JP2519184Y2 - 薄板状光学部材の取付装置 - Google Patents

薄板状光学部材の取付装置

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JP2519184Y2 JP1989130516U JP13051689U JP2519184Y2 JP 2519184 Y2 JP2519184 Y2 JP 2519184Y2 JP 1989130516 U JP1989130516 U JP 1989130516U JP 13051689 U JP13051689 U JP 13051689U JP 2519184 Y2 JP2519184 Y2 JP 2519184Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、板硝子等の薄い板状光学部材(例えばシ
ンプレートミラー)の取付装置に関する。
「従来の技術」 従来、シンプレートミラー等の薄板状光学部材を被取
付部材に取付ける手段としては、これを直接取付ける方
法が採られていた。
「考案が解決しようとする課題」 しかし、上記従来の手段においては、シンプレートミ
ラーを被取付部材に取付ける際、以下に述べる欠点があ
る。
取付けるのは薄い板状の部材であるため、外力に対し
変形しやすく、ミラーの平面性の保持が難しい。したが
って、光学器機としての精度や低下するおそれがある。
またシンプレートミラーは小さいものが多いため、被取
付部材に取付け、取外しする際の作業およびその取り扱
いがしずらい。さらに、シンプレートミラーを取扱う際
のミラー平面の汚れが問題となる。
この考案はかかる事情に鑑みて成されたものであり、
シンプレートミラー等の薄板状光学部材の光学的特性を
損なうことなく、取扱い容易な取付装置を提供すること
を目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案における取付装置
は、薄板状光学部材を支持する枠状の支持体と、この枠
状の支持体をその外周から取り囲むように枠状に形成さ
れ所定の被取付部材に取り付けられるようになされた取
付部材と、前記支持体を取付部材に連結すべく該支持体
の対向する両辺部とこれら両辺部に各対応する上記取付
部材の辺部とを夫々結ぶようにして少なくとも1対設け
られ、取付部材の変形が支持体に影響を与えないように
弾性変形可能になされた連結部材と、を具備することを
特徴としている。
「作用」 上記のように構成された取付装置は、薄板状光学部材
を支持体に、また支持体を取付部材に取付けたカートリ
ッジ方式となしており、薄板状光学部材自体を直接取扱
うのではなく、このカートリッジを取扱うことにより、
被取付部材に着脱するようにしている。
「実施例」 以下に、この考案の実施例に係わる薄板状光学部材の
取付装置を添付図面に基づいて説明する。
第1の実施例を示す第1A図並びに第1B図において、符
号2は、矩形の薄板状光学部材であるシンプレートミラ
ー1を支持する支持体を構成する支持フレームを示す。
この支持フレーム2は、弾性変形し難いように比較的厚
い4本の板片を矩形枠状に組み合わせて構成され、内周
面により規定された矩形の開口2aを有する。この開口2a
は、上部がシンプレートミラー1とほぼ同じディメンシ
ョンを有し、下部が内周面に形成された段部6によりシ
ンプレートミラー1より小さいディメンションを有す
る。そして、シンプレートミラー1は、その端部のとこ
ろで段部6の上面に接着剤により取着されている。この
支持フレーム2の対向する両側外周面には、1対の連結
部材3が突設されている。この連結部材3は、弾性変形
可能なように合成樹脂の薄板片で形成されている。この
連結部材3の突出端には、支持フレーム2とほぼ相似す
る矩形をなし、かつ大きなディメンションを有し、取付
部材を構成する取付フレーム4が、その内周面のところ
で接続されている。この結果、支持フレーム2と取付フ
レーム4とは連結部材3により、取付フレーム4内に支
持されたフレーム2が所定間隔を有して離間するように
接続されている。そして、この取付フレーム4の角部に
は、図示しない被取付部材に取付フレーム4を取り外し
可能に装着するためのねじ孔5が形成されている。
上記支持フレーム2と連結部材3と取付フレーム4と
は、合成樹脂や金属の一体成型により形成しても、また
それぞれ別々に形成されたものを接着剤等により接続し
形成しても良い。これらは、この実施例では合成樹脂の
一体成型により形成されており、連結部材3は弾性力を
持ち、取付フレーム4の応力による変形を連結部材3に
吸収させて支持フレーム2が、すなわちシンプレートミ
ラー1が変形しないように、支持フレーム2および取付
フレーム4よりも薄く形成されている。もちろん連結部
材3は、被取付部材に装着された後に、変動しないよう
に適度の剛性が必要である。
次に第2の実施例に関わる装置を第2A図および第2B図
に基づいて説明する。尚、この実施例および後述する実
施例において、第1の実施例と実質的に同じ箇所は同じ
符号を付して説明を省略する。
この第2の実施例では、支持フレーム2と連結部材3
とは、合成樹脂や金属の一体成型により形成されてお
り、取付フレーム4は、これらとは別体として形成され
ている。1対の連結部材3の一方の先端には、1対のね
じ孔7が形成された幅広の装着部3aが一体的に形成され
ている。また、取付フレーム4の対向する1対の板片の
上面には、連結部材3の先端部が挿入される凹所が形成
されている。これら凹所は、この中で連結部材3の先端
部が移動しないように、先端部とほぼ同じ広さを有す
る。かくして、連結部材3の一方に形成された装着部3a
が取付フレーム4の凹所内でねじどめされ、連結部材3
の他方の先端部が凹所内に挿入されることにより、連結
部材3は取付フレーム4に着脱可能に取着され、支持フ
レーム2は連結部材3を介して取付フレーム4に支持さ
れる。
第2の実施例のように、支持フレーム2を取付フレー
ム4に対して取り外し可能に装着するようにすれば、支
持フレーム2にかなりの精度が必要な場合、これを金属
等によって成型し、取付フレーム4に螺子、熱加締、接
着等により接続することができる。また、シンプレート
ミラー1を支持フレーム2に取り付けるのは、第1の実
施例のように接着剤によって取着するのではなく、はめ
込み型によって固定することもできる。すなわち、支持
フレーム2の開口2aの両側面上に、シンプレートミラー
1の厚さよりも僅かに広い溝部6bを有する1対の凸部材
6aが互いに対向するようにして設けられている。この場
合、シンプレートミラー1の両側部をこの溝部6bにスラ
イドさせて挿入することにより、固定することができ
る。なお、挿入したシンプレートミラー1が移動しない
ように、支持フレーム2には、位置決め用ストッパー9
が設けられている。こうすると、シンプレートミラー1
を用途に応じて交換することが容易にできる。もちろん
この様にシンプレートミラー1をはめ込んで固定する方
法は、第1の実施例においても用いることができる。
上述したように、取付フレーム4に作用する力が、支
持フレーム2に影響を及ぼさないように連結部材3を弾
性変形可能とするためには、他に以下に説明するように
連結部材3は構成される。例えば、連結部材3を細く、
あるいは長く形成することによって支持フレーム2への
影響を極力押さえることができる。
第3A図及び第3B図は、取付フレーム4への外力によっ
て、支持フレーム2へ及ぼす影響を極力押さえるための
実施例を示す。
第3A図は、2対の連結部材3をそれぞれ、外側の取付
フレーム4と内側の支持フレーム2とに対し斜めに接続
し、矩形のシンプレートミラー1の中心点に対して、各
対の連結部材が点対称となるように構成している。この
様に接続することによって連結部材3は、厚さ方向だけ
でなく長手方向にも力を吸収し、取付フレームに垂直に
働く、図示した矢印方向からの外力をより有効に吸収す
ることができる。また、2対の連結部材でなくても、外
力如何によっては、対向する1対の連結部材を省略する
こともできる。
第3B図は、連結部材3の腕をより長くするように形成
している。連結部材3の腕を長くすれば、取付フレーム
4の変形応力をより吸収することができるが、支持フレ
ーム2と取付フレーム4との間の空間には限界があり、
これらを直線状の連結部材によって接続するのにはその
長さに限界がある。そこで図に示すように、連結部材を
両端部が逆方向に伸びるように折曲させて、その長さを
確保している。この場合、連結部材の形状は、図に示し
たものに限られず、種々のものが考えられる。また、対
向する連結部材は、矩形のシンプレートミラー1の中心
点に対して、点対称となるように接続すると、外力の支
持フレームに対する影響が極力少なくなり、より好まし
くなる。
また、第3C図は本考案に関連する構成を示しており、
支持部材を矩形の支持フレーム2で構成するのではな
く、1枚の板片12により構成し、この中央部を1つの連
結部材3によって取付フレーム4に接続し、この接続部
分と反対側の部分にシンプレートミラー1を接着等によ
り装着するように構成している。そして、取付フレーム
4には、連結部材3が設けられているのとは反対側の部
分の1部に切欠き8が設けられている。このように連結
部材を極力少なくすると共に、取付フレームの1部に切
欠きを設けることによって、外力の影響を少なくするこ
とができ、さらにシンプレートミラー1を、部分的に張
り付けることによって、よりミラーの平面性が出る。
以上のように、この考案に係る装置は、様々な変形が考
えられ、被取付部材の用途に応じては、さらに別の変形
も可能である。
また、この考案に係る装置を被取付部材に取付ける
際、上記実施例では、取付フレーム4に設けられたねじ
孔5を介してねじ止めするように構成していたが、例え
ば第4図のように取付フレーム4の1対の対向する辺を
同じ様に湾曲させて、上下方向にばね性を持たせるよう
に構成しても良い。尚、このように湾曲させても、連結
部材3は何等影響されることはなく、取付フレーム4の
変形による応力を有効に吸収することができる。この場
合、1対の対向する辺が通常の平面であった状態から湾
曲によってhだけ高くなったとする。そして、取付フレ
ーム4を挿入する被取付部材10のスライド溝の高さをH
とする。H<hと設定することによって、この取付装置
をスライドして圧入した際、そのばね性により被取付部
材10に固定することができる。なお、被取付部材10のス
ライド溝には、位置決め用のストッパー11が設けられて
いる。このストッパー11は傾斜面を有しており、取付フ
レーム4を挿入しやすくしている。また、図示しない
が、被取付部材10には、ストッパー11と反対側に、例え
ば壁(一種のストッパー)が設けられている。この結
果、着脱が簡単となり、締結部材も不要となる。
「考案の効果」 薄板状光学部材を支持体によって支持し、これを連結
部材を介して取付部材に連結しているため全体が大型と
なり、手、ピンセット等による取扱いが容易になり、箱
などに整列しやすくなると共に、被取付部材への着脱が
容易となる。また、このときに薄板状光学部材に直接触
れなくても良いので光学部材の表面が汚れることがな
く、これの光学的特性を低下させることがない。さら
に、取付部材に作用する外力を連結部材が吸収するた
め、支持体によって支持された薄板状光学部材は、取付
時並びに使用時に取付装置に外力が加わっても変形せ
ず、光学部材の平面性を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、本考案の薄板状光学部材の取付装置の第1の
実施例の斜視図、第1B図は、第1A図のI−I線に沿う断
面図、第2A図は、本考案の取付装置の第2の実施例の斜
視図、第2B図は、第2A図のII−II線に沿う断面図、第3A
図乃至第3C図は、本考案の取付装置のさらに別の実施例
の平面図、そして、第4図は、本考案の取付装置を被取
付部材に取付ける実施例の斜視図である。 1…シンプレートミラー,2…支持フレーム(支持体),3
…連結部材,4…取付フレーム(取付部材),10…被取付
部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄板状光学部材を支持する枠状の支持体
    と、この枠状の支持体をその外周から取り囲むように枠
    状に形成され所定の被取付部材に取り付けられるように
    なされた取付部材と、前記支持体を取付部材に連結すべ
    く該支持体の対向する両辺部とこれら両辺部に各対応す
    る上記取付部材の辺部とを夫々結ぶようにして少なくと
    も1対設けられ、取付部材の変形が支持体に影響を与え
    ないように弾性変形可能になされた連結部材と、を具備
    する薄板状光学部材の取付装置。
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