JPH0735637Y2 - 圧造成形機における素材搬送装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は圧造成形機における素材
搬送装置、特に、予め所定寸法に切断されて機台の一側
に設けられた素材供給部より供給される切断素材を該供
給部に隣接する圧造ステーションに搬送する素材搬送装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、機台に並設された複数のダイ
と、これらの各ダイに向かって進退動するラムの前面に
各ダイと相対向するように取り付けられた複数パンチと
により構成される各圧造ステーションにおいて素材を粗
から精に順次段階的に圧造加工する圧造成形機において
は、上記機台の一側に設けられた素材供給部よりバー材
が供給されると共に、上記ラムの進退動作に同期して該
ラムと直交する方向に所定のストロークで往復駆動され
るカッター機構が設けられ、このカッター機構により上
記素材供給部より供給されるバー材を所定寸法に切断
し、且つ該カッター機構により切断された素材を素材供
給部に隣接する圧造ステーション側に搬送するように構
成されているのであるが、例えば、ステンレス鋼や高炭
素鋼等のような難成形バー材を使用する場合、あるいは
所定の圧造ステーションにおける据え込み量が大きい成
形品や複雑形状の成形品を成形する場合等においては、
高周波加熱等の適宜の方法によりバー材を予め所定の加
工温度に予備加熱し、この加熱されたバー材を素材供給
部より供給すると共に、これをカッター機構により所定
寸法に切断し、且つこの切断された素材を素材供給部に
隣接する圧造ステーション側に搬送することが行われ
る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に予め所定の加工温度に加熱されて素材供給部より供給
されるバー材を、カッター機構により切断して所定寸法
の切断素材を形成する場合に、切断面が素材の軸芯に対
して垂直に切断されず、傾斜状に切断されることがあ
り、このように切断端面が傾斜した状態の切断素材をダ
イとパンチとにより構成される圧造ステーションで圧造
した場合には、該素材を所定の形状ないし所定の寸法精
度に成形することが困難となり、不良品発生が発生する
ことになる。

【０００４】そこで、上記バー材を切断端面が傾斜する
ことのないように冷間状態で所定寸法に精度良く切断し
たのち、この切断素材を加熱炉等を通過させて所定の加
工温度に加熱し、これを圧造成形機における機台の一側
に設けられた素材供給部より供給したいという要望があ
るが、このように予め所定寸法に切断された切断素材
を、上記のようなバー材を切断するためのカッター機構
により挟持して確実に搬送することが困難であり、切断
素材が不適切な姿勢で搬送されたり、あるいは該切断素
材の掴み損ないが発生し、圧造不良やダイもしくはパン
チ等の損傷を招くことになって、切断素材を良好に連続
圧造することが困難となる。

【０００５】そこで本考案は、予め所定寸法に切断され
た切断素材を使用する場合における上記の実情に対処す
るもので、圧造成形機の素材供給部より供給される素材
が予め所定寸法に切断された切断素材であっても、該切
断素材を素材供給部に隣接する圧造ステーションに確実
に搬送するこのできる新規な素材搬送装置を提供するこ
とを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案は次のように構成したことを特徴とする。

【０００７】

【０００８】すなわち、機台に並設された複数のダイ
と、これらの各ダイに向かって進退動するラムの前面に
各ダイと相対向するように取り付けられた複数のパンチ
と、上記機台の一側に設けられた素材供給部より供給さ
れる素材を上記各ダイとパンチとにより構成される複数
段の圧造ステーションに順次移送する複数の素材移送用
チャックとを有し、上記各圧造ステーションで素材を粗
から精に順次段階的に圧造することにより所定形状の製
品を成形する圧造成形機における素材供給装置におい
て、上記素材供給部と該供給部に隣接する圧造ステーシ
ョンとの間で上記ラムの進退動作に同期して往復駆動さ
れるスライド部材と、該スライド部材にベースを介して
開閉自在に設けられて上記素材供給部より供給される予
め所定寸法に切断された切断素材の周面部を上下方向よ
り挟持する一対の把持部材と、該把持部材を切断素材の
周面部を挟持する方向に付勢する付勢部材と、上記一対
の把持部材により把持されて圧造ステーションに搬送さ
れた切断素材の圧造時に該切断素材を圧造状態に一時的
に保持する保持手段と、この保持手段により切断素材が
保持されている間に上記把持部材の少なくとも一方を開
動させる開動手段とを設けたことを特徴とする。

【０００９】

【００１０】

【作用】 本 考案によれば、素材供給部より供給される切
断素材の周面部が、スライド部材にベースを介して設け
られて付勢部材により付勢された一対の把持部材により
上下方向より確実に挟持され、この状態で、ラムの進退
動作に同期して往復駆動されるスライド部材の往復動作
に伴って一対の把持部材により把持された切断素材が、
素材供給部に隣接する圧造ステーションに確実に搬送さ
れることになる。そして、圧造ステーションに搬送され
て該ステーションで圧造された切断素材が保持手段によ
り圧造状態に保持されている間に、一対の把持部材にお
ける少なくとも一方が開動されると共に、上記スライド
部材の複動作に伴って一対の把持部材が再び素材供給部
の前面位置に復帰されることになり、その後、再び上記
一連の動作が繰り返し行われることにより、素材供給部
より供給される切断素材が順次連続的に圧造ステーショ
ンに搬送され、該圧造ステーションで圧造されることに
なる。このように、機台の一側に設けられた素材供給部
より吸気される素材が予め所定寸法に切断された切断素
材あっても、該切断素材の掴み損ないや不適切な姿勢で
搬送されることが確実に防止されることになって、良好
に連続圧造を行い得ることになる。

【００１１】

【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。

【００１２】図１，２に示すように、本考案に係る素材
供給装置が装備された圧造成形機１における機台２の所
定位置には、ダイブロック３が配設されていると共に、
このダイブロック３には、複数個のダイ４ａ〜４ｄ（図
２参照）が一定の間隔で並設されている。また、上記ダ
イ４ａに向かって進退動する第１ラム５ａの前面には、
該ダイ４ａと対向するパンチ６ａが取り付けられている
と共に、上記各ダイ４ｂないし４ｄに向かって進退動す
る第２ラム５ｂの前面には、これらの各ダイ４ｂ〜４ｄ
とそれぞれ対向するように複数個のパンチ６ｂ〜６ｂが
各パンチホルダ７…７を介して取り付けられており、図
１に示すように、上記機台２の前方に配置された駆動モ
ータ８により駆動されるクランク機構９を介して上記第
１ラム５ａおよび第２ラム５ｂが、各ダイ４ａ〜４ｄに
向かって進退動されるようになっており、これにより、
上記各ダイ４ａ〜４ｄと各パンチ６ａ〜６ｄとにより構
成される複数段の圧造ステーション（イ）〜（ニ）で、
上記機台２の一側より供給される予め所定寸法に切断さ
れた切断素材ｂを粗から精に順次段階的に圧造加工する
ことにより所定形状の製品を成形するようになってい
る。

【００１３】なお、上記第１ラム５ａと第２ラム５ｂと
は、異なったタイミングで進退動されるように構成され
ている。

【００１４】更に、図２に示すように、上記ダイブロッ
ク３の一側には、所定寸法に切断された切断素材ｂが供
給される素材供給部１０が設けられていると共に、この
供給部１０の前方には、該供給部１０よりダイブロック
３の前方に押し出される切断素材ｂの先端面が当接する
ストッパ部材１１が配置されており、このストッパ部材
１１は、機台２の所定位置に配設された駆動モータ１２
により駆動されるベベルギヤ機構１３と一体のネジ軸１
３ａの回転に伴って進退動され、これにより、切断素材
ｂの寸法に応じてストッパ部材１１とダイブロック３の
前面との間隔を調整するようになっている。

【００１５】また、図１に示すように、機台２の後方に
は、上記素材供給部１０に切断素材ｂを供給するための
素材供給ステーション１４が構成されており、この供給
ステーション１４には、コイル状のバー材Ｂを所定寸法
に切断するバー材切断機構１５と、この切断機構１５に
より切断された切断素材ｂが貯留されるホッパー１６
と、該ホッパー１６内に貯留された切断素材ｂを搬入部
１７に搬送するリフター機構１８と、複数のガイドロー
ラ１９…１９に支持され、且つ図示しない適宜の駆動手
段により所定のストロークで往復駆動される押し出しロ
ッド２０と、上記搬入部１７と圧造成形機１における機
台２との間に配置されて高周波加熱等の方法により切断
素材ｂを所定の加工温度に予備加熱する加熱炉２１とが
備えられており、上記搬入部１７に搬送された切断素材
ｂが、押し出しロッド２０により押し出されて加熱炉２
１内に順次供給されると共に、最前列の切断素材ｂが上
記素材供給部１０よりストッパ部材１１に当接するまで
押し出されるようになっている。

【００１６】なお、切断素材ｂを素材供給部１０より上
記ホッパー１６内に排出する排出シュート２２と、最終
圧造ステーション（ニ）により圧造された完成品を製品
取り出し用コンベア２３上に搬送するための搬送シュー
ト２４が設けられていると共に、上記排出シュート２２
の途中には、形状不良の切断素材ｂを選別してホッパー
２５内に排出する選別シュート２２ａが設けられてい
る。また、所定の圧造個数に達した場合には、押し出し
ロッド２０により加熱炉２１内および機台２内にある全
ての切断素材ｂが排出シュート２２上に排出されるよう
になっている。

【００１７】そして、図２，３に示すように、上記素材
供給部１０より供給される切断素材ｂを、上記ダイ４ａ
とパンチ６ａとにより構成される圧造ステーション
（イ）に搬送する素材搬送装置２６が設けられていると
共に、上記ダイブロック３の上面には、切断素材ｂを上
記各圧造ステーション（イ）〜（ニ）に順次搬送する素
材移送用チャック機構２７が設けられており、このチャ
ック機構２７は、ダイブロック３上に固設された固定ブ
ロック２８と、該ブロック２８に支持されて各ダイ４ａ
〜４ｄの並設方向に往復動自在とされたスライドブロッ
ク２９と、このスライドブロック２９の前面に取り付け
られた各一対の爪部材３０ａ，３０ｂを有する複数の素
材移送用チャック３０…３０と、上記スライドブロック
２９の一側部に連結されて該スライドブロック２９を所
定のストロークで往復駆動することにより、各素材移送
用チャック３０を隣接するダイの軸芯前面位置間で往復
動させる駆動ロッド３１とを有する。

【００１８】更に、上記素材搬送装置２６は、上記素材
供給部１０と圧造ステーション（イ）を構成するダイ４
ａの軸芯前面位置との間で、第１ラム５ａの進退動作に
同期した所定のタイミングで往復駆動されるスライド部
材３２と、このスライド部材３２に複数の取付ボルト３
３，３３により着脱自在に取り付けられたベース３４
と、このベース３４に支持されて素材供給部１０より押
し出される切断素材ｂの周面部を上下方向より挟持する
一対の把持部材３５，３６とを有し、一方の把持部材３
５と一体のガイドロッド３５ａの上端部が、ベース３４
の上端部に回動自在に支持されたリンク部材３７の一端
部に連結されていると共に、該リンク部材３７の他端を
上方に付勢するコイルスプリング３８により上記把持部
材３５が切断素材ｂの周面部を上方より挟持する方向に
付勢されており、また、他方の把持部材３６がコイルス
プリング３９により付勢されて図示の姿勢を維持するよ
うに構成されている。更に、上記リンク部材３７をコイ
ルスプリング３８に抗して回動させて一方の把持部材３
５を上方に開動させるためのシリンダ４０が、ブラケッ
ト４１を介して機台２の所定位置に設けられている。

【００１９】一方、図２に示すように、上記圧造ステー
ション（イ）を構成するダイ４ａとパンチ６ａとによる
切断素材ｂの圧造時に、該切断素材ｂを圧造状態に一時
的に保持する保持手段４２が設けられており、この保持
手段４２は、上記第１ラム５ａの前面に固定されてパン
チ６ａを進退動自在に支持するパンチケース６ｂと、該
パンチケース６ｂ内に介装されて上記パンチ６ａをダイ
４ａ側に向けて付勢するコイルスプリング４３とを有
し、第１ラム５ａによるパンチ６ａの前進に伴って、該
パンチ６ａとダイ４ａとの間で、図２に鎖線で示すよう
に圧造された切断素材ｂを、上記第１ラム５ａの後退に
よりパンチ６ａがダイ４ａより離反するときに、上記コ
イルスプリング４３に弾性力により切断素材ｂを圧造状
態に一時的に保持するようになっている。

【００２０】更に、上記圧造ステーション（イ）の下方
には、該圧造ステーション（イ）で圧造された切断素材
ｂをパンチ６ａの後退に伴って上方に押しあげて素材移
送用チャック３０に挟持させるための押し上げ部材４４
が設けられており、この押し上げ部材４４により押し上
げられた中間成形品が、図３に鎖線で示すように、圧造
ステーション（イ）の上方に復帰した素材移送用チャッ
ク３０に挟持され、このチャック３０により圧造ステー
ション（ロ）の軸芯前面位置に搬送されると共に、各圧
造ステーションで（ロ）〜（ニ）で圧造された中間成形
品が各素材移送用チャック３０により挟持されて後段側
の圧造ステーションに順次移送されるようになってい
る。

【００２１】従って、上記スライド部材３２が、上記第
１ラム５ａの進退動作に動機した所定のタイミングで往
復駆動されることにより、素材供給部１０より供給され
て一対の把持部材３５，３６により周面部を上下方向よ
り挟持された切断素材ｂが、第１ラム５ａが後死点位置
から前死点位置に達するまでにスライド部材３２の往動
作に伴ってダイ４ａの軸芯前面位置に搬送され、該切断
素材ｂがダイ４ａとパンチ６ａとの間で圧造され且つ保
持手段４２により保持されている間に、上記シリンダ４
０を駆動してシリンダロッド４０ａの先端部に取り付け
られた押圧部材４０ｂによりリンク部材３７を介して一
方の把持部材３５を上方に開動させると共に、上記スラ
イド部材３２の復動作に伴って再び素材供給部１０の前
面位置に一対の把持部材３５，３６が復帰されるように
なっている。

【００２２】上記の構成によれば、素材供給部１０より
供給される切断素材ｂの周面部が、スライド部材３２に
ベース３４を介して設けられてコイルスプリング３８，
３９により付勢された一対の把持部材３５，３６により
上下方向より確実に挟持され、この状態で、第１ラム５
ａの進退動作に同期して往復駆動されるスライド部材３
２の往動作に伴って一対の把持部材３５，３６により把
持された切断素材ｂが素材供給部１０に隣接する圧造ス
テーション（イ）に確実に搬送されることになる。そし
て、圧造ステーション（イ）に搬送されて該ステーショ
ン（イ）で圧造された切断素材ｂが保持手段４２により
圧造状態に保持されている間に、一対の把持部材３５，
３６における一方把持部材３５が回動シリンダ４０によ
り開動されると共に、上記スライド部材３２の復動作に
伴って、一対の把持部材３５，３６が再び素材供給部１
０の前面位置に復帰されることになり、その後、再び上
記一連の動作が繰り返し行われることにより、素材供給
部１０より供給される切断素材ｂが順次連続的に圧造ス
テーション（イ）に搬送され、該圧造ステーション
（イ）で圧造されることになる。このように、機台２の
一側に設けられた素材供給部１０より供給される素材が
予め所定寸法に切断された切断素材ｂであっても、該切
断素材ｂの掴み損ないや不適切な姿勢で搬送されること
が確実に防止されることになって、該切断素材ｂを良好
に連続圧造することができる。

【００２３】

【考案の効果】以上のように、本考案によれば、素材供
給部より供給される切断素材の周面部が、スライド部材
にベースを介して設けられて付勢部材により付勢された
一対の把持部材により上下方向より確実に挟持され、こ
の状態で、ラムの進退動作に同期して往復駆動されるス
ライド部材の往復動作に伴って一対の把持部材により把
持された切断素材が、素材供給部に隣接する圧造ステー
ションに確実に搬送されることになる。そして、圧造ス
テーションに搬送されて該ステーションで圧造された切
断素材が保持手段により圧造状態に保持されている間
に、一対の把持部材における少なくとも一方が開動され
ると共に、上記スライド部材の複動作に伴って一対の把
持部材が再び素材供給部の前面位置に復帰されることに
なり、その後、再び上記一連の動作が繰り返し行われる
ことにより、素材供給部より供給される切断素材が順次
連続的に圧造ステーションに搬送され、該圧造ステーシ
ョンで圧造されることになる。この結果、機台の一側に
設けられた素材供給部より供給される素材が予め所定寸
法に切断された切断素材であっても、該切断素材の掴み
損ないや不適切な姿勢で搬送されることが防止され、該
先端素材を素材供給部に隣接する圧造ステーションに確
実に搬送することが可能となって、圧造不良やダイもし
くはパンチ等の損傷を招くことなく良好に連続圧造する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明に係る素材搬送装置が装備された圧造
成形機およびその周辺部の全体概略側面図。

【図２】 圧造成形機の主要部の構成を示す要部拡大横
断面図。

【図３】 素材搬送装置の構成を示す要部拡大縦断面
図。

【符号の説明】

１ 圧造成形機 ２ 機台 ４ａ〜４ｄ ダイ ６ａ〜６ｄ パンチ ５ａ 第１ラム ５ｂ 第２ラム １０ 素材供給部 ２６ 素材搬送装置 ３０ 素材移送用チャック ３２ スライド部材 ３４ ベース ３５，３６ 把持部材 ３８ コイルスプリング ４０ シリンダ ４２ 保持手段 （イ）〜（ニ） 圧造ステーション ｂ 切断素材

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤本 明彦 京都府久世郡久御山町大字下津屋小字富の 城46番地株式会社阪村機械製作所 京都工 場内 (56)参考文献 実開 平５−18737（ＪＰ，Ｕ)

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 機台に並設された複数のダイと、これら
   の各ダイに向かって進退動するラムの前面に各ダイと相
   対向するように取り付けられた複数のパンチと、上記機
   台の一側に設けられた素材供給部より供給される素材を
   上記各ダイとパンチとにより構成される複数段の圧造ス
   テーションに順次移送する複数の素材移送用チャックと
   を有し、上記各圧造ステーションで素材を粗から精に順
   次段階的に圧造することにより所定形状の製品を成形す
   る圧造成形機における素材供給装置であって、上記素材
   供給部と該供給部に隣接する圧造ステーションとの間で
   上記ラムの進退動作に同期して往復駆動されるスライド
   部材と、該スライド部材にベースを介して開閉自在に設
   けられて上記素材供給部より供給される予め所定寸法に
   切断された切断素材の周面部を上下方向より挟持する一
   対の把持部材と、該把持部材を切断素材の周面部を挟持
   する方向に付勢する付勢部材と、上記一対の把持部材に
   より把持されて圧造ステーションに搬送された切断素材
   の圧造時に該切断素材を圧造状態に一時的に保持する保
   持手段と、この保持手段により切断素材が保持されてい
   る間に上記把持部材の少なくとも一方を開動させる開動
   手段とが備えられていることを特徴とする圧造成形機に
   おける素材搬送装置。