JPH07152226A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07152226A
JPH07152226A JP5300562A JP30056293A JPH07152226A JP H07152226 A JPH07152226 A JP H07152226A JP 5300562 A JP5300562 A JP 5300562A JP 30056293 A JP30056293 A JP 30056293A JP H07152226 A JPH07152226 A JP H07152226A
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JP
Japan
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photoconductor
image forming
charging
film
photoconductor film
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Withdrawn
Application number
JP5300562A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsushi Tsujita
充司 辻田
Sakushiro Tanaka
作白 田中
Yukifumi Terada
幸史 寺田
Takuji Terada
卓司 寺田
Ichiro Yamasato
一郎 山里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP5300562A priority Critical patent/JPH07152226A/ja
Publication of JPH07152226A publication Critical patent/JPH07152226A/ja
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高効率な帯電を行うことができる画像形成装
置を提供する。 【構成】 主帯電器14は、コロトロンチャージャーが
採用され、複数の突起21aが板状の基体21bの同一
端部に形成されている放電部材21を備えている。放電
部材21はコロナ放電を行い、感光体膜12に放電電流
を供給する。主帯電器14はシールドケース22を備
え、該シールドケース22は、放電ワイヤ21を囲み、
感光体ドラム13側に開口している。主帯電器14の放
電部材21に、コロナ放電に必要な電流を供給するため
の電源25が接続されている。シールドケース22は接
地されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真技術を用いた
画像形成装置に関し、特に、単層有機感光体ドラムに帯
電及び画像露光を行うことにより画像を形成する画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、静電複写装置あるいは印刷装
置等として、電子写真技術を用いた画像形成装置の開発
が活発に進められてきている。
【0003】図15は、従来の電子写真技術を用いた画
像形成装置1の系統図である。画像形成装置1は、表面
に感光体膜2が形成された回転可能な感光体ドラム3、
感光体膜2に所定量の電荷を一様に与えるための主帯電
器4、感光体膜2を露光し、感光体膜2上に静電潜像を
形成するための光学装置5、感光体膜2上の静電潜像を
現像するための現像装置6、感光体膜2に形成されてい
るトナー像を記録紙7に転写する転写器8、感光体ドラ
ム3上に残留したトナーを除去するクリーニングブレー
ドを備えるクリーニング装置9、及び感光体ドラム3上
に残留している電荷を除去して、感光体ドラム3の表面
電位を所定の均一な電位に設定するための除電ランプ1
0等を備えている。前記主帯電器4は、感光体膜2にコ
ロナ放電を行う放電ワイヤ4bと、放電ワイヤ4bを囲
み、感光体膜2側に開口したシールドケース4aとを備
える。
【0004】画像形成装置1によれば、主帯電器4によ
って、感光体膜2に所定量の電荷を一様に与えた後、光
学装置5によって画像に対応する光が感光体膜2に照射
され、感光体膜2上に静電潜像が形成される。その後、
現像装置6によって、トナーが感光体膜2上に供給さ
れ、静電潜像が顕像化される。感光体ドラム3上のトナ
ー像は、転写器8によって記録紙7に転写される。転写
後に、感光体ドラム3上に残留したトナーは、クリーニ
ング装置9によって除去される。次に、除電ランプ10
によって感光体膜2上に光が照射され、感光体膜2上に
残留している電荷が除去され、感光体膜2の表面電位が
所定の電位に均一化される。この後、主帯電器4によっ
て、感光体ドラム3に再び帯電が行われる。これらの一
連の過程が、感光体ドラム3の回転に応じて、連続して
繰り返し行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本従来技術に於いて、
放電ワイヤ4bは、シールドケース4aの中心に配置さ
れている。ここで、感光体膜2が正帯電型単層有機感光
体から構成される場合、感光体膜2は、電荷輸送媒質中
に電荷発生媒質が分散した構成を有している。電荷輸送
媒質として、ホールを良好に輸送する媒質は知られてい
るが、電子を良好に輸送する媒質は知られていない。従
って、単層有機感光体では、ホール輸送能力が良好な材
料を電荷輸送媒質として用いることで、正帯電型の感光
体を実現することができる。
【0006】積層有機感光体と比較し、製造の容易さの
点でも、単層有機感光体が望ましい。しかしながら、単
層感光体膜は、除電の後も、概して高い残留電位を有し
ている。前記のような電荷輸送媒質を用いて作成された
感光体膜2に対する除電ランプ10による除電のための
光の照射によって、感光体膜2中にホールと電子とのキ
ャリア対が発生する。感光体膜2中に除電光によって発
生した電子が残存したまま、感光体膜2の帯電が行われ
ると、帯電時に感光体膜2の表面に分布する正電荷によ
り、この残留電子が移動し、表面電位を低下させてしま
う。従って、十分な帯電電位を得るためには、主帯電器
4による放電量を増大させる必要があり、コロナ放電に
よってNOx、O3の発生量が増大し、感光体膜2の特
性が劣化するという不都合を生じる。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、高効率な帯電を行うこと
ができる画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、導電性を有する基体、及び該基体の表面に形成され
ている感光体膜を備える回転可能な感光体部材と、該感
光体部材の近傍に配置されて、該感光体膜を帯電する鋸
歯状放電部材と、該鋸歯状放電部材を囲むシールドケー
スとを備える帯電手段と、該感光体部材の回転方向に関
して、該帯電手段よりも上流側に配置され、帯電手段に
よる帯電に先だって感光体膜に光を照射し、感光体膜の
表面電位を均一にする除電手段と、帯電した該感光体膜
に画像に対応する光を照射する露光手段と、該感光体部
材の回転方向に沿って、該露光手段よりも下流側に配置
されている現像手段とを備え、該シールドケースの感光
体膜側端部と感光体膜との距離が予め定める範囲内に定
められ、該除電手段と帯電手段との距離は、感光体膜の
除電された部分が帯電手段に臨む位置に到達したとき
に、除電手段からの除電のための光の照射によって感光
体膜内に発生したキャリアが実質的に失われる時間、感
光体部材が回転する距離に選ばれ、そのことによって、
上記目的が達成される。
【0009】本発明に於いて、前記除電手段と前記帯電
手段との距離は、該除電手段の帯電手段側の端部と、帯
電手段の中心との間で定められる場合がある。
【0010】本発明に於いて、前記除電手段と前記帯電
手段との距離は、該除電手段の中心と、帯電手段の中心
との間で定められる場合がある。
【0011】本発明に於いて、前記シールドケースの感
光体膜側端部と前記感光体膜との距離が定められる予め
定める範囲は、0.5mm以上で3.0mm以内の範囲
である場合がある。
【0012】本発明に於いて、前記空間電荷が失われる
時間は、少なくとも50ミリ秒以上に定められる場合が
ある。
【0013】本発明に於いて、前記帯電手段に於いて、
シールドケースの感光体膜側の端面と放電ワイヤとの距
離a、及びシールドケースの感光体膜側と反対側の端面
と放電ワイヤとの距離bとは、下式
【0014】
【数3】 1≦a≦(a+b)/2 …(1) の関係を満足するように選ばれる場合がある。
【0015】本発明に於いて、前記放電ワイヤの直径
が、8μm以上で100μm以下に選ばれる場合があ
る。
【0016】本発明に於いて、前記帯電手段はスコロト
ロンに選ばれ、該帯電手段のグリッドとシールドケース
とにグリッド電圧Vg及びシールド電圧Vsとがそれぞ
れ印加される場合がある。
【0017】本発明に於いて、前記グリッド電圧Vg及
びシールド電圧Vsとは、下式
【0018】
【数4】 Vg/2≦Vs≦2Vg …(2) の関係を満足するように選ばれる場合がある。
【0019】本発明に於いて、前記グリッドの前記感光
体膜に臨む表面が電気絶縁性である場合がある。
【0020】本発明に於いて、前記帯電手段の鋸歯状放
電部材は、シールドケースの中心よりも、前記回転方向
下流側に配置されている場合がある。
【0021】本発明に於いて、前記鋸歯状放電部材の先
端が、シールドケースの中心よりも、前記感光体部材側
に配置されている場合がある。
【0022】
【作用】本発明によれば、帯電手段は、鋸歯状放電部材
を有している。除電手段と帯電手段との距離は、感光体
膜の除電された部分が帯電手段に臨む位置に到達したと
きに、除電手段からの除電のための光の照射によって感
光体膜内に発生したキャリア対が実質的に失われる時
間、感光体部材が回転する距離に選ばれる。これによ
り、鋸歯状放電部材の除電作用によって感光体膜中にキ
ャリアが発生した場合、除電された感光体膜の部分が帯
電手段に臨む位置に到達したときには、該キャリアは実
質的に失われている。従って、帯電手段によって感光体
膜が帯電される際に、残留キャリアが感光体膜表面に分
布したキャリアと結合して帯電特性が低下する事態が防
止される。しかも、帯電手段による放電量を増大するこ
となく帯電特性の低下を防止できるため、コロナ放電に
よって生じるNOx、O3の発生量を減少することがで
き、感光体膜の特性の劣化を防止することができ、高効
率な帯電を行うことができる。
【0023】
【実施例】本発明の画像形成装置は、鋸歯状放電部材を
有する帯電手段によって感光体膜が帯電される際に、残
留キャリアによって帯電特性が低下する事態を防止する
ものである。
【0024】以下に、一例として正帯電型の単層有機感
光体膜を用いる場合について、本発明の実施例を説明す
る。
【0025】(実施例1)図1は、本発明の一実施例の
画像形成装置11の構成を示す系統図であり、図2は、
本実施例に於ける主帯電器14の放電部材21の正面図
である。本実施例は、画像形成装置11に於て、感光帯
膜12の帯電特性の低下を防止するものである。この画
像形成装置11は、図1に示されるように、アルミニウ
ム等の金属材料からなるドラム基体30の表面に単層型
有機感光体からなる感光体膜12が形成され、角速度ω
で矢符A1方向に定速回転可能な感光帯部材である感光
体ドラム13、感光体膜12に所望量の電荷を一様に与
える帯電手段である主帯電器14、感光体膜12に画像
に対応する光を照射して感光帯膜12を露光し、感光体
膜12上に静電潜像を形成する露光手段である光学装置
15、感光体膜12上の静電潜像をトナーで現像するた
めの現像手段である現像装置16、感光体ドラム13上
のトナー像を記録紙17等に転写する転写器18、トナ
ー像の転写後に、感光体ドラム13上に残留しているト
ナーを除去するクリーニング装置19、及び感光体ドラ
ム13上に残留している電荷を除去して、感光体膜12
上の電位を所定の電位に均一化させるための除電手段で
ある除電ランプ20を備えている。前記感光体膜12と
して、例としてSe系などの無機材料を用いる無機感光
体膜や、有機材料を積層して構成する有機感光体膜が用
いられてもよい。
【0026】除電ランプ20は、除電駆動回路24に接
続される。除電駆動回路24は、除電ランプ20に点灯
用の電力を供給する電源35に接続される。除電駆動回
路24は、除電ランプ24を所定の発光光量及び発光タ
イミングで点灯駆動する。本実施例の画像形成装置11
の製造時に於いて、除電ランプ20による帯電時露光量
は、予め定める基準露光量E1に定められる。感光体膜
12の感度は基準露光量E1に対応する基準感度R1と
なる。
【0027】主帯電器14は、コロトロンチャージャー
が採用され、図2に示されるように、相互に間隔L1
(例として2mm)を隔てる複数の突起21aが、板状
の基体21bの同一端部に形成されている放電部材21
を備えている。前記突起21aは、図2の正面視に於て
略三角形状をなし、基体21bに対し角度θ1(例とし
て96゜)をなし、高さh(例として4mm)に形成さ
れる。放電部材21は、例としてSUS430などのス
テンレス鋼から、板状に形成される。放電部材21はコ
ロナ放電を行い、感光体膜12に放電電流を供給する。
主帯電器14はシールドケース22を備え、該シールド
ケース22は、放電ワイヤ21を囲み、感光体ドラム1
3側に開口している。主帯電器14の放電部材21に、
コロナ放電に必要な電流を供給するための電源25が接
続されている。シールドケース22は接地されている。
【0028】図3は、本実施例の主帯電器14付近の拡
大断面図である。本実施例に於て、シールドケース22
の感光体膜12側の端部と放電部材21の図2に示す突
起21aの先端との感光体ドラム13の半径方向に沿っ
た距離a、及びシールドケース22の感光体膜12と反
対側の端面と放電部材21との前記半径方向に沿った距
離bとは、下式
【0029】
【数5】 1≦a≦(a+b)/2 …(1) の関係を満足するように選ばれる。
【0030】また、除電ランプ20の主帯電器14側端
部と、主帯電器14の中心との角度θは、感光体膜12
の除電ランプ20によって除電された部分が主帯電器1
4に臨む位置に到達したときに、除電ランプ20の除電
作用によって感光体膜12内に発生した空間電荷が失わ
れる時間だけ、感光体ドラム13が回転する角度に選ば
れる。本実施例に於いて、前記角度θは、感光体ドラム
13が所定の角速度ωで回転したときに、20ミリ秒の
時間が経過するように選ばれる。
【0031】図4は、前記角度θを前述したように選ぶ
原理を説明する図である。図4(1)で示すように、除
電が行われる以前は、感光体膜12は、帯電している。
しかしながら、単層感光体膜12は、除電の後も、概し
て高い残留電位を有している。除電が行われると、感光
体膜12の表面電位は均一になるが、除電ランプ20か
ら照射される光によって、感光体膜12中にホールと電
子とのキャリア対が発生する。感光体膜12中に除電光
によって発生したキャリア対の電子が残存したまま、感
光体膜12の帯電が行われると、帯電時に感光体膜12
の表面に分布する正電荷により、この残留電子が表面に
移動する。
【0032】除電ランプ20と主帯電器14との距離が
短い場合、図4(2)及び同図(3)に示すように、感
光体膜12には、比較的多くのキャリア(電子)が残存
している。この状態で帯電を行うと、従来技術で説明し
たように、帯電電位(暗電位)が低くなる。一方、除電
ランプ20と主帯電器14との距離が長い場合、図4
(4)及び同図(5)に示すように、帯電位置に於ける
感光体膜12中の残留キャリアの数を格段に減少するこ
とができる。これは、除電後、帯電位置迄感光体膜12
が移動する期間で、残留キャリア(電子)がドラム基体
30に移動するなどして、実質的に失われるからであ
る。ここで、残留キャリアが実質的に失われるとは、感
光体膜12中の残留キャリアの数或は密度が、感光体膜
12の帯電特性を低下させ、感光体膜12の暗電位及び
明電位を不所望に変動させて記録紙17に於ける画像濃
度に濃度むらを生じない程度にであることである。この
場合、帯電電位(暗電位)を高くすることができ、帯電
効率を向上することができる。本実施例に於いて、本件
発明者が実験を行った。その結果が、図5〜図7に示さ
れている。図5は、前記角度θに相当する感光体膜12
の回転時間Tと、感光体膜12の暗電位の変化との関係
を示している。除電ランプ20の主帯電器14側の端部
と、主帯電器14の中心との距離を、前記時間20ミリ
秒に選ぶのは、以下の理由による。除電ランプ20の主
帯電器14側の端部と、主帯電器14の中心との距離
が、時間換算で定められる時間20ミリ秒は、除電ラン
プ20の中心と、主帯電器14の中心との距離が、時間
換算で定められる50ミリ秒に等価である。
【0033】図5に於いて、暗電位が上昇することは、
空間電荷が減少していることを示している。この空間電
荷の減少変化が少なくなる点が、前記時間50ミリ秒の
点である。時間Tを図5の範囲H1内に選ぶと、従来技
術で説明したように、帯電特性が低下する。しかも、画
像形成装置11を使用することにより、感光体膜12の
感度は時間の経過と共に低下する。従って、図5の時間
Tは、図5の左側に移動する。これにより、感光体膜1
2の感度の低下が急速に拡大する。
【0034】時間Tを範囲H2内に選ぶと、画像形成装
置11を使用して感光体膜12の感度が低下しても、前
記時間Tが50ミリ秒以上であるため、感光体膜12の
動作上の感度低下は発生しない。
【0035】また、図3に示した距離a、bが、前記
(1)式を満足するように選ばれるのは、以下の理由に
よる。放電部材21を感光体膜12側に近接させること
により、放電部材21への印加電圧が低くても、所望の
電位となるように感光体膜12を帯電させるために必要
な流れ込み電流をより多く得ることができる。このこと
は、図6及び図7を参照して説明される。図6に於い
て、距離aが小さいほど、小さな印加電圧で大きな流れ
込み電流が発生していることが分かる。
【0036】また、コロナ放電によるO3及びNOxの
発生量は、放電部材21への印加電圧が大きいほど多い
ことが知られている。そのため、前述したように距離a
を小さくして、同一流れ込み電流に対する放電部材21
への印加電圧を抑制する。これにより、O3及びNOx
の発生量を抑制でき、これらによる感光体膜12への影
響を抑制できる。従って、印加電圧が高い場合と比較
し、継時変化による暗電位及び明電位の変化を小さくで
きる。図7に於いて、距離aが小さいほど、継時変化に
よる感光体膜12の感度の変化が抑制されていることが
分かる。
【0037】このようにして、本実施例に於いて、除電
ランプ20の中心と、主帯電器14の中心との距離は、
感光体膜12の除電された部分が、主帯電器14に臨む
位置に到達したときに、除電ランプ20の除電作用によ
って感光体膜12内に発生した空間電荷が失われる時間
だけ、感光体ドラム13が回転する距離に選ばれる。こ
れにより、除電作用によって感光体膜12中にキャリア
が発生した場合、除電された感光体膜12の部分が、主
帯電器14に臨む位置に到達したときには、該キャリア
は失われている。従って、主帯電器14によって感光体
膜12が帯電される際に、キャリアの再結合が生じて帯
電特性が低下する事態が防止される。しかも、主帯電器
14による放電量を増大することなく帯電特性の低下を
防止できるため、コロナ放電によって生じるNOx、O
3の発生量を減少することができ、感光体膜12の特性
の劣化を防止することができ、高効率な帯電を行うこと
ができる。
【0038】(実施例2)図8は、本発明の実施例2の
主帯電器14aの断面図である。本実施例は、前記実施
例と類似し、対応する部分には、同一の参照符号を付
す。本実施例の主帯電器14aは、鋸歯状の放電部材2
1を有している。図8に於けるシールドケース22の感
光体ドラム13側の端部であって、感光ドラム13の回
転方向A1上流側端部を原点とし、図8に示すようにX
軸及びY軸を設定した場合、放電部材21の位置Pの座
標(x、y)は、下式のように定められる。
【0039】
【数7】 L/2≦x≦L …(5)
【0040】
【数8】 1≦y≦M/2 (いずれも単位mm) …(6) 他の構成は、前記実施例1と同様である。
【0041】このように、放電部材21の位置を定める
ことにより、感光体ドラム13の回転方向上流側と下流
側とで、放電強度分布が変化し、図9に示されるよう
に、放電強度の中心が、前記回転方向下流側へずれる。
このため、除電により発生したホール及び電子のキャリ
アが存在している間は、放電部材21は感光体膜12に
対して帯電をほとんど行わず、該キャリアが実質的に消
滅した後に、感光体膜12に対する主要な帯電が行われ
ることになる。これにより、帯電特性が向上される。
【0042】従って、本実施例に於いて、前記実施例1
で述べた効果と同様な効果を達成できるに加え、前記帯
電特性が更に向上されるという効果を実現することがで
きる。
【0043】(実施例3)図10は、本発明の実施例3
の画像形成装置11aの一部分の断面図である。本実施
例は、前記実施例1と類似し、対応する部分には、同一
の参照符号を付す。本実施例の特徴は、主帯電器14と
してスコロトロンを用いたことである。従って、主帯電
器14は、グリッド23を有している。また、シールド
ケース22は、ツェナーダイオード41を介して接地さ
れ、グリッド23は他のツェナーダイオード40を介し
て接地されている。これにより、シールドケース22及
びグリッド23にそれぞれ電圧が印加されている。他の
構成は、前記実施例1と同様である。
【0044】本実施例に於いて、除電ランプ20の主帯
電器14側の端部と、主帯電器14の中心との距離は、
前記実施例1と同様に定められる。更に、本実施例に於
いて、スコトロトンを用いることにより、図11に示す
ように、除電工程から帯電工程にかけて、感光体膜12
の電位が安定化される。以下、図1を併せて参照する。
本実施例に於いて、主帯電器14として、スコロトロン
チャージャーを用いることにより、帯電時に、感光体ド
ラム13の帯電位置に於ける表面電位は、予め定められ
る上限値に到達し、該上限値に保持される。これは、以
下の理由による。放電部材21への電源25からの電源
電流Iccは、放電により、シールドケース22への放
電電流Iscと、グリッド23への放電電流Igcと、
感光体ドラム13への放電電流Ipcとに分流される。
放電部材21からの放電電流が、グリッド23を経て感
光体膜12の表面に到達するには、グリッド23の電位
よりも感光体膜12の表面電位が低いことが必要であ
る。
【0045】帯電位置に於ける感光体膜12に放電部材
21からの放電によって、放電電流Ipcが供給される
と、感光体膜12の表面電位は、次第に上昇する。上昇
する該表面電位がグリッド23の電位と概ね一致する
と、それ以降、グリッド23と感光体膜12との間に放
電は発生しない。放電部材21に供給される電源電流I
ccは、全て放電電流Isc、Igcとなる。従って、
感光体膜12の表面電位は、グリッド23のグリッド電
位によって決定され、該グリッド電位に到達した後、概
ねグリッド電位に近い電位に保持される。
【0046】また、本実施例に於て、シールドケース2
2とグリッド23とにシールド電圧Vs、及びグリッド
電圧Vgをそれぞれ印加しているので、放電部材21へ
の印加電圧が低くても、所望の暗電位に感光体膜12を
帯電させるのに必要な流れ込み電流を得ることができ
る。この作用は、図12に示されている。グリッド電圧
Vg及びシールド電圧Vsをそれぞれ800Vとする
と、グリッド電圧Vgを800V、シールド電圧Vsを
0Vとする場合と比較し、放電部材21への印加電圧が
低くても、大きな流れ込み電流が得られていることが分
かる。
【0047】また、図13及び図14は、前記実施例1
に於ける図6及び図7に対応する図面である。図13及
び図14から、本実施例に於いても、前記実施例1と同
様に、放電部材21が感光体膜12に近接しているほ
ど、大きな流れ込み電流を得ることができることが分か
る。
【0048】本実施例に於いて、このような主帯電器1
4aを用いることにより、前記各実施例で述べた効果に
加え、放電部材21への電流量を抑制できるという大き
な効果を実現することができる。
【0049】また、本発明に於いて、除電ランプ20と
主帯電器14との間に、遮光壁を設けることにより、除
電ランプ20のフレア光による帯電特性の低下を防止す
ることができる。
【0050】本発明の各種の変形例を以下に説明する。
【0051】前記各実施例に於て、除電ランプ20と主
帯電器14との距離は、除電ランプ20の主帯電器14
側の端部と主帯電器14の中心との距離として定められ
ている。本発明の他の実施例として、除電ランプ20と
主帯電器14との距離を、除電ランプ20の中心と、主
帯電器14の中心との距離として定めるようにしてもよ
い。本実施例に於て、前記距離は、除電ランプ20の中
心から、主帯電器14の中心まで、感光体ドラム13が
角速度ωで回転している場合、時間50ミリ秒で移動す
る距離に定められる。
【0052】このような実施例に於いても、前記各実施
例で述べた効果と同様な効果を達成することができる。
【0053】主帯電器14として、スコロトロンチャー
ジャーを用いる場合、一般に、感光体膜2の飽和帯電電
位Vsが、500〜1000V、特に700〜850V
の範囲となるように主帯電を行うことが望ましい。その
ために、コロナ放電を行うに際して、4〜7kVの高電
圧を、主帯電器14の放電部材21に印加することが望
ましい。
【0054】画像露光用に用いられる光学装置15は、
レンズや反射鏡等からなる光学系、あるいはレーザー光
発振器等が用いられる。現像装置16は、1成分系現像
剤あるいは2成分系現像剤の帯電したトナーを、感光体
膜12の表面に供給する現像ローラ16aを備える。転
写器18は、主帯電器14と同様なコロナチャージャー
あるいは接触式帯電器が用いられる。
【0055】感光体膜12に帯電させるに先だって、感
光体膜12を除電し、除電後の感光体膜12の表面電位
を例として100V以下であるようにする。そのため
に、除電ランプ20の除電光量は、感光体膜12の種類
によっては、感光体膜12上に於いて、5LUX・SEC以
上、特に10LUX・SEC以上であることが望ましい場合が
ある。特に、本実施例の感光体膜12に於て上記除電光
量が好ましい。一方、200LUX・SEC以上とすると、感
光体膜12の光疲労による品質の劣化が生じる。除電ラ
ンプ20として、ハロゲンランプ、蛍光灯ランプ、冷陰
極線管、赤色、緑色等のネオンランプ等の可視光光源が
いずれも使用可能である。あるいは、赤色、黄色、緑色
等のLED(発光ダイオード)等の単色光光源も使用可
能である。
【0056】本実施例の感光体膜12は、正帯電型単層
有機感光体膜であり、結着樹脂と電荷輸送媒質と電荷発
生物質とを相互に分散して形成される。電荷発生物質
は、それ自体公知の有機の光導電性顔料が何れも使用さ
れる。特に、フタロシアニン系顔料、ペリレン系顔料、
キナクリドン系顔料、ピラントロン系顔料、ジスアゾ系
顔料、トリスアゾ系顔料等の光導電性有機顔料を単独
で、あるいは2種以上の組合せで用いる。
【0057】電荷輸送媒質としては、樹脂媒質中に電荷
輸送物質を分散させたものが使用される。電荷輸送物質
としては、それ自体公知の正孔輸送物質或いは電子輸送
物質が何れも本発明の目的に使用される。適当な正孔輸
送物質の例は、ポリ−N−ビニルカルバゾール、フェナ
ントレン、N−エチルカルバゾール、2,5−ジフェニ
−ル1,3,4−オキサジアゾール、2,5−ビス(4
−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジア
ゾール、ビス−ジエチルアミノフェニル−1,3,6−
オキサジアゾール、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)
−2,2’−ジメチルトリフェニルメタン、2,4,5
−トリアミノフェニルイミダゾール、2,5−ビス(4
−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−トリアゾー
ル、1−フェニル−3−(4−ジエチルアミノスチリ
ル)−5−(4−ジエチルアミノフェニル)−2−ピラ
ゾリン、p−ジエチルアミノベンツアルデヒド−(ジフ
ェニルヒドラゾン)などの何れか、あるいはこれらの複
数の組合せで用いられる。適当な電子輸送物質の例は2
−ニトロ−9−フルオレノン、2,7−ジニトロ−9−
フルオレノン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレ
ノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノ
ン、2−ニトロベンゾチオフェン、2,4,8−トリニ
トロチオキサントン、ジニトロアントラセン、ジニトロ
アクリジン、ジニトロアントキノンなどの何れか、ある
いはこれらの複数の組合せで用いられる。
【0058】結合剤樹脂としては、種々のもの、例え
ば、スチレン系重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−
マレイン酸共重合体、アクリル系重合体、スチレン−ア
クリル系共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ
エステル、アルキッド樹脂、ポリアミド、ポリウレタ
ン、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリアリレー
ト、ポリスルホン、ジアリルフタレート樹脂、シリコー
ン樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリ
エーテル樹脂、フェノール樹脂や、エポキシアクリレー
ト、ウレタンアクリレート等の光硬化型樹脂等、各種の
重合体が例示される。なお、ポリ−N−ビニルカルバゾ
ール等の光導電性ポリマーも結着樹脂として使用でき
る。
【0059】感光体膜12中に存在させる電荷発生物質
は、結着樹脂100重量部当たり0.1及至50重量
部、特に0.5及至30重量部の範囲にあるのが適当で
あり、一方電荷輸送物質は結着樹脂100重量部当たり
20及至500重量部、特に30及至200重量部の範
囲にあるのが適当である。また、感光体膜12の厚み
は、10及至40μm、特に22及至32μmの範囲に
あるのが、高い表面電位、耐刷性及び感度の点でよい。
【0060】感光体ドラム12の金属からなるドラム基
体30としては、アルミニウム素管や該アルミニウム素
管をアルマイト処理したものが一般に使用される。本発
明に於いて、ドラム基体30は、前記金属に限定される
ものではなく、導電性を有する材料であればよい。例と
して、導電性樹脂や導電フィルム等が挙げられる。
【0061】感光体膜12としての有機感光体層の形成
は、樹脂を、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミドのようなアミド系溶媒;テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル;ジメチルス
ルホキシド;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
溶媒;メチルエチルケトン等のケトン類;N−メチル−
2−ピロリドン;フェノール、クレゾール等のフェノー
ル類等の溶媒に溶解し、これに電荷発生物質を分散させ
て塗布用組成物とする。この組成物を導電性のドラム基
体30に塗布し、感光体膜12を形成させる。
【0062】本発明は、正帯電型有機単層感光体の場合
に顕著な利点が秦せられ、正帯電型のものでは、主帯電
時にオゾンの発生が少ないことも利点である。正帯電型
の場合、電荷発生物質としては、ペリレン系顔料、アゾ
顔料或いはこれらの組合せを使用するのがよく、電荷輸
送物質としては2,6−ジメチル−2’,6−ジter
t−ブチルジフェノキノン等のジフェノキノン誘導体、
3,3’−ジメチル−N,N,N’,N’−テトラキス
−4−メチルフェニル(1,1’−ビフェニル)−4,
4’−ジアミン等のジアミン系化合物、フルオレン系化
合物、ヒドラゾン系化合物を使用するのがよい。
【0063】以上の実施例では、すべてドラム状の基体
に感光体膜を形成したものを感光体部材として用いた
が、ベルト状の基体に感光体膜を形成したものを用いて
もよい。
【0064】また、以上の実施例では、本発明の画像形
成装置を静電複写機として説明しが、本発明の画像形成
装置は、静電複写機にかかわらず、電子写真方式によっ
て画像形成を行う画像形成装置であればよい。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、帯電手段は、鋸歯状放
電部材を有している。除電手段と帯電手段との距離は、
感光体膜の除電された部分が帯電手段に臨む位置に到達
したときに、除電手段の除電作用によって感光体膜内に
発生した空間電荷が失われる時間、感光体部材が回転す
る距離に選ばれる。これにより、鋸歯状放電部材の除電
作用によって感光体膜中にホールと電子とのキャリアが
発生した場合、除電された感光体膜の部分が帯電手段に
臨む位置に到達したときには、残留キャリアは実質的に
失われている。従って、帯電手段によって感光体膜が帯
電される際に、感光体膜の表面に分布したキャリアによ
って、前記残留キャリアが表面に移動し、感光体膜の帯
電特性が低下する事態が防止される。しかも、帯電手段
による放電量を増大することなく帯電特性の低下を防止
できるため、コロナ放電によって生じるNOx、O3
発生量を減少することができ、感光体膜の特性の劣化を
防止することができ、高効率な帯電を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の画像形成装置11の系統図
である。
【図2】本実施例の主帯電器14の鋸歯状放電部材21
の正面図である。
【図3】画像形成装置11の主帯電器14付近の拡大断
面図である。
【図4】角度θを選ぶ原理を説明する図である。
【図5】角度θに相当する感光体膜12の回転時間Tと
感光体膜12の暗電位の変化との関係を示すグラフであ
る。
【図6】印加電圧と流れ込み電流との関係を示すグラフ
である。
【図7】継時変化による表面電位の変化を示すグラフで
ある。
【図8】本発明の実施例2の画像形成装置の主帯電器1
4aの断面図である。
【図9】本実施例の効果を説明するグラフである。
【図10】本発明の他の実施例の画像形成装置11aの
系統図である。
【図11】コロトロンとスコロトロンの角度θに相当す
る感光体膜12の回転時間Tと感光体膜12の暗電位の
変化との関係を示すグラフである。
【図12】印加電圧と流れ込み電流との関係を示すグラ
フである。
【図13】印加電圧と流れ込み電流との関係を示すグラ
フである。
【図14】継時変化による表面電位の変化を示すグラフ
である。
【図15】従来の電子写真技術を用いた画像形成装置1
の系統図である。
【符号の説明】
11、11a 画像形成装置 12 感光体膜 13 感光体ドラム 14 主帯電器 16 現像装置 19 クリーニング装置 20 除電ランプ 21 鋸歯状放電部材 22 シールドケース 23 グリッド 24 除電駆動回路 25 電源 30 ドラム基体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 卓司 大阪市中央区玉造一丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 山里 一郎 大阪市中央区玉造一丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有する基体、及び該基体の表面
    に形成されている感光体膜を備える回転可能な感光体部
    材と、 該感光体部材の近傍に配置されて、該感光体膜を帯電す
    る鋸歯状放電部材と、該鋸歯状放電部材を囲むシールド
    ケースとを備える帯電手段と、 該感光体部材の回転方向に関して、該帯電手段よりも上
    流側に配置され、帯電手段による帯電に先だって感光体
    膜に光を照射し、感光体膜の表面電位を均一にする除電
    手段と、 帯電した該感光体膜に画像に対応する光を照射する露光
    手段と、 該感光体部材の回転方向に沿って、該露光手段よりも下
    流側に配置されている現像手段とを備え、 該シールドケースの感光体膜側端部と感光体膜との距離
    が予め定める範囲内に定められ、 該除電手段と帯電手段との距離は、感光体膜の除電され
    た部分が帯電手段に臨む位置に到達したときに、除電手
    段からの除電のための光の照射によって感光体膜内に発
    生したキャリアが実質的に失われる時間、感光体部材が
    回転する距離に選ばれる画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記除電手段と前記帯電手段との距離
    は、該除電手段の帯電手段側の端部と、帯電手段の中心
    との間で定められる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記除電手段と前記帯電手段との距離
    は、該除電手段の中心と、帯電手段の中心との間で定め
    られる請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記シールドケースの感光体膜側端部と
    前記感光体膜との距離が定められる予め定める範囲は、
    0.5mm以上で3.0mm以内の範囲である請求項1
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記空間電荷が失われる時間は、少なく
    とも50ミリ秒以上に定められる請求項1に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記帯電手段に於いて、シールドケース
    の感光体膜側の端面と放電ワイヤとの距離a、及びシー
    ルドケースの感光体膜側と反対側の端面と放電ワイヤと
    の距離bとは、下式 【数1】 1≦a≦(a+b)/2 …(1) の関係を満足するように選ばれる請求項1に記載の画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 前記放電ワイヤの直径が、8μm以上で
    100μm以下に選ばれる請求項1に記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記帯電手段はスコロトロンに選ばれ、
    該帯電手段のグリッドとシールドケースとにグリッド電
    圧Vg及びシールド電圧Vsとがそれぞれ印加される請
    求項1に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記グリッド電圧Vg及びシールド電圧
    Vsとは、下式 【数2】 Vg/2≦Vs≦2Vg …(2) の関係を満足するように選ばれる請求項8に記載の画像
    形成装置。
  10. 【請求項10】 前記グリッドの前記感光体膜に臨む表
    面が電気絶縁性である請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記帯電手段の鋸歯状放電部材は、シ
    ールドケースの中心よりも、前記回転方向下流側に配置
    されている請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記鋸歯状放電部材は、その先端がシ
    ールドケースの中心よりも、前記感光体部材側に位置す
    るように配置されている請求項1に記載の画像形成装
    置。
JP5300562A 1993-11-30 1993-11-30 画像形成装置 Withdrawn JPH07152226A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001117298A (ja) * 1999-10-20 2001-04-27 Sharp Corp 画像形成装置

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