JP2597174B2 - 車輌盗難防止装置 - Google Patents
車輌盗難防止装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 〈産業上の利用分野〉 本発明は、車輌盗難防止装置に関し、特にメカニカル
キーの照合と電子的コードの照合とを併用する形式の車
輌盗難防止装置に関する。
キーの照合と電子的コードの照合とを併用する形式の車
輌盗難防止装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、イグニッションスイッチを兼用するステアリン
グロックに、機械的なシリンダ錠を利用したメカニカル
キースイッチと併用して、該スイッチに用いてメカニカ
ルキーに一体的に設けられた各車輌別の固有電子的コー
ドの送信器と、車輌側に設けられた受信器と、上記電子
的コードの照合装置とを用いてメカニカルキーのキー山
及び電子的コードが共に適合した場合にのみエンジンを
始動可能とする車輌の盗難防止装置が、例えば特願昭62
−210555号明細書に提案されている。この盗難防止装置
では、上記送信器を具備するメカニカルキーのキーシャ
ンクをステアリングロックに挿入して所定の位置(例え
ばスタータを駆動する寸前)まで回動させると、キー側
送信器から車輌側受信器に向けて自動的に固有電子的コ
ードが送信されるようになっている。
グロックに、機械的なシリンダ錠を利用したメカニカル
キースイッチと併用して、該スイッチに用いてメカニカ
ルキーに一体的に設けられた各車輌別の固有電子的コー
ドの送信器と、車輌側に設けられた受信器と、上記電子
的コードの照合装置とを用いてメカニカルキーのキー山
及び電子的コードが共に適合した場合にのみエンジンを
始動可能とする車輌の盗難防止装置が、例えば特願昭62
−210555号明細書に提案されている。この盗難防止装置
では、上記送信器を具備するメカニカルキーのキーシャ
ンクをステアリングロックに挿入して所定の位置(例え
ばスタータを駆動する寸前)まで回動させると、キー側
送信器から車輌側受信器に向けて自動的に固有電子的コ
ードが送信されるようになっている。
このような盗難防止装置によれば、メカニカルキーを
複製したり、ピッキングすることによりキーシリンダを
回動させるのみではエンジンを始動することができず、
車輌の盗難が比較的確実に防止されるが、上記送信器が
故障等のために使用不可能となった場合、修理或いは新
たに用意するまで当該車輌を運転することができないこ
とから、例えば特願昭62−210554号明細書に記載されて
いるように、手動にて上記電子的コードを入力すべく例
えば暗証番号を打込むキーボードを車輌側に設置すると
良い。
複製したり、ピッキングすることによりキーシリンダを
回動させるのみではエンジンを始動することができず、
車輌の盗難が比較的確実に防止されるが、上記送信器が
故障等のために使用不可能となった場合、修理或いは新
たに用意するまで当該車輌を運転することができないこ
とから、例えば特願昭62−210554号明細書に記載されて
いるように、手動にて上記電子的コードを入力すべく例
えば暗証番号を打込むキーボードを車輌側に設置すると
良い。
しかしながら、上記電子的コードの送信器を用意する
まで、運転する度にキーボードから暗証番号を入力しな
ければならず、その操作が煩雑になりがちであった。
まで、運転する度にキーボードから暗証番号を入力しな
ければならず、その操作が煩雑になりがちであった。
〈発明が解決しようとする課題〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目
的は、車輌の盗難を確実に防止し得る共に取扱い性が改
善された車輌盗難防止装置を提供することにある。
的は、車輌の盗難を確実に防止し得る共に取扱い性が改
善された車輌盗難防止装置を提供することにある。
[発明の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、メカニカルキー
の照合手段と、電子的コード入力手段と、該手段により
入力された電子的コードを照合する手段とを有し、両照
合手段の照合結果に基づきエンジンを選択的に始動可能
とする車輌盗難防止装置であって、前記電子的コード入
力手段が、外部送信器に記憶された電子的コードを前記
コード照合手段に入力する第1のコード入力手段と、前
記車輌側に設けられ、かつ手動で電子的コードを前記コ
ード照合手段に入力する第2のコード入力手段とを有
し、前記メカニカルキー及び前記第2のコード入力手段
から入力された所定の電子的コードが適合することによ
り前記エンジンを始動可能とした場合、該エンジンを停
止した後は、メカニカルキーの照合結果が適合するのみ
で前記エンジンを再始動可能としたことを特徴とする車
輌盗難防止装置を提供することにより達成される。特に
前記メカニカルキー及び前記第2のコード入力手段から
入力された所定の電子的コードが適合することにより前
記エンジンを始動可能とし、該エンジンを停止した後、
前記第1のコード入力手段から適合する電子的コードが
入力された場合、その後は、前記第1のコード入力手段
または前記第1のコード入力手段から入力された電子的
コードが適合し、かつ前記メカニカルキーが適合しなけ
れば前記エンジンを再始動不可能とすると良い。
の照合手段と、電子的コード入力手段と、該手段により
入力された電子的コードを照合する手段とを有し、両照
合手段の照合結果に基づきエンジンを選択的に始動可能
とする車輌盗難防止装置であって、前記電子的コード入
力手段が、外部送信器に記憶された電子的コードを前記
コード照合手段に入力する第1のコード入力手段と、前
記車輌側に設けられ、かつ手動で電子的コードを前記コ
ード照合手段に入力する第2のコード入力手段とを有
し、前記メカニカルキー及び前記第2のコード入力手段
から入力された所定の電子的コードが適合することによ
り前記エンジンを始動可能とした場合、該エンジンを停
止した後は、メカニカルキーの照合結果が適合するのみ
で前記エンジンを再始動可能としたことを特徴とする車
輌盗難防止装置を提供することにより達成される。特に
前記メカニカルキー及び前記第2のコード入力手段から
入力された所定の電子的コードが適合することにより前
記エンジンを始動可能とし、該エンジンを停止した後、
前記第1のコード入力手段から適合する電子的コードが
入力された場合、その後は、前記第1のコード入力手段
または前記第1のコード入力手段から入力された電子的
コードが適合し、かつ前記メカニカルキーが適合しなけ
れば前記エンジンを再始動不可能とすると良い。
〈作用〉 このように、通常は比較的入力操作が容易な第1のコ
ード入力手段から入力される電子的コードの適合及びメ
カニカルキーの適合によりエンジンを始動可能とし、第
1のコード入力手段から適合する電子的コードの入力が
ない場合に第2のコード入力手段から1回だけ適合する
電子的コードを入力すれば、例えば次回に第1の入力手
段から適合する電子的コードが入力されるので、その後
メカニカルキーの適合のみでエンジンを始動可能とする
ことにより、第1のコード入力手段が使用不能となって
もエンジン始動操作が煩雑化することがない。
ード入力手段から入力される電子的コードの適合及びメ
カニカルキーの適合によりエンジンを始動可能とし、第
1のコード入力手段から適合する電子的コードの入力が
ない場合に第2のコード入力手段から1回だけ適合する
電子的コードを入力すれば、例えば次回に第1の入力手
段から適合する電子的コードが入力されるので、その後
メカニカルキーの適合のみでエンジンを始動可能とする
ことにより、第1のコード入力手段が使用不能となって
もエンジン始動操作が煩雑化することがない。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本発明を特定の実施例に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
第1図は本発明に基づく車輌盗難防止装置を示す。こ
の装置は、車輌ボディ1側のステアリングコラム等に設
けられたステアリングロックとイグニッションスイッチ
とを兼用するキースイッチユニット2と、後記するエン
ジンの始動及び警報手段の作動を制御する制御装置3
と、この制御装置3に接続され車輌ボディ1の車室内に
設けられたキーボード4と、キースイッチユニット2に
設けられたキースイッチ2aに挿入、回動してエンジンを
始動開始とするためのキー装置5とを有している。
の装置は、車輌ボディ1側のステアリングコラム等に設
けられたステアリングロックとイグニッションスイッチ
とを兼用するキースイッチユニット2と、後記するエン
ジンの始動及び警報手段の作動を制御する制御装置3
と、この制御装置3に接続され車輌ボディ1の車室内に
設けられたキーボード4と、キースイッチユニット2に
設けられたキースイッチ2aに挿入、回動してエンジンを
始動開始とするためのキー装置5とを有している。
キー装置5は、メカニカルキー部6と把持部7とから
なり、把持部7は、その内部に送信器8を内蔵してい
る。そして把持部7内のメカニカルキー部6の基端部を
挾んで対峙する部分には、LED素子からなる1対の発光
素子9が、その光軸を概ねメカニカルキー部6の先端方
向に向けて設けられている。また、メカニカルキー部6
の基端部近傍の端縁部には、1対のコンタクト10が設け
られている。
なり、把持部7は、その内部に送信器8を内蔵してい
る。そして把持部7内のメカニカルキー部6の基端部を
挾んで対峙する部分には、LED素子からなる1対の発光
素子9が、その光軸を概ねメカニカルキー部6の先端方
向に向けて設けられている。また、メカニカルキー部6
の基端部近傍の端縁部には、1対のコンタクト10が設け
られている。
車輌ボディ1側のキースイッチユニット2に設けられ
たキースイッチ2aは、公知のシリンダ錠式であり、メカ
ニカルキー部6を挿入可能とされると共にその内部にキ
ー装置5の回動位置に応じて閉成する機械的な接点と、
同様にキー装置5の回動位置に応じて前記したコンタク
ト部10に接触可能な一対の対応コンタクト11とが設けら
れている。また、キースイッチユニット2には、キース
イッチ2aに挿入されたメカニカルキー部6の一方の発光
素子9と対向するフォトトランジスタからなる受光素子
12が設けられている。対応コンタクト11及び受光素子12
は、前記した制御装置3に接続されている。
たキースイッチ2aは、公知のシリンダ錠式であり、メカ
ニカルキー部6を挿入可能とされると共にその内部にキ
ー装置5の回動位置に応じて閉成する機械的な接点と、
同様にキー装置5の回動位置に応じて前記したコンタク
ト部10に接触可能な一対の対応コンタクト11とが設けら
れている。また、キースイッチユニット2には、キース
イッチ2aに挿入されたメカニカルキー部6の一方の発光
素子9と対向するフォトトランジスタからなる受光素子
12が設けられている。対応コンタクト11及び受光素子12
は、前記した制御装置3に接続されている。
尚、本実施例のメカニカルキーは、メカニカルキー部
6のキー山をキースイッチ2a内の対応する図示されない
タンブラーに合致させ、スライドさせることにより該ス
イッチのキーシリンダを回動可能とすることにより照合
する形式のものであるが、実際にはタンブラーの位置を
直接電気的に検知することによりメカニカルキーを照合
しても良い。
6のキー山をキースイッチ2a内の対応する図示されない
タンブラーに合致させ、スライドさせることにより該ス
イッチのキーシリンダを回動可能とすることにより照合
する形式のものであるが、実際にはタンブラーの位置を
直接電気的に検知することによりメカニカルキーを照合
しても良い。
第2図は、本発明に基づく車輌用盗難防止装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
キー装置5の把持部7に設けられた発光素子9は、送
信器8の一部である発光回路13に接続されている。発光
回路13は、車輌別に設定された固有の電子的コードを記
憶するCPU14に接続され、またCPU14には、トリガ回路15
が接続されている。トリガ回路15には、コンタクト10及
び充電可能なバッテリ16に接続されたコンタクト回路17
が接続されている。
信器8の一部である発光回路13に接続されている。発光
回路13は、車輌別に設定された固有の電子的コードを記
憶するCPU14に接続され、またCPU14には、トリガ回路15
が接続されている。トリガ回路15には、コンタクト10及
び充電可能なバッテリ16に接続されたコンタクト回路17
が接続されている。
車輌ボディ1側に設けられた制御装置3は、その内部
に、受光素子12に接続された受光回路20が設けられ、受
光回路20は、前記した各車輌に固有の電子的コードと同
一のコードを記憶するCPU21に接続されている。
に、受光素子12に接続された受光回路20が設けられ、受
光回路20は、前記した各車輌に固有の電子的コードと同
一のコードを記憶するCPU21に接続されている。
CPU21は、暗証番号を打込むことにより固有電子的コ
ード信号を該CPUに入力するべく数字キーが配設された
キーボード4と、リレー制御出力回路22と、警報発生回
路23とに接続されている。リレー制御出力回路22は、エ
ンジンの点火装置及び燃料噴射装置を駆動制御するエン
ジン制御装置30に車載バッテリ31から電源を供給するた
めのメインリレー32と、エンジンのスタータモータ33を
駆動可能とするためのスタータリレー34とに接続されて
いる。警報発生回路23は、警報信号出力回路24を介して
ホーン35及びヘッドライト36に接続されている。また、
警報発生回路23は、キースイッチ2aが後記する「ON」の
位置にあることを検知するセンサ37、エンジン制御装置
30に電源が供給されていることを検知するセンサ38及び
スタータモータ33に電源が供給されていることを検知す
るセンサ39に対して入力回路25を介して接続されてい
る。
ード信号を該CPUに入力するべく数字キーが配設された
キーボード4と、リレー制御出力回路22と、警報発生回
路23とに接続されている。リレー制御出力回路22は、エ
ンジンの点火装置及び燃料噴射装置を駆動制御するエン
ジン制御装置30に車載バッテリ31から電源を供給するた
めのメインリレー32と、エンジンのスタータモータ33を
駆動可能とするためのスタータリレー34とに接続されて
いる。警報発生回路23は、警報信号出力回路24を介して
ホーン35及びヘッドライト36に接続されている。また、
警報発生回路23は、キースイッチ2aが後記する「ON」の
位置にあることを検知するセンサ37、エンジン制御装置
30に電源が供給されていることを検知するセンサ38及び
スタータモータ33に電源が供給されていることを検知す
るセンサ39に対して入力回路25を介して接続されてい
る。
尚、車載バッテリ31に接続された充電制御回路26がキ
ースイッチ2a内の対応コンタクト11に接続されており、
該コンタクトがコンタクト10に接触した際にコンタクト
回路17を介してバッテリ16を充電し得るようになってい
る。
ースイッチ2a内の対応コンタクト11に接続されており、
該コンタクトがコンタクト10に接触した際にコンタクト
回路17を介してバッテリ16を充電し得るようになってい
る。
キースイッチ2aは「LOCK」、「ACC」、「ON」、「S
T」の各位置に設定し得るようになっており、「ON」位
置にある場合、メインリレー32に車載バッテリ31から電
源が供給されるようになっており、「ST」位置に設定し
た場合、メインリレー32及びスタータリレー34に車載バ
ッテリ31から電源が供給されるようになっている。
T」の各位置に設定し得るようになっており、「ON」位
置にある場合、メインリレー32に車載バッテリ31から電
源が供給されるようになっており、「ST」位置に設定し
た場合、メインリレー32及びスタータリレー34に車載バ
ッテリ31から電源が供給されるようになっている。
エンジン制御装置30は、メインリレー32がオンとな
り、かつキースイッチ2aが「ON」位置にある場合、車載
バッテリ31から電源が供給されるようになっている。ま
た、スタータモータ33は、スタータリレー34がオンとな
り、かつキースイッチ2aが「ST」位置にある場合、マグ
ネットスイッチ40を介して車載バッテリ31から電源が供
給されるようになっている。
り、かつキースイッチ2aが「ON」位置にある場合、車載
バッテリ31から電源が供給されるようになっている。ま
た、スタータモータ33は、スタータリレー34がオンとな
り、かつキースイッチ2aが「ST」位置にある場合、マグ
ネットスイッチ40を介して車載バッテリ31から電源が供
給されるようになっている。
次に上記した車輌盗難防止装置の作動要領を詳細に説
明する。
明する。
第3図は本発明に基づく制御方法のフロー図である。
まず、キースイッチ2aにメカニカルキー部6を差し込
み、「LOCK」から「ON」へ回動させ、コンタクト10と対
応コンタクト11とを接触させることにより、ステップ41
にてメカニカルキー部6の適合を検出し、適合した場
合、ステップ42に進み、コンタクト回路17からトリガ回
路15に接触確認信号が送られる。そして、トリガ回路15
の指令に基づいてCPU14が固有電子コードを発生し、発
光回路13を介して発光素子9から受光素子12に向けて赤
外線の固有電子的コード信号を送信する。この信号を受
光素子12が受信し、受光回路20を介して制御装置3のCP
U21に固有電子的コードを伝送し、該CPUに於て固有電子
的コードの照合を行う。その照合結果が適合した場合ス
テップ43に進み、フラッグSに0を代入し、該フラッグ
Sの値をCPU21に記憶する。このフラッグSは、固有電
子的コード信号がキー装置5から発光素子9及び受光素
子12を介してCPU21に入力されたものか(第1のコード
入力手段)、或いは後記するようにキーボード4からの
暗証番号を入力することによりCPU21に入力されたもの
か(第2のコード入力手段)を判別するためのフラッグ
である。次にステップ44に進み、リレー制御出力回路22
を介してメインリレー32及びスタータリレー34をオンと
し、車載バッテリ31からエンジン制御装置30及びスター
タモータ33に電源を供給する。また、警報発生回路23に
対しては警報発生の禁止指令が出される。そして、キー
装置5を回動させ、キースイッチ2aを「ST」位置に設定
すると、実際にエンジンが始動する。以後、キースイッ
チ2aが「LOCK」位置となるまで、当該車輌は通常の運転
等の操作が可能となる。ここで、警報発生回路23は、CP
U21から警報発生の禁止命令が出されていないときには
常にセンサ37〜39からの信号により警報発生可能となっ
ている。
まず、キースイッチ2aにメカニカルキー部6を差し込
み、「LOCK」から「ON」へ回動させ、コンタクト10と対
応コンタクト11とを接触させることにより、ステップ41
にてメカニカルキー部6の適合を検出し、適合した場
合、ステップ42に進み、コンタクト回路17からトリガ回
路15に接触確認信号が送られる。そして、トリガ回路15
の指令に基づいてCPU14が固有電子コードを発生し、発
光回路13を介して発光素子9から受光素子12に向けて赤
外線の固有電子的コード信号を送信する。この信号を受
光素子12が受信し、受光回路20を介して制御装置3のCP
U21に固有電子的コードを伝送し、該CPUに於て固有電子
的コードの照合を行う。その照合結果が適合した場合ス
テップ43に進み、フラッグSに0を代入し、該フラッグ
Sの値をCPU21に記憶する。このフラッグSは、固有電
子的コード信号がキー装置5から発光素子9及び受光素
子12を介してCPU21に入力されたものか(第1のコード
入力手段)、或いは後記するようにキーボード4からの
暗証番号を入力することによりCPU21に入力されたもの
か(第2のコード入力手段)を判別するためのフラッグ
である。次にステップ44に進み、リレー制御出力回路22
を介してメインリレー32及びスタータリレー34をオンと
し、車載バッテリ31からエンジン制御装置30及びスター
タモータ33に電源を供給する。また、警報発生回路23に
対しては警報発生の禁止指令が出される。そして、キー
装置5を回動させ、キースイッチ2aを「ST」位置に設定
すると、実際にエンジンが始動する。以後、キースイッ
チ2aが「LOCK」位置となるまで、当該車輌は通常の運転
等の操作が可能となる。ここで、警報発生回路23は、CP
U21から警報発生の禁止命令が出されていないときには
常にセンサ37〜39からの信号により警報発生可能となっ
ている。
一方、ステップ42にて例えばキー装置5側の故障等に
より固有電子的コード信号がCPU21に入力されない場
合、或いは固有電子的コードが適合しなかった場合、ス
テップ45に進み、前回エンジン始動時にCPU21内に記憶
されたフラッグSが1であるか否かを判別する。フラッ
グSが1でなければステップ46に進み、予め設定された
暗証番号を運転者がキーボード4に入力し、該キーボー
ドにて上記固有電子的コードに変換してCPU21に入力
し、該CPUに於てその照合を行う。ステップ46に於てキ
ーボード4からの固有電子的コードが適合した場合、ス
テップ47に進みフラッグSに1を代入し、ステップ44に
進みエンジンを始動可能とする。ここで、メカニカルキ
ー部6をキースイッチ2aに挿入して回動させ、両コンタ
クト10、11を例えば第2図の「ON」位置にて接触させた
後、30秒であって良い所定の時間内に暗証番号がキーボ
ード4に入力されなければCPU21はキーボード4からの
暗証番号による固有電子的コードの入力を受付けないよ
うに設定されている。またキーボード4に、誤った暗証
番号が例えば3回であって良い所定の回数入力された場
合、所定時間経過するまでCPU21はキーボード4からの
暗証番号による固有電子的コード信号の入力を受付けな
いように設定されている。更に、キー装置5から固有コ
ード信号が入力された場合には、キーボード4からの暗
証番号の入力を禁止するように設定することで、次回エ
ンジン始動時にメカニカルキーの適合のみでエンジン始
動可能となってしまうことを防止している。
より固有電子的コード信号がCPU21に入力されない場
合、或いは固有電子的コードが適合しなかった場合、ス
テップ45に進み、前回エンジン始動時にCPU21内に記憶
されたフラッグSが1であるか否かを判別する。フラッ
グSが1でなければステップ46に進み、予め設定された
暗証番号を運転者がキーボード4に入力し、該キーボー
ドにて上記固有電子的コードに変換してCPU21に入力
し、該CPUに於てその照合を行う。ステップ46に於てキ
ーボード4からの固有電子的コードが適合した場合、ス
テップ47に進みフラッグSに1を代入し、ステップ44に
進みエンジンを始動可能とする。ここで、メカニカルキ
ー部6をキースイッチ2aに挿入して回動させ、両コンタ
クト10、11を例えば第2図の「ON」位置にて接触させた
後、30秒であって良い所定の時間内に暗証番号がキーボ
ード4に入力されなければCPU21はキーボード4からの
暗証番号による固有電子的コードの入力を受付けないよ
うに設定されている。またキーボード4に、誤った暗証
番号が例えば3回であって良い所定の回数入力された場
合、所定時間経過するまでCPU21はキーボード4からの
暗証番号による固有電子的コード信号の入力を受付けな
いように設定されている。更に、キー装置5から固有コ
ード信号が入力された場合には、キーボード4からの暗
証番号の入力を禁止するように設定することで、次回エ
ンジン始動時にメカニカルキーの適合のみでエンジン始
動可能となってしまうことを防止している。
ステップ46にて暗証番号による固有電子的コードが適
合しなかった場合、ステップ48に進み、エンジン制御装
置30及びスタータモータ33を駆動不能とし、警報発生回
路23を警報発生可能のままとする。またリレー制御出力
回路22に両リレー32、34をオンとする指令を出さない。
このとき、キースイッチ2aにキーが挿入されず、例えば
第2図に破線Aで示すように、リレー32及び34を介さず
にエンジン制御装置30及びスタータモータ33に直接電源
が供給されるように結線された場合、センサ38或いは39
からセンサ入力回路25を介して警報発生回路23に信号が
入力され警報を発生する。
合しなかった場合、ステップ48に進み、エンジン制御装
置30及びスタータモータ33を駆動不能とし、警報発生回
路23を警報発生可能のままとする。またリレー制御出力
回路22に両リレー32、34をオンとする指令を出さない。
このとき、キースイッチ2aにキーが挿入されず、例えば
第2図に破線Aで示すように、リレー32及び34を介さず
にエンジン制御装置30及びスタータモータ33に直接電源
が供給されるように結線された場合、センサ38或いは39
からセンサ入力回路25を介して警報発生回路23に信号が
入力され警報を発生する。
ステップ45にてフラッグSが1であった場合、即ち前
回のエンジン始動時に例えばキー装置5側の故障等によ
り固有電子的コード信号がCPU21に入力されず、キーボ
ード4からの暗証番号による固有電子的コード信号がCP
U21にて適合しエンジンを始動可能とした場合、ステッ
プ46のキーボード4からの暗証番号の入力及びCPU21に
於ける固有電子的コード信号の照合を省略し即エンジン
始動可能とする。即ち、1回メカニカルキー部6及びキ
ーボードからの暗証番号による固有電子的コード信号の
適合によりエンジンを始動可能とした後は、エンジンを
停止し再始動する際に、送信器5側のコード信号が制御
装置3側に送られるようになるまではメカニカルキー部
6の適合のみで車輌エンジンの始動を可能としている。
そして、送信器5側から適合する固有電子的コード信号
が制御装置3側に送られた場合、その後は、再びメカニ
カルキー及び固有電子的コードが共に適合しなければ上
記エンジンを始動できなくなる。
回のエンジン始動時に例えばキー装置5側の故障等によ
り固有電子的コード信号がCPU21に入力されず、キーボ
ード4からの暗証番号による固有電子的コード信号がCP
U21にて適合しエンジンを始動可能とした場合、ステッ
プ46のキーボード4からの暗証番号の入力及びCPU21に
於ける固有電子的コード信号の照合を省略し即エンジン
始動可能とする。即ち、1回メカニカルキー部6及びキ
ーボードからの暗証番号による固有電子的コード信号の
適合によりエンジンを始動可能とした後は、エンジンを
停止し再始動する際に、送信器5側のコード信号が制御
装置3側に送られるようになるまではメカニカルキー部
6の適合のみで車輌エンジンの始動を可能としている。
そして、送信器5側から適合する固有電子的コード信号
が制御装置3側に送られた場合、その後は、再びメカニ
カルキー及び固有電子的コードが共に適合しなければ上
記エンジンを始動できなくなる。
尚、本発明は上記実施例に限定されず様々な応用が可
能であることは云うまでもない。例えば、キーボードか
ら入力する暗証番号を車輌の所有者が登録できるように
して良い。また、キーボードから入力する暗証番号を複
数用意し、暗証番号により固有電子的コードの照合を一
回のみ不要とするか、別途設定された暗証番号を打込む
まで不要とするか、キー装置側から固有電子的コード信
号が入力されるまで不要とするか等を選択できるように
しても良い。また、送信器8側の補助的な送信手段とし
て、キー装置5の把持部7の表面にトリガ回路15と接続
する押釦スイッチを設け、該スイッチをオンすることに
よりコード信号を送信する構造を設けても良い。更に、
本実施例ではキーボードから暗証番号を入力するように
したが、手動入力手段として、例えば音声認識により暗
証番号を入力すること等が可能である。
能であることは云うまでもない。例えば、キーボードか
ら入力する暗証番号を車輌の所有者が登録できるように
して良い。また、キーボードから入力する暗証番号を複
数用意し、暗証番号により固有電子的コードの照合を一
回のみ不要とするか、別途設定された暗証番号を打込む
まで不要とするか、キー装置側から固有電子的コード信
号が入力されるまで不要とするか等を選択できるように
しても良い。また、送信器8側の補助的な送信手段とし
て、キー装置5の把持部7の表面にトリガ回路15と接続
する押釦スイッチを設け、該スイッチをオンすることに
よりコード信号を送信する構造を設けても良い。更に、
本実施例ではキーボードから暗証番号を入力するように
したが、手動入力手段として、例えば音声認識により暗
証番号を入力すること等が可能である。
[発明の効果] このように本発明によれば、通常は第1のコード入力
手段から入力される電子的コードの適合及びメカニカル
キーの適合によりエンジンを始動可能とし、第1のコー
ド入力手段から適合する電子的コードの入力がない場合
に第2のコード入力手段から1回だけ適合する電子的コ
ードを入力すれば、例えば次回に1回の入力手段から適
合する電子的コードが入力されるまで、その後メカニカ
ルキーの適合のみでエンジンを始動可能とすることによ
り、第1のコード入力手段が使用不能となってもエンジ
ン始動操作が煩雑化することなく車輌の盗難を確実に防
止できることから、その効果は極めて大である。
手段から入力される電子的コードの適合及びメカニカル
キーの適合によりエンジンを始動可能とし、第1のコー
ド入力手段から適合する電子的コードの入力がない場合
に第2のコード入力手段から1回だけ適合する電子的コ
ードを入力すれば、例えば次回に1回の入力手段から適
合する電子的コードが入力されるまで、その後メカニカ
ルキーの適合のみでエンジンを始動可能とすることによ
り、第1のコード入力手段が使用不能となってもエンジ
ン始動操作が煩雑化することなく車輌の盗難を確実に防
止できることから、その効果は極めて大である。
第1図は本発明に基づく車輌盗難防止装置のキー装置の
メカニカルキー部がキースイッチに差込まれた状態を示
す模式的な構成図である。 第2図は本発明に基づく車輌盗難防止装置の構成を示す
ブロック図である。 第3図は本発明に基づく車輌盗難防止装置の作動要領を
説明するフロー図である。 1……車輌ボディ、2……キースイッチユニット 2a……キースイッチ、3……制御装置 4……キーボード、5……キー装置 6……メカニカルキー部、7……把持部 8……送信器、9……発光素子 10……コンタクト、11……対応コンタクト 12……受光素子、13……発光回路 14……CPU、15……トリガ回路 16……バッテリ、17……コンタクト回路 20……受光回路、21……CPU 22……リレー制御出力回路 23……警報発生回路、24……警報信号出力回路 25……入力回路、26……充電制御回路 30……エンジン制御装置 31……車載バッテリ、32……メインリレー 33……スタータモータ、34……スタータリレー 35……ホーン、36……ヘッドライト 37〜39……センサ、40……マグネットスイッチ 41〜48……ステップ。
メカニカルキー部がキースイッチに差込まれた状態を示
す模式的な構成図である。 第2図は本発明に基づく車輌盗難防止装置の構成を示す
ブロック図である。 第3図は本発明に基づく車輌盗難防止装置の作動要領を
説明するフロー図である。 1……車輌ボディ、2……キースイッチユニット 2a……キースイッチ、3……制御装置 4……キーボード、5……キー装置 6……メカニカルキー部、7……把持部 8……送信器、9……発光素子 10……コンタクト、11……対応コンタクト 12……受光素子、13……発光回路 14……CPU、15……トリガ回路 16……バッテリ、17……コンタクト回路 20……受光回路、21……CPU 22……リレー制御出力回路 23……警報発生回路、24……警報信号出力回路 25……入力回路、26……充電制御回路 30……エンジン制御装置 31……車載バッテリ、32……メインリレー 33……スタータモータ、34……スタータリレー 35……ホーン、36……ヘッドライト 37〜39……センサ、40……マグネットスイッチ 41〜48……ステップ。
Claims (3)
- 【請求項1】メカニカルキーの照合手段と、電子的コー
ド入力手段と、該手段により入力された電子的コードを
照合する手段とを有し、両照合手段の照合結果に基づき
エンジンを選択的に始動可能とする車輌盗難防止装置で
あって、 前記電子的コード入力手段が、外部送信器に記憶された
電子的コードを前記コード照合手段に入力する第1のコ
ード入力手段と、前記車輌側に設けられ、かつ手動で電
子的コードを前記コード照合手段に入力する第2のコー
ド入力手段とを有し、 前記メカニカルキー及び前記第2のコード入力手段から
入力された所定の電子的コードが適合することにより前
記エンジンを始動可能とした場合、該エンジンを停止し
た後は、メカニカルキーの照合結果が適合するのみで前
記エンジンを再始動可能としたことを特徴とする車輌盗
難防止装置。 - 【請求項2】前記メカニカルキー及び前記第2のコード
入力手段から入力された所定の電子的コードが適合する
ことにより前記エンジンを始動可能とし、該エンジンを
停止した後、前記第1のコード入力手段から適合する電
子的コードが入力された場合、その後は、前記第1のコ
ード入力手段または前記第1のコード入力手段から入力
された電子的コードが適合し、かつ前記メカニカルキー
が適合しなければ前記エンジンを再始動不可能としたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の車輌盗難
防止装置。 - 【請求項3】前記第2のコード入力手段が、暗証番号を
手動で入力するキーボード入力手段からなることを特徴
とする特許請求の範囲第1項若しくは第2項に記載の車
輌盗難防止装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32174188A JP2597174B2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 | 車輌盗難防止装置 |
US07/450,898 US5079435A (en) | 1988-12-20 | 1989-12-14 | Vehicle anti-theft system using second key means |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32174188A JP2597174B2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 | 車輌盗難防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02164645A JPH02164645A (ja) | 1990-06-25 |
JP2597174B2 true JP2597174B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=18135928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32174188A Expired - Lifetime JP2597174B2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 | 車輌盗難防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597174B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005178666A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Mitsubishi Electric Corp | 盗難防止システム |
-
1988
- 1988-12-20 JP JP32174188A patent/JP2597174B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02164645A (ja) | 1990-06-25 |
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Legal Events
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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