JP2961077B2 - 取引管理システムおよび取引管理方法 - Google Patents

取引管理システムおよび取引管理方法

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JP2961077B2
JP2961077B2 JP33739495A JP33739495A JP2961077B2 JP 2961077 B2 JP2961077 B2 JP 2961077B2 JP 33739495 A JP33739495 A JP 33739495A JP 33739495 A JP33739495 A JP 33739495A JP 2961077 B2 JP2961077 B2 JP 2961077B2
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  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取引管理システム
および取引管理方法に関し、詳しくはクレジットカード
を利用した取引処理を効率良く行うとともに、セキュリ
ティを高めることのできる取引管理システムおよび取引
管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のクレジットカードの普及には目ざ
ましいものがあり、クレジットカードを利用した取引処
理は増加の一途を辿っている。かかる取引処理を図11
を用いて説明する。この図において、右側の処理は加盟
店における処理を表し、左側の処理はカード会社におけ
る処理を表している。
【0003】先ず、クレジットカードのユーザが加盟店
において所望の商品を選び(S901)、クレジットカ
ードとともに店員に渡したとする(S902)。この
後、店員はCAT(Credit Authoraization Terminal)
と呼ばれる電子端末を用いてクレジットカード裏面の磁
気ストライプに記録された会員番号等を読み取る(S9
03)。読み取られた会員番号等はディジタルデータと
してCAT内に保持される。そして、店員は、CATに
設けられたテンキーによって利用金額(商品の金額)等
をCATに入力する(S904)。これらの会員番号等
および利用金額等のデータは、通信回線を介してカード
会社へと送信される。
【0004】カード会社に設けられたホストコンピュー
タは、会員番号等の情報に基づき、当該クレジットカー
ドが使用可能なものであるか否かの判断、すなわちクレ
ジットカードの認証を行う(S905)。例えば、クレ
ジットカードの紛失届が正当保持者によってなされた場
合には、このクレジットカードの使用は禁止される。さ
らに、ホストコンピュータは、利用金額が許容し得るも
のであるかを判断する。すなわち、カード会社は取引の
対象となっている商品をクレジットカードによる支払が
可能か否かを判断し、可能であると判断した場合には承
認番号等を発行(オーソリゼーション)する(S90
6)。この承認番号は利用金額等とともに通信回線を介
して加盟店に送信され、加盟店に備え付けられたドット
インパクトプリンターによって承認番号、利用金額、会
員番号等がカード利用伝票に印字される。このカード利
用伝票は、一般にカーボンコピーの可能な3枚重ねの用
紙によって構成されており、表層の伝票に印字すること
によって他の2枚の伝票にも同様の文字等が印字され
る。
【0005】クレジットカード利用者はこのカード利用
伝票の記載事項を確認した後、自己の氏名等をカード利
用伝票の所定の欄に署名する(S908)。店員は3枚
重ねのカード利用伝票のうちの1枚を利用者控としてク
レジットカード利用者に手渡す。また、カード利用伝票
の1枚は加盟店控として加盟店に保管され、残りの1枚
はカード会社控としてカード会社へ送付される。このカ
ード会社控の内容はキーパンチャーによってホストコン
ピュータ内にキー入力される(S909)。
【0006】このように伝票内容をカード会社において
キー入力するのは、以下の理由による。すなわち、従来
の取引管理システムにあっては、利用金額等の情報は冗
長度の少ないキャラクタコードとして通信回線を介して
送信されるため、不所望のデータ変化が生じ易い。ま
た、ドットインパクトプリンタによって3枚重ねのカー
ド利用伝票に印字されるため、字の掠れが生じることが
あった。例えば、「8」を印字すべきところが「9」が
印字されてしまうような如きである。このような場合に
は、加盟店においてキー入力された利用金額と伝票に印
字された利用金額とが相違するという重大な事故に至
る。かかる事故を発見するため、カード会社控に印字さ
れた利用金額がキー入力され、カード会社のホストコン
ピュータにおいて両者の利用金額の相違の有無が調べら
れていた。
【0007】ところで、買い物をしてから数日後に、ク
レジットで買物をしたことを忘れた利用者が銀行口座か
ら商品代金が引き落とされたのを見た場合に、この利用
者からカード会社へクレジットカードの利用の有無につ
いて問い合わせがなされることがある(S910)。こ
のような場合に、カード会社控の記載内容をホストコン
ピュータに入力しておくことにより、迅速に所望の取引
情報を検索することが可能となる(S911)。
【0008】以上、CATの端末を利用した従来例を説
明したが、加盟店によってはこのような端末を用いずに
クレジットカードの買い物取引を処理する場合も多い。
この場合には、カード利用伝票への会員番号の印字はイ
ンプリンターと呼ばれる複写機によって行われる。すな
わち、カード利用伝票にクレジットカードを重ねてイン
プリンターにセットし、インプリンターに設けられたハ
ンドルを摺動させることによって、クレジットカードに
形成されたエンボスがカード利用伝票に圧接する。この
結果、カード利用伝票上にカード会員番号等が印字され
る。
【0009】また、この従来例においては、承認番号の
通知は電話によって行われる。すなわち、店員はカード
会社に電話をかけて、カード会員番号および利用金額等
を告げる。カード会社はこれらの情報をもとにカード利
用の許否を判断し、カードの利用を許可した場合には承
認番号を電話を介して店員に知らせる。そして、店員
は、カード利用伝票上に承認番号および利用金額等を書
き込んだ後、サインの署名をカード利用者に促す。サイ
ンが記入されたカード利用伝票は利用者控、加盟店控、
カード会社控に分離される。これらのうち、カード会社
控はカード会社に送付され、カード会社控に記載された
事項がホストコンピュータにキー入力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
取引管理システムおよび取引管理方法は以下に示すよう
に種々の問題を抱えていた。
【0011】第1に、データ入力のために煩雑な作業を
必要としていた。従来の取引管理システムにおいては、
加盟店における利用金額等のキー入力(S905)、カ
ード会社における利用金額等のキー入力(S909)が
行われていた。前者のキー入力は、利用金額をカード会
社に知らせるために行われるものである。また、後者の
キー入力は、加盟店においてキー入力された利用金額と
プリントアウトされた利用金額との相違を発見するため
に行われるものである。このように、従来のシステムに
おいては、1回のクレジットカードの利用について少な
くとも2回のキー入力を要し、キー入力のために多大の
労力を費やさなければならなかった。さらに、加盟店に
電子端末が設けられていない場合には、電話を用いて承
認番号等の通知を行わなければならず、煩雑な作業を必
要としていた。
【0012】第2に、伝票に誤った利用金額等が印字さ
れることがあるという問題が生じていた。上述したよう
に、従来は冗長度の少ないキャラクターコードを送信し
ていたため、通信回線においてデータが変化することが
あった。また、ドットインパクトプリンターによって3
枚重ねの伝票に印字しなければならないために、文字が
掠れることがあった。これらの理由により、伝票に誤っ
た利用金額等が印字されるという事故が生じ易かった。
【0013】第3に、クレジットカード利用者の認証を
十分に行うことが困難であった。従来のシステムにおい
ては、伝票に書かれたサインとクレジットカードの裏面
に書かれたサインとを店員が見比べることによって、ク
レジットカード利用者の認証が行われていた。ところ
が、盗難あるいは偽造によって取得したクレジットカー
ドの裏面に書かれたサインを注意深く観察すれば、不正
者がサインを真似て書くことは決して困難なことではな
い。したがって、不正者は、クレジットカードの裏側に
記載されたサインを真似ながら偽のサインを伝票等に書
くことによって、あたかもクレジットカードの正当使用
者のように振る舞うことが可能であった。
【0014】なお、近年において、DES、RSA等の
暗号化アルゴリズムを利用した電子認証システムが案出
されている。このシステムは、ユーザ固有の暗証コード
を割り当てることによって暗証コードを知り得ない第三
者の不正使用を防止しようとするものである。ところ
が、暗証コードが秘密の状態にある場合には不正使用は
困難であるが、何らかの原因により暗証コードが露見さ
れた後は不正使用は極めて容易になされてしまう。した
がって、かかるシステムによっても認証判断を正確に行
うことは困難であった。
【0015】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、本発明の第1の目的は、キー入力の作業を要し
ない取引管理システムおよび取引管理方法を提供するこ
とにある。
【0016】本発明の第2の目的は、文字の不所望の変
化を防止可能な取引処理システムおよび取引処理方法を
提供することにある。
【0017】本発明の第3の目的は、信頼性の高い認証
を行うことのできる取引処理システムおよび取引処理方
法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記第1および第2の目的を達成するためのものであっ
て、カード利用伝票に記載された文字を読み取る読み取
り装置と、この読み取り装置に通信回線を介して接続さ
れるとともに、読み取り装置によって読み取られた文字
に応じて取引を管理するホストコンピュータとを備えた
取引管理システムであって、上記読み取り装置は、カー
ド利用伝票上におけるペン先の座標の時間変化を表す筆
跡データを検出する検出手段と、通信回線に筆跡データ
を送出する読み取り装置側通信手段とを有し、上記ホス
トコンピュータは、上記通信回線を介して筆跡データを
受信するホスト側通信手段と、受信した筆跡データに基
づき文字認識を行う認識手段と、認識された文字に応じ
てカード利用取引を管理する管理手段とを有する取引管
理システムである。
【0019】請求項2記載の発明は、上記第1、第2お
よび第3の目的を達成するためのものであって、上記検
出手段は、カード利用者によって記載されたサインを上
記筆跡データとして読み取る請求項1記載の取引管理シ
ステムである。
【0020】請求項3記載の発明は、上記第1、第2お
よび第3の目的を達成するためのものであって、上記認
識手段はサインの筆跡データと、予め登録された筆跡デ
ータとを比較することによって上記サインの認証を行う
請求項2記載の取引管理システムである。
【0021】請求項4記載の発明は、上記第1、第2お
よび第3の目的を達成するためのものであって、上記読
み取り装置は、上記サインの認証結果を表示する表示手
段を備えた請求項3記載の取引管理システムである。
【0022】請求項5記載の発明は、上記第1、第2お
よび第3の目的を達成するためのものであって、上記認
識手段は、筆跡データから得られたイメージデータに基
づく文字認識結果と、筆跡データに基づく文字認識結果
とを併せて判断することによって、文字認識を行う請求
項1乃至請求項4のいずれかに記載の取引管理システム
である。
【0023】請求項6記載の発明は、上記第1、第2お
よび第3の目的を達成するためのものであって、上記認
識手段は、上記カード利用伝票の所定欄に予め定められ
た種類の文字以外の文字が記載されていると認識した場
合には、当該認識結果が誤りであると判断する請求項1
乃至請求項5のいずれかに記載の取引管理システムであ
る。
【0024】請求項7記載の発明は、上記第1、第2お
よび第3の目的を達成するためのものであって、上記読
み取り装置はカードに記録されたカード情報を読み取る
読み取り手段を備え、上記取引手段は受信したカード情
報の認証を行う請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
の取引管理システムである。
【0025】請求項8記載の発明は、上記第1、第2お
よび第3の目的を達成するためのものであって、上記ホ
ストコンピュータは、カード利用伝票の書式を設計可能
な伝票設計用端末を備えた請求項1乃至請求項7のいず
れかに記載の取引管理システムである。
【0026】請求項9記載の発明は、上記第1、第2お
よび第3の目的を達成するためのものであって、上記検
出手段は、上記書式に基づき、カード利用伝票上の所定
領域におけるペン先端の座標変化を検出する請求項8記
載の取引管理システムである。
【0027】請求項10記載の発明は、上記第1、第2
および第3の目的を達成するためのものであって上記伝
票には少なくとも、利用金額、サインが記入される請求
項1乃至請求項9のいずれかに記載の取引管理システム
である。
【0028】請求項11記載の発明は、上記第1、第2
および第3の目的を達成するためのものであって、カー
ド利用伝票上の文字列の位置および傾きを検出すること
によって、上記読み取り装置上における当該カード利用
伝票の位置および傾きを補正する補正手段を備えた請求
項1乃至請求項10のいずれかに記載の取引管理システ
ムである。
【0029】請求項12記載の発明は、上記第1、第2
および第3の目的を達成するためのものであって、上記
読み取り装置側通信手段は、複数の取引件数の筆跡デー
タを一括して上記ホスト側通信手段に送信可能な請求項
1乃至請求項11のいずれかに記載の取引管理システム
である。
【0030】請求項13記載の発明は、上記第1、第2
および第3の目的を達成するためのものであって、上記
表示手段は、所定期間内の取引に関する情報を表示する
請求項4乃至請求項12記載のいずれかに記載の取引管
理システムである。
【0031】請求項14記載の発明は、上記第1、第2
および第3の目的を達成するためのものであって、上記
読み取り装置は、カード利用伝票上の予め定められた領
域をペン先端が通過したことを検出すると、当該カード
利用伝票に関する取引を取り消す請求項1乃至請求項1
3のいずれかに記載の取引管理システムである。
【0032】請求項15記載の発明は、上記第1、第2
および第3の目的を達成するためのものであって、カー
ド利用伝票上におけるペン先の座標の時間変化を表す筆
跡データを検出するステップと、この筆跡データを通信
回線を介してホストコンピュータに送信するステップ
と、ホストコンピュータは受信した筆跡データに基づき
文字認識を行うステップと、認識された文字に応じてカ
ード利用取引を管理するステップとを有する取引管理方
法である。
【0033】請求項16記載の発明は、上記第1、第2
および第3の目的を達成するためのものであって、カー
ド利用者によって記載されたサインを上記筆跡データと
して読み取るステップを備えた請求項15記載の取引管
理方法である。
【0034】請求項17記載の発明は、上記第1、第2
および第3の目的を達成するためのものであって、サイ
ンの筆跡データと、予め登録された筆跡データとを比較
することによって上記サインの認証を行うステップを備
えた請求項16記載の取引管理システムである。
【0035】請求項18記載の発明は、上記第1、第2
および第3の目的を達成するためのものであって、筆跡
データから得られたイメージデータに基づく文字認識結
果と、筆跡データに基づく文字認識結果とを併せて判断
することによって、文字認識を行うステップを備えた請
求項15乃至請求項17のいずれかに記載の取引管理方
法である。
【0036】請求項19記載の発明は、上記第1、第2
および第3の目的を達成するためのものであって、上記
カード利用伝票の所定欄に予め定められた種類の文字以
外の文字が記載されていると認識した場合には、当該認
識結果が誤りであると判断するステップを備えた請求項
15乃至請求項18のいずれかに記載の取引管理方法で
ある。
【0037】請求項20記載の発明は、上記第1、第2
および第3の目的を達成するためのものであって、カー
ドに記録されたカード情報を読み取り装置によって読み
取り、ホストコンピュータに送信するステップと、この
カード情報をホストコンピュータにおいて認証し、クレ
ジットカードが正当なものであると判断した場合にはク
レジットカードの使用を許可するステップと、読み取り
装置においてカード利用伝票上にペンを用いて利用金額
およびサインを記入するステップと、利用金額およびサ
インを筆跡データとしてホストコンピュータに送信する
ステップと、ホストコンピュータにおいて上記利用金額
を認識するステップと、ホストコンピュータにおいて、
上記サインの筆跡データと、予め登録されたサインの筆
跡データとを比較することによってサインの認証を行う
ステップと、このサインの筆跡データが予め登録された
筆跡データに近似するか否かを判断し、両者が近似しな
い場合にはクレジットカードの利用を禁止するステップ
とを備えた取引管理方法である。
【0038】請求項21記載の発明は、上記第1、第2
および第3の目的を達成するためのものであって、正規
の筆順と異なる筆順の文字を予め登録することによっ
て、サインの認証を行うステップを備えた請求項20記
載の取引管理方法である。
【0039】請求項22記載の発明は、上記第1、第2
および第3の目的を達成するためのものであって、上記
筆跡データは筆圧の情報も含むことを特徴とする請求項
20記載の取引管理方法である。
【0040】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態) I.構成 図1は本発明の第1実施形態に係る取引処理システムの
概要図である。この取引処理システムは、クレジットカ
ードを利用して買い物等の商取引をキャッシュレスで行
うことが可能なものである。加盟店1には、カード利用
伝票1a、インプリンター1b、読み取り装置10、ペ
ン1d等が備え付けられている。カード利用伝票1a
は、カーボンコピーが可能な3枚の用紙から構成されて
いる。したがって、最も上に位置する用紙に文字を書き
込むことにより、他の2枚の用紙にも同一の文字が記録
される。クレジットカード1cは周知の構成を備えたも
のであって、その表面には会員番号等の数字を表すエン
ボスが形成され、その裏面には会員番号および認証用コ
ード等が記録された磁気ストライプが設けられている。
【0041】インプリンター1bも従来から加盟店に備
え付けられていたものと同様のものであり、以下のよう
に使用される。すなわち、このインプリンター1bは以
下のようにクレジットカード1cにカード利用伝票1a
を重ね合わせながらインプリンター1bに載置し、ハン
ドル1b’を摺動させることによってクレジットカード
1cに形成されたエンボスがカード利用伝票1aに圧接
される。この結果、カード利用伝票1a上に会員番号、
利用期限等を表す文字が印字される。
【0042】読み取り装置10はディジタイザ、カード
リーダ、表示部等により構成されている。この読み取り
装置10上にカード利用伝票1aを載置し、カード利用
伝票1aにペン1dを用いて文字を直接書き込むことに
よって、筆跡データが検出される。また、この読み取り
装置10はモデム等の通信機能を備えており、検出され
た筆跡データを通信回線を介してカード会社2へ送信す
ることができる。読み取り装置10上で文字等が書き込
まれたカード利用伝票は1枚毎に剥離され、それぞれ加
盟店控1e、カード会社控1f、利用者控1gとして受
け渡される。
【0043】一方、カード会社2には、カード利用伝票
1aの版下作成および印刷を行う伝票設計用端末21
と、読み取り装置10とのデータの送受信等を行う送受
信端末20と、端末20および21を管理するホストコ
ンピュータ22とが備えられている。
【0044】伝票設計用端末21は、本体21a、ディ
スプレイ21b、キーボード21、プリンタ21d等に
より構成されている。オペレータは、ディスプレイ21
bに表示されたメニュー画面および伝票等を見ながら対
話形式でカード利用伝票の設計を行うことが可能であ
る。プリンタ21dからはカード利用伝票の版下が印刷
され、この版下を用いてカード利用伝票が大量印刷され
る。
【0045】送受信端末20は、本体20a、ディスプ
レイ20b、キーボード20cを備え、読み取り装置1
0との間で各種データの送受信を行うことが可能であ
る。ホストコンピュータ22は、すべてのクレジットカ
ード利用会員の会員番号、利用履歴等を保存するための
ものである。
【0046】図2は、読み取り装置10のブロック図で
ある。この読み取り装置10は、ディジタイザ10、筆
跡データ用メモリ10b、CPU10c、RAM10
d、ROM10e、ドライバ10f、LCD10g、A
/D10h、プリアンプ10i、磁気ヘッド10j、イ
ンターフェース10k、モデム10m、バス10n等を
備えて構成されている。
【0047】ディジタイザ10aはペン1d(図1参
照)先端に埋め込まれた金属球を磁気的に検出すること
によって、ペン1d先端の座標(X座標、Y座標)を測
定する機能を備えている。例えば、利用者がディジタイ
ザ10a上のカード利用伝票1aにペン1dによって文
字等を記入すると、ペン1d先端のX座標およびY座標
の時間変化を表す筆跡データX(t)、Y(t)がディジタイ
ザ10aから出力される。ペン1dの速い動きを検出す
るためにも、筆跡データX(t)、Y(t)のサンプリング回
数は、100回/sec以上であることが望ましい。な
お、圧力センサ等を用いることによってペン1d先端の
座標(X座標、Y座標)および筆圧(Z座標)を検出可
能なディジタイザ10を用いても良い。筆圧を検出可能
なディジタイザ10を使用した場合には、後述する認証
処理を極めて正確に行うことが可能となる。
【0048】筆跡データ用メモリ10bは、ディジタイ
ザ10aから出力された筆跡データX(t)、Y(t)を一時
蓄えておくためのものである。CPU10cは、ROM
10eに書き込まれたプログラムデータに基づき読み取
り装置10全体の動作を制御する。すなわち、CPU1
0cは、ディジタイザ10aのサンプリングタイミング
の制御、LCD10gの表示内容の決定、送受信された
データの解析、カード利用伝票のフォーマットの識別等
を実行する機能を備えている。ここで、カード利用伝票
のフォーマットは、カード会社2の伝票設計用端末21
から与えられる。カード利用伝票1aの種類によってサ
イン記入欄、利用金額記入欄等の位置が異なったとして
も、使用されるカード利用伝票1aのフォーマットを識
別することにより、記入された利用金額、サイン等を正
確に抽出することが可能となる。
【0049】RAM10dはワーク用メモリとして使用
される他、カード利用伝票のフォーマットを記憶するた
めに使用される。電源オフ時におけるデータの消失を防
止するため、バッテリーバックアップされたRAM、不
揮発性RAMを用いることが望ましい。ROM10eに
はプログラムデータ等が書き込まれ、このプログラムデ
ータはバス10nを介してCPU10cに供給される。
【0050】LCD10gは、クレジットカードの磁気
ストライプから読み取られた会員番号、カード会社2か
ら送信された承認番号等を表示可能である。また、クレ
ジットカードの使用が不可能である旨の情報がカード会
社2から送信された場合には、使用不可能の表示がなさ
れる。このLCD10gはドライバ10fによって駆動
される。
【0051】磁気ヘッド10jはクレジットカード裏面
の磁気ストライプに記録された磁気変化を読み取り、電
気信号を出力するものである。磁気ヘッド10jから出
力された微小な電気信号はプリアンプ10iによって増
幅され、A/D(A/D変換回路)10hによってディ
ジタル信号に変換される。このディジタル信号はバス1
0nを介してCPU10cに入力される。
【0052】インターフェース10kはRS232C等
の入出力インターフェースである。すなわち、インター
フェース10kはパラレル信号をシリアル信号に変換す
る機能を備えている。モデム10mはシリアルのディジ
タルデータをアナログ信号に、あるいはアナログ信号を
シリアルのディジタルデータに変換するものである。モ
デム10mには通信回線が接続されており、読み取り装
置10および送受信端末20の間で筆跡データ、会員番
号等を送受信することが可能となる。
【0053】図3は送受信端末20を表すブロック図で
ある。送受信端末20は読み取り装置10との間で各種
データを送受信するもので、ディスプレイ20b、キー
ボード20c、ハードディスク20d、光磁気ディスク
20e、インターフェース20f、モデム20g、イメ
ージメモリ20h、筆跡用メモリ20i、ROM20
j、RAM20k、バス20m、CPU20nを備えて
構成されている。
【0054】ディスプレイ20bには、読み取り装置1
0から送信された会員番号、筆跡データに基づく文字等
が表示される。キーボード20cは承認番号の入力等に
使用される。なお、キーボード20cを使用することな
く、承認番号を自動的に発行しても良い。ハードディス
ク20d、光磁気ディスク20eにはアプリケーション
プログラム、会員番号、筆跡データ等が保存される。イ
ンターフェース20f、モデム20gは通信回線3を介
して読み取り装置10との間でデータの送受信を行うた
めの回路である。
【0055】イメージメモリ20hは筆跡データに基づ
き時間の関数を含まないイメージデータを一時蓄えてお
くためのメモリである。例えば、「田中」の筆跡を表す
筆跡データX(t)、Y(t)から「田中」という図形を表す
イメージデータが生成され、このイメージデータが保存
される。筆跡用メモリ20iは筆跡データX(t)、Y(t)
をそのまま蓄えておくためのメモリである。
【0056】ROM20jはプログラムデータ等を保持
するために使用されるメモリであり、RAM20kはワ
ーク領域として使用されるメモリである。CPU20n
は、受信した筆跡データに基づくイメージデータの生
成、筆跡データに基づく文字認識、イメージデータに基
づく文字認識、サインの認証処理、承認番号の発行処理
等を実行する。
【0057】II.作用 (システム全体の作用)続いて本実施形態に係る取引処
理システムの作用を説明する。図4は、本実施形態に係
る取引処理システムの処理の概要を表すフローチャート
である。先ず、カード会社2において、オペレータは伝
票設計用端末21を用いてカード利用伝票の設計および
作成を行う(S1)。プリンタ21dから出力された版
下は印刷会社に送付され、3枚重ねのカード利用伝票が
大量印刷される。
【0058】一方、クレジットカードの利用を希望する
ユーザは、会員登録手続きを行う(S2)。この会員登
録手続きは読み取り装置10を用いて行うことが可能で
ある。すなわち、加盟店1において、ユーザは読み取り
装置10上に載置された会員登録用紙に必要事項を記入
すると、即座に記入事項が筆跡データとして通信回線3
を介してカード会社2に送信される。カード会社は受信
した記入事項に関するデータに基づき当該利用者の会員
登録の許否を判定し、判定結果をユーザに送付する。
【0059】会員登録が許可されたユーザにはクレジッ
トカードが送付され、このユーザはクレジットカードを
用いた買い物等をすることが可能となる(S3)。加盟
店1においてクレジットカードの読み取り、カード利用
伝票への記入、ユーザ控の受け渡し等の処理が行われ
る。そして、カード会社2へ送付されたカード会社控は
カード会社2に保管される(S4)。
【0060】後日、クレジットカード取引についてトラ
ブルが発生した場合(S5でYES)には、照合処理
(S6)が行われる。例えば、クレジットカードによっ
て買い物をした事実を忘れたユーザからカード会社2に
問い合わせがなされた場合には、カード会社2は問い合
わせに係るカード取引をホストコンピュータ22内のデ
ータベース上において検索する。そして、問い合わせに
係る利用金額、加盟店名等の情報がユーザ等に通知され
る。一方、トラブルの発生がなければ(S5でNO)、
通常どおりクレジットカードを利用した買い物を継続し
て行うことができる(S3〜S6)。
【0061】(伝票設計処理)図5に、伝票設計処理
(図4のS1)の詳細を表すフローチャートを示す。
【0062】伝票設計処理は、カード会社2における伝
票設計用端末21によって行われる。先ず、オペレータ
は作成しようとするカード利用伝票のサイズをキーボー
ド21cに入力する(S101)。さらに、オペレータ
はカード利用伝票の項目、例えば利用金額欄、利用日時
欄、署名欄、承認番号欄等を伝票設計用端末21に指示
する(S102)。ディスプレイ21bには指定された
サイズのカード利用伝票の外形が表示され、オペレータ
はこの画面を見ながら各項目の位置を指定する(S10
3)。ディスプレイ21bには実際のカード利用伝票が
表示されるため、オペレータは容易にカード利用伝票の
設計を行うことが可能である。
【0063】次に、オペレータは各項目の属性(文字枠
サイズ、文字間距離、文字の種類等)(S104)、各
項目のチェック内容(S105)を決定する。各項目の
チェック内容としては、マスター存在チェック、範囲チ
ェック、チェックディジットチェック等がある。マスタ
ー存在チェックは、対象となる項目(フィールド)の認
識結果文字列が予め指定されたコードマスターファイル
中に存在するか否かを判断するものである。すなわち、
各項目の認識結果文字列中に予定されない文字が存在す
る場合にはエラーが出力される。なお、認識処理段階に
おいてエラーが出力された場合には、認識された文字を
修正することが可能である。
【0064】範囲チェックは、認識結果文字列の数値が
予め定められた最大値および最小値の範囲にあるか否か
を判断し、範囲外にある場合にはエラーを出力するもの
である。従って、範囲チェックの対象となる文字は数値
であることが前提となる。
【0065】チェックディジットチェックは、対象とな
る認識結果文字列中の数値をある値で割った余りを求
め、この余りに基づき数値の誤りを判断しようとするも
のである。このチェックディジットチェックはクレジッ
トカードの会員番号等の認証処理に適用可能である。
【0066】以上の処理によって、カード利用伝票の書
式が設計されると、設計後のカード利用伝票がディスプ
レイ21bに表示される(S106)。オペレータはこ
の画面を見ながら所望のカード利用伝票の設計がなされ
たか否かを判断し(S107)、所望のカード利用伝票
の設計がなされるまでS101〜S106の処理を繰り
返し実行する。所望のカード利用伝票の設計が終了する
と(S107でYES)、設計されたカード利用伝票の
版下を表す画像および版下を表すパラメータがプリンタ
21dからプリントアウトされる。したがって、これら
の版下の画像および版下パラメータを用いてカード利用
伝票を大量に印刷することが可能である。また、上述の
処理によって作成されたカード利用伝票の書式を表すデ
ータ、属性を表すデータ等は各加盟店の読み取り装置1
0に与えられる。
【0067】(会員登録手続き)図6に、会員登録手続
き処理(図4のS2)の詳細を表すフローチャートを示
す。
【0068】クレジットカードの利用を希望するユーザ
はいずれかの加盟店1に出向き、店員にその旨を告げ
る。そして、店員は読み取り装置10上に会員登録用紙
を載置し(S201)、これらをユーザに差し出す。ユ
ーザは会員登録用紙上に自己の氏名等の必要事項をペン
1dを用いて記入する(S202)。読み取り装置10
のディジタイザはペン1dの座標を例えば10msec毎に
サンプリングし、筆跡データX(t)、Y(t)として筆跡デ
ータ用メモリ10bに蓄える(S203)。
【0069】CPU10cは会員登録用紙の各項目(フ
ィールド)毎の筆跡データX(t)、Y(t)を抽出し、それ
ぞれに所定のヘッダデータを付加する。例えば、氏名の
フィールドの筆跡データX(t)、Y(t)には氏名であるこ
とを示すヘッダデータが付される。これらのデータは通
信回線3を介してカード会社2の送受信端末20に送信
される(S204)。このようにフィールド毎の筆跡デ
ータX(t)、Y(t)にヘッダデータを付して送信すること
により、カード会社2において送信順序に拘らず筆跡デ
ータX(t)、Y(t)の内容を識別することができる。
【0070】カード会社2においては、送受信端末20
は通信回線3を介して筆跡データX(t)、Y(t)を受信
し、これらを筆跡用メモリ20iに蓄える。CPU20
nは筆跡データX(t)、Y(t)に基づきイメージデータを
生成し、これらのイメージデータをイメージメモリ20
hに書き込む。また、CPU20nは筆跡データX
(t)、Y(t)、イメージデータに基づき文字認識を行う
(S205)。
【0071】文字認識の手順については後に詳細に説明
するがここではその概略を説明する。先ず、文字認識を
するに際して予め使用可能な文字を決定し、これらの文
字をディジタイザ上に書く。ディジタイザ上に書かれた
文字は基準筆跡データX(t)、Y(t)として送受信端末2
0内に蓄えられる。そして、認識しようとする筆跡デー
タX(t)、Y(t)に最も類似した基準筆跡データX(t)、
Y(t)が検索され、この基準筆跡データX(t)、Y(t)に
相当する文字が識別結果として出力される。イメージデ
ータについても同様の処理が行われ、イメージデータを
基にした文字認識がなされる。このように筆跡データX
(t)、Y(t)およびイメージデータの双方を用いて文字認
識を行うことによって認識率を向上させることが可能と
なる。
【0072】次に、CPU20nは認識後の文字に基づ
きクレジットカードの会員登録の許否を判断する(S2
06)。そして、会員登録可能であると判断した場合
(S207でYES)には、クレジットカードを発行し
(S208)、これをユーザに送付する(S209)。
なお、クレジットカードが発行される場合には、ユーザ
のサインの筆跡データX(t)、Y(t)はカード会社に登録
される。登録されたサインは認証用として使用される。
一方、会員登録不可能であると判断した場合(S207
でNO)には、その旨を記載した文書をユーザに送付す
る(S210)。
【0073】このように、本実施形態によれば、読み取
り装置10を用いて会員登録用紙に記載された事項が直
接カード会社2に送信されるため、郵送によって会員登
録用紙を送付する場合に比べて会員登録処理手続きに要
する期間を短縮することが可能となる。
【0074】(カード利用処理)図7に、クレジットカ
ード利用処理(図4のS3)の詳細を表すシーケンスチ
ャートを示す。
【0075】ユーザが加盟店において買い物をした後
(T1)にクレジットカードを店員に提示すると(T
2)、店員はインプリンター1bを用いてクレジットカ
ード上の会員番号等をカード利用伝票1aに複写する
(T3)。続いて、店員は読み取り装置10のカードリ
ーダにクレジットカード裏面の磁気ストライプを読み取
らせる(T4)。読み取り装置10は読み取った会員番
号等を通信回線3を介してカード会社2に送信する(T
5)。カード会社2の送受信端末20は会員番号を受信
し(T6)、この会員番号が正当なものであるか否かを
認証する(T7)。会員番号が正当であると認証した場
合には、送受信端末20は承認番号を発行し(T8)、
これを通信回線3を介して読み取り装置10に送信する
(T9)。
【0076】読み取り装置10は承認番号を受信し(T
10)、LCD10gに承認番号を表示する。これを見
た店員はクレジットカードの利用が許可されたことを確
認し、読み取り装置10上に載置されたカード利用伝票
1aにペン1dを用いて利用金額を記入する(T1
1)。ディジタイザ10aはペン1dの座標を検出し、
この座標の時間変化を筆跡データX(t)Y(t)として出
力する。出力された筆跡データX(t)Y(t)は筆跡デー
タ用メモリ10bに蓄えられる。
【0077】なお、図12に示されるように、カード利
用伝票1aは読み取り装置10上の任意の位置に載置可
能である。また、カード利用伝票1aは読み取り装置1
0に対して傾いて載置されたとしても、カード利用伝票
1aの傾きを自動的に補正することができる。すなわ
ち、CPU10cは文字列の先頭文字12aおよび後尾
文字12bのぞれぞれの座標を求め、両座標を通過する
直線を算出する。この直線と基準線との傾きθを求める
ことによって、読み取り装置10に対するカード利用伝
票1aの傾きが得られる。また、カード利用伝票1aの
位置は先頭文字12aおよび後尾文字12bの座標によ
って算出される。かかる処理は、上述した会員登録手続
き処理においても同様に適用可能であることは言うまで
もない。
【0078】次に、店員は読み取り装置10上に載置さ
れたカード利用伝票1aを利用者に差し出し、サインの
記入を促す。利用者はペン1dを用いてカード利用伝票
1aに自己のサインを記入する(T12)。このサイン
も同様に筆跡データX(t)Y(t)として筆跡データ用メ
モリ10bに蓄えられる。これらの利用金額、サインの
筆跡データX(t)Y(t)は通信回線3を介して送受信端
末20に送信される(T13)。
【0079】データ送受信端末20はこれらの筆跡デー
タX(t)Y(t)を受信し(T14)、これらの筆跡デー
タX(t)Y(t)に基づき文字認識を行う(T15)。す
なわち、送受信端末20は筆跡データX(t)Y(t)に最
も類似した基準筆跡データX(t)Y(t)を検索し、この
基準筆跡データX(t)Y(t)に対応する文字を決定す
る。さらに、送受信端末20は筆跡データX(t)Y(t)
からイメージデータを生成し、このイメージデータに基
づき文字認識を行う。これら2種類の文字認識結果が一
致したことを条件に、文字認識結果が出力される。
【0080】送受信端末20はこのようにして得られた
文字認識結果に対してデータチェック(図5参照)を行
う(T16)。利用金額のデータフィールド内に数字以
外の文字があるような場合には、データチェックの結果
はエラーとなる。また、商品単価および利用金額の合計
が矛盾するような場合にもデータチェックの結果はエラ
ーとなる。このようなデータチェックを行うことで、文
字の誤認識を発見することが可能となる。
【0081】さらに、利用者のサインがカード会社2に
登録されている場合には、サイン照合に関する処理(T
17〜T19)がなされる。すなわち、送受信端末20
は加盟店1から送信されたサインが予め登録されたサイ
ンに一致するか否かを照合する(T17)。両者が相違
する場合、すなわちクレジットカード利用者が正当でな
い場合には、送受信端末20は当該買い物取引を禁止す
る。一方、両者が一致する場合には、送受信端末20は
当該買い物取引を許可する。かかる照合結果は読み取り
装置10に送信され(T18、T19)、LCD10g
に表示される。この表示を見た店員は、照合結果が一致
した場合に限り利用者伝票控1gをカード利用者に手渡
す(T20)。後日、カード会社控1eはカード会社2
に送付される。
【0082】なお、上述した一連の処理において、カー
ド利用伝票1aに誤った文字等を書いた場合には、図1
3に示されるようにカード利用伝票1a上において対角
線をペンで書くことによって当該取引処理を取り消すこ
とが可能である。この図において、カード利用伝票1a
の4隅には矩形領域13a〜13d(かならずしも印刷
されていることを要しない)が設けられている。読み取
り装置10は、矩形領域13aおよび13b、矩形領域
13cおよび13dを結ぶ直線がペンで書かれたことを
検出すると、当該カード取引を取り消す処理を実行す
る。カード取引会社2には送受信端末20から取消信号
が送信され、送受信端末は当該カード取引を抹消する。
本実施形態によれば、取消処理がなされたカード利用伝
票には×印が記載されるため、取消処理がなされたカー
ド利用伝票を容易に見分けることが可能となる。また、
煩雑なスイッチ操作を要することなく取消処理を実行で
きるため作業労力を軽減することができる。
【0083】また、本実施形態によれば、読み取り装置
10に蓄積された筆跡データをまとめてカード会社2に
転送することも可能である。すなわち、複数のカード取
引に関する筆跡データX(t)、Y(t)を読み取り装置10
に蓄積しておき、閉店後に所定のスイッチを押すことに
よって蓄積された筆跡データX(t)、Y(t)をカード会社
2に転送しても良い。さらに、1日分の取引件数、取消
件数、有効件数(=取引件数−取消件数)、送信件数を
LCD10gに表示することも可能である。
【0084】(照合処理)図8に、照合処理(図4のS
6)の詳細を表すフローチャートを示す。上述したよう
に、この処理は、買い物取引がなされた後に何らかのト
ラブルによって取引内容を照合する必要が生じた場合に
なされるものである。
【0085】このフローチャートにおいて、先ず照合し
ようとする取引が承認番号等によって指定される(S3
01)。送受信端末20におけるCPU20nはイメー
ジメモリ20h、筆跡用メモリ20iからそれぞれイメ
ージデータおよび筆跡データX(t)Y(t)を読み出す
(S302)。そして、CPU20nはイメージデータ
から特徴抽出をする(s303)。例えば、CPU20
nはイメージデータに基づき細線化処理等を行い、文字
の特徴部分のみを抽出する。このようにして抽出された
特徴部分についてパターンマッチングが行われる(S3
04)。
【0086】同様に、CPU20nは筆跡データX(t)
Y(t)にの特徴抽出を行う(S305)。筆跡データX
(t)Y(t)の抽出としては、例えばアダマール変換、カ
ーネンレーブ変換等の直交関数変換を用いることが可能
である。そして、筆跡データX(t)Y(t)の特徴部分に
ついてパターンマッチングが行われる(S306)。
【0087】CPU20nはイメージデータに基づく認
識結果と筆跡データX(t)Y(t)に基づく認識結果とを
比較し、両者が一致していな場合(S307でNO)に
は曖昧度を算出する(S308)。すなわち、CPU2
0nは両者の認識結果のずれの度合いをフラグまたは数
値として表すことによって曖昧度を算出する。この曖昧
度は、ディスプレイ20bに表示される他、認識された
文字とともにホストコンピュータに保存される。なお、
両者の認識結果が相違する場合には、筆跡データX
(t)、Y(t)に基づく認識結果を優先して認識文字として
出力される。但し、曖昧度も認識文字と併せて表示可能
であり、オペレータはこの表示を見ることによって文字
認識の精度を確認することができる。一方、両者の認識
結果が一致する場合(S307でYES)には、当該認
識結果が認識文字としてディスプレイ20b等に表示さ
れる(S309)。
【0088】次に、オペレータはこれらの認識文字とカ
ード会社控1eとを照合し、両者の内容に相違点がない
か否かを判断する(S310)。両者に相違点がある場
合(S311でYES)には、オペレータは相違する箇
所をキーボード20c等を用いて入力する。指示入力さ
れた相違箇所はディスプレイ20b等に出力される(S
312)。一方、認識文字とカード会社控1eとが一致
する場合(S311でNO)には、次にCPU20nは
サインのチェックを行う(S313)。認識されたサイ
ンが予め登録されたサインと相違する場合(S314で
NO)には、照合結果にエラーが生じた旨がディスプレ
イ20bに表示される(S315)。この場合には、当
該取引はクレジットカードの正当利用者によるものでな
い蓋然性が高いと言える。一方、両者のサインが一致す
る場合(S314でYES)には、照合結果に問題がな
い旨がディスプレイ20cに表示される(S316)。
【0089】なお、正規の筆順と異なる筆順を登録して
おくことにより、さらに信頼性の高いサイン認証を行う
ことができる。例えば、良く知られた「田中」という氏
名であっても、筆順を変えて登録することにより、クレ
ジットカード盗難者等による不正使用を防止することが
できる。
【0090】(認識処理)図9に、認識処理(図7のT
17、図8のS302〜S313)の詳細を示す。
【0091】この図の最上段に示されるように、筆跡デ
ータX(t)Y(t)はX座標およびY座標の時間変化を表
している。先ず、この筆跡データX(t)Y(t)の有効領
域、すなわちペン1dの先端がディジタイザ10a上に
接触している期間のデータ領域が抽出される(S40
1)。そして、筆跡データX(t)Y(t)の有効領域に対
して直交関数変換が行われる(S402)。これによっ
て、時間軸(t)で表されていた筆跡データX(t)Y(t)は
直交軸(s)で表される。このように直交軸で筆跡データ
を表現することによって、筆跡の特徴部分を抽出するこ
とが可能となる。
【0092】直交軸(s)で表された筆跡データは関数G
[X(S)、Y(s)]によって特徴を表す値gに変換され
る。一方、数字、アルファベット等、認識対象となる文
字の標本値g1、g2、g3、g4、・・・が予め用意され
ている。そして、値gに最も近い標本値が検索され(S
404)、この標本値に対応する文字が認識結果として
得られる(S405)。
【0093】サインの認証判断を行う場合には、S40
6以降の処理が実行される。すなわち、カード利用伝票
に記載されたサインから得られた値gと、予め登録され
た正当利用者のサインから得られた値g0との差△gが
先ず算出される(S406)。△gが0に極めて近けれ
ば、カード利用伝票に記載されたサインは正当利用者に
よるものであると判断可能である。そこで、△gが予め
定められた閾値以下であればカード利用伝票に記載され
たサインは正当利用者によるものであると判断される
(S407)。
【0094】(第2実施形態)図10に本発明の第2実
施形態に係る取引管理システムの概要を表す。この図に
記載された取引管理システムは、クレジットカードを利
用した買い物取引のみならず、商品の注文等の取引をも
管理可能なものである。各売り場部門31〜3n、情報
センタ30、物流センタ41、取引先42は通信回線を
介して相互に接続されている。売り場部門31〜3nの
それぞれには複数の売り場311〜31mが設けられ、
売り場311〜31mには読み取り装置10が備え付け
られている。
【0095】この読み取り装置10は、上述した第1実
施例に係るものと略同一に構成されている。但し、各売
り場311〜31mの読み取り装置10は発注伝票に記
載された筆跡データX(t)、Y(t)を検出可能である。発
注伝票に記入される事項としては、店舗コード、売り場
コード、担当者コード、発注日、納品日時、納品場所、
納品種別、伝票番号、帳票IDコード、取引先コード、
仕入条件、仕入種別、仕入区分、品番、品名、数量、原
価単価、原価金額、売価単価、売価金額、値札指定等が
ある。これらを表す筆跡データX(t)、Y(t)は売り場事
務所31aに設けられたコンピュータ31bに送信され
る。送信の時期は例えば1日のうちの決められた時刻で
あって、複数でも良い。
【0096】売り場事務所31aのコンピュータ31b
は、各売り場311〜31mの読み取り装置10から送
信された筆跡データX(t)、Y(t)をまとめる。すなわ
ち、発注伝票の各フィールド毎に、筆跡データX(t)、
Y(t)に基づく文字認識、イメージデータの生成、不適
切な文字があるか否かの判断等が行われ、これらのデー
タよりなる売り場発注データが生成される。
【0097】そして、この売り場発注データは、情報セ
ンタ30のホストコンピュータ30aに送信される。ま
た、コンピュータ31bは、情報センタから送信された
発注納品情報を受信することも可能である。情報センタ
30のホストコンピュータ30aは売り場発注データに
基づき取引先42に指定された商品等の発注を行う。発
注は通信回線を介して行われ、取引先42のホストコン
ピュータ42aによって発注に関する情報が受信され
る。また、必要に応じてホストコンピュータ42aは納
期等を情報センタ30に対して回答する。
【0098】次に、取引先42は納品伝票をプリンタ4
1bによってプリントアウトし、納品伝票を付した商品
を物流センタ41に配送する。物流センタ41にはコン
ピュータ41a、プリンタ41b等が設けられており、
これらに商品の納品先、納品日時等に関する情報が入力
される。物流センタ41はコンピュータ41aの指示に
従い所定の商品を各売り場部門31〜31nに配送す
る。
【0099】本実施形態によれば、発注伝票へ記入され
ると同時に筆跡データX(t)、Y(t)が検出される。した
がって、発注伝票に記載された事項をキー入力等する必
要が全くなく、売り場部門の商品発注残高(数量、金
額)等を迅速かつ正確に把握することが可能となる。ま
た、キー入力のミス等も生じ得ないため、発注、納入数
量等を正確に管理することが可能となる。なお、本実施
形態における取引管理システムを用いて、クレジットカ
ードによる買い物取引の管理を行ってもよいことは言う
までもない。また、筆圧も含めて文字認識を行うことに
より、さらに精度の高い文字認識を行うことが可能とな
る。
【0100】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下の効果を得ることが可能である。
【0101】第1にクレジットカード利用に伴うキー入
力を不要にすることができる。本発明にあっては、カー
ド利用伝票にペンで利用金額等を記入すると、読み取り
装置からホストコンピュータへと筆跡データが送信さ
れ、この筆跡データに基づいて利用金額等が判断され
る。すなわち、利用金額等は、キー入力によらずにカー
ド利用伝票にペンによって直接記入される。したがっ
て、カード会社から加盟店へカード利用伝票に利用金額
等を印字するための情報を送信する必要はなく、通信エ
ラーおよびドットインパクトプリンタの印字の掠れ等の
問題は生じ得ない。したがって、従来行われていたカー
ド会社控のキー入力は本発明においては一切必要ではな
い。したがって、本発明によれば、キー入力作業を省く
ことができ、クレジットカード利用時の労力を大幅に軽
減することができる。
【0102】第2に、文字の不所望の変化を防止するこ
とが可能となる。上述したように、従来は冗長度の少な
いキャラクターコードを送信していたため、通信回線に
おいてデータが変化することがあった。また、ドットイ
ンパクトプリンターによって3枚重ねの伝票に印字しな
ければならないために、文字が掠れることがあった。と
ころが、本発明によれば、筆跡データのように比較的に
冗長度の大きなデータを送信することにより、通信回線
におけるデータ変化の影響を少なくすることができる。
また、カード利用伝票には、プリンタを用いることなく
直筆で利用金額等が記入される。したがって、本発明に
よれば、文字の不所望の変化を防止することが可能とな
る。
【0103】第3に、筆跡データに基づきサイン認証を
行うことにより、信頼性の高い認証を行うことが可能と
なる。すなわち、本発明によれば、文字の外観のみなら
ず、筆順も考慮して文字認識がなされるため、極めて正
確に文字認識を行うことができる。また、例えばサイン
を登録する際に、筆跡を故意に変えて登録することによ
り、さらに認証の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る取引管理システム
の概要図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る読み取り装置のブ
ロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る送受信端末のブロ
ック図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る取引管理システム
の処理の概略を表すフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施形態に係る伝票処理を表すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の第1実施形態に係る会員登録手続きを
表すフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施形態に係るカード利用処理を
表すシーケンスチャートである。
【図8】本発明の第1実施形態に係る照合処理を表すフ
ローチャートである。
【図9】本発明の第1実施形態に係る認識処理を説明す
るための図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係る取引管理システ
ムの概要を表す図である。
【図11】従来の取引管理システムの概要を表す図であ
る。
【図12】本発明の第1実施形態に係るカード利用伝票
の角度補正処理を説明するための図である。
【図13】本発明の第1実施形態に係るカード利用伝票
の取消処理を説明するための図である。
【符号の説明】
1a 取引伝票 10 読み取り装置 10c CPU(補正手段) 10a ディジタイザ(検出手段) 10k インターフェース(読み取り装置側通信手段) 10g LCD(表示手段) 10m モデム(読み取り装置側通信手段) 20 送受信端末 20f インターフェース(ホスト側通信手段) 20g モデム(ホスト側通信手段) 20n CPU(認識手段、管理手段) 21 伝票設計用端末 22 ホストコンピュータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−236389(JP,A) 特開 平1−224888(JP,A) 特開 平5−242297(JP,A) 特開 平6−44274(JP,A) 特開 平4−392080(JP,A) 特開 平3−90925(JP,A) 特開 平2−103676(JP,A) 特開 昭63−238691(JP,A) 特開 平3−218593(JP,A) 特開 平7−29005(JP,A) 特公 昭58−40787(JP,B2)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード利用伝票に記載される文字を読み
    取る1以上の読み取り装置と、この読み取り装置に通信
    回線を介して接続されるとともに、読み取り装置によっ
    て読み取られた文字に応じて取引を管理するホストコン
    ピュータと、を備えた取引管理システムであって、 前記読み取り装置は、 板上に挟まれる1枚以上に重ねられたカード利用伝票
    上から文字が記載される場合に、筆記しているペン先
    座標を同時に検出することにより、当該ペン先座標の時
    間変化を表す筆跡データを出力する検出手段と、所定のカードから磁気変化を読み取り会員番号に変換す
    る手段と、 通信回線に筆跡データとともに前記会員番号を送出する
    読み取り装置側通信手段と、前記読み取り装置側通信手段を介して送信されてきた承
    認番号を表示する表示手段と、 を有し、 前記ホストコンピュータは、 前記通信回線を介して筆跡データおよび前記会員番号
    受信するホスト側通信手段と、前記会員番号が正当であるか否かを認証する認証手段
    と、 前記認証手段により会員番号が正当であると認証された
    場合に前記承認番号を発行し前記ホスト側通信手段を介
    して読み取り装置に送信させる手段と、 前記会員番号が認証された場合であって 受信した筆跡デ
    ータがサインである場合に当該筆跡データから判る筆順
    を含めた特徴部分に基づいて認証を行う手段と、 受信した筆跡データに基づき文字認識を行う認識手段
    と、 認識された文字に応じてカード利用取引を管理する管理
    手段と、を備えたことを特徴とする取引管理システム。
  2. 【請求項2】 カード利用者の会員登録手続きに際し、
    前記読み取り装置は、カード利用者によって会員登録用
    紙上に記載された正規の筆順によるサインに代えて正規
    の筆順と異なる筆順によるサインを前記筆跡データとし
    て読み取って前記通信回線に送出し、 前記ホストコンピュータは、会員登録手続きにおいて前
    記読み取り装置から受信した正規の筆順とは異なる筆順
    によるサインの筆跡データを記憶可能に構成されている
    請求項1に記載の取引管理システム。
  3. 【請求項3】 カード利用者のカード利用処理に際し、
    前記読み取り装置は、カード利用者によって前記カード
    利用伝票上に記載されたサインを筆跡データとして前記
    通信回線に送出し、 前記ホストコンピュータは、予め会員登録手続きで登録
    されたサインの筆跡データおよびイメージデータから特
    徴部分を抽出し、送信されてきたサインの筆跡データお
    よびイメージデータから特徴部分を抽出し、両者が筆順
    を含めて一致した場合にはその認識された文字を認識文
    字とし、両者が一致しない場合には一致の度合いを示す
    曖昧度を算出して表示可能に構成されている請求項2の
    いずれか一項に記載の取引管理システム。
  4. 【請求項4】 前記ホストコンピュータは、カード利用
    伝票設計時に、カード利用伝票の項目ごとの属性を表す
    データを記憶可能に構成され、 前記認識手段は、前記属性を表すデータに基づいて、前
    記カード利用伝票の所定欄に予め定められた種類の文字
    以外の文字が記載されていると認識した場合および商品
    単価と利用金額合計とが矛盾する場合には、当該認識結
    果が誤りであると判断する請求項1乃至請求項3のいず
    れか一項に記載の取引管理システム。
  5. 【請求項5】 前記ホストコンピュータは、カード利用
    伝票上の各項目に記載された文字列のうち、前頭文字お
    よび後尾文字の座標をそれぞれ求めて両座標を通過する
    直線を算出し、当該直線と基準線とを比較することによ
    り当該文字列の傾きを検出し、前記読み取り装置上にお
    ける当該カード利用伝票の位置および傾きを補正する補
    正手段を備えた請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載の取引管理システム。
  6. 【請求項6】 前記読み取り装置は、カード利用伝票上
    の予め定められた領域をペン先端が通過したことを検出
    すると、当該カード利用伝票に関する取引を取り消す請
    求項1乃至請求項5のいずれかに記載の取引管理システ
    ム。
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