JPH07157491A - α位に3級炭化水素基を有するシランの製造方法 - Google Patents

α位に3級炭化水素基を有するシランの製造方法

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JPH07157491A
JPH07157491A JP5303712A JP30371293A JPH07157491A JP H07157491 A JPH07157491 A JP H07157491A JP 5303712 A JP5303712 A JP 5303712A JP 30371293 A JP30371293 A JP 30371293A JP H07157491 A JPH07157491 A JP H07157491A
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tertiary hydrocarbon
silane
chlorosilane
alpha
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JP5303712A
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Norio Shinohara
紀夫 篠原
Muneo Kudo
宗夫 工藤
Motoaki Iwabuchi
元亮 岩淵
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/12Organo silicon halides
    • C07F7/121Preparation or treatment not provided for in C07F7/14, C07F7/16 or C07F7/20
    • C07F7/122Preparation or treatment not provided for in C07F7/14, C07F7/16 or C07F7/20 by reactions involving the formation of Si-C linkages

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明はα位に3級炭化水素基を有するシ
ラン、例えばt−ブチルシラン類、テキシルシラン類を
容易に製造する方法の提供を目的とするものである。 【構成】 本発明によるα位に3級炭化水素基を有す
るシランの製造方法は、α位に3級炭化水素基を有する
グリニヤール試薬、例えばt−ブチルマグネシウムクロ
ライド、テキシルマグネシウムクロライドとクロロシラ
ンとを、触媒としてのハロゲン化銅、例えば CuI、CuB
r、CuCl、Li2CuCl3などの存在下で反応させることを特
徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はα位に3級炭化水素基を
有するシランの製造方法、特には制御された屈折率を有
するシリコーン樹脂の原料、建築物の表面撥水処理剤、
医薬合成の際のシリル化剤、オレフィン重合用錯体触媒
の添加剤として有用とされる、α位に3級炭化水素基を
有するシランの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】α位に3級炭化水素基を有するシランと
してはt−ブチルシラン類、テキシルシラン類が知られ
ており、このt−ブチルシラン類の製造方法については
クロロシランとt−ブチルリチウムとを反応させる方法
が公知とされており、これについてはクロロシランをグ
リニヤール試薬としてのt−ブチルマグネシウムハライ
ドとCNあるいはSCN化合物などの特別な触媒の存在
下で反応させることも知られている。(Patrick,J.L;Dav
id,P.M and Quentin,E.T., Organometallics.1989,8,11
21), (A.Shirahata,IXth International symposium of
Organosilicone Chemistry,U.K.Edimbara,1990 Abstrac
t 2,14) 。また、テキシルシラン類の製造方法としては
ヒドロシランと2,3−ジメチル−2−ブテンのハイド
ロサイレーションによる方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このt−ブチ
ルシラン類についてはt−ブチルリチウムの使用によっ
て任意のクロロシランから対応するシランを得ることが
できるが、これはt−ブチルリチウムが高価なものであ
るためにコスト高となり、しがたって実際に工業的規模
で使用されているのは付加価値の高い医薬品の製造に用
いられるシリル化剤のみである。また、これについては
安価なグリニヤール試薬を用いる場合はこれだけでは反
応せず、これには毒性の極めて強いCuCN、AgCN、(C4H9)
3SnCN 、BrCN、(CH3)3SiCN、Hg(CN)2 などのCN化合物
を触媒とする必要があるために、得られるシラン製品に
は安全面に問題があるし、製造工程において多量の含シ
アン廃棄物が発生するので環境衛生の面においても大き
な問題点がある。なお、これについてはチオシアン化合
物としてのCa(SCN)2、AgSCN 、(C4H9)NSCNやイソチオシ
アン酸化物としての(CH3)3SiNCS などを触媒として用い
ることも知られているが、これらはいずれも毒物であ
り、これで作られたシラン類には硫黄特有の臭いが付き
やすく、製品上大きな問題となる。
【0004】なお、上記したテキシルシラン類について
はテキシルトリクロロシラン [J.Am.Chem.Soc.70 484(1
948)] とテキシルジメチルクロロシラン [Chem.Listy,.
52,640,(1958)]、[Tetrahedron,Lett.,26,5511(1985)]
以外は知られておらず、シリコーン樹脂の原料や表面撥
水処理剤、あるいはオレフィン重合用触媒の添加剤とし
て有用な構造を有するテキシルシラン類の効果的な製造
は全く知られていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明はこのような不
利、欠点、問題点を解決したα位に3級炭化水素基を有
するシランの製造方法に関するものであり、これはα位
に3級炭化水素基を有するグリニヤール試薬とクロロシ
ランとを触媒としてのハロゲン化銅の存在下で反応させ
ることを特徴とするものである。
【0006】すなわち、本発明者らは炭素−けい素結合
を形成するグリニヤール反応でα位に3級炭化水素基を
有するシランを製造する方法について種々検討した結
果、α位に3級炭化水素基を有するグリニヤール試薬と
して、例えばt−ブチルマグネシウムハライドまたはテ
キシルマグネシウムハライドなどとクロロシランとをハ
ロゲン化銅の存在下で反応させたところ、従来起き得な
かった反応が起こり、この反応がハロゲン化銅の触媒効
果によって進行し、t−ブチルシラン類またはテキシル
シラン類が得られることを見出し、これによれば目的と
するα位に3級炭化水素基を有するシランが主生成物と
して得られることを確認し、ここに使用する触媒の種
類、添加量などの反応条件についての研究を進めて本発
明を完成させた。以下にこれをさらに詳述する。
【0007】
【作用】本発明はα位に3級炭化水素基を有するシラン
の製造方法に関するものであり、これはα位に3級炭化
水素基を有するグリニヤール試薬とクロロシランとを触
媒としてのハロゲン化銅の存在下で反応させることを特
徴とするものであるが、これによればハロゲン化銅の触
媒作用によってこの反応が進行し、目的とするα位に3
級炭化水素基を有するシランを容易に得ることができる
という有利性が与えられる。
【0008】本発明はα位に3級炭化水素基を有するグ
リニヤール試薬とクロロシランとを銅触媒の存在下で反
応させるものであるが、このようにして製造されるα位
に炭化水素基を有するシランとしては式
【化3】 で示されるt−オルガノシラン類、特にはt−ブチルシ
ラン類、または式
【化4】 で示されるテキシルシラン類(ここにR1 、R2 、R3
は水素原子、塩素原子、または非置換または置換のアル
キル基、シクロアルキル基、フェニル基から選択される
同一または異種の原子または基)が例示される。
【0009】本発明で使用されるグリニヤール試薬は目
的とするシランがα位に3級炭化水素基を有するシラン
であることから、α位に3級炭化水素基を有するものと
される。したがって、これはマグネシウムにα位に3級
炭化水素基を有する化合物、例えばt−ブチルクロライ
ドまたはテキシルクロライドを反応させて得たt−ブチ
ルマグネシウムクロライドまたはテキシルマグネシウム
クロライドとすればよい。このようにして調製されたα
位に3級炭化水素基を有するグリニヤール試薬は後記す
るクロロシランとの反応のために一般的な方法でジエチ
ルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフランな
どの単独または混合溶媒中に濃度が0.01M〜10M、好ま
しくは1Mとなるようにすればよい。
【0010】他方、このグリニヤール試薬と反応させる
クロロシランは目的とするα位に3級炭化水素基を有す
るシランに対応するものとすればよく、したがってこれ
はメチルトリクロロシラン、メチルジクロロシラン、ジ
フェニルジクロロシラン、テトラクロロシラン、エチル
フェニルジクロロシラン、フェニルトリクロロシランな
どとすればよい。また、ここに使用されるハロゲン化銅
としては CuI、CuBr、CuClなどが例示されるが、これは
Li2CuCl3などとしてもよい。
【0011】本発明の方法によるα位に3級炭化水素基
を有するシランの製造は、上記したクロロシランにα位
に3級炭化水素基を有するグリニヤール試薬のモル量に
対し0.1モル%〜10モル%量、好ましくは1モル%量の
ハロゲン化銅触媒を加えたものを調製し、これにこのク
ロロシランに対し、その50モル%〜 150モル%、好まし
くは約 100モル%の上記したグリニヤール試薬を反応温
度−20〜60℃、好ましくは10〜30℃(クロロシランまた
は溶媒の沸点が60℃以下であるときにはその内の低い方
の温度)で撹拌下に滴下して反応させ、滴下終了後に還
流し熟成を行えばよい。
【0012】なお、これについてはガスクロマトグラフ
ィーによって反応終点を確認した時点で、これに反応溶
媒より高沸点の炭化水素溶媒を加え、加熱してエーテル
溶媒を留去したのち、ろ過して副生塩を除去し、ろ液を
蒸留すれば目的とするα位に3級炭化水素基を有するシ
ランを容易に得ることができる。
【0013】
【実施例】つぎに本発明で使用されるグリニヤール試
薬、Li2CuCl3、標準物質としてのt−ブチルメチルジク
ロシランの調製例、および実施例をあげる。 (グリニヤール試薬の調製)マグネシウム 12.2g(0.5
グラム原子)にt−ブチルクロライド 46.3g(0.5モ
ル)を乾燥テトラヒドロフラン 500mlに溶かした溶液を
滴下して、マグネシウムとt−ブチルクロライドを反応
させ、反応終了後溶液をグラスフィルターでろ過し、未
反応のマグネシウムを取除いたところ、濃度が0.95Mの
t−ブチルマグネシウムクロライドのテトラヒドロフラ
ン溶液が得られた。また、このt−ブチルクロライドを
テキシルクロライドとしたほか上記と同様に処理したと
ころ、濃度が1.01Mのテキシルマグネシウムクロライド
のテトラヒドロフラン溶液が得られた。
【0014】(Li2CuCl3の調製)LiCl 0.333g を真空下
に加熱して乾燥させたのち、これをアルゴン雰囲気下に
金属ナトリウムで乾燥させたテトラヒドロフラン4.653g
に懸濁させた。また、CuCl 0.408g を真空乾燥したの
ち、アルゴン雰囲気下に同じテトラヒドロフラン2.326g
に懸濁させた。ついで、このLiCl懸濁液に撹拌下にアル
ゴン雰囲気下でこのCuCl懸濁液を滴下したところ、濃度
が9.56重量%のLi2CuCl3のテトラヒドロフラン溶液が得
られた。
【0015】
【標準物質】t−ブチル−ジ−メチル−クロロシラン、
t−ブチル−トリクロロシランおよびt−ブチル−ジ−
フェニルシランはけい素化合物試薬の名称で市販されて
いる信越化学工業(株)製のものを用いたが、t−ブチ
ル−ジ−メチル−クロロシランはメチルトリクロロシラ
ンとt−ブチルリチウムより調製したものを用いた。
【0016】実施例1〜4 メチルトリクロロシラン 1.65g(11.1ミリモル)に Cu
I、CuBr、CuClのそれぞれを 0.04g、0.03g 、0.03g ま
たはLi2CuCl3 0.43gとドデカン0.077gを加え、これに上
記で得た濃度が0.95Mのt−ブチルマグネシウムクロラ
イドのテトラヒドロフラン溶液を20℃下で滴下し、滴下
終了後3時間還流熟成し、トルエン12mlを加え加熱して
テトラヒドロフランを留去した。ついで吸引ろ過により
副生塩を除去し、ろ液を減圧蒸留したところ、無色透明
の液体が得られたので、これをガスクロマトグラフィー
で分析したところ、これは単一成分であることが示され
たが、これをNMRで分析したところ、これは標準物質
としてのt−ブチル−メチル−ジクロロシランと一致し
たが、この収率は表1に示したとおりであった。
【0017】
【表1】
【0018】実施例5〜8 実施例1〜4におけるメチルトリクロロシランをジメチ
ルジクロロシランとしたほかは実施例1〜4と同じ材
料、同じモル比率、同じ条件下で反応させたところ、生
成物としてt−ブチル−ジ−メチルクロロシランが得ら
れ、これは標準物質と一致したが、この収率は表2に示
したとおりであった。
【0019】
【表2】
【0020】実施例9〜12 実施例1〜4におけるメチルトリクロロシランをジ−フ
ェニル−ジクロロシランとしたほかは実施例1〜4と同
じ材料、同じモル比率、同じ反応条件下で反応させたと
ころ、生成物としてt−ブチル−ジ−フェニル−クロロ
シランが得られ、これは標準物質と一致したが、この収
率は表3に示したとおりであった。
【0021】
【表3】
【0022】実施例13〜16 実施例1〜4におけるメチルトリクロロシランをテトラ
クロロシランとしたほかは実施例1〜4と同じ材料、同
じモル比率、同じ反応条件下で反応させたところ、生成
物としてt−ブチル−トリクロロシランが得られ、これ
は標準物質と一致したが、この収率は表4に示したとお
りであった。
【0023】
【表4】
【0024】実施例17 メチルトリクロロシラン139g(0.93モル)に CuI 3.58g
を加え、これに濃度が0.85Mのテキシルマグネシウムク
ロライドのテトラヒドロフラン溶液 1,100mlを40℃で1
時間かけて滴下し、滴下終了後3時間還流して熟成し、
トルエン 1,000mlを加え加熱してテトラヒドロフランを
留去した。ついで吸引ろ過により副生塩を除去し、ろ液
を75℃/30mmHgで減圧蒸留したところ、無色透明の液体
20gが得られたので、ガスクロマトグラフィーで分析し
たところ、これは単一成分であることを示した。
【0025】つぎにこれをNMRで分析したところ、こ
れについて1 H−NMR分析値(ppm : CDCl3 ) 1.9〜1.1 (m、1H、-CH )、1.1〜0.8
(m、12H、-CH3)、0.13 (s、3H、-Si
CH3)。 という結果が得られたので、これは式
【化5】 で示されるテキシル−メチル−ジクロロシランであるこ
とが確認され、この単離収率は11%であったが、比較の
ために CuIを使用しなかったところ、テキシル−メチル
−ジクロロシランの収率は0%であった。
【0026】実施例18 メチルジクロロシラン 58.6g(0.51モル)にCuI 0.382g
を加え、これに濃度が1.04Mのテキシルマグネシウムク
ロライドのテトラヒドロフラン溶液 500mlを40℃下で1
時間かけて滴下し、滴下終了後2時間還流して熟成し、
その後トルエン500mlを加え加熱してテトラヒドロフラ
ンを留去した。ついで、吸引ろ過で副生塩を除去し、ろ
液を82℃/30mmHgで減圧蒸留したところ、無色透明の液
体 28gが得られたので、ガスクロマトグラフィーで分析
したところ、これは単一成分であることを示した。
【0027】つぎにこれをNMRで分析したところ、こ
れについて1 H−NMR分析値(ppm : CDCl3 ) 1.9〜1.1 (m、1H、-CH )、1.1〜0.8
(m、12H、-CH3)、0.13 (s、3H、-Si
CH3)。 という結果が得られたことから、これは式
【化6】 で示されるテキシル−メチル−クロロシランであること
が確認され、この単離収率は33%であったが、比較のた
めに CuIを使用しなかったところ、テキシル−メチル−
クロロシランの収率は0%であった。
【0028】実施例19〜22 メチルトリクロロシラン 1.65g(11.1ミリモル)に Cu
I、CuBr、CuClをそれぞれ 0.042g 、0.032g、0.030gま
たはLi2CuCl3 0.429g を加え、20℃でこれに濃度が1.05
Mのテキシルマグネシウムクロライドのテトラヒドロフ
ラン溶液10.6mlを加え、20℃下に24時間放置後、ガスク
ロマトグラフィーで分析し、NMR分析を行なったとこ
ろメチル−テキシル−ジクロロシランが得られ、この収
率は表5に示したとおりとなった。
【0029】
【表5】
【0030】実施例23〜26 実施例19〜22のメチルトリクロロシランをメチルジ
クロロシランとしたほかは実施例19〜22と同様に処
理したところ、メチル−テキシル−クロロシランが得ら
れ、この収率は表6に示したとおりとなった。
【0031】
【表6】
【0032】
【発明の効果】本発明はα位に3級炭化水素基を有する
シランの製造方法に関するもので、これは前記したよう
にα位に3級炭化水素基を有するグリニヤール試薬とク
ロロシランとを触媒としてのハロゲン化銅の存在下で反
応させることを特徴とするものであるが、これによれば
ハロゲン化銅の触媒効果によりこの触媒の不存在下では
全く反応しなかったこの種のグリニヤール試薬とクロロ
シランとが反応してα位に3級炭化水素基を有するシラ
ン、例えばt−ブチルシラン類、テキシルシラン類を容
易に得ることができるという有利性が与えられる。
フロントページの続き (72)発明者 岩淵 元亮 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】α位に3級炭化水素基を有するグリニヤー
    ル試薬とクロロシランとを、触媒としてのハロゲン化銅
    の存在下で反応させることを特徴とするα位に3級炭化
    水素基を有するシランの製造方法。
  2. 【請求項2】ハロゲン化銅が CuI、CuBr、CuClまたはLi
    2CuCl3である請求項1に記載したα位に3級炭化水素基
    を有するシランの製造方法。
  3. 【請求項3】α位に3級炭化水素基を有するシランが式 【化1】 で示されるt−ブチルシラン類、または式 【化2】 で示されるテキシルシラン類(ここにR1 、R2 、R3
    は水素原子、塩素原子または非置換あるいは置換のアル
    キル基、シクロアルキル基、フェニル基から選択される
    同一または異種の原子または基)である請求項1に記載
    したα位に3級炭化水素基を有するシランの製造方法。
JP5303712A 1993-12-03 1993-12-03 α位に3級炭化水素基を有するシランの製造方法 Pending JPH07157491A (ja)

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