JP3137522B2 - 油圧駆動式装軌車両の発進時直進補正制御装置 - Google Patents

油圧駆動式装軌車両の発進時直進補正制御装置

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JP3137522B2 JP05319211A JP31921193A JP3137522B2 JP 3137522 B2 JP3137522 B2 JP 3137522B2 JP 05319211 A JP05319211 A JP 05319211A JP 31921193 A JP31921193 A JP 31921193A JP 3137522 B2 JP3137522 B2 JP 3137522B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】左右2セットの終減速機を駆動す
る、2セットの油圧ポンプ及び油圧モータを有する装軌
車両の発進時の直進補正、油圧モータの回転速度制御に
関する。
【0002】
【従来の技術】ブルドーザや雪上車、ゲレンデ整備車等
の装軌車両の走行駆動方式のひとつとして、従来より、
左右2セットの終減速機を、2セットの油圧ポンプ及び
油圧モータにより駆動するHST(Hydro−Sta
tic−Transmission)方式が存在する。
前記の車両は、一般的には大きな車速を要求されない為
(約20km/h)、油圧モータの出力軸には変速機構
を具備していない単なる減速機が直結されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したHST駆動方
式の装軌車両では、左右の油圧モータの回転速度が同一
の場合に車両は直進し、回転速度が異なった場合には右
または左旋回する。前述したように油圧モータの出力軸
は終減速機に連結され、その間に動力断接用のクラッチ
は存在せず、また終減速機は変速機構を具備していない
ので、その内部にクラッチ等の動力を係合/切断する機
構を有していない。従って、左右油圧モータの回転速度
指令が同一であっても、左右それぞれの油圧ポンプや油
圧モータの性能に個体差が有る場合、左右油圧モータの
実際の回転速度が異なってしまう場合があり、このため
左右終減速機の出力軸回転速度(左右履帯のスピードに
等しい)が異なってしまう。(油圧モータの回転が終減
速機で単純に減速される為) 即ち、運転者が、車両を直進状態を保って発進させよう
とした場合、油圧ポンプや油圧モータに前述したような
個体差がある場合、車両は運転者の意志に反して、発進
した直後に右又は左に走行する危険性がある。
【0004】本発明の目的は前記問題点を解決し、車両
の発進直後に直進状態を保持して発進させようとした運
転者の意図に反して車両が右または左に走行することの
ない油圧駆動式装軌車両の発進時直進補正制御装置を提
供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る油圧駆動式
装軌車両の発進時直進補正制御装置は、右左2セットの
可変容量型油圧ポンプ(3,4)と可変容量型油圧モー
タ(5,6)と右左同一構造の2セットの終減速機
(7,8)によって駆動される油圧駆動式装軌車両の動
力伝達装置において、前記右及び左終減速機内に同じ構
成で配設され低速度段と高速度段の変速機構となる右及
び左第1遊星歯車装置(右側10)、右及び左第2遊星
歯車装置(右側12)と、該第1遊星歯車装置と組合せ
ての変速や発進・停止に際し動力の係合/切断をする右
及び左の固定クラッチ(10−3,17)、回転クラッ
チ(11,18)と、油圧ポンプの回転速度を検出する
油圧ポンプ回転速度検出器(24)、右左の油圧モータ
の回転速度を検出する回転速度検出器(25,26)、
右左の出力軸の回転速度を検出する出力軸回転速度検出
器(27,28)と、車両の操縦装置の設定状況に係る
信号を出力する変速レバーのポジション選択スイッチ
(34)、かじ取り用のハンドル角度検出器(36)
と、前記各検出器からの信号を入力し所要の信号処理を
する制御装置(40)と、該制御装置の各駆動回路から
の指令によって作動が制御される右及び左の油圧ポンプ
制御アクチュエータ(20,21)、油圧モータ制御ア
クチュエータ(22,23)、固定クラッチ作動用アク
チュエータ(29,30)、回転クラッチ作動用クラッ
チ(31,32)とを備え、前記右及び左終減速機
(7,8)に固定クラッチ(10−3,17)と回転ク
ラッチ(11,18)とが内蔵され、車両が停車状態の
とき、前記右及び左油圧モータ(5,6)の回転速度
検出値を補正制御信号として前記制御装置(40)にフ
ィードバック可能にされて、該フィードバック信号によ
り前記右及び左油圧モータ(5,6)の回転速度をいず
れもゼロに収束可能に構成したことを特徴としている。
【0006】
【作用】
(1)油圧ポンプと油圧モータにより駆動される装軌車
両用終減速機に動力係合/切断機構を付加したことによ
り車両を停車状態で油圧モータを停止又は回転させるこ
とができる。 (2)油圧モータの回転を電気的に検出し、油圧ポンプ
の油押し除け容積を制御するアクチュエータにフィード
バック信号を入力することができる。 (3)(1),(2)の機能の組合せにより、車両の発
進直後に、車両が運転者の意に反して右または左に動く
危険性を解消できる。
【0007】
【実施例】図1に、本発明の実施例に係る発進時直進補
正制御装置を適用する装軌車両の油圧駆動装置のシステ
ム構成図を示す。図を参照してその構成と作用について
説明する。エンジン1は、内部に歯車列を有するトラン
スファ2を介して、右及び左終減速機駆動用の可変容量
型油圧ポンプ3,4を駆動する。該油圧ポンプ3,4は
油圧配管を介して右及び左終減速機駆動用の可変容量型
油圧モータ5,6にエンジン動力を油圧的に伝達し、該
油圧モータ5,6は右及び左終減速機7,8を駆動す
る。ここで、該終減速機7,8の内部の動力伝達機構は
同一であるから、以下、右終減速機7の動力伝達機構の
みを説明する。
【0008】右可変容量型油圧モータ3の出力軸9は、
歯車列を介して、第1遊星歯車装置10のサンギヤ10
−1に回転動力を伝達する。リングギヤ10−2は右終
減速機7のハウジングに設けられた油圧ピストンで動力
の係合/切断を行なう固定クラッチ10−3に接続され
ている。キャリア10−4及びサンギヤ10−1には、
油圧ピストンで動力の係合/切断を行なう回転クラッチ
11が付設されている。キャリア10−4は、第2遊星
歯車装置12のサンギヤ12−1に接続されている。リ
ングギヤ12−2は右終減速機7のハウジングに固定さ
れている。キャリア10−4の端部には油圧ピストン等
で作動するブレーキ装置13が付属され、キャリア12
−3は右終減速機7の出力軸14となる。該出力軸14
は、右起動輪15と結合され、該起動15は履帯を回
し、車両を推進させることになる。
【0009】前記右終減速機7は、低速度段及び高速度
段を有する2段切換式の変速機となっている。即ち、低
速度段を要求する場合には、固定クラッチ10−3を作
動させる動力係合状態で且つ回転クラッチ11を非作動
とし動力切断状態とする。この組合せでは、第1遊星歯
車装置10はリングギヤ固定型の減速比i1 を有する減
速機となる。また、第2遊星歯車装置12においても、
リングギヤ固定型の減速比i2 を有する減速機となり、
可変容量型油圧モータ5の出力軸9とサンギヤ12−1
の間にある歯車列の有する減速比i3 を組入れると、総
減速比iL =i1 ×i2 ×i3 の変速機となる。よっ
て、可変容量型油圧モータ5の出力軸9の回転数はiL
の比率で減速されて、右起動輪15を低速で回転させる
ことになる。
【0010】また、高速度段を要求する場合には、固定
クラッチ10−3を非作動とし動力切断状態、且つ、回
転クラッチ11を作動させ動力係合状態とする。この組
合せでは、第1遊星歯車装置10はサンギヤ10−1と
キャリア10−4は一体の直結状態で第2遊星歯車装置
12のサンギヤ12−1を回転する。即ち、総減速比i
H =1×i2 ×i3 の変速機となる。よって、可変容量
型油圧モータ5の出力軸9の回転数はiH の比率で減速
されて、右起動輪15を高速で回転させることになる。
以上に述べた構造は、前述したように左終減速機8にお
いても、同様である。
【0011】このような動力伝達系統による装軌車両の
油圧駆動装置を使用した場合、右及び左終減速機7,8
の速度段が同一で、且つ、右及び左可変容量型油圧モー
タ5,6の回転数が同一の場合には、右及び左起動輪の
回転数は同一となるから、車両は直進する。可変容量型
油圧モータ5,6の回転数が異なる場合には、右と左の
起動輪の回転数も異なるため、車両は右または左に旋回
する。固定クラッチ10−3、及び回転クラッチ11の
双方ともに非作動状態とした場合には、可変容量型油圧
モータの出力軸が回転していても、終減速機は回転動力
を伝えない中立状態となる。即ち、車両は停車状態を保
つ。ブレーキ装置13を作動させると、出力軸14は固
定状態となり、車両は制御される。前述したように、左
終減速機8の構造は右終減速機7と同様である。16は
左油圧モータの出力軸、17は固定クラッチ、18は回
転クラッチ、19は左終減速機の出力軸である。
【0012】20,21は右及び左の可変容量型油圧ポ
ンプの作動油押し除け容積を制御するポンプ制御アクチ
ュエータ、22,23は右及び左の可変容量型油圧モー
タの押し除け容積を制御するモータ制御アクチュエータ
であり、制御装置40からの電気的な制御信号により作
動する。20〜23のアクチュエータとしては、具体的
には電気油圧比例制御弁等が使用される。24は左右可
変容量型油圧ポンプの回転速度を検出する油圧ポンプ回
転速度検出器、25,26は右及び左の可変容量型油圧
モータの回転速度を検出する右(左)油圧モータ回転速
度検出器、27,28は右及び左の終減速機出力軸の回
転速度を検出する右(左)出力軸回転速度検出器であ
り、これらの回転速度検出器24〜28は電気的な回転
速度信号を制御装置40に出力する。29,30は右及
び左固定クラッチを係合/切断(解放)するために、制
御装置40からの電気的な制御信号によって作動する右
(左)固定クラッチ作動用アクチュエータ、31,32
は、右及び左回転クラッチを係合/切断するために、制
御装置40からの電気的な制御信号によって作動する右
(左)回転クラッチ作動用アクチュエータである。これ
らアクチュエータには、具体的には電磁弁等が使用され
る。
【0013】33はアクセルペダルの踏込み量を電気的
に検出するアクセルペダル位置検出器、34はポジショ
ンセレクタレバーの前進、後進、中立、超信地旋回等の
位置を電気的に検出し、それぞれに応じた信号を取り出
すためのポジション選択スイッチ、35はブレーキペダ
ルの踏込み量を電気的に検出するブレーキペダル位置検
出器、36は車両を旋回させるためのハンドル操作角度
を電気的に検出するハンドル角度検出器である。これら
検出器、スイッチ類からの各電気信号は制御装置40に
入力される。
【0014】本発明の実施例に係る制御装置を適用した
装軌車両用油圧駆動装置の変速方法の説明図を図2に示
す。 (1)停車状態:前述したように、停車状態では左右低
速度段固定クラッチ17,10−3、及び左右高速度段
回転クラッチ18,11はそれぞれ切断状態にある。こ
の時、左右の可変容量型油圧ポンプの油押し除け容積を
それぞれ0cc/revとし、同時に左右の可変容量型
油圧モータの押し除け容積は、α・qMmaxcc/rev
(0<α<1,qMmax:油圧モータの最大押し除け容
積)となるように設定する。 (2)低速度段以降:左右低速度段固定クラッチ17,
10−3をそれぞれ係合状態とする。低速度段内に於い
て、図2に示すモード1の範囲では、左右油圧モータの
押し除け容積をα・qMmaxcc/rev一定、且つ、左
右油圧ポンプの押し除け容積は0からβ・qPmaxcc/
rev(0<β<1,qPmax:油圧ポンプの最大押し除
け容積)まで変化させることで、左右終減速機出力軸回
転速度を0からNA まで増加させることができる。 低速度段中のモード2、高速度段中のモード3、モード
4においても、左右油圧ポンプと左右油圧モータの押し
除け容積を図2に示すように変化させることで、左右終
減速機出力軸回転速度はさらに増加しNmax に至る。
【0015】図1で参照した装軌車両の油圧駆動式動力
伝達装置には、終減速機内部に低速度段用の固定クラッ
チ及び高速度段用の回転クラッチが内蔵されている。従
って、この構造では停車状態においても油圧モータの回
転速度を補正制御記号として、制御装置に取り込むこと
が可能である。図3に、本発明の実施例に係る発進時直
進補正制御装置の主要部を構成するブロック図を示す。
以下、説明の簡単化の為に、停車状態のハンドル角度は
直進位置にある場合について述べる。従って、ハンドル
角度検出器36からのハンドル角度信号は、制御装置4
0に対して直進状態に対応する角度信号を出力してい
る。ポジション選択スイッチ34からのポジション選択
信号aは、中立判断論理回路41に入力される。41で
は、ポジション信号aがa=aN (中立位置信号)の場
合にのみ、右と左の固定クラッチ及び回転クラッチ作動
用アクチュエータ29,30,31,32を非作動(O
FF)状態とし、これにより全クラッチを切断状態とさ
せる制御信号を各クラッチ作動用駆動回路48,49,
50,51を介して出力する。また、制御装置40から
は、左右油圧ポンプ制御アクチュエータ21,20に対
してそれぞれの押し除け容積が0となるような制御信号
PL,DPR(DPL=DPRとする)を出力する。同時に制
御装置40は、左右油圧モータ制御アクチュエータ2
3,22に対してそれぞれの押し除け容積がα・qMmax
となるような制御信号DML,DMR(DML=DMRとする)
を出力する。
【0016】エンジン1が運転状態にある時、左右油圧
ポンプ・左右油圧モータに性能上の個体差があれば、制
御装置40が前記の制御信号を各アクチュエータ20〜
23に出力していても、左右油圧モータ6,5のいずれ
かは回転することになる。左右油圧モータ回転速度検出
器26,25から出力された左右油圧モータ回転速度信
号NML,NMRは、左右モータ回転速度比較器43,42
に入力される。該比較器43,42にはあらかじめ油圧
モータ回転速度0rpmに対応する基準値nMoが記憶さ
れており、それぞれの入力信号NML,NMRと基準値nMo
の偏差(大小関係)ΔnML=NML−nMo、並びにΔnMR
=NMR−nMOが計算される。これらの偏差はそれぞれ右
ポンプ偏差極性付加回路44、左ポンプ偏差極性付加回
路45に入力される。これらの極性付加回路では、Δn
>0の場合には(−)の極性を各偏差に乗じ、Δn<0
の場合には(+)の極性を各偏差に乗じる機能を有す
る。左右極性付加回路45,44から出力された極性付
偏差信号は左及び右油圧ポンプ制御アクチュエータ駆動
回路47,46に入力された後、左右油圧ポンプ制御ア
クチュエータ21,20に制御信号DPL,DPRがフィー
ドバック出力される。フィードバックされた制御信号に
より、左右油圧ポンプの押し除け容積は初期設定から変
更され、この過程により左右油圧モータ6,5の回転速
度はいずれも0rpmに収束する。
【0017】前記した実施例では右及び左の油圧ポンプ
3,4と油圧モータ5,6により終減速機7,8を駆動
しているが、バッテリを電源としてモータにより終減速
機を駆動する構成としても本発明による制御装置の構成
を適用し得る。また、前記実施例の終減速機7,8には
低速用と高速用の2組のクラッチを使用しているが、最
低限1組あるいは2組以上の動力係合/切断用クラッチ
を配設した終減速機としても、本発明に係る制御装置を
適用し得る。
【0018】
【発明の効果】本発明の発進時直進補正制御装置によ
り、車両の発進前段階で、走行時に予想される左右回転
速度差に伴う直進性の悪化を未然に防止でき、油圧駆動
式装軌車両の発進直後に、直進状態を保持して発進させ
ようとした運転者の意図に反して車両が右または左へ走
行する危険性を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る装軌車両の油圧駆動装置
のシステム構成図。
【図2】油圧駆動装置の変速方法の特性説明図。
【図3】発進時直進補正制御装置の主要部の構成を示す
ブロック図。
【符号の説明】
1…エンジン、2…トランスファ、3…右用可変容量型
油圧ポンプ、4…左用可変容量型油圧ポンプ、5…右用
可変容量型油圧モータ、6…左用可変容量型油圧モー
タ、7…右終減速機、8…左終減速機、9…右油圧モー
タ出力軸、10…右第1遊星歯車装置、10−1…サン
ギヤ、10−2…リングギヤ、10−3…固定クラッ
チ、10−4…キャリア、11…回転クラッチ、12…
右第2遊星歯車装置、12−1…サンギヤ、12−2…
リングギヤ、12−3…キャリア、13…ブレーキ装
置、14…右終減速機出力軸、15…右起動輪、16…
左油圧モータ出力軸、17…固定クラッチ、18…回転
クラッチ、19…左終減速機出力軸、20…右油圧ポン
プ制御アクチュエータ、21…左油圧ポンプ制御アクチ
ュエータ、22…右油圧モータ制御アクチュエータ、2
3…左油圧モータ制御アクチュエータ、24…油圧ポン
プ回転速度検出器、25…右油圧モータ回転速度検出
器、26…左油圧モータ回転速度検出器、27…右出力
軸回転速度検出器、28…左出力軸回転速度検出器、2
9…右固定クラッチ作動用アクチュエータ、30…左固
定クラッチ作動用アクチュエータ、31…右回転クラッ
チ作動用アクチュエータ、32…左回転クラッチ作動用
アクチュエータ、33…アクセルペダル位置検出器、3
4…ポジション選択スイッチ、35…ブレーキペダル位
置検出器、36…ハンドル角度検出器、40…制御装
置、41…中立判断論理回路、42…右モータ回転数比
較器、43…左モータ回転数比較器、44…右ポンプ偏
差極性付加回路、45…左ポンプ偏差極性付加回路、4
6…右油圧ポンプ制御アクチュエータ駆動回路、47…
左油圧ポンプ制御アクチュエータ駆動回路、48…右固
定クラッチ作動用アクチュエータ駆動回路、49…左固
定クラッチ作動用アクチュエータ駆動回路、50…右回
転クラッチ作動用アクチュエータ駆動回路、51…左回
転クラッチ作動用アクチュエータ駆動回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 17/10 B62D 11/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 右左2セットの可変容量型油圧ポンプ
    (3,4)と可変容量型油圧モータ(5,6)と右左同
    一構造の2セットの終減速機(7,8)によって駆動さ
    れる油圧駆動式装軌車両の動力伝達装置において、前記
    右及び左終減速機内に同じ構成で配設され低速度段と高
    速度段の変速機構となる右及び左第1遊星歯車装置(右
    側10)、右及び左第2遊星歯車装置(右側12)と、
    該第1遊星歯車装置と組合せての変速や発進・停止に際
    し動力の係合/切断をする右及び左の固定クラッチ(1
    0−3,17)、回転クラッチ(11,18)と、油圧
    ポンプの回転速度を検出する油圧ポンプ回転速度検出器
    (24)、右左の油圧モータの回転速度を検出する回転
    速度検出器(25,26)、右左の出力軸の回転速度を
    検出する出力軸回転速度検出器(27,28)と、車両
    の操縦装置の設定状況に係る信号を出力する変速レバー
    のポジション選択スイッチ(34)、かじ取り用のハン
    ドル角度検出器(36)と、前記各検出器からの信号を
    入力し所要の信号処理をする制御装置(40)と、該制
    御装置の各駆動回路からの指令によって作動が制御され
    る右及び左の油圧ポンプ制御アクチュエータ(20,2
    1)、油圧モータ制御アクチュエータ(22,23)、
    固定クラッチ作動用アクチュエータ(29,30)、回
    転クラッチ作動用クラッチ(31,32)とを備え、前
    記右及び左終減速機(7,8)に固定クラッチ(10−
    3,17)と回転クラッチ(11,18)とが内蔵さ
    れ、車両が停車状態のとき、前記右及び左油圧モータ
    (5,6)の回転速度の検出値を補正制御信号として前
    記制御装置(40)にフィードバック可能にされて、該
    フィードバック信号により前記右及び左油圧モータ
    (5,6)の回転速度をいずれもゼロに収束可能に構成
    したことを特徴とする油圧駆動式装軌車両の発進時直進
    補正制御装置。
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