JP3291966B2 - 印字処理装置 - Google Patents

印字処理装置

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JP3291966B2
JP3291966B2 JP09893895A JP9893895A JP3291966B2 JP 3291966 B2 JP3291966 B2 JP 3291966B2 JP 09893895 A JP09893895 A JP 09893895A JP 9893895 A JP9893895 A JP 9893895A JP 3291966 B2 JP3291966 B2 JP 3291966B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字処理装置に係り、
より詳しくは、少なくとも文字、イメージ、グラフィッ
クスのうちの1つを含む描画指示データを含む印字デー
タ等を、分割して複数の情報処理装置の各々から受信可
能であり、一の情報処理装置から送信された印字データ
に対するジョブを実行するにあたり、各受信時点から所
定の待ち時間T1が経過するまでの間に次の印字データ
が受信されなかった場合に、該一の情報処理装置からの
印字データに対するジョブの実行を終了し、前記情報処
理装置からの新たな印字データに対するジョブを実行す
る印字処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、LAN等のネットワークを介
して接続されたホストコンピュータ等の情報処理装置か
ら文字、イメージ等の描画指示データを含む印字データ
を受信し、受信した印字データを所定の用紙に印字する
印字処理装置(プリンタ)が利用されている(特開平3
−22128号公報、特開平2−16625号公報参
照)。また、ホストコンピュータ等の情報処理装置にお
いて作成されたフォームデータ、ロゴデータ、パターン
(文字フォント)データ等のユーザ定義データを受信
し、受信したユーザ定義データを所定のユーザ定義デー
タ用メモリに登録する印字処理装置も知られている。こ
こで登録されたユーザ定義データは、印字処理の際に対
応するフォームやロゴ等が読み込まれ、所定用紙に印字
されることとなる。
【0003】ところで、上述した印字処理装置では、情
報処理装置からの印字データの受信が終了したことを検
知するために、印字データの受信が途絶えてから受信待
ちの状態に入り、予め定められた待ち時間が経過しても
次の印字データが受信されない場合に、当該情報処理装
置からの印字データの受信が終了したと判断していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記受
信待ちの途中で、その受信待ちの対象の情報処理装置と
は別の情報処理装置から印字データが送信されて(印字
データの受信が要求されて)も、印字処理装置は、別の
情報処理装置からの印字データの受信処理を行うことが
できず、その受信処理が上記待ち時間経過するまで無条
件に待たされることとなっていた。そのため、上記のよ
うな受信待ちの途中で要求された他の受信処理は、必要
以上に待たされ、当該印字処理装置における処理全体の
スループットが低下するという問題が発生していた。
【0005】本発明は、上記事実を考慮し、受信待ちの
途中で要求された他の受信処理が必要以上に待たされる
ことを回避し、スループットの低下を回避することがで
きる印字処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、少なくとも文字、イメー
ジ、グラフィックスのうちの1つを含む描画指示データ
と、該描画指示データに続いて配置され前記描画指示デ
ータの出力を制御するための印字制御命令と、を含む印
字データを、分割して複数の情報処理装置の各々から受
信可能であり、一の情報処理装置から送信された印字デ
ータに対するジョブを実行するにあたり、各受信時点か
ら所定の待ち時間T1が経過するまでの間に次の印字デ
ータが受信されなかった場合に、該一の情報処理装置か
らの印字データに対するジョブの実行を終了し、前記情
報処理装置からの新たな印字データに対するジョブを実
行する印字処理装置であって、受信された印字データが
前記印字制御命令を含むか否かを判断する第1の判断手
段と、前記第1の判断手段により該印字データが前記印
字制御命令を含むと判断された場合に、前記待ち時間T
1を該待ち時間T1より短い時間T2に設定する第1の
設定手段と、を有することを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の発明は、少なくとも
文字、イメージ、グラフィックスのうちの1つを含む描
画指示データを含む印字データを、分割して複数の情報
処理装置の各々から受信可能であり、一の情報処理装置
から送信された印字データに対するジョブを実行するに
あたり、各受信時点から所定の待ち時間T1が経過する
までの間に次の印字データが受信されなかった場合に、
該一の情報処理装置からの印字データに対するジョブの
実行を終了し、前記情報処理装置からの新たな印字デー
タに対するジョブを実行する印字処理装置であって、前
記描画指示データが受信された場合に、該描画指示デー
タを記憶する描画指示データ記憶手段と、前記描画指示
データ記憶手段により記憶された描画指示データを所定
のタイミングで出力するデータ出力手段と、前記データ
出力手段による描画指示データの出力が完了したか否か
を判断する第2の判断手段と、前記第2の判断手段によ
り描画指示データの出力が完了したと判断された場合
に、前記待ち時間T1を該待ち時間T1より短い時間T
2に設定する第2の設定手段と、を有することを特徴と
する。
【0008】また、請求項3記載の発明は、少なくとも
フォームデータ、ロゴデータ、パターンデータ、マクロ
データ、外字データのうちの1つを含むユーザ定義デー
タと、該ユーザ定義データの登録開始を指示する登録開
始コマンドと、該ユーザ定義データに続いて配置され該
ユーザ定義データの登録終了を指示する登録終了コマン
ドと、を含む登録データを、分割して複数の情報処理装
置の各々から受信可能であり、一の情報処理装置から送
信された登録データに対するジョブを実行するにあた
り、各受信時点から所定の待ち時間T1が経過するまで
の間に次の登録データが受信されなかった場合に、該一
の情報処理装置からの登録データに対するジョブの実行
を終了し、前記情報処理装置からの新たな登録データに
対するジョブを実行する印字処理装置であって、受信さ
れた登録データが前記登録終了コマンドを含むか否かを
判断する第3の判断手段と、前記第3の判断手段により
該登録データが前記登録終了コマンドを含むと判断され
た場合に、前記待ち時間T1を該待ち時間T1より短い
時間T2に設定する第3の設定手段と、を有することを
特徴とする。
【0009】また、請求項4記載の発明は、少なくとも
フォームデータ、ロゴデータ、パターンデータ、マクロ
データ、外字データのうちの1つを含むユーザ定義デー
タと、該ユーザ定義データの登録開始を指示する登録開
始コマンドと、該ユーザ定義データに続いて配置され該
ユーザ定義データの登録終了を指示する登録終了コマン
ドと、を含む登録データを、分割して複数の情報処理装
置の各々から受信可能であり、一の情報処理装置から送
信された登録データに対するジョブを実行するにあた
り、各受信時点から所定の待ち時間T1が経過するまで
の間に次の登録データが受信されなかった場合に、該一
の情報処理装置からの登録データに対するジョブの実行
を終了し、前記情報処理装置からの新たな登録データに
対するジョブを実行する印字処理装置であって、前記ユ
ーザ定義データが受信された場合に、該ユーザ定義デー
タを記憶するユーザ定義データ記憶手段と、前記登録開
始コマンドが受信された場合に、前記ユーザ定義データ
記憶手段により記憶されたユーザ定義データの登録を開
始し、前記登録終了コマンドが受信されるまで、前記ユ
ーザ定義データの登録を行うデータ登録手段と、前記デ
ータ登録手段によるユーザ定義データの登録が完了した
か否かを判断する第4の判断手段と、前記第4の判断手
段によりユーザ定義データの登録が完了したと判断され
た場合に、前記待ち時間T1を該待ち時間T1より短い
時間T2に設定する第4の設定手段と、を有することを
特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明の印字処理装置は、描画指
示データと印字制御命令とを含む印字データを、分割し
て複数の情報処理装置の各々から受信することができ
る。
【0011】印字処理装置が一の情報処理装置から送信
された印字データを受信した際に、第1の判断手段は、
該印字データが印字制御命令を含むか否かを判断する。
【0012】ところで、印字データは、描画指示データ
と、該描画指示データの出力を制御するための印字制御
命令と、を含んでおり、このうち印字制御命令は対応す
る描画指示データの後ろに続いて配置されている。よっ
て、描画指示データが受信された場合は、これに対応す
る印字制御命令が直後に情報処理装置から送信されてく
ると推定されるので、待ち時間は通常通りの時間T1の
ままにしておくべきである。それに対し、第1の判断手
段により、受信された印字データが印字制御命令を含む
と判断された場合には、当該印字制御命令が印字データ
の終りに対応する可能性があるので、第1の設定手段
は、待ち時間T1を該待ち時間T1より短い時間T2に
設定することができる。
【0013】このように、印字制御命令が受信された場
合に、待ち時間T1を該待ち時間T1より短い時間T2
に設定することにより、印字データに対するジョブにお
ける合計の待ち時間をより短くすることができる。これ
により、情報処理装置からの新たな印字データに対する
ジョブがより早く実行開始されることになるので、新た
な印字データに対するジョブが必要以上に実行待ちとな
ることを回避し、印字処理装置における処理全体のスル
ープットの低下を回避することができる。
【0014】また、請求項2記載の発明の印字処理装置
は、描画指示データを含む印字データを、分割して複数
の情報処理装置の各々から受信することができる。
【0015】ここで、一の情報処理装置から描画指示デ
ータが受信されると、描画指示データ記憶手段は、受信
された描画指示データを記憶する。その後、例えば、記
憶された描画指示データの出力を制御する印字制御命令
が受信されたタイミングや、予め定められたデータ量以
上の描画指示データが描画指示データ記憶手段に記憶さ
れたタイミング等のタイミングで、データ出力手段は、
描画指示データ記憶手段により記憶された描画指示デー
タを出力する。
【0016】なお、ここでのデータ出力手段による出力
は、所定のページバッファへの描画指示データの書き込
み、書き込まれた描画指示データのページバッファから
所定記録用紙への記録、及び記録された所定記録用紙の
排出を含んでいる。
【0017】そして、第2の判断手段は、データ出力手
段による描画指示データの出力が完了したか否かを判断
する。ここで、描画指示データの出力が完了したと判断
された場合には、該描画指示データを含む印字データに
対するジョブの終了状態又は区切りの状態であるとみな
すことができるので、第2の設定手段が待ち時間T1を
該待ち時間T1より短い時間T2に変更することができ
る。
【0018】このように、描画指示データの出力が完了
した場合に、待ち時間T1を該待ち時間T1より短い時
間T2に設定することにより、印字データに対するジョ
ブにおける合計の待ち時間をより短くすることができ
る。これにより、情報処理装置からの新たな印字データ
に対するジョブがより早く実行開始されることになるの
で、新たな印字データに対するジョブが必要以上に実行
待ちとなることを回避し、印字処理装置における処理全
体のスループットの低下を回避することができる。
【0019】また、請求項3記載の発明の印字処理装置
は、ユーザ定義データと登録開始コマンドと登録終了コ
マンドとを含む登録データを、分割して複数の情報処理
装置の各々から受信することができる。
【0020】印字処理装置が一の情報処理装置から送信
された登録データを受信した際に、第3の判断手段は、
該登録データが登録終了コマンドを含むか否かを判断す
る。
【0021】ところで、登録終了コマンドは、前記ユー
ザ定義データに続いて配置され、さらに対応する登録開
始コマンドよりも後に配置される。よって、登録データ
の終りに、登録終了コマンドが配置される可能性があ
る。
【0022】そこで、第3の判断手段により、登録デー
タが登録終了コマンドを含むと判断された場合には、当
該登録終了コマンドが登録データの終りに対応する可能
性があるので、第3の設定手段は、待ち時間T1を該待
ち時間T1より短い時間T2に設定することができる。
【0023】このように、登録終了コマンドが受信され
た場合に、待ち時間T1を該待ち時間T1より短い時間
T2に設定することにより、登録データに対するジョブ
における合計の待ち時間をより短くすることができる。
これにより、情報処理装置からの新たな登録データに対
するジョブがより早く実行開始されることになるので、
新たな登録データに対するジョブが必要以上に実行待ち
となることを回避し、印字処理装置における処理全体の
スループットの低下を回避することができる。
【0024】また、請求項4記載の発明の印字処理装置
は、ユーザ定義データと登録開始コマンドと登録終了コ
マンドとを含む登録データを、分割して複数の情報処理
装置の各々から受信することができる。
【0025】ここで、一の情報処理装置からユーザ定義
データが受信された場合には、ユーザ定義データ記憶手
段は、受信されたユーザ定義データを記憶し、登録開始
コマンドが受信された場合には、データ登録手段が、ユ
ーザ定義データ記憶手段により記憶されたユーザ定義デ
ータの登録を開始する。その後、登録終了コマンドが受
信されるまで、データ登録手段は、ユーザ定義データ記
憶手段により記憶されたユーザ定義データを登録する。
【0026】そして、第4の判断手段は、データ登録手
段によるユーザ定義データの登録が完了したか否かを判
断する。ここで、ユーザ定義データの登録が完了したと
判断された場合には、該ユーザ定義データを含む登録デ
ータに対するジョブの終了状態又は区切りの状態である
とみなすことができるので、第4の設定手段が待ち時間
T1を該待ち時間T1より短い時間T2に設定すること
ができる。
【0027】このように、ユーザ定義データの登録が完
了した場合に、待ち時間T1を該待ち時間T1より短い
時間T2に設定することにより、登録データに対するジ
ョブにおける合計の待ち時間をより短くすることができ
る。これにより、情報処理装置からの新たな登録データ
に対するジョブがより早く実行開始されることになるの
で、新たな登録データに対するジョブが必要以上に実行
待ちとなることを回避し、印字処理装置における処理全
体のスループットの低下を回避することができる。
【0028】
【実施例】
〔第1実施例〕以下、図面を参照して、本発明の印字処
理装置の第1実施例を説明する。
【0029】図1には、本発明の印字処理装置としての
印字処理装置11の概略構成を示す。印字処理装置11
は、画像の記録を専ら行うプリンタ部分としての記録部
12と、この記録部12に画像を供給する印字制御部1
3とを備えており、これらには図示しない商用電源に接
続された電源部14から所定の交流電流が供給されるよ
うになっている。また、印字処理装置11本体の前面に
は、オペレータがコマンド等を入力するためのキーボー
ドと、処理状況の目視確認等を行うためのディスプレイ
と、アラーム音等の音を発する小型スピーカと、から構
成される操作パネル15が配置されており、この操作パ
ネル15は印字制御部13に接続されている。なお、操
作パネル15のディスプレイとしては、一例として液晶
表示ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)
を用いることができる。
【0030】この印字処理装置11には、図示しないL
AN(Local Area Network)等の通信ネットワーク網に
接続されたネットワークインタフェース端子16、1
7、18が設けられており、これらのネットワークイン
タフェース端子(以下、ポートと称す)16、17、1
8の各々を介して、前記ネットワークに接続された複数
のホストコンピュータやワークステーション等の情報処
理装置から、印字すべき印字データ及びフォーム、文字
パターン等のユーザ定義データを入力することが可能と
されている。
【0031】なお、上記印字データは、少なくとも文
字、イメージ、グラフィックスのうちの1つを含む描画
指示データと、該描画指示データに続いて配置され描画
指示データの出力を指示するページ出力命令と、を含ん
でいる。また、上記ユーザ定義データは、少なくともフ
ォームデータ、ロゴデータ、パターンデータ、マクロデ
ータのうちの1つを含むユーザ定義データと、該ユーザ
定義データに続いて配置され該ユーザ定義データの登録
を指示するユーザ定義データ登録コマンドを含む登録制
御データと、から構成されている。上記ページ出力命令
は、本発明の印字制御命令に対応する。
【0032】ところで、上記情報処理装置には多くの種
類があり、それらが送信する制御データは必ずしも統一
されていない。例えば、ある情報処理装置が送信する制
御データは記録すべき用紙のサイズや文字の大きさ等を
細かく指定するようになっていても、別の情報処理装置
の制御データはこのような細かい指定を行うことができ
ない場合がある。そこで、この印字処理装置11では、
オペレータが操作パネル15から記録に関する必要な指
示情報19を入力することができ、指示情報19を印字
制御部13に送信することができるようになっている。
印字制御部13は指示情報19を正常に受信した場合、
指示情報19を正常に受信した旨を通知するための応答
情報21を操作パネル15に返送するようになってい
る。これにより、操作パネル15には、指示情報19が
印字制御部13に正常に送信された旨のメッセージが表
示され、オペレータは指示情報19の入力が正常に終了
したことを確認することができる。
【0033】なお、記録を行う用紙のサイズや文字の大
きさ等が制御データによって情報処理装置側から指定さ
れた場合でも、オペレータが制御データにより指定され
た内容を操作パネル15から変更・追加することによ
り、指示情報19を作成することも可能である。また、
情報処理装置側からの制御データにより指定された内容
を優先させることも可能であり、さらに、時間的に後で
指示を与えた方を優先させることも可能である。
【0034】記録部12は、例えばレーザプリンタから
構成されており、印字制御部13と各種の信号の授受を
行って記録作業を行い、片面又は両面に記録の行われた
記録用紙23を排出するようになっている。また、記録
部12は、例えば該記録部12が装備した図示しないカ
セットトレイにどのように記録用紙が収容されている
か、図示しない定着部が定着温度に到達したか否か、と
いった記録部12における各種の状態を示す状態信号2
4を印字制御部13に送信する。また、記録部12は、
画像の転送について印字制御部13との間で同期をとる
ための同期パルス25も印字制御部13に送信する。一
方の印字制御部13は、これらに対して各種の動作指令
信号26や記録すべき画像データを表す画像信号27を
記録部12に送信するようになっている。
【0035】図2に示すように、印字制御部13は印字
処理装置11における各種制御の中枢的な機能を果たす
CPU31を備えており、このCPU31は、システム
バス32を介して後述する各種の回路装置に相互に接続
されている。このうちパネルインタフェース(I/F)
回路33は図1に示す操作パネル15とのインタフェー
スをとるための回路であり、オペレータにより操作パネ
ル15のキーボードが操作された場合、そのキー操作に
対応した指示信号がパネルインタフェース回路33によ
り出力されシステムバス32上を転送されることにな
る。また、操作パネル15のディスプレイに所定の情報
を表示させるための指示情報はシステムバス32を介し
てパネルインタフェース回路33へ転送され、パネルイ
ンタフェース回路33により操作パネル15に所定の情
報の表示の指示信号が出力される。
【0036】マシンインタフェース(I/F)回路3
4、35、36は、それぞれ図1に示すポート16、1
7、18に接続され、前述したホストコンピュータやワ
ークステーション等の情報処理装置とのインタフェース
をとる機能を有する。このマシンインタフェース回路3
4、35、36は、例えばホストコンピュータから入力
する印字データをRS232C規格やセントロニクス準
拠に基づいて受信するような回路構成となっている。
【0037】不揮発性記憶装置(NVM:Non-Volatile
Memory )37は図示しない電池によってバックアップ
された記憶装置であり、印字処理装置11自体の電源が
オフされた状態でも、記憶されたデータを保持すること
ができる。また、プログラムメモリ39は、印字処理装
置11の制御を行うための各種プログラムが記憶された
メモリである。
【0038】RAM38は、作業用メモリであり、この
RAM38の記憶領域を割り当てる形で、受信された印
字データや登録データを一時記憶するための入力バッフ
ァ38B、38C、38Dと、出力するべき画像データ
を展開するためのページバッファ38Aと、が設けられ
ている。なお、入力バッファ38B、38C、38D
は、それぞれマシンインタフェース回路34、35、3
6に対応しており、これらのマシンインタフェース回路
を介して受信された印字データや登録データを一時記憶
するための記憶域として使用される。
【0039】また、RAM38には、各ポートで受信さ
れた印字データ又は登録データに対する処理で使用する
各種フラグ(後述するジョブ開始要求フラグ「Job _St
art_Request _* 」等)用の記憶域38E、38F、
38G(図3参照)、38H、38J、38K(図10
参照)が確保されている。
【0040】記録部インタフェース(I/F)回路43
は、上記ページメモリ38Aに展開された画像データを
該画像データを示す画像信号27に変換し、図1に示す
記録部12にこの画像信号27を送信する。また、記録
部インタフェース回路43は、印字制御部13が図1に
示すこの他の各種信号24〜26を記録部12との間で
送受信するためのインタフェース回路とされている。ビ
ットマップコントローラ44は、ページメモリ38Aと
記録部インタフェース回路43との両方に接続され、こ
れらページメモリ38Aと記録部インタフェース回路4
3との間での画像データの転送に関する制御を行ってい
る。
【0041】また、大容量の不揮発性記憶装置としてハ
ードディスク48がシステムバス32に接続されてお
り、このハードディスク48の記憶領域の一部が前述し
たユーザ定義データを記憶するためのユーザ定義データ
ファイル48Aとして確保されている。
【0042】次に、本第1実施例の作用として、外部の
情報処理装置から印字データを受信し出力する印字デー
タの印字処理について説明する。
【0043】図3に示すように、印字データの印字処理
は、外部の情報処理装置としてのホストコンピュータ5
0、52からそれぞれポート16、17を介して印字デ
ータを受信する受信割り込み処理と、受信された印字デ
ータを出力すべき状態を検知し当該印字データの出力処
理(ジョブ)要求を設定するためのジョブ要求監視処理
と、印字データの受信におけるタイムアウトを監視する
ためのタイムアウト監視処理と、受信された印字データ
をページバッファに展開し出力するための印字データ展
開処理と、で構成されている。
【0044】以下、受信された特定の印字データを対象
とした印字処理について、順に説明する。なお、ホスト
コンピュータ50、52等の外部の情報処理装置から
は、印字データが所定データ量単位に分割されて構成さ
れた印字データ(以下、分割印字データと称す)が順に
送信されてくるものとする。また、印字データは、少な
くとも文字、イメージ、グラフィックスのうちの1つを
含む描画指示データと、該描画指示データに続いて配置
され該描画指示データの出力を指示するページ出力命令
と、を含んでおり、上述した分割印字データの各々は、
描画指示データ又はページ出力命令の何れか一方で構成
されるものとする。
【0045】まず、最初の分割印字データが受信される
と、該分割印字データを対象として図4に示す受信割込
み処理がCPU31において割込み実行される。
【0046】ステップ102では、受信した分割印字デ
ータを次のようにして、対応する入力バッファに記憶す
る。即ち、図3に示すホストコンピュータ50からポー
ト16を介して受信された分割印字データは入力バッフ
ァ38Bに、ホストコンピュータ52からポート17を
介して受信された分割印字データは入力バッファ38C
に、それぞれ記憶される。また、ポート18(図1参
照)を介して受信された分割印字データは入力バッファ
38D(図2参照)に記憶される。
【0047】次のステップ104では受信した分割印字
データがページ出力命令であるか否かを判定する。
【0048】ところで、分割印字データの分割前の印字
データは、前述したように、描画指示データと、該描画
指示データの出力を指示するページ出力命令と、を含
み、ページ出力命令は対応する描画指示データの後ろに
続いて配置されている。
【0049】よって、受信された分割印字データがペー
ジ出力命令でなく描画指示データである場合は、これを
対象としたページ出力命令が直後に受信されると推定さ
れるので、分割印字データの受信待ち時間は通常通りの
時間のままにしておくべきである。それに対し、受信さ
れた分割印字データがページ出力命令である場合には、
当該ページ出力命令が印字データの終りの部分に対応す
る可能性があるので、分割印字データの受信待ち時間を
通常の待ち時間より短い時間に変更することができる。
【0050】そこで、ステップ104で分割印字データ
がページ出力命令である場合は、ステップ108へ進
み、分割印字データを受信したポートに対応するページ
フラグ「Page_* 」をリセットする。なお、*は1〜3
の何れかであり、ポート16が「1」に、ポート17が
「2」に、ポート18が「3」に、それぞれ対応する。
これは、以下の*についても同様である。
【0051】一方、ステップ104で分割印字データが
ページ出力命令でなく描画指示データである場合はステ
ップ106へ進み、分割印字データを受信したポートに
対応するページフラグ「Page_* 」をセットする。
【0052】なお、このページフラグ「Page_* 」は、
後述するタイムアウト監視処理において受信待ち時間を
設定する際の判定基準となるフラグであり、分割印字デ
ータがページ出力命令である場合にステップ108でペ
ージフラグ「Page_* 」がリセットされることにより、
後述するタイムアウト監視処理では受信待ち時間が通常
の受信待ち時間よりも短く設定されることになる。詳細
は後述する。
【0053】そして、次のステップ110では、受信し
たポートに対応するジョブタイマーカウンタ「Timer _
Count _* 」をリセットして、リターンする。このジョ
ブタイマーカウンタ「Timer _Count _* 」は、後述す
るタイムアウト監視処理において受信待ち時間を計時す
る際のカウンタとして使用される。
【0054】上記受信割込み処理は、次々と送信されて
くる分割印字データを受信する度に実行される。これに
より、受信された分割印字データが、受信したポートに
対応する入力バッファ38x(x:B、C、Dの何れ
か)に次々と記憶されることになる。なお、このxにつ
いては、ポート16が「B」に、ポート17が「C」
に、ポート18が「D」に、それぞれ対応する。
【0055】ところで、分割印字データとして描画指示
データが受信された場合にはページフラグ「Page_* 」
がセットされ、ページ出力命令が受信された場合にはペ
ージフラグ「Page_* 」がリセットされた状態でリター
ンすることになる。
【0056】次に、図5に示すジョブ要求監視処理につ
いて説明する。なお、このジョブ要求監視処理は、CP
U31に内蔵されたタイマーにより所定時間間隔(例と
して100ミリ秒毎)で割り込んで実行される。また、
このジョブ要求監視処理は3つのポートの各々を対象と
して、一時点では1つのポートを対象として実行され
る。処理実行時の対象とされているポートを、対象ポー
トと称す。
【0057】ステップ122では、対象ポートで受信さ
れた印字データの出力処理(以下、ジョブと称す)の実
行開始が要求されていることを示すジョブ開始要求フラ
グ「Job _Start _Request _* 」がセットされている
か否かを判定する。ジョブ開始要求フラグ「Job _Star
t _Request _* 」がセットされている場合は、そのま
まリターンし、実行開始が要求されているジョブは後述
する印字データ展開処理において「実行するジョブ」と
して設定されることになる。
【0058】一方、ステップ122でジョブ開始要求フ
ラグ「Job _Start _Request _*」がセットされてい
ない場合は、ステップ124へ進み、ジョブの終了が要
求されていることを示すジョブ終了要求フラグ「Job _
End _Request _* 」がセットされているか否かを判定
する。ジョブ終了要求フラグ「Job _End _Request_*
」がセットされている場合は、そのままリターンす
る。
【0059】一方、ステップ124でジョブ終了要求フ
ラグ「Job _End _Request _* 」がセットされていな
い場合は、ステップ126へ進み、実行中のジョブに対
応するポート番号を示す実行ジョブ番号「Job _Execut
e _No」が対象ポートの番号であるか否かを判定する。
実行ジョブ番号「Job _Execute _No」が対象ポートの
番号である場合は、そのままリターンする。
【0060】一方、ステップ126で実行ジョブ番号
「Job _Execute _No」が対象ポートの番号でない場合
は、ステップ128へ進み、対象ポートに対応する入力
バッファに印字データが記憶されているか否かを判定す
る。対象ポートに対応する入力バッファに印字データが
記憶されていない場合は、印字処理を行う必要がないの
でリターンする。
【0061】一方、ステップ128で対象ポートに対応
する入力バッファに印字データが記憶されている場合
は、入力バッファに印字データが記憶されているにもか
かわらず、ジョブの開始、終了を要求しておらず当該対
象ポートのジョブも実行中でないという状態であるた
め、ジョブの開始を要求すべき状態である。そこで、ス
テップ130へ進み、前述したジョブ開始要求フラグ
「Job _Start _Request _* 」をセットすると共に、
後述するタイムアウト監視処理において受信待ち時間の
計時が可能であることを示すカウント可能フラグ「Coun
t _Enable_* 」をセットする。
【0062】上記ジョブ要求監視処理により、入力バッ
ファに印字データが記憶されているにもかかわらず、ジ
ョブの開始、終了を要求しておらず当該対象ポートのジ
ョブも実行中でない場合に、ジョブの開始を要求するた
めにジョブ開始要求フラグ「Job _Start _Request _
* 」がセットされ、さらにカウント可能フラグ「Count
_Enable_* 」がセットされることになる。
【0063】ところで、最初の分割印字データの受信直
後においては、受信割込み処理(図4参照)で当該分割
印字データが入力バッファ38xに記憶されていると共
に、ジョブ開始要求フラグ「Job _Start _Request _
* 」、ジョブ終了要求フラグ「Job _End _Request _
* 」及び実行ジョブ番号「Job _Execute _No」はリセ
ットされた状態であるため、ステップ122、124、
126で否定され、ステップ128で肯定された後、ス
テップ130へ進むことになる。そして、上記ステップ
130が実行されることにより、前述した受信割込み処
理と併せて、ページフラグ「Page_* 」、ジョブ開始要
求フラグ「Job _Start _Request _*」及びカウント
可能フラグ「Count _Enable_* 」がセットされ且つジ
ョブタイマーカウンタ「Timer _Count _* 」がリセッ
トされた状態でリターンすることになる。
【0064】次に、図6に示すタイムアウト監視処理に
ついて説明する。なお、このタイムアウト監視処理は、
CPU31に内蔵されたタイマーにより所定時間間隔
(例として1秒毎)で割り込んで実行される。なお、こ
のタイムアウト監視処理は3つのポートの各々を対象と
して、一時点では1つのポート(対象ポート)を対象と
して実行される。
【0065】ステップ142では、カウント可能フラグ
「Count _Enable_* 」がセットされているか否かを判
定する。カウント可能フラグ「Count _Enable_* 」が
セットされていない場合はリターンし、カウント可能フ
ラグ「Count _Enable_* 」がセットされている場合
は、ステップ144でジョブタイマーカウンタ「Timer
_Count _* 」を増分「1」でインクリメントする。
【0066】次のステップ146ではページフラグ「Pa
ge_* 」がリセットされている(「0」である)か否か
を判定する。なお、ページフラグ「Page_* 」は、前述
した受信割込み処理(図4参照)で分割印字データがペ
ージ出力命令である場合にリセットされ(ステップ10
8)、分割印字データがページ出力命令でなく描画指示
データである場合にセットされている(ステップ10
6)。
【0067】ページフラグ「Page_* 」がリセットされ
ている、即ち受信した分割印字データがページ出力命令
である場合には、前述した理由により、受信待ち時間を
通常の待ち時間よりも短く設定することができるため、
ステップ148へ進み、通常の待ち時間T1よりも小さ
く設定された待ち時間T2を用いて、ジョブタイマーカ
ウンタ「Timer _Count _* 」が待ち時間T2を超過し
たか否かを判定する。
【0068】一方、ページフラグ「Page_* 」がセット
されている、即ち受信した分割印字データがページ出力
命令でなく描画指示データである場合には、前述した理
由により、受信待ち時間として通常の待ち時間を設定す
べきであるため、ステップ150へ進み、通常の待ち時
間T1を用いて、ジョブタイマーカウンタ「Timer _Co
unt _* 」が待ち時間T1を超過したか否かを判定す
る。
【0069】ステップ148でジョブタイマーカウンタ
「Timer _Count _* 」が待ち時間T2を超過していな
い場合、又はステップ150でジョブタイマーカウンタ
「Timer _Count _* 」が待ち時間T1を超過していな
い場合は、未だ受信タイムアウトではないので、リター
ンする。
【0070】一方、ステップ148でジョブタイマーカ
ウンタ「Timer _Count _* 」が待ち時間T2を超過し
ている場合は、後述するステップ154へ進む。また、
ステップ150でジョブタイマーカウンタ「Timer _Co
unt _* 」が待ち時間T1を超過している場合は、ステ
ップ152でページフラグ「Page_* 」をリセットした
後、ステップ154へ進む。
【0071】ステップ154では、対象ポートに対する
印字データの出力処理を終了させるために、該対象ポー
トに対応する入力バッファ38xにジョブ終了命令を記
憶すると共に、ジョブ終了要求フラグ「Job _End _Re
quest _* 」をセットする。また、ステップ154で
は、次の印字データの出力処理にそなえるべく、カウン
ト可能フラグ「Count _Enable_* 」をリセットする。
【0072】ところで、最初の分割印字データの受信直
後においては、前述したようにカウント可能フラグ「Co
unt _Enable_* 」がセットされているため、ステップ
142で肯定され、ジョブタイマーカウンタ「Timer _
Count _* 」がリセットされているため、ステップ14
4ではジョブタイマーカウンタ「Timer _Count _*」
に「1」がセットされる。また、ページフラグ「Page_
* 」はセットされているため、ステップ146では否定
され、ステップ150に進み、通常の待ち時間T1によ
るタイムアウト監視が行われる。
【0073】次に、図7に示す印字データ展開処理を説
明する。この印字データ展開処理は、印字処理装置11
の稼働が開始してからCPU31において繰り返し実行
される。
【0074】ステップ162では、実行ジョブ番号「Jo
b _Execute _No」が「None」である(即ち、実行
中のジョブが無い)か否かを判定する。実行ジョブ番号
「Job _Execute _No」が「None」でない場合は後
述するステップ170へ進み、実行ジョブ番号「Job _
Execute _No」が「None」である場合はステップ1
64へ進む。
【0075】ステップ164では、ジョブ開始要求フラ
グ「Job _Start _Request _* 」の何れかがセットさ
れている(「1」である)か否かを判定する。ジョブ開
始要求フラグ「Job _Start _Request _* 」は何れも
セットされていない場合は、ジョブ開始要求が全く無い
ため、ステップ162へ戻る。一方、ステップ164で
ジョブ開始要求フラグ「Job _Start _Request _* 」
の何れかがセットされている場合は、ステップ166へ
進み、実行するジョブとして、当該ジョブ開始要求フラ
グ「Job _Start _Request _* 」がセットされたポー
トのジョブを決定する。次のステップ168では、ステ
ップ166で決定した実行するジョブに対応するポート
(対象ポート)の番号を、実行ジョブ番号「Job _Exec
ute _No」に記憶すると共に、ジョブ開始要求フラグ
「Job _Start _Request _* 」をリセットする。
【0076】次のステップ170では、実行中(又は実
行する)ジョブの印字データが記憶されている入力バッ
ファ38xから、印字データを取り込み、次のステップ
172では取り込んだ印字データが描画指示データであ
るか否かを判定する。印字データが描画指示データであ
る場合は、ステップ174でページバッファ38Aに当
該描画指示データを展開し、その後ステップ162へ戻
る。
【0077】一方、ステップ172で印字データが描画
指示データでない場合は、ステップ176へ進み、取り
込んだ印字データがページ出力命令であるか否かを判定
する。印字データがページ出力命令である場合は、ステ
ップ182でページバッファ38Aに展開された描画指
示データを出力する。即ち、ページバッファ38Aに展
開された印字データが、印字制御部13から記録部12
へ出力され、さらに記録部12で記録用紙23に記録さ
れる。そして、該印字データが記録された記録用紙23
が記録部12から出力される。その後ステップ162へ
戻る。
【0078】一方、ステップ176で印字データがペー
ジ出力命令でない場合は、印字データは、前述したタイ
ムアウト監視処理(図6)でタイムアウトした後のステ
ップ154で入力バッファ38xに記憶されたジョブ終
了命令であるとみなすことができる。この場合は、上記
ステップ182と同様に、ステップ178でページバッ
ファ38Aに展開された描画指示データを出力する。こ
れにより、ジョブのタイムアウト後にページバッファ3
8Aに描画指示データが残存することがなくなる。
【0079】そして、次のステップ180では、実行中
のジョブが終了したことを示すために、実行ジョブ番号
「Job _Execute _No」を「None」とする(リセッ
トする)と共に、ジョブ終了要求フラグ「Job _End _
Request _* 」をリセットし、その後ステップ162へ
戻る。
【0080】ここで、実行ジョブ番号「Job _Execute
_No」をリセットした時点で、他のポートで受信された
印字データに対するジョブ実行要求が受け付けられるこ
とになる。
【0081】即ち、タイムアウト監視処理(図6)でタ
イムアウトした後、ジョブ終了命令が入力バッファ38
xに記憶される。そして、上記印字データ展開処理で、
そのジョブ終了命令が取り込まれ(ステップ170)、
実行ジョブ番号「Job _Execute _No」がリセットされ
る(ステップ180)に至る。この時点で、他のポート
で受信された印字データに対するジョブ実行要求が受け
付けられることになる。従って、迅速にタイムアウトの
判定を行うことにより、他のポートで受信された印字デ
ータに対するジョブ実行要求の受け入れをより迅速に行
うことができる。
【0082】ところで、最初の分割印字データの受信直
後においては、前述したように実行ジョブ番号「Job _
Execute _No」がリセットされ「None」とされてお
り且つジョブ開始要求フラグ「Job _Start _Request
_* 」がセットされているので、ステップ162、16
4で肯定され、ステップ166へ進み、当該受信された
分割印字データ群を出力するジョブが実行するジョブと
して決定されることになる。そして、ステップ168で
当該実行するジョブに対応するポート番号(ここでは
「1」とする)が実行ジョブ番号「Job _Execute _N
o」に記憶され、ジョブ開始要求フラグ「Job _Start
_Request _* 」がリセットされることになる。さら
に、ステップ170では当該ジョブの印字データ(ここ
では描画指示データ)が入力バッファ38xから取り込
まれ、ステップ174でページバッファ38Aに展開さ
れることになる。
【0083】以上説明した図4〜図7の4つの処理によ
り、最初に受信された分割印字データ(ここでは描画指
示データ)は、一旦入力バッファ38xに記憶された
後、ページバッファ38Aに展開されることになる。そ
して、それに続いて受信される分割印字データ(ここで
は描画指示データ)も同様に、一旦入力バッファ38x
に記憶された後、ページバッファ38Aに展開されるこ
とになる。
【0084】その後、ページ出力命令を含む分割印字デ
ータを受信するに至ると、図4の受信割込み処理のステ
ップ104で肯定され、次のステップ108で対応する
ページフラグ「Page_* 」がリセットされる。ここで、
ページフラグ「Page_* 」がリセットされたことによ
り、図6のタイムアウト監視処理のステップ146で肯
定されることになり、次のステップ148において通常
の待ち時間T1よりも小さい待ち時間T2に基づいて、
タイムアウトの判定が行われることになる。
【0085】これにより、従来のように、如何なる場合
も通常の待ち時間T1を用いてタイムアウトを判定して
いた場合に比べ、印字データの受信処理における全体の
タイムアウト待ち時間をより短くすることができる。よ
って、タイムアウトの判定をより迅速に行うことがで
き、他のポートで受信された印字データに対するジョブ
実行要求の受け入れをより迅速に行うことができる。従
って、受信待ちの途中で対象ポート以外のポートで受信
された他のジョブが必要以上に待たされることを回避
し、印字処理装置における処理全体のスループットの低
下を回避することができる。
【0086】〔第2実施例〕次に、本発明に係る印字処
理装置の第2実施例を説明する。第2実施例における印
字処理装置の構成は、第1実施例の印字処理装置の構成
と同一であるため、その説明は省略する。
【0087】次に、本第2実施例の作用を説明する。但
し、前述した第1実施例の作用と同一の部分は同一の符
号を付し、その説明を省略する。なお、本第2実施例に
おける印字データの印字処理の全体の流れは、第1実施
例における印字処理の全体の流れ(図3参照)と同様で
あり、ジョブ要求監視処理(図5参照)についても、第
1実施例における処理と同様であるので説明を省略す
る。
【0088】まず、本第2実施例において、分割印字デ
ータを受信する度に実行される受信割込み処理を説明す
る。図8に示すステップ102では、受信した分割印字
データを次のようにして対応する入力バッファに記憶す
る。即ち、図3に示すホストコンピュータ50からポー
ト16を介して受信された分割印字データは入力バッフ
ァ38Bに、ホストコンピュータ52からポート17を
介して受信された分割印字データは入力バッファ38C
に、それぞれ記憶される。また、ポート18(図1参
照)を介して受信された分割印字データは入力バッファ
38D(図2参照)に、それぞれ記憶される。
【0089】次のステップ110では、受信したポート
に対応するジョブタイマーカウンタ「Timer _Count _
* 」をリセットして、リターンする。
【0090】次に、タイムアウト監視処理について図1
0を用いて説明する。なお、ステップ142、144は
前述した第1実施例でのタイムアウト監視処理(図6参
照)と同様であるので、説明を省略する。
【0091】ステップ144でジョブタイマーカウンタ
「Timer _Count _* 」を増分「1」でインクリメント
した後、ステップ145で実行ジョブ番号「Job _Exec
ute_No」が対象ポート番号にセットされているか否か
を判定する。
【0092】ここで、実行ジョブ番号「Job _Execute
_No」が対象ポート番号にセットされている場合は、ス
テップ146へ進み、ページフラグ「Page_* 」がリセ
ットされている(「0」である)か否かを判定する。な
お、ページフラグ「Page_*」は、前述した受信割込み
処理(図4参照)で分割印字データがページ出力命令で
ある場合にリセットされ(ステップ108)、分割印字
データがページ出力命令でなく描画指示データである場
合にセットされている(ステップ106)。
【0093】ページフラグ「Page_* 」がリセットされ
ている、即ち受信した分割印字データがページ出力命令
である場合には、前述した理由により、受信待ち時間を
通常の待ち時間よりも短く設定することができるため、
ステップ148へ進み、通常の待ち時間T1よりも小さ
く設定された待ち時間T2を用いて、ジョブタイマーカ
ウンタ「Timer _Count _* 」が待ち時間T2を超過し
たか否かを判定する。
【0094】一方、ページフラグ「Page_* 」がセット
されている、即ち受信した分割印字データがページ出力
命令でなく描画指示データである場合には、前述した理
由により、受信待ち時間として通常の待ち時間を設定す
べきであるため、ステップ150へ進み、通常の待ち時
間T1を用いて、ジョブタイマーカウンタ「Timer _Co
unt _* 」が待ち時間T1を超過したか否かを判定す
る。
【0095】ステップ148でジョブタイマーカウンタ
「Timer _Count _* 」が待ち時間T2を超過していな
い場合、又はステップ150でジョブタイマーカウンタ
「Timer _Count _* 」が待ち時間T1を超過していな
い場合は、未だ受信タイムアウトではないので、リター
ンする。
【0096】一方、ステップ148でジョブタイマーカ
ウンタ「Timer _Count _* 」が待ち時間T2を超過し
ている場合は、後述するステップ154へ進む。また、
ステップ150でジョブタイマーカウンタ「Timer _Co
unt _* 」が待ち時間T1を超過している場合は、ステ
ップ152でページフラグ「Page_* 」をリセットした
後、ステップ154へ進む。
【0097】ステップ154では、対象ポートに対する
印字データの出力処理を終了させるために、該対象ポー
トに対応する入力バッファ38xにジョブ終了命令を記
憶すると共に、ジョブ終了要求フラグ「Job _End _Re
quest _* 」をセットする。また、ステップ154で
は、次の印字データの出力処理にそなえるべく、カウン
ト可能フラグ「Count _Enable_* 」をリセットする。
【0098】ところで、上記ステップ145で、実行ジ
ョブ番号「Job _Execute _No」が対象ポート番号にセ
ットされていない場合、即ち他のポート番号にセットさ
れている場合は、ステップ156へ進み、通常の待ち時
間T1を用いて、ジョブタイマーカウンタ「Timer _Co
unt _* 」が待ち時間T1を超過したか否かを判定す
る。
【0099】このステップ156でジョブタイマーカウ
ンタ「Timer _Count _* 」が待ち時間T1を超過して
いない場合は、未だ受信タイムアウトではないので、リ
ターンし、一方、ジョブタイマーカウンタ「Timer _Co
unt _* 」が待ち時間T1を超過した場合は、ステップ
158へ進み、上記ステップ154と同様に、対象ポー
トに対応する入力バッファ38xにジョブ終了命令を記
憶すると共に、ジョブ終了要求フラグ「Job _End _Re
quest _* 」のセット及びカウント可能フラグ「Count
_Enable_* 」のリセットを行う。
【0100】次に、印字データ展開処理について図9を
用いて説明する。ステップ162〜170は、第1実施
例の印字データ展開処理と同様である。次のステップ1
72では、ステップ170で入力バッファから取り込ま
れた印字データが描画指示データであるか否かを判定す
る。取り込まれた印字データが描画指示データである場
合は、ステップ174へ進み、該描画指示データをペー
ジバッファ38Aに展開する。そして、次のステップ1
75でページフラグ「Page_* 」をセットし、その後ス
テップ162へ戻る。
【0101】一方、ステップ172で取り込まれた印字
データが描画指示データでない場合は、ステップ176
へ進み、当該印字データがページ出力命令であるか否か
を判定する。
【0102】ここで、取り込まれた印字データがページ
出力命令である場合は、ステップ182へ進み、それま
でページバッファ38Aに展開された印字データを出力
する。即ち、ページバッファ38Aに展開された印字デ
ータが、印字制御部13から記録部12へ出力され、さ
らに記録部12で記録用紙23に記録される。そして、
該印字データが記録された記録用紙23が記録部12か
ら出力される。
【0103】次のステップ192では、未出力の分割印
字データが記憶されていないことを示すために、ページ
フラグ「Page_* 」をリセットし、その後ステップ16
2へ戻る。
【0104】一方、ステップ176で印字データがペー
ジ出力命令でない場合は、印字データは、前述したタイ
ムアウト監視処理(図10)でタイムアウトした後のス
テップ154で入力バッファ38xに記憶されたジョブ
終了命令であるとみなすことができる。この場合は、ジ
ョブを終了するために、ステップ178へ進み、それま
でページバッファ38Aに展開された印字データを出力
する。即ち、ページバッファ38Aに展開された印字デ
ータが、印字制御部13から記録部12へ出力され、さ
らに記録部12で記録用紙23に記録される。そして、
該印字データが記録された記録用紙23が記録部12か
ら出力される。
【0105】次のステップ186では、未出力の分割印
字データが記憶されていないことを示すために、ページ
フラグ「Page_* 」をリセットし、次のステップ188
では、実行中のジョブが終了したことを示すために、実
行ジョブ番号「Job _Execute _No」を「None」と
すると共に、ジョブ終了要求フラグ「Job _End _Requ
est _* 」をリセットする。そして、その後ステップ1
62へ戻る。
【0106】本第2実施例では、図9の印字データ展開
処理のステップ174で描画指示データをページバッフ
ァ38Aに展開した直後に、ページフラグ「Page_* 」
をセットし、同処理のステップ178、182でページ
バッファ38Aのデータを出力した直後に、ページフラ
グ「Page_* 」をリセットするようにしている。
【0107】即ち、ページフラグ「Page_* 」は、ペー
ジバッファ38Aに出力すべき分割印字データが記憶さ
れている場合に、セットされた状態とされ、ページバッ
ファ38Aに記憶されたデータが出力され、出力すべき
分割印字データが記憶されていない場合に、リセットさ
れた状態とされる。
【0108】ここで、前述した図10のタイムアウト監
視処理が実行されることにより、ページバッファ38A
に出力すべき分割印字データが記憶されている場合に、
ステップ150で通常の待ち時間T1によるタイムアウ
トの判定が行われ、データの出力が完了し、出力すべき
分割印字データが記憶されていない場合に、ステップ1
48で通常の待ち時間T1により小さい待ち時間T2に
よるタイムアウトの判定が行われることになる。
【0109】即ち、ページバッファ38Aのデータの出
力が完了し、出力すべき分割印字データが記憶されてい
ない場合には、分割印字データの受信処理における終了
状態又は区切りの状態であるとみなすことができるの
で、上記のようにタイムアウト判定における待ち時間
を、通常の待ち時間T1より小さい待ち時間T2に変更
することができる。
【0110】これにより、従来のように、如何なる場合
も通常の待ち時間T1を用いてタイムアウトを判定して
いた場合に比べ、印字データの受信処理における全体の
タイムアウト待ち時間をより短くすることができる。よ
って、タイムアウトの判定をより迅速に行うことがで
き、他のポートで受信された印字データに対するジョブ
実行要求の受け入れをより迅速に行うことができる。従
って、受信待ちの途中で対象ポート以外のポートで受信
された他のジョブが必要以上に待たされることを回避
し、印字処理装置における処理全体のスループットの低
下を回避することができる。
【0111】なお、前述した第1実施例ではページ出力
命令が受信された場合に、上記第2実施例では出力すべ
き印字データが出力された場合に、それぞれタイムアウ
ト監視処理における待ち時間を、通常の待ち時間T1よ
り小さい待ち時間T2に設定する例を示した。そこで、
上述した2つの条件を結合し、ページ出力命令が受信さ
れた場合又は出力すべき印字データが出力された場合の
何れかの場合に、タイムアウト監視処理における待ち時
間を、通常の待ち時間T1より小さい待ち時間T2に設
定するようにしても良い。
【0112】〔第3実施例〕次に、本発明に係る印字処
理装置の第3実施例を説明する。第3実施例における印
字処理装置の構成は、第1実施例の印字処理装置の構成
と同一であるため、その説明は省略する。
【0113】次に、本第3実施例の作用として、印字処
理装置11における外部の情報処理装置から受信した登
録データの登録処理について説明する。
【0114】図11に示すように、登録データの登録処
理は、外部の情報処理装置としてのホストコンピュータ
50、52からそれぞれポート16、17を介して登録
データを受信する受信割り込み処理と、受信された登録
データを登録すべき状態を検知し当該登録データの登録
処理(ジョブ)要求を設定するためのジョブ要求監視処
理と、登録データの受信におけるタイムアウトを監視す
るためのタイムアウト監視処理と、受信された登録デー
タのうちのユーザ定義データをユーザ定義データファイ
ル48Aに登録する登録データ展開処理と、で構成され
ている。
【0115】以下、受信された特定の登録データを対象
とした登録処理について、順に説明する。なお、ホスト
コンピュータ50、52等の外部の情報処理装置から
は、登録データが所定データ量単位に分割されて構成さ
れた登録データ(以下、分割登録データと称す)が順に
送信されてくるものとする。また、登録データは、登録
開始を指示するための登録開始命令と、これにつづく少
なくともフォームデータ、ロゴデータ、パターンデー
タ、マクロデータのうちの1つを含むユーザ定義データ
と、該ユーザ定義データに続いて配置され該ユーザ定義
データの登録終了を指示するための登録終了命令と、か
ら構成されており、上述した分割登録データの各々は、
登録開始命令、ユーザ定義データ、登録終了命令の何れ
か一つで構成されるものとする。
【0116】なお、前述した第1実施例の作用と同一の
部分は同一の符号を付し、その説明を省略する。ジョブ
要求監視処理(図5参照)は第1実施例における処理と
同様であるので説明を省略する。
【0117】まず、登録データに対応する最初の分割登
録データ(即ち、登録開始命令)が受信されると、該分
割登録データを対象として図12に示す受信割込み処理
がCPU31において割込み実行される。
【0118】ステップ202では、受信した分割登録デ
ータを、対応する入力バッファに記憶する。次のステッ
プ204では受信した分割登録データが登録開始命令で
あるか否かを判定する。分割登録データが登録開始命令
である場合は、ステップ210へ進み、登録すべきユー
ザ定義データが残っている(又は登録中である)ことを
示すために、登録フラグ「Form_* 」をセットする。
【0119】一方、ステップ204で分割登録データが
登録開始命令でない場合は、ステップ206へ進み、分
割登録データが登録終了命令であるか否かを判定する。
そして、分割登録データが登録終了命令である場合の
み、ステップ208へ進み、登録フラグ「Form_* 」を
リセットする。
【0120】ところで、分割登録データの分割前の登録
データは、前述したように、登録開始命令、ユーザ定義
データ、及び登録終了命令が、この順に配置され構成さ
れている。よって、登録データの終りは、登録開始命令
やユーザ定義データの終りではなく、登録終了命令の終
りに対応することになる。
【0121】よって、受信された分割登録データが登録
終了命令である場合には、当該登録終了命令が登録デー
タの終りの部分に対応する可能性があるので、分割登録
データの受信待ち時間を通常の待ち時間より短い時間に
変更することができる。
【0122】そこで、分割登録データが登録終了命令で
ある場合には、ステップ208で登録フラグ「Form_*
」がリセットされることにより、後述するタイムアウ
ト監視処理で受信待ち時間が通常の受信待ち時間よりも
短く設定されることになる。詳細は後述する。
【0123】ところで、次のステップ212では、受信
したポートに対応するジョブタイマーカウンタ「Timer
_Count _* 」をリセットして、リターンする。
【0124】上記受信割込み処理は、次々と送信されて
くる分割登録データを受信する度に実行される。これに
より、受信された分割登録データが、受信したポートに
対応する入力バッファ38xに次々と記憶されることに
なる。
【0125】また、登録データとして登録開始命令が受
信された場合には登録フラグ「Form_* 」がセットされ
た状態で、登録終了命令が受信された場合には登録フラ
グ「Form_* 」がリセットされた状態で、それぞれリタ
ーンすることになる。
【0126】次に、図5に示すジョブ要求監視処理につ
いて説明する。このジョブ要求監視処理では、前記第1
実施例におけるジョブ要求監視処理と同様に、入力バッ
ファに登録データが記憶されているにもかかわらず、登
録処理(ジョブ)の開始、終了を要求しておらず当該対
象ポートのジョブも実行中でない場合に、ジョブの開始
を要求するためにジョブ開始要求フラグ「Job _Start
_Request _* 」がセットされ、さらにカウント可能フ
ラグ「Count _Enable_* 」がセットされることにな
る。
【0127】ところで、最初の分割登録データの受信直
後においては、受信割込み処理(図12参照)で当該分
割登録データが入力バッファ38xに記憶されていると
共に、ジョブ開始要求フラグ「Job _Start _Request
_* 」、ジョブ終了要求フラグ「Job _End _Request
_* 」及び実行ジョブ番号「Job _Execute _No」はリ
セットされた状態であるため、ステップ122、12
4、126で否定され、ステップ128で肯定された
後、ステップ130へ進むことになる。そして、上記ス
テップ130が実行されることにより、前述した受信割
込み処理と併せて、登録フラグ「Form_* 」、ジョブ開
始要求フラグ「Job _Start _Request _*」及びカウ
ント可能フラグ「Count _Enable_* 」がセットされ且
つジョブタイマーカウンタ「Timer _Count _* 」がリ
セットされた状態でリターンすることになる。
【0128】次に、図13に示すタイムアウト監視処理
について説明する。このタイムアウト監視処理は、図6
に示す第1実施例におけるタイムアウト監視処理と、次
に述べる点が相違するだけであり、処理はほぼ同様であ
る。即ち、図13のステップ145では、登録フラグ
「Form_* 」がリセットされているか否かを判定し、登
録フラグ「Form_* 」がリセットされている場合、即
ち、登録終了命令が受信された場合に、ステップ148
へ進み、通常の待ち時間T1よりも小さい待ち時間T2
に基づいてタイムアウトの判定処理が行われる。一方、
ステップ145で登録フラグ「Form_* 」がセットされ
ている場合、即ち、登録開始命令が受信された場合若し
くはそれ以後ユーザ定義データが受信されている場合に
は、ステップ150へ進み、通常の待ち時間T1に基づ
いてタイムアウトの判定処理が行われることになる。
【0129】次に、図14に示す登録データ展開処理を
説明する。この登録データ展開処理は、図7に示す第1
実施例における印字データ展開処理と、ステップ171
以降のみが相違するため、相違するステップ171以降
を説明する。
【0130】ステップ170で実行中の(又は実行す
る)ジョブの登録データが入力バッファ38xから取り
込まれた後、次のステップ171、177、181で
は、取り込んだ登録データの種類を判定する。
【0131】ところで、入力バッファ38xには、登録
データが、登録開始命令、ユーザ定義データ、登録終了
命令、ジョブ終了命令の順に記憶されることになる。な
お、このうちジョブ終了命令は、図13のタイムアウト
監視処理におけるタイムアウトとなった時に進むステッ
プ154で、入力バッファ38xに記憶されることにな
る。
【0132】そこで、初めに登録開始命令が取り込まれ
た場合には、ステップ177で肯定され、ステップ17
9へ進み、登録開始フラグ「Data_Store 」をセットす
る。
【0133】次にユーザ定義データが取り込まれた場合
には、ステップ171、177、181の全てで否定さ
れ、ステップ185へ進み、登録開始フラグ「Data_St
ore」をチェックする。登録開始フラグ「Data_Store
」は、上記ステップ179でセットされているので、
ステップ185で肯定され、ステップ187へ進み、当
該ユーザ定義データをユーザ定義データファイル48A
に登録(記憶)する。以後、取り込まれるユーザ定義デ
ータもユーザ定義データファイル48Aに順次登録され
ていく。
【0134】次に登録終了命令が取り込まれた場合に
は、ステップ181で肯定され、ステップ183へ進
み、登録開始フラグ「Data_Store 」をリセットする。
【0135】さらに、ジョブがタイムアウトとなり、ジ
ョブ終了命令が入力バッファ38xに記憶されるに至
り、当該ジョブ終了命令が取り込まれた場合には、ステ
ップ171で肯定され、ステップ173でページバッフ
ァ38Aに残存する印字データを強制的に出力する。そ
して、次のステップ175では、実行中のジョブが終了
したことを示すために、登録開始フラグ「Data_Store
」、実行ジョブ番号「Job _Execute _No」、ジョブ
終了要求フラグ「Job _End _Request _* 」の各々を
リセットする。
【0136】ここで、実行ジョブ番号「Job _Execute
_No」をリセットした時点で、他のポートで受信された
印字データに対するジョブ実行要求が受け付けられるこ
とになる。
【0137】即ち、図13のタイムアウト監視処理でタ
イムアウトした後、ジョブ終了命令が入力バッファ38
xに記憶される。そして、上記登録データ展開処理で、
そのジョブ終了命令が取り込まれ(ステップ170)、
実行ジョブ番号「Job _Execute _No」がリセットされ
る(ステップ175)に至る。この時点で、他のポート
で受信された印字データに対するジョブ実行要求が受け
付けられることになる。従って、迅速にタイムアウトの
判定を行うことにより、他のポートで受信された印字デ
ータに対するジョブ実行要求の受け入れをより迅速に行
うことができる。
【0138】一方、前述した図13のタイムアウト監視
処理では、登録データのうち登録終了命令が受信された
場合に、通常の待ち時間T1よりも小さい待ち時間T2
に基づいてタイムアウトの判定処理が行われることにな
る。
【0139】これにより、従来のように、如何なる場合
も通常の待ち時間T1を用いてタイムアウトを判定して
いた場合に比べ、登録データの受信処理における全体の
タイムアウト待ち時間をより短くすることができる。よ
って、タイムアウトの判定をより迅速に行うことがで
き、他のポートで受信された登録データに対するジョブ
実行要求の受け入れをより迅速に行うことができる。従
って、受信待ちの途中で対象ポート以外のポートで受信
された他のジョブが必要以上に待たされることを回避
し、印字処理装置における処理全体のスループットの低
下を回避することができる。
【0140】なお、登録データの直前などで印字データ
を受信した場合には、その受信した印字データは、登録
開始命令の前に受信したデータであるためステップ18
5で否定されるので、ステップ189においてページバ
ッファ38Aへ展開されることになる。この印字データ
は、後に受信される印字制御データにより出力される
か、又は上記ステップ173で強制的に出力されること
になり、ページバッファ38Aに残存することはない。
【0141】〔第4実施例〕次に、本発明に係る印字処
理装置の第4実施例を説明する。第4実施例における印
字処理装置の構成は、第1実施例の印字処理装置の構成
と同一であるため、その説明は省略する。
【0142】次に、本第4実施例の作用を説明する。但
し、前述した第1実施例の作用と同一の部分は同一の符
号を付し、その説明を省略する。なお、本第4実施例に
おける登録データの登録処理の全体の流れは、第3実施
例における登録処理の全体の流れ(図11参照)と同様
であり、ジョブ要求監視処理についても、第1実施例に
おける処理(図5参照)と同様であり、さらに受信割込
み処理については、第2実施例における処理(図8参
照)と同様であるので、これらの処理についての説明を
省略する。
【0143】まず、図15に示す登録データ展開処理を
説明する。この登録データ展開処理は、図14に示す第
3実施例における登録データ展開処理に対し、ステップ
171以降の処理が追加・変更されているため、その部
分を説明する。
【0144】ステップ170で取り込まれたデータがジ
ョブ終了命令である場合は、ステップ173でページバ
ッファのデータを出力した後、ステップ174では、実
行中のジョブが終了したことを示すために、登録開始フ
ラグ「Data_Store 」、実行ジョブ番号「Job _Execut
e _No」、ジョブ終了要求フラグ「Job _End _Reques
t _* 」の各々をリセットすると共に、登録フラグ「Fo
rm_* 」もリセットする。
【0145】また、ステップ170で取り込まれたデー
タが登録開始命令である場合は、ステップ191で登録
開始フラグ「Data_Store 」のセットに加え、登録フラ
グ「Form_* 」のセットも行う。
【0146】また、ステップ170で取り込まれたデー
タが登録終了命令である場合は、ステップ193で登録
開始フラグ「Data_Store 」のリセットに加え、登録フ
ラグ「Form_* 」のリセットも行う。
【0147】このように本第4実施例では、図15の登
録データ展開処理で、登録開始命令を取り込んだ時に、
登録フラグ「Form_* 」はセットされ(ステップ19
1)、その後ジョブ終了命令又は登録終了命令を取り込
んだ時にリセットされる(ステップ174、193)ま
で、該登録フラグ「Form_* 」はセットされた状態とな
る。即ち、登録フラグ「Form_* 」は、登録データの登
録中のみセットされた状態であり、登録中であることを
示している。
【0148】次に、タイムアウト監視処理について図1
6を用いて説明する。なお、ステップ142、144は
前述した第1実施例でのタイムアウト監視処理(図6参
照)と同様であるので、説明を省略する。
【0149】ステップ144でジョブタイマーカウンタ
「Timer _Count _* 」を増分「1」でインクリメント
した後、ステップ145で実行ジョブ番号「Job _Exec
ute_No」が対象ポート番号にセットされているか否か
を判定する。
【0150】ここで、実行ジョブ番号「Job _Execute
_No」が対象ポート番号にセットされている場合は、ス
テップ147へ進み、登録フラグ「Form_* 」がリセッ
トされている(「0」である)か否かを判定する。
【0151】登録フラグ「Form_* 」がリセットされて
いる場合、即ちジョブ終了命令又は登録終了命令を取り
込んだ場合には、登録データの登録処理の終了時又は区
切りの時であると想定しうるので、受信待ち時間を通常
の待ち時間よりも短く設定することができる。そこで、
ステップ148へ進み、通常の待ち時間T1よりも小さ
く設定された待ち時間T2を用いて、ジョブタイマーカ
ウンタ「Timer _Count _* 」が待ち時間T2を超過し
たか否かを判定する。
【0152】一方、登録フラグ「Form_* 」がセットさ
れている、即ち登録データの登録中である場合には、受
信待ち時間として通常の待ち時間を設定すべきであるた
め、ステップ150へ進み、通常の待ち時間T1を用い
て、ジョブタイマーカウンタ「Timer _Count _* 」が
待ち時間T1を超過したか否かを判定する。
【0153】ステップ148でジョブタイマーカウンタ
「Timer _Count _* 」が待ち時間T2を超過していな
い場合、又はステップ150でジョブタイマーカウンタ
「Timer _Count _* 」が待ち時間T1を超過していな
い場合は、未だ受信タイムアウトではないので、リター
ンする。
【0154】一方、ステップ148でジョブタイマーカ
ウンタ「Timer _Count _* 」が待ち時間T2を超過し
ている場合は、後述するステップ154へ進む。また、
ステップ150でジョブタイマーカウンタ「Timer _Co
unt _* 」が待ち時間T1を超過している場合は、ステ
ップ151で登録フラグ「Form_* 」をリセットした
後、ステップ154へ進む。
【0155】ステップ154では、対象ポートに対する
登録データの登録処理を終了させるために、該対象ポー
トに対応する入力バッファ38xにジョブ終了命令を記
憶すると共に、ジョブ終了要求フラグ「Job _End _Re
quest _* 」をセットする。また、ステップ154で
は、次の登録データの登録処理にそなえるべく、カウン
ト可能フラグ「Count _Enable_* 」をリセットする。
【0156】ところで、上記ステップ145で、実行ジ
ョブ番号「Job _Execute _No」が対象ポート番号にセ
ットされていない場合、即ち他のポート番号にセットさ
れている場合は、ステップ156へ進み、通常の待ち時
間T1を用いて、ジョブタイマーカウンタ「Timer _Co
unt _* 」が待ち時間T1を超過したか否かを判定す
る。
【0157】このステップ156でジョブタイマーカウ
ンタ「Timer _Count _* 」が待ち時間T1を超過して
いない場合は、未だ受信タイムアウトではないので、リ
ターンし、一方、ジョブタイマーカウンタ「Timer _Co
unt _* 」が待ち時間T1を超過した場合は、ステップ
158へ進み、上記ステップ154と同様に、対象ポー
トに対応する入力バッファ38xにジョブ終了命令を記
憶すると共に、ジョブ終了要求フラグ「Job _End _Re
quest _* 」のセット及びカウント可能フラグ「Count
_Enable_* 」のリセットを行う。
【0158】以上のように、本第4実施例では、登録フ
ラグ「Form_* 」がセットされている、即ち登録データ
の登録中である場合には、受信待ち時間として通常の待
ち時間を設定するものの、ジョブ終了命令又は登録終了
命令を入力バッファ38xから取り込んだ場合(登録フ
ラグ「Form_* 」がリセットの場合)には、登録データ
の登録処理の終了時又は区切りの時であると想定しうる
ので、受信待ち時間を通常の待ち時間よりも短く設定す
る。
【0159】これにより、従来のように、如何なる場合
も通常の待ち時間T1を用いてタイムアウトを判定して
いた場合に比べ、登録データの受信処理における全体の
タイムアウト待ち時間をより短くすることができる。よ
って、タイムアウトの判定をより迅速に行うことがで
き、他のポートで受信された登録データに対するジョブ
実行要求の受け入れをより迅速に行うことができる。従
って、受信待ちの途中で対象ポート以外のポートで受信
された他のジョブが必要以上に待たされることを回避
し、印字処理装置における処理全体のスループットの低
下を回避することができる。
【0160】なお、前述した第3実施例では登録制御デ
ータが受信された場合に、上記第4実施例では登録デー
タの登録が終了した場合に、それぞれタイムアウト監視
処理における待ち時間を、通常の待ち時間T1より小さ
い待ち時間T2に設定する例を示した。そこで、上述し
た2つの条件を結合し、登録制御データが受信された場
合又は登録データの登録が終了した場合の何れかの場合
に、タイムアウト監視処理における待ち時間を、通常の
待ち時間T1より小さい待ち時間T2に設定するように
しても良い。
【0161】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、印字制御
命令が受信された場合に、待ち時間T1を該待ち時間T
1より短い時間T2に設定することにより、印字データ
に対するジョブにおける合計の待ち時間をより短くする
ことができる。これにより、情報処理装置からの新たな
印字データに対するジョブがより早く実行開始されるこ
とになるので、新たな印字データに対するジョブが必要
以上に実行待ちとなることを回避し、印字処理装置にお
ける処理全体のスループットの低下を回避することがで
きる、という効果が得られる。
【0162】また、請求項2記載の発明によれば、描画
指示データの出力が完了した場合に、待ち時間T1を該
待ち時間T1より短い時間T2に設定することにより、
印字データに対するジョブにおける合計の待ち時間をよ
り短くすることができる。これにより、情報処理装置か
らの新たな印字データに対するジョブがより早く実行開
始されることになるので、新たな印字データに対するジ
ョブが必要以上に実行待ちとなることを回避し、印字処
理装置における処理全体のスループットの低下を回避す
ることができる、という効果が得られる。
【0163】また、請求項3記載の発明によれば、登録
終了コマンドが受信された場合に、待ち時間T1を該待
ち時間T1より短い時間T2に設定することにより、登
録データに対するジョブにおける合計の待ち時間をより
短くすることができる。これにより、情報処理装置から
の新たな登録データに対するジョブがより早く実行開始
されることになるので、新たな登録データに対するジョ
ブが必要以上に実行待ちとなることを回避し、印字処理
装置における処理全体のスループットの低下を回避する
ことができる、という効果が得られる。
【0164】また、請求項4記載の発明によれば、ユー
ザ定義データの登録が完了した場合に、待ち時間T1を
該待ち時間T1より短い時間T2に設定することによ
り、登録データに対するジョブにおける合計の待ち時間
をより短くすることができる。これにより、情報処理装
置からの新たな登録データに対するジョブがより早く実
行開始されることになるので、新たな登録データに対す
るジョブが必要以上に実行待ちとなることを回避し、印
字処理装置における処理全体のスループットの低下を回
避することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1乃至第4実施例の印字処理装置の概略構成
図である。
【図2】第1乃至第4実施例の印字制御部の回路構成を
示すブロック図である。
【図3】第1及び第2実施例における印字データの印字
処理の全体の流れを示す図である。
【図4】第1実施例における受信割込み処理の制御ルー
チンを示す流図である。
【図5】第1乃至第4実施例におけるジョブ要求監視処
理の制御ルーチンを示す流図である。
【図6】第1実施例におけるタイムアウト監視処理の制
御ルーチンを示す流図である。
【図7】第1実施例における印字データ展開処理の主ル
ーチンを示す流図である。
【図8】第2及び第4実施例における受信割込み処理の
制御ルーチンを示す流図である。
【図9】第2実施例における印字データ展開処理の主ル
ーチンを示す流図である。
【図10】第2実施例におけるタイムアウト監視処理の
制御ルーチンを示す流図である。
【図11】第3及び第4実施例における登録データの登
録処理の全体の流れを示す図である。
【図12】第3実施例における受信割込み処理の制御ル
ーチンを示す流図である。
【図13】第3実施例におけるタイムアウト監視処理の
制御ルーチンを示す流図である。
【図14】第3実施例における登録データ展開処理の主
ルーチンを示す流図である。
【図15】第4実施例における登録データ展開処理の主
ルーチンを示す流図である。
【図16】第4実施例におけるタイムアウト監視処理の
制御ルーチンを示す流図である。
【符号の説明】
11 印字処理装置 13 印字制御部 31 CPU 38 RAM 38A ページバッファ 38B、38C、38D 入力バッファ 48 ハードディスク 48A ユーザ定義データファイル 50、52 ホストコンピュータ(情報処理装置)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも文字、イメージ、グラフィッ
    クスのうちの1つを含む描画指示データと、該描画指示
    データに続いて配置され前記描画指示データの出力を制
    御するための印字制御命令と、を含む印字データを、分
    割して複数の情報処理装置の各々から受信可能であり、
    一の情報処理装置から送信された印字データに対するジ
    ョブを実行するにあたり、各受信時点から所定の待ち時
    間T1が経過するまでの間に次の印字データが受信され
    なかった場合に、該一の情報処理装置からの印字データ
    に対するジョブの実行を終了し、前記情報処理装置から
    の新たな印字データに対するジョブを実行する印字処理
    装置であって、 受信された印字データが前記印字制御命令を含むか否か
    を判断する第1の判断手段と、 前記第1の判断手段により該印字データが前記印字制御
    命令を含むと判断された場合に、前記待ち時間T1を該
    待ち時間T1より短い時間T2に設定する第1の設定手
    段と、 を有する印字処理装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも文字、イメージ、グラフィッ
    クスのうちの1つを含む描画指示データを含む印字デー
    タを、分割して複数の情報処理装置の各々から受信可能
    であり、一の情報処理装置から送信された印字データに
    対するジョブを実行するにあたり、各受信時点から所定
    の待ち時間T1が経過するまでの間に次の印字データが
    受信されなかった場合に、該一の情報処理装置からの印
    字データに対するジョブの実行を終了し、前記情報処理
    装置からの新たな印字データに対するジョブを実行する
    印字処理装置であって、 前記描画指示データが受信された場合に、該描画指示デ
    ータを記憶する描画指示データ記憶手段と、 前記描画指示データ記憶手段により記憶された描画指示
    データを所定のタイミングで出力するデータ出力手段
    と、 前記データ出力手段による描画指示データの出力が完了
    したか否かを判断する第2の判断手段と、 前記第2の判断手段により描画指示データの出力が完了
    したと判断された場合に、前記待ち時間T1を該待ち時
    間T1より短い時間T2に設定する第2の設定手段と、 を有する印字処理装置。
  3. 【請求項3】 少なくともフォームデータ、ロゴデー
    タ、パターンデータ、マクロデータ、外字データのうち
    の1つを含むユーザ定義データと、該ユーザ定義データ
    の登録開始を指示する登録開始コマンドと、該ユーザ定
    義データに続いて配置され該ユーザ定義データの登録終
    了を指示する登録終了コマンドと、を含む登録データ
    を、分割して複数の情報処理装置の各々から受信可能で
    あり、一の情報処理装置から送信された登録データに対
    するジョブを実行するにあたり、各受信時点から所定の
    待ち時間T1が経過するまでの間に次の登録データが受
    信されなかった場合に、該一の情報処理装置からの登録
    データに対するジョブの実行を終了し、前記情報処理装
    置からの新たな登録データに対するジョブを実行する印
    字処理装置であって、 受信された登録データが前記登録終了コマンドを含むか
    否かを判断する第3の判断手段と、 前記第3の判断手段により該登録データが前記登録終了
    コマンドを含むと判断された場合に、前記待ち時間T1
    を該待ち時間T1より短い時間T2に設定する第3の設
    定手段と、 を有する印字処理装置。
  4. 【請求項4】 少なくともフォームデータ、ロゴデー
    タ、パターンデータ、マクロデータ、外字データのうち
    の1つを含むユーザ定義データと、該ユーザ定義データ
    の登録開始を指示する登録開始コマンドと、該ユーザ定
    義データに続いて配置され該ユーザ定義データの登録終
    了を指示する登録終了コマンドと、を含む登録データ
    を、分割して複数の情報処理装置の各々から受信可能で
    あり、一の情報処理装置から送信された登録データに対
    するジョブを実行するにあたり、各受信時点から所定の
    待ち時間T1が経過するまでの間に次の登録データが受
    信されなかった場合に、該一の情報処理装置からの登録
    データに対するジョブの実行を終了し、前記情報処理装
    置からの新たな登録データに対するジョブを実行する印
    字処理装置であって、 前記ユーザ定義データが受信された場合に、該ユーザ定
    義データを記憶するユーザ定義データ記憶手段と、 前記登録開始コマンドが受信された場合に、前記ユーザ
    定義データ記憶手段により記憶されたユーザ定義データ
    の登録を開始し、前記登録終了コマンドが受信されるま
    で、前記ユーザ定義データの登録を行うデータ登録手段
    と、 前記データ登録手段によるユーザ定義データの登録が完
    了したか否かを判断する第4の判断手段と、 前記第4の判断手段によりユーザ定義データの登録が完
    了したと判断された場合に、前記待ち時間T1を該待ち
    時間T1より短い時間T2に設定する第4の設定手段
    と、 を有する印字処理装置。
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