JPH07117505A - 作業車の伝動構造 - Google Patents

作業車の伝動構造

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JPH07117505A
JPH07117505A JP26674693A JP26674693A JPH07117505A JP H07117505 A JPH07117505 A JP H07117505A JP 26674693 A JP26674693 A JP 26674693A JP 26674693 A JP26674693 A JP 26674693A JP H07117505 A JPH07117505 A JP H07117505A
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JP
Japan
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shaft
power
transmission
continuously variable
variable transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP26674693A
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English (en)
Inventor
Teruo Shimamura
輝郎 島村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無段変速装置から後車輪に伝える変速動力、
及び、作業装置に伝える動力夫々を干渉すること無く、
低いレベルで伝える。 【構成】 動力取出し軸14を車体の下部位置に配置
し、この動力取出し軸14に中間ギヤ22を遊転支承
し、この中間ギヤ22を介して無段変速装置Aからの変
速動力を後車輪2に伝える伝動系を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンからの駆動力
を無段階に変速する無段変速装置からの駆動力を後車輪
に伝える後車輪駆動系、及び、エンジンからの駆動力を
車体の前部位置から前方に突出形成した動力取出し軸に
伝える軸駆動系夫々を備えた作業車の伝動構造の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成された作業車としてフ
ロントモーア型の芝刈機を例に挙げると、従来、この種
の芝刈機は図4に示す如く、静油圧式の無段変速装置A
を用いたものが多く存在し、この種の無段変速装置Aで
は、エンジン6からの動力が入力される油圧ポンプ8
と、変速動力を出力する油圧モータ9とを有して構成さ
れ、油圧ポンプ8からの動力は伝動軸31を介して後車
輪2に伝えられ、油圧ポンプ8を駆動する系から分岐し
た動力は車体前方に突出する動力取出し軸14を介して
モーア7に伝えるよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の構成の
ものでは、比較的高いレベルに動力取出し軸14が形成
され、このレベルから比較的低いレベルのモーア7に亘
って軸体16が形成されるので、動力取出し軸14と軸
体16とを連結するジョイント15,15の屈折角が大
きくなり伝動効率の低下を招き、又、伝動時に騒音の発
生、耐久性の低下に繋がりやすく改善が望まれている。
【0004】そこで、ギヤ伝動系等の利用により動力取
出し軸の低レベル化も考えられるが、この種の無段変速
装置を用いたものでは、走行系に伝えるべき変速動力、
及び、モーアに伝えるべき動力を無段変速装置の同じ側
で取出すので、夫々の伝動系が干渉する位置に配置され
やすいものとなる。即ち、走行系に伝えるべき変速動力
は後車輪のデファレンシャルギヤ等の低いレベルに出力
する必要があるので、前述のように動力取出し軸を低い
レベルに配置しようとすると、夫々の軸系が干渉するも
のとなりやすいのである。
【0005】本発明の目的は、無段変速装置から後車輪
に伝える変速動力、及び、作業装置に伝えるべき動力夫
々を干渉すること無く、低いレベルで伝える伝動構造を
合理的に構成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は冒頭に記
したように、エンジンからの駆動力を無段階に変速する
無段変速装置からの駆動力を後車輪に伝える後車輪駆動
系、及び、エンジンからの駆動力を車体の前部位置から
前方に突出形成した動力取出し軸に伝える軸駆動系夫々
を備えた作業車の伝動構造において、前記動力取出し軸
を車体の下部位置に配置すると共に、この動力取出し
軸、若しくは、この動力取出し軸と同軸芯上に配置され
た前記軸駆動系の軸体に中間ギヤを遊転支承し、この中
間ギヤを介して前記無段変速装置からの変速動力を前記
後車輪に伝えるよう前記後車輪駆動系を構成してある点
にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0007】
【作用】上記特徴によると、動力取出し軸が車体の下部
位置に配置されるので、モーアのように低いレベルに動
力を伝える必要のある作業装置に対してもジョイントの
屈折角を小さくして動力を伝え得るものとなり、又、無
段変速装置の変速動力をギヤを介して中間ギヤに伝える
系を形成することで、後車輪のデファレンシャルギヤ等
の低いレベルに出力する必要があっても軸系の干渉を回
避しながら後車輪に対して動力を伝え得るものとなる。
【0008】つまり、動力取出し軸の低レベル化によっ
て伝動の効率化を可能にし、又、騒音の低下、耐久性の
向上を可能とするものであり、又、特別の中間軸等を形
成することなく、動力取出し軸の系の兼用化により、後
車輪に対して比較的単純な構成で変速動力の伝動を可能
にするものとなる。
【0009】
【発明の効果】従って、無段変速装置から後車輪に伝え
る変速動力、及び、作業装置に伝えるべき動力夫々を干
渉すること無く、低いレベルで伝える伝動構造が合理的
に構成できたのである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2に示すように、前車輪1、ステアリング型の
後車輪2夫々を有する車体3の前部にステアリングハン
ドル4、運転座席5を備えると共に、車体3の後部に備
えたエンジン6からの動力を前車輪1、後車輪2夫々に
伝える系を形成し、又、車体3の前端位置にモーア7を
昇降自在に連結してフロントモーア型の芝刈機を構成す
る。
【0011】図1に示すように、エンジン6の前部位置
に静油圧式の無段変速装置Aを配置してあり、この無段
変速装置Aはエンジン6の動力で駆動される油圧ポンプ
8を備え、この油圧ポンプ8からの圧油で駆動される油
圧モータ9を備え、油圧ポンプ8を駆動する駆動軸10
を前後方向に貫通状態で形成し、油圧モータ9の出力軸
11を無段変速装置Aの前面側に突出させ、この無段変
速装置Aは油圧ポンプ8を下側に、油圧モータ9を上側
に配置してあり、更に、この無段変速装置Aは運転座席
5に着座した作業者の足元のペダル(図示せず)の踏み
込み操作によって前後進の切換えと走行速度の調節を行
えるよう構成されている。
【0012】駆動軸10からの動力は、油圧クラッチ機
構12、ギヤ伝動機構13夫々を介して車体下部から前
方に突出した動力取出し軸14に伝えられ、この動力取
出し軸14からの動力は両端にユニバーサルジョイント
15,15を備えた軸体16を介してモーア7に伝えら
れる。尚、油圧クラッチ機構12はモーア7を駆動する
状態と、停止する状態とを選択する。
【0013】出力軸11からの動力は、第1軸17、こ
の第1軸17とギヤ連動する第2軸18、ギヤ式の副変
速装置19を介して連動する第3軸20、前車輪1のデ
ファレンシャル機構21を介して前車輪1に伝えられる
と共に、第3軸20の動力は動力取出し軸14にボール
ベアリングを介して遊転支承された中間ギヤ22を介し
て、第3軸20より下方位置に配置された第4軸23に
伝えられ、ジョイント軸24を介して後車輪2のデファ
レンシャル機構25に伝えられる。
【0014】又、副変速装置19はシフト式のギヤの人
為操作によって変速状態を高低2段に切換えるよう構成
され、中間ギヤ22の動力を受けるよう第4軸23に備
えたギヤ26は軸芯方向へのシフト操作によって伝動状
態と伝動遮断状態に切換えられるようクラッチ機構に兼
用されている。
【0015】このように、この芝刈機では動力取出し軸
14を車体3の下部位置に配置しているので、モーア7
に対する軸体16のジョイント15,15の屈折角を小
さくして効率的に伝動を行い、しかも、動力取出し軸1
4を車体3の下部位置に配置してあるにも拘らず、この
動力取出し軸14との干渉を回避して後車輪2を駆動す
る伝動系が構成されている。
【0016】〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、
図3に示すように構成することも可能である。つまり、
動力取出し軸14への伝動系に油圧クラッチ型の変速装
置27を介装し、エンジン6の回転数を計測するセンサ
28、車輪2の回転数から車体3の走行速度を計測する
センサ29、夫々のセンサ28,29からの信号に基づ
き変速装置27を操作する制御装置30を備えることに
より、エンジン6の回転数が高く、走行速度が高いと判
別した際にのみ、変速装置27を高速伝動状態に設定
し、この状態以外の状態の場合には負荷が大きいと判断
して変速装置27を低速状態に切り換えるよう制御装置
30の制御動作を切り換えるよう構成する。
【0017】本発明は、この別実施例以外に動力取出し
軸14に動力を伝える軸体に対して中間ギヤ22を遊転
支承する形態での実施も可能である。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業車の伝動系の概略図
【図2】芝刈機の全体側面図
【図3】伝動系の別実施例の概略図
【図4】従来の伝動系の概略図
【符号の説明】
2 後車輪 3 車体 6 エンジン 14 動力取出し軸 22 中間ギヤ A 無段変速装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(6)からの駆動力を無段階に
    変速する無段変速装置(A)からの駆動力を後車輪
    (2)に伝える後車輪駆動系、及び、エンジン(6)か
    らの駆動力を車体(3)の前部位置から前方に突出形成
    した動力取出し軸(14)に伝える軸駆動系夫々を備え
    た作業車の伝動構造であって、 前記動力取出し軸(14)を車体(3)の下部位置に配
    置すると共に、この動力取出し軸(14)、若しくは、
    この動力取出し軸(14)と同軸芯上に配置された前記
    軸駆動系の軸体に中間ギヤ(22)を遊転支承し、この
    中間ギヤ(22)を介して前記無段変速装置(A)から
    の変速動力を前記後車輪(2)に伝えるよう前記後車輪
    駆動系を構成してある作業車の伝動構造。
JP26674693A 1993-10-26 1993-10-26 作業車の伝動構造 Pending JPH07117505A (ja)

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JP26674693A JPH07117505A (ja) 1993-10-26 1993-10-26 作業車の伝動構造

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JP26674693A JPH07117505A (ja) 1993-10-26 1993-10-26 作業車の伝動構造

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JPH07117505A true JPH07117505A (ja) 1995-05-09

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ID=17435137

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JP26674693A Pending JPH07117505A (ja) 1993-10-26 1993-10-26 作業車の伝動構造

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JP (1) JPH07117505A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010004748A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Kubota Corp 草刈機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010004748A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Kubota Corp 草刈機

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