JPH0715972U - イグニッションキー装置 - Google Patents

イグニッションキー装置

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JPH0715972U
JPH0715972U JP4693293U JP4693293U JPH0715972U JP H0715972 U JPH0715972 U JP H0715972U JP 4693293 U JP4693293 U JP 4693293U JP 4693293 U JP4693293 U JP 4693293U JP H0715972 U JPH0715972 U JP H0715972U
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key
constant voltage
signal
secondary battery
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善之 水野
貞雄 国分
久 青木
隆司 水野
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発信回路およびその電源として二次電池を備
えたリモートキーをキーシリンダに差込むことにより二
次電池を充電できるようにし、又、キーシリンダに差込
まれたものが正規のリモートキーか否かの判別を可能に
する。 【構成】 リモートキー5は、キーシリンダに差込まれ
たことに基づいて電力が誘起される二次コイル28を備
え、且つ、特定コードの電波信号を発信する発信回路2
3およびこれの電源としての二次電池27を有する。そ
して、二次コイル28の誘起電力により定電圧回路33
が直流定電圧出力を発生し、これにより充電回路46を
介して二次電池27が充電される。又、定電圧回路33
が直流定電圧出力を発生すると、タイマー回路51によ
りスイッチング回路43をオンさせ、これにより発信回
路23に直流電圧を供給して一定時間だけ発信動作させ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、イグニッション用のキーシリンダに差込まれるリモートキーに、空 中伝播信号を発する発信回路及びこれの直流電源としての電池を設けた構成のイ グニッションキー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車にあっては、最近いわゆるワイヤレスドアロック装置を搭載した ものがある。これは、イグニッション用キーシリンダおよびドア用キーシリンダ に差込み可能なリモートキーの基部に発信回路およびこれの直流電源としての電 池を設け、運転者がその発信回路を発信動作させることによって電波信号を発信 すると、車体側に設けられた受信信号判別手段がその電波信号を解読し、電波信 号がその自動車に設定された特定コードの信号であった場合に、電動アクチュエ ータを動作させてドアを自動的にロックしたり、或いは、そのロックを自動的に 解除するように構成されている。
【0003】 このようなワイヤレスドアロック装置は、運転者が発信回路を発信動作させる べく操作釦を押すだけで、自動的にドアをロックしたり、そのロックを解除した りできるので、使用上非常に便利である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来構成のものでは、発信回路の電源である電池が消耗して電 力がなくなった場合には、電波信号を発せられなくなり、電波信号によるロック 操作およびロック解除操作ができなくなってしまう。
【0005】 一方、運転者がイグニッション用キーシリンダにリモートキーを差込んでその リモートキーによりキーロータを「START」位置まで回動させると、スター タが動作してエンジンを始動させ、以て、自動車の運転が可能になるものである が、例えば、正規のリモートキーを持つ運転者以外の者が何らかの不正物を差込 んでイグニッション用キーシリンダのキーロータを「START」位置まで回動 させた場合でも、エンジンが始動されてしまう不具合がある。
【0006】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、発信回路の直流電源 とての二次電池を充電することができ、しかも、イグニッション用キーシリンダ に差込まれたものが正規のリモートキーか否かの判別が可能なイグニッションキ ー装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のイグニッションキー装置は、 特定コードの空中伝播信号を発信する発信回路およびこれの直流電源としての 二次電池を備えたリモートキーと、 このリモートキーが差込まれて回動操作されるキーロータを備えたキーシリン ダと、 このキーシリンダのキーロータの回動に応じて状態が切換えられるイグニッシ ョンスイッチとを具備し、 前記キーシリンダに、キーロータに前記リモートキーが差込まれたことに基づ き通電される一次コイルを設け、 前記リモートキーに、そのリモートキーが前記キーロータに差込まれた状態で 前記一次コイルにより電力が誘起される二次コイルと、この二次コイルの誘起電 力から直流定電圧出力を発生する定電圧回路と、この定電圧回路の直流定電圧出 力により前記二次電池を充電する充電回路と、前記二次電池の出力及び前記定電 圧回路の直流定電圧出力を前記発信回路に供給するための電源供給回路と、前記 定電圧回路が直流定電圧出力を発生したときに前記発信回路に一定時間だけ発信 動作を行なわせるタイマー回路とを設ける構成に特徴を有する。
【0008】
【作用】
本考案のイグニッションキー装置によれば、リモートキーがキーシリンダのキ ーロータに差込まれることに基づいて一次コイルに通電されるので、リモートキ ーの二次コイルに電力が誘起され、この誘起電力により充電回路を介して二次電 池が充電される。
【0009】 又、リモートキーの二次コイルに電力が誘起されてその誘起電力から定電圧回 路が直流定電圧出力を発生すると、タイマー回路が発信回路に一定時間だけ発信 動作を行なわせるので、空中伝播信号の特定コードによりキーロータに差込まれ たものが正規のリモートキーか否かの判別が可能となる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して説明する。 まず、図3及び図4において、シリンダ用ベース1は、自動車の図示しないス テアリングコラム部分に設けられるもので、これにイグニッション用のキーシリ ンダ2が装着されている。
【0011】 キーシリンダ2のロータケース3にはキーロータ4が回動可能に配設されてお り、そのキーロータ4は、「LOCK」位置でキー挿入口4aに対してリモート キー5(図2参照)の抜差しが可能で、差込まれたリモートキー5により「LO CK」位置と「START」位置との間で回動操作されるようになっている。
【0012】 キーロータ4の後端部には該キーロータ4と一体的に回動するカムシャフト6 が設けられ、このカムシャフト6の後端部に、該カムシャフト6の回動に応じて 状態が切換えられるイグニッションスイッチ7が設けられている。イグニッショ ンスイッチ7は、キーロータ4の回動位置に応じて、「OFF」、「ACC」、 「ON」および「ST」の4つの状態に切換えられる(図2参照)。
【0013】 なお、リモートキー5によりキーロータ4を「START」位置へ回動させた 状態で、操作力を解除することに伴い、イグニッションスイッチ7はこれに設け られた図示しない復帰用のばねの付勢力により「ST」状態から「ON」状態に 切換えられるとともに、カムシャフト6を介してキーロータ4が「START」 位置から「ON」位置へ自動的に復帰回動するようになっている。
【0014】 上記カムシャフト6部分にはステアリングロック装置8が設けられている。こ のステアリングロック装置8は、周知のように、カムシャフト6に設けられたカ ム9と、このカム9により移動される枠部材10と、この枠部材10とカバー1 1との間に配設されてその枠部材10を図3中矢印A方向へ付勢する圧縮コイル ばね12と、枠部材10に引掛けられ枠部材10と一体的に移動するロックバー 13とを備えていて、上記キーシリンダ2のキーロータ4が「LOCK」位置に 回動され、かつキーロータ4からリモートキー5が抜取られることに伴ない、ロ ックバー13の先端部が図示しないステアリングシャフト側の係合溝に係合する ことにより、ステアリングシャフトひいてはステアリングホイールをロックする 構成となっている。
【0015】 そして、上記キーシリンダ2の前部には、一次コイル14が装着されている。 その一次コイル14は、図2に示すように、イグニッションスイッチ7が「AC C」及び「ON」状態のいずれかのときに、制御手段15のオア回路16から出 力される信号に基づき電流供給回路17を介して交番電流が供給されるようにな っている。
【0016】 一方、上記リモートキー5の基部には、図5及び図6に示すように、発信機能 の本体18が一体的に設けられている。この本体18は、キー部19とインサー ト成形された第1のケース部20と、この第1のケース部20の開口部を覆うよ うにねじ21により装着された第2のケース部22とから構成されている。
【0017】 本体18には、発信回路23(図1参照)を備えたプリント基板24、発信回 路23を発信動作させるための押釦式のロック用スイッチ25及びアンロック用 スイッチ26、発信回路23の電源としての二次電池27並びに上記キーシリン ダ2側の一次コイル14と対応する二次コイル28等が設けられている。上記発 信回路23は、自動車におけるドアのロック及びロック解除を遠隔操作するため の信号を発するために用いられるものである。
【0018】 ここで、リモートキー5における本体18側の電気的構成について図1を参照 して述べる。全波整流回路29は、ダイオード29aないし29dをブリッジ接 続して構成され、その交流入力端子間には上記二次コイル28及びコンデンサ3 0の並列回路が接続されている。そして、全波整流回路29の直流出力端子間に は定電圧ダイオード31及びコンデンサ32の並列回路が接続され、以て、定電 圧回路33が構成されている。さらに、コンデンサ32に並列に逆流阻止用ダイ オード34,35及び上記二次電池27の直列回路が接続され、ダイオード34 のカソードは発信回路23の正電源入力端子23aに接続され、二次電池27の 負端子は上記アンロック用スイッチ26を介して発信回路23の負電源入力端子 23bに接続されている。この場合、逆流阻止用ダイオード34,35は電源供 給回路36を構成する。
【0019】 上記発信回路23は、正,負電源入力端子23a,23bの他に信号入力端子 23cを有しており、その正,負電源入力端子23a,23b間に直流電圧が印 加された場合であって、信号入力端子23cの信号がハイレベルの時にはアンテ ナ37から空中伝播信号、この場合、電波信号によってロック信号を出力し、信 号入力端子23cの信号がロウレベルの時にはアンテナ37からアンロック信号 を出力するようになっている。
【0020】 しかして、この発信回路23の正電源入力端子23aと信号入力端子23cと の間には前記ロック用スイッチ25及び抵抗38の直列回路が接続されている。 さらに、ロック用スイッチ25及び抵抗38の共通接続点は、逆流阻止用ダイオ ード39及び抵抗40を介してNPN形のトランジスタ41のベースに接続され ている。そして、トランジスタ41のエミッタ及びコレクタはアンロック用スイ ッチ26の両端子に接続され、トランジスタ41のベース,エミッタ間には抵抗 42が接続され、以て、スイッチング回路43が構成されている。
【0021】 また、抵抗44及び逆流阻止用ダイオード45は定電圧ダイオード31のカソ ードと二次電池27の正端子との間に直列に接続され、以て、充電回路46を構 成するようになっている。
【0022】 そして、ダイオード47,抵抗48,49及びコンデンサ50はタイマー回路 51を構成するものである。即ち、ダイオード47において、そのアノードは定 電圧ダイオード31のカソードに接続され、カソードは二分岐されて、その一方 は抵抗48を介して二次電池27の負端子に接続され、他方はコンデンサ50及 び抵抗49を直列に介してダイオード39のカソードに接続されている。
【0023】 しかして、以上のような構成において、ロック用スイッチ25がオン操作され た場合には、トランジスタ41がオンすることに基づき発信回路23の正,負電 源入力端子23a,23b間に二次電池27の直流電圧が印加されるとともに、 信号入力端子23cの信号がハイレベルとなり、従って、発信回路23はアンテ ナ37からロック信号を出力し、一方、アンロック用スイッチ26がオン操作さ れた場合には、発信回路23の正,負電源入力端子23a,23b間に二次電池 27の直流電圧が印加されるとともに、信号入力端子23cの信号がロウレベル となり、従って、発信回路23はアンテナ37からアンロック信号を出力するよ うになっている。
【0024】 上記発信回路23から発せられる電波信号は、自動車のアンテナ52(図2参 照)に受信される。その電波信号は、数十ビットのコード信号として構成され、 そのコードの内容は、ロック信号の場合には自動車毎に設定された特定コードと ロックコードとの組合せからなり、アンロック信号の場合には上記特定コードと アンロックコードとの組合せからなる。
【0025】 図2に示すように、アンテナ52により受信された電波信号は、受信回路53 を経て制御手段15のコード判別回路54に伝送される。そして、コード判別回 路54は、受信した電波信号のコード内容がその自動車に設定された特定コード であるか、且つ、そのコード内容がロックコードであるかアンロックコードであ るかを判別し、特定コードであった場合、ロックコードに対してはロック駆動信 号を駆動回路55を介してドアロック装置56に与えてロックさせ、アンロック コードに対してはアンロック駆動信号を駆動回路55を介してドアロック装置5 6に与えてロックを解除させるようになっている。
【0026】 一方、上記キーシリンダ2の近傍には、図2に示すように上記アンテナ52と は別個のアンテナ57が設けられており、このアンテナ57は上記発信回路23 から発せられる電波信号を受信し、その受信した信号は受信回路58を経て制御 手段15のコード判別回路59に伝送される。このコード判別回路59は、受信 した電波信号のコード内容がその自動車に定められた特定コードであるかを判別 し、特定コードであった場合には出力信号をアンド回路60に出力する。
【0027】 アンド回路60の入力端子には、コード判別回路59の出力端子の他に、オア 回路61の出力端子が接続されている。オア回路61は、イグニッションスイッ チ7が「ON」状態となるか、または、「ST」状態となったときに出力信号を アンド回路60に出力する。
【0028】 そして、アンド回路60は、オア回路61並びにコード判別回路59からそれ ぞれ信号があったときのみ、例えばEFI(電子制御燃料噴射装置)62の作動 を許容することによりエンジンの始動を許容し、それ以外のときは、キーロータ 4が回動されてもそのEFI62の作動を阻止することによりエンジンの始動を 阻止するようになっている。
【0029】 なお、制御手段15は、実際には、マイクロコンピュータ及びその周辺回路か ら構成されてソフトウエアにより制御動作を行なうものであるが、図2では、説 明の便宜上、この実施例において必要とされる動作を行なうための機能別のブロ ック図として示されている。
【0030】 次に、本実施例の作用につき説明する。 いま、運転者がエンジンを始動させるべく、リモートキー5をキーシリンダ2 のキー挿入口4aに差込んだとする。このとき、キーシリンダ2にリモートキー 5を差込んだ状態では、キーロータ4は「LOCK」位置にあり、イグニッショ ンスイッチ7は「OFF」状態である。この状態から、リモートキー5によりキ ーロータ4を「ACC」位置まで回動させると、オア回路16が出力信号を出力 して電流供給回路17に与えることに基づいて、その電流供給回路17は作動し て一次コイル14に交番電流を供給するようになる。
【0031】 そして、一次コイル14に交番電流が流れることによって、キーシリンダ2に 差込まれたリモートキー5側の二次コイル28に電力が誘起され、その誘起電力 は全波整流回路29によって全波整流され、且つ、定電圧回路33により定電圧 化されて、その定電圧回路33から直流定電圧出力が発生する。定電圧回路33 が直流定電圧出力を発生すると、その直流定電圧出力によりタイマー回路51を 介してトランジスタ41にベース電流が流れ、トランジスタ41がオンして発信 回路23の正,負電源入力端子23a,23b間に定電圧回路33の直流定電圧 若しくは二次電池27の直流電圧が電源供給回路36を介して印加される。
【0032】 この場合、ロック用スイッチ25がオフになっていて発信回路23の信号入力 端子23cの信号はロウレベルとなっているので、発信回路23はアンテナ37 からアンロック信号を発信するように動作する。なお、タイマー回路51は一定 時間後にトランジスタ41へのベース電流の供給を停止するので、トランジスタ 41はオフし、発信回路23は直流電圧の供給が断たれて発信動作を停止する。 即ち、発信回路23は、定電圧回路33が直流定電圧出力を発生してから一定時 間だけアンロック信号を発信することになる。
【0033】 このようにして発信回路23からアンロック信号が発信されると、その電波信 号は、イグニッション用キーシリンダ2側のアンテナ57により受信されて受信 回路58を経てコード判別回路59に伝送される。コード判別回路59は、その 電波信号が特定コードであるか否かを判別し、電波信号が特定コードの信号であ った場合には、出力信号をアンド回路60に出力する。
【0034】 そして、運転者がキーシリンダ2に差込まれたリモートキー5によりキーロー タ4を回動操作し、キーロータ4を「START」位置まで回動させると、イグ ニッションスイッチ7が「ST」状態となり、これに伴いアンド回路60を介し てEFI62の作動が許容されるようになり、以て、図示しないスタータを介し てエンジンが始動されるようになる。
【0035】 なお、キーロータ4を「START」位置まで回動させてエンジンを始動させ た後、リモートキー5の回動操作力を解除すると、イグニッションスイッチ7は 「ST」状態から「ON」状態に切換えられるとともに、キーロータ4は「ST ART」位置から「ON」位置へ自動的に回動されて保持される。
【0036】 ところで、自動車のエンジンを始動する場合において、正規のリモートキー5 を持った運転者以外の者がエンジンを始動しようとして、キーシリンダ2のキー 挿入口4aに不生物を差込んでキーロータ4を「START」位置まで回動させ たとする。すると、イグニッションスイッチ7は「ST」状態に切換えられるこ とになる。
【0037】 しかしながら、アンド回路60にコード判別回路59から出力信号が入力され ない限り、EFI62の作動が阻止されるから、例えキーロータ4が回動された としてもエンジンを始動させることはできない。また、仮にハーシリンダ2に不 正なキーを差込んで電波信号を発信させたとしても、その電波信号のコードが合 致しない限り、やはりエンジンを始動させることはできない。従って、不正な手 段でエンジンを始動させることはできず、盗難防止の効果は極めて大きい。
【0038】 一方、前述したように、正規のリモートキー5によりエンジンを始動して、エ ンジンが駆動している状態においては、イグニッションスイッチ7が「ON」状 態に維持されている。この状態では、オア回路16から電流供給回路17に出力 信号が与えられて電流供給回路17から交番電流が一次コイル14に供給される ようになる。
【0039】 このように一次コイル14に交番電流が供給される状態では、リモートキー5 側の二次コイル28に生ずる誘起電力に基づく定電圧回路33からの直流定電圧 出力により充電回路46を介して二次電池27が充電される。従って、エンジン の駆動中は常に二次電池27が充電されることになるから、その二次電池27が 消耗することを防止でき、よって電池消耗により発信回路23が発信動作できな くなるという不具合を防止できる。
【0040】 なお、上記実施例では、リモートキー5をキーシリンダ2に差込んでキーロー タ4を「ACC」位置まで回動させたときにオア回路16の信号を介して電流供 給回路17を作動させるようにしたが、例えば、キーシリンダ2にリモートキー 5の差込みを検出するキー検出手段を設けて、このキー検出手段の検出動作に基 づいて電流供給回路17を作動させるようにしてもよく、要は、リモートキー5 がキーシリンダ2に差込まれたことに基づいて一次コイル14に通電すればよい ものである。
【0041】 また、上記実施例では、エンジンの始動を許容するための特定コード信号とし て、ドアのロック解除用の信号であるアンロック信号を利用したが、専用の信号 を使用する構成としてもよい。
【0042】 更に、上記実施例では、空中伝播信号として電波信号を例示したが、それに代 えて、超音波信号や赤外線信号であっても良い。
【0043】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、発信回路およびこれの電源 とての二次電池を備えたリモートキーをイグニッション用キーシリンダに差込む ことに基づいて上記二次電池を充電することができ、これに伴いその二次電池が 消耗することを極力防止できるとともに、電池が消耗して発信回路の発信動作が できなくなるという不具合を防止でき、しかも、リモートキーをイグニッション 用のキーシリンダに差込むことに基づいて発信回路に発信動作を行なわせて特定 コードの信号を発信させるようにしたので、キーシリンダに差込まれたものが正 規のリモートキーか否かを容易に判別することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すリモートキー側の電気
的構成図
【図2】全体構成のブロック図
【図3】キーシリンダ部分の断面図
【図4】キーシリンダ部分の正面図
【図5】リモートキーの横断面図
【図6】リモートキーの縦断面図
【符号の説明】
図面中、2はキーシリンダ、4はキーロータ、5はリモ
ートキー、7はイグニッションスイッチ、14は一次コ
イル、15は制御手段、23は発信回路、25はロック
用スイッチ、26はアンロック用スイッチ、27は二次
電池、28は二次コイル、33は定電圧回路、36は電
源供給回路、43はスイッチング回路、46は充電回
路、51はタイマー回路を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 水野 隆司 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定コードの空中伝播信号を発信する発
    信回路及びこれの直流電源としての二次電池を備えたリ
    モートキーと、 このリモートキーが差込まれて回動操作されるキーロー
    タを備えたキーシリンダと、 このキーシリンダのキーロータの回動に応じて状態が切
    換えられるイグニッションスイッチとを具備し、 前記キーシリンダには、キーロータに前記リモートキー
    が差込まれたことに基づき通電される一次コイルが設け
    られ、 前記リモートキーには、そのリモートキーが前記キーロ
    ータに差込まれた状態で前記一次コイルにより電力が誘
    起される二次コイルと、この二次コイルの誘起電力から
    直流定電圧出力を発生する定電圧回路と、この定電圧回
    路の直流定電圧出力により前記二次電池を充電する充電
    回路と、前記二次電池の出力及び前記定電圧回路の直流
    定電圧出力を前記発信回路に供給するための電源供給回
    路と、前記定電圧回路が直流定電圧出力を発生したとき
    に前記発信回路に一定時間だけ発信動作を行なわせるタ
    イマー回路とが設けられていることを特徴とするイグニ
    ッションキー装置。
JP4693293U 1993-08-30 1993-08-30 イグニッションキー装置 Pending JPH0715972U (ja)

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EP19940113519 EP0640517B1 (en) 1993-08-30 1994-08-30 Vehicular antitheft apparatus using an identification transmitted from a key to allow engine starting
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