JPH07234618A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH07234618A
JPH07234618A JP6318888A JP31888894A JPH07234618A JP H07234618 A JPH07234618 A JP H07234618A JP 6318888 A JP6318888 A JP 6318888A JP 31888894 A JP31888894 A JP 31888894A JP H07234618 A JPH07234618 A JP H07234618A
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JP
Japan
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film
photoconductor
light
wavelength
charge
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Pending
Application number
JP6318888A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsushi Tsujita
充司 辻田
Masahiko Maeda
雅彦 前田
Kazuhiro Mizuide
一弘 水出
Tomohiro Tsutano
智浩 蔦野
Masao Uyama
雅夫 宇山
Sakushiro Tanaka
作白 田中
Yukifumi Terada
幸史 寺田
Takuji Terada
卓司 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP6318888A priority Critical patent/JPH07234618A/ja
Publication of JPH07234618A publication Critical patent/JPH07234618A/ja
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の画像形成装置は、感光体膜上に残留
している電荷を除去する除電手段を備え、該除電手段の
光源から発せられる光の波長は、感光体膜の吸光度特性
に於ける最大吸光度の半値幅以上の吸光度を示す波長帯
域内から選ばれる。 【効果】 除電手段による光の照射によっても、感光体
膜内でキャリアが発生しないので、感光体膜の帯電能お
よび帯電保持能が向上され、画像品質を格段に向上する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真技術を用いた
画像形成装置に関する。さらに詳しくは、感光体部材の
表面に設けられた感光体膜に特定の波長帯域を有する光
を照射する除電手段を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、静電複写装置あるいは印刷装
置等として、電子写真技術を用いた画像形成装置の開発
が活発に進められている。
【0003】図6は、従来の電子写真技術を用いた画像
形成装置1の模式図である。画像形成装置1は、表面に
感光体膜2が形成された回転可能な感光体ドラム3、該
感光体膜2に所定量の電荷を一様に与えるための主帯電
器4、感光体膜2を露光し、該感光体膜2上に静電潜像
を形成するための光学装置5、感光体膜2上の静電潜像
を現像するための現像装置6、感光体膜2上に形成され
ているトナー像を記録紙7に転写する転写器8、感光体
ドラム3上に残留したトナーを除去するクリーニングブ
レードを備えるクリーニング装置9、および感光体ドラ
ム3上に残留している電荷を除去して、感光体ドラム3
の表面電位を所定の均一な電位に設定するための除電ラ
ンプ10を備えている。
【0004】上記画像形成装置1によれば次のようにし
て画像が形成される。
【0005】主帯電器4によって、感光体ドラム3上の
感光体膜2に所定量の電荷が一様に与えられた後、光学
装置5によって感光体膜2に光が照射され、感光体膜2
上に静電潜像が形成される。その後、現像装置6によっ
て、トナーが感光体膜2上に供給され静電潜像が顕像化
される。感光体ドラム3上のトナー像は、転写器8によ
って記録紙7に転写される。転写後に、感光体ドラム3
上に残留したトナーは、クリーニング装置9によって除
去される。次に、除電ランプ10によって感光体膜2上
に光が照射されることにより、感光体膜2上に残留して
いる電荷が除去され、感光体膜2の表面電位が所定の電
位に均一化される。この後、主帯電器4によって、感光
体ドラム3に再び帯電が行われる。これらの一連の過程
が、感光体ドラム3の回転に応じて、連続して繰り返し
行われる。
【0006】ところで、上記感光体膜2を形成する材料
として、無機材料あるいは有機材料が用いられている。
無機材料として、Se系材料、アモルファスSi系材料
等が用いられている。
【0007】近年、安全性や加工容易性の観点から、有
機材料で形成された感光体膜が多く用いられている。有
機材料を用いた有機感光体は、積層型有機感光体と単層
型有機感光体とに類別される。
【0008】積層型有機感光体の感光体膜は、基盤上に
電荷発生層と電荷輸送層とが積層されて形成されてい
る。該電荷輸送層には電荷輸送材料が含まれている。電
荷輸送材料としては、正孔(ホール)輸送材料と、電子
輸送材料とがある。ホール輸送材料としては、その輸送
能力が良好なものが多く知られているが、電子輸送材料
として、電子の輸送能力が優れた材料は未だ開発されて
いない。このため、積層型有機感光体は、負帯電型のも
のが多い。他方で、負帯電型の感光体をコロナ放電で放
電する帯電器を用いて帯電させる場合には、オゾンが発
生する。そのため、人体に対する安全および環境破壊防
止の観点から、オゾン対策が新たに必要となるという問
題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点を克服する
ために、結着樹脂中に電荷輸送材料が分散された電荷輸
送媒質中に電荷発生材料を分散させた単層型有機感光体
が提案されている。単層型有機感光体では、電子輸送能
力を有する材料を電荷輸送材料として用いることで、容
易に正帯電型の感光体を実現し得る。
【0010】図7は、単層型有機感光体ドラム3の要部
拡大断面図である。該感光体ドラム3は、アルミニウム
素管などの基材3a上に単層型有機感光体膜2を積層し
て構成されている。該感光体膜2は、電荷輸送材料が結
着樹脂中に分散されている電荷輸送媒質2aに電荷発生
材料2bが分散されている構成を有する。感光体膜2に
光が照射されると、感光体膜2中に入射した光によっ
て、電荷発生材料2bが、ホールと電子とのキャリア対
を発生する。
【0011】このような構成の感光体膜2を正帯電させ
ると、感光体膜2の表面に正電荷が分布する。正帯電さ
れた感光体膜2に画像に対応した光を照射すると、前記
キャリア対が発生する。発生したキャリア対のうち、感
光層表面で発生した電子は、感光体膜2の表面に到達
し、前記ホールと結合する。これにより、静電潜像が形
成される。
【0012】積層型有機感光体と比較し、製造の容易さ
の点で、単層型有機感光体が望ましい。しかしながら、
正帯電型単層型有機感光体膜においては、前記電荷発生
材料から発生されたフォトキャリアである電子が、その
感光体膜2中に残留し易い。これは電荷輸送媒質2aの
電子輸送能力の低さによる。電荷輸送媒質2aの電子輸
送能力が低いことにより、除電ランプ10による除電の
後も、感光体膜2は概して高い残留電位を有している。
感光体膜2中に電子が残存したまま、感光体膜2を正帯
電にすると、この残留電子が感光体膜2の表面に移動
し、感光体膜2の表面に帯電したホールと結合して、感
光体膜2の表面電位を低下させる。その結果、以下に述
べるような不都合が生じる。
【0013】図8は、従来技術の問題点を説明するグラ
フである。図8は、露光工程を含まない帯電-現像-除電
のプロセスを繰り返し、現像時の帯電電位SPと除電直
後の帯電電位RPを測定したときの帯電電位を示す図で
ある。除電が不十分な場合には、帯電電位も不十分とな
り、帯電電位SPが周回毎に低下し、除電電位RPが周
回毎に上昇することが示されている。このことは、1枚
の画像を感光体ドラム3の多周回回転によって形成しよ
うとする場合、フォトキャリアである残留電子が比較的
多い感光体膜2を有する感光体ドラム3を使用すると、
感光体ドラム3の各周回毎の画像濃度に段差が生じ、画
像むらを生じることを示している。また、感光体膜中に
高い残留電位を示す残留電子が存在することによって、
帯電時の帯電電位が低くなるという問題点を有する。特
に、主帯電器4がスコロトロンである場合は、感光体膜
2の表面電位を一定にするように帯電が行われる。従っ
て、感光体ドラム3に於て、前記残留電子によって帯電
時の表面電位が低下すると、主帯電器4は、表面電位の
低下分を補充するように放電を行う。従って、主帯電器
4の消費電力が増大してしまうという問題点がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の欠点を
解消するためになされたものである。
【0015】本発明の画像形成装置は、導電性を有する
基体と、該基体の表面に形成されている感光体膜と、を
有する回転可能な感光体部材と、該感光体部材の近傍に
配置され、該感光体膜を帯電させる帯電手段と、帯電し
た該感光体膜に画像に対応する光を照射する露光手段
と、該露光手段よりも該感光体部材の回転方向の下流側
に配置され、感光体部材表面の画像を現像する現像手段
と、該現像手段よりも感光体部材の回転方向の下流側に
配置され、受像体に感光体膜上の現像された画像を転写
する転写手段と、該転写手段よりも感光体部材の回転方
向下流側に配置され、転写後の感光体膜をクリーニング
するクリーニング手段と、該感光体部材の周囲に配置さ
れ、感光体膜に光を照射する光源を備えた除電手段と、
を備え、該除電手段の光源から発せられる光の波長は、
該感光体膜、または該感光体膜に含まれる電荷発生材料
の吸光度特性における最大吸光度の半値幅の範囲にある
波長から選ばれる、画像形成装置に関する。
【0016】好適な実施態様においては、本願発明の画
像形成装置は、(a)前記帯電手段よりも前記感光体部材
の回転方向上流側であって、前記クリーニング手段近傍
に配置され、該帯電手段による帯電に先だって、前記感
光体膜に光を照射して、感光体膜の残留キャリアを除去
する除電ランプ、(b)前記帯電手段と前記現像手段との
間に配置され感光体膜に局所的に光を照射するブランク
ランプ、(c)該現像手段と転写手段との間に配置され感
光体膜に転写前除電を行う転写前除電手段、および(d)
転写手段とクリーニング手段との間に配置されクリーニ
ング前除電を行うクリーニング前除電手段、の、少なく
とも一つの除電手段を有している。
【0017】好適な実施態様においては、前記除電手段
の光源から発せられる光の波長は単色光である。
【0018】好適な実施態様においては、前記感光体は
正帯電型有機単層型感光体である。本発明の画像形成装
置は、上記の構成により、 (1)除電手段の光源から発せられる光として、所定の
波長範囲にある光を用いることにより、除電工程におい
て、感光体膜に於けるキャリアの発生を防止し、画像品
質を格段に向上させる画像形成装置を提供すること; (2)感光体膜の残留電位が除去されるため、表面電位
の低下が防止され、帯電能および帯電保持能が向上し
て、画像品質を格段に向上させる画像形成装置を提供す
ること; (3)除電手段の光源から発生される光の波長を適宜選
択することによって、熱線を抑制することができ、画像
形成装置に於ける冷却のための構成が簡略化された画像
形成装置を提供すること; (4)感光体膜の光疲労が抑制され、感光体特性が安定
な画像形成装置を提供すること;および (5)連続使用した際のエージング特性が安定な画像形
成装置を提供すること、という本願発明の目的を達成し
得る。
【0019】
【作用】本発明の画像形成装置は、感光体部材の表面に
設けられた感光体膜に光を照射し、感光体膜上に残留し
ているキャリアを除去する除電手段を、感光体部材の周
囲に少なくとも一つの備えている。該除電手段に備えら
れた光源から発せられる光の波長は該感光体膜、また
は、該感光体膜に含まれる電荷発生材料の吸光度特性に
おける最大吸光度の半値幅の範囲の波長から選択されて
いる。好ましくは、除電手段から発せられる光は単色光
である。
【0020】除電手段の光源から発せられた上記所定範
囲の波長の光は、感光体膜に良好に吸収され、感光体膜
の深部に到達することがない。従って、除電手段からの
光によって、感光体膜の深部でキャリアが発生すること
が防止され得る。また、除電することにより、帯電手段
によって感光体膜が帯電される際に、残留キャリアが感
光体膜内に存在しない。これらの結果、以下の効果が得
られる。
【0021】感光体膜の残留キャリアが除去されること
により、感光体膜の帯電能および帯電保持能が向上し、
画像品質が格段に向上する。除電手段により発生される
光の波長を適宜選択することによって、除電手段の光源
からの熱線の発生が抑制され得る。光による熱の発生が
抑制される結果、画像形成装置の内部温度、とりわけ、
感光体膜の表面温度を抑制し得る。その結果、画像形成
装置の冷却のための構成が格段に簡略化され得る。更
に、感光体膜の光疲労が抑制され得る。これにより、感
光体膜の特性が安定化され得る。また、画像形成装置を
連続使用した際のエージング特性が安定化され得る。
【0022】
【好適態様】以下に、正帯電型の単層型有機感光体膜を
用いる本願発明の画像形成装置について説明するが、本
発明は、これに限定されないことはいうまでもない。
【0023】図1は、本発明の一実施例である画像形成
装置11の構成を示す模式図である。この画像形成装置
11は、アルミニウム等の金属材料からなるドラム基体
30の表面に、単層型有機感光体膜12が形成された感
光体部材である回転可能な感光体ドラム13、該感光体
膜12に所望量の電荷を一様に与える帯電手段である主
帯電器14、該感光体膜12を露光し、該感光体膜12
上に静電潜像を形成するための露光手段である光学装置
15、該感光体膜12上の静電潜像をトナーで現像する
ための現像手段である現像装置16、感光体ドラム13
上のトナー像を記録紙17等に転写する転写器18、ト
ナー像の転写後に、感光体ドラム13上の残留トナーを
除去するクリーニング装置19、および、感光体ドラム
13上の残留電荷を除去するための除電ランプ20とを
備えている。
【0024】以下、まず、本願発明の装置の特徴である
除電手段について説明し、その後、装置の各部分につい
て説明する。
【0025】(除電手段)本願発明の画像形成装置に使
用される除電手段20としては、特定波長の光を発生し
得るものであれば、いずれをも使用し得る。例えば、ハ
ロゲンランプ、蛍光灯ランプ、冷陰極線管、赤色、緑色
等のネオンランプ、タングステンランプ等の可視光光源
を使用し得る。さらに、赤色、黄色、緑色等のLED
(発光ダイオード)等の単色光光源のいずれも使用し得
る。
【0026】除電手段に備えられた光源から発せられる
光の波長は、感光体膜または該感光体膜に含まれる電荷
発生材料の吸光度特性における最大吸光度の半値幅にあ
る波長範囲から選択される。好ましくは、除電手段から
発せられる光は単色光である。光源から発せれる光の波
長は、照射される感光体膜12の吸光度特性によって、
決定される。感光体膜の吸光度特性は、用いる電荷発生
材料、電荷輸送材料、結着樹脂あるいは膜厚などによ
り、変化するが、電荷発生材料の性質に大きく影響され
る。光源から発せれる光の波長が、ほぼ、電荷発生材料
の最大吸光度と一致する場合に、最も効率的な光減衰が
行われる。さらに、電荷輸送材料が電荷発生材料よりも
高い吸光度を有する場合があり得るが、この場合には、
電荷発生材料の吸光度特性を測定して、最大吸光度の半
値幅が決定される。
【0027】以下、除電手段に用いる光の波長を決定す
る方法を、図2にもとづいて説明する。
【0028】図2は、感光体膜の吸光度特性を説明する
グラフである。この感光体膜は、実施例で示す方法で作
成されたものである。この吸光度特性に於ける最大吸光
度を示す波長は550nmであり、吸光度の絶対値は
1.6である。最大吸光度1.6の半値である0.8に
対応する吸光度は、490nmおよび583nmであ
る。従って、この感光体膜における最大吸光度の半値幅
に対応する波長の範囲は、490nm〜583nmであ
り、この範囲の波長を有する単色光波長が選ばれる。な
お、単色光が発する光自体も、特定の波長範囲を有して
いるが、その単色光が有する波長範囲がすべて、上記半
値幅の波長範囲中に含まれる必要はなく、上記半値幅の
波長範囲にある光を発し、感光体膜に照射されるもので
あれば、いずれの波長をも使用し得る。
【0029】このようにして、感光体膜の吸光度特性を
求めて、選択される波長帯の範囲が決定され得る。
【0030】LEDを除電手段20として用いる場合、
感光体膜12の最大吸光度を示す波長あるいはその近傍
の波長の光を発する光源が好ましい。従って、使用する
感光体膜の吸光度特性により、赤、黄、緑色等のLED
を選択し得る。
【0031】好ましい態様として、除電手段をタングス
テンランプとする場合について図5に基づいて説明する
が、除電手段を選択する際の一参考例にすぎない。
【0032】図5は、除電ランプの光源としてタングス
テンランプ単体を用いた場合と、タングステンランプに
加えてそれぞれ3種類のフィルタを用いた場合の、照射
波長と光強度との関係を示すグラフである。
【0033】図5のラインB1は、タングステンランプ
単体のスペクトル分布であり、その波長は全波長帯域に
分布している。
【0034】ラインB2は、光源として、タングステン
ランプと、透過光波長が520nm〜600nmとなる
ようなフィルタを用いた場合のスペクトル分布である。
【0035】ラインB3は、光源として、タングステン
ランプと、透過光波長が510nm〜580nmとなる
ようなフィルタを用いた場合のスペクトル分布である。
【0036】ラインB4は、光源として、タングステン
ランプと、透過光波長が530nm〜625nmとなる
ようなフィルタを用いた場合のスペクトル分布である。
【0037】このように除電手段の光源としてタングス
テンランプとフィルタとを併用する場合、好適な波長帯
域の光を発生させ得る。
【0038】図2の吸光度特性を示す感光体膜において
は、最大吸光度の半値幅に対応する490nm〜583
nmの波長範囲内で波長を選択する。従って、タングス
テンランプと波長510nm〜580nmのフィルター
とを併用すると、図2の吸光度特性を示す感光体膜に好
適な波長帯域の光が選択され得る。
【0039】上記除電手段は、一または複数配置され
得、主帯電器14と現像装置16との間に、ブランクラ
ンプ26として配置され得る。ブランクランプ26か
ら、画像のマスキングあるいはトリミングなどの処理を
行うために、感光体膜12に局所的に光が照射される。
さらに、現像装置16と転写器18との間に、転写前除
電器27が配置され得、転写処理前に感光体膜12の除
電を行う。さらに、転写器18とクリーニング装置19
との間に、除電器28が配置され得、クリーニング装置
19によるクリーニング処理の前に感光体膜12の除電
を行い得る。
【0040】これらの各除電手段20、26、27、2
8は、いずれも感光体膜12に対して、前記選択された
波長光を感光体ドラム13の感光体膜12に照射する。
このとき、照射された光は、感光体膜12に良好に吸収
され、感光体膜12の深部に到達することが防止され
る。従って、除電手段20からの光によって、感光体膜
12の深部でにキャリアが発生することが防止される。
これにより、除電の後、主帯電器14によって感光体膜
12が帯電される際に、感光体膜にキャリアが残留する
ことが防止される。
【0041】感光体膜12に帯電させるに先だって、感
光体膜12を除電することにより、除電後の感光体膜1
2の表面電位を、例えば、100V以下であるようにす
る。そのために、除電ランプ20の除電光量は、感光体
膜12上において、好ましくは5LUX・SEC以上、より好
ましくは10LUX・SEC以上である。一方、除電ランプ2
0の除電光量を200LUX・SEC以上とすると、感光体膜
12に光疲労が発生し品質の劣化が生じる場合がある。
【0042】(主帯電器)本発明の画像形成装置におい
て、主帯電器14としては、コロナチャージャー接触式
帯電器が挙げられる。例えば、スコロトロンチャージャ
ーが好適に使用される。その理由は、消費電力が減少す
るという効果があるからである。スコロトロンチャージ
ャーは、予め定められた上限値に到達するまで、帯電が
行われる。従って、除電手段の光の照射によるキャリア
の発生によって、帯電時の表面電位が低下すると、主帯
電器14は、表面電位の低下分を補充するように放電を
行う必要があるが、本願発明の画像形成装置は、除電手
段における光照射によっても、キャリアを発生させるこ
とがないことによる。
【0043】主帯電器14は、コロナ放電を行う放電ワ
イヤ21と、該放電ワイヤ21を囲み、感光体ドラム1
3側に開口しているシールドケース22と、該シールド
ケース22の開口部に設けられている金属製のグリッド
23とを備えている。主帯電器14の放電ワイヤ21
に、コロナ放電に必要な電流を供給するための電源25
が接続されている。シールドケース22は接地されてい
る。
【0044】放電ワイヤ21への電源25からの電源電
流Iccは、放電により、シールドケース22への放電
電流Iscと、グリッド23への放電電流Igcと、感
光体ドラム13への放電電流Ipcとに分流される。放
電ワイヤ21からの放電電流が、グリッド23を経て感
光体膜12の表面に到達するには、グリッド23の電位
よりも感光体膜12の表面電位が低いことが必要であ
る。
【0045】感光体膜12の帯電位置に放電ワイヤ21
からの放電によって、放電電流Ipcが供給されると、
感光体膜12の帯電位置の表面電位は、次第に上昇す
る。該表面電位がグリッド23の電位と概ね一致する
と、それ以降、グリッド23と感光体膜12との間に放
電は発生しない。該表面電位がグリッド23の電位と概
ね一致した後の、放電ワイヤ21に供給される電源電流
Iccは、全て放電電流Isc、Igcとなる。従っ
て、感光体膜12の表面電位は、グリッド23のグリッ
ド電位によって決定され、該グリッド電位に到達した
後、概ねグリッド電位に近い電位に保持される。
【0046】一般に、感光体膜12の飽和帯電電位Vs
が、500〜1000V、特に700〜850Vの範囲
となるように、主帯電器14によって主帯電を行うこと
が望ましい。そのために、コロナ放電を行うに際して、
4〜7kVの高電圧を、主帯電器14の放電ワイヤ21
に印加することが望ましい。
【0047】(光学装置)上記画像露光に用いられる光
学装置15は、レンズや反射鏡等からなる光学装置、あ
るいはレーザー光発振器等が用いられ得る。現像装置1
6は、1成分系現像剤あるいは2成分系現像剤の帯電し
たトナーを感光体膜12の表面に供給する、現像ローラ
を備える。転写器18としては、主帯電器14と同様な
コロナチャージャーあるいは接触式帯電器が用いられ得
る。
【0048】(感光体膜)本発明の画像形成装置におい
て、感光体膜12は、その吸光度特性が、明瞭で単一の
ピークを有することが望ましい。
【0049】本発明の実施態様の一つである、正帯電型
単層型有機感光体膜を有する画像形成装置において、感
光体膜は電荷輸送媒質中に電荷発生材料を分散して形成
される。
【0050】電荷発生材料としては、当業者が通常使用
する電荷発生材料であればいずれをも使用し得るが、有
機の光導電性顔料が好ましい。フタロシアニン系顔料、
ペリレン系顔料、キナクリドン系顔料、ピラントロン系
顔料、ビスアゾ系顔料、トリスアゾ系顔料等があげら
れ、これらの光導電性有機顔料は単独であるいは2種以
上を組合せて用いられ得る。
【0051】電荷輸送媒質は、結着樹脂中に電荷輸送材
料を分散させて形成し得る。
【0052】電荷輸送材料としては、当業者が通常使用
する正孔(ホール)輸送物質あるいは電子輸送物質が何
れも使用され得る。
【0053】正孔輸送物質としては、フェニレンジアミ
ン系の化合物、例えば、N,N,N',N'テトラキス(3ーメチ
ルフェニル)-m-フェニレンジアミン、ポリ−N−ビニ
ルカルバゾール、フェナントレン、N−エチルカルバゾ
ール、2,5−ジフェニ−ル1,3,4−オキサジアゾ
ール、2,5−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾール、ビス−ジエチルアミノ
フェニル−1,3,6−オキサジアゾール、4,4’−
ビス(ジエチルアミノ)−2,2’−ジメチルトリフェ
ニルメタン、2,4,5−トリアミノフェニルイミダゾ
ール、2,5−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−
1,3,4−トリアゾール、1−フェニル−3−(4−
ジエチルアミノスチリル)−5−(4−ジエチルアミノ
フェニル)−2−ピラゾリン、p−ジエチルアミノベン
ツアルデヒド−(ジフェニルヒドラゾン)などがあげら
れ、単独あるいはこれらを組合せて用いられ得る。
【0054】電子輸送物質としては、フェノキノン類、
例えば、3,5,3',5'-テトラフェニルジフェノキノン、2
−ニトロ−9−フルオレノン、2,7−ジニトロ−9−
フルオレノン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレ
ノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノ
ン、2−ニトロベンゾチオフェン、2,4,8−トリニ
トロチオキサントン、ジニトロアントラセン、ジニトロ
アクリジン、ジニトロアントキノンなどがあげられ、単
独あるいはこれらを組合せて用いられ得る。
【0055】上記結着樹脂としては、例えば、スチレン
系重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
アクリロニトリル共重合体、スチレン−マレイン酸共重
合体、アクリル系重合体、スチレン−アクリル系共重合
体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、アル
キッド樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、エポキシ樹
脂、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリスルホ
ン、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、ケトン
樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエーテル樹脂、
フェノール樹脂;エポキシアクリレート、ウレタンアク
リレート等の光硬化型樹脂等、各種の重合体があげられ
る。ポリ−N−ビニルカルバゾール等の光導電性ポリマ
ーも結着樹脂として使用し得る。
【0056】感光体膜12中に存在させる電荷発生材料
は、結着樹脂100重量部当たり0.1〜50重量部、
特に0.5〜30重量部の範囲にあるのが好ましく、電
荷輸送材料は結着樹脂100重量部当たり20〜500
重量部、特に30〜200重量部の範囲にあるのが好ま
しい。また、感光体膜12の厚みは、10〜40μm、
特に22〜32μmの範囲にあるのが、高い表面電位、
耐刷性および感度の点で好ましい。
【0057】感光体ドラム12を構成するドラム基体3
0としては、導電性を有するものであればいずれをも使
用し得る。導電性を有する基体(導電性基体)は、シー
ト状、ドラム状等いずれの形態でも使用し得る。導電性
基体は、基体自体が導電性を有するか、あるいは基体の
表面が導電性を有していればよい。また、導電性基体
は、使用に際して、十分な機械的強度を有するものであ
ることが好ましい。導電性基体としては、アルミニウム
素管や該アルミニウム素管表面をアルマイト処理したも
のが一般に使用され得る。ドラム基体30は、前記金属
に限定されるものではなく、導電性樹脂や導電フィルム
等が挙げられる。
【0058】感光体膜12の形成は、以下のようにして
行い得る。
【0059】結着樹脂を溶媒に溶解し、これに電荷発生
材料、および必要に応じて電荷輸送材料を分散させて塗
布用組成物を調製する。この組成物をドラム基体30表
面に塗布し、乾燥して感光体膜12を形成させる。上記
溶媒としては、例えば、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミドのようなアミド系溶
媒;テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテ
ル;ジメチルスルホキシド;ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族溶媒;メチルエチルケトン等のケトン
類;N−メチル−2−ピロリドン;フェノール、クレゾ
ール等のフェノール類等があげられる。
【0060】本発明は、正帯電型有機単層型感光体の場
合に顕著な利点を有し、正帯電型のものでは、主帯電時
にオゾンの発生が少ないことも利点である。正帯電型の
場合、電荷発生材料としては、ペリレン系顔料、アゾ顔
料或いはこれらの組合せを使用するのがよく、電荷輸送
材料としては2,6−ジメチル−2’,6−ジtert
−ブチルジフェノキノン等のジフェノキノン誘導体、
3,3’−ジメチル−N,N,N’,N’−テトラキス
−4−メチルフェニル(1,1’−ビフェニル)−4,
4’−ジアミン等のジアミン系化合物、フルオレン系化
合物、ヒドラゾン系化合物を使用するのが好ましい。
【0061】以上の実施例では、すべてドラム状の基体
に感光体膜を形成したものを感光体部材として用いた
が、ベルト状の基体に感光体膜を形成したものを用いて
もよい。
【0062】また、以上の実施例では、本発明の画像形
成装置を静電複写機として説明したが、本発明の画像形
成装置は、静電複写機にかかわらず、電子写真方式によ
って画像形成を行う画像形成装置であればよい。
【0063】
【実施例】(感光体膜の調製)以下の組成を有する感光
層組成物をボールミルにて50時間混合、分散し、単層
型感光層用の途工液を作製した。
【0064】 下記式1で示されるビスアズ顔料 10重量部 ポリカーボネート樹脂(結着樹脂) 100重量部、 N,N,N',N'テトラキス(3ーメチルフェニル)-m-フェニレンジアミン (正孔輸送材料)100重量部、 3,5,3',5'-テトラフェニルジフェノキノン (電子輸送材料) 50重量部、および ジクロルメタン 800重量部
【0065】
【化1】
【0066】この感光液を、OHPフィルム上にワイヤ
ーバーで30μmの膜厚に塗布後、熱処理して、感光体
膜を形成した。
【0067】(感光体膜の吸光度特性の測定および波長
範囲の決定)感光体膜の吸光度特性は日立株式会社製、
可視−UV分光測定器U−3210を用いて測定した。
この調製した感光体膜は、図2に示す吸光度特性を有し
ていた。この吸光度特性に於ける最大吸光度を示す波長
は550nmであり、吸光度の絶対値は1.6である。
最大吸光度1.6の半値0.8に対応する波長は490
nmおよび583nmである。従って、最大吸光度の半
値幅の波長範囲は、490nm〜583nmであった。
【0068】(画像形成装置の評価)上記得られた塗工
液を導電基材である外径78mmのアルミニウムシリンダー
の表面に浸漬、塗布し、100℃、60分熱風乾燥し、
膜厚25μmの単層型感光層を形成し、正帯電型写真感
光体を作製し、画像形成装置を作製した。
【0069】図3に、本発明の画像形成装置の除電ラン
プ20の波長を変えた場合に、各波長に対応する感光体
膜の表面電位と画像形成装置の耐刷枚数との関係を示
す。
【0070】なお、感光体膜の表面電位の計測は以下の
ように行った。
【0071】感光体膜の表面暗電位を800Vに設定
し、除電後電位が80Vと成るように光量を設定した。
直径78mmの感光体ドラム13を用いて、周速250
mm/secで日本工業規格A3の紙を2.5K枚(1
K枚=1000枚)印刷したときの感光体膜の表面電位
を測定した。
【0072】図3のラインA1〜A6は本発明の実施例
を、ラインA7は比較例を示す。
【0073】ラインA1は、除電ランプの光源として、
550nmの波長を有する冷陰極線管とフィルタを用いた
ときの耐刷枚数と表面電位との関係を示したものであ
る。
【0074】ラインA2は、光源として、緑色LEDを
用いたときの耐刷枚数と表面電位との関係を示したもの
である。発せられる光の最大波長は565nmであった。
【0075】ラインA3は、光源として、タングステン
ランプとフィルタを用いたときの耐刷枚数と表面電位と
の関係を示したものである。発せられる光の最大波長は
560nmであった。
【0076】ラインA4は、光源として、タングステン
ランプとフィルタを用いたときの耐刷枚数と表面電位と
の関係を示したものである。発せられる光の最大波長は
580nmであった。
【0077】ラインA5は、光源として、タングステン
ランプとフィルタを用いたときの耐刷枚数と表面電位と
の関係を示したものである。発せられる光の最大波長は
590nmであった。
【0078】ラインA6は、光源として、タングステン
ランプを用いたときの耐刷枚数と表面電位との関係を示
したものである。発せられる光の最大波長は600nm
であった。
【0079】ラインA7は、光源として、赤色LEDを
用い、かつ波長を660nmとしたときの耐刷枚数と表
面電位との関係を示したものである。
【0080】A5およびA6で照射した光の最大波長
は、半値幅の範囲からはずれるが、583nm以下の波長
の光も同時に照射されている。従って、所定範囲の波長
の光が照射された結果、良好な除電効率を示したと考え
られる。
【0081】A7で照射した光は、半値幅の波長範囲に
入る波長の光を発していなかった。図4は、緑色および
赤色のLEDの発光波長帯域を示すグラフである。
【0082】緑色LEDは、感光体膜12の最大吸光度
を示す波長帯域(図2を参照)に近い波長の光を発す
る。図3の結果から、このような感光体膜12の最大吸
光度を示す波長帯域に近い波長の光を発する光源が好ま
しいことがわかる。
【0083】従って、この実施例の場合は、光源として
LEDを用いる場合は、緑色のLED(ローム株式会社
製、SLR−54MC)が好適である。
【0084】なお、表面電位の低下に関しては、図3の
A1〜A6のように、2.5K枚の印刷時に於て、初期
状態の表面電位800Vからの表面電位の低下が60V
以下であれば好適である。図3のA7のように、赤色の
LED(ローム株式会社製、SLS−54VC)は、感
光体膜12の表面電位を大きく低下させ、不適当である
ことが分かる。
【0085】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、感光体膜に光
を照射する光源を備えた除電手段が感光体部材の周囲に
配置され、該除電手段の光源から発せられる光の波長
は、画像形成装置の感光体膜、または該感光体膜に含ま
れる電荷発生材料の吸光度特性における最大吸光度の半
値幅の範囲にある波長から選ばれる点に特徴を有する画
像形成装置である。
【0086】本発明の画像形成装置は、上記の構成によ
り、 (1)除電手段の光源から発せられる光として、所定の
波長範囲にある光を用いることにより、除電工程におい
て、感光体膜に於けるキャリアの発生を防止し、画像品
質を格段に向上させる画像形成装置を提供すること; (2)感光体膜の残留電位が除去されるため、表面電位
の低下が防止され、帯電能および帯電保持能が向上し
て、画像品質を格段に向上させる画像形成装置を提供す
ること; (3)除電手段の光源から発生される光の波長を適宜選
択することによって、熱線を抑制することができ、画像
形成装置に於ける冷却のための構成が簡略化された画像
形成装置を提供すること; (4)感光体膜の光疲労が抑制され、感光体特性が安定
な画像形成装置を提供すること;および (5)連続使用した際のエージング特性が安定な画像形
成装置を提供すること、という効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像形成装置の模式図であ
る。
【図2】感光体膜の吸光度特性を示すグラフである。
【図3】光源別の表面電位変化を示すグラフである。
【図4】LEDのスペクトル分布を示すグラフである。
【図5】タングステンランプを用いる光源の照度の変化
を示すグラフである。
【図6】従来技術の画像形成装置の模式図である。
【図7】感光体ドラムの拡大断面図である。
【図8】従来技術の問題点を説明するグラフである。
【符号の説明】
12 感光体膜 13 感光体ドラム 14 主帯電器 16 現像装置 18 転写器 19 クリーニング装置 20 除電ランプ 21 放電ワイヤ 22 シールドケース 23 グリッド 25 電源 26、27、28 除電器 30 ドラム基体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蔦野 智浩 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 宇山 雅夫 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 田中 作白 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 寺田 幸史 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 寺田 卓司 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有する基体と、該基体の表面に
    形成されている感光体膜と、を有する回転可能な感光体
    部材と、 該感光体部材の近傍に配置され、該感光体膜を帯電させ
    る帯電手段と、 帯電した該感光体膜に画像に対応する光を照射する露光
    手段と、 該露光手段よりも該感光体部材の回転方向の下流側に配
    置され、感光体部材表面の画像を現像する現像手段と、 該現像手段よりも感光体部材の回転方向の下流側に配置
    され、受像体に感光体膜上の現像された画像を転写する
    転写手段と、 該転写手段よりも感光体部材の回転方向下流側に配置さ
    れ、転写後の感光体膜をクリーニングするクリーニング
    手段と、 該感光体部材の周囲に配置され、感光体膜に光を照射す
    る光源を備えた除電手段と、を備え、 該除電手段の光源から発せられる光の波長は、該感光体
    膜、または該感光体膜に含まれる電荷発生材料の吸光度
    特性における最大吸光度の半値幅の範囲にある波長から
    選ばれる、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置が、(a)前記帯電手段
    よりも前記感光体部材の回転方向上流側であって、前記
    クリーニング手段近傍に配置され、該帯電手段による帯
    電に先だって、前記感光体膜に光を照射して、感光体膜
    の残留キャリアを除去する除電ランプ、(b)前記帯電手
    段と前記現像手段との間に配置され感光体膜に局所的に
    光を照射するブランクランプ、(c)該現像手段と転写手
    段との間に配置され感光体膜に転写前除電を行う転写前
    除電手段、および(d)転写手段とクリーニング手段との
    間に配置されクリーニング前除電を行うクリーニング前
    除電手段、の、少なくとも一つの除電手段を有する、請
    求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記光源から発せられる光の波長が単色
    光である、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記感光体が正帯電型有機単層型感光体
    である、請求項1の画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6415122B1 (en) 1999-03-12 2002-07-02 Toray Industries, Inc. Electrophotographic image-forming method and apparatus
JP2009109810A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及び画像形成方法
JP2016090985A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 キヤノン株式会社 電子写真装置および電子写真装置の設計方法
JP2017156409A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
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US10845738B2 (en) 2016-10-21 2020-11-24 Ricoh Company, Ltd. Image forming method, image forming apparatus, and process cartridge

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