0204に正しく捺印がされていることをチェックするように指示をしている。そのため、チェック対象の原稿0205に記載された日付0206と、捺印0207をチェックすることとなる。なお、チェックの内容や領域は、これに限られるものではなく、他のチェック内容の指示や他の領域に対しての指示も可能である。
処理指示情報の色の情報と処理内容との登録には、図3に示すような登録画面を用いて行う。図3は操作部0107に表示され、ユーザはこの画面から登録を行うものとする。本実施形態では、青色に対しては正しく日付が記入されていることをチェックしたいため、青色に対するチェック内容設定ボタン0302をユーザは選択し、何をチェックするのかを登録する。チェック内容設定ボタン0302を押下すると、プルダウンメニューから、「日付をチェック」、「捺印をチェック」、「チェックしない」のいずれかをユーザが選択できる。0302では「日付をチェック」が選択されていることを表している。同様に、0303では赤色に対して「捺印をチェック」することが選択されており、0304では今回の処理指示書0202では使用していない緑色のペンによる指示についてのチェック内容として、「チェックしない」が選択された状態である。また、前記青色、赤色、緑色以外の色ペンについての指示を設定したい場合は、その他の色を選択するボタン0301を押下し、色を決定、チェック内容設定ボタン0305により同様にチェック内容を指示することが可能である。
次に、チェック内容の詳細を設定する方法について、図4および図5を用いて説明する。図4は、図3における各ペンの色のチェック内容設定ボタン0302から0305において、「日付をチェック」を選択した場合に、その詳細な設定を行うための詳細設定ボタン0306が押下された場合に操作部0107に表示される画面の一例である。ユーザはこの画面(図4)から、日付をチェックする場合に、何をチェックするか、その詳細を設定する。図4において、デフォルト設定ボタン0401をユーザが選択した場合には、チェック当日の日付までの記載があれば正しく日付が記入されていると判断する。日付指定ボタン0402をユーザが選択した場合には、指定する日付を0404の入力欄に操作部0107から入力することで、チェックする日付の指定を行う。また、期間指定ボタン0403をユーザが選択した場合には、期間を0405および0406に入力することで、チェックする日付の期間の指定を行う。ここでは、仮に「期間指定0403」が選択され、その期間は、2009年1月1日から2009年4月30日までと設定されたとする。
図5は、図3における各ペンの色のチェック内容設定ボタン0302から0305において、「捺印をチェック」を選択した場合に、その詳細な設定を行うための詳細設定ボタン0307が押下された場合に操作部0107に表示される画面の一例である。ユーザはこの画面(図5)から、捺印をチェックする場合に、何をチェックするか、その詳細を設定する。図5において、デフォルト設定ボタン0501をユーザが選択した場合には、印があるかどうかのみをチェックする。また、ハンコ指定ボタン0502をユーザが選択した場合には、あらかじめHDD0104に保存されているハンコ一覧0503から、どのハンコが押されていれば正しく捺印がされていると判断するかを決定する。例えば、0503では、「部長印0504」と「課長印0505」が登録されている状態を表しており、ユーザはこのハンコのいずれかを選択する。ハンコ一覧にないハンコをチェックしたい場合には、新規に登録するためのボタン0506を用いて登録を行う。登録は、登録用のハンコが押された用紙をスキャナ0106により読み取り、読み取った画像データをHDD0104に保存することで行う。説明の都合上、ここでは仮に「ハンコ指定0502」が選択され、0504に示す部長印が設定されたものとする。
以上の設定が、RAM0109に設定情報として次のように保存される。
<設定情報>
1.青色
−日付をチェック
−期間指定:2009/01/01〜2009/04/30
2.赤色
−捺印をチェック
−ハンコ指定:部長印
3.緑色
−チェックしない
4.その他の色
−チェックしない
次に、図2に示したような処理指示書0202に基づき、原稿の記載内容のチェックを実行させるためのスキャンチケットを作成する処理について説明する。ここで、スキャンチケットとは、処理指示書0202の指示内容を認識し、0205のようなチェック対象の原稿のチェック方法を画像処理装置100が認識可能な形式(例えば、QRコード)としたチケットである。スキャンチケットには、処理指示書0202から認識した指示内容、この指示内容を適用する領域の位置情報が含まれる。チェック対象の原稿のチェックを行う際は、スキャナ0106によりスキャンチケットを読み取って処理内容をCPU11により認識させたうえで、チェック対象の原稿をチェックさせる。
図6は、本実施形態におけるスキャンチケットを作成する際の処理の流れを示すフローチャートである。ROM0110に格納された図6のフローチャートの各処理を実行するためのプログラムをRAM0109にロードしてCPU0102が実行することで、図6のフローチャートが実行される。
ユーザにより操作部0107を介してスキャンチケット作成の指示がなされると本フローが開始される。本フローが開始されると、ステップS0601において、指示情報記載済みの原稿(処理指示書0202に相当)のセットを促す表示を操作部0107に行う。そして、ユーザが指示情報記載済みの原稿をセットした後にOKボタンが押されるとスキャナ0106による原稿の読み取りを行わせる。スキャナ0106で読み取って得た画像データは、RAM0109に記憶しておく。
次に、ステップS0602で、スキャナ0106から入力された画像データから処理指示情報の解析・認識処理を行う。ここでは、事前に設定した設定情報をもとに、ユーザが登録した処理指示情報の指示色が原稿のどこにあるかを解析して、その部分の色を認識することで、色毎に対象領域の位置を特定する。ここで特定される位置は、原稿上のどの位置にどの大きさの処理対象の領域が存在するかを判別可能なものである。例えば、位置は座標によって特定する。そして、ここで特定された位置と、その指示色から処理内容とを対応付けてRAM0109に解析情報として記憶する。例えば、解析情報は次のようになる。
<解析情報>
・領域1
−位置:(2100,1500)〜(4400,2000)
−青色:日付をチェック
期間指定:2009/01/01〜2009/04/30
・領域2
−位置:(3000,5500)〜(4000,6500)
−赤色:捺印をチェック
ハンコ指定:部長印
続いて、ステップS0603で、CPU0102は、ステップS0602で解析・認識した結果を操作部0107に表示させる。図7はその表示の一例である。図7に示すように、読み取った原稿のサムネイル画像(0701)を表示し、その画像と対応させてどの位置に処理指示情報があり、その処理内容がどういったものかを識別可能に表示する。青色で塗りつぶされた矩形領域0702は、ユーザが日付をチェックすると指定した処理指示書0202の第1の領域0203に相当する。また、赤色で塗りつぶされた矩形領域0703は、ユーザが捺印をチェックすると指定した処理指示書0202の第2の領域0204に相当する。各領域に対する処理内容は、図7の0704および0705のように表示する。
そしてステップS0604で、CPU0102は、ステップS0603で表示した内容で変更が無いかどうかを、ユーザが決定するのを待つ。ユーザは、0701に表示されたサムネイル画像を見て、処理指示書0202での指定どおりに位置が正しく認識されているかどうかを確認する。具体的には、CPU0102が認識した矩形領域0702および0703が、処理指示書0202で指定した領域0203および0204で間違いが無いことを確認する。次にユーザは、チェック内容についての確認を行う。青色で塗りつぶされた矩形領域0702に対するチェック内容は0704に相当し、その詳細を確認するためには、詳細設定ボタン0706を押下することにより行う。ユーザが詳細設定ボタン0706を押下すると、CPU0102は解析情報をもとに、図8に示しようなチェック内容の詳細を操作部0107に表示させる。ユーザはこの画面より、チェック内容を確認し、変更が無ければOKボタン0807を押下し、変更がある場合には、ここで変更を行う(ステップS0605)。例えば、解析情報1では、領域1に対して領域内の日付のチェックを期間指定(2009/01/01〜2009/04/30)で行うとしていたが、その期間を変更したい場合には、0805および0806に新たに日付を入力する。また、日付指定に変更するという場合には、日付指定ボタン0802を押下して、さらに指定する日付を0804から入力する。ここでは仮に、期間指定の日付を次のように変更したとする。
<変更1>
変更前:2009/01/01〜2009/04/30
変更後:2009/01/01〜2009/03/31
この変更は、解析情報に反映される。
同様に赤色で塗りつぶされた矩形領域0703に対するチェック内容は0705に相当し、その詳細を確認するためには、詳細設定ボタン0707を押下することにより行う。ユーザが詳細設定ボタン0707を押下すると、CPU0102は解析情報をもとに、図9に示すようなチェック内容の詳細を操作部0107に表示させる。ユーザはこの画面より、チェック内容を確認し、変更が無ければOKボタン0907を押下し、変更がある場合には、ここで変更を行う。例えば、解析情報では、領域2に対して捺印のチェックをハンコ指定(部長印)で行うとしていたが、その指定する捺印(ハンコ)を変更したい場合には、0903に示された登録されているハンコ一覧より、新たに選択を行う。ここでは、指定する捺印(ハンコ)を追加で課長印も許可するように変更したとする。
<変更2>
変更前:部長印
変更後:部長印+課長印
この変更は、解析情報に反映される。
以上、2つの変更により、解析情報は次のように変更されたこととなる。
<変更後の解析情報>
・領域1
−位置:(2100,1500)〜(4400,2000)
−青色:日付をチェック
期間指定:2009/01/01〜2009/03/31
・領域2
−位置:(3000,5500)〜(4000,6500)
−赤色:捺印をチェック
ハンコ指定:部長印+課長印
また、チェック内容の変更においては、前途した詳細設定ボタン0706または0707以外にも、項目設定ボタン0704または0705による変更も可能である。例えば、項目設定ボタン0704では、「日付をチェック」となっているが、このボタンを押下することにより、他の設定項目への変更として、「チェックしない」や、「捺印をチェック」とすることもできる。「捺印をチェック」に変更した場合には、その詳細設定ボタン0706を押下することにより、チェックする捺印の決定をさらに行うことが可能である。ただし、この実施例では青色で指定された矩形領域0702は日付記載欄であるため、「捺印をチェック」に変更することは、ありえない設定であり、ここでの変更可能性は、「チェックしない」のみである。項目設定ボタン0705についても同様である。
すべてのチェック内容についての確認が終了すると、ユーザはOKボタン0709を押下し、ステップS0606へと進む。
ステップS0606では、CPU0102は解析情報(ここでは、チェック内容の変更が入ったため、変更後の解析情報)のコード化を行う。コード化に際しては、0701に示したサムネイル画像とともに、部長印や課長印といったHDD0104に保存されているハンコ画像自体もコード化する。ただしハンコ画像に対しては、その画像が保存されているHDD0104の領域へのパスであっても良い。また、解析情報のコード化とは、例えば2次元バーコード(例えばQRコード等)を使ってコード化することを指す。また、ここでは2次元バーコードを例に説明するがこれ以外の方法でコード化したものとしてもよく、画像処理装置0101が解析・認識可能なものであればこれに限ることはない。最後にステップS0607では、CPU0102はステップS0606で作成したコード化したものを画像としてプリンタ0105で記録紙に出力させ印刷する。印刷したスキャンチケットの一例を図10に示す。図10に示すように、スキャンチケットには、ステップS0606で作成したQRコード1003以外にも、チェック対象の原稿1002と、そのチェック内容1004も同時に印刷されることが望ましい。
以上の様に作成したスキャンチケットを用いて、抽出した処理指示情報に応じた原稿のチェックを行う手順について説明する。
図11は、スキャンチケットを用いてチェック対象の原稿のチェックを行う処理の流れを示すフローチャートである。ROM0110に格納された図11のフローチャートの各処理を実行するためのプログラムをRAM0109にロードしてCPU0102が実行することで、図11のフローチャートが実行される。
ユーザにより操作部0107を介してチェック対象原稿のチェックの指示がなされると本フローが開始される。本フローが開始されると、CPU0102は操作部0107に対して、ステップS0607でプリントしたスキャンチケットを1枚目にしてその後にチェック対象の原稿を重ねて原稿給送装置にセットすることを促す表示を行わせる(ステップ1101)。続いて、原稿がセットされた後、操作部0107のOKボタンが押されるなどして原稿の読み取りが指示されると、ステップS1102に進み、CPU0102は、原稿給送装置にセットされた原稿を順次給送してスキャナ0106による原稿の読み取りを開始する。ここでは、まず原稿給送装置にセットされた原稿のうち1枚目であるスキャンチケットを給送し、スキャナ0106によりスキャンチケットを読み取らせる。それに引き続き、スキャンチケットに重ねてセットされたチェック対象の原稿を順次読み取らせる。なお、チェック対象の原稿は複数枚重ねてセット可能である。また、一連の原稿であることを操作部0107から指定することにより、多数枚の原稿を複数束に分けて原稿給送装置にセットすることも可能である。
ステップS1103では、ステップS1102において読み取った1枚目の原稿、つまりスキャンチケットの画像の解析・認識処理を行う。ここでは、読み取ったスキャンチケット内の2次元コード等を解析して、処理指示の対象となる領域(位置)と処理内容の認識を行う。認識した結果は、RAM0109に格納する。次に、ステップS1104においてCPU0102はRAM0109に格納された認識した結果を使って2枚目以降のチェック対象原稿に対して解析・認識処理を行う。例えば、チェック対象の原稿の例0205では、日付記載欄0206には、「2009/01/01〜2009/03/31」の範囲内の日付が記載されていること、また捺印0207が「部長印または課長印」であることを認識する。
ここでの認識は、例えば日付記載欄0206の画像に対してOCR処理を行い記載されている日付を認識、「2009/01/01〜2009/03/31」の範囲内の日付が記載されていることをチェックする。また、捺印0207においては、その画像から、「部長印または課長印」と一致するかをパターン認識処理により判断する。以上の認識処理は一例であり、他の認識の方法を採用してもよい。
そしてCPU0102はチェック対象の原稿のページ番号とそのページに対する認識結果を順次RAM18に蓄積する。ここでは、1枚のチェック対象の原稿に対して全ての認識結果が正常である場合にOKとし、1つでも正常と認識されなかった場合はNGとする。チェック対象原稿の全てについての認識処理が終了するとCPU0102はRAM0109に蓄積したすべての原稿に対する結果の集計を行う。結果の集計とは、例えば、チェックしたチェック対象原稿の総枚数、NGと判定された領域数、NGと判定された領域を含む原稿のページ番号などを集計することを指す。このページ番号はスキャナ0106によって読み込んだ順番(原稿給送装置から給送させた順序)にスキャンチケットを除くチェック対象原稿の1枚目を1ページ目とする。ここに示した以外の情報もRAM0109に蓄積した情報から識別し得るものがあれば、さらに集計するようにしてもよい。なお、ここではRAM0109に蓄積することを説明したがHDD0104に蓄積しても同じ処理が可能である。
そして、ステップS1105においてCPU0102は操作部0107にステップS1104で行った集計結果を表示させる。例えば、チェックした総枚数、NGと判定した原稿があれば、NGと判定された領域、NGと判定された原稿のページ番号等を表示する。また、CPU0102は、この表示と同時にレポート印刷の指示を行うためのボタンを操作部0107に表示させ、集計結果を示すレポートをプリンタ0105によって記録紙上に出力させることが可能である。
ステップS1106で、上記表示においてレポートの印刷を指示するボタンが押されたと判断すると、ステップS1107に進み、CPU0102は、上記集計結果を示すレポートを作成する。プリンタ0105による記録紙への印刷は、操作部0107への表示に比べて広い領域を利用できるので、ステップS1105の表示に比べ多くの情報をレポートに加えるようにしてもよい。例えば、上記集計結果に加え、チェック対象の原稿テンプレートの縮小画像を同時に載せるなどしてもよい。ステップS1108では、CPU0102は、作成されたレポートを画像データとしてプリンタ0105に出力させ、記録紙上に印刷する。また、このとき、レポートと同時にNGと判定されたページにNGであることを示す情報を付加して印刷するようにしてもよい。
以上のチェック処理では、スキャンチケットを利用するものを例に説明したが、上述のように、スキャンチケットに代えて、処理指示情報を書き込んだ処理指示書をそのまま利用するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、処理指示情報で指示されたチェック内容を、操作部を使用してユーザが容易に変更することができる。
次にスキャンチケットの再作成方法について説明する。
実施例1では、処理指示書0202をスキャナ0106から読み取り、スキャンチケット1001を作成したのに対して、本実施例ではスキャンチケット1001をスキャナ0106から読み取り、新たに別のスキャンチケットを生成する方法について述べる。
図12は、本実施形態におけるスキャンチケットを再作成する際の処理の流れを示すフローチャートである。ROM0110に格納された図12のフローチャートの各処理を実行するためのプログラムをRAM0109にロードしてCPU0102が実行することで、図12のフローチャートが実行される。
ユーザにより操作部0107を介してスキャンチケット再作成の指示がなされると本フローが開始される。本フローが開始されると、ステップS1201において、スキャンチケット(スキャンチケット1001に相当)のセットを促す表示を操作部0107に行う。そして、ユーザがスキャンチケットをセットした後にOKボタンが押されるとスキャナ0106による原稿の読み取りを行わせる。スキャナ0106で読み取って得た画像データは、RAM0109に記憶しておく。
次に、ステップS1202で、スキャナ0106から入力された画像データからQRコードの解析・認識処理を行う。例えば、スキャンチケット1001を使用した場合には、解析情報は次のようになる。
<解析情報>
・領域1
−位置:(2100,1500)〜(4400,2000)
−青色:日付をチェック
期間指定:2009/01/01〜2009/03/31
・領域2
−位置:(3000,5500)〜(4000,6500)
−赤色:捺印をチェック
ハンコ指定:部長印+課長印
続いて、ステップS1203で、CPU0102は、ステップS1202で解析・認識した結果を操作部0107に表示させる。表示内容は図7と同一となる。そしてステップS1204で、CPU0102は、ステップS1203で表示した内容で変更が無いかどうかを、ユーザが決定するのを待つ。以降、ステップS1205からステップS1207の処理については、図6のステップS0605からステップS0607の処理と同じため、説明を省略する。
再作成されたスキャンチケットを用いた原稿のチェック処理は、図11の処理と同じため、その処理の流れについても説明を省略する。また、チェック処理では再作成されたスキャンチケットを利用する以外にも、ステップ1205でチェック内容を変更後、チェック対象の原稿を続けてスキャンすることにより、スキャンチケットを再作成せずに、チェック処理を行うこととしても良い。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザは一度作成したスキャンチケットから、容易にそのチェック内容を変更して新たにスキャンチケットを再作成することが可能となる。例えば原稿の日付をチェックする際に、その日付を変更して、別の原稿に対してチェックを行いたい場合に有効である。

Claims (8)

  1. 処理の指示情報が記載された原稿を読み取る読取手段と、
    前記指示情報の指示色と前記原稿における前記指示色の位置を特定し、前記特定された指示色の位置と該指示色に対応する処理の内容を記憶する記憶手段と、
    前記指示色と該指示色に対応する処理の内容を表示する表示手段と、
    前記表示手段によって前記指示色に対応する処理の内容が表示された後、前記記憶手段によって記憶されている前記指示色に対応する処理の内容を、ユーザからの指示の入力に応じて変更する変更手段と、
    前記変更手段によって変更された後の処理の内容を前記指示色に対応付けてコード化するコード化手段と、
    前記コード化手段によってコード化された画像を出力する出力手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記変更手段において、前記指示色に対応する日付を変更することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記変更手段において、前記指示色に対応する捺印を変更または追加することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記指示色に対応する処理の内容は、前記原稿上の前記指示色で囲まれた領域内の日付をチェックすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記指示色に対応する処理の内容は、前記原稿上の前記指示色で囲まれた領域内の捺印の種類をチェックすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記コード化された画像は2次元バーコードであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 画像処理装置の制御方法であって、
    処理の指示情報が記載された原稿を読み取る読取ステップと、
    前記指示情報の指示色と前記原稿における前記指示色の位置を特定し、前記特定された指示色の位置と該指示色に対応する処理の内容を記憶する記憶ステップと、
    前記指示色と該指示色に対応する処理の内容の表示を制御する制御ステップと、
    前記制御ステップによって前記指示色に対応する処理の内容が表示された後、前記記憶ステップによって記憶されている前記指示色に対応する処理の内容を、ユーザからの指示の入力に応じて変更する変更ステップと、
    前記変更ステップによって変更された後の処理の内容を前記指示色に対応付けてコード化するコード化ステップと、
    前記コード化ステップによってコード化された画像を出力する出力ステップとを有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の制御方法をコンピュータにより実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106650570A (zh) * 2016-09-06 2017-05-10 深圳市金立通信设备有限公司 一种查找物品的方法及终端

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