JP3460285B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3460285B2
JP3460285B2 JP34992693A JP34992693A JP3460285B2 JP 3460285 B2 JP3460285 B2 JP 3460285B2 JP 34992693 A JP34992693 A JP 34992693A JP 34992693 A JP34992693 A JP 34992693A JP 3460285 B2 JP3460285 B2 JP 3460285B2
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真技術を用いた
画像形成装置に関し、特に、感光体膜に光を照射する除
電ランプなどの光発生手段を備え、単層有機感光体ドラ
ムに帯電及び画像露光を行うことにより画像を形成する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、静電複写装置あるいは印刷装
置等として、電子写真技術を用いた画像形成装置の開発
が活発に進められている。
【0003】図4は、従来の電子写真技術を用いた画像
形成装置1の系統図である。画像形成装置1は、表面に
感光体膜2が形成された回転可能な感光体ドラム3、感
光体膜2に所定量の電荷を一様に与えるための主帯電器
4、感光体膜2を露光し、感光体膜2上に静電潜像を形
成するための光学装置5、感光体膜2上の静電潜像を現
像するための現像装置6、感光体膜2に形成されている
トナー像を記録紙7に転写する転写器8、感光体ドラム
3上に残留したトナーを除去するクリーニングブレード
を備えるクリーニング装置9、及び感光体ドラム3上に
残留している電荷を除去して、感光体ドラム3の表面電
位を所定の均一な電位に設定するための除電ランプ10
等を備えている。
【0004】画像形成装置1によれば、主帯電器4によ
って、感光体膜2に所定量の電荷を一様に与えた後、光
学装置5によって感光体膜2に光が照射され、感光体膜
2上に静電潜像が形成される。その後、現像装置6によ
って、トナーが感光体膜2上に供給され、静電潜像が顕
像化される。感光体ドラム3上のトナー像は、転写器8
によって記録紙7に転写される。転写後に、感光体ドラ
ム3上に残留したトナーは、クリーニング装置9によっ
て除去される。次に、除電ランプ10によって感光体膜
2上に光が照射され、感光体膜2上に残留している電荷
が除去され、感光体膜2の表面電位が所定の電位に均一
化される。この後、主帯電器4によって、感光体ドラム
3に再び帯電が行われる。これらの一連の過程が、感光
体ドラム3の回転に応じて、連続して繰り返し行われ
る。
【0005】感光体膜2を構成する感光体材料として、
無機材料あるいは有機材料が用いられている。無機材料
として、Se系材料、アモルファスSi系材料等が用い
られている。近年、安全性や加工容易性の点で、有機感
光体膜が多く用いられている。有機材料を用いた有機感
光体は、積層有機感光体と単層有機感光体とに類別され
る。
【0006】積層有機感光体は、電荷発生層と電荷輸送
層とが積層された構成である。電荷輸送層を形成する材
料の内、ホールを輸送する材料は、その輸送能力が良好
なものが多く知られている。一方、電子を輸送する材料
は、その輸送能力が優れたものは未だ開発されていな
い。このため、積層型有機感光体は、負帯電型のものが
殆どである。しかし、コロナ放電を利用する帯電器を用
いて負帯電型の感光体を帯電させる場合には、オゾンの
発生が多く、安全性や環境性の点で、オゾン対策が新た
に必要となるといった問題があった。
【0007】上記問題点を克服するために、電荷輸送媒
質中に電荷発生媒質を分散させた単層有機感光体が提案
されている。単層有機感光体では、ホール輸送能力が良
好な材料を電荷輸送媒質として用いることで、正帯電型
の感光体を実現することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】積層有機感光体と比較
し、製造の容易さの点でも、単層有機感光体が望まし
い。しかしながら、単層感光体膜は、除電の後も、概し
て高い残留電位を有している。感光体膜中に除電光によ
って発生した電子が残存したまま、感光体膜の帯電が行
われると、帯電時に感光体膜の表面に分布する正電荷に
より、この残留電子が移動し、表面電位を低下させてし
まう。
【0009】図5は、従来技術の問題点を説明するグラ
フである。前記のような状態で1枚の画像を感光体ドラ
ム3の多周回回転によって形成しようとする場合、図5
に示されるように、感光体膜2の回転毎に帯電電位の低
下と残留電位の上昇が顕著となり、画像むらを生じてし
まう。また、感光体膜2中のこの高い残留電位を示す残
留フォトキャリアによって、帯電時の帯電電位が低くな
るという問題点を有している。また、前記使用時間が少
ない期間は良好な帯電能を有している感光体膜2も、使
用時間が長くなるに従って疲労し、トラップサイトが増
大し、帯電能が低下するという問題点が発生する。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、感光体膜に於ける残留キ
ャリアの発生を防止し、画像品質を格段に向上すること
ができる画像形成装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、導電性を有するドラム基体、及び該ドラム基体の表
面に形成されて光導電性有機顔料を含有する有機材料か
ら構成される感光体膜を備える回転可能な感光体部材
と、該感光体部材の近傍に配置され、該感光体膜を帯電
させる帯電手段と、該感光体部材の周囲に少なくとも一
つ配置され、感光体膜の表面に光を照射して感光体
膜の表面電位を均一にするものであって、該感光体膜の
吸光度特性に於ける最大吸光度の半値幅以上の吸光度を
示す波長帯域を含む範囲に発光波長帯域を有する光源を
備える除電手段と、帯電した該感光体膜に画像に対応す
る光を照射する露光手段と、該感光体部材の回転方向に
沿って、該露光手段よりも下流側に配置されている現像
手段とを備え、該感光体部材は、少なくとも一回転を超
える回転によって、単一の記録媒体に該感光体膜上の画
像が転写されるサイズに定められて、該感光体膜上の画
像が、該感光体部材の少なくとも一回転を超える回転に
よって、単一の記録媒体に転写されるようになってお
り、前記光源からの発光光量は、前記帯電手段による前
記感光体膜の帯電表面電位に対する半減露光量の少なく
とも5倍を超えるように定められており、そのことによ
り、上記目的を達成することができる。
【0012】本発明に於いて、前記感光体部材の1回目
回転時の除電手段による除電後、残留電位が帯電表面電
位の10%以下になり、かつ最終回回転時の除電後、残
留電位の増加率が30%以内になるように、前記除電手
段に於ける除電光量が選ばれる場合がある。
【0013】
【0014】本発明に於いて、前記光源からの発光光量
は、帯電表面電位に対する半減露光量の少なくとも10
倍以上に定められる場合がある。
【0015】本発明に於いて、前記光源の発光波長帯域
は、該感光体膜の吸光度特性に於ける最大吸光度の半値
幅以上の吸光度を示す波長帯域に含まれる場合がある。
【0016】本発明に於いて、前記光源の発光波長帯域
は、該感光体膜の吸光度特性に於ける最大吸光度の半値
幅以上の吸光度を示す波長帯域を含む場合がある。
【0017】
【作用】本発明の画像形成装置は、除電手段を備えてお
り、除電手段は、単色光源を備えている。単色光源の発
光波長は、感光体膜の吸光度特性に於ける最大吸光度の
半値幅以上の吸光度を示す波長帯域を含むように選ばれ
る。この除電手段は、前記発光波長の光を感光体部材の
感光体膜に照射する。このとき、照射された光は、感光
体膜の表面に良好に吸収され、感光体膜の深部に到達す
ることが防止される。従って、除電手段からの光によっ
て、感光体膜の深部にキャリアが発生することが防止さ
れるので、除電の後、帯電手段によって感光体膜が帯電
される際に、残留キャリアが存在することが防止され
る。
【0018】これにより、感光体膜の帯電能が向上さ
れ、画像品質を格段に向上することができる。また、感
光体膜の光疲労が抑制される。また、画像形成装置内で
発生される光が単色光となるので、発生される光による
熱の発生が抑制され、画像形成装置の内部温度、とりわ
け、感光体膜の表面温度を抑制することができる。これ
により、感光体膜の特性を安定化することができる。ま
た、画像形成装置を連続使用した際のエージング特性を
安定させることができる。
【0019】
【実施例】本発明の画像形成装置は、除電ランプで発生
される光を単色光とし、しかも単色光を発生する単色光
源の発光波長を、感光体膜の吸光度特性に於ける最大吸
光度の半値幅以上の吸光度を示す波長帯域を含むように
する。そのことによって、感光体膜の深部に於けるキャ
リアの発生を防止する。
【0020】以下に、一例として正帯電型の単層有機感
光体膜を用いる場合について、本発明の実施例を説明す
る。
【0021】(実施例1)図1は、本発明の一実施例の
画像形成装置11の構成を示す系統図である。この画像
形成装置11は、図1に示されるように、アルミニウム
等の金属材料からなるドラム基体30の表面に単層型有
機感光体からなる感光体膜12が形成された感光体部材
である回転可能な感光体ドラム13、感光体膜12に所
望量の電荷を一様に与える帯電手段である主帯電器1
4、感光体膜12を露光し、感光体膜12上に静電潜像
を形成するための光を発生する露光手段である光学装置
15、感光体膜12上の静電潜像をトナーで現像するた
めの現像手段である現像装置16、感光体ドラム13上
のトナー像を記録紙17等に転写する転写器18、トナ
ー像の転写後に、感光体ドラム13上に残留しているト
ナーを除去するクリーニング装置19、及び感光体ドラ
ム13上に残留している電荷を除去して、感光体膜12
上の電位を所定の電位に均一化させるための除電ランプ
20等を備えている。
【0022】前記除電ランプ20から発生される光は、
単色光に選ばれ、この単色光の発光波長は、感光体膜1
2の吸光度特性に於ける最大吸光度の半値幅以上の吸光
度を示す波長帯域内に選ばれる。このような波長帯域を
有する除電ランプ20として、蛍光灯ランプ、冷陰極線
管、赤色、緑色等のネオンランプ等の可視光光源のいず
れかが使用可能である。あるいは、赤色、黄色、緑色等
のLED(発光ダイオード)等の単色光光源のいずれか
も使用可能である。これらの光源は、発光の際に熱をほ
とんど発生せず、従って、除電作用或は帯電時露光によ
って感光体膜12が昇温する事態を防止することがで
き、感光体膜121の疲労を抑制することができる。
【0023】本実施例に於て、主帯電器14は、スコロ
トロンチャージャーが採用され、コロナ放電を行う放電
ワイヤ21と、放電ワイヤ21を囲み、感光体ドラム1
3側に開口しているシールドケース22と、シールドケ
ース22の該開口部に設けられている金属製のグリッド
23とを備えている。主帯電器14の放電ワイヤ21
に、コロナ放電に必要な電流を供給するための電源25
が接続されている。シールドケース22は接地されてい
る。
【0024】本実施例の画像形成装置11の構成の一例
を以下に説明する。感光体ドラム13として、直径30
mmのものを用いる。主帯電器14のシールドケース2
2の図1に於ける横幅W1は11mmである。前記放電
ワイヤ21は、シールドケース22内に於いて、シール
ドケース22の内周面から幅W2として5.5mm、シ
ールドケース22の感光体膜12と反対側の底面からの
長さL1は、シールドケース22の高さL3の中間以上
の値に定められる。
【0025】シールドケース22の感光体ドラム13側
の端部と感光体膜12の表面との距離L2は、1.0m
mに定められ、グリッド23の図1左右方向の幅W3
は、10mmに定められる。除電ランプ20からの光が
感光体膜12上に照射される除電領域の周方向に沿った
長さW4は、7mmに定められる。除電ランプ20の中
心と放電ワイヤ21との間の、感光体膜12の周方向に
沿う角度θ1は、13゜に定められ、放電ワイヤ21と
光学装置15からの画像に対応した光が照射される感光
体膜12上の露光位置との間の角度θ2は、39゜に定
められ、前記露光位置から感光体膜12と現像ローラ1
6aとの接触点までの角度θ3は、58゜に定められ
る。
【0026】このようなサイズの感光体ドラム13を用
いて、日本工業規格A列4番の記録紙(縦長さ297m
m)に画像の記録を行う場合、感光体ドラム13は、少
なくとも、
【0027】
【数1】297mm/(78mm×π)=1.21回 の回転で、一枚の記録紙に画像の記録を行う。また、感
光体ドラム13の直径が30mmの場合、感光体ドラム
13は、少なくとも、
【0028】
【数2】297mm/(30mm×π)=3.15回 の回転で、一枚の記録紙に画像の記録を行う。
【0029】本実施例に於いて、主帯電器14として、
スコロトロンチャージャーを用いることにより、帯電時
に、感光体ドラム13の帯電位置に於ける表面電位は、
予め定められる上限値に到達し、該上限値に保持され
る。これは、以下の理由による。放電ワイヤ21への電
源25からの電源電流Iccは、放電により、シールド
ケース22への放電電流Iscと、グリッド23への放
電電流Igcと、感光体ドラム13への放電電流Ipc
とに分流される。放電ワイヤ21からの放電電流が、グ
リッド23を経て感光体膜12の表面に到達するには、
グリッド23の電位よりも感光体膜12の表面電位が低
いことが必要である。
【0030】帯電位置に於ける感光体膜12に放電ワイ
ヤ21からの放電によって、放電電流Ipcが供給され
ると、感光体膜12の表面電位は、次第に上昇する。上
昇する該表面電位がグリッド23の電位と概ね一致する
と、それ以降、グリッド23と感光体膜12との間に放
電は発生しない。放電ワイヤ21に供給される電源電流
Iccは、全て放電電流Isc、Igcとなる。従っ
て、感光体膜12の表面電位は、グリッド23のグリッ
ド電位によって決定され、該グリッド電位に到達した
後、概ねグリッド電位に近い電位に保持される。
【0031】主帯電器14として、本実施例に於いてス
コロトロンチャージャーを用いる。一般に、感光体膜1
2の飽和帯電電位Vsが、500〜1000V、特に7
00〜850Vの範囲となるように主帯電を行うことが
望ましい。そのために、コロナ放電を行うに際して、4
〜7kVの高電圧を、主帯電器14の放電ワイヤ21に
印加することが望ましい。
【0032】本実施例に於て、除電ランプ20から発生
される光は、単色光に選ばれ、その単色光波長は以下の
ようにして定められる。
【0033】図2は、感光体膜12の吸光度特性を説明
するグラフである。本実施例の感光体膜12は、図2に
示す吸光度特性を有している。この吸光度特性に於ける
最大吸光度を示す波長帯域は550nmの場合であり、
吸光度の絶対値は値1.6である。従って、最大吸光度
1.6の半値0.8に関する半値幅29以上の吸光度を
示す波長帯域は、490nm〜583nmである。この
半値幅29以上の吸光度を示す波長帯域内に、前記単色
光波長が選ばれる。即ち、図2に於て最大吸光度の半値
に対応する波長帯域内のいずれか一つ、或は複数の波長
に、前記単色光波長が選ばれる。
【0034】この計測は、表面暗電位を800Vに設定
し、除電後電位が80Vと成るように光量を設定し、直
径78mmの感光体ドラム13を用いて、周速250m
m/secで日本工業規格A3の紙を2.5K枚印刷
し、そのときの表面電位の低下を測定した。除電ランプ
20は、例として、発光波長565nmの緑色LED、
或は、発光波長580nmの黄色LEDが選ばれる。
【0035】図6に、前記除電ランプ20を各種の光源
から作成した場合の各種の光源に対応する感光体膜12
の表面電位の変化の状態を示す。図6のラインA1〜A
6は、本発明の実施例であり、ラインA7は比較例であ
る。ラインA1は冷陰極線管とフィルタを用いて、最大
光量を示す波長帯域は550nmとしたものであり、半
値幅以上の光量となるのは、波長帯域545〜565n
mである。ラインA2は緑色LEDを用いて、最大光量
を示す波長帯域は565nmとしたものであり、半値幅
以上の光量となるのは、波長帯域555〜580nmで
ある。ラインA3はタングステンランプとフィルタを用
いて、最大光量を示す波長帯域は560nmとしたもの
であり、半値幅以上の光量となるのは、波長帯域510
〜580nmである。ラインA4はタングステンランプ
とフィルタを用いて、最大光量を示す波長帯域は580
nmとしたものであり、半値幅以上の光量となるのは、
波長帯域520〜600nmである。ラインA5はタン
グステンランプとフィルタを用いて、最大光量を示す波
長帯域は590nmとしたものであり、半値幅以上の光
量となるのは、波長帯域530〜625nmである。ラ
インA6はタングステンランプを用いている。ラインA
7は赤色LEDを用いて、最大光量を示す波長帯域は6
60nmとしたものであり、半値幅以上の光量となるの
は、波長帯域628〜675nmである。
【0036】図7は、緑色及び赤色のLEDの発光波長
帯域を示すグラフである。図6に於て、LEDは感光体
膜12の最大吸光度を示す波長帯域に近い波長の光を、
図7に示すように発生する光源であるほど、好適な例で
ある。LEDの例では、緑色のLED(ローム株式会社
製、SLR−54MC)が好適である。2.5K枚(1
K枚=1000枚)の印刷時に於て、初期状態の表面電
位800Vからの表面電位の低下の程度が60V程度以
下であれば好適な例である。赤色のLED(ローム株式
会社製、SLS−54VC)は、感光体膜12の表面電
位を大きく低下させ、不適切であることが分かる。図6
から、前記ラインA1〜A6までが好適な実施例の範囲
になる。
【0037】図8は、タングステンランプ単体と、3種
類のフィルタを用いた照射光強度を示すグラフである。
図8のラインB1は、タングステンランプ単体のスペク
トル分布であり、全波長帯域に分布している。ラインB
2は、透過光波長が520nm〜600nmと成るフィ
ルタを用いた場合である。ラインB3は、透過光波長が
510nm〜580nmと成るフィルタを用いた場合で
ある。また、ラインB4は、530nm〜625nmの
帯域のフィルタのスペクトル分布である。
【0038】このようにして、光源としてタングステン
ランプとフィルタとを併用する場合、前述したような好
適な波長帯域の光を作成できるに限らず、大光量の光源
を用いることが出来るので、好適である。
【0039】このような画像形成装置11に於て、除電
ランプ20は、前記単色光波長に選ばれた光を、感光体
ドラム13の感光体膜12に照射する。このとき、照射
された光は、感光体膜12の表面部分に良好に吸収さ
れ、感光体膜12の深部に到達することが防止される。
従って、除電ランプ20からの光によって、感光体膜1
2の深部にキャリアが発生することが防止される。これ
により、除電の後、主帯電器14によって感光体膜12
が帯電される際に、残留キャリアが存在することが防止
される。これにより、感光体膜12の帯電能が向上さ
れ、画像品質を格段に向上することができる。
【0040】具体的には、1枚の記録紙17に対して、
感光体ドラム13の少なくとも1回以上の多周回回転に
よって形成しようとする場合でも、感光体膜12の回転
毎の帯電電位の低下が防止され、かつ該回転毎の残留電
位の上昇が防止される。従って、記録紙17に記録され
る画像に、前記回転毎の画像の濃度むらが生じる事態が
防止される。また、感光体膜12中の残留電子を抑制で
きるので、この残留電子が存在する場合に帯電時の感光
体膜12の帯電電位が低くなる事態が防止される。ま
た、感光体ドラム13の使用時間が少ない期間は、感光
体膜12は良好な帯電能を有している。一方、感光体ド
ラム13の使用時間が長くなっても、感光体膜12の疲
労が防止されているので、感光体膜12の帯電能の低下
を防止することが出来る。これにより、感光体膜12に
於ける残留キャリアの発生を防止し、画像品質を格段に
向上することができる。
【0041】また、画像形成装置11内で発生される光
が単色光となり、かつ除電手段20、26、27、28
から熱が発生しないので、発生される光による熱の発生
が抑制され、画像形成装置11の内部温度、とりわけ、
感光体膜12の表面温度を抑制することができる。これ
により、感光体膜12の特性を安定化することができ
る。また、画像形成装置11を連続使用した際のエージ
ング特性を安定させることができる。
【0042】本発明に於いて、画像露光用に用いられる
光学装置15は、レンズや反射鏡等からなる光学系、あ
るいはレーザー光発振器等が用いられる。現像装置16
は、1成分系現像剤あるいは2成分系現像剤の帯電した
トナーを、感光体膜12の表面に供給する現像ローラ1
6aを備える。
【0043】転写器18は、主帯電器14と同様なコロ
ナチャージャーあるいは接触式帯電器が用いられる。
【0044】感光体膜12に帯電させるに先だって、感
光体膜12を除電し、除電後の感光体膜12の表面電位
を例として100V以下であるようにする。また、感光
体ドラム13の1回目回転時の除電ランプ20による除
電後、感光体膜12に於ける残留電位が、主帯電器14
による帯電の後、感光体膜12の帯電表面電位の10%
以下になり、かつ感光体ドラム13の最終回回転時の除
電後、残留電位の増加率が30%以内になるように、前
記除電光量が選ばれる。そのために、除電ランプ20の
除電光量は、感光体膜12の種類によっては、感光体膜
12上に於いて、5LUX・SEC以上、特に10LUX・SEC以上
であることが望ましい場合がある。特に、本実施例の感
光体膜12に於て上記除電光量が好ましい。一方、20
0LUX・SEC以上とすると、感光体膜12の光疲労による
品質の劣化が生じる。
【0045】前記感光体ドラム13の1回目回転時の除
電ランプ20による除電後、感光体膜12に於ける残留
電位が、主帯電器14による帯電の後、感光体膜12の
帯電表面電位の10%以下になるとの条件、及び感光体
ドラム13の最終回回転時の除電後、残留電位の増加率
が30%以内になるとの条件が必要な理由は以下の通で
ある。
【0046】下記表1に、この残留電位の増加率の条件
を定めるデータを示す。
【0047】
【表1】
【0048】上記表1に於て、電位Vspは、感光体膜
12の現像位置での電位であり、電位Vrpは、除電後
電位である。また、上記表1において、除電ランプ20
の光量を、半減露光量のX倍として照射する。電位Vr
pは、本実施例では70Vとされる。また、表1を得る
ための計測は、直径30mmのOPCドラム13(アゾ
系顔料単層正帯電型)を用いて、三田工業社製CC50
の一部を改良して、図1の装置とし、上記の計測を行っ
た。
【0049】除電ランプ20から発生される光の波長
は、感光体膜12の吸光度特性に於ける最大吸光度の前
記半値幅29以上の吸光度を示す可視光波長帯域内に、
前述したように選ばれる。除電ランプ20の光源の一例
として、感光体膜12の種類或は組成によって、前記蛍
光灯ランプ、冷陰極線管、赤色、緑色等のネオンランプ
等の可視光光源のいずれか、あるいは、赤色、黄色、緑
色等のLED(発光ダイオード)等の単色光光源のいず
れかが使用可能である。或は、除電ランプ20の他の種
類の光源として、ハロゲンランプを使用することができ
る。
【0050】ハロゲンランプは前記LED等と比較し
て、発生される光の波長が全波長に渡り広い点と、比較
的熱を発生する点とが特徴である。ハロゲンランプの発
光波長帯域は、感光体膜12の吸光度特性に於ける最大
吸光度の前記半値幅29以上の吸光度を示す波長帯域を
含んでいる。従って、除電ランプ20としてハロゲンラ
ンプを用いる場合、フィルタを用いる必要がある。この
フィルタは、例として、前述した除電ランプ20の発光
波長と同一波長の光を選択的に透過する光学的特性を有
するものが選ばれる。これにより、ハロゲンランプから
発生される比較的広い範囲の波長帯域の光から、比較的
長波長の光、即ち熱線がフィルタに吸収され、感光体膜
12に照射される光に熱線が含まれることを防止する。
【0051】これにより、感光体膜12の前記疲労が抑
制される。従って、感光体膜12の帯電能が向上され、
画像品質を格段に向上することができる。また、感光体
膜12の光疲労が抑制される。また、画像形成装置11
内で発生される光が、発光時に熱を発生しない光源から
照射されるので、発生される光による機内の熱の発生が
抑制され、画像形成装置11の内部温度、とりわけ、感
光体膜12の表面温度を抑制することができる。これに
より、感光体膜12の特性を安定化することができる。
また、画像形成装置11を連続使用した際のエージング
特性を安定させることができる。
【0052】(実施例2)図3は、本発明の実施例2の
画像形成装置11aの構成を示す系統図である。本実施
例は、前記実施例1に類似し、対応する部分には同一の
参照符号を付す。本実施例の特徴は、前記実施例1に於
ける構成に加え、後述するブランクランプ26、転写前
除電器27、及びクリーニング前除電器28が配置され
たことである。
【0053】ブランクランプ26は、前記主帯電器14
と現像装置16との間に配置され、画像のマスキング或
はトリミングなどの処理を行うために、感光体膜12に
局所的に光を照射する。転写前除電器27は、現像装置
16と転写器18との間に配置され、感光体膜12に転
写処理前の除電を行う。また、転写器18とクリーニン
グ装置19との間に、クリーニング前除電器28が配置
され、感光体膜12に対して、クリーニング装置19に
よるクリーニング処理の前の除電を行う。
【0054】これらの各除電手段26、27、28は、
少なくとも一つが光を発生する光源を備えており、この
光源の発光波長は、前記実施例1の除電ランプ20の発
光波長が定められる条件と同一の条件で定められる。
【0055】従って、本実施例に於て、前記実施例1で
述べた効果と同一の効果を達成できるに加え、感光体膜
12の疲労の抑制、及び感光体膜12の帯電能の向上を
更に高い程度に実現することができ、画像品質を更に向
上することができる。また、本実施例に於て、各除電手
段26、27、28の少なくとも一つから発生される光
が、発光時に熱を発生しない光源から照射されるので、
発生される光による機内の熱の発生が、実施例1よりも
更に抑制され、画像形成装置11の内部温度、とりわ
け、感光体膜12の表面温度を更に抑制することができ
る。これにより、感光体膜12の特性の安定化を更に図
ることができる。また、画像形成装置11を連続使用し
た際のエージング特性を、更に安定させることができ
る。
【0056】以下に、各実施例1、2の変形例について
説明する。
【0057】実施例1、2の感光体膜12は、正帯電型
単層有機感光体膜であり、結着樹脂と電荷輸送媒質と電
荷発生物質とを相互に分散して形成される。実施例1、
2に於て、感光体膜12は、その吸光度特性が、明瞭で
単一のピークを有することが望ましい。電荷発生物質
は、それ自体公知の有機の光導電性顔料が何れも使用さ
れる。特に、フタロシアニン系顔料、ペリレン系顔料、
キナクリドン系顔料、ピラントロン系顔料、ジスアゾ系
顔料、トリスアゾ系顔料等の光導電性有機顔料を単独
で、あるいは2種以上の組合せで用いる。
【0058】電荷輸送媒質としては、樹脂媒質中に電荷
輸送物質を分散させたものが使用される。電荷輸送物質
としては、それ自体公知の正孔輸送物質或いは電子輸送
物質が何れも本発明の目的に使用される。適当な正孔輸
送物質の例は、ポリ−N−ビニルカルバゾール、フェナ
ントレン、N−エチルカルバゾール、2,5−ジフェニ
−ル1,3,4−オキサジアゾール、2,5−ビス(4
−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジア
ゾール、ビス−ジエチルアミノフェニル−1,3,6−
オキサジアゾール、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)
−2,2’−ジメチルトリフェニルメタン、2,4,5
−トリアミノフェニルイミダゾール、2,5−ビス(4
−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−トリアゾー
ル、1−フェニル−3−(4−ジエチルアミノスチリ
ル)−5−(4−ジエチルアミノフェニル)−2−ピラ
ゾリン、p−ジエチルアミノベンツアルデヒド−(ジフ
ェニルヒドラゾン)などの何れか、あるいはこれらの複
数の組合せで用いられる。適当な電子輸送物質の例は2
−ニトロ−9−フルオレノン、2,7−ジニトロ−9−
フルオレノン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレ
ノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノ
ン、2−ニトロベンゾチオフェン、2,4,8−トリニ
トロチオキサントン、ジニトロアントラセン、ジニトロ
アクリジン、ジニトロアントキノンなどの何れか、ある
いはこれらの複数の組合せで用いられる。
【0059】結合剤樹脂としては、種々のもの、例え
ば、スチレン系重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−
マレイン酸共重合体、アクリル系重合体、スチレン−ア
クリル系共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ
エステル、アルキッド樹脂、ポリアミド、ポリウレタ
ン、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリアリレー
ト、ポリスルホン、ジアリルフタレート樹脂、シリコー
ン樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリ
エーテル樹脂、フェノール樹脂や、エポキシアクリレー
ト、ウレタンアクリレート等の光硬化型樹脂等、各種の
重合体が例示される。なお、ポリ−N−ビニルカルバゾ
ール等の光導電性ポリマーも結着樹脂として使用でき
る。
【0060】感光体膜12中に存在させる電荷発生物質
は、結着樹脂100重量部当たり0.1及至50重量
部、特に0.5及至30重量部の範囲にあるのが適当で
あり、一方電荷輸送物質は結着樹脂100重量部当たり
20及至500重量部、特に30及至200重量部の範
囲にあるのが適当である。また、感光体膜12の厚み
は、10及至40μm、特に22及至32μmの範囲に
あるのが、高い表面電位、耐刷性及び感度の点でよい。
【0061】感光体ドラム12の金属からなるドラム基
体30としては、アルミニウム素管や該アルミニウム素
管をアルマイト処理したものが一般に使用される。本発
明に於いて、ドラム基体30は、前記金属に限定される
ものではなく、導電性を有する材料であればよい。例と
して、導電性樹脂や導電フィルム等が挙げられる。
【0062】感光体膜12としての有機感光体層の形成
は、樹脂を、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミドのようなアミド系溶媒;テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル;ジメチルス
ルホキシド;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
溶媒;メチルエチルケトン等のケトン類;N−メチル−
2−ピロリドン;フェノール、クレゾール等のフェノー
ル類等の溶媒に溶解し、これに電荷発生物質を分散させ
て塗布用組成物とする。この組成物を導電性のドラム基
体30に塗布し、感光体膜12を形成させる。
【0063】本発明は、正帯電型有機単層感光体の場合
に顕著な利点が秦せられ、正帯電型のものでは、主帯電
時にオゾンの発生が少ないことも利点である。正帯電型
の場合、電荷発生物質としては、ペリレン系顔料、アゾ
顔料或いはこれらの組合せを使用するのがよく、電荷輸
送物質としては2,6−ジメチル−2’,6−ジter
t−ブチルジフェノキノン等のジフェノキノン誘導体、
3,3’−ジメチル−N,N,N’,N’−テトラキス
−4−メチルフェニル(1,1’−ビフェニル)−4,
4’−ジアミン等のジアミン系化合物、フルオレン系化
合物、ヒドラゾン系化合物を使用するのがよい。
【0064】以上の実施例では、すべてドラム状の基体
に感光体膜を形成したものを感光体部材として用いた
が、ベルト状の基体に感光体膜を形成したものを用いて
もよい。
【0065】また、以上の実施例では、本発明の画像形
成装置を静電複写機として説明したが、本発明の画像形
成装置は、静電複写機に限らず、電子写真方式によって
画像形成を行う画像形成装置であればよい。
【0066】
【発明の効果】本発明の画像形成装置の除電手段は単色
光源を備えており、単色光源の発光波長は、感光体膜の
吸光度特性に於ける最大吸光度の半値幅以上の吸光度を
示す波長帯域を含まれるようにした。除電手段から照射
された光は、感光体膜に良好に吸収され、感光体膜の深
部に到達することが防止される。従って、除電手段から
の光によって、感光体膜の深部にキャリアが発生するこ
とが防止されるので、除電の後、帯電手段によって感光
体膜が帯電される際に、残留キャリアが存在することが
防止される。
【0067】これにより、感光体膜の帯電能が向上さ
れ、画像品質を格段に向上することができる。また、感
光体膜の光疲労が抑制される。また、画像形成装置内で
発生される光が単色光となるので、発生される光による
熱の発生が抑制され、画像形成装置の内部温度、とりわ
け、感光体膜の表面温度を抑制することができる。これ
により、感光体膜の特性を安定化することができる。ま
た、画像形成装置を連続使用した際のエージング特性を
安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像形成装置の系統図であ
る。
【図2】感光体膜12の吸光度特性を示すグラフであ
る。
【図3】本発明の実施例2の画像形成装置の系統図であ
る。
【図4】従来技術の画像形成装置1の系統図である。
【図5】従来技術の問題点を説明するグラフである。
【図6】前記除電ランプ20を各種の光源から作成した
場合の各種の光源に対応する感光体膜12の表面電位の
変化の状態を示す。
【図7】緑色及び赤色のLEDの発光波長帯域を示すグ
ラフである。
【図8】タングステンランプ単体と、3種類のフィルタ
を用いた照射光強度を示すグラフである。
【符号の説明】
12 感光体膜 13 感光体ドラム 14 主帯電器 16 現像装置 19 クリーニング装置 20 除電ランプ 21 放電ワイヤ 22 シールドケース 23 グリッド 25 電源 26、27、28 除電器 30 ドラム基体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山里 一郎 大阪市中央区玉造一丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 寺田 卓司 大阪市中央区玉造一丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 武藤 成昭 大阪市中央区玉造一丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 勝川 雅人 大阪市中央区玉造一丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 木元 恵三 大阪市中央区玉造一丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−48324(JP,A) 特開 昭58−38980(JP,A) 特開 昭63−261380(JP,A) 特開 平4−101155(JP,A) 特開 平2−216179(JP,A) 特開 昭61−97681(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/08 G03G 15/00 303 G03G 21/00 350 G03G 15/04 G03G 21/00 370 - 540

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有するドラム基体、及び該ドラ
    ム基体の表面に形成されて光導電性有機顔料を含有する
    有機材料から構成される感光体膜を備える回転可能な感
    光体部材と、 該感光体部材の近傍に配置され、該感光体膜を帯電させ
    る帯電手段と、 該感光体部材の周囲に少なくとも一つ配置され、感光
    体膜の表面に光を照射して感光体膜の表面電位を均一
    するものであって、該感光体膜の吸光度特性に於ける
    最大吸光度の半値幅以上の吸光度を示す波長帯域を含む
    範囲に発光波長帯域を有する光源を備える除電手段と、 帯電した該感光体膜に画像に対応する光を照射する露光
    手段と、 該感光体部材の回転方向に沿って、該露光手段よりも下
    流側に配置されている現像手段とを備え、 該感光体部材は、少なくとも一回転を超える回転によっ
    て、単一の記録媒体に該感光体膜上の画像が転写される
    サイズに定められて、該感光体膜上の画像が、該感光体
    部材の少なくとも一回転を超える回転によって、単一の
    記録媒体に転写されるようになっており、 前記光源からの発光光量は、前記帯電手段による前記感
    光体膜の帯電表面電位に対する半減露光量の少なくとも
    5倍を超えるように定められている、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記光源からの発光光量は、該帯電表面
    電位に対する半減露光量の少なくとも10倍以上に定め
    られる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記光源の発光波長帯域は、該感光体膜
    の吸光度特性に於ける最大吸光度の半値幅以上の吸光度
    を示す波長帯域に含まれる請求項1に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記光源の発光波長帯域は、該感光体膜
    の吸光度特性に於ける最大吸光度の半値幅以上の吸光度
    を示す波長帯域を含む請求項1に記載の画像形成装置。
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