JPH071594Y2 - カメラ支持装置 - Google Patents

カメラ支持装置

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JPH071594Y2
JPH071594Y2 JP12206889U JP12206889U JPH071594Y2 JP H071594 Y2 JPH071594 Y2 JP H071594Y2 JP 12206889 U JP12206889 U JP 12206889U JP 12206889 U JP12206889 U JP 12206889U JP H071594 Y2 JPH071594 Y2 JP H071594Y2
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JP
Japan
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camera
side member
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base
pan
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JP12206889U
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JPH0360694U (ja
Inventor
義信 小杉
正 井戸田
Original Assignee
スリック株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばビデオカメラやスチールカメラを支持
する三脚等に用いられるカメラ支持装置に関する。
[従来の技術] カメラ用三脚の雲台部分にはカメラのアングル操作やパ
ーン操作等を行なう際に使用するパーン棒が設けられて
いる。このパーン棒は、雲台の中心から左右いずれか片
側に偏倚した位置に設けられることがある。
スチールカメラはフィルム巻上げ動作が右手で行われ、
ビデオカメラはズーミングやスタート・ストップ操作等
が右手で行われるようになっている。このような観点か
らすると、パーン棒は雲台の左手側に位置していた方が
都合が良い。ところがカメラの仕様等によっては、パー
ン棒が右手側に位置していることが望まれることもあ
る。
このため従来は、パーン棒の取付け位置を変更する場
合、雲台のパーン棒取付部に対してパーン棒を前後逆に
差し替えるとともに、雲台に向きを前後逆にした状態で
使用するようにしていた。
[考案が解決しようとする課題] ところが雲台にはパーン棒以外にも各種つまみや操作レ
バー類が設けられていることがある。このため雲台を前
後逆にして使うと、パーン棒以外のつまみやレバー類が
カメラ使用者の反対側に位置してしまうことがあり、操
作性が悪くなる。
従って本考案の目的は、操作性を犠牲にすることなくパ
ーン棒の取付位置を任意に選択できるようなカメラ支持
装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を果たすために開発された本考案は、左右両側
にそれぞれ水平方向の軸線と同心の支承部を有する基体
と、上記基体の左右両側から上記支承部を挟んで上記軸
線まわりに回転自在に嵌合・保持される左右一対のサイ
ド部材と、上記サイド部材間に嵌合・保持されるカメラ
台ホルダと、上記一対のサイド部材のうちの一方に設け
られたパーン棒取付部に固定されるパーン棒とを備えた
カメラ支持装置であって、上記基体とサイド部材との嵌
合部は、基体に対する各サイド部材の取付関係を左右逆
にしても各サイド部材を基体に嵌合させることの可能な
対称形状に形成されているとともに、上記サイド部材と
カメラ台ホルダとの嵌合部は、サイド部材に対するカメ
ラ台ホルダの取付関係を前後逆にしてもカメラ台ホルダ
をサイド部材に嵌合させることの可能な対称形状に形成
されており、しかも上記パーン棒取付部は、上記サイド
部材に対しパーン棒を前後いずれの方向からも挿着可能
な形状をなしていることを特徴とするものである。
[作用] パーン棒の取付位置を例えば左手側から右手側に、ある
は右手側から左手側に変更するには、基体に対するサイ
ド部材の関係が左右逆になるようにサイド部材を付け替
えるとともに、パーン棒がカメラ使用者側を向くように
してパーン棒を取付部に固定する。カメラ台ホルダは、
サイド部材に対する前後関係を逆にして取付けることが
できるから、上記のようにサイド部材を左右入れ替えて
も、カメラ台ホルダの向きを元のままにしておくことも
できる。
[実施例] 以下に本考案の一実施例について図面を参照して説明す
る。第2図に示されたカメラ用三脚1は、三脚本体部2
と、この三脚本体部2の頭部に搭載される雲台部分とし
てのカメラ支持装置3とを備えて構成されている。三脚
本体部2は、周知のものと同様に、基体5と、この基体
5に開閉自在に枢着されて三組の脚アセンブリ6と、昇
降台7を備えたエレベータ管アセンブリ8等を備えてい
る。エレベータ管アセンブリ8の上端に位置する昇降台
7は、クランク機構9によって上下動させることができ
る。脚アセンブリ6は、軸方向の長さを調整可能な周知
の伸縮自在管によって構成されている。
以下にカメラ支持装置3について説明する。カメラ支持
装置3は、昇降台7の上面に設けられたねじ10によって
昇降台7に固定される円盤状のボトム部材15と、このボ
トム部材15に対し垂直方向のボルト16の軸線まわりに旋
回可能に設けられた基体17を備えている。ボトム部材15
に設けられたねじ孔18(第15図参照)は、上記ねじ10に
螺合される。
基体17の一例が第6図と第7図等に示されている。この
基体17にはパーン制御ねじ20が取付けられている。つま
み21によってパーン制御ねじ20を時計回り(締付け方
向)にいっぱいに回すと、ボトム部材15と基体17とが互
いに固定される。パーン制御ねじ20を反時計回り(緩め
る方向)に回転させると、ボトム部材15に対して基体17
が旋回できるようになる。
基体17は例えば合成樹脂の一体成形品であり、水平方向
に貫通する孔25を備えている。この孔25にボルト26が挿
通させられる。また、基体17の左右両側部に、上記孔25
と同心の円錐台状の窪みからなる支承部27,28が設けら
れている。
上記基体17の左右両側に、第1のサイド部材31と第2の
サイド部材32が設けられる。第8図ないし第10図に第1
のサイド部材31が示され、第11図と第12図に第2のサイ
ド部材32が示されている。これらサイド部材31,32は、
いずれも合成樹脂の一体成形品であり、それぞれ対称軸
Oを境に左右対称形である。
サイド部材31,32の相互対向部に、それぞれ上記支承部2
7,28に嵌合可能な形状・寸法の円錐台状の軸受部33,34
が設けられている。従って基体17とサイド部材31,32と
の嵌合部は互いに対称形である。上記軸受部33,34の中
心に、上記ボルト26を挿通する孔35,36が設けられてい
る。また、サイド部材31,32の相互対向部にブリッヂ部3
7,38が突設されている。これらブリッヂ部37,38の端面3
7a,38aは、第15図に示されるように互いに嵌合し合うよ
うになっている。
サイド部材31,32の上部にそれぞれ一対の貫通孔41,42が
設けられている。これら貫通孔41,42に、連結用のボル
ト43,44(第1図参照)が挿通される。ボルト43,44の端
部にナット45,46が螺合される。
第1のサイド部材31の外面側に、一対の耳部50,51から
なるパーン棒取付部52が設けられている。耳部50,51に
は、パーン棒53の端部53aを挿通させる孔54,55があけら
れている。パーン棒53は、端部53aを孔54,55に挿通させ
た状態で、ナットアセンブリ56とストッパ部材57を用い
て耳部50,51に締付けることにより、パーン棒取付部52
に固定されるようになっている。耳部50,51の間にはス
ペーサ部品58が挟み込まれる。第8図等に示されるよう
に、パーン棒取付部52は対称軸Oを境に左右対称形であ
るから、パーン棒53は取付部52に対して前側および後側
のいずれの方向からも挿着することができる。
第1図あるいは第15図に示されるように、ボルト26を基
体17の孔25とサイド部材31,32の孔35,36に挿通し、ナッ
ト60をボルト26にねじ込むことにより、基体17とサイド
部材31,32が互いに組付けられる。第2のサイド部材32
側に、ノブ61が設けられる。このノブ61に埋込まれたナ
ット62はボルト26の端部に螺合される。従ってノブ61を
時計回り(締付け方向)に回すと、ノブ61の端板63が第
1のサイド部材31側に引寄せられ、サイド部材31,32間
に基体17の支承部27,28が強く挟み付けられるため、サ
イド部材31,32が基体17に回転不能に固定される。ノブ6
1を反時計回り(緩める方向)に回すと、基体17に対す
るサイド部材31,32の締付けが緩むため、基体17に対し
サイド部材31,32がボルト26の軸線まわりに回動できる
ようになる。
サイド部材31,32の相互対向部に、それぞれ凹状の受入
れ部65,66が形成されている。受入れ部65,66は、対称軸
Oを境に左右対称形である。そしてこれら受入れ部65,6
6間に、カメラ台ホルダ70が挟まれた状態で、ボルト43,
44によって相互に固定されるようになっている。
カメラ台ホルダ70の一例を第13図と第14図等に示す。カ
メラ台ホルダ70は、その両側部に上記受入れ部65,66に
嵌合する凸状嵌合部71,72を有している。これら凸状嵌
合部71,72は、対称軸O′を境に左右対称である。換言
すると、サイド部材31,32とカメラ台ホルダ70の嵌合部
は左右対称である。カメラ台ホルダ70の下部に、前記ボ
ルト43,44を通すための孔73,74が設けられている。
カメラ台ホルダ70の上部に、クイックシュータイプのカ
メラ台75を着脱可能に取付けるための凹部80と、カメラ
台75を固定するのに用いるロック機構81が設けられてい
る。カメラ台75の底には上記凹部80に嵌合可能な形状の
凸部82が設けられている。この凸部82は、凹部80に嵌合
した状態でロック機構81によって固定することができ
る。ロック機構81は、垂直方向の軸85を中心に回動する
ロック部材86を備えている。
ロック部材86に操作つまみ87が設けられている。操作つ
まみ87を使ってロック部材86を第3図に示されるロック
位置まで回転させると、ロック部材86に設けられたカム
面88が前記凸部82に係合し、カメラ台75がホルダ70に固
定されるようになっている。ロック部材86を第3図の状
態から時計回りに約90°ほど回すと、カム面88が凸部82
から離れることによって、カメラ台75をホルダ70から取
外すことのできるリリース状態になる。
カメラ台75の上面側に、カメラを固定する手段として、
規格化されたカメラねじ91と位置決めピン92が突設され
ている。
次に上記構成のカメラ支持装置3の作用について説明す
る。
第3図および第4図に示されるようにパーン棒53を左手
側に設ける場合、第1のサイド部材31が基体17の左側に
くるようにして、サイド部材31,32を基体17の両側に位
置させる。カメラ台ホルダ70は、ロック機構81の操作つ
まみ87がカメラ使用者側を向くようにしてサイド部材3
1,32間にセットする。基体17はパーン制御ねじ20のつま
み21がカメラ使用者側を向くようにする。このような位
置関係で各部材をセットするとともに、ボルト26とナッ
ト60、およびボルト43,44とナット45,46を用いて各部材
を組付ける。パーン棒53は、カメラ使用者側に突出する
ように、一方の耳部50の孔54から他方の耳部51の孔55に
挿通させ、ナットアセンブリ56とストッパ部材57によっ
て耳部50,51に固定する。
第16図および第17図に示されるようにパーン棒53を右手
側に設ける場合には、サイド部材31,32の左右の位置関
係を上記とは逆にする。すなわち、第1のサイド部材31
が基体17の右側にくるようにし、第2のサイド部材32を
基体17の左側に位置させる。カメラ台ホルダ70は、前記
と同様に、操作つまみ87がカメラ使用者側を向くように
セットする。基体17はパーン制御ねじ20のつまみ21がカ
メラ使用者側を向くようにする。このような位置関係に
して、ボルト26とナット60、およびボルト43,44とナッ
ト45,46を用いて各部材を組付ける。パーン棒53は、カ
メラ使用者側に突出するように、前記とは反対側の耳部
51の孔55から挿通させ、ナットアセンブリ56とストッパ
部材57によって固定する。
以上の説明からわかるように、本実施例のカメラ支持装
置3によれば、パーン棒53を左右いずれの側に設けて
も、パーン制御ねじ20のつまみ21と、ロック機構81のつ
まみ87と、パーン棒53をカメラの使用者側に向けること
ができる。このため良好な操作性が確保される。また、
場合によっては、パーン制御ねじ20のつまみ21やロック
機構81のつまみ87を図示例とは逆の方向を向けて組付け
ることができるなど、組付け方向性の選択自由度が大き
いという利点がある。
[考案の効果] 上述したように本考案によれば、必要に応じてパーン棒
を左手側,右手側のいずれにもセットすることができる
とともに、パーン棒以外のつまみ類等は必要に応じて操
作しやすい側に向けることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はカメラ支持装
置の分解斜視図、第2図はカメラ支持装置を備えた三脚
を示す斜視図、第3図はカメラ支持装置の平面図、第4
図はカメラ支持装置の側面図、第5図はカメラ支持装置
の背面図、第6図は基体の正面図、第7図は基体の側面
図、第8図は第1のサイド部材の側面図、第9図は第1
のサイド部材を裏側から見た側面図、第10図は第1のサ
イド部材の正面図、第11図は第2のサイド部材の側面
図、第12図は第2のサイド部材の正面図、第13図はカメ
ラ台ホルダの正面図、第14図はカメラ台ホルダの側面
図、第15図は第4図中のa−a線に沿う断面図、第16図
はパーン棒を右手側に取付けた状態の平面図、第17図は
第16図に示されたカメラ支持装置の側面図である。 1…カメラ用三脚、3…カメラ支持装置、17…基体、20
…パーン制御ねじ、21…つまみ、27,28…基体の支承
部、31…第1のサイド部材、32…第2のサイド部材、52
…パーン棒取付部、53…パーン棒、70…カメラ台ホル
ダ、75…カメラ台、87…ロック機構の操作つまみ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右両側にそれぞれ水平方向の軸線と同心
    の支承部を有する基体と、上記基体の左右両側から上記
    支承部を挟んで上記軸線まわりに回転自在に嵌合・保持
    される左右一対のサイド部材と、上記サイド部材間に嵌
    合・保持されるカメラ台ホルダと、上記一対のサイド部
    材のうちの一方に設けられたパーン棒取付部に固定され
    るパーン棒とを備えたカメラ支持装置であって、 上記基体とサイド部材との嵌合部は、基体に対する各サ
    イド部材の取付関係を左右逆にしても各サイド部材を基
    体に嵌合させることの可能な対称形状に形成されている
    とともに、上記サイド部材とカメラ台ホルダとの嵌合部
    は、サイド部材に対するカメラ台ホルダの取付関係を前
    後逆にしてもカメラ台ホルダをサイド部材に嵌合させる
    ことの可能な対称形状に形成されており、しかも上記パ
    ーン棒取付部は、上記サイド部材に対しパーン棒を前後
    いずれの方向からも挿着可能な形状をなしていることを
    特徴とするカメラ支持装置。
JP12206889U 1989-10-18 1989-10-18 カメラ支持装置 Expired - Lifetime JPH071594Y2 (ja)

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JP12206889U JPH071594Y2 (ja) 1989-10-18 1989-10-18 カメラ支持装置

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JPH0360694U JPH0360694U (ja) 1991-06-14
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ID=31670086

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4603657B2 (ja) * 2000-06-19 2010-12-22 株式会社リッチェル ノズル付きのボトルキャップ
JP2002128116A (ja) * 2000-10-19 2002-05-09 Pip Fujimoto Co Ltd ノズル付きのボトルキャップ

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