JPH0715418U - サンルーフにおけるサンシェードの漏光防止構造 - Google Patents

サンルーフにおけるサンシェードの漏光防止構造

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JPH0715418U
JPH0715418U JP4696493U JP4696493U JPH0715418U JP H0715418 U JPH0715418 U JP H0715418U JP 4696493 U JP4696493 U JP 4696493U JP 4696493 U JP4696493 U JP 4696493U JP H0715418 U JPH0715418 U JP H0715418U
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sunshade
panel
light
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opening
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Application number
JP4696493U
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English (en)
Inventor
和浩 黒川
栄子 松禾
Original Assignee
ダイキョー・ベバスト株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネルの遮光材塗布範囲の縮小、採光量の確
保、見栄の向上、サンシェードの変形・漏光・ガタ防止
及び脱着操作の容易化を図る。 【構成】 乗物屋根2の開口部3を開閉するパネル4の
室内側にサンシェード5を配置し、サンシェード5の前
端をパネル4の下面に着脱自在に係止すると共に、後端
を固定具によりパネル4に着脱自在に固定し、パネル4
の周縁部に遮光材11を塗布したサンルーフ1におい
て、パネル4の下側でかつ室内側開口部6の上側に位置
してデコレーションカバー7を前記開口部6端縁から開
口部6中央側に若干突出状に配設し、サンシェード5の
前端部及び左右両側部の上面に、遮光パッキン17を取
付プレート18,19により押圧固定し、該パッキン1
7をデコレーションカバー7に密着状に当接させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、乗物の屋根の開口部に設けた脱着式サンルーフにおける遮光板とし てのサンシェードの漏光防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種脱着式サンルーフとしては、図6に示すものが知られている(例えば、 実開平2−32427号公報参照)。このサンルーフ31は、車両屋根32の開 口部33を開閉するパネル34の下方にサンシェード35を配置し、該サンシェ ード35の前端上面に設けたフック36を、前記パネル34の前部下面に固着し た係合部材37に嵌脱自在に係合し、サンシェード35の後端部を前記パネル3 4に固定具38により着脱自在に固定してある。
【0003】 従来、前記サンシェード35は、合成樹脂製のパネル状ベースに表皮部材を貼 着したもので、室内側開口部39に適合する形状とされているが、該開口部39 とサンシェード35周端縁との間の隙間をなくすことができず、また、サンシェ ード35の反りやねじれによって、パネル34側からの光の漏れが生じるので、 前記パネル34の外周縁部の室内側開口部39からさらに開口中央寄りの相当広 い範囲Sにわたって、セラミック等の遮光材40を塗布して、漏光を防止してい る。
【0004】 また、室内側開口部全周縁部に、突出片を有するシール部材を設け、前記突出 片にサンシェードを下側から当接するようにしたもの(実公平3−56412号 公報参照)、或いは、サンシェードの左右両端縁に弾性の遮光リップを取付け、 サンシェードを室内側開口部トリムの上側に載せるようにしたもの(実公平3− 56096号公報参照)が知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、図6に示す従来技術では、パネル34の遮光材塗布範囲Sが広いた め、サンルーフ31としての本来目的であるパネル34からの採光範囲が狭く、 かつ見栄えが悪く、サンシェード35の変形やガタに対応できないという問題が ある。
【0006】 また、実公平3−56412号公報開示のものは、サンシェードの反りやねじ れによる隙間の発生を防止できず、完全に漏光防止を図ることは困難であり、さ らに、実公平3−56096号公報開示のものでは、サンシェードの脱着操作が 面倒で、サンシェードの反りやねじれ等の変形による隙間の発生を防止できず、 平板状サンシェードへの適用には難点がある。
【0007】 本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、パネルへのセラミック等の遮光材の塗布範囲を可及的に狭くして、採光量を 確保しかつ見栄えを良くしうるほか、サンシェードの変形を防止して漏光を完全 に防止しうると共にサンシェードのガタを防止でき、しかも、脱着操作が容易な サンルーフにおけるサンシェードの漏光防止構造を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案は、乗物の屋根に設けられた開口部を開閉するパネルの室内側に サンシェードを配置し、該サンシェードの一側端を前記パネルに着脱自在に係止 すると共に、他端部を固定具により前記パネルに着脱自在に固定し、前記パネル の周縁部に遮光塗装してなるサンルーフにおいて、前記パネルの下側でかつ室内 側開口部の上側に位置して、少なくとも前部及び左右両側に室内側開口部端縁か ら開口部中央側に若干突出するようにデコレーションカバーを配設し、前記サン シェードの前端部及び左右両側部の上面に、少なくとも当接部分に弾性を有する 遮光パッキンを帯板状の取付プレートにより押圧固定し、該パッキンをデコレー ションカバーに密着状に当接させるようにしたことを特徴としている。
【0009】
【作用】
本考案によれば、室内側開口部の上側即ちパネル側には、これを覆うデコレー ションが設けられ、かつサンシェードの遮光パッキンがデコレーションカバーに 当接しているため、遮光材塗布範囲が狭くなり、室内側開口部と略同じ採光面積 を確保できる。また、遮光パッキンを取付プレートにより押圧固定するので、サ ンシェードの周縁端部が補強され、サンシェードの反りやねじれ等の変形がなく なり、デコレーションカバーと遮光パッキンの間に隙間が生じないため、漏光を 完全に防止できる。さらに室内側開口部が、デコレーションカバーが突出する分 だけ広くなる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1〜図5は本考案の実施例を示し、サンルーフ1は、自動車の屋根2に設け た開口部3を開閉するガラス製のパネル4と、該パネル4の下方室内側に配置さ れた開閉自在なサンシェード5と、室内側開口部6と前記パネル4の間に配設さ れたデコレーションカバー7とから主構成されている。
【0011】 前記パネル4には、四周端縁にシール材8が装着され、前端部下面に左右端部 寄りに係合部材9が固着され後端部下面には係合部材10が固着されている。そ して、パネル4の外周部上面には、デコレーションカバー7の内周端縁の直上部 外側寄りから外周端にかけての範囲Sにセラミックからなる遮光材11が塗布さ れている。
【0012】 前記サンシェード5は、合成樹脂製の平板状を呈し、前記デコレーションカバ ー7の内周端開口よりも若干大きくされており、図1に示すように上面の前部及 び左右両側端部に、パッキン支持突条12,13,14が互いに平行に突設され 、該突条13,14間には適当間隔でパイプ状の係止突起15が突設されている 。
【0013】 そして、サンシェード5の前端部上面の左右両端部には、前記パネル4の係合 部材9に嵌脱自在に係合するフック16が設けられ、サンシェード5の後端部上 面の左右両端部には、前記パネル4の係止部材10に係脱自在に固定される固定 具(図6に示す従来の固定具と同じもの)(図示省略)が固着されている。 さらに、サンシェード5の前記パッキン支持突条12〜14上には、平面視略 コ字状を呈する遮光パッキン17が、前記取付プレート18及び側部取付プレー ト19により押付けられ、該プレート18,19を前記係止突起15に外嵌固着 したプッシュナット20により固着することによって、遮光パッキン17が各プ レート18,19により押圧固定されるようになっている。
【0014】 前記遮光パッキン17は、図5に示すような断面形状を呈し、弾性材料により 押出し成形されており、スポンジ質の中空部からなる当接部17Aと、ソリッド 質の取付部17Bを有し、上面の当接部17A近傍にプレート係合溝21を備え 、内周側上端に支持鍔部22が突設され、前記取付部17Bが前記パッキン支持 突条12,13間に嵌合するようになっている。
【0015】 前記取付プレート18,19は、帯状金属板製でその幅方向一端が下方に折曲 されてパッキン係合押圧部18A,19Aとされ、係止突起15の挿通孔23, 24が設けられ、前記押圧部18A,19Aがパッキン17のプレート係合溝2 1に嵌入係合すると共に、中央のパッキン支持突条13と各プレート18,19 により、パッキン17の支持鍔部22を挾着固定するようになっており、該プレ ート18,19は前記パッキン支持突条12〜14と共にサンシェード5の補強 材として機能し、サンシェード5の反りやねじれ等の変形を防止している。
【0016】 前記室内側開口部6は、サンシェード5よりも十分に大きくされ、内周端縁に はウエルト25が装着されており、該ウエルト25の上側に前記デコレーション カバー7の外周端部が位置してサンルーフフレーム26に取付けられている。な お、デコレーションカバー7は、パネル4に固定することができる。 前記デコレーションカバー7は、合成樹脂製のベースに外装表皮を貼着したも ので、内周部が上方(パネル4側に屈曲状に延出されて、傾斜したパッキン当接 部7Aが形成されており、該当接部7Aに前該遮光パッキン17の当接部17A が下側から密着状に押し当てられ、パッキン17の当接部17Aが若干変形する ようになっている。
【0017】 上記実施例において、サンシェード5をパネル4に取付ける場合は、フック1 6を係合部材9に嵌入係合させると共に、前端部の遮光パッキン17の当接部1 7Aをデコレーションカバー7のパッキン当接部7Aに押し当て、続いてサンシ ェード5の後端部を押し上げて遮光パッキン17の側部当接部17Aをデコレー ションカバー7のパッキン当接部7Aに押し当てた後、固定具(図示省略)を係 合部材10に係合することによって容易に取付けることができる。なお、サンシ ェード5をパネル4から取外す場合は、上記と逆の順序で簡単に取外すことがで きる。
【0018】 上記実施例によれば、サンシェード5とデコレーションカバー7とは、遮光パ ッキン17により完全にシールされているので、漏光の恐れは全くないうえ、サ ンシェード5がパッキン支持突条12,13,14及び取付プレート18,19 により補強されているので、反りやねじれ等の変形が防止され、仮りに、若干の 変形が生じても、遮光パッキン17のスポンジ質の当接部17Aにより十分に対 処でき、漏光を完全に防止することができる。なお、デコレーションカバー7と 室内側開口部6との間からは遮光材11により漏光は生じない。
【0019】 また、サンシェード5の表皮部材の端部の差込み部を遮光パッキン17を介し て取付プレート18,19により固定することができ、表皮部材の剥れをなくす と共に、表皮部材固定作業性を向上させることができる。 本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば、取付プレート18 ,19を一体化でき、また、前部取付プレート18及び側部取付プレート19の 相互隣接端部を遮光パッキン17のコーナー部の形状に対応して弯曲させること ができる。さらに、遮光パッキン17の断面形状及びパッキン支持突条12〜1 4等も適宜形状変更することができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案は、上述のように、乗物の屋根に設けられた開口部を開閉するパネルの 室内側にサンシェードを配置し、該サンシェードの一側端を前記パネルに着脱自 在に係止すると共に、他端部を固定具により前記パネルに着脱自在に固定し、前 記パネルの周縁部に遮光塗装してなるサンルーフにおいて、前記パネルの下側で かつ室内側開口部の上側に位置して、少なくとも前部及び左右両側に室内側開口 部端縁から開口部中央側に若干突出するようにデコレーションカバーを配設し、 前記サンシェードの前端部及び左右両側部の上面に、少なくとも当接部分に弾性 を有する遮光パッキンを帯板状の取付プレートにより押圧固定し、該パッキンを デコレーションカバーに密着状に当接させるようにしたことを特徴とするもので あるから、パネルへの遮光材の塗布範囲を可及的に狭くし、十分な採光量を確保 して見栄えを良くし、かつサンシェードの変形を防止して漏光を完全に防止しう ると共に、前記パッキンの弾性によってサンシェードのガタをなくすことができ 、しかも室内側開口部を大きくすることができるほか、サンシェードの脱着操作 が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す図2のA−A線断面拡大
図である。
【図2】車体屋根の傾斜図である。
【図3】図2のB−B線断面拡大図である。
【図4】同実施例におけるサンシェードの分解斜視図で
ある。
【図5】同実施例における遮光パッキンの断面図であ
る。
【図6】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 サンルーフ 2 屋根 3 開口部 4 パネル 5 サンシェード 6 室内側開口部 7 デコレーションカバー 9 係合部材 10 係合部材 11 遮光材 16 フック 17 遮光パッキン 18 取付プレート 19 取付プレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物の屋根に設けられた開口部を開閉す
    るパネルの室内側にサンシェードを配置し、該サンシェ
    ードの一側端を前記パネルに着脱自在に係止すると共
    に、他端部を固定具により前記パネルに着脱自在に固定
    し、前記パネルの周縁部に遮光塗装してなるサンルーフ
    において、前記パネルの下側でかつ室内側開口部の上側
    に位置して、少なくとも前部及び左右両側に室内側開口
    部端縁から開口部中央側に若干突出するようにデコレー
    ションカバーを配設し、前記サンシェードの前端部及び
    左右両側部の上面に、少なくとも当接部分に弾性を有す
    る遮光パッキンを帯板状の取付プレートにより押圧固定
    し、該パッキンをデコレーションカバーに密着状に当接
    させるようにしたことを特徴とするサンルーフにおける
    サンシェードの漏光防止構造。
JP4696493U 1993-08-30 1993-08-30 サンルーフにおけるサンシェードの漏光防止構造 Pending JPH0715418U (ja)

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