しかしながら、特許文献1の技術では、キーワードと簡単なイラストで設定内容が表されているにすぎないので、ユーザは直感的にどのような印刷物がプリントアウトされるのかが理解しづらいという問題があった。また、既に用意された設定カードを使用するものであるため、ユーザが設定したい仕上り形式を自由に設定することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザが設定したい仕上り形式を自由に設定することができ、設定された仕上り形式を視覚的に表した、印刷物の仕上りのイメージに近い形の設定用紙を作成するとともに、画像形成装置がその設定用紙に付された情報を読み込むことによって仕上り形式を設定され、印刷物は設定された仕上り形式で印刷されることにより、仕上り形式の設定を容易に行うことができ、操作性が高い画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を入力させる入力手段と、前記入力手段で入力された前記項目情報に対応する図形または文字を含む、前記項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成するテンプレート情報生成手段と、前記テンプレート情報生成手段で生成した前記テンプレート情報を記録した媒体を出力する媒体出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の媒体作成装置において、前記項目情報と、前記項目情報の種別を規定した項目種別とを対応付けて記録する項目種別情報を記憶する項目種別情報記憶手段をさらに備え、前記テンプレート情報生成手段は、さらに前記項目種別ごとの前記テンプレート情報を生成し、前記媒体出力手段は、さらに前記項目種別ごとの前記テンプレート情報を媒体に出力することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または請求項2に記載の媒体作成装置において、前記入力手段で入力された前記項目情報に対応する、画像形成装置で読取ることの可能な機械可読情報を生成する機械可読情報生成手段をさらに備え、前記媒体出力手段は、さらに前記機械可読情報生成手段で生成した前記機械可読情報を媒体に記録することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を入力させる入力手段と、前記入力手段で入力された前記項目情報に対応する図形または文字を含む、前記項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成するテンプレート情報生成手段と、前記テンプレート情報生成手段で生成した前記テンプレート情報を記録した媒体を出力する媒体出力手段と、前記入力手段で入力された前記項目情報に基づいて、画像情報を生成する画像処理手段と、前記画像処理手段で生成させた前記画像情報を出力する印刷手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記項目情報と、前記項目情報の種別を規定した項目種別とを対応付けて記録する項目種別情報を記憶する項目種別情報記憶手段をさらに備え、前記テンプレート情報生成手段は、さらに前記項目種別ごとの前記テンプレート情報を生成し、前記媒体出力手段は、さらに前記項目種別ごとの前記テンプレート情報を媒体に出力することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項4または請求項5に記載の画像形成装置において、前記入力手段で入力された前記項目情報に対応する、画像形成装置で読取ることの可能な機械可読情報を生成する機械可読情報生成手段をさらに備え、前記媒体出力手段は、さらに前記機械可読情報生成手段で生成した前記機械可読情報を媒体に記録することを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、原稿から画像情報を読み取る原稿読取手段と、前記画像情報から、前記原稿の特性を表す原稿特性値を抽出する画像解析手段と、前記原稿特性値と、前記原稿特性値に関連する機能を表す関連機能とを対応付けて記録する関連機能情報を記憶する関連機能記憶手段と、前記原稿特性値に基づいて、前記原稿に対する前記関連機能を検索する関連機能検索手段と、前記関連機能検索手段で検索された前記関連機能を表示する関連機能表示手段と、前記関連機能表示手段で表示された前記関連機能を入力させる関連機能入力手段と、前記関連機能入力手段で入力された前記項目情報に対応する図形または文字を含む、前記項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成するテンプレート情報生成手段と、前記テンプレート情報生成手段で生成した前記テンプレート情報を記録した媒体を出力する媒体出力手段と、前記関連機能入力手段で入力された前記項目情報に基づいて、画像情報を生成する画像処理手段と、前記画像処理手段で生成させた前記画像情報を出力する印刷手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、前記画像形成情報と、前記画像形成情報の種別を規定した項目種別とを対応付けて記録する項目種別情報を記憶する項目種別情報記憶手段をさらに備え、前記テンプレート情報生成手段は、さらに前記項目種別ごとの前記テンプレート情報を生成し、前記媒体出力手段は、さらに前記項目種別ごとの前記テンプレート情報を媒体に出力することを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項7または請求項8に記載の画像形成装置において、前記入力手段で入力された前記項目情報に対応する、画像形成装置で読取ることの可能な機械可読情報を生成する機械可読情報生成手段をさらに備え、前記媒体出力手段は、さらに前記機械可読情報生成手段で生成した前記機械可読情報を媒体に記録することを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、図形または文字を含む、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を視覚的に表したテンプレート情報および画像形成装置で読取ることの可能な機械可読情報を記録した媒体から前記機械可読情報を読み取る媒体読取手段と、前記機械可読情報から、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を抽出する項目抽出手段と、前記項目抽出手段で抽出した前記項目情報に対応する図形または文字を含む、前記項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成するテンプレート情報生成手段と、前記テンプレート情報生成手段で生成した前記テンプレート情報を記録した媒体を出力する媒体出力手段と、前記項目抽出手段で抽出された前記項目情報に基づいて、画像情報を生成する画像処理手段と、前記画像処理手段で生成させた前記画像情報を出力する印刷手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項10に記載の画像形成装置において、前記項目抽出手段で抽出された前記項目情報を画面に表示する項目表示手段と、前記項目表示手段で表示されている前記項目情報を入力させる項目入力手段と、をさらに備え、前記テンプレート情報生成手段は、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に対応する前記テンプレート情報を生成することを特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、請求項11に記載の画像形成装置において、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に対応する、画像形成装置で読取ることの可能な機械可読情報を生成する機械可読情報生成手段をさらに備え、前記媒体出力手段は、さらに前記機械可読情報生成手段で生成した前記機械可読情報を媒体に記録することを特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、図形または文字を含む、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を画像情報として記録したテンプレート画像情報を記憶したテンプレート画像記憶手段と、前記テンプレート画像記憶手段で記憶された前記テンプレート画像情報を画面に表示するテンプレート画像表示手段と、前記テンプレート画像表示手段で表示された前記テンプレート画像情報を選択するテンプレート画像選択手段と、前記テンプレート画像選択手段で選択した前記テンプレート画像情報から前記画像形成情報を抽出する項目抽出手段と、前記項目抽出手段で抽出した前記項目情報に対応する前記テンプレート情報を生成するテンプレート情報生成手段と、前記テンプレート情報生成手段で生成した前記テンプレート情報を記録した媒体を出力する媒体出力手段と、前記項目抽出手段で抽出された前記項目情報に基づいて、画像情報を生成する画像処理手段と、前記画像処理手段で生成させた前記画像情報を出力する印刷手段と、を特徴とする。
また、請求項14にかかる発明は、請求項13に記載の画像形成装置において、前記項目抽出手段で抽出された前記項目情報を画面に表示する項目表示手段と、前記項目表示手段で表示されている前記項目情報を入力させる項目入力手段と、をさらに備え、前記テンプレート情報生成手段は、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に対応する前記テンプレート情報を生成することを特徴とする。
また、請求項15にかかる発明は、請求項14に記載の画像形成装置において、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に対応する、画像形成装置で読取ることの可能な機械可読情報を生成する機械可読情報生成手段をさらに備え、前記媒体出力手段は、さらに前記機械可読情報生成手段で生成した前記機械可読情報を媒体に記録することを特徴とする。
また、請求項16にかかる発明は、請求項13〜15のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記プビュー画像記憶手段は、さらにネットワーク上の他の画像形成装置に記憶されていることを特徴とする。
また、請求項17にかかる発明は、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を入力させる入力ステップと、前記入力ステップで入力された前記項目情報に対応する図形または文字を含む、前記項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成するテンプレート情報生成ステップと、前記テンプレート情報生成ステップで生成した前記テンプレート情報を記録した媒体を出力する媒体出力ステップと、を備えることを特徴とする。
また、請求項18にかかる発明は、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を入力させる入力ステップと、前記入力ステップで入力された前記項目情報に対応する図形または文字を含む、前記項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成するテンプレート情報生成ステップと、前記テンプレート情報生成ステップで生成した前記テンプレート情報を記録した媒体を出力する媒体出力ステップと、前記入力ステップで入力された前記項目情報に基づいて、画像情報を生成する画像処理ステップと、前記画像処理ステップで生成させた前記画像情報を出力する印刷ステップとを備えることを特徴とする。
また、請求項19にかかる発明は、原稿から画像情報を読み取る原稿読取ステップと、前記画像情報から、前記原稿の特性を表す原稿特性値を抽出する画像解析ステップと、前記原稿特性値に基づいて、前記原稿に対する前記原稿特性値に関連する機能を表す関連機能を検索する関連機能検索ステップと、前記関連機能検索ステップで検索された前記関連機能を表示する関連機能表示ステップと、前記関連機能表示ステップで表示された前記関連機能を入力させる関連機能入力ステップと、前記関連機能入力ステップで入力された前記項目情報に対応する図形または文字を含む、前記項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成するテンプレート情報生成ステップと、前記テンプレート情報生成ステップで生成した前記テンプレート情報を記録した媒体を出力する媒体出力ステップと、前記関連機能入力ステップで入力された前記項目情報に基づいて、画像情報を生成する画像処理ステップと、前記画像処理ステップで生成させた前記画像情報を出力する印刷ステップと、を備えることを特徴とする。
また、請求項20にかかる発明は、図形または文字を含む、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を視覚的に表したテンプレート情報および画像形成装置で読取ることの可能な機械可読情報を記録した媒体から前記機械可読情報を読み取る媒体読取ステップと、前記機械可読情報から、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を抽出する項目抽出ステップと、前記項目抽出ステップで抽出した前記項目情報に対応する図形または文字を含む、前記項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成するテンプレート情報生成ステップと、前記テンプレート情報生成ステップで生成した前記テンプレート情報を記録した媒体を出力する媒体出力ステップと、前記項目抽出ステップで抽出された前記項目情報に基づいて、画像情報を生成する画像処理ステップと、前記画像処理ステップで生成させた前記画像情報を出力する印刷ステップと、を備えることを特徴とする。
また、請求項21にかかる発明は、図形または文字を含む、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を視覚的に表したテンプレート画像情報を画面に表示するテンプレート画像表示ステップと、前記テンプレート画像表示ステップで表示された前記テンプレート画像情報を選択するテンプレート画像選択ステップと、前記テンプレート画像選択ステップで選択した前記テンプレート画像情報から前記画像形成情報を抽出する項目抽出ステップと、前記項目抽出ステップで抽出した前記項目情報に対応する前記テンプレート情報を生成するテンプレート情報生成ステップと、前記テンプレート情報生成ステップで生成した前記テンプレート情報を記録した媒体を出力する媒体出力ステップと、前記項目抽出ステップで抽出された前記項目情報に基づいて、画像情報を生成する画像処理ステップと、前記画像処理ステップで生成させた前記画像情報を出力する印刷ステップと、を特徴とする。
また、請求項22にかかる発明は、請求項17に記載された媒体作成方法をコンピュータに実施させることを特徴とする媒体作成プログラムであることを特徴とする。
また、請求項23にかかる発明は、請求項18〜21のいずれか一つに記載された画像形成方法をコンピュータに実施させることを特徴とする画像形成プログラムであることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、入力手段によって、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を入力し、テンプレート情報生成手段によって、入力手段で入力された項目情報に対応する図形または文字を含む、項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成し、媒体出力手段によって、テンプレート情報生成手段で生成したテンプレート情報を記録した媒体を出力することにより、印刷条件を視覚的に確認することができ、媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定を容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、項目種別情報記憶手段によって、項目情報と、項目情報の種別を規定した項目種別とを対応付けて記録する項目種別情報を記憶し、テンプレート情報生成手段によって、さらに項目種別ごとのテンプレート情報を生成し、媒体出力手段によって、さらに項目種別ごとのテンプレート情報を媒体に出力することにより、原稿関連情報と仕上げ関連情報が明確に区別することができ、印刷条件を視覚的に確認することができる媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定を容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、機械可読情報生成手段によって、入力手段で入力された項目情報に対応する、画像形成装置で読取ることの可能な機械可読情報を生成し、媒体出力手段によって、さらに機械可読情報生成手段で生成した機械可読情報を媒体に記録することにより、媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定を容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、入力手段によって、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を入力させ、テンプレート情報生成手段によって、入力手段で入力された項目情報に対応する図形または文字を含む、項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成し、媒体出力手段によって、テンプレート情報生成手段で生成したテンプレート情報を記録した媒体を出力し、画像処理手段によって、入力手段で入力された項目情報に基づいて、画像情報を生成し、印刷手段によって、画像処理手段で生成させた画像情報を出力することにより、印刷条件を視覚的に確認することができ、媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定を容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、項目種別情報記憶手段によって、項目情報と、項目情報の種別を規定した項目種別とを対応付けて記録する項目種別情報を記憶し、テンプレート情報生成手段によって、さらに項目種別ごとのテンプレート情報を生成し、媒体出力手段によって、さらに項目種別ごとのテンプレート情報を媒体に出力することにより、原稿関連情報と仕上げ関連情報が明確に区別することができ、印刷条件を視覚的に確認することができる媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、機械可読情報生成手段によって、入力手段で入力された項目情報に対応する、画像形成装置で読取ることの可能な機械可読情報を生成し、媒体出力手段によって、さらに機械可読情報生成手段で生成した機械可読情報を媒体に記録することにより、媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、原稿読取手段によって、原稿から画像情報を読み取り、画像解析手段によって、画像情報から、原稿の特性を表す原稿特性値を抽出し、関連機能記憶手段によって、原稿特性値と、原稿特性値に関連する機能を表す関連機能とを対応付けて記録する関連機能情報を記憶し、関連機能検索手段によって、原稿特性値に基づいて、原稿に対する関連機能を検索し、関連機能表示手段によって、関連機能検索手段で検索された関連機能を表示し、関連機能入力手段によって、関連機能表示手段で表示された関連機能を入力させ、テンプレート情報生成手段によって、関連機能入力手段で入力された項目情報に対応する図形または文字を含む、項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成し、媒体出力手段によって、テンプレート情報生成手段で生成したテンプレート情報を記録した媒体を出力し、画像処理手段によって、関連機能入力手段で入力された項目情報に基づいて、画像情報を生成し、印刷手段によって、画像処理手段で生成させた画像情報を出力することにより、読み込んだ原稿によって異なる原稿特性値を用いて媒体を作成することができ、作成した媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、項目種別情報記憶手段によって、画像形成情報と、画像形成情報の種別を規定した項目種別とを対応付けて記録する項目種別情報を記憶し、テンプレート情報生成手段によって、さらに項目種別ごとのテンプレート情報を生成し、媒体出力手段によって、さらに項目種別ごとのテンプレート情報を媒体に出力することにより、原稿関連情報と仕上げ関連情報が明確に区別することができ、印刷条件を視覚的に確認することができる媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、機械可読情報生成手段によって、入力手段で入力された項目情報に対応する、画像形成装置で読取ることの可能な機械可読情報を生成し、媒体出力手段によって、さらに機械可読情報生成手段で生成した機械可読情報を媒体に記録することにより、媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明によれば、媒体読取手段によって、図形または文字を含む、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を視覚的に表したテンプレート情報および画像形成装置で読取ることの可能な機械可読情報を記録した媒体から機械可読情報を読み取り、項目抽出手段によって、機械可読情報から、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を抽出し、テンプレート情報生成手段によって、項目抽出手段で抽出した項目情報に対応する図形または文字を含む、項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成し、媒体出力手段によって、テンプレート情報生成手段で生成したテンプレート情報を記録した媒体を出力し、画像処理手段によって、項目抽出手段で抽出された項目情報に基づいて、画像情報を生成し、印刷手段によって、画像処理手段で生成させた画像情報を出力するにより、印刷条件を視覚的に確認することができ、媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項11にかかる発明によれば、項目表示手段によって、項目抽出手段で抽出された項目情報を画面に表示し、項目入力手段によって、項目表示手段で表示されている項目情報を入力させ、テンプレート情報生成手段によって、項目入力手段で入力された項目情報に対応するテンプレート情報を生成することにより、既に存在する媒体を元に、新たな印刷条件の媒体を作成することができるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項12にかかる発明によれば、機械可読情報生成手段によって、項目入力手段で入力された項目情報に対応する、画像形成装置で読取ることの可能な機械可読情報を生成し、媒体出力手段によって、さらに機械可読情報生成手段で生成した機械可読情報を媒体に記録することにより、媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項13にかかる発明によれば、テンプレート画像記憶手段によって、図形または文字を含む、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を画像情報として記録したテンプレート画像情報を記憶し、テンプレート画像表示手段によって、テンプレート画像記憶手段で記憶されたテンプレート画像情報を画面に表示し、テンプレート画像選択手段によって、テンプレート画像表示手段で表示されたテンプレート画像情報を選択し、項目抽出手段によって、テンプレート画像選択手段で選択したテンプレート画像情報から画像形成情報を抽出し、テンプレート情報生成手段によって、項目抽出手段で抽出した項目情報に対応するテンプレート情報を生成し、媒体出力手段によって、テンプレート情報生成手段で生成したテンプレート情報を記録した媒体を出力し、画像処理手段によって、項目抽出手段で抽出された項目情報に基づいて、画像情報を生成し、印刷手段によって、画像処理手段で生成させた画像情報を出力することにより、媒体を管理することなく、印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項14にかかる発明によれば、項目表示手段によって、項目抽出手段で抽出された項目情報を画面に表示し、項目入力手段によって、項目表示手段で表示されている項目情報を入力させ、テンプレート情報生成手段によって、項目入力手段で入力された項目情報に対応するテンプレート情報を生成することにより、既に存在する画像データを元に、新たな印刷条件の媒体を作成することができるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項15にかかる発明によれば、機械可読情報生成手段によって、項目入力手段で入力された項目情報に対応する、画像形成装置で読取ることの可能な機械可読情報を生成し、媒体出力手段によって、さらに機械可読情報生成手段で生成した機械可読情報を媒体に記録することにより、媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項16にかかる発明によれば、プビュー画像記憶手段によって、さらにネットワーク上の他の画像形成装置に記憶されていることにより、他の画像形成装置のテンプレート情報を利用することができるため、印刷条件を視覚的に確認することができ、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項17にかかる発明によれば、入力ステップによって、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を入力させ、テンプレート情報生成ステップによって、入力ステップで入力された項目情報に対応する図形または文字を含む、項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成し、媒体出力ステップによって、テンプレート情報生成ステップで生成したテンプレート情報を記録した媒体を出力するにより、印刷条件を視覚的に確認することができ、媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項18にかかる発明によれば、入力ステップによって、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を入力させ、テンプレート情報生成ステップによって、入力ステップで入力された項目情報に対応する図形または文字を含む、項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成し、媒体出力ステップによって、テンプレート情報生成ステップで生成したテンプレート情報を記録した媒体を出力し、画像処理ステップによって、入力ステップで入力された項目情報に基づいて、画像情報を生成し、印刷ステップによって、画像処理ステップで生成させた画像情報を出力することにより、印刷条件を視覚的に確認することができ、媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項19にかかる発明によれば、原稿読取ステップによって、原稿から画像情報を読み取り、画像解析ステップによって、画像情報から、原稿の特性を表す原稿特性値を抽出し、関連機能検索ステップによって、原稿特性値に基づいて、原稿に対する原稿特性値に関連する機能を表す関連機能を検索し、関連機能表示ステップによって、関連機能検索ステップで検索された関連機能を表示し、関連機能入力ステップによって、関連機能表示ステップで表示された関連機能を入力させ、テンプレート情報生成ステップによって、関連機能入力ステップで入力された項目情報に対応する図形または文字を含む、項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成し、媒体出力ステップによって、テンプレート情報生成ステップで生成したテンプレート情報を記録した媒体を出力し、画像処理ステップによって、関連機能入力ステップで入力された項目情報に基づいて、画像情報を生成し、印刷ステップによって、画像処理ステップで生成させた画像情報を出力することにより、印刷条件を視覚的に確認することができ、媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項20にかかる発明によれば、媒体読取ステップによって、図形または文字を含む、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を視覚的に表したテンプレート情報および画像形成装置で読取ることの可能な機械可読情報を記録した媒体から機械可読情報を読み取り、項目抽出ステップによって、機械可読情報から、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を抽出し、テンプレート情報生成ステップによって、項目抽出ステップで抽出した項目情報に対応する図形または文字を含む、項目情報を視覚的に表したテンプレート情報を生成し、媒体出力ステップによって、テンプレート情報生成ステップで生成したテンプレート情報を記録した媒体を出力し、画像処理ステップによって、項目抽出ステップで抽出された項目情報に基づいて、画像情報を生成し、印刷ステップによって、画像処理ステップで生成させた画像情報を出力することにより、印刷条件を視覚的に確認することができ、媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項21にかかる発明によれば、テンプレート画像表示ステップによって、図形または文字を含む、原稿の入力形式および印刷物の出力形式を規定する項目情報を視覚的に表したテンプレート画像情報を画面に表示し、テンプレート画像選択ステップによって、テンプレート画像表示ステップで表示されたテンプレート画像情報を選択し、項目抽出ステップによって、テンプレート画像選択ステップで選択したテンプレート画像情報から画像形成情報を抽出し、テンプレート情報生成ステップによって、項目抽出ステップで抽出した項目情報に対応するテンプレート情報を生成し、媒体出力ステップによって、テンプレート情報生成ステップで生成したテンプレート情報を記録した媒体を出力し、画像処理ステップによって、項目抽出ステップで抽出された項目情報に基づいて、画像情報を生成し、印刷ステップによって、画像処理ステップで生成させた画像情報を出力することにより、媒体を管理することなく、印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項22にかかる発明によれば、請求項17に記載された媒体作成方法をコンピュータに実施させることを特徴とする媒体作成プログラムであることにより、印刷条件を視覚的に確認することができ、媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項23にかかる発明によれば、請求項18〜21のいずれか一つに記載された画像形成方法をコンピュータに実施させることを特徴とする画像形成プログラムであることにより、印刷条件を視覚的に確認することができ、媒体によって印刷条件が設定できるため、画像形成装置の印刷条件の設定が容易に行うことができ、操作性が向上するという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる媒体作成装置、画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第1の実施の形態の媒体作成装置は、入力された原稿関連および仕上り関連の情報により、それらの情報を文字や図形で視覚的に表した設定用紙(テンプレート)をプリントアウトするものである。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる媒体作成装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる媒体作成装置100は、表示装置110と、入力装置120と、入力表示制御部101と、テンプレート情報生成部102と、機械可読情報生成部103と、媒体出力部104と、システム制御部105と、項目値データベース1000とから構成されている。
入出力制御部101は、表示装置110と入力装置120とともに、本発明における入力手段を構成する。入力表示制御部101は、表示装置110と入力装置120に接続されており、表示装置110と入力装置120を制御するものである。具体的には、入出力制御装置101は、後述の項目値データベース1000を参照し、画像形成装置が画像データを加工するために必要となる情報、すなわち、設定項目ごとの項目値を入力するためのメニューデータを生成し、表示装置110に送出する。また、入力装置120により、入力された設定項目ごとの項目値を受け付ける。
ここで、設定項目とは、読み込まれる原稿の入力形式および印刷される印刷物の仕上り形式に関する項目をいい、画像形成装置は、この設定項目に設定されている値によって画像データの加工やステープル、パンチなどの仕上げ処理を行うものである。また、項目値とは、設定項目に対して設定可能な値の中からユーザが選択することにより設定した値をいう。例えば、設定項目“原稿サイズ”において、“A4”、“A3”、“B5”、“B4”などが設定可能な値であるとすると、その中でユーザが“A4”を選択した場合には、“A4”が設定項目“原稿サイズ”の項目値となる。
表示装置110は、表示モニタなどであり、入力表示制御部101から送信されたメニューデータを表示モニタの画面上に表示する。入力装置120は、マウス、キーボードなどであり、メニューとして表示された設定項目ごとの項目値が入力され、その項目値を入力表示制御部101に送出する。
テンプレート情報生成部102は、入力表示制御部101が受け付けた設定項目ごとの項目値から、設定された項目値に対応する文字または図形からなる画像データを生成する。
機械可読情報生成部103は、入力表示制御部101が受け付けた設定項目ごとの項目値から、設定された項目値に対応するバーコードデータを生成し、テンプレート情報生成部102で生成した画像データに付加する。
媒体出力部104は、制御データを生成し、機械可読情報生成部103で生成した画像データとともに、プリンタ130に送信するものである。
システム制御部105は、各構成部と接続されていて、媒体作成装置100全体の制御を行うものである。このシステム制御部105は、不図示のCPU、ROM、RAMなどから構成されており、CPUがROMに格納された基本プログラムに基づいて、RAMのワーク領域を利用しながら各種の処理を行っている。
プリンタ130は、媒体出力部104から受け取った画像データと制御データにより、画像データを設定用紙にプリントアウトするものである。
用紙130は、本発明における媒体を構成し、プリンタ130からプリントアウトされた設定用紙であり、入力表示制御部101で受け付けた設定項目ごとの項目値に対応する文字または図形からなる画像データが印刷された設定用紙である。
項目値データベース1000は、本実施の形態の表示装置110で表示するメニューの設定項目と設定可能値を規定する。図2は、項目値データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。項目値データベース1000は、設定項目名とその設定項目の設定可能値とを関連付けて記憶している。
例えば、設定項目“原稿サイズ”は、設定可能値として、“A4”、“A3”、“B5”、“B4”などの値が記憶されている。設定項目“原稿面”とは、原稿に文字や写真等の印刷すべき画像データがある面を示し、設定可能値として、“両面”、“片面”が記憶されている。設定項目“印刷面”とは、画像形成装置が画像データを印刷する面を示し、設定可能値として、“両面”、“片面”が記憶されている。
設定項目“種別”とは、画像データに含まれるデータの種別をいい、設定可能値として、“文字のみ”、“写真のみ”、“文字と写真”などが記憶されている。設定項目“倍率”とは、原稿の用紙サイズから印刷物の用紙サイズを何倍にするのかを示し、設定可能値として、“等倍”、“A4→A3”などが記憶されている。設定項目“ステープル”とは、印刷物に対しステープルをするか否かとステープルの位置を示し、設定可能値として、“左上”、“上2箇所”、“左2箇所”などが記憶されている、設定項目“パンチ”とは、印刷物に対しパンチをするか否かとパンチの位置を示し、設定可能値として、“上2箇所”、“左2箇所”などが記憶されている。他にも、画像形成装置の有する機能について、設定をすることが可能である。
次に、以上のように構成されている媒体作成装置による媒体作成処理について、説明する。図3は、入力表示制御部、テンプレート情報生成部、機械可読情報生成部、媒体作成部が行う媒体作成処理の手順を示すフローチャートである。
入力表示制御部101は、項目値データベース1000から設定項目名とその設定項目の設定可能値を検索し、表示装置110で表示するメニューデータを生成する(ステップS3001)。次に、入力表示制御部101は、生成したメニューデータを表示装置110に送出し、項目メニューを表示する(ステップS3002)。
図4は、項目メニューの一例を示す説明図である。表示装置110の表示画面400に、入力表示制御部101で生成した項目メニュー401を表示する。項目メニュー400は、設定項目41a〜nと項目値42a〜nから構成され、項目値には、規定値が設定されているものとする。
項目メニュー401に表示されている規定値を変更したい場合には、変更したい項目のボックス(例えば、42g)をマウスなどで指示すると、その項目の設定可能値がプルダウンメニュー402で表示され、マウスなどで指示することにより、項目値を変更することができる。
本実施の形態では、図4に表示されているように、原稿サイズは“A4”(42a)、原稿面は“片面”(42b)、印刷面は“両面”(42c)、種別は“文字”(42d)、倍率は“等倍”(42e)、ステープルは“左上”(42f)、パンチは規定値の“なし”(42g)を変更して、“左2箇所”(43a)を入力したものとする。
入力表示制御部101は、入力装置120であるマウスなどによって、入力された設定項目ごとの項目値を受け付ける(ステップS3003)。テンプレート情報生成部102は、入力表示制御部101が受け付けた設定項目ごとの項目値から、設定された項目値に対応する図形や文字による画像データを生成する(ステップS3004)。
各項目値に対応する画像データは、画像データの出力結果である設定用紙の図面を用いて説明する。図5は、入力された設定項目ごとの項目値に対応する画像データを出力した設定用紙の一例を示す説明図である。
まず、設定用紙の用紙サイズは、原稿の用紙サイズの等倍であることから、A4となり、設定用紙はA4の用紙となる。原稿の用紙サイズである“A4”は、設定用紙の表面の上部に文字で示される(52)。また、原稿の画像データが“片面”であることは、設定用紙の上部に文字で示され(53)、印刷物が“両面”印刷であることは、設定用紙の表面50と裏面51に画像データを印刷することにより示される(54)。
また、その画像データが文字であることは、設定用紙に印刷する画像データを“〜”にすることにより示される(54)。ステープルを左上に施すことは、設定用紙の表面50の左上と裏面51の右上ステープルが施される位置に、ステープルを表すイラスト(斜め線)を描くことにより示される(55)。パンチを左2箇所に施すことは、設定用紙の表面50の左と裏面51の右のパンチが施される位置に、パンチを表すイラスト(2つの丸)を描くことにより示される(56)。すなわち、このような文字や図形による画像データが、ステップS3004で生成されるのである。
機械可読情報生成部103は、入力表示制御部101が受け付けた設定項目ごとの項目値からバーコードデータを生成し、そのバーコードデータをテンプレート情報生成部102で生成した画像データ(表面)の下部に付加する(ステップS3005)。
媒体出力部104は、生成された画像データと制御データを、プリンタ130に送信することにより、設定用紙140をプリントアウトする(ステップS3006)。設定用紙140は、上述の通り、図5に示す設定用紙を一例として、プリントアウトされる。
このように、画像形成装置に設定しなければならない設定項目の項目値が、実際に印刷される用紙サイズの用紙に設定項目に項目値に対応する文字や図形で表されるため、直感的に設定項目の項目値を理解することができるとともに、そのバーコードを読み取ることができる画像形成装置でその設定用紙を読み込ませることにより、操作パネルで複雑な操作をすることなく、設定通りの項目値で印刷物をアウトプットすることができる。
また、機械可読情報は、バーコードのみではなく、磁気データやICタグなどを用いてもよい。図6は、入力された設定項目ごとの項目値に対応する画像データを出力した設定用紙の一例を示す説明図である。本図では、設定用紙を磁気カードとして、バーコードに換えて、磁気ストラップ62に設定項目ごとの項目値を書き込み、設定カードの裏面に装着してもよい。
このように、画像形成装置に設定しなければならない設定項目の項目値が、実際に印刷される用紙サイズの用紙に設定項目の項目値に対応する文字や図形で表されるため、直感的に設定項目の項目値を理解することができるとともに、その磁気データやICタグの持つデータを読み取ることができる画像形成装置でそのデータを読み込ませることにより、操作パネルでの複雑な操作をすることなく、設定通りの項目値で印刷物をアウトプットすることができる。
本実施の形態の媒体作成装置は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施の形態の媒体作成装置で実行される媒体作成プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の媒体作成装置で実行される媒体作成プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の媒体作成装置で実行される媒体作成プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態の媒体作成プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施の形態の媒体作成装置で実行される媒体作成プログラムは、上述した各部(入力表示制御部、テンプレート情報生成部、媒体出力部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から媒体作成プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、入力表示制御部、テンプレート情報生成部、媒体出力部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第2の実施の形態の媒体作成装置は、入力された原稿関連および仕上がり関連の情報についての設定項目を、原稿関連と仕上げ関連の種別に分類し、設定項目を種別ごとに設定用紙にプリントアウトするものである。図7は、本発明の第2の実施の形態にかかる媒体作成装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる媒体作成装置700は、表示装置110と、入力装置120と、入力表示制御部101と、テンプレート情報生成部702と、機械可読情報生成部103と、媒体出力部704と、システム制御部105と、項目値データベース1000と、項目種別データベース2000から構成されている。
ここで、表示装置110と、入力装置120と、入力表示制御部101と、機械可読情報生成部103と、項目値データベース1000は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
テンプレート情報生成部702は、項目種別データベース2000から、設定項目とその種別を検索し、入力表示制御部101が受け付けた設定項目の種別ごとの項目値から、種別ごとの項目値に対応する文字または図形からなる画像データを生成する。
テンプレート情報生成部702は、さらに原稿テンプレート情報生成部7021と仕上りテンプレート情報生成部7022から構成される。原稿テンプレート情報生成部7021は、原稿関連の設定項目の項目値に対応する文字または図形からなる画像データを生成するものである。一方、仕上りテンプレート情報生成部7022は、仕上り関連の設定項目の項目値に対応する文字または図形からなる画像データを生成するものである。
媒体出力部704は、機械可読情報生成部103で生成した原稿関連の画像データと仕上り関連の画像データを1枚の設定用紙にプリントアウトできるように編集するとともに、制御データを生成し、画像データと制御データをプリンタ130に送信するものである。
項目種別データベース2000は、本発明における項目種別情報記憶手段を構成する。項目種別データベース2000は、設定項目の種別を規定する。図8は、項目種別データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。項目種別データベース2000は、設定項目とその項目の種別とを関連付けて記憶している。種別は原稿関連と仕上げ関連とがあり、各々設定項目には原稿関連または仕上げ関連のいずれかの種別が設定されている。
ここで、原稿関連とは、原稿の入力形式を規定する設定項目を表すものであり、例えば、原稿サイズ、原稿種類、原稿面、原稿開きなどは原稿関連の設定項目となる。仕上げ関連とは、印刷物の仕上げ形式を規定する設定項目であり、例えば、コピーサイズ、印刷面、コピー開き、ステープル、パンチなどは仕上げ関連の設定項目となる。
以上のように構成されている媒体作成装置による媒体作成処理について、説明する。図9は、入力表示制御部、テンプレート情報生成部、機械可読情報生成部、媒体作成部が行う媒体作成処理の手順を示すフローチャートである。
本実施の形態にかかる媒体作成処理の手順は、図3に示すフローチャートとほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明する。ステップS9001〜ステップS9003、ステップS9007は、図3での説明を参照し、ここでの説明を省略する。
テンプレート情報生成部702は、入力表示制御部101で入力された設定項目ごとの項目値に対して、項目種別データベース2000から、設定項目ごとの種別を検索し、設定項目を種別ごとに分類する(ステップS9004)。
原稿テンプレート情報生成部7021は、原稿関連の種別の設定項目の項目値に対応する文字または図形からなる画像データを生成する(ステップS9005)。仕上りテンプレート情報生成部7022は、仕上げ関連の種別の設定項目の項目値に対応する文字または図形からなる画像データを生成する(ステップS9006)。
媒体出力部704は、原稿関連の画像データと仕上げ関連の画像データを、1枚の設定用紙の表面、裏面に印刷できるように編集するとともに、これらの画像データと制御データを、プリンタ130に送信することにより、設定用紙740をプリントアウトする(ステップS9008)。
種別ごとの設定項目の項目値の対応する図形や文字からなる画像データを出力した設定用紙740について、説明する。図10は、設定項目の項目種別ごとの項目値に対応する画像データを出力した設定用紙の一例を示す説明図である。
設定項目の項目値は、原稿サイズは“A4”、原稿面は“片面”、印刷面は“両面”、種別は“文字”、倍率は“A4→A3”、ステープルは“右上”、パンチは“上2箇所”であるとする。
設定用紙の表面10の左斜め上部12、裏面の右斜め上部13は、仕上げ関連の設定項目の項目値を表したものである。仕上げ関連情報として、印刷物の用紙サイズは“A3”であるから、設定用紙もA3でプリントアウトされるとともに、用紙の左上にA3という用紙サイズが示される。印刷物が“両面”印刷であるは、仕上げ情報の表面12と、裏面13に画像データを印刷することにより示される。
仕上げ情報として、ステープルを“右上”に施すことは、設定用紙の表面12の右上と裏面13の左上のステープルが施される位置に、ステープルを表すイラスト(斜め線)を描くことにより示される。仕上げ情報として、パンチを“上2箇所”に施すことは、設定用紙の表面12の上と裏面13の上のパンチが施される位置に、パンチを表したイラスト(2つの丸)を描くことにより示される。
設定用紙の表面の右斜め下部14は、裏面の左斜め下部15は、原稿関連の設定項目の項目値を表したものである。原稿関連情報として、原稿の用紙サイズは“A4”であるから、原稿をA4の用紙サイズの枠で表すとともに、原稿の下部にA4という用紙サイズが示される。原稿が“片面”であることから、設定用紙の表面の右斜め下部14には、画像データを表す文字や図形を印刷するとともに、裏面の左斜め下部15には、用紙サイズを表す枠は印刷されるが、その中に画像データを表す文字や図形は印刷されない。
その画像データが“文字”であることは、設定用紙に印刷する画像データを“〜”とすることにより示される。また、設定用紙の表面10の下部に、原稿関連情報と仕上げ関連情報を表すバーコードが印刷される。
このように、ユーザは、画像形成装置に設定する設定項目の項目値を、原稿関連情報と仕上げ関連情報の印刷領域を分け、明確に区別して表わすことにより、原稿関連情報と仕上げ関連情報とを誤解することなく、直感的に設定項目の項目値を理解することができる。また、そのバーコードを読み取ることができる画像形成装置でその設定用紙を読み込ませることにより、操作パネルで複雑な操作をすることなく、設定通りの項目値で印刷物をアウトプットすることができる。
また、上述の実施の形態では、原稿関連情報と仕上げ関連情報を1枚の設定用紙をプリントアウトしたが、原稿関連情報と仕上げ関連情報をそれぞれ別の設定用紙を出力することも可能である。図11−1は、設定項目の項目種別ごとの項目値に対応する画像データを項目種別ごとに出力した設定用紙(原稿関連)の一例を示す説明図である。図11−2は、設定項目の項目種別ごとの項目値に対応する画像データを項目種別ごとに出力した設定用紙(仕上げ関連)の一例を示す説明図である。
原稿関連の設定用紙の表面16は、原稿の用紙サイズが“A4”であることから、設定用紙の用紙サイズもA4でプリントアウトされるとともに、仕上り関連の設定用紙と区別するため、上部に“原稿関連”の文字が印刷される。原稿が“片面”であることから、原稿関連の設定用紙の表面16には画像データを印刷するが、裏面17には画像データを表した図形や文字は印刷されない。設定用紙の表面16の下部には、原稿関連情報のバーコードデータが印刷される。
仕上げ関連の設定用紙の表面18は、印刷物の用紙サイズが“A3”であることから、設定用紙の用紙サイズもA3でプリントアウトされるとともに、原稿関連の設定用紙と区別するため、上部に“仕上り関連”の文字が印刷される。印刷物が“両面”印刷であることは、仕上げ関連の設定用紙の表面18と、裏面19に画像データを印刷することにより示される。
また、仕上げ関連情報として、ステープルを“右上”に施すことは、設定用紙の表面18の右上と裏面19の左上のステープルが施される位置に、ステープルを表したイラスト(斜め線)を描くことにより示される。仕上げ関連情報として、パンチを“上2箇所”に施すことは、設定用紙の表面18の左と裏面19の右のパンチが施される位置に、パンチを表したイラスト(2つの丸)を書くことにより示される。設定用紙の表面18の下部には、仕上げ関連情報のバーコードデータが印刷される。
このように、画像形成装置に設定する設定項目の項目値を、原稿関連と仕上げ関連の領域に分けたり、原稿関連と仕上げ関連の別々の設定用紙に印刷したりすることにより、ユーザは原稿関連情報と仕上げ関連情報とを誤解することなく、直感的に設定項目の項目値を理解することができる。また、そのバーコードを読み取ることができる画像形成装置でその設定用紙を読み込ませることにより、操作パネルで複雑な操作をすることなく、設定通りの項目値で印刷物をアウトプットすることができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第3の実施の形態の画像形成装置は、入力された原稿関連および仕上り関連の情報を文字や図形で表した画像データとして、設定用紙にプリントアウトするものである。また、本実施の形態の画像形成装置は、読み取った原稿の画像データを入力された原稿関連および仕上り関連の情報に従い、印刷物としてプリントアウトするものである。図12は、本発明の第3の実施の形態にかかる画像形成装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる画像形成装置1200は、操作パネル1230と、操作パネル制御部1208と、テンプレート情報生成部102と、機械可読情報生成部103と、媒体出力部104と、システム制御部1209と、項目値データベース1000と、スキャナ1220と、ADF(オート・ドキュメント・フィーダ)12201と、スキャナコントローラ1201と、原稿読取部1202と、画像記憶部1203と、画像処理部1204と、印刷部1205と、プリンタエンジンコントローラ1205と、プリンタエンジン1207と、仕上げ処理部12071とから構成されている。
ここで、テンプレート情報生成部102と、機械可読情報生成部103と、媒体出力部104と、項目値データベース1000は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
スキャナ1220は、所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取るものである。スキャナ1220は、ADF12201を搭載している。ADF12201は、複数ページの原稿をセットすると、読取位置に1枚ずつ順に繰り出しながら連続して自動的に読み込みを行うことができる。また、このADF12201は、用紙の片面に印刷された片面原稿だけでなく、両面に印刷された両面原稿を反転させて自動的に読み込むことが可能である。
スキャナコントローラ1201は、スキャナ1220とADF12201の動作を制御するものである。
原稿読取部1202は、スキャナ1220によって読み取られた原稿1210のイメージをディジタル画像データに変換するものである。
画像記憶部1203は、原稿読取部1220で読み取った画像データや外部から入力された画像データ等を一時的に保存しておくバッファメモリである。
画像処理部1204は、スキャナから送られ画像記憶部1203に一時的に保存された多値データをγ補正やMTF補正等を行った後、スライス処理やディザ処理のような階調処理を行って2値(または多値)化処理や、ユーザが設定した機能に対応した各種の画像処理(拡大/縮小、濃度/色の調整など)やレイアウト加工処理(両面印刷/片面印刷、集約印刷、余白サイズの調整など)を行うものである。
印刷部1205は、後述のプリンタエンジンコントローラ105とプリンタエンジン106とともに、本発明における印刷手段を構成する。印刷部1205は、制御データを生成し、画像処理部1204で処理された画像データと制御データを、プリンタエンジンコントローラ1206に送信するものである。
プリンタエンジンコントローラ1206は、印刷部1205から受け取った画像データと制御データからプリンタエンジン1206に対する印刷要求を送信し、プリンタエンジン1207と、仕上げ処理部12071を制御するものである。
プリンタエンジン1207は、プリンタエンジンコントローラ 1206の印刷要求に従い、印刷物をプリントアウトするものである。なお、プリンタエンジン1207は、印刷物1250に対する仕上げ処理を行う仕上げ処理部12071を搭載している。仕上げ処理部12071は、印刷物1250を部数やページ単位で仕分けを行うソート処理、複数枚の印刷媒体を揃えてステープルで綴じるステープル処理、あるいは、複数枚の印刷媒体をバインダーやファイルに綴じるためのパンチ穴を空けるパンチ穴処理を行うものである。
操作パネル1230は、後述の操作パネル制御部1208とともに、本発明における入力手段を構成している。操作パネル1230は、さらに表示部12301と入力部12302から構成されており、例えば400×640ドットの液晶ディスプレイによる表示部12301と16×16エリア分割のタッチパネルによる入力部12302とから構成され、液晶ディスプレイとタッチパネルの機能を使用して、ユーザと対話しながら各項目値の設定を受け付けたり、必要な各種ステータス・メッセージを表示したりするユニットである。
表示部12301は、後述の操作パネル制御部1208が生成した設定項目メニューを表示するものである。この項目設定メニューとは、画像形成装置が設定可能な設定項目を、階層化などをして総て表示するものである。その内容は、上述の図4で説明した内容と同様であるので、図4とその説明を参照し、説明を省略する。入力部12302は、項目値の入力を受け付けるものである。
操作パネル制御部1208は、操作パネル1230を制御するものである。具体的には、操作パネル制御部1208は、項目値データベース1000を参照し、画像形成装置が画像データを加工するために必要となる情報、すなわち、設定項目ごとの項目値を入力するためのメニューデータを生成し、操作パネル1230の表示部12301に送出する。また、入力部12302で入力された設定項目ごとの項目値を受け付ける。
システム制御部1209は、各構成部と接続されていて、画像形成装置1200全体の制御を行うものである。このシステム制御部1209は、不図示のCPU、ROM、RAMなどから構成されており、CPUがROMに格納された基本プログラムに基づいて、RAMのワーク領域を利用しながら各種の処理を行っている。
以上のように構成されている画像形成装置による媒体作成処理は、上述の第1の実施の形態と同様であるので、図3のフローチャートおよび説明を参照し、ここでの説明は省略する。
このように、画像形成装置に設定する設定項目の項目値が、実際に印刷される用紙サイズの用紙に設定項目の項目値に対応する文字や図形で表されるため、直感的に設定項目の項目値を理解することができるとともに、そのバーコードを読み取ることができる画像形成装置でその設定用紙を読み込ませることにより、操作パネルで複雑な操作をすることなく、設定通りの項目値で印刷物をアウトプットすることができる。
なお、本実施形態の画像形成装置で実行される画像形成プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施形態の画像形成装置で実行される画像形成プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の画像形成装置で実行される画像形成プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の画像形成装置で実行される画像形成プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施の形態の画像形成装置で実行される画像形成プログラムは、上述した各部(操作パネル制御部、テンプレート情報生成部、機械可読情報生成部、媒体出力部、原稿読取部、画像記憶部、画像処理部、印刷部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから画像形成プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、操作パネル制御部、テンプレート情報生成部、機械可読情報生成部、媒体出力部、原稿読取部、画像記憶部、画像処理部、印刷部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第4の実施の形態の画像形成装置は、読み取った原稿の画像データから抽出した原稿特性値と入力された仕上り関連の情報を、文字や図形で表した画像データとして設定用紙にプリントアウトするものである。また、本実施の形態の画像形成装置は、読み取られた原稿の画像データを入力された原稿関連または仕上り関連の情報に従って、印刷物としてプリントアウトするものである。図13は、本発明の第4の実施の形態にかかる画像形成装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる媒体作成装置1300は、操作パネル1330と、操作パネル制御部1208と、画像解析部1301と、関連機能検索部1302と、テンプレート情報生成部102と、機械可読情報生成部103と、媒体出力部104と、システム制御部1209と、項目値データベース1000と、関連機能対応データベース3000と、スキャナ1220と、ADF12201と、スキャナコントローラ1201と、原稿読取部1202と、画像記憶部1203と、画像処理部1204と、印刷部1205と、プリンタエンジンコントローラ1206と、プリンタエンジン1207と、仕上げ処理部12071とから構成されている。
ここで、操作パネル制御部1208と、テンプレート情報生成部102と、機械可読情報生成部103と、媒体出力部104と、システム制御部1209と、スキャナ1220と、ADF12201と、スキャナコントローラ1201と、原稿読取部1202と、画像記憶部1203と、画像処理部1204と、印刷部1205と、プリンタエンジンコントローラ1206と、プリンタエンジン1207と、仕上げ処理部12071と、項目値データベース1000は、第1および第3の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
画像解析部1301は、画像記憶部1203内に記憶された画像データに対して光学式文字認識を行うOCR(オプティカル・キャラクタ・レコグニッション)処理を実施し、原稿画像の特徴を表す様々な原稿特性値を算出するものである。この原稿特性値とは、例えば使用色(原稿で使用している色情報)、原稿方向(原稿の上下左右の位置関係情報)、原稿サイズ、画像種類(文字、写真、イラストあるいはそれらの混合か)、原稿濃度、画素密度(原稿全体における有画素部分の面積比率)、上下左右の余白寸法、使用文字サイズ、レイアウト情報(段組み原稿か否かなど)などを数値化したものである。なお、これらの値のうち、定量的な値に関しては、平均値や最大値、最小値といった統計的な値もあわせて算出するようにする。
関連機能検索部1302は、画像解析部1301で算出された各種の原稿特性値が入力されると、原稿を複写する際に設定が必要な関連機能を検索するものである。この関連機能検索部1302は、後述の関連機能対応データベース3000を検索し、入力される原稿特性値に対応した関連機能を抽出することにより、当該原稿の仕上げ関連の設定項目の入力を行う際に必要なメニュー項目に絞り込むことができる。
関連機能対応データベース3000は、原稿特性項目と読み取った原稿の原稿特性値に対して、選択される可能性が高い関連機能の項目とその特性値に対応する規定値を規定する。図14は、関連機能データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。関連機能データベース3000は、原稿特性値と関連機能とを関連付けて記憶している。
操作パネル1330は、表示部12301と入力部12302と関連機能表示部13301と関連機能入力部13302から構成されている。表示部12301と入力部12302は、第3の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
関連機能表示部13301は、操作パネル制御部1208で生成した関連機能の簡易メニューを表示するものである。関連機能入力部13302は、関連機能表示部13301で表示された簡易メニューからの項目値の入力を受け付けるものである。
次に、以上のように構成されている画像形成装置による媒体作成処理について、説明する。図15は、原稿読取部、画像記憶部、画像解析部、関連機能検索部、操作パネル制御部、関連機能表示部、関連機能入力部、テンプレート情報生成部、機械可読情報生成部、媒体作成部が行う媒体作成処理の手順を示すフローチャートである。
原稿読取部1202は、スキャナ1220から読み込んだ原稿を、スキャナコントローラ1201を介して画像データとして読み込み、画像記憶部1203へ送る(ステップS15001)。画像記憶部1203は、原稿読取部1202から送られた画像データを一時的に保管しておく(ステップS15002)。
画像解析部1301は、画像記憶部1203に保管してある画像データを読み込み、その画像データから、原稿サイズ、画像種別、原稿濃度などの読み込んだ原稿の原稿特性値を解析する(ステップS15003)。
関連機能検索部1302は、画像解析部1301で解析された原稿特性値から、関連機能を検索する(ステップS15004)。例えば、図14において、原稿読取部1202で読み取った原稿の画像データの濃度が、画像解析部1301で“やや薄い”と判断された場合には、関連機能データベース3000において、原稿特性項目の濃度の“やや薄い”を参照し、関連機能として、濃度調節の機能と規定値の“やや濃く”が検索される。
また、原稿読取部1202で読み取った原稿の画像データの余白サイズが、“上20mm以上”と判断された場合には、関連機能データベース3000において、原稿特性項目の余白サイズの“上20mm”を参照し、関連機能として、ステープルの機能と規定値の“左上”が検索される。
さらに、原稿の画像データの余白サイズが、“上20mm以上”と判断された場合でも、印刷物の1部の枚数が、例えば1枚の場合には、ステープルを施すことは適当でないため、関連機能データベース3000において、印刷物の1部の枚数などの項目を記憶しておき、複数の原稿特性値の項目から、関連機能を検索することも可能とする。
操作パネル制御部1208は、関連機能検索部1302で検索された関連機能に対応する設定項目と設定可能値を、項目値データベース1000から検索し、関連機能としての設定項目、設定可能値、関連機能対応データベース3000から検索した規定値により、設定項目を絞り込んだ簡易メニューを作成する(ステップS15005)。
関連機能表示部13301は、操作パネル制御部で生成した簡易メニューを操作パネル1330に表示する(ステップS15006)。図16は、簡易メニューの一例を示す説明図である。操作パネル画面1600に、簡易メニュー1601が表示され、例えば、関連機能の設定項目名“濃度”1602とその設定項目“濃度”が設定可能値1603である“薄く”、“やや薄く”、“普通”、“やや濃く”、“濃く”を表示するとともに、原稿特性値から判断される規定値“やや濃く”を強調表示している。また、“ステープル位置”の項目では、“左上”、“パンチ位置”では、“左2箇所”が規定値として強調表示されている。
関連機能入力部13302は、関連機能表示部13301で表示された簡易メニューからの入力が終了したか否かを判断する(ステップS15007)。具体的には、図16の簡易メニュー1601で“閉じる”のボタン1609を押下されたか否かで判断する。
関連機能入力部13302の入力は終了していないと判断された場合には(ステップS15007:No)、関連機能表示部13301で表示された簡易メニューから、マウスなどによる項目値の入力を受け付ける(ステップS15008)。
関連機能入力部13302の入力は終了したと判断された場合には(ステップS15007:Yes)、テンプレート情報生成部102は、関連機能入力部13302が受け付けた設定項目ごとの項目値から、項目値ごとの図形や文字による画像データを生成する(ステップS15009)。
機械可読情報生成部103は、関連機能入力部101が受け付けた設定項目ごとの項目値からバーコードデータを生成し、そのバーコードデータをテンプレート情報生成部102で生成した画像データの設定用紙の表面の下部に付加する(ステップS15010)。
媒体出力部104は、生成された画像データと制御データを、プリンタエンジンコントローラ1206に送信し、プリンタエンジンコントローラ1206は印刷指示をプリンタエンジン1207に送信することにより、設定用紙1240をプリントアウトする(ステップS15011)。
このように、読み込まれた原稿の原稿特性値を解析することにより入力すべき設定項目が絞り込まれ、かつ規定値も設定されていることから、読み込まれた原稿に合った設定項目の項目値を入力することができ、操作パネルで複雑な操作をすることなく、設定通りの項目値で印刷物をアウトプットすることができる。また、その設定項目の項目値が実際に印刷される用紙サイズの設定用紙に、設定項目の項目値に対応する文字や図形で表されるため、同一の設定で印刷したい場合にその設定用紙を用いることにより、操作パネルで複雑な操作をすることなく、設定通りの項目値で印刷物をアウトプットすることができる。その際、設定用紙には設定項目の項目値に対応する文字や図形が表されているため、直感的に設定項目の項目値を理解することができ、一目で確認することができる。従って、改めて画像形成装置などに読み込ませて、確認する必要がない。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第5の実施の形態の画像形成装置は、設定用紙から原稿関連と仕上り関連の情報を読み取り、さらに原稿関連と仕上り関連の情報を変更等することにより、変更等した原稿関連と仕上り関連の情報を設定用紙にプリントアウトするものである。また、本実施の形態の画像形成装置は、設定用紙を読み取り、原稿の画像データを設定用紙に設定されている原稿関連および仕上り関連の情報に従って印刷物としてプリントアウトするものである。図17は、本発明の第5の実施の形態にかかる画像形成装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる画像形成装置1700は、操作パネル1730と、操作パネル制御部1208と、媒体読取部1701と、項目抽出部1702と、テンプレート情報生成部102と、機械可読情報生成部103と、媒体出力部104と、システム制御部1209と、項目値データベース1000と、スキャナ1220と、ADF12201と、スキャナコントローラ1201と、原稿読取部1202と、画像記憶部1203と、画像処理部1204と、印刷部1205と、プリンタエンジンコントローラ1206と、プリンタエンジン1207と、仕上げ処理部12071とから構成されている。
ここで、操作パネル制御部1208と、テンプレート情報生成部102と、機械可読情報生成部103と、媒体出力部104と、システム制御部1209と、スキャナ1220と、ADF12201と、スキャナコントローラ1201と、原稿読取部1202と、画像記憶部1203と、画像処理部1204と、印刷部1205と、プリンタエンジンコントローラ1206と、プリンタエンジン1207と、仕上げ処理部12071と、項目値データベース1000は、第1および第3の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
媒体読取部1701は、設定用紙1710の画像データを読み込み、バーコードデータのみを取り出すものである。項目抽出部1702は、媒体読取部1701で抽出したバーコードデータから設定用紙1710に設定されている設定項目と項目値を抽出するものである。
操作パネル1730は、表示部12301と入力部12302と項目表示部17301と項目入力部17302から構成されている。表示部12301と入力部12302は、第3の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
項目表示部17301は、設定用紙に設定されていた設定項目と項目値と、項目値データベース1000に記憶されている設定可能値から生成した項目メニューを表示するものである。項目入力部17302は、項目表示部17301の項目メニューからの項目値の入力を受け付けるものである。
次に、以上のように構成されている画像形成装置による媒体作成処理について、説明する。図18は、媒体読取部、項目抽出部、操作パネル制御部、項目表示部、項目入力部、テンプレート情報生成部、機械可読情報生成部、媒体作成部が行う媒体作成処理の手順を示すフローチャートである。なお、ステップS18007〜S18009の処理は、図15のフローチャートのステップS15009〜S15011と同様であるので、説明を省略する。
媒体読取部1701は、は、スキャナ1220から読み込んだ設定用紙を、スキャナコントローラ1201を介して画像データとして読み込み、バーコードデータを読み取る(ステップS18001)。
項目抽出部1702は、媒体読取部1701か読み込んだバーコードデータから、設定項目と設定されている項目値を抽出する(ステップS18002)。
操作パネル制御部1208は、項目抽出部1702で抽出した設定項目と設定されている項目値と、項目値データベース1000から設定項目に対応する設定可能値を検索し、設定項目、規定値、設定可能値から、項目メニューを作成する(ステップS18003)。
項目表示部17301は、操作パネル制御部1208で生成した項目メニューを操作パネル1730に表示する(ステップS18004)。図19は、項目メニューの一例を示す説明図である。操作パネル画面1900に、項目メニュー1901が表示され、設定項目と設定用紙で設定されている設定項目の項目値を表示する。例えば、設定項目“原稿サイズ”では、“A4”が項目値として表示されている。また、設定項目“種別”では、“文字”が項目値として表示されているが、この項目値を他の値に変更したい場合には、項目値のボックス1902をヒットすることにより、その設定項目の設定可能値がプルダウンメニュー1903で表示される。
項目入力部17302は、項目表示部17301で表示された項目メニューからの入力が終了したか否かを判断する(ステップS18005)。具体的には、図19の項目メニュー1901で“閉じる”のボタン1904を押下されたか否かで判断する。
項目入力部17302の入力は終了していないと判断された場合には(ステップS18005:No)、項目表示部17301で表示された項目メニューのプルダウンメニューから、マウスなどにより設定する項目値の入力を受け付ける(ステップS18006)。
関連機能入力部17302の入力は終了したと判断された場合には(ステップS18005:Yes)、ステップS18007へ進む。
このように、読み込まれた設定用紙の設定項目と項目値を元にさらに、ユーザの設定条件に合った設定用紙を作成することができるため、設定したい設定条件に近い設定用紙を用いれば、少ない操作でユーザの望む設定用紙を作成することができる。また、設定された条件は、設定用紙に設定項目の項目値に対応する文字や図形で表されるため、直感的に設定項目の項目値を理解することができ、設定条件を一目で確認することができる。さらに、改めて画像形成装置などに読み込ませて、確認する必要がない。印刷物に対し同じ設定をしたい場合にその設定用紙を用いることにより、操作パネルで複雑な操作をすることなく、設定通りの項目値で印刷物をアウトプットすることができる。
(第6の実施の形態)
第6の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第6の実施の形態の画像形成装置は、データベースに記憶した設定用紙(テンプレート)の画像データから、原稿関連と仕上り関連の情報を読み取り、さらに原稿関連と仕上り関連の情報を変更等することにより、変更等した原稿関連と仕上り関連の情報を文字や図形で表した画像データとして設定用紙にプリントアウトするものである。また、本実施の形態の画像形成装置は、データベースに記憶した設定用紙の画像データから、原稿関連と仕上り関連の情報を読み取り、その情報に従って、読み取った原稿の画像データを印刷物としてプリントアウトするものである。図20は、本発明の第6の実施の形態にかかる画像形成装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる画像形成装置2100は、操作パネル2030と、操作パネル制御部2002と、項目抽出部2001と、テンプレート情報生成部102と、機械可読情報生成部103と、媒体出力部104と、システム制御部1209と、項目値データベース1000と、テンプレート画像データベース4000と、スキャナ1220と、ADF12201と、スキャナコントローラ1201と、原稿読取部1202と、画像記憶部1203と、画像処理部1204と、印刷部1205と、プリンタエンジンコントローラ1206と、プリンタエンジン1207と、仕上げ処理部12071とから構成されている。
ここで、テンプレート情報生成部102と、機械可読情報生成部103と、媒体出力部104と、システム制御部1209と、スキャナ1220と、ADF12201と、スキャナコントローラ1201と、原稿読取部1202と、画像記憶部1203と、画像処理部1204と、印刷部1205と、プリンタエンジンコントローラ1206と、プリンタエンジン1207と、仕上げ処理部12071と、項目値データベース1000は、第1、第3の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
操作パネル制御部2002は、操作パネル2030を制御するものである。操作パネル制御部2002は、後述のテンプレート画像データベース4000に記憶されているテンプレート画像を検索し、後述のテンプレート表示部20301で表示するテンプレート画像メニューを生成する。また、後述のテンプレート選択部20302で選択されたテンプレート画像を、後述の項目抽出部2001に送信する。
操作パネル2030は、表示部12301と入力部12302と項目表示部17301と項目入力部17302とテンプレート表示部20301とテンプレート選択部20302から構成される。表示部12301と入力部12302と項目表示部17301と項目入力部17302は、第3、第5の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。テンプレート表示部20301は、パネル制御部2002で生成したテンプレート画像メニューを表示するものである。テンプレート選択部20302は、テンプレート画像メニューで表示されたテンプレート画像の選択を受け付ける。
項目抽出部2001は、操作パネル制御部2002から、選択されたテンプレート画像の画像データを受け取り、その画像データから設定項目と設定されている項目値を抽出するものである。
テンプレート画像データベース4000は、設定用紙としてプリントアウトされる画像データを記憶しているものである。画像データは、データサイズが膨大になるため、一般的に符号化して圧縮を行った符号化ファイルとして蓄積されている。代表的な圧縮フォーマットとしてJPEG(Joint Photographic Experts Group)が挙げられる。図21は、テンプレート画像データベース4000のデータ構成の一例を示す説明図である。テンプレート画像21a〜nが符号化され圧縮されて、記憶されている。
次に、以上のように構成されている画像形成装置による媒体作成処理について、説明する。図22は、操作パネル制御部、テンプレート表示部、テンプレート選択部、項目抽出部、項目表示部、項目入力部、テンプレート情報生成部、機械可読情報生成部、媒体作成部が行う媒体作成処理の手順を示すフローチャートである。なお、ステップS22006〜S22012の処理は、図18のフローチャートのステップS18003〜S18009と同様であるので、説明を省略する。
操作パネル制御部2002は、テンプレート画像データベース4000からテンプレート画像の画像データを検索し、テンプレート画像メニューを作成する(ステップS22001)。
テンプレート表示部20301は、操作パネル2030に操作パネル制御部2002が生成したテンプレート画像メニューを表示する(ステップS22002)。図23は、テンプレート画像メニューの画面構成の一例を示す説明図である。操作パネル画面230にテンプレート画像の表面と裏面231、前頁232、決定233、次頁234を表示する。また、一画面に複数のテンプレート画像を表示してもよい。
テンプレート選択部20302は、テンプレート表示部20301で表示されたテンプレート画像メニューから、選択されたテンプレート画像を受け付ける(ステップS22003)。具体的には、テンプレート画像が表示されている画面で、決定ボタン233を押下する。操作パネル制御部2002は、選択されたテンプレート画像の画像データを項目抽出部2001へ送信する(ステップS22004)。
項目抽出部2001は、選択されたテンプレート画像の画像データのバーコードデータから、設定項目と設定されている項目値を抽出する(ステップS22005)。以下、図18の説明を参照し、ここでの説明を省略する。
このように、選択したテンプレート画像の画像データを元にさらに、ユーザの設定条件に合った設定用紙を作成することができるため、ユーザが設定したい設定条件に近いテンプレート画像を用いれば、少ない操作でユーザの望む設定用紙を作成することができる。また、設定された条件は、設定用紙に設定項目の項目値に対応する文字や図面で表されるため、直感的に設定項目の項目値を理解することができ、設定条件を一目で確認することができる。設定用紙と同じ設定で印刷をしたい場合にその設定用紙を用いることにより、操作パネルで複雑な操作をすることなく、設定通りの項目値で印刷物をアウトプットすることができる。
(第7の実施の形態)
第7の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第7の実施の形態の画像形成装置は、ネットワーク上の他の画像形成装置にあるデータベースに記憶されたテンプレート画像の画像データから、原稿関連と仕上り関連の情報を読み取り、さらに原稿関連と仕上り関連の情報を変更等することにより、変更等した原稿関連と仕上り関連の情報を文字や図形で表した画像データとして設定用紙にプリントアウトするものである。また、本実施の形態の画像形成装置は、ネットワーク上の他の画像形成装置にあるデータベースに記憶した設定用紙の画像データから、原稿関連と仕上り関連の情報を読み取ることにより、その情報に従って、原稿の画像データを印刷物としてプリントアウトするものである。図24は、本発明の第7の実施の形態にかかる画像形成装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる画像形成装置2400は、操作パネル2030と、操作パネル制御部2002と、項目抽出部2001と、テンプレート情報生成部102と、機械可読情報生成部103と、媒体出力部104と、システム制御部1209と、項目値データベース1000と、スキャナ1220と、ADF12201と、スキャナコントローラ1201と、原稿読取部1202と、画像記憶部1203と、画像処理部1204と、印刷部1205と、プリンタエンジンコントローラ1206と、プリンタエンジン1207と、仕上げ処理部12071と通信制御部2401とから構成されている。ここで、通信制御部2401以外は、第6の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
通信制御部2401は、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やインターネットなどのネットワーク2402と接続され、通信プロトコルに従ってネットワークに接続された他の機器との間で画像データや制御データ等のやり取りを行うものである。
画像形成装置2402は、後述のテンプレート画像データベース5000を有し、ネットワーク2402を介して、画像形成装置2400に接続されているものである。テンプレート画像データベース5000は、上述のテンプレート画像データベース4000と同様であるが、他の画像形成装置から画像データの検索などができるように共有アクセス可能に設定されている。
次に、以上のように構成されている画像形成装置2400による媒体作成処理について、説明する。図25は、操作パネル制御部、テンプレート表示部、テンプレート選択部、項目抽出部、項目表示部、項目入力部、テンプレート情報生成部、機械可読情報生成部、媒体作成部が行う媒体作成処理の手順を示すフローチャートである。なお、ステップS22002〜S25012の処理は、図22のフローチャートのステップS22002〜S22012と同様であるので、説明を省略する。
操作パネル制御部2002は、ネットワーク上の画像形成装置2403のテンプレート画像データベース5000から、テンプレート画像の画像データを検索し、テンプレート画像メニューを作成する(ステップS25001)。以下、ステップS25002へ進む。
これにより、ネットワークを介して他の画像形成装置に記憶しているテンプレート画像データベースのテンプレート画像を参照することができ、設定用紙を管理することなく、自由に以前の設定条件で印刷物をプリントアウトすることができる。また、選択したテンプレート画像の画像データを元にさらに、ユーザの設定条件に合った設定用紙を作成することができるため、ユーザが設定したい設定条件に近いテンプレート画像を用いれば、少ない操作でユーザの望む設定用紙を作成することができる。設定された条件は、設定用紙に設定項目の項目値に対応する文字や図面で表されるため、直感的に設定項目の項目値を理解することができ、設定条件を一目で確認することができる。設定用紙と同じ設定で印刷をしたい場合には、その設定用紙を用いることにより、操作パネルで複雑な操作をすることなく、設定通りの項目値で印刷物をアウトプットすることができる。さらに、ネットワークを介することにより、テンプレート画像の画像データの一元管理が可能となる。
なお、本発明の画像形成装置2400は、上記のように構成されているが、これ以外にも、図24と同様な画像形成装置や原稿読み取り機能を持ったスキャナ等がネットワークを介して当該画像形成装置2400と接続されて構成されていてもよい。その場合には、個々の装置で全ての処理を行う必要はなく、一方で読み取った原稿の画像データをネットワークを介して他方に送信して印刷処理する際に、印刷をする画像形成装置に記憶されているテンプレート画像またはネットワーク上に記憶されているテンプレート画像を利用して、印刷物のアウトプットをすることができる。このように、ネットワークを介して複数の装置間でデータを送受信しながら機能を分担処理する場合には、本発明を画像形成システムとして捉えることも可能となる。