JPH0715207Y2 - 誘電体共振器装置 - Google Patents

誘電体共振器装置

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JPH0715207Y2
JPH0715207Y2 JP1988167162U JP16716288U JPH0715207Y2 JP H0715207 Y2 JPH0715207 Y2 JP H0715207Y2 JP 1988167162 U JP1988167162 U JP 1988167162U JP 16716288 U JP16716288 U JP 16716288U JP H0715207 Y2 JPH0715207 Y2 JP H0715207Y2
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JP
Japan
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dielectric
dielectric resonator
metal pin
external coupling
insulating plate
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JP1988167162U
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JPH0288306U (ja
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康治 斎藤
誠 川島
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば誘電体フィルタの共振素子等として
用いられる誘電体共振器装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図は従来の誘電体共振器装置の一例を示す分解斜視
図であり、第4図は第3図中の誘電体共振器を示す平面
図であり、第5図は第3図中の外部結合用端子を示す平
面図である。
この例の誘電体共振器2は、主として第4図を参照し
て、直方体状の誘電体ブロック21に二つの貫通孔22を並
設し、かつ各貫通孔22の内面に内導体23を、誘電体ブロ
ック21の開放端面Sを除く外側面に外導体24をそれぞれ
設けて2段の共振ユニットを構成し、更に両共振ユニッ
ト間の結合を得るために空洞25を設けて成る。
またこの例の外部結合用端子4は、主として第5図を参
照して、樹脂等から成りフランジ部42を有する円柱状の
誘電体41中に、フランジ部44を有する金属ピン43を圧入
やインサートモールド等によって埋設して成る。誘電体
41中の金属ピン43には、それを抜けにくくするために、
通常はこの例のようにスパイラル溝45が設けられてい
る。
そしてこのような外部結合用端子4を、第3図に示すよ
うに、上記のような誘電体共振器2の各貫通孔22に開放
端面S側から挿入(圧入)して、その内導体23と金属ピ
ン43との間を静電容量によって結合させて入出力用に供
するようにしている。
更に、その外側から、誘電体共振器2を回路基板等に取
り付けるための断面コ字状の取付金具6を被せて、それ
と誘電体共振器2の外導体24とを半田付けによって固着
している。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような外部結合用端子4では、誘電体41中に埋設
されている金属ピン43の長さが長いものは特に問題は無
いが、誘電体共振器2との結合容量を小さくするために
誘電体41中に埋設されている金属ピン43の長さを短くし
たものもあり、そのようなものの場合、金属ピン43に対
する半田付け等の熱によって誘電体41に溶解や変形が起
きると、金属ピン43がぐらついたり抜けたりすることが
あるという問題がある。
そこでこの考案は、このような金属ピンのぐらつきや抜
けを防止することができるようにした誘電体共振器装置
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案の誘電体共振器装置
は、前述したような取付金具と外部結合用端子との間
に、金属ピンが通る穴または切込みを有する絶縁板を設
け、取付金具によってこの絶縁板を押さえて当該絶縁板
で外部結合端子の金属ピンのフランジ部を外側から押さ
えていることを特徴とする。
〔作用〕
上記構造によれば、外部結合用端子の金属ピンのフラン
ジ部が、当該端子の誘電体のフランジ部と絶縁板との間
に挟まれた格好になり、それによって金属ピンのぐらつ
きや抜けが防止される。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例に係る誘電体共振器装置を
示す分解斜視図であり、第2図は第1図の誘電体共振器
装置の外部結合用端子回りを拡大して部分的に示す平面
図である。第3図ないし第5図と同等部分には同一符号
を付し、以下においては従来例との相違点を主に説明す
る。
この実施例においては、前述したような誘電体共振器2
の各貫通孔22にそれぞれ挿入された外部結合用端子4の
金属ピン43に対応する位置にそれが通る穴81を有する絶
縁板8を用意してこれを両外部結合用端子4に外側から
被せ、更にその外側から取付金具6を被せてそれを誘電
体共振器2の外導体24に半田付け等によって固着してお
り、それによって絶縁板8で両外部結合用端子4の金属
ピン43のフランジ部44を外側から押さえるようにしてい
る。
従って、各外部結合用端子4の金属ピン43のフランジ部
44は、第2図に示すように、その誘電体41のフランジ部
42と絶縁板8との間に前後から挟まれた格好になってい
る。
従って、誘電体41中に埋設された金属ピン43の長さが長
い場合は勿論のこと、その長さが短い場合でも、半田付
け等の熱によって誘電体41に溶解や変形が起きても、金
属ピン43のぐらつきや抜けが防止される。従って製品の
信頼性が向上する。
また、金属ピン43のぐらつきが防止されることによって
結合容量の変化が無くなるので、電気的特性も安定す
る。またその結果、後の検査工程等が楽になる等によっ
て量産性も向上する。
また、上記構造では絶縁板8で構造的に金属ピン43を支
えるようにしていて、絶縁板8と金属ピン43との間には
半田付け等の工程を施す必要が無いので、組立も簡単で
ある。
尚、外部結合用端子4の誘電体41が樹脂から成る場合に
上記のような構造を採るのが好適であるが、勿論、誘電
体41がそれ以外の誘電体セラミックス等から成っていて
も良い。
また、絶縁板8には、上記のような穴81を設ける代わり
に、それに相当する切込みのようなものを設けても良
い。
また、誘電体共振器2に設ける貫通孔22の数、ひいては
そこに挿入する外部結合用端子4の数は上記例のような
2個に限られるものではなく、3個以上でも良く、帯域
除去フィルタとして用いる場合は1個でも良い。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、外部結合用端子の金属
ピンのフランジ部が、当該端子の誘電体のフランジ部と
絶縁板との間に前後から挟まれた格好になるので、誘電
体中に埋設された金属ピンの長さが長い場合は勿論のこ
と、その長さが短い場合でも、半田付け等の熱によって
誘電体に溶解や変形が起きても、金属ピンのぐらつきや
抜けが防止される。従って当該誘電体共振器装置の信頼
性が向上する。
また、金属ピンのぐらつきが防止されることによって結
合容量の変化が無くなるので、当該誘電体共振器装置の
電気的特性も安定する。またその結果、後の検査工程等
が楽になる等によって量産性も向上する。
また、絶縁板で構造的に金属ピンを支えるようにしてい
て、絶縁板と金属ピンとの間には半田付け等の工程を施
す必要がないので、組立も簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例に係る誘電体共振器装置
を示す分解斜視図である。第2図は、第1図の誘電体共
振器装置の外部結合用端子回りを拡大して部分的に示す
平面図である。第3図は、従来の誘電体共振器装置の一
例を示す分解斜視図である。第4図は、第3図中の誘電
体共振器を示す平面図である。第5図は、第3図中の外
部結合用端子を示す平面図である。 2……誘電体共振器、4……外部結合用端子、41……誘
電体、42……フランジ部、43……金属ピン、44……フラ
ンジ部、6……取付金具、8……絶縁板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通孔を有する誘電体ブロックの外側面お
    よび貫通孔の内面に導体をそれぞれ設けて成る誘電体共
    振器の貫通孔に、フランジ部を有する誘電体中にフラン
    ジ部を有する金属ピンを埋設して成る外部結合用端子を
    挿入し、更にその外側から誘電体共振器を基板に取り付
    けるための取付金具を被せた構造の誘電体共振器装置に
    おいて、前記取付金具と外部結合用端子との間に、金属
    ピンが通る穴または切込みを有する絶縁板を設け、取付
    金具によってこの絶縁板を押さえて当該絶縁板で外部結
    合用端子の金属ピンのフランジ部を外側から押さえてい
    ることを特徴とする誘電体共振器装置。
JP1988167162U 1988-12-24 1988-12-24 誘電体共振器装置 Expired - Lifetime JPH0715207Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0288306U JPH0288306U (ja) 1990-07-12
JPH0715207Y2 true JPH0715207Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31455209

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0411362Y2 (ja) * 1985-02-28 1992-03-23
JPH0624282B2 (ja) * 1986-07-16 1994-03-30 株式会社村田製作所 フイルタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0288306U (ja) 1990-07-12

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