JPH07154798A - 画像符号化装置および画像符号化方法 - Google Patents

画像符号化装置および画像符号化方法

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JPH07154798A
JPH07154798A JP11280394A JP11280394A JPH07154798A JP H07154798 A JPH07154798 A JP H07154798A JP 11280394 A JP11280394 A JP 11280394A JP 11280394 A JP11280394 A JP 11280394A JP H07154798 A JPH07154798 A JP H07154798A
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color
signal
quantizing
color ratio
ratio
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JP11280394A
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Yoshio Iizuka
義夫 飯塚
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Original Assignee
Canon Inc
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/64Systems for the transmission or the storage of the colour picture signal; Details therefor, e.g. coding or decoding means therefor

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、予め決められた色を含む画像領域
の画質劣化を抑制する画像符号化装置及び画像符号化方
法を提供することを目的とする。 【構成】 ブロックデータ取得部は、入力されたカラー
画像信号をブロックデータにして出力する。特定色割合
計測部は、入力されたブロックデータの特定色の割合を
計測して特定色割合通知信号を出力する。直交変換部
は、入力されたブロックデータを直交変換して変換係数
を出力する。量子化部は、特定色割合通知信号に応じて
入力された変換係数を量子化して、量子化データを出力
する。符号化部は、入力された量子化データを可変長符
号化して圧縮データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置及び方法
に関し、特に画像符号化において、予め決められた色を
含む画像領域の画質劣化を防止するのに好適な画像処理
装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】静止画像の符号化標準方式として、ISO/
IECのDIS(Draft International Standard)10918-1あ
るいはITU-T勧告T.81が定められている。これらはとも
に同じ内容であり、以後、通称を用いて「JPEG標準」と
呼ぶ。
【0003】JPEG標準は、カラー画像信号をブロック単
位で離散コサイン変換(以下「DCT」という)して、DCT
による変換係数を可変のステップ幅で量子化し、量子化
データを可変長符号化することにより符号量を圧縮して
いる。この際、量子化ステップ幅は、予め決められた複
数の量子化テーブルの何れか一つに従って制御する。さ
らに、符号化で用いる可変長符号は、DCT係数の直流成
分と交流成分のそれぞれに対して、予め決められた複数
の符号化テーブルの何れか一組に従って決定する。
【0004】ただし、量子化テーブル及び符号化テーブ
ルの選択基準と、各量子化テーブル及び各符号化テーブ
ルの内容の決め方とは、JPEG標準の範囲外である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては、次のような問題点があった。
【0006】JPEG標準に準拠もしくは類似した画像符号
化方式における圧縮率は、量子化テーブル及び符号化テ
ーブルの選択基準と、各量子化テーブル及び各符号化テ
ーブルの内容とに依存する。換言すれば、圧縮率は、量
子化ステップ幅及び可変長符号の決め方に依存する。
【0007】可変長符号に関しては、DCT係数を量子化
して得られた量子化データの統計的分布を調べることに
より、圧縮率を向上させる上で最適な可変長符号を決定
することができ、可変長符号の最適化により、再生画像
の画質を劣化させることなく圧縮率の向上が図れるが、
大幅な圧縮率向上は望めない。
【0008】一方、量子化ステップ幅に関しては、一般
に大きな量子化ステップ幅を用いるほど圧縮率を向上す
ることができるが、同時に、再生画像の画質劣化を招く
ことになる。従って、量子化ステップ幅を決定する上
で、要求される圧縮率を達成しながら、画質劣化を目立
たなくするための工夫が必要である。
【0009】一方、テレビ電話/テレビ会議システム等
のAVサービス用動画像信号符号化方式の標準として、
ITU-T勧告H.261が定められている。このITU-T勧告H.261
は、フレーム内/フレーム間適応予測(動き補償を含
む)、離散コサイン変換(DCT)、可変のステップサイ
ズによる量子化、可変長符号化等の採用により、非常に
高圧縮な符号化を実現するとともに、伝送バッファの利
用により一定レート伝送を図っている。
【0010】上記の一定レート伝送を実現するため、従
来より、伝送バッファ量を制御情報としてフィードバッ
クし、伝送バッファ量の大小に応じて量子化ステップ幅
を変更する方法が知られている。すなわち、この方式で
は、伝送バッファ量が増大してオーバーフローする可能
性がある場合は、量子化ステップ幅を大きくすることで
伝送データの発生を抑制し、逆に伝送バッファ量が減少
してアンダーフローの可能性がある場合は、量子化ステ
ップ幅を小さくすることで伝送データの発生を促進して
いた。
【0011】しかしながら、上記従来の動画像信号符号
化装置では、一般に、低レート伝送時には平均して量子
化ステップ幅を大きく設定するため、再生画像にブロッ
ク歪等の画質劣化を生じるという問題があった。
【0012】本発明は上述の様な事情に鑑みてなされた
ものであり、上述の問題点を解決することを目的とす
る。
【0013】すなわち、本発明の目的は、予め決められ
た色を持つ画素の割合に応じて、画質の劣化を抑制しつ
つ、効率良く画像データを符号化することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、予め決められ
た色を持つ画素の割合に応じて、画質の劣化を抑制しつ
つ、効率良く動画像データを符号化することにある。
【0015】また、本発明の別の目的は、良好な量子化
ステップ幅制御方法を提供することにある。
【0016】また、本発明の別の目的は、再生画像を評
価する人間の主観評価を向上させることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、前記
の課題を解決することを目的としたもので、前記の課題
を解決する一手段として、以下の構成を備える。
【0018】すなわち、画像信号を複数の画素からなる
複数のブロックに分割する分割手段と、前記分割手段に
よって分割されたブロック毎に予め決められた色空間領
域に含まれる画素をカウントするカウント手段と、前記
分割手段によって分割されたブロックを直交変換する変
換手段と、前記変換手段の変換結果を前記カウント手段
のカウント結果に応じたステップ幅で量子化する量子化
手段と、前記量子化手段の量子化結果を可変長符号化す
る符号化手段とを備えた画像符号化装置にする。
【0019】また、画像信号を複数の画素からなる複数
のブロックに分割する分割行程と、前記分割行程で分割
されたブロック毎に予め決められた色空間領域に含まれ
る画素をカウントするカウント行程と、前記分割行程で
分割されたブロックを直交変換する変換行程と、前記変
換行程の変換結果を前記カウント行程のカウント結果に
応じたステップ幅で量子化する量子化行程と、前記量子
化行程の量子化結果を可変長符号化する符号化行程とを
備えた画像符号化方法にする。
【0020】以上の構成により、画像信号の直交変換結
果を、予め決められた色空間領域に含まれる画素をカウ
ントした結果に応じたステップ幅で量子化する画像符号
化装置および画像符号化方法を提供でき、例えば、要求
される圧縮率を達成しながら、画質劣化を目立たなくす
ることができる。
【0021】また、カラー動画像の1フレームを複数の
ブロックに分割する分割手段と、前記カラー動画像信号
中の画素の色があらかじめ決められた色空間に含まれる
色割合を前記ブロック単位に求める色割合計測手段と、
前記カラー動画像信号あるいは前記カラー動画像信号の
予測誤差信号をブロック単位に直交変換する直交変換手
段と、該直交変換手段による直交変換において変換係数
を可変のステップ幅にて量子化する量子化手段と、前記
量子化手段によって量子化された量子化データを可変長
符号化する第1の符号化手段と、前記量子化手段におい
て量子化ステップ幅を前記色割合計測手段によって求め
られた割合に応じて制御するステップ幅制御手段とを有
することを特徴とする。
【0022】更に、カラー動画信号を輝度信号と色差信
号に分離する分離手段と、該分離手段によって分離した
後に前記カラー動画信号を符号化する第2の符号化手段
とを有し、前記色割合計測手段は色割合を色差信号だけ
から求めることを特徴とする。
【0023】以上の構成において、あらかじめ特定色と
して、ある色空間を設定しておくことにより、量子化ス
テップ幅を色に応じて変化させ、再生画像の画質劣化の
程度を変化させることが可能となり、前記再生画像を評
価する人間の主観的評価を上げることができるといった
作用が得られる。
【0024】また、本発明は、カラー動画像の1フレー
ムを複数のブロックに分割する分割手段と、前記カラー
動画像信号中の画素の色があらかじめ決められた色空間
に含まれる色割合を前記ブロック単位に求める色割合計
測手段と、前記色割合計測手段によって求められた前フ
レームの色割合を記憶する色割合記憶手段と、前記カラ
ー動画像信号の予測誤差信号を求める予測誤差信号計算
手段と、前記カラー動画像信号あるいは前記予測誤差信
号をブロック単位に直交変換する直交変換手段と、前記
直交変換手段による直交変換において変換係数を量子化
する量子化手段と、前記量子化手段によって量子化され
た量子化データを可変長符号化する第1の符号化手段
と、前記予測誤差信号計算手段において予測誤差信号
を、前記色割合計測手段によって求められた色割合及び
前記色割合記憶手段によって記憶された前フレームの色
割合に応じて変更する予測誤差信号変更手段とを有する
ことを特徴とする。
【0025】また、カラー動画像の1フレームを複数の
ブロックに分割する分割手段と、前記カラー動画像信号
中の画素の色があらかじめ決められた色空間に含まれる
色割合を前記ブロック単位に求める色割合計測手段と、
前記色割合計測手段によって求められた前フレームの色
割合を記憶する色割合記憶手段と、前記カラー動画像信
号の予測誤差信号を求める予測誤差信号計算手段と、前
記カラー動画像信号あるいは前記予測誤差信号をブロッ
ク単位に直交変換する直交変換手段と、前記直交変換手
段による直交変換において変換係数を量子化する量子化
手段と、前記量子化手段によって量子化された量子化デ
ータを可変長符号化する第1の符号化手段と、前記直交
変換手段において変換係数を、前記色割合計測手段によ
って求められた色割合及び前記色割合記憶手段によって
記憶された前フレームの色割合に応じて変更する変換係
数変更手段とを有することを特徴とする。
【0026】また、カラー動画像の1フレームを複数の
ブロックに分割する分割手段と、前記カラー動画像信号
中の画素の色があらかじめ決められた色空間に含まれる
色割合を前記ブロック単位に求める色割合計測手段と、
前記色割合計測手段によって求められた前フレームの色
割合を記憶する色割合記憶手段と、前記カラー動画像信
号の予測誤差信号を求める予測誤差信号計算手段と、前
記カラー動画像信号あるいは前記予測誤差信号をブロッ
ク単位に直交変換する直交変換手段と、前記直交変換手
段による直交変換において変換係数を量子化する量子化
手段と、前記量子化手段によって量子化された量子化デ
ータを可変長符号化する第1の符号化手段と、前記量子
化手段において量子化データを、前記色割合計測手段に
よって求められた色割合及び前記色割合記憶手段によっ
て記憶された前フレームの色割合に応じて変更する量子
化データ変更手段とを有することを特徴とする。
【0027】
【実施例】(第1の実施例)以下、本発明に係る第1の
実施例の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0028】図1は、本発明に係る第1の実施例の画像
処理装置の基本構成を示すブロック図である。
【0029】同図において、101はブロックデータ取
得部で、コンピュータやイメージスキャナ等より入力さ
れたカラー画像信号1を、例えば8×8画素のブロック
データ2にして出力する。なお、ブロックデータ2は、
第1画素から第N画素までのN画素よりなるものとす
る。また、カラー画像信号1は任意の表色系により表す
ことができ、本実施例も任意の表色系で運用できるが、
以下では、輝度信号Yと色差信号Cb,Crによってカ
ラー画像信号1を表すことにする。
【0030】102は特定色割合計測部で、ディジタル
シグナルプロセッサなどで構成され、入力されたブロッ
クデータ2の特定色の割合を計測して、特定色割合通知
信号3を出力する。なお、特定色の割合とは、1ブロッ
クにおいて予め決められた色空間領域に含まれる画素の
割合をいう。
【0031】103は直交変換部で、入力されたブロッ
クデータ2をブロック毎に直交変換して、変換係数4を
出力する。
【0032】104は量子化部で、特定色割合通知信号
3に応じて、入力された変換係数4を量子化し、量子化
データ5を出力する。
【0033】105は符号化部で、入力された量子化デ
ータ5をジグザグスキャン順序に可変長符号化して、圧
縮データ6を出力する。
【0034】図2は、本実施例の特定色割合計測部の処
理手順例を示すフローチャートで、画像データ1ブロッ
ク分の処理を示し、同図に示す各記号は以下の通りであ
る。
【0035】 n :ブロック中の画素番号 Yn :第n画素の輝度信号Y Cbn :第n画素の色差信号Cb Crn :第n画素の色差信号Cr Cbth1 :色差信号Cbのしきい値1 Cbth2 :色差信号Cbのしきい値2 ただし、Cbth1≦Cbth2 Crth1 :色差信号Crのしきい値1 Crth2 :色差信号Crのしきい値2 ただし、Crth1≦Crth2 COUNT :特定色割合計測用カウンタ COUNTth :特定色割合計測用カウンタのしきい
値 Sp :特定色割合通知信号3 なお、Cbth1,Cbth2,Crth1,Crth
2及びCOUNTthは、予め決定されているものとす
る。
【0036】図2において、特定色割合計測部102
は、ステップS1でnを1にCOUNTを0に初期化
し、ステップS2で第n画素を入力し、ステップS3
で、Cbn及びCrnがそれぞれ予め決められた範囲内
(Cbth1≦Cbn≦Cbth2,Crth1≦Cr
n≦Crth2)にあるか否かを判定して、Cbnかつ
Crnが該範囲内にある場合は、ステップS4でCOU
NTをインクリメントする。
【0037】続いて、ステップS5で、1ブロックの全
画素の処理が終了したか否かを判定し、全画素の処理が
終了していない場合(n<N)は、ステップS6でnを
インクリメントしてステップS2へ戻り、また、1ブロ
ックの全画素の処理が終了した場合(n=N)は、ステ
ップS7で、COUNTとCOUNTthとを比較して
特定色の割合が所定値以上か否かを判定して、特定色の
割合が所定値以上(COUNT≧COUNTth)であ
れば、ステップS8でSp=‘1’を出力し、また、特
定色の割合が所定値未満(COUNT<COUNTt
h)であれば、ステップS9でSp=‘0’を出力した
後、1ブロックの処理を終了する。
【0038】また、量子化部104は、輝度信号Y用の
量子化テーブルを少なくとも2種類(TQY1,TQY
2)有し、また、色差信号Cb,Cr用の量子化テーブ
ルを少なくとも2種類(TQC1,TQC2)有する。
ただし、量子化テーブルTQY1に記述された量子化ス
テップ幅は、量子化テーブルTQY2に記述された量子
化ステップ幅より全体的に小さい値を持ち、同様に、量
子化テーブルTQC1に記述された量子化ステップ幅
は、量子化テーブルTQC2に記述された量子化ステッ
プ幅より全体的に小さい値を持つ。量子化部104は、
入力された特定色割合通知信号3つまり図2におけるS
pが、‘1’である場合は量子化テーブルTQY1及び
TQC1を、‘0’である場合は量子化テーブルTQY
2及びTQC2を用いる。
【0039】従って、特定色の割合が高いブロックの場
合、Sp=‘1’になるので、量子化ステップ幅の小さ
い量子化テーブルTQY1及びTQC1を用いて、該ブ
ロックを再生した際の画質劣化を抑制する。また、特定
色の割合が低いブロックの場合、Sp=‘0’になるの
で、量子化ステップ幅の大きい量子化テーブルTQY2
及びTQC2を用いて、該ブロックの圧縮率を上げる。
【0040】以上説明したように、本実施例によれば、
画像ブロック毎に、予め決められた色空間領域に含まれ
る画素の割合に応じて、量子化ステップ幅を変更するの
で、特定色の割合が高いブロックの場合は、該ブロック
を再生した際の画質劣化を抑制し、また、特定色の割合
が低いブロックの場合は、該ブロックの圧縮率を上げる
ことができる。例えば、人物を映したカラー画像を符号
化する場合、予め肌色を特定色と決めておくことによ
り、背景は高圧縮率で符号化し、人の顔などは再生時の
画質劣化を抑えた符号化を行うことができる。
【0041】なお、以上の説明及び図2においては、特
定色割合通知信号3がニ値信号の例を示したが、本実施
例はこれに限定されるものではなく、例えば、特定色割
合通知信号3を特定色の割合を示す多値信号にすること
もでき、図2に示したCOUNTの値を直接出力するこ
ともできる。この場合、量子化部104に、さらに多く
の符号化テーブルを持たせ、多値の特定色割合通知信号
3に応じた量子化テーブルの組み合わせを選ぶようにす
れば、圧縮率と画質とのバランスをとった符号化を行う
ことができる。
【0042】また、以上の説明及び図2においては、特
定色が一色の例を示したが、本実施例はこれに限定され
るものではなく、任意の数の特定色を設定することがで
きる。例えば、人物を映したカラー画像を符号化する場
合に、予め肌色と主な衣服の色を特定色と決めておくこ
とにより、背景は高圧縮率で符号化し、人の顔や衣服な
どは再生時の画質劣化を抑えた符号化を行うことができ
る。
【0043】以上、本実施例によれば、画像データの直
交変換結果を、予め決められた色空間領域に含まれる画
素をカウントした結果に応じたステップ幅で量子化する
画像符号化装置及び画像符号化方法を提供でき、例え
ば、要求される圧縮率を達成しながら画質劣化を目立た
なくすることができる。
【0044】上述の符号化方法は、画像データを走査し
て読み取るイメージスキャナや、ホストコンピュータ、
あるいはプリンタコントローラや複写装置などに用いる
ことができる。
【0045】(第2の実施例)実施例の画像処理装置の
動画像信号符号化部の基本構成を、図3のブロック図を
参照して説明する。
【0046】図3は、ITU−T勧告H.261に準拠
した動画像信号符号化装置の基本的な構成に対して、本
実施例の特徴部である特定色割合計測部102を付加し
たものを示している。ただし、ループフィルタに関する
構成は省略している。
【0047】ブロックデータ2は、差分器201、スイ
ッチ202、動き補償フレームメモリ109及び特定色
割合計測部102に入力される。
【0048】差分器201では、ブロックデータ2と、
動き補償フレームメモリ109から出力された再生デー
タ9との差分を求め、差分データ15を出力する。
【0049】スイッチ202では、符号化制御部110
から出力された符号化モード制御信号12に基づき、ブ
ロックデータ2または差分データ15のいずれか一方を
選択し、直交変換部103に出力する。
【0050】直交変換部103で直交変換された変換係
数4は、量子化部104に入力される。量子化部104
では、量子化ステップ幅設定部112から出力された量
子化ステップ幅13に基づいて量子化を行い、量子化デ
ータ5を、符号化部105及び逆量子化部107に出力
する。
【0051】符号化部105では、量子化データ5を可
変長符号化し、可変長符号6を出力する。
【0052】伝送バッファ部106では入力された可変
長符号6を一時蓄積し、一定レートで伝送データ14を
出力する。また、伝送バッファ部106からは、蓄積さ
れた符号量を示す伝送バッファ量11が出力され、量子
化ステップ幅設定部112に入力される。
【0053】逆量子化部107では、量子化ステップ幅
13に基づいて量子化データ5を逆量子化し、変換係数
7を出力する。
【0054】逆直交変換部108では、変換係数7を逆
直交変換し、再生データ8を出力する。
【0055】動き補償フレームメモリ109では、ブロ
ックデータ2及び再生データ8を用いて動き補償を行
い、再生データ9を出力する。
【0056】符号化制御部110では様々な符号化制御
を行うが、本実施例の特徴をなす構成として、特定色割
合計測部102がある。
【0057】特定色割合計測部102では、入力された
ブロックデータ2の特定色の割合を計測して、特定色割
合通知信号3を出力する。なお、特定色の割合とは、1
ブロックにおいて予め決められた色空間領域に含まれる
画素の割合をいう。
【0058】特定色割合通知信号3は、特定色の割合が
所定値以上である場合は‘1’となり、逆に、特定色の
割合が所定値未満である場合は‘0’となる。
【0059】特定色割合計測部102から出力された特
定色割合通知信号3は、量子化ステップ幅設定部112
に入力される。
【0060】量子化ステップ幅設定部112では、まず
伝送バッファ量11に基づいて仮の量子化ステップ幅を
求める。この際、仮の量子化ステップ幅の求め方は、従
来法のどのような方法でも良い。
【0061】特定色割合通知信号3が‘1’、すなわち
特定色の割合が所定値以上である場合は、仮の量子化ス
テップ幅から予め決められた値を減じた値を量子化ステ
ップ幅13として出力する。逆に、特定色割合通知信号
3が‘0’、すなわち特定色の割合が所定値未満である
場合は、仮の量子化ステップ幅に予め決められた値を加
えた値を量子化ステップ幅13として出力する。
【0062】従って、特定色の割合が高いブロックの場
合は、比較的小さい量子化ステップ幅が用いられるた
め、該ブロックを再生した際の画質劣化が抑制され、ま
た、特定色の割合が低いブロックの場合は、比較的大き
い量子化ステップ幅が用いられるため、該ブロックの圧
縮率が上がる。
【0063】符号化制御部110は符号化情報16を出
力する。符号化情報16には、選択された符号化モード
や量子化ステップ幅に関する情報が含まれている。
【0064】本実施例における特定色割合計測部102
における処理手順は、上述の図2のフローチャートに示
された処理手順と同様なので、その説明は省略する。
【0065】以上説明した様に本実施例によれば、予め
特定色としてある色空間領域を設定しておくことによ
り、ブロック毎に量子化ステップ幅を色に応じて変化さ
せ、画質劣化の程度を変化させることができるため、再
生画像を評価する人間の主観評価を上げることができる
という効果が得られる。
【0066】従って例えば、人物を映したカラー動画像
を符号化する場合、予め肌色を特定色と決めておくこと
により、背景に比べて人物の顔をよりきれいに符号化す
ることができる。しかも、この効果は人物の動きに左右
されることがない。
【0067】(第3の実施例)以下、添付図面を参照し
て、本発明の第3の実施例を説明する。
【0068】図4は、本発明の第3の実施例に係る動画
像信号符号化部の基本構成を示すブロック図である。
【0069】図4の構成は、第2スイッチ120、ゼロ
データ発生部121、特定色割合計測部102、前フレ
ームの特定色割合記憶部123、及び、第2スイッチ制
御部124を除けば、ITU−T勧告H.261に準拠
した動画像信号符号化装置の基本的な構成を示してい
る。ただし、ループフィルタに関する構成は省略してい
る。
【0070】同図において、101はブロックデータ取
得部で、ビデオカメラ等から入力されたカラー画像信号
1を8×8画素のブロックデータに分割し、所定のブロ
ック順序に並び変えた後、ブロックデータ2として出力
する。なお、ブロックデータ2は、第1画素から第N画
素までのN画素よりなるものとする。また、カラー画像
信号1は任意の表色系により表すことができ、本実施例
も任意の表色系で運用できるが、以下では、輝度信号Y
と色差信号Cb,Crによってカラー画像信号1を表す
ことにする。
【0071】ブロックデータ2は、差分器201、第1
スイッチ202、動き補償フレームメモリ109、符号
化モード設定部125及び特定色割合計測部102に入
力される。
【0072】差分器201では、ブロックデータ2と、
動き補償フレームメモリ109から出力された再生デー
タ9との差分を求め、差分データ15を出力する。
【0073】第1スイッチ202では、符号化モード設
定部125から出力された符号化モード制御信号12に
基づき、ブロックデータ2または差分データ15のいず
れか一方を選択し、第2スイッチ120に出力する。
【0074】第2スイッチ120では、第2スイッチ制
御部124から出力された第2スイッチ制御信号23に
基づき、第1スイッチ202からの出力データ、また
は、ゼロデータ発生部121から出力されたゼロデータ
20のいずれか一方を選択し、直交変換部103に出力
する。
【0075】直交変換部103で直交変換された変換係
数4は、量子化部104に入力される。量子化部104
では、量子化ステップ幅設定部112から出力された量
子化ステップ幅13に基づいて量子化を行い、量子化デ
ータ5を可変長符号化部105及び逆量子化部107に
出力する。
【0076】符号化部105では、量子化データ5を可
変長符号化し、可変長符号6を出力する。
【0077】伝送バッファ部106では入力された可変
長符号6を一時蓄積し、一定レートで伝送データ14を
出力する。また、伝送バッファ部106からは、蓄積さ
れた符号量を示す伝送バッファ量11が出力され、量子
化ステップ幅設定部112に入力される。
【0078】逆量子化部107では、量子化ステップ幅
13に基づいて量子化データ5を逆量子化し、変換係数
7を出力する。
【0079】逆直交変換部108では、変換係数7を逆
直交変換し、再生データ8を出力する。
【0080】動き補償フレームメモリ109では、ブロ
ックデータ2及び再生データ8を用いて動き補償を行
い、再生データ9を出力する。
【0081】符号化制御部110は、量子化ステップ幅
設定部112、特定色割合計測部102、前フレームの
特定色割合記憶部123、第2スイッチ制御部124及
び符号化モード設定部125を含み、様々な符号化制御
を行う。
【0082】量子化ステップ幅設定部112では、伝送
バッファ量11に基づいて量子化ステップ幅13を求め
る。なお、量子化ステップ幅設定部112では、伝送バ
ッファ量11以外の情報も入力することで、様々な方法
で量子化ステップ幅13を求めることができる。
【0083】特定色割合計測部102では、入力された
ブロックデータ2の特定色の割合を計測して、特定色割
合通知信号3を出力する。なお、特定色の割合とは、1
ブロックにおいて予め決められた色空間領域に含まれる
画素の割合をいう。
【0084】特定色割合通知信号3は、特定色の割合が
所定値以上である場合は‘1’となり、逆に、特定色の
割合が所定値未満である場合は‘0’となる。
【0085】特定色割合計測部102から出力された特
定色割合通知信号3は、前フレームの特定色割合記憶部
123及び第2スイッチ制御部124に入力される。
【0086】前フレームの特定色割合記憶部123で
は、ブロック毎に求められる特定色割合通知信号3を1
フレーム分記憶することにより、処理対象フレームの処
理対象ブロック位置に対応した前フレームの特定色割合
通知信号22を出力する。
【0087】第2スイッチ制御部124では、特定色割
合通知信号3及び前フレームの特定色割合通知信号22
から第2スイッチ制御信号23を求める。
【0088】特定色割合通知信号3または前フレームの
特定色割合通知信号22が‘1’である場合、すなわ
ち、処理対象フレームまたは前フレームにおける特定色
の割合が所定値以上のブロックである場合は、第2スイ
ッチ制御部124は、第2スイッチ120が第1スイッ
チ202から出力されたデータを選択するように、第2
スイッチ制御信号23を出力する。
【0089】逆に、特定色割合通知信号3及び前フレー
ムの特定色割合通知信号22が‘0’である場合、すな
わち、処理対象フレーム及び前フレームにおける特定色
の割合が所定値未満のブロックである場合は、第2スイ
ッチ制御部124は、第2スイッチ120がゼロデータ
20を選択するように、第2スイッチ制御信号23を出
力する。
【0090】符号化モード設定部125では、ブロック
データ2、差分データ15及び第2スイッチ制御信号2
3に基づいて、符号化モード制御信号12を出力する。
【0091】符号化モードの種類には、INTRAモー
ド,Interモード,MCモードの3種類があり、符
号化モード設定部125がINTRAモードを選択した
場合は、符号化モード制御信号12によって、第1スイ
ッチ202がブロックデータ2を選択するように切り替
えられる。一方、符号化モード設定部125がInte
rモードまたはMCモードを選択した場合は、符号化モ
ード制御信号12によって、第1スイッチ202が差分
データ15を選択するように切り替えられる。
【0092】符号化制御部110は符号化情報16を出
力する。符号化情報16には、選択された符号化モード
や量子化ステップ幅に関する情報が含まれている。
【0093】本実施例における特定色割合計測部102
における処理手順は、上述の図2のフローチャートに示
された処理手順と同様なので、その説明は省略する。
【0094】以上説明したように本実施例によれば、予
め特定色としてある色空間を設定しておくことにより、
前記色空間に含まれる色割合の少ないブロックについて
は、フレーム間予測誤差信号を0として符号化すること
で符号化効率を一層向上させることができる。
【0095】(第4の実施例)図5は、本発明の第4の
実施例に係る動画像信号符号化部の構成を示すブロック
図である。
【0096】本実施例においては、第2スイッチ120
が直交変換部103と量子化部104の間に接続されて
いることが特徴である。その他の点は図4と同じ構成で
あるので、説明は省略する。
【0097】(第5の実施例)図6は、本発明の第5の
実施例に係る動画像信号符号化部の構成を示すブロック
図である。
【0098】本実施例においては、第2スイッチ120
が量子化部104と符号化部105の間に接続されてい
ることが特徴である。その他の点は図4と同じ構成であ
るので、説明は省略する。
【0099】次に、上述の実施例における特定色割合計
測部102で用いられる特定色を、ユーザーの指示によ
って決定する方法を、図7あるいは図8を参照して説明
する。
【0100】図7は、ユーザー操作画面にカラー・パレ
ットを表示して特定色を決定する場合の画面の例であ
る。
【0101】ユーザーは、不図示のマウスやタブレット
等のポインティング・デバイスを用いることにより、操
作画面上のカラー・パレットの中から任意のカラー・パ
ネルを選択する。このとき、選択されたカラー・パネル
の色差信号をCbth0,Crth0とすると、図2に
おける色差信号の各しきい値Cbth1,Cbth2,
Crth1,Crth2はそれぞれ下記の式から決定さ
れる。
【0102】 Cbth1=Cbth0−Cbw Cbth2=Cbth0+Cbw Crth1=Crth0−Crw Crth2=Crth0+Crw ただし、Cbw,Crwはそれぞれ、予め別の方法によ
って定めておく。
【0103】図8は、ユーザー操作画面にR(赤),G
(緑),B(青)で示される3色のカラー・バーを表示
して特定色を決定する場合の画面の例である。
【0104】ユーザーは、不図示のマウスやタブレット
等のポインティング・デバイスを用いることにより、操
作画面上のカラー・バーの位置及び幅を指定する。図
中、網掛けで示されたカラー・バーの左端位置はそれぞ
れ第1のしきい値Rth1,Gth1,Bth1を示
し、右端位置はそれぞれ第2のしきい値Rth2,Gt
h2,Bth2を示す。
【0105】図2における色差信号の第1のしきい値C
bth1及びCrth1は、Rth1,Gth1及びB
th1から求められる。同様に、図2における色差信号
の第2のしきい値Cbth2及びCrth2は、Rth
2,Gth2及びBth2から求められる。
【0106】R,G,B信号をY,Cb,Cr信号へ変
換するための定義式は、ITU−R勧告601−2など
に規定されている。
【0107】図8において、R,G,B信号のカラー・
バーを用いる代わりに、Cb,Cr信号のカラー・バー
を用いることにより、図2における色差信号のしきい値
Cbth1,Cbth2,Crth1及びCrth2の
それぞれを直接指定できるようにしても良い。
【0108】以上説明したように上述の実施例3〜5に
よれば、予め特定色としてある色空間を設定しておくこ
とにより、前記色空間に含まれる色割合の少ないブロッ
クについてはフレーム間予測誤差信号を0として符号化
することで、これらのブロックに対する符号量割当を大
幅に削減するすることができ、一方、前記色空間に含ま
れる色割合の多いブロックについては符号量割当を増加
させることが可能となり、これらのブロック位置での再
生画像の画質劣化を抑制することができる、といった効
果が得られる。
【0109】従って例えば、人物を映したカラー動画像
を符号化する場合、予め肌色を特定色と決めておくこと
により、背景部分の符号化は最初の数フレームしか行わ
ず、以降のフレームにおいては人物が映っている部分の
みを符号化することが可能となる。しかも、この効果
は、人物の動きに左右されない。
【0110】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプ
ログラムを供給することによって達成される場合にも適
用できることは言うまでもない。さらに、本発明は、上
述の実施例に限らず、クレームに記載の範囲内で様々な
変形や応用が可能である。
【0111】そして、すでに述べたように、特定色は1
色に限らず2色以上であっても良い。また、特定色の検
出は(Y,Cb,Cr)空間に限らず、(R,G,B)
空間や(L*,a*,b*)空間等の他の色空間であっ
ても良い。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、予
め特定色としてある色空間を設定しておくことにより、
色に応じて符号化制御を変化させ、所定の圧縮率を達成
しながら再生画像の画質劣化の程度を抑えることが可能
となり、前記再生画像を評価する人間の主観評価を上げ
ることができる、といった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例の画像処理装置の基
本構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の特定色割合計測部の処理手順例を示
すフローチャートである。
【図3】本発明に係る第2の実施例の画像処理装置の基
本構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る第3の実施例の画像処理装置の基
本構成を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る第4の実施例の画像処理装置の基
本構成を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る第5の実施例の画像処理装置の基
本構成を示すブロック図である。
【図7】カラー・パレットを用いて特定色を指定するた
めのユーザー操作画面例である。
【図8】R(赤),G(緑),B(青)で示される3色
のカラー・バーを用いて特定色を指定するためのユーザ
ー操作画面例である。
【符号の説明】
102 特定色割合計測部 104 量子化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 C B 11/04 Z 7337−5C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を複数の画素からなる複数のブ
    ロックに分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割されたブロック毎に予め決め
    られた色空間領域に含まれる画素をカウントするカウン
    ト手段と、 前記分割手段によって分割されたブロックを直交変換す
    る変換手段と、 前記変換手段の変換結果を前記カウント手段のカウント
    結果に応じたステップ幅で量子化する量子化手段と、 前記量子化手段の量子化結果を可変長符号化する符号化
    手段とを有することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記画像信号は輝度信号と色差信号とか
    ら構成され、 前記カウント手段は色差信号によって予め決められた色
    空間領域に含まれる画素をカウントすることを特徴とす
    る請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記量子化手段のステップ幅と前記カウ
    ント手段のカウント結果とは略反比例することを特徴と
    する請求項1記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 画像信号を複数の画素からなる複数のブ
    ロックに分割する分割行程と、 前記分割行程で分割されたブロック毎に予め決められた
    色空間領域に含まれる画素をカウントするカウント行程
    と、 前記分割行程で分割されたブロックを直交変換する変換
    行程と、 前記変換行程の変換結果を前記カウント行程のカウント
    結果に応じたステップ幅で量子化する量子化行程と、 前記量子化行程の量子化結果を可変長符号化する符号化
    行程とを有することを特徴とする画像符号化方法。
  5. 【請求項5】 カラー動画像の1フレームを複数のブロ
    ックに分割する分割手段と、 前記カラー動画像信号中の画素の色があらかじめ決めら
    れた色空間に含まれる色割合を前記ブロック単位に求め
    る色割合計測手段と、 前記カラー動画像信号あるいは前記カラー動画像信号の
    予測誤差信号をブロック単位に直交変換する直交変換手
    段と、 該直交変換手段による直交変換において変換係数を可変
    のステップ幅にて量子化する量子化手段と、 前記量子化手段によって量子化された量子化データを可
    変長符号化する第1の符号化手段と、 前記量子化手段において量子化ステップ幅を前記色割合
    計測手段によって求められた割合に応じて制御するステ
    ップ幅制御手段とを有することを特徴とする画像符号化
    装置。
  6. 【請求項6】 カラー動画信号を輝度信号と色差信号に
    分離する分離手段と、 該分離手段によって分離した後に前記カラー動画信号を
    符号化する第2の符号化手段とを有し、 前記色割合計測手段は色割合を色差信号だけから求める
    ことを特徴とする請求項5記載の画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 カラー動画像の1フレームを複数のブロ
    ックに分割する分割手段と、 前記カラー動画像信号中の画素の色があらかじめ決めら
    れた色空間に含まれる色割合を前記ブロック単位に求め
    る色割合計測手段と、 前記色割合計測手段によって求められた前フレームの色
    割合を記憶する色割合記憶手段と、 前記カラー動画像信号の予測誤差信号を求める予測誤差
    信号計算手段と、 前記カラー動画像信号あるいは前記予測誤差信号をブロ
    ック単位に直交変換する直交変換手段と、 前記直交変換手段による直交変換において変換係数を量
    子化する量子化手段と、 前記量子化手段によって量子化された量子化データを可
    変長符号化する第1の符号化手段と、 前記予測誤差信号計算手段において予測誤差信号を、前
    記色割合計測手段によって求められた色割合及び前記色
    割合記憶手段によって記憶された前フレームの色割合に
    応じて変更する予測誤差信号変更手段とを有することを
    特徴とする画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 カラー動画像の1フレームを複数のブロ
    ックに分割する分割手段と、 前記カラー動画像信号中の画素の色があらかじめ決めら
    れた色空間に含まれる色割合を前記ブロック単位に求め
    る色割合計測手段と、 前記色割合計測手段によって求められた前フレームの色
    割合を記憶する色割合記憶手段と、 前記カラー動画像信号の予測誤差信号を求める予測誤差
    信号計算手段と、 前記カラー動画像信号あるいは前記予測誤差信号をブロ
    ック単位に直交変換する直交変換手段と、 前記直交変換手段による直交変換において変換係数を量
    子化する量子化手段と、 前記量子化手段によって量子化された量子化データを可
    変長符号化する第1の符号化手段と、 前記直交変換手段において変換係数を、前記色割合計測
    手段によって求められた色割合及び前記色割合記憶手段
    によって記憶された前フレームの色割合に応じて変更す
    る変換係数変更手段とを有することを特徴とする画像符
    号化装置。
  9. 【請求項9】 カラー動画像の1フレームを複数のブロ
    ックに分割する分割手段と、 前記カラー動画像信号中の画素の色があらかじめ決めら
    れた色空間に含まれる色割合を前記ブロック単位に求め
    る色割合計測手段と、 前記色割合計測手段によって求められた前フレームの色
    割合を記憶する色割合記憶手段と、 前記カラー動画像信号の予測誤差信号を求める予測誤差
    信号計算手段と、 前記カラー動画像信号あるいは前記予測誤差信号をブロ
    ック単位に直交変換する直交変換手段と、 前記直交変換手段による直交変換において変換係数を量
    子化する量子化手段と、 前記量子化手段によって量子化された量子化データを可
    変長符号化する第1の符号化手段と、 前記量子化手段において量子化データを、前記色割合計
    測手段によって求められた色割合及び前記色割合記憶手
    段によって記憶された前フレームの色割合に応じて変更
    する量子化データ変更手段とを有することを特徴とする
    画像符号化装置。
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