JPH0715167Y2 - 容 器 - Google Patents

容 器

Info

Publication number
JPH0715167Y2
JPH0715167Y2 JP1988064176U JP6417688U JPH0715167Y2 JP H0715167 Y2 JPH0715167 Y2 JP H0715167Y2 JP 1988064176 U JP1988064176 U JP 1988064176U JP 6417688 U JP6417688 U JP 6417688U JP H0715167 Y2 JPH0715167 Y2 JP H0715167Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
step plate
container
plate
ventilation hole
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988064176U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01167082U (ja
Inventor
和彦 阿部
Original Assignee
株式会社カンセイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社カンセイ filed Critical 株式会社カンセイ
Priority to JP1988064176U priority Critical patent/JPH0715167Y2/ja
Publication of JPH01167082U publication Critical patent/JPH01167082U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0715167Y2 publication Critical patent/JPH0715167Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば自動車に設備されるリレーあるいはヒ
ューズ等の電子部品を収納するために使用される容易の
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種の容器構造として、例えば第5図に示すよう
なものがある(実開昭58−25750号参照)。この容器1
は、例えば不図示のリレーやヒューズ等の電子部品を収
容するための合成樹脂製の収容部材2と、この収容部材
2の底面開口部を閉塞するための合成樹脂製の底蓋3と
からなっており、さらにこの底蓋3には、収容部材2に
設けた係止爪4と係止し得る係止舌片5を設けて、この
底蓋3が収容部2の開口部に着脱可能に取付けられるも
のであると共に、その底蓋3には収容部材2内に収容し
た電子部品から発生する熱を容器1の外部へ逃がすため
の通気孔6が穿設されているものである。
しかしながら、このような従来構造の容器1における底
蓋3にあっては、排熱用の通気孔6が設けられているた
めに、この容器1を例えば自動車のエンジンルーム等に
設置した場合には、そのエンジンルーム内の洗浄時にお
いて、発生する飛水が上記の通気孔6を経て容器1内に
侵入し、収容部材2内に収容されている電子部品が濡れ
て腐食、短絡等の不具合を生じるといった問題点があっ
た。そこで、このような問題点を解消するものとして、
第6図に示すように容器1の底蓋3に穿設した通気孔6
上に跨って、その通気孔6から容器内へ飛散する洗浄水
等が侵入されることを防止するための段差板7が設けら
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、このような形状の段差板7にあっては、第7
図に示す如く、その段差板7の幅aが、通気孔6の開口
幅bよりも狭まく形成されているために、その段差板7
の側部と、通気孔6との間に形成される隙間cによっ
て、例えば第7図に示すように、斜め方向Aから侵入す
る水滴を阻止することができないものであった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はかかることに鑑みてなされたもので、透孔に跨
って形成される段差板に、容器内方へ向って起立される
跳返板を一体形成せしめることにより、飛水の侵入を有
効に防止することができる容器を提供することにある。
〔実施例〕
以下に本考案を第1図乃至第4図に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。
第1図及び第2図は、この考案の第1実施例を示し、同
図において、11は本実施例の合成樹脂製の底蓋であっ
て、この底蓋11は従来例で述べたと同様の収容部材2の
下側開口部に、図示省略の係止爪、係止舌片等を介して
係止保持されるものである。この実施例における底蓋11
には、長方形である排熱用の通気孔12が適宜間隔で形成
されている。これらの通気孔12の外側には、その通機孔
12の孔幅と等しい幅に形成され、しかもその通気孔12の
孔軸方向に若干の間隙13を隔てて位置される段差板14が
突設状態で一体形成されている。さらにこの段差板14の
内側面中央には、その段差板14から直交方向に起立させ
て一体成形されている跳返板15が設けられている。
従って、リレー、ヒューズ等の電気部品が発する熱は、
通気孔12を通り、次いで、通気孔12と前記段差板14との
間に設けられた間隔13を通ってから収容部材2の外部へ
と排出されると共に、外気が熱とは逆に間隔13、次いで
通気孔12を通って収容部材2の内部へ導入される。その
結果、外気によって電気部品が冷却されその発熱による
影響を防止できる。
その一方、通気孔12から収容部材2内へ侵入しようとす
る飛水については、通気孔12にそれと直交方向に侵入し
て来る飛水は、前記段差板14によって前記通気孔12内へ
の侵入が阻止され、また前記通気孔12と前記段差板14と
の間に設けられた前記間隔13を通って前記通気孔12内へ
の侵入して来る飛水は、前記跳返板15によって前記通気
孔12内への侵入が阻止される。
従って、収容部材2内に、その外部から前記通気孔を通
って侵入しようとする飛水は、前記段差板14と前記跳返
板15とによって侵入を阻止されるから、収容部材2内に
収容される電気部品に飛水が付着する恐れはない。
第3図は、この第2実施例を示し、この実施例は、底蓋
11の内側に突設される段差板14を設けると共に、この段
差板14の外側面中央に、その段差板14より直交方向でし
かも底蓋11の外底面11′より外方へ突出する跳返板15が
一体形成されているものである。
この第2実施例においても、第1、2図に示す第1実施
例と同様にしてそれと同様の効果を奏するものである。
第4図は、この考案の第3実施例を示し、この実施例
は、底蓋11に円形の排熱用の通気孔12を設けると共に、
この通機孔12の内側に、該通気孔12と略同径の円形段差
板14を、設けると共に、その段差板14は、平面略十字状
に形成され、しかも底蓋11の外側面より外方へ突出され
る跳返板15と一体に形成されているものである。
第4図に示す第3実施例においても、第1、2図に示す
第1実施例と同様にしてそれと同様の効果を奏するもの
である。
〔考案の効果〕
この考案は、前記のようであって、リレー、ヒューズ等
の電気部品を収容し、かつ全体が合成樹脂材料からなる
収容体の底部に、その内部の熱を放出する通気孔12を設
けるとともに、この通気孔12とほぼ大きさが等しく、か
つそれとの間に間隔13を隔ててほぼ平行に延びる段差板
14を一体に設け、この段差板14にそれより起立して前記
通気孔12内に張り出し、かつ前記段差板14と相俟って飛
水を跳ね返す跳返板15を一体に設けたので、前記電気部
品から発生する熱は、前記通気孔を通り、次いで、前記
通気孔と前記段差板との間に設けられた間隔を通って前
記収容体の外部へと排出されると共に、外気が熱とは逆
に前記間隔、及び前記通気孔を通って前記収容体の内部
へと導入されることとなる。これにより、前記電気部品
から発生する熱が、前記収容体からその外部に円滑に放
出され、同時に前記収容体内に導入される外気により前
記電気部品は冷却されその発熱による影響を防止でき
る。
また、一方、前記収容体内にその外部から前記通気孔を
通って侵入しようとする飛水については、前記通気孔に
それと直交方向に侵入して来る飛水は、前記段差板によ
って前記通気孔内への侵入が阻止され、また前記通気孔
と前記段差板との間に設けられた前記間隔を通って前記
通気孔内への侵入して来る飛水は、前記跳返板によって
前記溶体の内部への侵入が阻止される。
従って、前記収容体内にその外部から前記通気孔を通っ
て侵入しようとする飛水は、前記段差板と前記跳返板と
によって侵入を阻止されるから、前記収容体内に収容さ
れる電気部品に水が付着することがない。
さらに、前記収容体は、その全体が合成樹脂材料からな
るので、前記通気孔、前記段差板、及び前記跳返板を前
記収容体の成形と同時に成形できるから、前記段差板、
及び前記跳返板を前記収容体に装着するにあたって、螺
着や接着等の特別な装着作業を必要とせず、極めて経済
的な製品を提供できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の第1実施例の一部切欠斜視図、第
2図は、同上の断面図、第3図は、この考案の第2実施
例の断面図、第4図は、この考案の第3実施例の一部切
欠斜視図、第5図は従来例の斜視図、、第6図、及び第
7図は、その他の従来例の斜視図とその断面図である。 11……底蓋、11′……外底面 12……通気孔、13……間隙 14……段差板、15……跳返板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リレー、ヒューズ等の電気部品を収容し、
    かつ全体が合成樹脂材料からなる収容体の底部に、その
    内部の熱を放出する通気孔(12)を設けるとともに、こ
    の通気孔(12)とほぼ大きさが等しく、かつそれとの間
    に間隔(13)を隔ててほぼ平行に延びる段差板(14)を
    一体に設け、この段差板(14)にそれより起立して前記
    通気孔(12)内に張り出し、かつ前記段差板(14)と相
    俟って飛水を跳ね返す跳返板(15)を一体に設けたこと
    を特徴とする容器。
JP1988064176U 1988-05-16 1988-05-16 容 器 Expired - Lifetime JPH0715167Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988064176U JPH0715167Y2 (ja) 1988-05-16 1988-05-16 容 器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988064176U JPH0715167Y2 (ja) 1988-05-16 1988-05-16 容 器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01167082U JPH01167082U (ja) 1989-11-22
JPH0715167Y2 true JPH0715167Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31289656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988064176U Expired - Lifetime JPH0715167Y2 (ja) 1988-05-16 1988-05-16 容 器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0715167Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4755027B2 (ja) * 2006-06-14 2011-08-24 矢崎総業株式会社 電気接続箱の排水構造
CN112690045B (zh) * 2018-09-21 2022-09-27 三菱电机株式会社 电子设备壳体的通气机构

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5778685U (ja) * 1980-10-30 1982-05-15
JPS62149897U (ja) * 1986-03-14 1987-09-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01167082U (ja) 1989-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7978459B2 (en) Electrical junction box
JP3463632B2 (ja) 電気接続箱
CN109565943B (zh) 电气设备及电气设备系统
JPH0715167Y2 (ja) 容 器
JP4199042B2 (ja) 電気接続箱の防水構造
WO2017213144A1 (ja) 基板ユニット
JPH11252747A (ja) 自動車用ワイヤハーネスの接続部の保持構造
JP3748328B2 (ja) センサ
US6635823B2 (en) Cover for preventing water from entering a junction block
JP7264002B2 (ja) 電気接続箱
US10462914B2 (en) Cover structure and electric connection box
JPH1127827A (ja) 電気接続箱
JPH0652326U (ja) 電気接続箱の水抜き構造
JP2000092652A (ja) 電気接続箱
JPS6221864Y2 (ja)
JPH10322848A (ja) 自動車のエンジンルーム内に搭載する電気接続箱
JPH073791Y2 (ja) 電気接続箱
JP3119146B2 (ja) 電子制御ユニットの収容箱の排水構造
JP4218180B2 (ja) パワー素子の冷却装置
JP6996986B2 (ja) 筐体および電気接続箱
JPH0974641A (ja) 電子制御ユニットの収容箱
JPH08130817A (ja) 電気接続箱のルーバー取り付け構造
JP2593669Y2 (ja) ハーネスカバー
JP7152141B2 (ja) 電気接続箱及びワイヤハーネス
JPH0936559A (ja) 電気接続箱