JPH0715642Y2 - プレスにおける切断金型のけり出し装置 - Google Patents
プレスにおける切断金型のけり出し装置Info
- Publication number
- JPH0715642Y2 JPH0715642Y2 JP1987025542U JP2554287U JPH0715642Y2 JP H0715642 Y2 JPH0715642 Y2 JP H0715642Y2 JP 1987025542 U JP1987025542 U JP 1987025542U JP 2554287 U JP2554287 U JP 2554287U JP H0715642 Y2 JPH0715642 Y2 JP H0715642Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- press
- cutting die
- cut
- movable cutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Forging (AREA)
- Extrusion Of Metal (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は切断金型により切断されたワークを所定角度
回転してプレスへ搬入するプレスのワーク搬入装置に関
する。
回転してプレスへ搬入するプレスのワーク搬入装置に関
する。
従来プレスにより成形するワークをコイル材などの長尺
物より得る場合、予め長尺物を切断装置により所定寸法
に切断した後搬送装置によりプレスへ搬入している。
物より得る場合、予め長尺物を切断装置により所定寸法
に切断した後搬送装置によりプレスへ搬入している。
また切断から搬入までの過程を短縮するため、プレスの
ワーク搬入側に切断金型を設けて、この切断金型により
切断したワークをプレスへ搬入するようにしたものもす
でに採用されている。
ワーク搬入側に切断金型を設けて、この切断金型により
切断したワークをプレスへ搬入するようにしたものもす
でに採用されている。
切断金型を備えた従来のプレスでは、スライドが下死点
に達する直前に長尺物を切断し、スライドの上昇工程
で、切断されたワークをプレスの加工位置へ搬入してい
る。このため切断されたワークを90°回転させてプレス
へ搬入するなどの複合動作が行なえないなどの不具合が
あった。
に達する直前に長尺物を切断し、スライドの上昇工程
で、切断されたワークをプレスの加工位置へ搬入してい
る。このため切断されたワークを90°回転させてプレス
へ搬入するなどの複合動作が行なえないなどの不具合が
あった。
この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもので
ある。
ある。
この考案は上記目的を達成するために、プレスのワーク
搬入側に切断金型を設けて、この切断金型により切断さ
れたワークを、搬送手段によりプレスの加工位置へ搬入
するものにおいて、上記切断金型に、長尺材よりワーク
を切断し、かつ切断されたワークを搬送位置へ移送する
可動カッタを設け、また上記搬送位置には、けり出しピ
ンを設けると共に、このけり出しピンを、プレスより取
出された動力により長尺材の供給方向へ揺動される揺動
アームにより往復動させて、可動カッタ内のワークをけ
り出すようにしたもので、長尺材より切断されたワーク
をスライドの上昇工程を利用してプレスへ搬入すること
ができる。
搬入側に切断金型を設けて、この切断金型により切断さ
れたワークを、搬送手段によりプレスの加工位置へ搬入
するものにおいて、上記切断金型に、長尺材よりワーク
を切断し、かつ切断されたワークを搬送位置へ移送する
可動カッタを設け、また上記搬送位置には、けり出しピ
ンを設けると共に、このけり出しピンを、プレスより取
出された動力により長尺材の供給方向へ揺動される揺動
アームにより往復動させて、可動カッタ内のワークをけ
り出すようにしたもので、長尺材より切断されたワーク
をスライドの上昇工程を利用してプレスへ搬入すること
ができる。
この考案の一実施例を図面を参照して詳述する。
図において1はプレスで、アプライト1aの間にボルスタ
2が設置されており、このボルスタ2上にダイセット3
を介して下型4が取付けられている。5は上記ボルスタ
2の上方に上下動自在に設けられたスライドで、このス
ライド5の下面に上型6が取付けられている。
2が設置されており、このボルスタ2上にダイセット3
を介して下型4が取付けられている。5は上記ボルスタ
2の上方に上下動自在に設けられたスライドで、このス
ライド5の下面に上型6が取付けられている。
一方上記プレス1のワーク搬入側にこの装置の本体8が
設置されている。
設置されている。
上記本体8はプレス1の動力取出し装置9より取出され
た動力により回転されるカム軸10を有していて、このカ
ム軸10にワーク回転機構11のクランプアーム11aを駆動
するカム12と、けり出し機構13のけり出しアーム13aを
駆動するカム14がそれぞれ取付けられている。
た動力により回転されるカム軸10を有していて、このカ
ム軸10にワーク回転機構11のクランプアーム11aを駆動
するカム12と、けり出し機構13のけり出しアーム13aを
駆動するカム14がそれぞれ取付けられている。
ワーク回転機構11はワーク15の搬入方向(矢印A)に移
動自在に支承された作動杆11bを有していて、作動杆11b
の一端側は上記カム12の側面に形成された環状の偏心カ
ム溝12aに係合されている。作動杆11bの他端側は第4図
に示すようにスラスト軸受け16を介して回転軸11cの一
端に接続されている。
動自在に支承された作動杆11bを有していて、作動杆11b
の一端側は上記カム12の側面に形成された環状の偏心カ
ム溝12aに係合されている。作動杆11bの他端側は第4図
に示すようにスラスト軸受け16を介して回転軸11cの一
端に接続されている。
上記回転軸11cはアプライト1a間に設置された往復動を
回転動に変換する変換部材17に支承されている。
回転動に変換する変換部材17に支承されている。
上記変換部材17は上記回転軸11cを支承するブッシュ17a
を有していて、このブッシュ17aに螺旋溝17bが形成され
ており、この螺旋溝17bに回転軸11cより突設されたピン
11dが嵌入されていて、作動杆11bにより回転軸11cが往
復動されるに伴い、回転軸11cがほぼ90°正逆回転され
るようになっている。
を有していて、このブッシュ17aに螺旋溝17bが形成され
ており、この螺旋溝17bに回転軸11cより突設されたピン
11dが嵌入されていて、作動杆11bにより回転軸11cが往
復動されるに伴い、回転軸11cがほぼ90°正逆回転され
るようになっている。
また上記回転軸11cの他端にはクランプアーム11aが取付
けれている。上記クランプアーム11aはワーク15をクラ
ンプする一対のクランパ11fを有しており、これらクラ
ンパ11fの枢着点間には、圧縮ばね11kにより付勢された
押圧子11gが圧入されていて、各クランパ11fが閉方向へ
付勢されている。
けれている。上記クランプアーム11aはワーク15をクラ
ンプする一対のクランパ11fを有しており、これらクラ
ンパ11fの枢着点間には、圧縮ばね11kにより付勢された
押圧子11gが圧入されていて、各クランパ11fが閉方向へ
付勢されている。
そして各クランパ11fの間にワーク15が圧入されること
により、各クランパ11fの間でワーク15がクランプでき
るようになっている。
により、各クランパ11fの間でワーク15がクランプでき
るようになっている。
一方けり出し機構13はほぼ中間部がピン13bにより支承
されて両端側が水平方向に揺動可能なけり出しアーム13
aを有している。
されて両端側が水平方向に揺動可能なけり出しアーム13
aを有している。
上記けり出しアーム13aの基端側は、カム14の外周面に
形成された環状のカム溝14aに係合されて、カム14の回
転に伴い上記ピン13bを中心に先端側が切断金型20方向
へ揺動されるようになっている。
形成された環状のカム溝14aに係合されて、カム14の回
転に伴い上記ピン13bを中心に先端側が切断金型20方向
へ揺動されるようになっている。
けり出しアーム13aの先端側には第6図に示すように圧
縮ばね13cにより後退方向に付勢されたけり出しピン13d
が枢着されていて、けり出しアーム13aが切断金型20側
へ揺動されることによりけり出しピン13dが前進し、切
断金型20により切断されたワーク15をクランパ11f側へ
けり出すようになっている。
縮ばね13cにより後退方向に付勢されたけり出しピン13d
が枢着されていて、けり出しアーム13aが切断金型20側
へ揺動されることによりけり出しピン13dが前進し、切
断金型20により切断されたワーク15をクランパ11f側へ
けり出すようになっている。
上記切断金型20は下型4のワーク搬入側近傍に設けられ
ていて、固定カッタ20aと可動カッタ20bを有している。
ていて、固定カッタ20aと可動カッタ20bを有している。
また切断金型20には図示しないコイルレベラにより直線
的に矯正されたコイル材よりなる長尺なワーク15が矢印
B方向より供給されていると共に、ワーク供給側と反対
の側には、上記ワーク15の先端を切断位置に停止するス
トッパ機構21が設置されている。
的に矯正されたコイル材よりなる長尺なワーク15が矢印
B方向より供給されていると共に、ワーク供給側と反対
の側には、上記ワーク15の先端を切断位置に停止するス
トッパ機構21が設置されている。
また切断金型20上方のスライド5下面には、スライド5
が下死点に達する前に、上記可動カッタ20bを加圧して
可動カッタ20bを下動させる加圧手段22が取付けられて
いる。
が下死点に達する前に、上記可動カッタ20bを加圧して
可動カッタ20bを下動させる加圧手段22が取付けられて
いる。
なお、図中11iはけり出されたワーク15のストッパ、24
はアイドル位置iに搬送されたワーク15を、下型の各加
工ステーションW1,W2,W3へ順次搬送するフィーダを示
す。
はアイドル位置iに搬送されたワーク15を、下型の各加
工ステーションW1,W2,W3へ順次搬送するフィーダを示
す。
次に作用を説明すると、プレス1のスライド5が上死点
より下降を開始すると、これに同期して動力取出し装置
9より取出された動力によりカム軸10が回転される。
より下降を開始すると、これに同期して動力取出し装置
9より取出された動力によりカム軸10が回転される。
そしてプレス1のクランク角が例えば75°になったとこ
ろでスライド5に取付けられた加圧手段22が切断金型20
の可動カッタ20bを押圧してこれを下動させ、固定カッ
タ20aとの間でワーク15が所定寸法に切断される。
ろでスライド5に取付けられた加圧手段22が切断金型20
の可動カッタ20bを押圧してこれを下動させ、固定カッ
タ20aとの間でワーク15が所定寸法に切断される。
その後もスライド5は下降を続けると共に、カム軸10の
回転に伴いカム14によりけり出しアーム13aの先端が切
断金型20側へ揺動されて、長尺ワーク15より切断され、
かつ切断位置Cよりけり出し位置D(第6図参照)に下
降されたワーク15を、けり出しアーム13a先端に枢着さ
れたけり出しピン13dが第6図に示すようにクランパ11f
側へけり出す。
回転に伴いカム14によりけり出しアーム13aの先端が切
断金型20側へ揺動されて、長尺ワーク15より切断され、
かつ切断位置Cよりけり出し位置D(第6図参照)に下
降されたワーク15を、けり出しアーム13a先端に枢着さ
れたけり出しピン13dが第6図に示すようにクランパ11f
側へけり出す。
クランパ11f側へけり出されたワーク15はクランパ11f間
にクランプされると共に、さらにスライド5の下降に伴
いカム12により作動杆11bが下型4方向へ押し出され
る。
にクランプされると共に、さらにスライド5の下降に伴
いカム12により作動杆11bが下型4方向へ押し出され
る。
作動杆11bの前進動により回転軸11cが前進される際、変
換部材17により回転軸11cがほぼ90°回転され、これに
よってクランパ11fにクランプされたワーク15も90°回
転されてアイドル位置へ搬送する。
換部材17により回転軸11cがほぼ90°回転され、これに
よってクランパ11fにクランプされたワーク15も90°回
転されてアイドル位置へ搬送する。
その間に下死点に達して下型4と上型6の間で成形を完
了したスライド5は上昇工程へ移行しており、これに伴
いフィーダ24がクランプ動作に入って、アイドル位置i
及び各加工ステーションW1,W2,W3にあるワーク15をそれ
ぞれクランプし、搬送方向Aへ1ピッチ移動させる。
了したスライド5は上昇工程へ移行しており、これに伴
いフィーダ24がクランプ動作に入って、アイドル位置i
及び各加工ステーションW1,W2,W3にあるワーク15をそれ
ぞれクランプし、搬送方向Aへ1ピッチ移動させる。
すなわちアイドル位置iにあったワーク15は第1加工位
置W1へ搬入されるようになる。
置W1へ搬入されるようになる。
以下上記動作を繰返すことにより、長尺ワークより所定
寸法に切断したワーク15をほぼ90°回転して、連続的に
プレス1へ搬入することができるようになる。
寸法に切断したワーク15をほぼ90°回転して、連続的に
プレス1へ搬入することができるようになる。
なお、第7図にクランク角に対する各部のストロークを
示す。この図で曲線(イ)はスライドストローク、曲線
(ロ)は可動カッタストローク、曲線(ハ)はけり出し
アームストローク、曲線(ニ)はクランプアームストロ
ーク、曲線(ホ)はフィーダストロークである。
示す。この図で曲線(イ)はスライドストローク、曲線
(ロ)は可動カッタストローク、曲線(ハ)はけり出し
アームストローク、曲線(ニ)はクランプアームストロ
ーク、曲線(ホ)はフィーダストロークである。
この考案は以上詳述したように、切断金型により切断さ
れたワークを、プレスより取出された動力により駆動さ
れるけり出し機構13によりけり出してプレスへ搬入する
ようにしたことから、切断されたワークを1個ずつ分離
してプレスへ搬入するワーク分離装置などの複雑かつ高
価な装置を用いることなく、ワークの搬入が円滑かつ能
率よく行なえるようになる。
れたワークを、プレスより取出された動力により駆動さ
れるけり出し機構13によりけり出してプレスへ搬入する
ようにしたことから、切断されたワークを1個ずつ分離
してプレスへ搬入するワーク分離装置などの複雑かつ高
価な装置を用いることなく、ワークの搬入が円滑かつ能
率よく行なえるようになる。
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は横断面図、
第2図は正面図、第3図は側面図、第4図はワーク回転
機構の詳細図、第5図は第4図V−V線に沿う断面図、
第6図は第1図VI-VI線に沿う断面図、第7図は作用説
明図である。 1はプレス、13aはけり出しアーム、15はワーク、20は
切断金型。
第2図は正面図、第3図は側面図、第4図はワーク回転
機構の詳細図、第5図は第4図V−V線に沿う断面図、
第6図は第1図VI-VI線に沿う断面図、第7図は作用説
明図である。 1はプレス、13aはけり出しアーム、15はワーク、20は
切断金型。
Claims (1)
- 【請求項1】プレス1のワーク搬入側に切断金型20を設
けて、この切断金型20により切断されたワーク15を、搬
送手段によりプレス1の加工位置へ搬入するものにおい
て、上記切断金型20に、長尺材よりワーク15を切断し、
かつ切断されたワーク15を搬送位置へ移送する可動カッ
タ20を設け、また上記搬送位置には、けり出しピン13d
を設けると共に、このけり出しピン13dを、プレス1よ
り取出された動力により長尺材の供給方向Bへ揺動され
る揺動アーム13aにより往復動させて、可動カッタ20b内
のワーク15をけり出すことを特徴とするプレスにおける
切断金型のけり出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987025542U JPH0715642Y2 (ja) | 1987-02-25 | 1987-02-25 | プレスにおける切断金型のけり出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987025542U JPH0715642Y2 (ja) | 1987-02-25 | 1987-02-25 | プレスにおける切断金型のけり出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63133837U JPS63133837U (ja) | 1988-09-01 |
JPH0715642Y2 true JPH0715642Y2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=30825793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987025542U Expired - Lifetime JPH0715642Y2 (ja) | 1987-02-25 | 1987-02-25 | プレスにおける切断金型のけり出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715642Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5858947A (ja) * | 1981-10-02 | 1983-04-07 | Toyota Motor Corp | トランスフア装置 |
JPS6049061A (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-18 | Toray Ind Inc | ポリエ−テルエステルアミド組成物 |
JPS60176834U (ja) * | 1984-04-26 | 1985-11-22 | 黒木 武文 | 物品移送装置 |
-
1987
- 1987-02-25 JP JP1987025542U patent/JPH0715642Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63133837U (ja) | 1988-09-01 |
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