JP2530699Y2 - 反射鏡の取付構造 - Google Patents
反射鏡の取付構造Info
- Publication number
- JP2530699Y2 JP2530699Y2 JP4317488U JP4317488U JP2530699Y2 JP 2530699 Y2 JP2530699 Y2 JP 2530699Y2 JP 4317488 U JP4317488 U JP 4317488U JP 4317488 U JP4317488 U JP 4317488U JP 2530699 Y2 JP2530699 Y2 JP 2530699Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting
- reflector
- folded
- vertical
- horizontal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は分光光度計などの光学機器に使用される凹面
鏡や平面鏡などの取付構造に関するものである。
鏡や平面鏡などの取付構造に関するものである。
(従来技術) 反射鏡を機器に取り付ける際には、光軸調整が必要で
ある。第2図の従来例は水平面内の調整と共に垂直面内
の調整ができるようにしたものであり、反射鏡11が接着
された取付板12をL金具13を介して器台14にねじ止めす
るようにし、水平面内の平行移動(矢印X及びY)と水
平回転(矢印A)はL金具13の取付ねじ15の外径より取
付ねじ挿通孔を若干大きく形成しておくことにより、ま
た垂直面内の回転(矢印B)はL金具13と取付板12との
間に設けた調整ねじ16により調節するものである。
ある。第2図の従来例は水平面内の調整と共に垂直面内
の調整ができるようにしたものであり、反射鏡11が接着
された取付板12をL金具13を介して器台14にねじ止めす
るようにし、水平面内の平行移動(矢印X及びY)と水
平回転(矢印A)はL金具13の取付ねじ15の外径より取
付ねじ挿通孔を若干大きく形成しておくことにより、ま
た垂直面内の回転(矢印B)はL金具13と取付板12との
間に設けた調整ねじ16により調節するものである。
(考案が解決しようとする課題) 上記の従来構成によれば、簡単な構造で光軸調整がで
きる反面、次のような欠点がある。
きる反面、次のような欠点がある。
(イ) 水平回転及び垂直回転による光軸調整は、反射
鏡11の中心点Pを回転中心として行う必要があるが、実
際には水平回転の中心は(b)図のm点であり、垂直回
転の中心は(a)図のn点である。そのため角度調整と
XY方向の調整とを交互に繰り返す必要があり、調整に手
間がかかる。
鏡11の中心点Pを回転中心として行う必要があるが、実
際には水平回転の中心は(b)図のm点であり、垂直回
転の中心は(a)図のn点である。そのため角度調整と
XY方向の調整とを交互に繰り返す必要があり、調整に手
間がかかる。
(ロ) 垂直回転と水平回転とが互いに独立でなく、垂
直回転方向の調整を行うと水平回転方向にも回転してし
まい、再調整が必要となる。
直回転方向の調整を行うと水平回転方向にも回転してし
まい、再調整が必要となる。
(ハ) 取付板12が1個、L金具13が1個、取付ねじ15
が2本、調整ねじ16が1個、連結ねじ17が2本、合計7
個と部品数が多く、組立に手間がかかる。
が2本、調整ねじ16が1個、連結ねじ17が2本、合計7
個と部品数が多く、組立に手間がかかる。
本考案はこれらの欠点を解消することを目的とするも
のである。
のである。
(課題を解決するための手段) しかして本考案による反射鏡の取付構造は、第1図に
示すように、水平部1aと、水平部1aの後縁から立ち上が
る垂直部1bと、垂直部1bの上縁から垂直部1bの前面との
間に間隔Dを設けて折り返された折返し部1cとよりなる
取付具1の、該折返し部1cの前面に反射鏡2を固着する
と共に、水平部1aの下面の上記反射鏡2の前面の直下位
置に凸条1dを突設し、水平部1aをねじ固定する器台3の
取付面Sに上記凸条1dの遊嵌する凹溝3bを設けて、該凹
溝3bの両側壁より上記凸条1dの中央部を挟持する凸部3c
を突設し、更に水平部1aに設けた取付ねじ挿通孔1eを取
付ねじ4の外径より若干大きく形成すると共に、垂直部
1bに装着した調整ねじ5の先端を折返し部1cの背面に当
接せしめたものである。
示すように、水平部1aと、水平部1aの後縁から立ち上が
る垂直部1bと、垂直部1bの上縁から垂直部1bの前面との
間に間隔Dを設けて折り返された折返し部1cとよりなる
取付具1の、該折返し部1cの前面に反射鏡2を固着する
と共に、水平部1aの下面の上記反射鏡2の前面の直下位
置に凸条1dを突設し、水平部1aをねじ固定する器台3の
取付面Sに上記凸条1dの遊嵌する凹溝3bを設けて、該凹
溝3bの両側壁より上記凸条1dの中央部を挟持する凸部3c
を突設し、更に水平部1aに設けた取付ねじ挿通孔1eを取
付ねじ4の外径より若干大きく形成すると共に、垂直部
1bに装着した調整ねじ5の先端を折返し部1cの背面に当
接せしめたものである。
(作用) 取付ねじ4を緩めて取付具1を水平回転させる際に、
従来構成では一方の取付ねじ4を中心として回転した
が、本考案構成によれば、取付具1は凸部3cに束縛され
て凸条1dの中央部を中心に回転するので、凸条1dの真上
に位置する反射鏡2の中心点Pがずれる虞れがない。
従来構成では一方の取付ねじ4を中心として回転した
が、本考案構成によれば、取付具1は凸部3cに束縛され
て凸条1dの中央部を中心に回転するので、凸条1dの真上
に位置する反射鏡2の中心点Pがずれる虞れがない。
また鏡面垂直方向(第2図Y方向)は凸条1dが凸部3c
にY方向から挟まれて位置が決まるので調整の必要がな
い。
にY方向から挟まれて位置が決まるので調整の必要がな
い。
更に調整ねじ5が折返し部1cの先端部に当接するの
で、根元部に当接する従来構成よりも微妙な調整が可能
であり、また本考案の構成は第2図(b)の従来構成に
おいて取付板11の上縁が保持されたものに相当するの
で、調整ねじ5を中心に水平回転してしまうことがな
い。
で、根元部に当接する従来構成よりも微妙な調整が可能
であり、また本考案の構成は第2図(b)の従来構成に
おいて取付板11の上縁が保持されたものに相当するの
で、調整ねじ5を中心に水平回転してしまうことがな
い。
更にまた垂直部1bの幅全長に亙る薄肉部1fを反射鏡2
の中心点Pとほぼ同じ高さに形成すれば、調整ねじ5を
螺進させて折返し部1cを垂直回転させる際に、折返し部
1cが垂直部1bの薄肉部1fを中心として回転するので、反
射鏡2の中心点Pの位置がずれる虞れがない。
の中心点Pとほぼ同じ高さに形成すれば、調整ねじ5を
螺進させて折返し部1cを垂直回転させる際に、折返し部
1cが垂直部1bの薄肉部1fを中心として回転するので、反
射鏡2の中心点Pの位置がずれる虞れがない。
(実施例) 第1図は本考案の実施例を示したもので、取付具1は
水平部1aと、その後縁から立ち上がる垂直部1bと、その
上縁から垂直部1bの前面との間に間隔Dを設けて折り返
された折返し部1cとで構成され、折返し部1cの前面に反
射鏡2が接着固定されている。水平部1aの下面には、反
射鏡2の前面のちょうど真下に当たる位置に凸条1dが突
設されており、一方水平部1aをねじ固定する器台3の取
付面Sは2個の凸段部3aで形成されており、この取付面
Sに凸条1dの遊嵌する凹溝3bが設けられている。凹溝3b
の両側壁からは凸部3cが互いに対向して突設されてお
り、凹溝3bに凸条1dが挿入された時に、両凸部3cが凸条
1dの中央部を挟持するようになっている。このとき器台
3の両凸部3cの間隔は機械工作により容易に充分な精度
が出せるので、鏡面垂直方向の位置決めは凸条1dと両凸
部3cとの嵌合によって精度良く行われる。
水平部1aと、その後縁から立ち上がる垂直部1bと、その
上縁から垂直部1bの前面との間に間隔Dを設けて折り返
された折返し部1cとで構成され、折返し部1cの前面に反
射鏡2が接着固定されている。水平部1aの下面には、反
射鏡2の前面のちょうど真下に当たる位置に凸条1dが突
設されており、一方水平部1aをねじ固定する器台3の取
付面Sは2個の凸段部3aで形成されており、この取付面
Sに凸条1dの遊嵌する凹溝3bが設けられている。凹溝3b
の両側壁からは凸部3cが互いに対向して突設されてお
り、凹溝3bに凸条1dが挿入された時に、両凸部3cが凸条
1dの中央部を挟持するようになっている。このとき器台
3の両凸部3cの間隔は機械工作により容易に充分な精度
が出せるので、鏡面垂直方向の位置決めは凸条1dと両凸
部3cとの嵌合によって精度良く行われる。
また水平部1aは2本の取付ねじ4を器台3の取付面S
のねじ孔3に螺挿することにより固定されるようになっ
ているが、取付ねじ4が挿通される取付ねじ挿通孔1eは
取付ねじ4の外径より若干内径の大きなばか孔になって
おり、取付ねじ4を緩めて取付具1の鏡面平行方向の位
置や向きを調整できるようになっている。更に垂直部1b
に螺着した調整ねじ5の先端が折返し部1cの背面に当接
し、調整ねじ5によって折返し部1cの傾きを調整できる
ようになっている。6はロックナットである。
のねじ孔3に螺挿することにより固定されるようになっ
ているが、取付ねじ4が挿通される取付ねじ挿通孔1eは
取付ねじ4の外径より若干内径の大きなばか孔になって
おり、取付ねじ4を緩めて取付具1の鏡面平行方向の位
置や向きを調整できるようになっている。更に垂直部1b
に螺着した調整ねじ5の先端が折返し部1cの背面に当接
し、調整ねじ5によって折返し部1cの傾きを調整できる
ようになっている。6はロックナットである。
また垂直部1bの内側面には幅全長に亙る薄肉部1fが形
成されており、この薄肉部1fの上下位置が反射鏡2の中
心点Pと同じ高さにあるために、調整ねじ5を螺進させ
た時に、反射鏡2の中心点Pの位置が前後方向にずれる
虞れがない。
成されており、この薄肉部1fの上下位置が反射鏡2の中
心点Pと同じ高さにあるために、調整ねじ5を螺進させ
た時に、反射鏡2の中心点Pの位置が前後方向にずれる
虞れがない。
(考案の効果) 上述のように本考案によれば、取付ねじを緩めて取付
具を水平回転させる際に、取付具は器台に設けられた凹
溝の凸部に束縛されて、水平部の下面に設けられた凸条
の中央位置を中心に回転するので、凸条の中央部の真上
に位置する反射鏡の中心点がずれる虞れがないという利
点があり、また調整ねじが折返し部の先端部に当接する
ために、従来よりも微妙な調整が可能となるという利点
があり、また折返し部は上縁部で垂直部に連接している
ので、調整ねじを中止に水平回転してしまう虞れがない
という利点があり、また取付具と取付ねじと調整ねじの
4点で構成され、部品数が少ないので、加工や組立に手
間がかからないという利点がある。
具を水平回転させる際に、取付具は器台に設けられた凹
溝の凸部に束縛されて、水平部の下面に設けられた凸条
の中央位置を中心に回転するので、凸条の中央部の真上
に位置する反射鏡の中心点がずれる虞れがないという利
点があり、また調整ねじが折返し部の先端部に当接する
ために、従来よりも微妙な調整が可能となるという利点
があり、また折返し部は上縁部で垂直部に連接している
ので、調整ねじを中止に水平回転してしまう虞れがない
という利点があり、また取付具と取付ねじと調整ねじの
4点で構成され、部品数が少ないので、加工や組立に手
間がかからないという利点がある。
第1図は本考案の実施例を示すもので、(a)は一部断
面を示した側面図、(b)は取付具の上面図、(c)は
器台の取付面の上面図であり、第2図は従来例を示すも
ので、(a)は一部断面を示した側面図、(b)は取付
具の上面図である。 1……取付具、1a……水平部、1b……垂直部、1c……折
返し部、1d……凸条、1e……取付ねじ挿通孔、1f……薄
肉部、2……反射鏡、3……器台、3a……凸段部、3b…
…凹溝、3c……凸部、4……取付ねじ、5……調整ね
じ、6……ロックナット、S……取付面、D……間隔、
P……中心点。
面を示した側面図、(b)は取付具の上面図、(c)は
器台の取付面の上面図であり、第2図は従来例を示すも
ので、(a)は一部断面を示した側面図、(b)は取付
具の上面図である。 1……取付具、1a……水平部、1b……垂直部、1c……折
返し部、1d……凸条、1e……取付ねじ挿通孔、1f……薄
肉部、2……反射鏡、3……器台、3a……凸段部、3b…
…凹溝、3c……凸部、4……取付ねじ、5……調整ね
じ、6……ロックナット、S……取付面、D……間隔、
P……中心点。
Claims (2)
- 【請求項1】水平部と、水平部の後縁から立ち上がる垂
直部と、垂直部の上縁から垂直部の前面との間に間隔を
設けて折り返された折返し部とよりなる取付具の、該折
返し部の前面に反射鏡を固着すると共に、水平部の下面
の上記反射鏡前面の直下位置に凸条を突設し、水平部を
ねじ固定する器台の取付面に上記凸条の遊嵌する凹溝を
設けて、該凹溝の両側壁より上記凸条の中央部を挟持す
る凸部を突設し、更に水平部に設けた取付ねじ挿通孔を
取付ねじの外径より若干大きく形成すると共に、垂直部
に装着した調整ねじの先端を折返し部の背面に当接せし
めて成る反射鏡の取付構造。 - 【請求項2】上記垂直部の幅全長に亙る薄肉部を反射鏡
の中心点とほぼ同じ高さに形成して成る実用新案登録請
求の範囲第1項記載の反射鏡の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4317488U JP2530699Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 反射鏡の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4317488U JP2530699Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 反射鏡の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01152316U JPH01152316U (ja) | 1989-10-20 |
JP2530699Y2 true JP2530699Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=31269579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4317488U Expired - Lifetime JP2530699Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 反射鏡の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530699Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2519184Y2 (ja) * | 1989-11-10 | 1996-12-04 | オリンパス光学工業株式会社 | 薄板状光学部材の取付装置 |
JP6011665B2 (ja) * | 2015-03-19 | 2016-10-19 | 株式会社島津製作所 | 光学素子の光軸調整機構 |
CN115016091B (zh) * | 2022-08-05 | 2022-11-08 | 山西汉威激光科技股份有限公司 | 两轴光学镜片角度调节装置 |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP4317488U patent/JP2530699Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01152316U (ja) | 1989-10-20 |
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