JPH0716001A - Hst駆動式トラクターの作業速度制御機構 - Google Patents

Hst駆動式トラクターの作業速度制御機構

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JPH0716001A
JPH0716001A JP16111493A JP16111493A JPH0716001A JP H0716001 A JPH0716001 A JP H0716001A JP 16111493 A JP16111493 A JP 16111493A JP 16111493 A JP16111493 A JP 16111493A JP H0716001 A JPH0716001 A JP H0716001A
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Japan
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hst
shaft
rotation speed
tractor
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Kenichi Fujimoto
賢一 藤本
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 HST変速装置を介して走行駆動されるHS
T駆動式トラクターにおいて、ロータリー耕耘装置の圃
場より受ける抵抗力のため、車速が耕耘軸回転数に比し
て大きくなり、耕耘ピッチが狂ってしまうという不具合
を解消することを目的とする。 【構成】 車速とロータリー耕耘機の耕耘軸回転数との
比を耕耘速度設定器Sにて設定しておき、耕耘軸回転数
の変動に対して走行車輪の駆動系統への伝動を設定値に
なるよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、HST変速装置を介し
て走行駆動されるトラクターの走行速度と、ロータリー
耕耘装置の耕耘軸の回転速度を制御するための構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクターの変速装置が歯車選択
噛合式の変速装置の場合、後部に装着したロータリー耕
耘装置の耕耘軸回転数と、トラクター本機の車輪回転数
とは、両者がトラクター本機のエンジン出力軸より機械
的に伝動されているので、略一定関係を保持していた。
即ち、車速と耕耘軸回転数とが比例関係にあり、これに
より、車速が変化しても一定の耕耘ピッチを保つことが
できたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、低速
走行時の安定性や操作性等の有利さから、HST変速装
置を介して無段変速にて走行駆動されるトラクターの要
望が高まってきた。このHST駆動式トラクターの場
合、トラクター本機の走行車輪の駆動力は、エンジン出
力軸よりHST変速装置の油圧ポンプ及び油圧モーター
を経て伝動されるものであり、この油圧系統にて走行車
輪の圃場より受ける走行抵抗が軽減される。つまり、ロ
ータリー耕耘装置の耕耘爪が、圃場より受ける抵抗が強
くて回転数が落ちた時でも、走行車輪自体は油圧ポンプ
からの油圧にて駆動されるものであり、油圧は急に低下
しないので、それに連動することなく強い駆動力を保持
しており、また、圃場よりの抵抗を強く受けた時はロー
タリー耕耘装置の回転数が落ち、圃場が固く浅い耕耘の
場合には強い前進力をトラクター本機側に与えるため、
該ロータリー耕耘装置の耕耘軸回転数と車輪回転数の関
係は、従来のように一定とならず、耕耘ピッチも一定に
ならなくなり、良好な耕耘作業が得られなくなる。ま
た、不意にトラクターの前進駆動が与えられて、作業者
にとっては危険を伴うこともある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の如き課
題を解決するために、次のような手段を用いるものであ
る。即ち、HST変速装置を介して走行駆動されるHS
T駆動式トラクターにおいて、車速とロータリー耕耘装
置の耕耘軸回転数との比を設定可能とし、耕耘軸回転数
の変動に比例して走行車輪の駆動系統への伝動を制御で
きるよう構成するのである。
【0005】
【作用】ロータリー耕耘装置による作業時に、ロータリ
ーの回転による前進力が加わって車速が耕耘軸回転数に
比して大きくなった時に、走行駆動系統の伝動を停止か
または減速操作によって、車速と耕耘軸回転数と比が設
定した値になるように制御されて、耕耘ピッチの狂いが
生じないのである。
【0006】
【実施例】本発明の構成の実施例を添付の図面を用いて
説明する。図1はトラクター及びロータリー耕耘装置の
駆動構造を示す側面略図、図2は同じく平面略図、図3
は本発明の作業速度制御機構のブロック図である。
【0007】図1及び図2よりトラクターT及びロータ
リー耕耘装置Rの駆動構造について説明する。トラクタ
ーTのボンネット内において、エンジンEの出力軸から
メインクラッチ2を経てミッションケースMCへの入力
軸1に伝えられ、該ミッションケースMCよりポンプ軸
3を走行駆動用のHST変速装置H1の油圧ポンプPを
駆動し、該油圧ポンプPにより駆動される油圧モーター
Mのモーター軸4をデフギア装置5内に入軸して、後輪
RWを駆動する構成となっている。一方、ロータリー耕
耘装置Rは、トラクター後部の作業機装着リンク機構に
て昇降可能に装着されている。更に、前記ミッションケ
ースMCよりポンプ軸6をPTO軸変速用のHST変速
装置H2内の油圧ポンプPに入軸し、該油圧ポンプPに
て油圧モーターMを駆動して、その出力軸であるPTO
軸7がユニバーサルジョイント8を介してロータリー耕
耘装置Rの駆動軸9に連結され、該ロータリー耕耘装置
の耕耘軸10を駆動するよう構成している。また、各H
ST変速装置H1・H2の油圧ポンプPに、該油圧ポン
プPより油圧モーターMへの圧油供給量あるいは供給方
向を操作するための変速レバーL1・L2が突設されて
おり、各レバー操作によって走行車軸あるいはPTO軸
の変速操作や前後進切換えを行うのである。なお、ロー
タリー耕耘装置Rの変速装置は、HST変速装置以外の
無段変速装置でも差し支えない。
【0008】そして、後記のロータリー耕耘装置からの
耕耘反力F等による前進作用を制御するため、走行駆動
用のHST変速装置H1において、変速レバーL1を電
動モーター11にて自動的に回動できるように構成し、
適正な車速となるまで該電動モーター11にて変速レバ
ーL1を回動操作するものである。
【0009】以上のようにロータリー耕耘装置Rを装着
したHST駆動式トラクターTにおいて、図3に示した
PTO軸回転数検出センサーS1、車軸回転数検出セン
サーS2、及び耕耘速度設定器Sを配設する。該PTO
軸回転数検出センサーS1はPTO軸7の回転数を検出
するセンサーであり、車軸回転数検出センサーS2は後
輪RWの車軸の回転数を検出するセンサーである。そし
て、耕耘速度設定器Sは、車速と耕耘軸回転速度、即
ち、PTO軸回転数と後輪車軸回転数との比を一定に設
定し、車速や耕耘軸の回転速度の変化に係わらず、耕耘
ピッチを一定にすることを目的とした設定器である。以
上のセンサーS1・S2の検出値及び設定器Sの設定値
をコントローラーC内に入力するよう構成する。
【0010】そして、両センサーS1・S2の検出値の
比が、耕耘速度設定器Sの設定値と異なった時、即ち、
ロータリー耕耘装置Rの耕耘爪にかかる抵抗が強くなっ
て、PTO軸回転数が低下した時、該耕耘速度設定器S
において設定した比に一致するよう、後輪車軸の回転数
を低下させるために、前記の走行駆動用のHST変速装
置H1において、駆動を停止するか、あるいは変速レバ
ーを回動して適度な速度まで減速するのである。
【0011】即ち、図3の如くコントローラーCより変
速レバー回動用の電動モーター11に信号を送り、HS
T変速装置H1の油圧ポンプPにおける変速レバーL1
を回動して油圧モーターMへの圧油供給量を減らして減
速し、車軸回転数検出センサーS2による検出値が、P
TO軸回転数検出センサーS1の検出値に対して耕耘速
度設定器Sの設定した比と一致した時に、該電動モータ
ー11の駆動を停止し、変速レバーL1の回動を停止す
るのである。或いは、該変速レバーL1を中立位置にセ
ットして走行駆動を停止し、該車軸回転数検出センサー
S2の検出値が該PTO軸回転数検出センサーS1の検
出値に対して耕耘速度設定器Sの設定値の比となった時
に、その速度を維持する如く電動モーター11を駆動し
て該変速レバーL1を、その速度位置まで回動するので
ある。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏するものである。即ち、ロータリー耕
耘装置が圃場よりの抵抗を受け、車速がロータリー耕耘
装置の耕耘軸回転数に比して速くなり、更に該ロータリ
ー耕耘装置の受ける前進力により車速が増大しても、走
行駆動用のHST変速装置において、適正な車速に減速
するまで走行駆動を停止するか、あるいは減速すること
によって、ロータリー耕耘装置の耕耘軸回転数と車速と
が常時一定の比を保持し、耕耘ピッチが一定に保たれ、
良好な耕耘作業を得られ、また、走行停止または減速す
る分、省エネルギー化にも繋がるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクター及びロータリー耕耘装置の駆動構造
を示す側面略図である。
【図2】同じく平面略図である。
【図3】本発明の作業速度制御機構のブロック図であ
る。
【符号の説明】
T トラクター R ロータリー耕耘装置 H1 走行駆動用HST変速装置 H2 PTO軸駆動用HST変速装置 P 油圧ポンプ M 油圧モーター L1 変速レバー L2 変速レバー S1 PTO軸回転数検出センサー S2 車軸回転数検出センサー S 耕耘速度設定器 3 ポンプ軸 11 電動モーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HST変速装置を介して走行駆動される
    HST駆動式トラクターにおいて、車速とロータリー耕
    耘装置の耕耘軸回転数との比を設定可能とし、耕耘軸回
    転数の変動に対して走行車輪の駆動系統への伝動を設定
    値となるよう制御したことを特徴とするHST駆動式ト
    ラクターの作業速度制御機構。
JP16111493A 1993-06-30 1993-06-30 Hst駆動式トラクターの作業速度制御機構 Expired - Fee Related JP3213916B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013150560A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Kubota Corp 電動トラクタ
JP2014045662A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 農作業機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013150560A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Kubota Corp 電動トラクタ
JP2014045662A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 農作業機

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