JP2000046178A - 作業車両の警報装置 - Google Patents

作業車両の警報装置

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JP2000046178A
JP2000046178A JP10214202A JP21420298A JP2000046178A JP 2000046178 A JP2000046178 A JP 2000046178A JP 10214202 A JP10214202 A JP 10214202A JP 21420298 A JP21420298 A JP 21420298A JP 2000046178 A JP2000046178 A JP 2000046178A
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JP
Japan
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transmission
controller
gear
shift
downshifted
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JP10214202A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Ishida
智之 石田
Yutaka Ono
豊 小野
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動操作と、コントローラによる自動操作と
により変速できる変速装置を備え、高負荷時等に後者の
変速装置を1段下げるように構成したトラクタ等では、
コントローラによる車速範囲が制限されているにも関わ
らず操縦者は同制御を過信し、作業、あるいは走行を継
続してエンストを起こしてしまうという課題が有った。 【解決手段】 手動操作により変速する副変速装置3
と、この副変速装置3の各変速位置内で細かな変速を現
出するように設定され、且つコントローラ1の変速指令
により油圧シリンダ45A,45Bの作動を介して変速
する主変速装置2とを備えたトラクタにおいて、車両の
エンジン負荷が大きくなった状態が検出されたときには
前記主変速装置2を1段減速すると共に、この変速位置
が最減速状態で尚減速する必要が生じたときは、これを
モニタ4Aやブザー4Bで報知する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタや芝刈
機等の農業用、あるいはブルトーザなどの建設用作業車
両の警報装置に関し、例えば車両のエンジン負荷を回避
することを目的としたり、車両の転倒、スリップ等車両
の危険を防止することを目的としたものに利用できる。
【0002】
【従来技術、及び発明が解決しようとする課題】従来ト
ラクタ等の作業車両には、特開平7−217729号公
報に示されるように、手動操作をリンク機構やカム機構
などの機械的連動機構を介して伝達して変速する副変速
装置と、この副変速装置の各変速位置内で細かな変速を
現出するように設定され、且つコントローラの変速指令
を信号ケーブル等の電気的連動機構を介して制御弁、油
圧シリンダへ伝達し変速可能な主変速装置とを備えたも
のが知られている。
【0003】そして、前記主変速装置を利用して例え
ば、作業負荷が大きくなり車両のエンジン回転数が低回
転になったときに減速しエンストを回避する負荷制御な
どを有するトラクタが有った。しかしながら、このよう
なトラクタで作業を行うと、コントローラによる車速範
囲が制限されているにも関わらず操縦者は同制御を過信
して、作業、あるいは走行を継続してまいエンストを起
こしてしまうという課題が有った。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題に鑑
みて作業車両を以下のように構成した。即ち、手動操作
を機械的連動機構L1を介して伝達して変速する第一変
速装置3と、この第一変速装置3の各変速位置内で細か
な変速を現出するように設定され、且つコントローラ1
の変速指令を電気的連動機構L2を介してアクチュエー
タ45A,45Bへ伝達し変速可能な第二変速装置2と
を備えた作業車両であって、車両の予め設定した条件に
より前記第二変速装置2を減速すると共に、この変速位
置が最減速状態で尚減速する必要が生じたときは、これ
を報知する手段4を備えたことを特徴とする作業車両の
警報装置とした。
【0005】
【発明の作用、効果】作業時、あるいは走行時に特定条
件、例えばエンジン回転数が落ちたり傾斜が急になる
と、コントローラ1からの変速指令が出されアクチュエ
ータ45A,45Bの作動により第二変速装置2を減速
する。このとき第二変速装置2が最減速状態となり、更
に減速の必要が有ると報知手段4によりオペレータへこ
の状態が報知される。
【0006】これにより、オペレータは第一変速装置3
を減速する必要が有ることを認識しやすくなり、例えば
前記特定条件であればエンストを防止したり、車両の転
倒等を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。トラクタの全体構成について説明
すると、トラクタの車体5は、図5に示すように、前部
のボンネット6内部にエンジン7を搭載し、このエンジ
ン7から後方にクラッチハウジング8、ミッションケー
ス9等を連結して構成される。前記エンジン7の側方に
は、ステアリングハンドル10により操向する前車輪1
1を軸装し、前記ミッションケースの左右側部には、リ
ヤアクスルハウジング14を介装して後車輪15を軸装
して設けている。また、このミッションケース9の上方
にはフロアと一体のフェンダー12を設けると共に、こ
の左右フェンダー12間に操縦席13を設けている。
【0008】変速レバー42は、前記操縦席13の側方
に突出して設け、このグリップ部には、後述する前記第
二変速装置である主変速装置2の変速位置を一段毎に上
昇、或いは下降する主変速ボタンスイッチ43u,43
dを設け、フェンダー12下部の制御部であるコントロ
ーラ1に接続している。また車体後部には、リフトアー
ム16によって昇降される三点リンク機構17を設け、
これにロータリ耕耘装置18を装着する。
【0009】尚、図中の符号19は油圧ケースで、リフ
トアーム16を昇降するリフトシリンダを内装する。ま
た、符号20はロータリ耕耘装置の耕耘爪、21は耕耘
カバー、22はリヤカバーである。前記クラッチハウジ
ング8やミッションケース9内の伝動機構は、図3に示
すように、エンジン7の回転動力を出力軸から取り出
し、クラッチ23を介して前、若しくは後進クラッチギ
ヤ24,25に連動し主変速装置2へ伝達する。
【0010】主変速装置2は、シンクロメッシュギヤ式
変速装置であり、アクチュエータである2つの油圧シリ
ンダ45A,45Bの作動により、入力した回転動力を
1〜4速ギヤ28,29,30,31の内の1つを通じ
て前記第二変速装置である副変速装置3へ伝達する構成
となっている。尚、前記油圧シリンダ45A,45B
は、後述するようにコントローラ1により電気的連動機
構(実線矢印L2)である通信ケーブル、及び油圧的連
動機構(点線矢印L3)である油圧回路を介して作動さ
せる構成となっている。また、前記油圧シリンダ45
A,45Bのピストン作動位置を、ストローク式の位置
センサ52A,52B…で検出する構成となっている。
【0011】副変速装置3は、これら主変速装置2の動
力下手側に設けられ、入力した回転動力を高速(H)ギ
ヤ32、中速(M)ギヤ33、低速(L)ギヤ、若しく
は超低速(LL)ギヤの内の1つを通じて後車輪15へ
伝達する構成となっている。また、副変速装置3の各変
速ギヤは、変速レバーを36をH型のレバーガイドに沿
って切替ることにより、リンク機構やカム機構等の機械
的連動機構L1を介して切り替える構成となっている。
【0012】尚、図中37は前記前・後進クラッチギヤ
24,25から連動されるPTO伝動軸を示す。また、
前記主変速装置2と副変速装置3との組合せの表を図4
に示す。次に、前記主変速装置2を減速させる条件とし
て負荷制御について説明する。前記エンジン7には、こ
の回転数を検出するエンジン回転センサ39を設け、エ
ンジン7のガバナ装置近傍には、コントロールラックの
位置を検出するスロットル位置センサ40を設けてい
る。また、前記フェンダー12上には、この負荷制御の
作動を入切する負荷制御スイッチ38が設けている。そ
して、この負荷制御スイッチ38のONによってエンジ
ン7の回転数が検出され、前記スロットル位置から想定
される回転よりも一定回転以上の回転数が検出されるこ
と等によって、コントローラ1は高負荷状態と判定し前
記主変速装置2を現変速位置から1段下げる指令を前記
油圧シリンダ45A,45Bを作動させる切替制御弁へ
送る。
【0013】前記コントローラ1、及び主変速装置の切
替について図1及び図2に基づいて説明する。コントロ
ーラ1は、内部に演算部であるCPUや、負荷制御や変
速切替制御の制御プログラムを格納するROMやRAM
等を備え、この入力部には前記負荷制御スイッチ38、
エンジン回転センサ39、スロットル位置センサ40、
傾斜センサ46、油圧シリンダ45A,45Bのピスト
ン位置センサ52A,52B…等を接続して設け、出力
部には前記2つの油圧シリンダ45A,45Bを作動す
る切替制御弁のソレノイド44A〜44D、報知手段で
ある液晶モニタ4A、ブザー4B等を接続して設けてい
る。
【0014】そして、コントローラ1における変速出力
は、図2のように前述した負荷制御の出力要求によっ
て、変速ギヤ28〜31が現変速位置から1段下の変速
位置に変速される。このとき既に最低速状態に有ると
き、即ち変速ギヤ28に変速され主変速が1速であると
きには減速不可能な旨を前記液晶モニタ4Aに表示さ
せ、若しくはブザー4Bを作動させ、副変速装置3を減
速操作するようにオペレータへ報知する。
【0015】これにより、モニター4A、若しくはブザ
ー4Bからの変速処理の要求があれば、これにもとづい
て操縦者が変速レバー42を操作して副変速装置3のギ
ヤを低速側のギヤに切替えて減速しエンストが防止され
る。また、この発明の別形態としては、前述の傾斜セン
サ46を利用し、この検出した傾斜角が一定以上となる
条件のもとに前述同様に変速位置を1段減速させ、これ
が最減速位置であればこの状態をモニター4A、若しく
はブザー4Bにより報知する構成として、走行上の安全
を図る構成としても良い。
【0016】図6において、上例と異なる点は、前記主
変速装置2が最減速状態でない時点で減速している際
に、コントローラ1からの減速が行われるときにはこの
旨を前記最減速時と違った形態で、ブザー、若しくはモ
ニター4により報知するものであり、これにより自動減
速が行われたことを操縦者に認識されやすくするもので
ある。
【0017】又、主変速操作中にコントローラ1からの
負荷増大による自動減速の指示があったときは、主変速
操作を優先して、負荷増大による自動減速の指示は無効
にする。これによって操縦者の意志通りに主変速を行う
ことができる。図7において、上例と異なる点は、コン
トローラ1により主変速装置1を減速操作後、一定時間
は、負荷増大による自動減速の指示を無効とするもので
ある。これにより、連続した減速操作をなくして、減速
処理を確実化する。
【0018】図8において、上例と異なる点は、前記負
荷制御において、負荷制御の出力要求回数により、コン
トローラ1に自動減速指示を行わせる場合に、前記主変
速ボタンスイッチ43u,43dの操作後の一定時間
は、負荷制御の出力要求があっても、該出力要求回数に
はカウントしない。これにより、変速操作によるエンジ
ン7の回転変動は、過剰に変化するため負荷出力要求が
発生してもカウントしなくなり、作業中のみの負荷出力
要求をカウントできる。
【0019】図9において、上例と異なる点は、前記エ
ンジン7にかかる負荷によって耕耘装置18の昇降制御
を行う負荷制御において、耕深ダイヤル47により設定
された耕深目標値に対して負荷制御による上昇出力要求
が頻繁に行われる場合(例えば、10秒間に3回。)
は、負荷制御に適さない耕深範囲と判断し、モニター4
Aで表示して、操縦者に耕深設定値を変更(浅くする)
するように知らせる。
【0020】なお、符号48はリフトアーム16の昇降
角度を検出するポテンショメータ等からなるリフトアー
ムセンサ、49は耕耘カバー21に対するリヤカバー2
2の上下回動角度を検出して耕深とする耕深センサであ
る。50,51はリフトアーム16の油圧回路のソレノ
イドバルブである。耕深による負荷制御において、耕深
目標を深くしていくと、ある値以上でハンチングを起す
ようになる。その耕深目標を達成するには必ずエンジン
7の回転数が低下する領域となり、そのまま作業を続け
ると耕耘の仕上りが悪くなる。
【0021】そこで、前記のように構成することによっ
て、不適切な耕深目標設定での負荷制御の使用がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コントローラの接続状態を示すブロック図。
【図2】制御フローチャート。
【図3】トラクタの伝動構成と制御に係る一部ブロック
図。
【図4】変速装置の組合せを示す表。
【図5】トラクタの全体側面図。
【図6】一部別形態を示すフローチャート。
【図7】一部別形態を示すフローチャート。
【図8】一部別形態を示すフローチャート。
【図9】一部別形態を示す負荷制御装置のブロック図
と、そのフローチャート。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 主変速装置 3 副変速装置 4A 液晶モニタ 4B ブザー 45A (変速用)油圧シリンダ 45B (変速用)油圧シリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動操作を機械的連動機構L1を介して
    伝達して変速する第一変速装置3と、この第一変速装置
    3の各変速位置内で細かな変速を現出するように設定さ
    れ、且つコントローラ1の変速指令を電気的連動機構L
    2を介してアクチュエータ45A,45Bへ伝達し変速
    可能な第二変速装置2とを備えた作業車両であって、車
    両の予め設定した条件により前記第二変速装置2を減速
    すると共に、この変速位置が最減速状態で尚減速する必
    要が生じたときは、これを報知する手段4を備えたこと
    を特徴とする作業車両の警報装置。
JP10214202A 1998-07-29 1998-07-29 作業車両の警報装置 Pending JP2000046178A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001349429A (ja) * 2000-06-02 2001-12-21 Iseki & Co Ltd 作業車両の変速制御装置
WO2010101004A1 (ja) * 2009-03-06 2010-09-10 株式会社小松製作所 ブルドーザの自動変速装置

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