JP2001108061A - 走行速度制御装置 - Google Patents

走行速度制御装置

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JP2001108061A
JP2001108061A JP28502999A JP28502999A JP2001108061A JP 2001108061 A JP2001108061 A JP 2001108061A JP 28502999 A JP28502999 A JP 28502999A JP 28502999 A JP28502999 A JP 28502999A JP 2001108061 A JP2001108061 A JP 2001108061A
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幸雄 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上限速度を規制するには、HSTのポンプ吐
出量の最大値に対応する走行速度が上限速度となるよう
構成してもよいが、ポンプ吐出量の変位に対応す変速幅
が小さくなるため、後進側の速度を確保できない。この
ため、変速幅を確保しながら、上限速度を規制するに
は、ポンプ吐出量が設定値以上となった場合には、走行
速度が変化しないような制御を行う必要がある。 【解決手段】 エンジン20の動力を、一方は遊星歯車
機構10に伝え、他方はHST21を介して遊星歯車機
構に伝えて合成する油圧−機械式変速装置において、走
行速度が設定速度に達すると、HST21の斜板アクチ
ュエータ94と電子ガバナ93とを連動させて設定速度
を維持するよう構成した。また、副変速装置に設けたセ
ンサ85が高速段を検出する場合のみ設定速度を維持す
るよう構成した。また、主変速レバーの操作量に対して
速度が略3次曲線を描きながら増減するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧−機械式変速装
置の構成に関するものであり、特に、油圧式無段変速装
置のポンプ吐出量と、エンジン回転数を連動して制御
し、機体の走行速度が設定速度以上になるのを規制する
制御装置の構成、及び、油圧−機械式変速装置のミッシ
ョン部に具備した副変速装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン動力を一方は遊星歯車機
構に伝え、他方は油圧式無段変速装置を介して遊星歯車
機構に伝えて合成する構成のミッション装置が油圧−機
械式変速装置(以下HMTとする。)として同一出願人
により提案されており、特願平10−306082号、
特願平10−306086号等より出願済みである。こ
の従来構成においては、主変速レバーの操作に伴い油圧
式無段変速装置のポンプ吐出量を増加させ、ポンプ吐出
量が最大となるまで、HMTの出力を連続的に増加させる
ようにしていた。そして、このHMTの出力の増加に伴い
本機の走行速度は増加していくこととなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、油圧−機械式
無段変速装置をトラクタ等の作業機に搭載した場合、通
常の作業及び移動走行において必要な速度には上限があ
る。一方、法規制により上限速度が35km/h以下の
車両に対しては緩和措置が取られるため、上限速度を設
定することによるメリットは大きい。そして、上限速度
以上の増速を規制する制御方法としては、HMTの出力の
最大値、つまり油圧式無段変速装置のポンプ吐出量の最
大値に対応する走行速度が上限速度となるような構成と
する方法も考えられるが、この場合には、ポンプ吐出量
の変位に対応する本機の変速幅を小さくすることとなる
ため、後進側の速度を確保することができない。このた
め、本機の変速幅を確保しながら、上限速度以上の増速
を規制するためには、前進側においてはポンプ吐出量が
設定値以上となった場合には、走行速度が変化しないよ
うな制御を行う必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に課題を解決するための
手段を説明する。即ち、駆動源からの動力を、一方は遊
星歯車機構に伝え、他方は油圧式無段変速装置を介して
遊星歯車機構に伝えて合成する油圧−機械式変速装置に
おいて、走行速度が設定速度に達すると、油圧式無段変
速装置の斜板を傾動する手段と駆動源の出力回転数を制
御する手段とを連動させて設定速度を維持するよう構成
した。
【0005】また、前記油圧−機械式変速装置に副変速
装置を設け、該副変速の変速段を検出する手段を設け、
高速段を検出する場合のみ前記設定速度を維持するよう
構成した。
【0006】また、主変速レバーの回動操作により油圧
式無段変速装置の斜板を傾動させる構成において、主変
速レバーの操作量に対して走行速度が略3次曲線を描き
ながら増減するよう構成した。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について説
明する。図1は本発明にかかるHMTのスケルトン図、
図2はHST及びミッション(前部)の断面展開図、図
3はミッション(後部)の断面展開図、図4はHSTモ
ード及びHMTモードにおけるポンプ吐出量と合成出力
回転数との関係を示す図、図5はHMT走行による駆動
効率を示す図、図6は主変速レバーを示す図、図7は主
変速レバーの操作量と本機速度の関係を示す図である。
【0008】図1乃至図3において、油圧−機械式変速
装置(以下HMTとする)の構成について説明する。H
MTはHST(油圧式無段変速装置)21および遊星歯
車機構10を備えるミッション30により構成されてい
る。図2に示すようにHST21はHSTケース31お
よびセンタセクション32に内包される油圧ポンプ22
および油圧モータ23を備えており、該センタセクショ
ン32はミッション30のケース33に固設されてい
る。
【0009】HST21には駆動源であるエンジン20
の出力を伝達する入力軸25が挿嵌貫通されており、該
入力軸25には油圧ポンプ22の可動斜板22aおよび
シリンダブロック22bが挿嵌されている。該シリンダ
ブロック22bは入力軸25に相対回動不能に挿嵌され
ており、入力軸25とともにシリンダブロック22bが
駆動される構成になっている。該シリンダブロック22
bにはプランジャー22cが複数摺動自在に配設されて
いる。該プランジャー22cの先端には前記可動斜板2
2aが当接しており、該可動斜板22aの傾斜角を調節
することにより、油圧ポンプ22の作動油の吐出量を調
節可能に構成されている。油圧ポンプ22により吐出さ
れた作動油はセンターセクション32に設けられた油路
を介して油圧モータ23に送油される。そして、同様に
シリンダブロック、プランジャ等より構成される油圧モ
ータ23を駆動させることによって、該油圧モータ23
のモータ出力軸26の回転速度及び回転方向を制御する
構成になっている。なお、本実施例では油圧ポンプを可
変容量型としているが、油圧ポンプと油圧モータの両方
を可変容量型とする構成でも本発明の実施は可能であ
る。
【0010】次にミッション30の構成について説明す
る。ミッション30はミッションケース33により被装
されており、該ミッションケース33には入力軸25、
モータ出力軸26、合成出力軸27、副変速軸28、P
TO軸53等が平行で前後方向に配設され、回動自在に
支持されている。また、ミッションケース33内には遊
星歯車機構10が設けられている。遊星歯車機構10は
後述するサンギヤ1、プラネタリーギヤ2、出力ギヤ
3、そして、遊星歯車機構の加減速手段であるキャリヤ
4・5等より構成されている。
【0011】モータ出力軸26には2つのギヤ11・1
2が遊嵌されており、該ギヤ11・12の間には油圧ク
ラッチ13・14が介装されて、該油圧クラッチ13・
14の何れか一方を接続させることにより、ギヤ11・
12の何れか一方に動力が伝達される。前記入力軸25
はセンタセクション32を貫通してミッションケース3
3内に延設しており、該入力軸25上に遊星歯車機構1
0を有している。
【0012】入力軸25の回転出力は、入力軸25に対
して相対回転不能に挿嵌されたサンギヤ1を回転駆動す
る。そして、サンギヤ1はプラネタリアギヤ2に刻設さ
れた2つのギヤの内の一方であるギヤ2aに噛合し、さ
らに他方のギヤ2bは出力ギヤ3に噛合している。ここ
でプラネタリアギヤ2は、入力軸25上に遊嵌されたキ
ャリア4・5に挟まれるようにして回転自在に支持され
るとともに、該キャリア4・5と一体となって回転す
る。また、キャリア5にはギヤ6が固設されており、前
記モータ出力軸26上のギヤ11と噛合している。ま
た、遊星歯車機構10の出力ギヤ3は入力軸25上に遊
嵌されたパイプ軸7の前端部に形成されており、該パイ
プ軸7の後端にはギヤ8が相対回転不能に挿嵌されてい
る。
【0013】以上の構成におけるHMTの制御について
説明する。まず、HSTモードの駆動系について説明す
る。HSTモードにおいては2つの油圧クラッチ13・
14のうち、油圧クラッチ14が接続される。これによ
り、モータ出力軸26の回転出力はギヤ11には伝達さ
れずに、ギヤ12のみを回転駆動する。
【0014】モータ出力軸26とは平行に合成出力軸2
7が配設されており、該合成出力軸27上に固設された
ギヤ15が前記モータ出力軸26のギヤ12に噛合して
いる。これにより、モータ出力軸26の回転出力がギヤ
12・15を介して合成出力軸27に伝達される。合成
出力軸27はミッションケース33内を後方に延設し
て、図3で示すように、合成出力軸27の後部に2つの
ギヤ17・18を回転不能に挿嵌している。
【0015】また、合成出力軸27には副変速軸28が
並設されており、該副変速軸28にはギヤ60・61が
遊嵌されており、該ギヤ60・61が前記ギヤ17・1
8に噛合して異なる回転数で駆動している。そして、副
変速軸28に設けられた副変速クラッチ62を操作する
ことにより、ギヤ60・61何れかの回転駆動力を副変
速軸28に伝達するのである。そして、該副変速軸28
の後端に刻設されたベベルギヤ69を介して後輪ディフ
ァレンシャルに動力が伝達される。
【0016】また、副変速軸28の前端部には2つのギ
ヤ63・64が固設されており、該ギヤ63・64が前
輪出力軸29上に遊嵌されたギヤ65・66に噛合し、
該ギヤ65・66を異なる回転数で駆動している。ま
た、前輪出力軸29上には2つの油圧クラッチ67・6
8が設けられており、該油圧クラッチ67・68のうち
何れか一方を接続することにより、ギヤ65・66の何
れか一方の回転駆動力を前輪出力軸29に伝達するので
ある。
【0017】HSTモードにおいては、以上の駆動系に
より前輪及び後輪を駆動するものであるが、この駆動系
においてはエンジン出力が前後輪にまで伝達されるまで
の間に遊星歯車機構10を経由しないモードとなってい
る。つまり、遊星歯車機構10は空転しており、エンジ
ン出力はHST21により変速された後、副変速されて
前後輪に伝達されるのである。
【0018】次に、HMTモードの駆動系について説明
する。HMTモードにおいては2つの油圧クラッチ13
・14のうち、油圧クラッチ13が接続される。これに
より、モータ出力軸26の回転出力はギヤ12には伝達
されずに、ギヤ11のみを回転駆動する。そして、ギヤ
11は前記キャリア5に固設されたギヤ6に噛合してお
り、モータ出力軸26の回転出力がキャリア5に伝達さ
れる。
【0019】また、入力軸25の回転出力によりサンギ
ヤ1が回転駆動しており、サンギヤ1の回転出力がプラ
ネタリアギヤ2を介して出力ギヤ3を有するパイプ軸7
を駆動する。つまり、プラネタリアギヤ2はサンギヤ1
により回転駆動するとともに、キャリア5と一体となっ
て回転するので、入力軸25の回転出力と、HST21
による変速後のモータ出力軸26の回転出力が合成され
てパイプ軸7に伝達されるのである。
【0020】そして、パイプ軸7後端のギヤ8が前記合
成出力軸27のギヤ16に噛合しているので、合成され
た出力がパイプ軸7から合成出力軸27に伝達される。
以降は、HSTモードと同様に副変速軸28を経て前輪
及び後輪を駆動するのである。以上の伝達系によりHM
Tモードによる前輪及び後輪の駆動が行われる。
【0021】また、前記入力軸25の後端はPTOクラ
ッチ40を介してPTO入力軸41に伝達される。PT
O入力軸41の後端には3つのギヤ42・43・44が
相対回転不能に挿嵌され、それぞれPTO副変速軸45
に遊嵌されたギヤ46・4748に噛合している。そし
てPTO副変速クラッチ49の操作により3段階に変速
された出力が、ギヤ50・52を介して回転軸51に伝
達され、さらにギヤ52・54を介してPTO軸53に
伝達され、作業機等に動力を伝達するよう構成してい
る。
【0022】次に、HSTモードからHMTモードへの
切換タイミングについて説明する。まず、HSTモード
における伝達系においては、前述の如くモータ出力軸2
6の回転出力が直接合成出力軸27に伝達されるわけで
あるが、この場合にも、合成出力軸27のギヤ16は、
ギヤ8を介して前記パイプ軸7を駆動させている。そし
て、該パイプ軸7の駆動により出力ギヤ3、ギヤ2bを
介してプラネタリアギヤ2が回転駆動される。一方、前
記入力軸25の回転出力によりサンギヤ1、ギヤ2aを
介してプラネタリアギヤ2が回転駆動される。
【0023】このため、プラネタリアギヤ2は入力軸2
5側からと、パイプ軸7側からの回転駆動を受ける為、
これらの回転数差を吸収すべくキャリア4・5が回転す
るのである。つまり、HSTモードにおいてもキャリア
5に固設されたギヤ6に駆動されて、モータ出力軸26
上のギヤ11は回転駆動しているのである。
【0024】そして、クラッチ14を切断し、クラッチ
13を接続させることによりHMTモードへ切換えられ
た場合には、モータ出力軸26の回転駆動がギヤ11に
伝えられることとなる。そこで、この切換タイミングを
HSTモード時におけるギヤ11の回転数と、モータ出
力軸26の回転数が同一となった時点で行うよう制御し
ているのである。このような制御を行うことで、HST
モードからHMTモードへの切換の前後いおいてギヤ1
1の回転数が変化しないため、クラッチ13の接続によ
る衝撃が発生せずに、スムーズなHMTモードへの切換
が行えるようにしているのである。
【0025】図4は、縦軸をHST21のポンプ吐出
量、横軸を合成出力回転数としたグラフを表している。
そして、図のグラフG1はポンプ吐出量が−Aから+A
の範囲で変化した場合のHSTモードによるポンプ吐出
量と合成出力回転数の関係を表し、グラフG2がHMT
モードによるポンプ吐出量と合成出力回転数の関係を表
している。つまり、上述したHSTモードからHMTモ
ードへのスムーズな切換操作は、この2つのグラフG1
・G2の交点F1において行うことを示している。
【0026】また、図で示すように、本発明に係るHM
Tの制御は、後進及び低速前進走行時には、HSTモー
ドでの走行駆動を行い、中速前進及び高速前進時にはH
MTモードによる走行駆動を行うよう制御している。こ
のような制御を行うことで、低速域での微妙な変速を可
能とするとともに、後進、前進間の切換をスムーズに行
って操作フィーリングを向上させる構成とし、中速また
は高速前進域においては、HMTモード走行により油圧
駆動による出力の損失を低減させて効率のよい走行を行
い低燃費化を図っているのである。
【0027】図のF0点は、HMTモードにおいてHS
T21のポンプ出力が0となる点、つまりHST21の
モータ出力軸26が回転駆動しない点である。このF0
点においては、エンジン駆動力は入力軸25から遊星歯
車機構10を介して合成出力軸27側へ伝達されるが、
モータ出力軸26が回転駆動しないため、遊星歯車機構
10のキャリア4・5が固定された状態で動力が伝達さ
れることとなる。
【0028】そして、このF0点においては、ポンプ出
力が0であるから、油圧モータ23が駆動されず、エン
ジン出力は油圧に変換されることなく、入力軸25から
伝達されるため、油圧駆動による損失が低減され、高効
率な走行駆動を行える走行域となる。そこで、図5に示
すように、HMTモードにおいて、該F0点の走行駆動
を行っている場合には、本機の走行速度が約4〜12k
m/hとなるようにしている。つまり、本発明に係るH
MTは、主にトラクタに搭載されて利用されることとな
るが、トラクタでの作業では土起こしを行うプラウ作業
速度域が略4〜12km/hの範囲内であるため、もっ
とも作業頻度の高いプラウ作業速度域に高効率なF0
を合致させることで、さらなる低燃費化が図れるのであ
る。
【0029】また、モータ出力軸26の回転出力は、遊
星歯車機構10の加減速手段であるキャリア5を介して
加算(または減算)され、合成された出力はパイプ軸7
上に形成された中央の出力ギヤ3から取出される構成と
している。つまり、従来の構成においては、合成された
出力を遊星歯車機構10のキャリア5から取出す構成と
していたため、モータ出力軸26が停止している高効率
な駆動状態においても、キャリアの回転による攪拌損失
等が発生していたが、本構成においては、モータ出力軸
26の停止状態においては、キャリアが固定され、遊星
歯車機構10の中央に位置する出力ギヤ3の回転により
動力が伝達されるため、攪拌損失も小さく高効率な駆動
伝達が行えるのである。
【0030】次に、本発明に係る速度制御装置の構成に
ついて説明する。速度制御装置は、HST21の変速操
作を行う主変速レバー91、副変速クラッチ62の切換
によるL−H(低速段−高速段)切換を行う副変速切換
スイッチ95、エンジン20の出力回転数を制御する手
段である電子ガバナ93、HST21の斜板を傾動する
手段である斜板アクチュエータ94、エンジン出力回転
数を検出するセンサ83、主変速レバー91の回動角を
検出するセンサ84、副変速クラッチ62の変速段を検
出する手段であるセンサ85等より構成され、図1で示
すようにそれぞれ制御部90に接続されている。
【0031】主変速レバー91は図6で示すように、前
進及び後進の速度を無段変速させるレバーであり、該主
変速レバー91には副変速切換スイッチ95が設けられ
ている。主変速レバー91にはレバーの回動角を検出す
るセンサ84が設けられ、該センサ84の検出値に基づ
いて制御部90が斜板アクチュエータ94に制御命令を
送り、この命令に従って可動斜板22aの斜板角が制御
される。また、副変速切換スイッチ95の操作によるL
−H切換信号が制御部90に送られ、この命令に基づい
て前記副変速クラッチ62が切換えられる。
【0032】以上の構成において、主変速レバー91を
前進走行速度域で増速していった場合、ポンプ吐出量の
増加にともないHMTの合成出力回転数が増加し、これ
に従って本機の速度が前進増速する。そして、主変速レ
バー91がある設定速度に対応した回動角まで傾動され
た場合には、主変速レバー91の増速側への傾動操作に
伴い、エンジン出力回転数を低減させるよう制御してい
る。つまり、主変速レバー91の増速側への傾動により
ポンプ吐出量が増加するが、設定速度を上回らないよう
に制御部90が電子ガバナ93を調整することによりエ
ンジン出力回転数を低減させ、HMTの出力回転数を増
加させないように制御しているのである。このような制
御を行うことにより、本機が設定速度に達した後、さら
に主変速レバー91を前進増速側に傾動させても設定速
度が維持されるのである。
【0033】また、オペレータによるアクセルレバー9
2の操作によりエンジン出力回転数が増加した場合に
は、センサ83がエンジン出力回転数を検出し、本機の
走行速度が設定速度を上回らないように制御を行う。つ
まり、制御部90が前記斜板アクチュエータ94に制御
命令を送り、斜板アクチュエータ94が可動斜板22a
の斜板角を制御することにより、HST21側からの出
力回転数を低減させる。これにより、HMTの合成出力
回転数を増加させないよう制御し、本機の走行速度を設
定速度で維持するよう構成しているのである。
【0034】このように、HST21の斜板を傾動する
手段である斜板アクチュエータ94とエンジン20の出
力回転数を制御する手段である電子ガバナ93とを連動
させて設定速度を維持するよう構成しているので、例え
ば、設定速度を35km/hとすることで、様々な緩和
措置の優遇を得られることが可能となる。そして、この
緩和措置により本発明に係るHMTを搭載する本機のコ
ストを削減することが可能となった。また、設定速度は
HMTの合成出力回転数とタイヤ(駆動輪)の径との関
係で決定されるものであるが、仕様変更等でタイヤ径が
変更された場合にも対応できるよう、制御部90は与え
られたタイヤ径を加味した設定速度の維持制御を行うよ
うにしている。これにより、例えば駆動輪をタイヤ径の
小さいものに変更した場合に、設定速度(35km/h
等)が得られないということはなく、一定の設定速度に
対する汎用的な制御が可能となるのである。
【0035】また、上述した設定速度の維持制御は、前
記副変速クラッチ62が高速段に変速されている場合の
み有効となるよう制御している。副変速クラッチ62が
低速段に変速されている場合には、主変速レバー91を
前進増速側に最大限傾動させた場合にも設定速度には達
しないよう構成されており、この場合、主変速レバー9
1の回動角が設定速度に達する回動角となるまで傾動さ
れた場合にも、本機の速度は設定速度には達しないの
で、設定速度の維持制御は行わないようにしているので
ある。つまり、副変速クラッチ62の変速段を検出する
センサ85が高速段を検出する場合のみ設定速度を維持
するよう構成しているのである。
【0036】そして、本発明においては前記副変速切換
スイッチ95は、主変速レバー91が中立位置(図6の
N位置)にある場合のみ、操作可能としている。つま
り、副変速クラッチ62が低速段に変速されている状態
において、主変速レバー91を前進側に最大限傾動させ
た状態で、副変速を高速段側に切換えた場合、設定速度
を越えるHMTの出力回転数が駆動されることとなる。
また、設定速度を維持するためには、エンジン20の出
力回転数の低減を急激に行わなければならない。そこ
で、主変速レバー91が中立位置の場合のみ副変速を切
換え可能とすることで、設定速度の安定した維持制御を
可能としているのである。
【0037】また、図7で示すように、本発明に係るH
MTにおいては、主変速レバー91の操作量に対して本
機の走行速度が略3次曲線を描いて増速、減速するよう
構成している。つまり、低速域と高速域においては、主
変速レバー91の傾動操作による操作量(回動角)が同
一であっても、変速幅が異なるように、制御部90が斜
板アクチュエータ94を介してHST21の斜板角を調
整しており、本機の速度が前進及び後進の低速域では徐
々に増速、減速し、前進及び後進の高速域では、変速幅
が大きくなるようにしているのである。そして、速度が
0である点において、最も増減速が緩やかになるように
制御しているのである。
【0038】このような主変速レバー91とHST21
の斜板角の調整は、一般的にHST(HMTではない)
において実施可能である。つまり、主変速レバーの回動
操作によりHSTの斜板を傾動させる構成において、主
変速レバーの操作量に対してHSTの出力回転数が略3
次曲線を描きながら増減するように斜板角を制御させる
ことにより、走行速度が略3次曲線を描きながら増減す
るよう構成するのである。
【0039】このような制御を行うことにより、前進及
び後進のスムーズな発進を可能として、急発進を防止し
て操作性を向上させている。また、比較的高速走行を行
う移動中には、変速幅を大きくして変速の感度を上げ
て、操作性を向上させているのである。
【0040】次に、HMTモードにおける駆動系の異常
検出手段について説明する。上述の如く、HMTモード
においては、エンジン20の動力を一方は入力軸25よ
り遊星歯車機構10に伝達し、他方はHST21を介し
てモータ出力軸26より遊星歯車機構10に伝達して合
成するよう構成している。そして、合成された出力回転
数は前記合成出力軸27に伝達されるが、この合成出力
軸27より下流側で検出される合成出力回転数、及び、
前記モータ出力軸26の回転数を検出することにより異
常検出を行う。
【0041】図2に示すように、前記モータ出力軸26
の後端には回転数検出用のギヤ9が固設されており、該
ギヤ9の近傍にはモータ出力軸26出力回転数を検出す
る手段であるセンサ81が設けられている。また、前記
合成出力軸27に固設されたギヤ15には、合成出力軸
27の出力回転数を検出する手段であるセンサ82が設
けらている。ここで、HMTモードにおいては、モータ
出力軸26の出力回転数と、入力軸25の出力回転数が
遊星歯車機構10において合成された後、合成出力軸2
7に伝達される構成であるので、前記センサ82は合成
出力回転数を検出する手段となるのである。そして、図
1に示すように該センサ81・82は、それぞれ制御部
90に接続されている。
【0042】そして、制御部90はセンサ81よりモー
タ出力軸26の出力回転数を検出するとともに、この検
出結果より合成出力回転数を演算するのである。つま
り、エンジン回転数より求められる入力軸25の回転数
は、サンギヤ1、プラネタリアギヤ2、出力ギヤ3のギ
ヤ比により変速されてパイプ軸7に伝達される。さら
に、検出したモータ出力軸26の出力回転数がギヤ11
・6のギヤ比により変速されてキャリア5に加算される
ため、この加算を加味したパイプ軸7の回転数が求めら
れるのである。そして、ギヤ8・16のギヤ比より合成
出力軸27に伝達される合成出力回転数が演算により求
められるのである。
【0043】また、前述の如く、合成出力軸27にもセ
ンサ82が設けられているので、このセンサ82により
検出した合成出力回転数と、上記演算より求めた合成出
力回転数とを比較するのである。そして、この比較によ
りそれぞれの合成出力回転数が異なる場合には、HMT
変速装置に異常が発生していることとなる。異常原因と
しては、前記クラッチ13・14の断接が正常に行われ
ていない場合や、キャリア4・5が正常に駆動していな
い場合等が挙げられる。
【0044】上述した実施例においては合成出力回転数
の検出手段としてセンサ82を合成出力軸27に設ける
構成としているが、このセンサ82を前記前輪駆動軸2
9に遊嵌されたギヤ66等に設けることにより、前記副
変速軸28における合成出力回転数を検出する構成とし
てもよい。つまり、合成出力回転数の検出手段は合成出
力軸27より下流側に位置する何れかの軸に設ければよ
く、前記センサ81の検出結果より演算で求めた合成出
力回転数と、合成出力軸27より下流側で検出される合
成出力回転数とを比較すればよいのである。ただし、セ
ンサ81の検出結果より行う演算においては、センサ8
2をギヤ66等に設けた場合には、副変速装置の変速比
を加味する必要がある。
【0045】このようにセンサ82を合成出力軸27よ
り下流側に設けることにより、HMT変速装置に発生し
た異常を検出することが可能であり、また、前記副変速
クラッチ62等の異常も併せて検出することが可能であ
る。さらに、後輪及び前輪の回転軸に、より近い位置で
合成出力回転数を検出する構成となるので、車速の検出
センサとして機能し、速度計としての利用が可能となる
のである。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、以下
のような効果を奏するものである。即ち、駆動源からの
動力を、一方は遊星歯車機構に伝え、他方は油圧式無段
変速装置を介して遊星歯車機構に伝えて合成する油圧−
機械式変速装置において、走行速度が設定速度に達する
と、油圧式無段変速装置の斜板を傾動する手段と駆動源
の出力回転数を制御する手段とを連動させて設定速度を
維持するよう構成したので、設定速度を緩和措置の優遇
が得られる法規制の枠内とすることにより、コスト削減
が可能となった。
【0047】また、前記油圧−機械式変速装置に副変速
装置を設け、該副変速の変速段を検出する手段を設け、
高速段を検出する場合のみ前記設定速度を維持するよう
構成したので、安定した設定速度の維持制御が可能とな
った。
【0048】また、主変速レバーの回動操作により油圧
式無段変速装置の斜板を傾動させる構成において、主変
速レバーの操作量に対して走行速度が略3次曲線を描き
ながら増減するよう構成したので、前進及び後進のスム
ーズな発進を可能として、急発進を防止でき、また、比
較的高速走行を行う移動中には、変速幅を大きくして変
速の感度を上げて、操作性を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるHMTのスケルトン図である。
【図2】HST及びミッション(前部)の断面展開図で
ある。
【図3】ミッション(後部)の断面展開図である。
【図4】HSTモード及びHMTモードにおけるポンプ
吐出量と合成出力回転数との関係を示す図である。
【図5】HMT走行による駆動効率を示す図である。
【図6】主変速レバーを示す図である。
【図7】主変速レバーの操作量と本機速度の関係を示す
図である。
【符号の説明】
10 遊星歯車機構 13 油圧クラッチ 14 油圧クラッチ 21 HST 25 入力軸 26 モータ出力軸 27 合成出力軸 90 制御部 91 主変速レバー 92 アクセルレバー 93 電子ガバナ 94 斜板アクチュエータ 95 副変速切換スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源からの動力を、一方は遊星歯車機
    構に伝え、他方は油圧式無段変速装置を介して遊星歯車
    機構に伝えて合成する油圧−機械式変速装置において、
    走行速度が設定速度に達すると、油圧式無段変速装置の
    斜板を傾動する手段と駆動源の出力回転数を制御する手
    段とを連動させて設定速度を維持するよう構成したこと
    を特徴とする走行速度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記油圧−機械式変速装置に副変速装置
    を設け、該副変速の変速段を検出する手段を設け、高速
    段を検出する場合のみ前記設定速度を維持するよう構成
    したことを特徴とする請求項1記載の走行速度制御装
    置。
  3. 【請求項3】 主変速レバーの回動操作により油圧式無
    段変速装置の斜板を傾動させる構成において、主変速レ
    バーの操作量に対して走行速度が略3次曲線を描きなが
    ら増減するよう構成したことを特徴とする走行速度制御
    装置。
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