JPH07160443A - 印刷装置及びその状態報知方法 - Google Patents

印刷装置及びその状態報知方法

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JPH07160443A
JPH07160443A JP5309139A JP30913993A JPH07160443A JP H07160443 A JPH07160443 A JP H07160443A JP 5309139 A JP5309139 A JP 5309139A JP 30913993 A JP30913993 A JP 30913993A JP H07160443 A JPH07160443 A JP H07160443A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 印刷を行うとき、エラーが発生するかどうか
を事前に知ることで、資源の有効利用を図ることを可能
にする。 【構成】 ホストコンピュータ101からシミュレーシ
ョン指示データを受信すると、印刷シミュレーション部
117を起動状態にする。この結果、実際に印刷を行う
印刷部には、プリントスタート信号が供給されなくなる
一方、実際に印刷処理が行われたときと同じ信号を印刷
シミュレーション部117が発生し、記録媒体への出力
以外は通常の印刷処理とまったく同様の処理を行うこと
になる。そして、エラーが発生した場合には、その旨の
データをホストI/F102を介してホストコンピュー
タ101に返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷データを出力する
側の上位装置における印刷装置の状態報知方法及び印刷
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホストコンピュータから送られる印刷デ
ータを、LBPのようなページプリンタで印刷する場
合、そのページプリンタが1ページ分のフルビットマッ
プメモリを有さない場合(バンド単位に印刷するページ
プリンタの場合)には、前記印刷データの内容が複雑す
ぎたり、データ量が非常に多い場合は印刷できずにエラ
ーとなる場合がある。
【0003】これは、ビットマップイメージを1ページ
分の一部いわゆるバンドとして待たざるを得ないために
め、データの内容が複雑すぎたりデータ量が非常に多く
て、データの展開が印刷動作に間に合わなくなるという
場合に発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を防ぐ
には、基本的にはプリンタにフルビットマップメモリ分
の容量のメモリを搭載すれば良いのであるが、コストア
ップになる。しかしながら、一方では、ほとんどの場合
の印刷には十分対応できるのであるから、必要以上のメ
モリを搭載させるとしても、そのメモリが無駄になる。
【0005】さて、このようなエラーが発生するか否か
は、実際に印刷動作としなければならないが、それでは
記録媒体である記録紙が無駄になってしまうという問題
が残る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、エラーが発生
するかどうかを事前に知ることで、資源の有効利用を図
ることを可能にする印刷装置及びその状態報知方法を提
供しようとするものである。
【0007】この課題を解決する本発明の印刷装置は、
以下の構成を備える。すなわち、上位装置から出力され
てきた印刷データに基づく可視画像を所定の記録媒体上
に記録し、出力する印刷装置において、前記上位装置か
ら所定の指示情報を受けた場合、それ以降に受信した印
刷データに対しては、装置内部で通常の印刷処理と同様
の処理を行ないないながらも、実際の記録媒体上へに記
録を不能する手段と、少なくとも、前記手段で印刷処理
を行った結果、或はその処理中の状態を前記上位装置に
出力する出力手段とを備える。
【0008】また、本発明の印刷装置の状態報知方法は
以下の工程を備える。すなわち、所定の指示情報を受信
した場合、それ以後に受信した印刷データに対しては、
内部的な印刷処理を行いながらも実際の記録媒体への画
像記録を不能にする手段とを備えた印刷装置に、印刷デ
ータを出力する上位装置における印刷状態報知方法であ
って、操作者によって前記所定の指示情報の発生要求が
あると、当該指示情報を前記印刷装置に出力する工程
と、前記印刷装置の状態を監視し、当該監視内容を報知
する工程とを備える。
【0009】
【作用】かかる本発明の構成或は工程において、例え
ば、印刷装置においては、上位装置から所定の指示情報
を受信した場合には、それ以降に受信する印刷データに
対しては実際の記録媒体上への可視画像を不能にした状
態にして印刷処理を行う。そして、その処理の状態情報
を上位装置に出力する。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の実施例を示すブロック図で
あり、レーザビームプリンタのコントロール部を示して
いる。
【0012】図1において、101は本レーザビームプ
リンタへデータを送るホストコンピュータ、121〜1
28はホストコンピュータ101と本レーザビームプリ
ンタ間のインタフェース(I/F)信号である。
【0013】また、実施例のレーザビームプリンタは以
下の構成を備える。
【0014】102はホストコンピュータ101との信
号の授受を行う為のホストI/F、103は装置全体の
制御を司るCPU、104はRAMで、更に受信バッフ
ァ105、ページメモリ106、ビットマップメモリ1
07で構成される。110はROMであり、CPU10
3の動作プログラム(後述する)が格納されているプロ
グラムROM111と文字フォントデータが格納されて
いるフォントROM112とで構成される。114はシ
ステムバスである。
【0015】115は図7に示す印刷部(プリンタエン
ジン部)にビットマップメモリ107内に展開されたビ
ットマップデータを所定のタイミングで転送する印刷部
I/Fであり、116は印刷ドットデータ(パラレル)
をシリアル信号に変換し、ビデオ信号として出力する並
直列変換器である。また、117は印刷シミュレーショ
ン部であり、その詳細は後述する。
【0016】図7を用いて実施例のレーザビームプリン
タの印刷部の構成及び動作を説明する。尚、本実施例の
レーザビームプリンタはホストコンピュータから文字パ
ターンの登録や定着書式(フォームデータ)などの登録
が行える。
【0017】同図において、740はLBP本体であ
り、外部に接続されているホストコンピュータから供給
される文字情報(文字コード)やフォーム情報あるいは
マクロ命令などを入力して記憶するとともに、それらの
情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン
などを作成し、記録媒体である記録紙上に像を形成す
る。700は操作のためのスイッチおよびLCD表示器
などが配されている操作パネル、701はLBP740
全体に制御およびホストコンピュータから供給される文
字情報などを解析するプリンター制御ユニットであり、
図1に示した各回路構成を含んでいる。この制御ユニッ
ト701は、主に文字情報を対応する文字パターンをビ
デオ信号に変換してレーザドライバ702に出力する。
レーザドライバ702は半導体レーザ703を駆動する
ための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導
体レーザ703から発射されるレーザ光704をオンオ
フ切り替えする。レーザ光704は回転多面鏡705で
左右方向に振られ静電ドラム706上を走査する。これ
により、静電ドラム706上には文字パターン等の静電
潜像が形成される。この潜像は、静電ドラム706周囲
の現像ユニット707により現像された後、記録紙に転
写される。この記録紙にはカットシートを用い、カット
シート記録紙はLBP740に装着した着脱自在の用紙
カセット708に収納され、給紙ローラ709および配
送ローラ710と711とにより装置内に取り込まれ
て、静電ドラム706に供給される。そして、現像器7
07によって静電ドラム706上に付着されたトナー像
は、搬送されてきた記録紙に転写される。その後、記録
紙は定着器712方向に搬送され、トナーが定着され、
最終的に排出ローラ713によって外部に排出される。
【0018】次に、上記構成における実施例のレーザビ
ームプリンタ(プリント制御ユニットのホストI/F)
とホストコンピュータ101(以下、単にホスト101
という)との間のI/F信号121〜128の動作タイ
ミングを図1,図2を用いて説明する。
【0019】まず、図1において、信号121は、プリ
ンタが印刷可能状態である事を示すプリンタレディ信号
であり、LOWレベルがTRUEである事を示す。信号
126はプリンタ側からホスト側へ送られるビジー信号
で、HIGHレベルがTRUEである事を示す。信号1
23はプリンタ側からホスト側へ送られるデータストロ
ーブ信号で、LOWレベルがTRUEで有る事を示す。
信号124は、プリンタ側からホスト側へ送られるプリ
ンタ→ホスト送信要求信号であり、LOWレベルがTR
UEである事を示す。
【0020】信号125は、双方向のデータ線であり、
8ビット幅を有する。信号122はホスト101からプ
リント側へのデータストローブ信号であり、LOWレベ
ルがTRUEである事を示す。信号127はホスト10
1からプリンタへ送るホスト側受信可能状態を示す信号
であり、LOWレベルがTRUEである事を示す。信号
128はホスト101からプリンタ側へ送るビジー信号
であり、HIGHレベルがTRUEである事を示す。
【0021】次に、信号121〜128の動作タイミン
グについて、図2を用いて説明する。
【0022】まず、ホスト101からプリンタへデータ
を送る場合は、まずホスト101は信号121でプリン
タが印刷可能状態で有るか否かを見る。信号121がL
OWレベルで有れば印刷可能であるので、ホストコンピ
ュータ101はデータ線125に印刷データを出力する
と共にデータストローブ信号122を出力する(タイミ
ング201)。信号122の立ち下がりエッジで信号1
26がHIGHレベルになり、プリンタがビジー状態で
ある事を示す。
【0023】プリンタがデータ線125上のデータを内
部に取り込み、次のデータの入力可能状態になると、信
号126をLOWレベルに戻す(タイミング202)の
で、これを見たホスト101は、次のデータをデータス
トローブ信号122と共に送る。
【0024】次に、プリンタ側からホストへデータを送
る場合は、プリンタはまずホスト側受信可能信号127
を見る。もし、信号127がLOWレベルで無い時は、
ホスト101に対して、プリンタ→ホストデータ送信要
求信号124をLOWレベルにする(タイミング20
3)。ホスト101からの信号127がLOWレベルに
なり、ホスト101が受信可能状態になると、プリンタ
ビジー信号126をHIGHレベルにする(タイミング
204)。
【0025】次に、データストローブ信号123と共
に、データ線125にデータを出力する(タイミング2
05)。データストローブ信号123の立ち下がりエッ
ジで信号128がHIGHレベルになり、ホスト101
がビジー状態である事を示す。ホスト101の入力処理
が終了すると、信号128がLOWレベルになるので、
プリンタ側は次のデータをデータストローブ信号123
と共に出力する(タイミング206)。
【0026】プリンタ側からの送信が終了すると、信号
124をHIGHレベルに戻し、ホスト101へ送信が
終了した事を知らせる(タイミング207)。ホスト1
01はプリンタへデータを送る時は信号127をHIG
Hレベルにしてから送る。
【0027】本実施例の通常の印刷動作は次の通りであ
る。
【0028】ホストコンピュータ101から送られて来
た印刷データは、ホストI/F102を通ってRAM1
04内の受信バッファ105へロードされ、次にページ
メモリ106内にページ単位にストアされる。
【0029】1ページ分の印刷データがページメモリ1
06にストアされると、CPU103はページメモリ1
06から印刷データを順に読み出して解釈し、必要に応
じてROM108内のフォントROM112内に参照す
る事によってドットデータに変換し、ビットマップメモ
リ107へストアする。
【0030】ビットマップメモリ107内のデータのス
トア状態を図3に示す。
【0031】図3において、302は1ライン分のドッ
トデータがストアされており、301はフラグ領域であ
り、ドットデータがストアされている場合に“1”がセ
ットされる。そして、印刷部I/Fが印刷部へドットデ
ータを送り出すべく読み出した際に0にリセットされ
る。
【0032】即ち、フラグ領域301によって、そのラ
インのドットデータが読み出された後なのか、まだ読み
出されていないのか、換言すれば、印刷出力済みである
か否か判別できることになる。
【0033】実施例の装置では、このようなフラグ領域
301とドットデータ領域302のセットが128ライ
ン分有る。つまり、実施例の装置は、1ページ分の画像
を微小バンド単位に記録するものである。ちなみに、こ
れは1ページ分のライン数はA4サイズで8本/mmの印
刷密度の場合には約2320ラインであるが、128ラ
インはこれよりもはるかに小さいものである。これは、
コストダウンのためにビットマップメモリの容量を少な
くしているためである。
【0034】ビットマップメモリ107へ最初の128
ライン分の展開が終了すると、CPU103は印刷部I
/F115へ指令を出し、プリントスタート信号144
を出力させる。信号141はデフォルト状態ではHIG
Hレベルであるので、信号144はプリントスタート信
号131として、印刷部へ送られる。また、この後、印
刷部I/F115は、印刷部から送られてくる公知の水
平同期信号及び垂直同期信号に従って、ビットマップメ
モリ107から上から順にドットデータを読み出しては
並列直列変換器116を介して印刷部にビデオ信号の転
送をおこなうことになる。
【0035】この間、印刷部I/Fによって読み出され
たドットデータのラインは、CPUによって、次に印刷
すべきバンドのドットデータの展開処理を行う。すなわ
ち、CPUの書き込み処理と、印刷部I/Fの読み出し
処理が、いわゆる追いかけっこすることになる。
【0036】印刷部I/Fの読み出しよりも、CPUの
書き込みが早ければ、1ページ分の印刷が行なわれるわ
けであるが、入力データが複雑であったり、多すぎる等
して、CPUの書き込みが遅れる場合は、印刷部I/F
の読み出しが追いついてしまい、しまいには読み出すべ
きドットデータが無くなってしまう。
【0037】これは、印刷部I/Fが、ビットマップメ
モリ107上に各ラインのフラグ領域301が自分が読
み出す時に1にセットされているかによって判断され、
もし0になっていれば追いついてしまった場合はエラー
という事でCPU103に報告される。
【0038】エラーの報告を受けたCPU103は、以
降の印刷動作を中止して、エラーの報告をホストコンピ
ュータに送るのであるが、先に図7で説明したように、
用紙への記録がいったん開始されると止まらないので、
途中まで印刷された用紙が印刷されてしまうわけであ
る。
【0039】次に、実施例が直接関係する印刷シミュレ
ーション動作について説明する。
【0040】ホストコンピュータ101から送られて来
る印刷データは、通常の印刷時のものと変わらないが、
シミュレーションの場合はそれがシミュレーションで有
る事を示す特別な制御コードが、上記印刷データの先頭
に付いてくる。その状態が図6(a)である。
【0041】シミュレーションコードの有無にかかわら
ず、CPUは印刷データに対して、通常の印刷動作と同
じく、ドット変換作業を行ない、最初の128ライン分
のドットデータを、ビットマップメモリ107にストア
する。
【0042】次に、CPU103は、図6の用紙サイズ
情報602から、図5のレジスタ503にライン数デー
タをセットする。ライン数データとは、用紙1枚分のラ
イン数を示すもので、8本/mmの印刷速度の場合、A4
サイズで2320、A3サイズで3300である(いず
れも十進数)。
【0043】次に、印刷部I/F115に、通常の印刷
動作と同じく印刷開始命令を出すと同時に、印刷シミュ
レーション部117に対してシステムバスを通じてシミ
ュレーション開始命令を出す。
【0044】図5は、印刷シミュレーション部117を
更に詳しく説明する図である。
【0045】CPU103からのシミュレーション開始
命令は、デコーダ501によって信号511として出力
され、フリップフロップ502をセットする。そのた
め、信号141がLOWレベルとなり、印刷部I/F1
15からのプリント開始命令144はANDゲート11
8によりゲートされるため、印刷部へは供給されない
(つまり、記録紙の搬送やレーザ素子の駆動等が行われ
ず非印刷動作になる)。
【0046】また、単安定マルチバイブレータ504に
トリガがかかるため、パルス信号142が出力される。
信号133は、印刷していない状態ではHIGHレベル
であるので、信号142は垂直同期信号として印刷部I
/F115に認知される。
【0047】また、ANDゲート550が開くので、発
振器507の出力が、143として出力され、同じく印
刷しない状態では信号132はHIGHレベルであるの
で、信号143は水平同期信号として印刷部I/F11
5に認知される。
【0048】信号143のパルス周期は、実際の水平同
期信号の周期と同じに設定されている。垂直及び水平同
期信号を受けて、印刷部I/F115は通常の印刷動作
と同じ動作を行なうし、CPU103もまた通常の印刷
動作と同じく129ライン目以降のドットデータをビッ
トマップメモリ107に書き込む。
【0049】カウンタ506は、ライン数が進むに従っ
てカウントアップし、遂に1ページ分のライン数に達す
ると、コンパレータ505の/P=Qの出力がLOWレ
ベルになるため、ANDゲート550が閉じ、1ページ
分の印刷動作は終了する。以上の信号のタイミングチャ
ートを図4に示す。
【0050】さて、こうした、シミュレーション結果
は、図6(b)のようなフォーマット形式のデータでホ
ストコンピュータ101へ伝えられる。ここで、エラー
の有無情報606であるが、これは印刷部I/F115
の読み出し動作が、CPU103の書き込み動作に追い
ついてしまった場合はエラーとし、追いつかなかった場
合はエラー無しとするものである。
【0051】次に、ホストコンピュータ101上での動
作について説明する。ホストコンピュータは汎用のワー
クステーションやパーソナルコンピュータ等で良く、そ
れ上に動作するOS(オペレーティングシステム)やそ
れに付随するソフトドライバ(例えばプリンタドライバ
を監視するドライバ等)、或はアプリケーションのいず
れかが図8に示すような処理を実現すればよい。従っ
て、ここではホストコンピュータ101の構成について
は説明しないが、少なくとも、そのメモリ上には同図の
処理を行うプログラムがロードされていることが必要に
なる。
【0052】ただし、実施例では、同図に基づくプログ
ラムがOSにソフトドライバとして付随させた例を説明
する。
【0053】ホストコンピュータ101で動作している
アプリケーションを使用している操作者が、そのアプリ
ケーションで作成した文書(図形、イメージ等を含む)
の印刷指示を与えると、その表示画面には例えば通常の
印刷を行うのか、シミュレーション印刷を指示・解除を
行うのかの選択メニューウインドウが表示される。操作
者はこのメニューウインドウを見て、いずれかを選択す
る。
【0054】シミュレーション印刷指示であると判断し
た場合には、ステップS801からステップS802に
進んで、シミュレーション指示コマンドを上記印刷装置
に出力する。この後は、ホストコンピュータ101に備
えられたプリンタドライバがアプリケーションから獲得
したデータに基づく通常の処理を行うことになる。
【0055】また、シミュレーション解除指示がなされ
たと判断した場合には、ステップS804に進んで、シ
ミュレーション解除指示コマンドを転送する(このコマ
ンドは特に説明しなかったが、上記説明からすれば容易
に想到することができよう)。
【0056】いずれにしても、処理はステップS805
に進んで、プリンタがシミュレーション処理中かどうか
を判断する。シミュレーション中であると判断した場合
には、ステップS806に進んで、図6(b)に示した
形式のデータ受信がなされるのを監視する。そのデータ
の受信が行われると、ステップS807に進んで、受信
したエラーの内容をホストコンピュータに備えられた画
面に表示する。
【0057】尚、図8では、シミュレーション処理中の
ときのみ、画面に表示させたが、シミュレーション中か
否かにかかわらず、表示処理を行っても良い。ただし、
通常印刷モード(シミュレーションモードが解除状態)
が選択され、エラー無しのデータを受信した場合には、
その必要はないであろう。
【0058】また、エラーをホストに返すには、上記制
御コマンドデータのほかに、新たにインターフェース上
に専用の信号線を設けるようにしても良い。
【0059】<他の実施例の説明>次に本願発明の応用
例を説明する。
【0060】上記実施例では、プリンタがバンド単位に
印刷する装置に適応させたが、これに限るものではな
い。
【0061】例えば、ホストコンピュータが出力する印
刷データそのものに誤りがあった場合、当然のことなが
らプリンタ側のCPU103はそれを解釈できないこと
になる。
【0062】従って、このような状況下にあった場合、
図6(b)に示す形式のデータのホストコンピュータに
返すようにしても良い。この場合には、図6(b)にお
けるエラーの有無情報606は、上記第1の実施例のエ
ラー以外にも対処する為のエラーの種類を識別できるコ
ードを含むことになる。当然、ホストコンピュータ側で
動作している図8のフローチャートに基づく処理では、
そのエラーコードに対応するメッセージ等を表示するこ
とになる。
【0063】また、図6(b)の情報は、エラーを検知
した時点で即、ホストコンピュータに返して良いことは
言うまでもない。
【0064】また、単にエラー情報を返送するのではな
く、実際に印刷が開始されるまで、或は完了するまでに
要する時間情報をホストコンピュータに返送しても良
い。
【0065】以上説明したように本実施例によれば、印
刷できるか否かを用紙を無駄にせずに事前に判別できる
というメリットがある。特に、第1の実施例で説明した
如く、ホストコンピュータ及びプリンタ側の双方が正し
い動作をしたのにもかからわず発生するエラーは、操作
者レベルで対処できる程度のものであるので、その作用
効果のメリットは十分なものが期待できる。例えば、正
常印刷できない旨を報知を受けた操作者は、印刷すべき
情報の複雑さや量を抑える操作(例えば、少ない書体数
を使用させる等)をそのアプリケーション上でおこなう
ことにより、プリンタのメモリを増やさずに、どのよう
な印刷データも正常に印刷できることになる。
【0066】尚、本願発明は、いかなる方式のプリンタ
にも適応できることは、上記説明から容易に推察できよ
う。従って、本願発明はレーザビームプリンタに限定さ
れるものではない。また、実際の印刷を行わせない原理
は、上記例に限定されるものではない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、印
刷装置による実際の印刷がどのようになるのかを事前に
判断できるので、記録紙等の資源を有効利用することが
可能になる。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の印刷装置のブロック構成図である。
【図2】実施例の診察装置とホストコンピュータとの間
の双方向通信を示すタイミングチャートである。
【図3】実施例の印刷装置のビットマップメモリの構造
を示す図である。
【図4】実施例の印刷装置における印刷シミュレーショ
ン部の動作を示すタイミング図である。
【図5】実施例の印刷シミュレーション部を更に詳細に
示す図である。
【図6】ホストコンピュータとプリンタ間のコマンド,
ステータス内容を示す図である。
【図7】実施例の印刷装置の断面構造図である。
【図8】実施例におけるホストコンピュータ上で動作す
るプログラムの一部を示す図である。
【符号の説明】
102 ホストI/F 103 CPU 104 RAM 108 ROM 115 印刷部I/F 117 印刷シミュレーション部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置から出力されてきた印刷データ
    に基づく可視画像を所定の記録媒体上に記録し、出力す
    る印刷装置において、 前記上位装置から所定の指示情報を受けた場合、それ以
    降に受信した印刷データに対しては、装置内部で通常の
    印刷処理と同様の処理を行ないないながらも、実際の記
    録媒体上へに記録を不能する手段と、 少なくとも、前記手段で印刷処理を行った結果、或はそ
    の処理中の状態を前記上位装置に出力する出力手段とを
    備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷装置は、ページプリンタであ
    り、帯状の部分画像単位に印刷する装置であることを特
    徴とする請求項第1項に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 所定の指示情報を受信した場合、それ以
    後に受信した印刷データに対しては、内部的な印刷処理
    を行いながらも実際の記録媒体への画像記録を不能にす
    る手段とを備えた印刷装置に、印刷データを出力する上
    位装置における印刷状態報知方法であって、 操作者によって前記所定の指示情報の発生要求がある
    と、当該指示情報を前記印刷装置に出力する工程と、 前記印刷装置の状態を監視し、当該監視内容を報知する
    工程とを備えることを特徴とする印刷装置の状態報知方
    法。
  4. 【請求項4】 前記報知工程は、前記出力工程で前記所
    定の指示情報を印刷装置に出力した後に送られた印刷デ
    ータに基づく前記印刷装置の状況を監視し、印刷装置が
    正常に印刷処理を実現できるか否かを報知することを特
    徴とする請求項第3項に記載の印刷装置の状態報知方
    法。
  5. 【請求項5】 前記印刷装置は、ページプリンタであ
    り、帯状の部分画像単位に印刷する装置であることを特
    徴とする請求項第3項に記載の印刷装置の印刷状態報知
    方法。
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CN100461086C (zh) * 2006-02-14 2009-02-11 富士施乐株式会社 图像形成处理模拟装置及图像形成处理模拟方法

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