JPH07160205A - 電子放出素子及びその製造方法 - Google Patents

電子放出素子及びその製造方法

Info

Publication number
JPH07160205A
JPH07160205A JP34078993A JP34078993A JPH07160205A JP H07160205 A JPH07160205 A JP H07160205A JP 34078993 A JP34078993 A JP 34078993A JP 34078993 A JP34078993 A JP 34078993A JP H07160205 A JPH07160205 A JP H07160205A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
emitter
electron
gate electrode
underlayer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34078993A
Other languages
English (en)
Inventor
Shusuke Gamo
秀典 蒲生
Toshiro Nagase
俊郎 長瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP34078993A priority Critical patent/JPH07160205A/ja
Publication of JPH07160205A publication Critical patent/JPH07160205A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子放出素子のディスク型エミッタを従来の
加工手法を使用して、電界が集中しやすい構造とする。 【構成】 絶縁性基板1、エミッタ配線層2、絶縁層4
及びゲート電極層5が順次積層され、ゲート電極層4と
絶縁層5とにエミッタ配線層2に達する開孔部が設けら
れ、その開孔部内のエミッタ配線層2上にエミッタ層3
が、絶縁層4及びゲート電極層5に接触しないように積
層された電界放射型の電子放出素子において、エミッタ
層3の膜厚方向の断面形状を逆テーパー形状とする。こ
の場合、エミッタ配線層2とエミッタ層3との間に、エ
ミッタ層3表面に比べサイドエッチ量の多いエミッタ下
地層6を設けることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強電界によって電子を
放出する電界放射型の電子放出素子に関する。より詳し
くは、平面ディスプレイを構成するにアレイ状のFEA
(FieldEmitter Array)に好ましく
適用できる電子放出素子に関する。また、本発明はその
ような電子放出素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速応答性と高解像度とを有する
平面型ディスプレイが強く求められいるが、そのための
有力なディスプレイ構造として、高真空の平板セル中
に、微小な電子放出素子をアレイ状に配したものが有望
視されている。
【0003】このような微小な電子放出素子としては、
いわゆる電界放射現象を利用したものが知られている。
即ち、電界放射型の電子放出素子は、物質に印加する電
界の強度を上げると、その強度に応じて物質表面のエネ
ルギー障壁の幅が次第に狭まり、電界強度が10V/
cm以上の強電界となると、物質中の電子がトンネル効
果によりそのエネルギー障壁を突破できるようになり、
そのため物質から電子が放出されるという現象を利用す
るものである。
【0004】このような電界放射型の電子放出素子とし
て一般的なものは、図7に示すように、先端が尖ったコ
ーン型の電子放出素子であり、これは、絶縁性基板7
1、後述するエミッタ76に電圧を印加するためのエミ
ッタ配線層72、絶縁層73及びエミッタ76に強電界
を集中させるためのゲート電極層74が順次積層され、
ゲート電極層74と絶縁層73とにはエミッタ配線層7
2に達する開孔部75が設けられ、その開孔部75内の
エミッタ配線層72上にエミッタ76が、絶縁層73及
びゲート電極層74に接触しないように積層されている
構造を有する。この場合、エミッタ76の先端に強電界
を集中させ、先端から電子を放出させやすくするため
に、エミッタ76の先端は数百nm以下の曲率半径の針
状に加工されている。
【0005】ところが、このようなコーン型の電子放出
素子を、大面積の平面型ディスプレイに使用するFEA
に応用しようとした場合には、広い面積のFEA上でエ
ミッタの先端の加工を均一に行うことが非常に困難であ
るという問題があった。
【0006】このため、図8に示すように、エミッタ7
6をコーン型とせずに、均一加工性の良好なディスク型
とすることが提案されている。このディスク型の電子放
出素子においては、ディスク状のエミッタ76のエッジ
部に電界が集中し、そこから電子が放出される。この場
合、エミッタ76とエミッタ配線層72との間にはエミ
ッタ下地層77を形成しておくことが一般的に行なわれ
ている。そして、このようなエミッタ下地層77は、デ
ィスク状のエミッタ76のエッジ部に電界が集中しやす
くなるように、エミッタ76の径よりも小さい径とする
ことが好ましいとされ、そのためにエミッタ下地層77
は、通常、エミッタ76よりもエッチングされやすい材
料から形成されている。
【0007】しかしながら、ディスク型の電子放出素子
は、コーン型のもの比べ広い面積での均一加工性が向上
するものの、電界の集中度はコーン型の電子放出素子に
比べ大きくないために、より高い電圧の印加が必要とな
り、電子放出特性が十分ではないという問題があった。
【0008】このため、ディスク状のエミッタの上面に
電界が集中しやすい特異点を付与するために、図9
(a)〜(d)のエミッタ平面図に示すように、ディス
ク状のエミッタを更に加工して尖ったエッジ部を形成す
ることが提案されている。例えば、図9(a)に示す形
状のエミッタを有する電子放出素子は図10に示す工程
に従って製造できる。
【0009】まず、ガラスなどの絶縁性基板101にC
rなどの金属膜を形成し、これをフォトリソグラフ法な
どによりパターニングして、エミッタに電圧を印加する
ためのエミッタ配線層102を形成する(図10
(a))。
【0010】次に、Alなどからなるエミッタ下地層1
03を形成する。エミッタ下地層103は常に必要なも
のではないが、後述するエミッタ層からの電子放出特性
を向上させるために、エミッタ表面よりその下部がサイ
ドエッチされた状態に形成することが好ましい。そのた
め、一般的にはエミッタよりサイドエッチされやすい材
質のエミッタ下地層103をエミッタの下層に形成す
る。
【0011】更に、エミッタ下地層103上に、連続的
に、Crなどからなるエミッタ層104及びレジスト層
105を順次形成する(図10(b))。そして、この
レジスト層105をディスク状にパターニングする(図
10(c))。
【0012】次に、パターニングされたレジスト層10
5をマスクとして、エミッタ層104とエミッタ下地層
103とを、エミッタ配線層102が露出するまでエッ
チングする(図10(d))。
【0013】次に、リフトオフ法を利用してゲート電極
を形成するが、この場合、レジスト層105をリフトオ
フ層として機能させ、以下に示すようにゲート電極を形
成する。
【0014】まず、絶縁性基板101の垂直方向から、
異方性蒸着法、例えば反応性電子ビーム(REB)蒸着
法などを利用してSiOなどからなる絶縁層106を
絶縁性基板101の全面上に形成し、更に連続的にCr
などからなるゲート電極層107を形成する(図10
(e))。
【0015】次に、レジスト層105に弱アルカリ性剥
離液(例えばマイクロポジット1112A、シプレー社
製)を作用させることにより除去し、レジスト層105
をエミッタ層104から剥離させ、レジスト層105と
その上に形成された絶縁層106aとゲート電極層10
7aとをリフトオフして除去し、ディスク状のエミッタ
層104を露出させるとともにゲート電極パターンを形
成する(図10(f))。
【0016】次に、エミッタ層104を図9(a)に示
す形状に以下に示すように加工する。
【0017】まず、少なくともエミッタ層104上に、
ポジ型レジストなどからなるレジスト層108を形成す
る(図10(g))。そして、このレジスト層108を
フォトリソグラフ法により十文字状にパターニングする
(図10(h))。
【0018】次に、パターニングされたレジスト層10
8をマスクとして、エミッタ層104とエミッタ下地層
103とを、エミッタ配線層102に達するまでエッチ
ングすることによりパターニングする(図10
(i))。
【0019】最後に、レジスト層108に弱アルカリ性
剥離液(例えばマイクロポジット1112A、シプレー
社製)などを作用させてレジスト層108を除去するこ
とにより図10(j)に示す電子放出素子を得る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示したように電子放出素子を製造する場合には、エミ
ッタ層104を一度ディスク型に作製した後に、エミッ
タ層104にエッジ部を形成するために再加工を行うた
めにレジスト層108を形成するが、このときレジスト
層108はエミッタ層104やゲート電極層107など
の凹凸面上に形成されることになる。従って、レジスト
層108を均一な厚さ塗工することは非常に困難とな
り、エミッタの加工精度が低下し、また、エミッタ層1
04と絶縁層106との間隙B(図10(g))にレジ
スト層108が入り込み、結果的に、エミッタ層にエッ
ジ部を形成したにもかかわらず電子放出素子自体の電子
放出特性が低下するという問題もあった。
【0021】また、エミッタ層104の絶縁性基板10
1からの距離t1がゲート電極層107の絶縁性基板1
01からの距離t2に比べ小さい場合の方が、電子放出
素子の電気特性が良好となるため、図10(i)に示す
ように、エミッタ層104は、凹部となるように形成す
る。そのため、エミッタ層の再加工の工程においてフォ
トリソグラフ法を適用する場合に、プロキシミティ露光
状態となり、この点からもエミッタ層104の加工精度
が低下し、エミッタ層にエッジ部を形成したにもかかわ
らず電子放出素子自体の電子放出特性が低下するという
問題もあった。
【0022】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解決しようとするものであり、電子放出素子のディスク
型エミッタを、従来の加工手法を使用して電界が集中し
やすい構造とし、電子放出素子の電子放出特性を改善す
ることを目的をする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、エミッタ
層の上面に電界を集中させるために、エミッタ層をその
膜厚方向に逆テーパー形状とすることにより上述の目的
が達成できることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0024】即ち、本発明は、絶縁性基板、エミッタ配
線層、絶縁層及びゲート電極層が順次積層され、該ゲー
ト電極層と絶縁層とにはエミッタ配線層に達する開孔部
が設けられ、その開孔部内のエミッタ配線層上にエミッ
タ層が、絶縁層及びゲート電極層に接触しないように積
層された電界放射型の電子放出素子において、エミッタ
層の膜厚方向の断面形状が逆テーパー形状となっている
ことを特徴とする電子放出素子を提供する。この場合、
エミッタ層配線層とエミッタ層との間にエミッタ下地層
が更に設けられ、そのエミッタ下地層がエミッタ層表面
に比べサイドエッチングされている電子放出素子を好ま
しく提供する。
【0025】また、本発明は上述の電子放出素子の製造
方法であって: (a)絶縁性基板上にエミッタ配線層を形成する工程; (b)エミッタ配線層上に、エミッタ層、レジスト層を
順次積層する工程; (c)レジスト層をパターニングする工程; (d)パターニングされたレジスト層をマスクとしてエ
ミッタ層を、その膜厚方向の断面形状が逆テーパー形状
となるようにエッチングする工程; (e)絶縁性基板の全面上に絶縁層及びゲート電極層と
を順次形成する工程; (f)レジスト層とその上の絶縁層とゲート電極層とを
エミッタ層からリフトオフさせることによりエミッタ層
を露出させる工程を含んでなることを特徴とする製造方
法を提供する。
【0026】この場合、工程(b)において、エミッタ
配線層とエミッタ層との間に更にエミッタ下地層を設
け、そして工程(d)において、エミッタ層をその膜厚
方向に断面形状が逆テーパーとなるようにエッチング
し、次いでエミッタ下地層を等方性又は異方性エッチン
グすることもできる。
【0027】また、本発明は、エミッタ下地層が設けら
れている電子放出素子の製造方法として、上述の工程
(d)に代えて、 (d−a)パターニングされたレジスト層をマスクとし
てエミッタ層を異方性エッチングし、次いでエミッタ下
地層をエミッタ配線層が露出するまで等方性又は異方性
エッチングする工程;及び (d−b)異方性エッチングされたエミッタ層を、その
断面形状が逆テーパー形状となるようにエッチングする
工程を行ってもよく、又はこれら工程(d−a)及び
(d−b)に代えて、 (d−x)パターニングされたレジスト層をマスクとし
てエミッタ層を異方性エッチングし、次いでエミッタ下
地層を、エミッタ配線層に達する前まで、等方性又は異
方性エッチングする工程; (d−y)異方性エッチングされたエミッタ層を、その
膜厚方向の断面形状が逆テーパー形状となるようにエッ
チングする工程;及び (d−z)エミッタ下地層をエミッタ配線層が露出する
まで等方性又は異方性エッチングする工程を行ってもよ
い。
【0028】以下、本発明を図面に従って詳細に説明す
る。
【0029】まず、本発明の電子放出素子の断面図を図
1に示す。同図に示されるように、この電子放出素子
は、従来のディスク型の電子放出素子と同様に、絶縁性
基板1、エミッタ配線層2、絶縁層4及びゲート電極層
5が順次積層され、ゲート電極層4と絶縁層5とにはエ
ミッタ配線層2に達する開孔部Aが設けられ、その開孔
部a内のエミッタ配線層2上にエミッタ層3が、絶縁層
4及びゲート電極層5に接触しないように積層された構
造を有する。しかし、この電子放出素子は従来の電子放
出素子を異なり、エミッタ層3の膜厚方向の断面形状が
逆テーパー形状となっている。従って、エミッタ層3の
上面の円周縁3aが絶縁性基板1に略平行な方向に尖
り、その部分に電界が集中しやすくなるので、電子放出
素子の電子放出効率が向上する。これにより電気特性、
再現性、安定性優れた電子放出素子となる。
【0030】本発明において、絶縁性基板1は電子放出
素子の支持体として機能している。このような絶縁性基
板1としては、厚みが1〜5mm程度のガラス基板、セ
ラミック基板などを使用することができる。
【0031】エミッタ配線層2は、エミッタ層3に電圧
を印加するための配線である。エミッタ配線層2の材料
としては、絶縁性基板1と密着がよく、導電性の良好な
ものを使用する。このような材料としては、Cr、T
a、Al、Cuなどを好ましく例示することができる。
なお、エミッタ配線層2の厚みは0.1〜0.2μm程
度が好ましい。
【0032】エミッタ層3はその表面から電子を直接的
に放出する部材として機能している。このようなエミッ
タ層3の材料としては、仕事関数が小さく電子放出特性
が良好で、強電圧耐性があり、高い融点を有するものを
使用する。このような材料としては、Cr、W、Mo、
Ta、Nbなどを好ましく例示することができる。な
お、その厚みは、必要に応じて適宜決定することができ
る。
【0033】絶縁層4としては、SiO、Al
などの無機絶縁性化合物を使用することが好ましい。そ
の層厚はエミッタ層のサイズや形状などにより異なる
が、約0.5〜2μmが好ましい。
【0034】ゲート電極層5は、エミッタ層3に強電界
を集中させるための電極である。ゲート電極層5の材料
としては、高融点金属を使用する。このような材料とし
ては、Cr、W、Mo、Ta、Nbなど好ましく例示す
ることができる。ゲート電極層8の厚みは、約0.1〜
0.2μmとすることが好ましい。
【0035】図2は、エミッタ層配線層2とエミッタ層
3との間に、エミッタ層3の径よりも小さい径を有する
エミッタ下地層6が形成されている本発明の電子放出素
子の別の態様の断面図である。エミッタ下地層6を設け
る理由は、エミッタ層3からの電子放出特性を更に向上
させるためには、エミッタ層3の表面よりその下部がサ
イドエッチされた状態が好ましいからである。このよう
な構成とすることにより、ディスク状のエミッタ層3の
円周縁にいっそう電界を集中しやすくすることができ
る。
【0036】従って、エミッタ下地層6の材料として
は、エミッタ層3の材質よりサイドエッチされやすい材
質を使用することが好ましい。例えば、エミッタ層3が
Wからなる場合には、エミッタ下地層6はCrから形成
し、また、エミッタ層3がCrからなる場合には、エミ
ッタ下地層6をAlから形成することが好ましい。
【0037】なお、図2の態様の場合、エミッタ層3及
びゲート電極層5のそれぞれは、図1において説明した
通りであるが、特に両層をCrから形成することが好ま
しい。
【0038】図1及び図2においては、エミッタ層3が
ディスク状となっている例を示したが、図9(a)〜
(d)に示すような形状とすることにより、エミッタ層
3の表面によりいっそう電界が集中させることができ
る。
【0039】次に、本発明の電子放出素子の製造方法を
以下に説明する。
【0040】図3は、エミッタ下地層を持たない、図1
に示した本発明の電子放出素子の製造工程図(工程(3
a)〜(3f))である。図3に示した工程図の方法に
おいては、以下に説明するように、エミッタ層3のエッ
チング工程(3d)が特徴的であり、他の工程は従来例
と同様に行うことができる。
【0041】工程(3a) まず、絶縁性基板1にスパッタ法や真空蒸着法などによ
り導電性膜を形成し、これをフォトリソグラフ法や、反
応性イオンエッチング法(RIE法)などによりパター
ニングしてエミッタ配線層2を形成する(図3
(a))。
【0042】工程(3b) 次に、エミッタ配線層2上に、エミッタ層3及びレジス
ト層7を順次積層する(図3(b))。
【0043】レジスト層7はエミッタ層3をディスク
型、あるいは図9に示すような形状にエッチングする際
に使用するエッチングマスクにパターニングされる層で
ある。
【0044】このようなレジスト層7としては、高い解
像度を有するいわゆるポジ型あるいはネガ型のフォトレ
ジストを使用することでき、0.3〜0.8μm程度の
厚みが好ましい。
【0045】工程(3c) 次に、レジスト層7を、エミッタ層3を所望の形状にエ
ッチングする際に利用するエッチングマスクにパターニ
ングする(図3(c))。
【0046】なお、レジスト層7のパターニングは、通
常のフォトリソグラフ法により行うことができる。
【0047】工程(3d) 次に、パターニングされたレジスト層7をマスクとして
エミッタ層3を、その膜厚方向の断面形状が逆テーパー
形状となるようにエッチングする。このエッチングはエ
ミッタ配線層2が露出するまで行う(図3(d))。
【0048】エミッタ層3の膜厚方向の断面形状を逆テ
ーパー形状とする方法としては、等方性の程度の高いエ
ッチング方法を使用することが好ましい。例えば、エミ
ッタ層3がCrから形成されている場合には、CHCl
などのCl系ガスと酸素ガスとを用いる反応性イオン
エッチング法を適用することが好ましい。この場合、ガ
ス総流量に対するCl系ガス流量を15〜35モル%と
し且つガス圧を40Pa〜100Paとする。あるい
は、硝酸セリウムアンモニウム系のエッチャントを使用
するウェットエッチング法を適用することもできる。
【0049】工程(3e) 次に、絶縁性基板1の全面に、絶縁層4及びゲート電極
層5とを、順次形成する(図3(e))。絶縁層4及び
ゲート電極層5の形成は、絶縁材料及びゲート電極層材
料を絶縁性基板1の垂直方向から異方性蒸着法、例え
ば、反応性EB蒸着法により順次蒸着させることにより
行うことができる。異方性蒸着法によれば、図3(e)
に示すように、エミッタ層3と接触することなくその周
囲に絶縁層4及びゲート電極層5とを形成することがで
きる。
【0050】工程(3f) 次に、エミッタ層3上のレジスト層7をリフトオフ層と
して、その上の絶縁層4aとゲート電極層5a(図3
(e))とをエミッタ層3からリフトオフさせて除去す
ることにより本発明の電子放出素子を得る(図3
(f))。
【0051】リフトオフの具体的手法としては、レジス
ト層6の材質などにより異なるが、ドライエッチング処
理、ウェットエッチング処理、アッシング処理、溶剤に
よる溶解処理などの手法を例示することができる。
【0052】次に、エミッタ下地層が存在する場合の本
発明の電子放出素子の製造方法を、図4、図5及び図6
に従って説明する。これらの図に示した方法において
も、エミッタ層及びエミッタ下地層のエッチング工程が
本発明に特徴的な者となっている。
【0053】まず、図4(工程(4a)〜(4f))に
ついて説明する。この態様は、エミッタ層を逆テーパー
形状とした後に、エミッタ下地層をエッチングする例で
ある。
【0054】工程(4a) まず、図3の工程(3a)と同様に、絶縁性基板1にス
パッタ法や真空蒸着法などにより導電性膜を形成し、こ
れをフォトリソグラフ法や、反応性イオンエッチング法
(RIE法)などによりパターニングしてエミッタ配線
層2を形成する(図4(a))。
【0055】工程(4b) 次に、エミッタ配線層2上に、エミッタ下地層6、エミ
ッタ層3及びレジスト層7を順次積層する(図4
(b))。
【0056】工程(4c) 次に、図3の工程(3c)と同様に、レジスト層7を、
エミッタ層3を所望の形状にエッチングする際に利用す
るエッチングマスクにパターニングする(図4
(c))。
【0057】工程(4d) 次に、パターニングされたレジスト層7をマスクとして
エミッタ層3を、その膜厚方向の断面形状が逆テーパー
形状となるようにエッチングし、更に、エミッタ下地層
6をエミッタ配線層2が露出するまでエッチングする
(図4(d))。
【0058】この場合、エミッタ層3のエッチングは前
述の図3に示した工程(3d)と同様に行うことができ
る。
【0059】また、エミッタ下地層6が、エミッタ層3
に比べてサイドエッチ量が多くなるようにする。例え
ば、エミッタ下地層6がAlから形成されている場合、
CHClなどのCl系ガスを用い、サイドエッチ量が
多くなるようなガス圧、例えば約40Paで反応性イオ
ンエッチングしたり、リン酸、硝酸あるいは酢酸系のエ
ッチャントを使用してウェットエッチングすることによ
りエミッタ下地層6を所望の形状にエッチングすること
ができる。これにより、エミッタ層3の径よりもエミッ
タ下地層6の径を小さくすることができ、エミッタ層3
からの電子放出効率を向上させることができる。
【0060】工程(4e) 次に、図3の工程(3e)と同様に、絶縁性基板1の全
面に、絶縁層4及びゲート電極層5とを順次積層する
(図4(e))。
【0061】工程(4f) 次に、エミッタ層3上のレジスト層7をリフトオフ層と
して、その上の絶縁層4aとゲート電極層5a(図4
(e))とをエミッタ層3からリフトオフさせて除去す
ることにより本発明の電子放出素子を得る(図4
(f))。
【0062】次に、図5の工程(5a)〜(5f)につ
いて説明する。この態様は、エミッタ層を逆テーパー形
状にすることなくエッチングし、次いでエミッタ下地層
6もエッチングし、その後に、エミッタ層3を逆テーパ
ー形状とする例である。
【0063】なお、工程(5a)〜(5c)は図4に示
した工程(4a)〜(4c)と同様に行う。但し、後述
するエミッタ層3のエッチング工程(5−d)におい
て、エミッタ配線層2がエッチングされないように、エ
ミッタ層3をエミッタ配線層2の材質と異なるもので形
成することが好ましい。
【0064】工程(5d−a) 工程(5c)でパターニングされたレジスト層7をマス
クとしてエミッタ層3を異方性エッチングし、次いでエ
ミッタ下地層6をエミッタ配線層2が露出するまでエッ
チングする。このときエミッタ下地層6がエミッタ層3
に比べサイドエッチ量が多くなるような条件でエッチン
グすることが好ましい(図5(d−a))。
【0065】工程(5d−b) 異方性エッチングされたエミッタ層3を、その断面形状
が逆テーパー形状となるようにエッチングする(図5
(d−b))。このエミッタ層3のエッチングにおい
て、エミッタ配線層2がエッチングされないように、エ
ミッタ層3をエミッタ配線層2の材質と異なるもので形
成することが好ましいことは前述の通りであるが、更に
エミッタ配線層2が実質的にエッチングされないエッチ
ング方法を採用することが特に好ましい。
【0066】工程(5e)〜(5f) これらの工程は、図4に示した工程(4e)〜(4f)
と同様に行なう。これにより、本発明の電子放出素子を
得る(図5(f))。
【0067】次に、図6の工程(6a)〜(6f)につ
いて説明する。この態様は、エミッタ層3とエミッタ配
線層2とが、例えば、それらが同じ材料から形成されて
いるなどのために、エミッタ層3のエッチング条件で、
エミッタ配線層2も同等以上にエッチングされる場合で
も、エミッタ配線層2に悪影響を及ぼさずに電子放出素
子を製造することを可能とする態様である。
【0068】工程(6a)〜(6c) これらの工程は、図4に示した工程(4a)〜(4c)
と同様に行なう。
【0069】工程(6d−x) 工程(6c)でパターニングされたレジスト層7をマス
クとしてエミッタ層3を異方性エッチングし、次いでエ
ミッタ下地層6を、エミッタ配線層2に達する前までエ
ッチングし、エミッタ配線層2上のエミッタ下地層6を
残存させる。このとき、エミッタ下地層6がエミッタ層
3に比べサイドエッチ量が多くなるような条件でエッチ
ングすることが好ましい(図6(d−x))。
【0070】工程(6d−y) 次に、異方性エッチングされたエミッタ層3を、その膜
厚方向の断面形状が逆テーパー形状となるようにエッチ
ングする(図6(d−y))。
【0071】工程(6d−z) その後、残存エミッタ下地層6をエミッタ配線層2が露
出するまで、工程(6d−x)と同様にエッチングする
(図6(d−z))。
【0072】工程(6e)〜(6f) これらの工程は、図4の工程(4e)〜(4f)と同様
に行なう。これにより、本発明の電子放出素子を得る
(図6(f))。
【0073】以上説明した本発明の電子放出素子は、電
界放射現象を利用する平面ディスプレイのFEAとして
有用である。
【0074】
【作用】本発明の電子放出素子においては、エミッタ層
の断面形状がその膜厚方向で逆テーパー形状となってい
る。従って、エミッタ層の表面の円周縁が絶縁性基板に
平行な方向に尖ったものとなり、この部分に電界が集中
しやすくなる。よって、本発明の電子放出素子は、エミ
ッタ層が基本的にディスク型であるにもかかわらず電子
放出特性に優れたものとなる。
【0075】
【実施例】以下、本発明を実施例に従って詳細に説明す
る。
【0076】実施例1 図2に示した本発明の電子放出素子を図4の製造工程図
に従って製造した。
【0077】工程(4a) まず、絶縁性基板1としての厚さ1.1mmのガラス基
板(AN、旭ガラス株式会社製)上に、スパッタ法によ
り200nm厚のCr層を形成した。そして、このCr
層にフォトリソグラフ法によりパターニングしたレジス
ト層を形成し、このレジスト層をマスクとしてOとC
HClとの混合ガスを用いるRIE法によりCr層の
ドライエッチングを行った。その後に、レジスト層を剥
離除去することによりエミッタ配線層2を形成した。
【0078】工程(4b) 次に、スパッタ法によりエミッタ下地層6として800
nm厚のAl層を形成し、その上に連続的にエミッタ層
3としての200nm厚のCr膜を形成した。更に、エ
ミッタ層3上にポジ型フォトレジスト(S1400、シ
プレー社製)をスピンコート法により1.4μm厚に塗
工することによりレジスト層7を形成した。
【0079】工程(4c) 次に、レジスト層7をフォトリソグラフ法により円形に
パターニングした。
【0080】工程(4d) パターニングされたレジスト層7をマスクとして、まず
エミッタ層(Cr層)3を、CHClガスと酸素ガス
の混合ガスを用いるRIE法により、ガス圧力50P
a、総流量に対するCHCl含有率30%、エッチン
グパワー150Wという条件でドライエッチングした。
これにより、エミッタ層の膜厚方向の断面形状を逆テー
パー形状とした。
【0081】そして、引き続き、エミッタ下地層6を、
CHClガスを用いるRIE法により、ガス圧力40
Pa、エッチングパワー150Wというサイドエッチ量
の多い条件でエミッタ配線層が露出するまでドライエッ
チングした。
【0082】工程(4e) エミッタ下地層6のエッチング終了後、ガラス基板に対
して垂直方向から、異方性蒸着方法である反応性EB蒸
着法により1μm厚のSiO層を絶縁層4として形成
し、続いてその上に同じく反応性EB蒸着法により20
0nm厚のCr層をゲート電極層5として形成した。
【0083】工程(4f) 次に、レジスト層7をリムーバーを用いて、その絶縁層
4とゲート電極層5とともにリフトオフして除去した。
これにより、本発明の電子放出素子を得た。得られた電
子放出素子は、電子放出特性に優れたものであった。
【0084】実施例2 図2に示した本発明の電子放出素子を図6の製造工程図
に従って製造した。
【0085】工程(6a) まず、絶縁性基板1としての厚さ1.1mmのガラス基
板(AN、旭ガラス株式会社製)上に、スパッタ法によ
り200nm厚のCr層を形成した。そして、このCr
層にフォトリソグラフ法によりパターニングしたレジス
ト層を形成し、このレジスト層をマスクとしてOとC
HClとの混合ガスを用いるRIE法によりCr層の
ドライエッチングを行った。その後に、レジスト層を剥
離除去することによりエミッタ配線層2を形成した。
【0086】工程(6b) 次に、スパッタ法によりエミッタ下地層6として800
nm厚のAl層を形成し、その上に連続的にエミッタ層
3としての200nm厚のCr膜を形成した。更に、エ
ミッタ層3上にポジ型フォトレジスト(S1400、シ
プレー社製)をスピンコート法により1.4μm厚に塗
工することによりレジスト層7を形成した。
【0087】工程(6c) 次に、レジスト層7をフォトリソグラフ法により円形に
パターニングした。
【0088】工程(6d−x) パターニングされたレジスト層7をマスクとして、まず
エミッタ層(Cr層)3を、CHClガスと酸素ガス
の混合ガスを用いるRIE法により、ガス圧力40P
a、総流量に対するCHCl含有率30%、エッチン
グパワー150Wという条件で異方性ドライエッチング
した。
【0089】そして、引き続き、エミッタ下地層6を、
CHClガスを用いるRIE法により、ガス圧力40
Pa、エッチングパワー150Wというサイドエッチ量
の多い条件でドライエッチングし、その厚みを約400
nmとした。
【0090】工程(6d−y) 次に、エミッタ層3を硝酸セシウムアンモニウムをエッ
チャントとして用いてウェットエッチングした。これに
より、エミッタ層3の膜厚方向の断面を逆テーパー形状
とした。
【0091】工程(6d−z) そして、残りの約400nm厚のエミッタ下地層6を、
CHClガスを用いるRIE法により、ガス圧力40
Pa、エッチングパワー150Wというサイドエッチ量
の多い条件で、エミッタ配線層2が露出するまでドライ
エッチングした。
【0092】工程(6e) エミッタ下地層6のエッチング終了後、ガラス基板に対
して垂直方向から、異方性蒸着方法である反応性EB蒸
着法により1μm厚のSiO層を絶縁層4として形成
し、続いてその上に同じく反応性EB蒸着法により20
0nm厚のCr層をゲート電極層5として形成した。
【0093】工程(6f) 次に、レジスト層7をリムーバーを用いて、その絶縁層
4とゲート電極層5とともにリフトオフして除去した。
これにより、本発明の電子放出素子を得た。得られた電
子放出素子は、電子放出特性に優れたものであった。
【0094】
【発明の効果】本発明の電子放出素子は、エミッタがデ
ィスク型であるにもかかわらず、電界が集中しやすい部
分を有する。従って、電子放出特性を実現できる。ま
た、本発明の製造方法によれば、そのような電子放出素
子を従来の手法を用いて製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子放出素子の断面図である。
【図2】本発明の別の態様の電子放出素子の断面図であ
る。
【図3】本発明の電子放出素子の製造工程図である。
【図4】本発明の電子放出素子の製造工程図である。
【図5】本発明の電子放出素子の製造工程図である。
【図6】本発明の電子放出素子の製造工程図である。
【図7】従来の電子放出素子の断面図である。
【図8】従来の電子放出素子の断面図である。
【図9】エミッタの平面図である。
【図10】従来の電子放出素子の製造方法の工程図であ
る。
【符号の説明】
1 絶縁性基板 2 エミッタ配線層 3 エミッタ層 4 絶縁層 5 ゲート電極層 6 エミッタ下地層 7 レジスト層

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板、エミッタ配線層、絶縁層及
    びゲート電極層が順次積層され、該ゲート電極層と絶縁
    層とにはエミッタ配線層に達する開孔部が設けられ、そ
    の開孔部内のエミッタ配線層上にエミッタ層が、絶縁層
    及びゲート電極層に接触しないように積層された電界放
    射型の電子放出素子において、エミッタ層の膜厚方向の
    断面形状が逆テーパー形状となっていることを特徴とす
    る電子放出素子。
  2. 【請求項2】 エミッタ層配線層とエミッタ層との間に
    エミッタ下地層が更に設けられ、そのエミッタ下地層が
    エミッタ層に比べサイドエッチ量が多くなるようにエッ
    チングされている請求項1記載の電子放出素子。
  3. 【請求項3】 エミッタ層及びゲート電極層が独立的に
    Cr、W、Mo、Ta又はNbの薄膜である請求項1記
    載の電子放出素子。
  4. 【請求項4】 エミッタ層及びゲート電極層がCr薄膜
    である請求項3記載の電子放出素子。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電子放出素子の製造方法
    であって: (a)絶縁性基板上にエミッタ配線層を形成する工程; (b)エミッタ配線層上に、エミッタ層、レジスト層を
    順次積層する工程; (c)レジスト層をパターニングする工程; (d)パターニングされたレジスト層をマスクとしてエ
    ミッタ層を、その膜厚方向の断面形状が逆テーパー形状
    となるようにエッチングする工程; (e)絶縁性基板の全面上に絶縁層及びゲート電極層を
    順次形成する工程;及び (f)レジスト層とその上の絶縁層とゲート電極層とを
    エミッタ層からリフトオフさせることによりエミッタ層
    を露出させる工程を含んでなることを特徴とする製造方
    法。
  6. 【請求項6】 工程(b)において、エミッタ配線層と
    エミッタ層との間に更にエミッタ下地層を設け、そして
    工程(d)において、エミッタ層をその膜厚方向の断面
    形状が逆テーパー形状となるようにエッチングし、次い
    でエミッタ下地層をエッチングする請求項5記載の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 エミッタ層及びゲート電極層が独立的に
    Cr、W、Mo、Ta又はNbの薄膜である請求項5記
    又は6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 エミッタ層及びゲート電極層がCr薄膜
    である請求項7記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 工程(b)において、エミッタ配線層と
    エミッタ層との間に更にエミッタ下地層を設け、そして
    工程(d)において、 (d−a)パターニングされたレジスト層をマスクとし
    てエミッタ層を異方性エッチングし、次いでエミッタ下
    地層をエミッタ配線層が露出するまで等方性又は異方性
    エッチングする工程;及び (d−b)異方性エッチングされたエミッタ層を、その
    断面形状が逆テーパー形状となるようにエッチングする
    工程を行う請求項5記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 工程(b)において、エミッタ配線層
    とエミッタ層との間に更にエミッタ下地層を設け、そし
    て工程(d)において、 (d−x)パターニングされたレジスト層をマスクとし
    てエミッタ層を異方性エッチングし、次いでエミッタ下
    地層を、エミッタ配線層に達する前まで、等方性又は異
    方性エッチングする工程; (d−y)異方性エッチングされたエミッタ層を、その
    膜厚方向の断面形状が逆テーパー形状となるようにエッ
    チングする工程;及び (d−z)エミッタ下地層をエミッタ配線層が露出する
    まで等方性又は異方性エッチングする工程を行う請求項
    5記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 エミッタ層とエミッタ配線層とが共に
    Cr膜膜である請求項10記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 工程(d−y)において、エミッタ層
    をCl系ガスと酸素ガスとを用いる反応性イオンエッチ
    ング法によりエッチングし、その際に、ガス総流量に対
    するCl系ガス流量を15〜35モル%とし、且つガス
    圧を40Pa〜100Paとする請求項11記載の製造
    方法。
JP34078993A 1993-12-08 1993-12-08 電子放出素子及びその製造方法 Pending JPH07160205A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34078993A JPH07160205A (ja) 1993-12-08 1993-12-08 電子放出素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34078993A JPH07160205A (ja) 1993-12-08 1993-12-08 電子放出素子及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07160205A true JPH07160205A (ja) 1995-06-23

Family

ID=18340312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34078993A Pending JPH07160205A (ja) 1993-12-08 1993-12-08 電子放出素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07160205A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5358909A (en) Method of manufacturing field-emitter
JP3391360B2 (ja) 電子放出素子及びその製造方法
JP3146470B2 (ja) 電子放出素子の製造方法
JP3362506B2 (ja) 電子放出素子の製造方法
JPH07160205A (ja) 電子放出素子及びその製造方法
US5827100A (en) Method for manufacturing field emission device
JPH0574327A (ja) 電子放出素子
JPH03295131A (ja) 電界放出素子およびその製造方法
JP3184890B2 (ja) 電子放出素子及びその製造方法
KR100569264B1 (ko) 전계방출 표시소자의 제조방법
JPH0714500A (ja) 電界放出カソード
JP3143679B2 (ja) 電子放出素子及びその製造方法
KR100286450B1 (ko) 전계방출 이미터 및 그의 제조방법
JPH0465048A (ja) 電子放出素子
JPH11162326A (ja) 電界電子放出素子
JPH04284325A (ja) 電界放出型陰極装置
JPH05299011A (ja) 電界放出素子及びその製造方法
JP2846988B2 (ja) 電界放出型電子放出源素子
JPH09283008A (ja) 電界電子放出素子及びその製造方法
KR100282261B1 (ko) 전계방출 캐소드 어레이 및 이의 제조방법
KR100569269B1 (ko) 전계방출 표시소자의 제조방법
JP3207700B2 (ja) 電界放出型電子源装置の製造方法
JPH09115429A (ja) 電界放出型電子源素子及びその製造方法
JPH04206124A (ja) 電子放出素子の製造方法
JP3625297B2 (ja) 微小真空管およびその製造方法