JP4521317B2 - トラクタの負荷制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トラクタの作業時において、PTO出力がある場合とない場合における作業負荷に対応してエンジン回転数や走行速度を制御するための技術に関するものである。
従来、ロータリ耕耘装置により作業を行った場合、圃場の土が硬くなったり、深く耕耘したりすると負荷が増大してエンジンの回転数が落ち、さらにエンジン負荷が増大すると停止してしまうことになる。エンジンが停止してしまうと作業が続行できなくなり、仕上がりも悪くなるので、通常、トラクタの車速を落とすか、或いはロータリを持ち上げて負荷を軽くすることは従来から行われている(例えば、特許文献1参照)。
又、近年トラクタ等の作業車両に液晶表示部としてメーターパネルを設け、該メーターパネル上で各種の状態表示や設定変更を行うようにしたものが知られている(例えば、特許文献2又は特許文献3参照)。この種の作業車両では、メーターパネル上の近傍に画面操作スイッチ等の操作具を設けており、その操作に応じて、状態表示の切換や設定変更が行われるようになっている。
特開平7−132754号公報 特開2001−301488号公報 特開2004−161094号公報
しかし、負荷の増加に対してロータリを持ち上げると耕深が変化し作業精度が悪化する。また、特許文献1の技術では、作業時において大きな抵抗が発生した場合に負荷の大きさに基づいて走行速度を自動的に減速するようにし、走行速度の減少に応じてエンジン回転数も減少して、PTO回転数も減少するようにしていたのであるが、エンジン回転数の減少はトルクの低下に繋がるために、却って走行性が低下したり、作業性が低下したりしていた。そして、ロータリ等の耕耘作業では回転数が一定であるほうが仕上がりがきれいになり、均一な砕土性が得られる。一方、プラウ作業等のようにPTO軸からの動力が不要な牽引作業等では、走行速度を一定に保つほうが仕上がりがきれいになり、作業精度も向上する。
また、従来のメーターパネルに設けた液晶パネル等で作業の種類や耕深や変速段や走行速度や回転数等を表示するようにした場合、一度に他種類の表示は不可能であるため、表示切換を行う表示切換スイッチがそのメーターパネル付近(ハンドルコラム又はその近傍の位置)に設けられた構造となっており、作業中に表示画面の切換を行う際、運転席の作業者は一時的にハンドルから手を離し表示切換スイッチまで手を移動せねばならず、視線も移動させなければならないため、進行方向が曲がるおそれがあった。
以上の不具合を解決すべく、本発明は、作業時にエンジンへの作業負荷が、適正負荷となるよう走行速度若しくはエンジン回転数が略一定になるように制御する負荷制御装置を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、エンジン(4)の出力軸とPTO軸(11)との間にPTOクラッチ(38)を配置し、該PTOクラッチ(38)を断接可能とするPTOスイッチ(33)と、該エンジン(4)に対する作業負荷を制御するか制御しないかを切り換える手段となるモード切換スイッチ(23)と、走行速度を検知する走行速度センサ(35)と、該エンジン(4)の回転数を検知する回転数センサ(34)と、アクセルレバー(22)やアクセルペダル(21)より構成されるエンジン回転数設定手段と、作業負荷の大きさに応じて走行速比を減少させて減速する変速変更手段(24)を、制御手段としてのコントローラ(20)と接続し、前記モード切換スイッチ(23)は、作業を開始するときに、作業の種類に応じて負荷制御を行うかどうかを決定し、前記モード切換スイッチ(23)のON/OFFを行うと、該コントローラ(20)により、モード切換スイッチ(23)がONかOFFかにより負荷制御モードであるか否かを判断し、前記モード切換スイッチ(23)をONにした負荷制御モードの場合、前記PTOクラッチ(38)のPTOスイッチ(33)をONとしたときに、負荷の変動に対して、走行速比を変更して、エンジン回転数を略一定に保つように制御し、前記PTOクラッチ(38)のPTOスイッチ(33)をOFFとしたときに、負荷の変動に対して、エンジン回転数と走行速比を変更して、走行速度を略一定に保つように制御するトラクタの負荷制御装置である。
請求項2においては、請求項1記載のトラクタの負荷制御装置において、前記走行速比を変更し、走行速度が増速または減速している場合には、その増速中または減速中であることを表示する手段を設けたものである。
請求項3においては、請求項1記載のトラクタの負荷制御装置において、前記PTOクラッチ(38)のPTOスイッチ(33)のON・OFFを、運転座席(7)の前方に配置したメーターパネル(29)に表示するとともに、該表示を運転座席(7)近傍に配置した操作レバーに設けた表示切換部材(40)により切換可能に構成したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1の如く、エンジン(4)の出力軸とPTO軸(11)との間にPTOクラッチ(38)を配置し、該PTOクラッチ(38)を断接可能とするPTOスイッチ(33)と、該エンジン(4)に対する作業負荷を制御するか制御しないかを切り換える手段となるモード切換スイッチ(23)と、走行速度を検知する走行速度センサ(35)と、該エンジン(4)の回転数を検知する回転数センサ(34)と、アクセルレバー(22)やアクセルペダル(21)より構成されるエンジン回転数設定手段と、作業負荷の大きさに応じて走行速比を減少させて減速する変速変更手段(24)を、制御手段としてのコントローラ(20)と接続し、前記モード切換スイッチ(23)は、作業を開始するときに、作業の種類に応じて負荷制御を行うかどうかを決定し、前記モード切換スイッチ(23)のON/OFFを行うと、該コントローラ(20)により、モード切換スイッチ(23)がONかOFFかにより負荷制御モードであるか否かを判断し、前記モード切換スイッチ(23)をONにした負荷制御モードの場合、前記PTOクラッチ(38)のPTOスイッチ(33)をONとしたときに、負荷の変動に対して、走行速比を変更して、エンジン回転数を略一定に保つように制御し、前記PTOクラッチ(38)のPTOスイッチ(33)をOFFとしたときに、負荷の変動に対して、エンジン回転数と走行速比を変更して、走行速度を略一定に保つように制御するトラクタの負荷制御装置であるので、PTO軸を駆動する作業時においては、負荷が増大してもエンジン回転が一定となるように制御されることにより、PTO軸の回転も一定となり、高精度の作業が得られることになる。
また、PTO軸を駆動しない作業時においては、負荷が増大しても走行速度が一定となるように制御されることにより、牽引作業等での仕上がりの変化が殆どなくなり、高精度の作業が得られることになる。
請求項2の如く、請求項1記載のトラクタの負荷制御装置において、前記走行速比を変更し、走行速度が増速または減速している場合には、その増速中または減速中であることを表示する手段を設けたことにより、負荷状態を作業者が認識できる為に、予め走行速度やエンジン回転数を容易に適正に設定することができる。例えば、負荷制御により減速している場合には、表示パネルに「減速中」等を表示させ、主変速レバーで設定した速度から自動的に変更されていることを知らせる。
また、負荷制御モード解除時に走行速度が主変速レバーで設定する速度に戻ることに備えることができる。
請求項3の如く、請求項1記載のトラクタの負荷制御装置において、前記PTOクラッチ(38)のPTOスイッチ(33)のON・OFFを、運転座席(7)の前方に配置したメーターパネル(29)に表示するとともに、該表示を運転座席(7)近傍に配置した操作レバーに設けた表示切換部材(40)により切換可能に構成したことにより、負荷制御時であるかどうかが容易に判り、その他の情報を知りたい場合にも容易に表示を変更して認識することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係るトラクタの全体的な構成を示した側面図、図2は走行制御系のブロック図、図3はPTOスイッチがONの場合も含めた、本発明の負荷制御装置が行う一連の処理の一例を示したフローチャート、図4はPTOスイッチがOFFの場合の、本発明の負荷制御装置が行う一連の処理の一例を示したフローチャート、図5はトラクタのキャビン内の上面図、図6は表示パネルに表示する情報を切り換えた様子の説明図で、(a)は走行速度の情報を表示、(b)はPTO軸回転数の情報を表示、図7は本発明に係る表示切換部材を主変速レバーのグリップ部に設けた説明図、図8は本発明に係る表示切換部材をポジションレバーのグリップ部に設けた説明図、図9は本発明に係る表示切換部材をポジションレバーの基部付近に設けた説明図である。
図1を用いて、本発明の一実施例に係るトラクタ1の全体的な構成について説明する。トラクタ1の車体の前後には、前輪2・2および後輪3・3をそれぞれ配置し、車体の前部にエンジン4を内蔵するボンネット8が配置され、車体の後部にキャビン5が配置される。キャビン5内には、ステアリングハンドル6を設けて、該ステアリングハンドル6の後方には運転座席7を配設している。エンジン4の後方にはクラッチハウジング9を配置し、該クラッチハウジング9の後方にトランスミッションケース(以下ミッションケース)10を連結し、エンジン4からの動力を後輪3に伝達して駆動している。また、エンジン4の駆動力は、ミッションケース10後端から突出したPTO軸(動力取出し軸)11に伝達されるように構成されており、該PTO軸11の回転により、機体後端にユニバーサルジョイントや伝動軸などを介して接続した作業機(不図示)を駆動するように構成している。但し、PTO軸11は機体前方に突出したり、前輪2と後輪3との間に突出したりすることも可能であり、PTO軸11の配設位置は限定するものではない。ミッションケース10に入力された回転動力は、前輪2・2及び後輪3・3を駆動する走行駆動力と外部動力取出のPTO駆動力の二系統に伝動分岐される。
図2は、走行制御系のブロック図である。前記キャビン5内の操縦部には、エンジン4の回転数を手動で設定する手段となるアクセルペダル21とアクセルレバー22、エンジン4に対する作業負荷を制御する(負荷制御モード)か制御しないかを切り換える手段となるモード切換スイッチ23、運転座席7の側方に設けられたフェンダー27上に主変速レバー25、副変速レバー、ポジションレバー26、PTO変速レバー等が配設され、該アクセルペダル21とアクセルレバー22の回動量はポテンショメータ等の回動量検出手段28により検出され、該回動量検出手段28はエンジンコントローラ36と接続されている。但し、該回動量検出手段28はコントローラ20と接続して、該エンジンコントローラ36とコントローラ20とは通信等で情報をやりとりする構成とすることもできる。運転座席7の前方に回転計や警報モニターや液晶パネル等を配置したメーターパネル29を備え、該メーターパネル29には、液晶等で構成した表示パネル30が設けられており、該表示パネル30には、走行速度、作業(走行)時間、PTO軸回転数、変速位置、燃料計、水温計等の情報が切換表示可能に構成されている。
エンジン4の出力軸からはクラッチ(またはダンパー)を介してミッションケース10内に動力が伝達される。該ミッションケース10内において、入力軸から走行系とPTO系に動力が分岐されて、走行系は走行主変速装置や走行副変速装置を介して後輪や前輪に動力が伝達され、PTO系はPTOクラッチ38、PTO変速装置を介してPTO軸11に動力が伝達される。但し、PTOクラッチ38を省いてPTO変速装置のニュートラル位置で動力の伝達を解除することも可能である。
前記PTOクラッチ38は電磁クラッチにより構成して、該PTOクラッチ38はPTOスイッチ33の操作に断接可能とし、PTO軸11の駆動を断続できるようにしている。このPTOスイッチ33はコントローラ20を介してPTOクラッチ38と接続されている。但し、PTOスイッチ33のON・OFFを検知する代わりに、PTO変速レバーの変速位置またはニュートラル位置を検知する構成とすることも可能である。また、PTOクラッチ38は多板式等で構成することも可能であり、限定するものではない。
また、エンジン4のクランク軸(出力軸)には回転数を検知する手段であるエンジン回転数センサ34が配置され、該エンジン回転数センサ34の検出値はエンジンコントローラ36に入力される。一方、エンジンの回転はアクセルレバー22やアクセルペダル21等のエンジン回転数設定手段により設定でき、該エンジン回転数設定手段の設定位置は角度センサ等で構成した回動量検出手段28により検知してエンジンコントローラ36に入力される。そして、前記エンジン4に負荷がかかっているかどうかは、エンジン回転数やラック位置等の変化からコントローラ20またはエンジンコントローラ36の負荷検出手段で判断される。
また、前記コントローラ20にはエンジン4のラック位置や燃料噴射量や噴射タイミング等を変更して回転を制御するエンジンコントローラ36と接続され、前記負荷や設定走行速度等に応じて回転数を変更できるようにしている。更に、前記コントローラ20には前輪または後輪の車軸等に設けた走行速度センサ35や走行速度設定手段や変速変更手段24が接続されて、走行速度が設定速度で走行できるように制御している。前記変速速度設定手段としては主変速レバー25や副変速レバーであり、その変速位置はレバー基部に設けた角度センサ等で構成した走行速度設定位置検出手段37により検知し、コントローラ20と接続して検出値を入力している。変速変更手段24はモータまたはシリンダ等のアクチュエータで構成されて、コントローラ20からの信号により作動して変速変更手段24を変更する構成としている。なお、負荷が掛かった場合の走行速度制御については後述する。
こうして、PTOスイッチ33がON(PTOクラッチ接)の時とOFF(PTOクラッチ断)のときで二種類の負荷制御を行うようにしている。つまり、コントローラ20はPTOスイッチ33がONのときに、作業負荷に対してエンジン回転が略一定に保つように走行速度を設定速度に対して一定の範囲(例えば、約110%〜50%)で自動的に制御する。一方、PTOスイッチ33がOFFのときに、作業負荷に対して走行速度が略一定に保つように、エンジン回転数を自動的に制御する。そして、これらの制御状態はメーターパネル29の表示パネル30に表示するようにしている。つまり、設定速度や走行速度や変速位置や増速中または減速中や回転数等がメーターパネル29の表示パネル30に表示され、作業者がその状態を容易に確認できるようにしている。
次に、本発明に係る負荷制御装置について、該負荷制御装置が行う一連の処理の一例を示した図3のフローチャートに基づいて説明する。一般に圃場の硬軟は一様でないため、耕耘作業やプラウ作業時には作業負荷が変動し、エンジン4の回転数もその負荷変動に応じて変動する。このエンジンの回転数が変動することにより走行速度も変動するため、仕上がりが悪くなってしまう。そこで、本発明はPTO軸11を駆動して作業する場合とPTO軸11を駆動しない作業の場合に分けて負荷制御を行うことにより、より正確な作業を行うようにするものである。
まず、作業を開始する時に、作業の種類に応じて負荷制御を行うかどうかを作業者が決定し、モード切換スイッチ23のON/OFFを行う。コントローラ20はモード切換スイッチ23がONかOFFにより負荷制御モードであるか否かを判断する(S10)。つまり、耕耘作業やプラウ作業や収穫作業や芝刈り作業等の負荷が変動したときにエンジン回転数を一定に保ちたい、または、走行速度を一定に保ちたい作業ではモード切換スイッチ23をONとし後述する負荷制御を行って作業精度を高める。また、集草作業やローダ作業や除雪作業等の負荷変動が小さかったり、負荷の変動が生じても作業精度が比較的要求されず負荷制御を必要としない作業、或いは、散布作業等のPTO軸(エンジン)の回転と走行速度を比例させたい作業等ではモード切換スイッチ23をOFFとして作業をし、負荷制御は行わないようにする。このときメーターパネル29の表示パネル30には負荷制御モードであるかどうかを表示する。負荷制御を行わない場合はアクセルレバー22またはアクセルペダル21で設定した回転数となるようにエンジンコントローラ36が燃料噴射ポンプのラック位置を制御する。
次に、負荷制御モードである場合には、PTOスイッチ33がONであるかOFFであるかを判断する(S20)。このステップS20の判断において、PTOスイッチ33がONであると判断された場合に負荷制御装置の処理はステップS30へ移行し、他方、PTOスイッチ33がOFFであると判断された場合はステップS100へ移行する。
PTOスイッチ33がONである場合、PTOクラッチ38を「接」として、エンジン4の出力軸からPTOクラッチ38を介してPTO軸11に動力を伝達し、走行しながら作業機を駆動して作業を行う。この作業において、前記負荷検出手段により負荷が設定大負荷値よりも大きいか否かを判断して(S30)、作業負荷が大きいと判断した場合には、コントローラ20は変速変更手段24を駆動して、作業負荷の大きさに応じて走行速比を減少させて減速する。なお、速比とは、走行速度に比例し、エンジン回転数に反比例する変数のことである。また、変速変更手段24は変速機を制御するもので、例えばHSTの斜板を変更する手段である。こうして設定速比の減少、つまり、作業者が主変速レバー25で設定した速比を100%としたとき、それよりも減速してエンジン4にかかる負荷を軽減するように制御する。
そして、走行速比(実速比)と設定速比を比較して、つまり、コントローラ20が、走行速度設定位置検出手段37に対する走行速度センサ35の比率を演算して、設定した比率X%(例えば、50%、即ち、走行速比が設定速比の半分の速度)以下に減速したかどうかを、判断する(S40)。ここでいう「X%」とは、設定速比に対して、減速を許可しうる最低の走行速比の比率である。そして、ステップS40において走行速比が設定速比の一定比率X%(例えば、50%)以下に減速したと判断された場合、減速を停止し現在の速比を維持する(S41)。他方、ステップS40において走行速比が設定速比の一定比率X%以下に達していないと判断された場合、減速動作を行う(S42)。
また、前記ステップS30において、エンジン4に対する作業負荷が設定大負荷値よりも大きくないと判断された場合、コントローラ20は作業負荷が設定小負荷値よりも小さいか否かを判断する(S50)。つまり、設定大負荷値よりも大きい場合には走行速度を減少してエンジン回転数を上昇する必要があり、設定小負荷値よりも小さい場合には走行速度を増加する余裕があり、設定大負荷値と設定小負荷値との間の負荷値であれば適正負荷として増速も減速もする必要がなく設定回転数を維持できると判断する。作業負荷が設定小負荷値よりも小さい場合には、コントローラ20は変速変更手段24を駆動して、走行速比を設定速比以上に自動的に増速する。以上のように構成することにより、作業負荷の変動に対するエンジン4の回転数を略一定に保持することができる。エンジン回転数を略一定に保つことにより、PTOの回転数も略一定となり高精度作業を行うことができる。
そして、走行速比と設定速比を比較して、走行速比が設定速比の一定比率Y%(例えば、110%)以上に増速したかどうかを、判断する(S60)。ここでいう「Y%」とは、軽負荷となった時に最大限増速できる速比の比率である。ステップS60において走行速比が設定速比の一定比率Y%(例えば、110%)以上に増速したと判断された場合、増速を停止し現在の速比を維持する(S61)。ステップS60において走行速度が設定速度の一定比率Y%以上に増速していないと判断された場合、増速動作を行う(S62)。
前記ステップS50で、エンジン4に対する作業負荷が大きくもなく小さくもないエンジン4にとって適正な負荷であると判断された場合、現在の速比を維持する(S55)。
こうしてステップS70において、コントローラ20は、走行速比と設定速比を比較して、走行速比が設定速比より小さいかどうかを判断する(S70)。設定速比より小さい場合は、負荷が大きく設定速度より低い速度で走行しているので表示パネル30に「減速中」であることを表示する(S75)。または、この減速状態を具体的にどれくらい減速しているかを「減速比率」で表示してもよい。
前記ステップS70において、現在の速比が設定速比よりも小さくないと判断された場合、コントローラ20は、走行速比が設定速比より大きいかどうかを判断する(S80)。設定速比より増速されている場合には、負荷が小さく設定速度よりも高い速度で走行しているので表示パネル30に「増速中」であることを表示する(S85)。または、この増速状態を具体的にどれくらい増速しているか「増速比率」を表示してもよい。
次に、PTOスイッチ33がOFFの状態における負荷制御装置を図4に基づいて以下に説明する。前記ステップ20において、PTOスイッチ33がOFFの状態であると判断された場合には、PTO軸11から出力させない牽引作業等であり走行速度を一定にすることが求められる。この作業時において、作業負荷が予め設定した上限負荷設定値より大きいか否かを判断する(S100)。
このステップS100の判断において、作業負荷が上限負荷設定値より大きいと判断した場合には、回動量検出手段28により、エンジン回転数が設定した最大回転数以下かどうかを判断する(S110)。エンジン回転数が設定した最大回転数以下であると判断された場合はステップS115へ移行し、他方、エンジン回転数が設定した最大回転数以下でないと判断された場合は後述するステップS140へ移行する。
負荷が増大した時に、アクセルペダル21またはアクセルレバー22で設定したエンジン回転数が最大回転数以下である場合は、エンジン回転数を上げる余裕があるので、自動的にエンジン4の回転数を上昇させ、トルクを上昇し、更に、設定した速度よりも上昇しないように速比を低下させる(S115)。言い換えれば、負荷の増加によりエンジン回転数が減少して走行速度が低下しようとすると、エンジンコントローラ36によりエンジン回転数を上昇させ速比をさげる。つまり、エンジン回転数だけを上昇させると走行速度も速くなるので、速比を下げて、作業負荷の変動に対して走行速度が略一定に保持されるようにする。このように、走行速度を略一定に保つことにより、高精度作業を行うことができる。
前記ステップS100の判断において、エンジン4への作業負荷が大きくないと判断した場合は、作業負荷が設定値よりも小さいか否かを判断する(S120)。このステップS120の判断において、作業負荷が下限の設定値よりも大きい場合には適正負荷であるとしてこの状態を保持するようにエンジン回転数は変更しない。
前記ステップS120の判断において、作業負荷が下限の設定値よりも小さい場合には、エンジン回転数を減少させても設定速度を維持できる余裕があるので回転数を減少させるが、エンスト等せず設定速度に保つように予め設定したエンジン回転数の下限値(Zrpm)よりも高く維持するようにする。つまり、負荷が小さい場合エンジン回転数センサ34からの検出値が、エンジン回転数の下限値Zよりも大きいかどうかを判断する(S130)。エンジン4の回転数がZrpm以上と判断された場合は、エンジン4の回転数を減少させ、更に、速比を増加させて設定速度を保つようにする(S135)。こうして作業負荷の減少に対してエンジン回転数だけを減少させると走行速度が遅くなるので、速比も上げて、走行速度が略一定に保持される。走行速度を略一定に保つことにより、高精度作業を行うことができると共に、特に、負荷が小さいときにはエンジンの回転数を減少させて作業が行えるために燃費の低減が可能となり、騒音も低減するために作業者の疲労も軽減することができる。エンジン4の回転数がZrpm未満と判断された場合は、エンジン回転数の変更は行わない。
こうしてステップS140に移行されると、コントローラ20は、エンジン4の回転数が設定したエンジン回転数と同じでないかどうかを判断する(S140)。エンジン4の回転数がアクセルペダル21またはアクセルレバー22で設定したエンジン回転数と同じでないと判断された場合、エンジン4の回転数がエンジンコントローラ36によって変更中であるため、前記メーターパネル29の表示パネル30に「エンジン回転数変更中」であることを表示する(S145)。
このように、負荷制御による走行速度若しくはエンジン回転数の増減を表示パネル30に表示することにより、負荷状態を作業者が認識できる為に、予め走行速度やエンジン回転数を容易に適正に設定することができる。例えば、負荷制御により減速している場合には、表示パネル30に「減速中」等を表示させ、主変速レバー25で設定した速度から自動的に変更されていることを作業者に知らせる。
次に、本発明に係る表示切換部材について図5乃至図9に基づいて説明する。
図5に示す如く、本実施例に係るトラクタ1には、キャビン5内の運転座席7の前方にメーターパネル29を備え、前記運転座席7に側方には主変速レバー25やポジションレバー26等を備えている。前記メーターパネル29には、回転計や警報モニターやバック上昇や作業機上昇中等のランプや液晶等で構成した表示パネル30が設けられており、該表示パネル30には、走行速度、走行時間、PTO軸回転数、変速位置、燃料、水温の他、文字でシートベルトの装着や油圧異常や、電気系統の異常等を知らせたり注意を喚起したりする情報が表示可能に構成されている。前記表示パネル30の表示情報を切り換える手段として、従来の表示切換部材は、メーターパネル29付近(ハンドルコラム又はその近傍の位置)に設けられたので、運転座席7に着座した作業者は作業中、前方を見て、ステアリングハンドル6または主変速レバー25またはポジションレバー26を握っており、作業中に表示画面の切換を行う際には、作業者は一時的にステアリングハンドル6または主変速レバー25またはポジションレバー26から手を離し、メーターパネル29付近に設けられた表示切換部材まで手を移動せて手さぐりで探さなければならず、手間取ってしまい見たい情報を見遅れたり、見過ごすことがあった。
そこで本発明は、上記不具合を解消すべく、表示切換部材40を普段作業中に手を置いている前記レバー若しくは該レバーの基部付近に設ける構成とした。本実施例では、走行速度、走行(作業)時間、PTO軸回転数等の情報が表示パネル30に表示切換可能としている。その情報を表示切換部材40を段階的に押すことによって表示パネル30に表示される情報を段階的に切換表示する構成にしている。その一例を図6(a)、(b)に示す。また、表示切換部材40を押す時間の長短によって、表示パネル30に表示する情報を設定するように構成することも可能である。即ち、表示切換部材40を押していない状態、即ち、通常状態での表示情報を走行速度としていた場合、表示切換部材40を短く押すことで、表示情報を走行時間の情報に切換表示し、また、表示切換部材40を長く押すことで、PTO軸回転数の情報に切換表示するように設定する。また、本実施例では、表示切換部材40をスイッチで構成しているが、ダイヤルで構成し、段階的に設けられたダイヤルのメーターに予め表示パネル30に表示する情報を設定しておき、該ダイヤルを段階的に切り換えることで表示切換可能とするように構成することも可能である。
次に、本発明に係る表示切換部材40bの第一実施例を図7に基づいて説明する。図7に示す如く、変速操作を行うための前記主変速レバー25のグリップ部に前記メーターパネル29の表示パネル30の表示情報を切り換える表示切換部材40bを設けている構成にしている。詳細には、表示切換部材40bを主変速レバー25のグリップ部の側面または背面または正面に設けて、運転座席7に座っている作業者が、主変速レバー25のグリップ部を握ったときに指(例えば、親指)が当たる位置に表示切換部材40bを設ける構成にする。このように構成することにより、作業者は作業中に主変速レバー25で変速操作をしながら、また、走行中に前方を見ながら表示切換部材40bを押して表示パネル30の表示切換ができるため、効率的に作業を行うことができる。
次に、本発明に係る表示切換部材40cの第二実施例を図8に基づいて説明する。図8に示す如く、前記ポジションレバー26のグリップ部の側面または背面又は正面に前記メーターパネル29の表示パネル30の表示情報を切り換える表示切換部材40cを設けることも可能である。ポジションレバー26に表示切換部材40cを設ける構成は第一実施例と同様に、運転座席7に座っている作業者が、ポジションレバー26のグリップ部を握ったときに指(例えば、親指)が当たる位置に表示切換部材40bを設ける構成にする。このように構成することにより、前記同様に作業機の操作を行いながら表示パネル30の表示情報の表示切換ができる。
次に、本発明に係る表示切換部材40dの第三実施例を図9に基づいて説明する。本実施例では、主変速レバー25若しくはポジションレバー26の基部付近に前記メーターパネル29の表示パネル30の表示情報を切り換える表示切換部材40dを設けることも可能である。つまり、フェンダー27の上面に表示切換部材40dを設ける構成にしている。図9においては、ポジションレバー26の基部付近に表示切換部材40dを配置した構成にしている。このように構成することにより、従来位置に対して手の移動量が少ないため、効率的な作業を行うことができる。但し、図5に示すように、メーターパネル29付近(ハンドルコラム又はその近傍の位置)に従来の表示切換部材40aを設けることも可能である。
本発明の一実施例に係るトラクタの全体的な構成を示した側面図。 走行制御系のブロック図。 PTOスイッチがONの場合も含めた、本発明の負荷制御装置が行う一連の処理の一例を示したフローチャート。 PTOスイッチがOFFの場合の、本発明の負荷制御装置が行う一連の処理の一例を示したフローチャート。 トラクタのキャビン内の上面図。 表示パネルに表示する情報を切り換えた様子の説明図で、(a)は走行速度の情報を表示、(b)はPTO軸回転数の情報を表示。 本発明に係る表示切換部材を主変速レバーのグリップ部に設けた説明図。 本発明に係る表示切換部材をポジションレバーのグリップ部に設けた説明図。 本発明に係る表示切換部材をポジションレバーの基部付近に設けた説明図。
4 エンジン
11 PTO軸
20 コントローラ
21 アクセルペダル
22 アクセルレバー
23 モード切換スイッチ
24 変速変更手段
25 主変速レバー
26 ポジションレバー
27 フェンダー
28 回動量検出手段
29 メーターパネル
30 表示パネル
33 PTOスイッチ
34 エンジン回転数センサ
35 走行速度センサ
36 エンジンコントローラ
37 走行速度設定位置検出手段
40・40a・40b・40c・40d 表示切換部材

Claims (3)

  1. エンジン(4)の出力軸とPTO軸(11)との間にPTOクラッチ(38)を配置し、該PTOクラッチ(38)を断接可能とするPTOスイッチ(33)と、該エンジン(4)に対する作業負荷を制御するか制御しないかを切り換える手段となるモード切換スイッチ(23)と、走行速度を検知する走行速度センサ(35)と、該エンジン(4)の回転数を検知する回転数センサ(34)と、アクセルレバー(22)やアクセルペダル(21)より構成されるエンジン回転数設定手段と、作業負荷の大きさに応じて走行速比を減少させて減速する変速変更手段(24)を、制御手段としてのコントローラ(20)と接続し、前記モード切換スイッチ(23)は、作業を開始するときに、作業の種類に応じて負荷制御を行うかどうかを決定し、前記モード切換スイッチ(23)のON/OFFを行うと、該コントローラ(20)により、モード切換スイッチ(23)がONかOFFかにより負荷制御モードであるか否かを判断し、前記モード切換スイッチ(23)をONにした負荷制御モードの場合、前記PTOクラッチ(38)のPTOスイッチ(33)をONとしたときに、負荷の変動に対して、走行速比を変更して、エンジン回転数を略一定に保つように制御し、前記PTOクラッチ(38)のPTOスイッチ(33)をOFFとしたときに、負荷の変動に対して、エンジン回転数と走行速比を変更して、走行速度を略一定に保つように制御することを特徴とするトラクタの負荷制御装置。
  2. 請求項1記載のトラクタの負荷制御装置において、前記走行速比を変更し、走行速度が増速または減速している場合には、その増速中または減速中であることを表示する手段を設けたことを特徴とするトラクタの負荷制御装置。
  3. 請求項1記載のトラクタの負荷制御装置において、前記PTOクラッチ(38)のPTOスイッチ(33)のON・OFFを、運転座席(7)の前方に配置したメーターパネル(29)に表示するとともに、該表示を運転座席(7)近傍に配置した操作レバーに設けた表示切換部材(40)により切換可能に構成したことを特徴とするトラクタの負荷制御装置。
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