JPH0715981Y2 - 扉吊下用ローラユニット - Google Patents

扉吊下用ローラユニット

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JPH0715981Y2
JPH0715981Y2 JP1988156975U JP15697588U JPH0715981Y2 JP H0715981 Y2 JPH0715981 Y2 JP H0715981Y2 JP 1988156975 U JP1988156975 U JP 1988156975U JP 15697588 U JP15697588 U JP 15697588U JP H0715981 Y2 JPH0715981 Y2 JP H0715981Y2
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JP
Japan
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roller
shaft
vertical support
support shaft
casing
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JP1988156975U
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JPH0277280U (ja
Inventor
桂一郎 松田
Original Assignee
木村新株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、折れ戸やスライド扉などを吊下用ガイドレー
ルに吊り下げるための扉吊下用ローラユニットに関する
ものである。
(従来の技術) この種の扉吊下用ローラユニットは、扉に対し高さ調整
可能に構成することにより、吊り下げる扉全体の高さ調
整や扉の垂直度を調整することができるのであるが、従
来この種の扉吊下用ローラユニットでは、例えば実公昭
7−16281号公報に記載されているように、扉吊下用水
平軸ローラを上端部に支持する垂直支軸が自転するの
を、当該扉吊下用水平軸ローラとガイドレールとの嵌合
により防止し得ることを前提に、当該垂直支軸には廻り
止め手段を特に付設しないで当該垂直支軸の螺軸部に回
転操作用ナットを螺嵌させ、この回転操作用ナットで扉
体を吊り下げるように構成していた。
(考案が解決しようとする課題) 上記のような従来の構成では、扉体重量を受けている回
転操作用ナットの回転抵抗は非常に大きいので、扉吊下
用水平軸ローラがガイドレール内での遊びの範囲内で左
右に揺れ動いたとき、これに伴って垂直支軸も回転操作
用ナットに対し一定範囲内で左右に自転することにな
り、従って、扉体の高さが微小ではあるが常に変動する
結果となる。
また、扉吊下用水平軸ローラがガイドレール内での遊び
の範囲内で左右に揺れ動くことは、扉吊下用水平軸ロー
ラの転動方向がガイドレールの長さ方向と平行な向きに
固定されないことになり、扉体の走行が円滑に行われな
い。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記のような従来の問題点を解決するために成
されたものであって、その特徴を後述する実施例の参照
符号を付して示すと、垂直支軸(12)と、吊下用水平軸
ローラ(5)と、当該吊下用水平軸ローラ(5)の転動
方向規制用垂直軸ローラ(16a)と、ケーシング(11)
と、高さ調整手段とから成り、 垂直支軸(12)は、上端に水平回転自在に支承された軸
受部材(13)と、中間高さに突設された廻り止めピン
(22)と、下端部に形成された螺軸部(12a)とを備
え、 吊下用水平軸ローラ(5)と向き規制用垂直軸ローラ
(16a)とは、垂直支軸(12)の上端の軸受部材(13)
に軸支され、 ケーシング(11)は、扉体(2)の上端角部に埋め込ま
れて固定されるもので、垂直支軸(12)の廻り止めピン
(22)が一定範囲内昇降自在に遊嵌する長孔(23)、開
口部(21)とを備え、 高さ調整手段(17)は、垂直支軸(12)の螺軸部(12
a)に螺嵌するナット(18)と、このナット(18)に同
芯一体に形成された歯車(19)に咬合する回転操作歯車
(20)とを有し、これらナット(17)及び回転操作歯車
(20)はケーシング(11)に回転のみ可能に内嵌し、回
転操作歯車(20)はケーシング(11)の開口部(21)を
通じて外から指先で回転操作可能である点に特徴を有す
る。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付の例示図に基づいて説明
する。
第1図及び第2図に於いて、1は2枚の扉体2,3を蝶番
4により折り畳み可能に連結した折れ戸であって、その
両端が水平軸ローラ5を介して吊下用ガイドレール6に
移動可能に吊り下げられ、両端下部に軸支された垂直軸
ローラ7が振れ止め用ガイドレール8に嵌合している。
前記水平軸ローラ5は、第3図〜第8図に示すように折
れ戸1の両端上角部に取り付けられたローラユニット9,
10に各々設けられている。即ち、各ローラユニット9,10
は、扉体2,3の上端角部に埋め込まれて固定されるケー
シング11に支持された垂直支軸12と、この垂直支軸12の
上端に水平回転可能に嵌合された軸受部材13,14とを備
え、当該軸受部材13,14には、軸心が前記垂直支軸12と
直交するように左右両側に水平支軸15が突設され、これ
ら水平支軸15に前記水平軸ローラ5が夫々回転可能に支
承されている。
また、前記軸受部材13,14には、第9図に示すように両
ローラユニット9,10を互いに接近させたときに上下に重
なることができるように突出部13a,14aが突設されると
ともに、下側になる突出部13aの下側と上側になる突出
部14aの上側とに夫々、水平軸ローラ5の転動方向を規
制する垂直軸ローラ16a,16bが軸支されている。
前記ケーシング11には、垂直支軸12の高さ調整装置17が
内装されている。この高さ調整装置17は、垂直支軸12の
下端螺軸部12aに螺嵌するナット18と、このナット18に
同芯一体に形成された歯車19と、当該歯車19と咬合する
回転操作歯車20とを有する。しかして、ナット18及び回
転操作歯車20とは、ケーシング11に夫々回転のみ可能に
内嵌されている。
21は、回転操作歯車20の周面の一部が露出するようにケ
ーシング11に設けられた開口部であって、この開口部21
を通じて外から指先で回転操作歯車20を回転操作するこ
とができる。また、ケーシング11は内部に長孔23を有す
る。この長孔23は、垂直支軸12の中間高さに突設された
廻り止めピン22の一端が遊嵌するもので、当該ピン22と
長孔23との嵌合により、垂直支軸12は回転不能で一定範
囲内昇降移動のみ可能となっている。
吊下用ガイドレール6には、各ローラユニット9,10の左
右一対の水平軸ローラ5を支持する左右一対の支持用レ
ール部24と、両支持用レール部24の中間下側で下側垂直
軸ローラ16aを案内する貫通スリット部25と、両支持用
レール部24の中間上側で上側垂直軸ローラ16bを案内す
る溝状レール部26とが設けられている。
一対のローラユニット9,10によって吊下用ガイドレール
6に移動可能に吊り下げられた折れ戸1は、両ローラユ
ニット9,10における垂直支軸12を夫々高さ調整装置17に
よって上下移動させることにより、全体の高さ調整や垂
直度を調整することができる。
即ち、開口部21に露出している回転操作歯車20を指先で
回転させ、その回転を歯車19からナット18に伝達して当
該ナット18を定位置で回転させることにより、当該ナッ
ト18と螺嵌する螺軸部12aを有し且つ長孔23とピン22と
の嵌合により回転できなくなっている垂直支軸12が昇降
移動せしめられ、水平軸ローラ5及び垂直軸ローラ16a,
16bを軸支する軸受部材13,14を扉体2,3に対して昇降移
動させることができる。
しかして、当該折れ戸1を第1図に仮想線で示すように
折り畳んでガイドレール6,8に沿って移動させるとき、
各ローラユニット9,10における水平軸ローラ5が吊下用
ガイドレール6の支持用レール部24上で転動することに
なるが、このとき各ローラユニット9,10における垂直軸
ローラ16a,16bが吊下用ガイドレール6の貫通スリット
部25及び溝状レール部26内を移動することにより、水平
軸ローラ5を軸支している軸受部材13,14の向きが支持
用レール部24の長さ方向と平行となるように規制され、
水平軸ローラ5は円滑に転動することができる。
なお、本考案装置は、折れ戸ではなく、単にガイドレー
ルに移動可能に吊り下げられるスライド扉の吊下用ロー
ラユニットとしても活用できる。
(考案の作用及び効果) 以上のように本考案の扉吊下用ローラユニットによれ
ば、回転操作歯車(20)を指先で回転操作するだけで、
水平軸ローラ(5)を介してガイドレールから吊り下げ
られる扉体の高さを簡単容易に調整することができるの
であるが、次のような格別の作用効果が得られる。
即ち、垂直支軸(12)の上端に支承される水平軸ローラ
(5)は、当該垂直支軸(12)に対して水平回動自在に
支持された軸受部材(13)に軸支されており、しかも当
該軸受部材(13)には、前記水平軸ローラ(5)の転動
方向を規制する垂直軸ローラ(16a)が軸支してあるの
で、扉体を吊り下げる水平軸ローラ(5)の向きが常に
ガイドレールの長さ方向と経浮こうな向きに保持され、
扉体を円滑に移動させることができる。
しかも前記水平軸ローラ(5)に扉体を吊り下げるため
の垂直支軸(12)は、扉体に固定されるケーシング(1
1)に対し、長孔(23)と廻り止め用ピン(22)とで一
定範囲昇降のみ可能で回転はできない状態に支持されて
いるので、当該垂直支軸(12)の螺軸部(12a)とこれ
に螺嵌するナット(18)とが、前記軸受部材(13)の水
平揺動運動に伴って相対回転する恐れは皆無である。従
って、前記ナット(18)に連動する回転操作歯車(20)
を回転操作しない限り、扉体の高さが微小量といえども
不測に変動する恐れはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は折れ戸の概略平面図、第2図は折れ戸の概略正
面図、第3図は一対のローラユニットと吊下用ガイドレ
ールとを示す一部縦断正面図、第4図は同横断平面図、
第5図は同縦断背面図、第6図はガイドレールを省く端
面図、第7図及び第8図は夫々要部の横断平面図、第9
図は両ローラユニットを互いに最接近させた状態での縦
断側面図である。 1……折れ戸、2,3……扉体、4……蝶番、5……水平
軸ローラ、6……吊下用ガイドレール、9,10……ローラ
ユニット、11……ケーシング、12……垂直支軸、13,14
……軸受部材、13a,14a……突出部、15……水平支軸、1
6a,16b……垂直軸ローラ、17……高さ調整手段、12a…
…螺軸部、18……ナット、19……歯車、20……回転操作
歯車、21……開口部、22……廻り止めピン、23……長
孔、24……支持用レール部、25……貫通スリット部、26
……溝状レール部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直支軸(12)と、吊下用水平軸ローラ
    (5)と、当該吊下用水平軸ローラ(5)の転動方向規
    制用垂直軸ローラ(16a)と、ケーシング(11)と、高
    さ調整手段(17)とから成り、 垂直支軸(12)は、上端に水平回転自在に支承された軸
    受部材(13)と、中間高さに突設された廻り止めピン
    (22)と、下端部に形成された螺軸部(12a)とを備
    え、 吊下用水平軸ローラ(5)と向き規制用垂直軸ローラ
    (16a)とは、垂直支軸(12)の上端の軸受部材(13)
    に軸支され、 ケーシング(11)は、扉体(2)の上端角部に埋め込ま
    れて固定されるもので、垂直支軸(12)の廻り止めピン
    (22)が一定範囲内昇降自在に遊嵌する長孔(23)、開
    口部(21)とを備え、 高さ調整手段(17)は、垂直支軸(12)の螺軸部(12
    a)に螺嵌するナット(18)と、このナット(18)に同
    芯一体に形成された歯車(19)に咬合する回転操作歯車
    (20)とを有し、これらナット(17)及び回転操作歯車
    (20)はケーシング(11)に回転のみ可能に内嵌し、回
    転操作歯車(20)はケーシング(11)の開口部(21)を
    通じて外から指先で回転操作可能である 扉吊下用ローラユニット。
JP1988156975U 1988-11-30 1988-11-30 扉吊下用ローラユニット Expired - Lifetime JPH0715981Y2 (ja)

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JPH0277280U JPH0277280U (ja) 1990-06-13
JPH0715981Y2 true JPH0715981Y2 (ja) 1995-04-12

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001193341A (ja) * 1999-12-13 2001-07-17 Eku Ag 引き戸の走行装置
JP2014227816A (ja) * 2013-05-17 2014-12-08 ケージーパルテック株式会社 引戸の隙間閉塞装置
DE102006055219C5 (de) 2006-11-21 2022-09-01 Dormakaba Deutschland Gmbh Laufwagen zur horizontalen Verfahrbarkeit einer Schiebetür, einer Wand oder dergleichen

Family Cites Families (1)

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JPH0716281U (ja) * 1993-08-26 1995-03-17 日本たばこ産業株式会社 自動販売機の商品搬出装置

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