JPH07151595A - 基本波ピッチ抽出回路 - Google Patents

基本波ピッチ抽出回路

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JPH07151595A
JPH07151595A JP32588993A JP32588993A JPH07151595A JP H07151595 A JPH07151595 A JP H07151595A JP 32588993 A JP32588993 A JP 32588993A JP 32588993 A JP32588993 A JP 32588993A JP H07151595 A JPH07151595 A JP H07151595A
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JP
Japan
Prior art keywords
fundamental wave
output
operational amplifier
voltage
diode
Prior art date
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Application number
JP32588993A
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English (en)
Inventor
Takafumi Oosumi
墨 能 文 大
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高調波成分を含む信号の中から基本波成分の
ピッチを抽出する基本波ピッチ抽出回路をコンパレータ
を用いずに構成する。 【構成】 入力信号(原音信号)は、オペアンプ50の
非反転入力端に入力される。オペアンプ50の出力はダ
イオード52を介してオペアンプ50の反転入力端に帰
還されている。ダイオード52の出力側には、抵抗5
4,56による抵抗分圧回路が接続されている。抵抗5
6の一端は接地され、抵抗56の両端の電圧がコンデン
サ58に印加されている。オペアンプ50の出力が基本
波ピッチ抽出信号として出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、信号に含まれる基本
波のピッチを抽出する回路に関し、従来のものに比べて
構成を簡略化したものである。
【0002】
【従来の技術】基本波ピッチ抽出回路は、例えば音楽信
号に含まれる基本波ピッチを検出してエフェクト音を生
成する場合等に利用される。図2はその一例を示したも
ので、入力される原音信号から基本波ピッチ抽出回路1
0で基本波ピッチを抽出し、オクターブ変換回路12で
基本波ピッチの1オクターブ下の音を生成し、これをエ
フェクト音として加算器14で原音信号と合成すること
により、ユニゾン効果を得るようにしたものである。
【0003】従来の基本波ピッチ抽出回路を図3に示
す。入力信号(原音信号)は、コンデンサ16で直流成
分が除去された後、抵抗18で(1/2)・Vccシフ
トされる。そして、抵抗20,22およびコンデンサ2
4からなるローパスフィルタで高域がカットされて、オ
ペアンプ26の非反転入力端に入力される。
【0004】オペアンプ26は、ダイオード28、抵抗
30,32およびコンデンサ34とともにピークホール
ド回路35を構成する。すなわち、オペアンプ26の出
力はダイオード28を介してオペアンプ26の反転入力
端に帰還されている。ダイオード28の出力側には、抵
抗30,32による抵抗分圧回路が接続され(例えば、
抵抗30=1kΩ、抵抗32=1MΩ)、抵抗30,3
2の接続点の電圧がコンデンサ34に印加されている。
コンデンサ34の電圧は、コンパレータ36の一方入力
端に入力される。コンパレータ36の他方入力端には入
力信号がそのまま入力され、コンパレータ36は両入力
レベルを比較して、入力信号レベルがコンデンサ34の
ホールドレベルよりも大きいときは“1”を出力し、逆
のときは“0”を出力する。この比較結果は基本波ピッ
チ抽出信号として出力される。
【0005】図3にA,B,Cで示した各部の波形を図
4に示す。入力信号Aは、ピッチ(周期)Pの基本波に
高調波成分を含んだ信号である。基本波が増大している
期間では、入力信号Aが増大するので、ダイオード28
が導通してオペアンプ26はボルテージフォロワとし動
作し、ダイオード28の出力には、入力信号がそのまま
現われる。このときダイオード28の出力と電源電圧
(1/2)・Vcc間の電圧は、抵抗30,32で分圧
されて、コンデンサ34は、抵抗30,32の接続点の
電圧により入力信号レベルよりもやや低い値に充電され
る。したがって、このときコンパレータ36からは
“1”が出力される。
【0006】基本波が上側のピークに達した後減少する
期間では、入力信号レベルは減少するが、コンデンサ3
4に蓄えられた電荷は抵抗32を介して徐々にしか放電
されないので、入力信号レベルはコンデンサ34の電圧
に近づいていく。そして、入力信号レベルがコンデンサ
34の電圧よりも低くなると、オペアンプ26の出力は
一気にアースレベルまで落ち、ダイオード28はカット
オフする。このとき、コンパレータ36の出力は“0”
となる。再び基本波が増大のサイクルに転じると入力信
号レベルがコンデンサ34の電圧よりも高くなるので、
コンパレータ36の出力は“1”となる。このようにし
て、コンパレータ36からは、高調波を含んだ複雑な音
楽信号の中の基本波の周期のみに対応したピッチでパル
ス信号が出力される(図4の波形C)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記図3の基本波ピッ
チ抽出回路38では、ピークホールド回路35とコンパ
レータ36が必要であり、構成が複雑となる欠点があっ
た。
【0008】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、構成を簡略化した基本波ピッチ抽出回路
を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力信号を
オペアンプの非反転入力端に入力し、当該オペアンプの
出力信号をダイオードを介してその反転入力端に帰還
し、前記ダイオードの出力側には当該ダイオードの出力
電圧を分圧する抵抗分圧回路と、この抵抗分圧された電
圧により充電され前記ダイオードの出力電圧が低下した
時に当該充電された電荷を前記抵抗分圧回路の分圧抵抗
を介して徐々に放電するコンデンサを接続してなり、前
記オペアンプの出力端から前記入力信号の基本波ピッチ
に相当する周期で信号が出力されることを特徴とするも
のである。
【0010】
【作用】この発明によれば、オペアンプから基本波の周
期に対応したピッチで信号が出力されるので、後段にコ
ンパレータを配することなく基本波ピッチを抽出するこ
とができ、基本波ピッチ抽出回路の構成を簡略化するこ
とができる。
【0011】
【実施例】この発明の一実施例を図1に示す。図1の基
本波ピッチ抽出回路40において、入力信号(原音信
号)は、コンデンサ46で直流成分が除去された後、抵
抗48で(1/2)・Vccシフトされる。そして、抵
抗47,49およびコンデンサ51からなるローパスフ
ィルタ(カットオフ周波数は例えば1kHz )で高域がカ
ットされて、オペアンプ50の非反転入力端に入力され
る。
【0012】オペアンプ50の出力はダイオード52を
介してオペアンプ50の反転入力端に帰還される。ダイ
オード52の出力側には、抵抗54,56による抵抗分
圧回路が接続されている。抵抗54,56は例えば1k
Ω,1MΩにそれぞれ設定されている。抵抗56の一端
は接地され、抵抗56の両端の電圧がコンデンサ58に
印加されている。オペアンプ50の出力が基本波ピッチ
抽出信号として出力される。
【0013】図1にA,B,Cで示した各部の波形を図
5に示す。入力信号Aは、ピッチ(周期)Pの基本波に
高調波成分を含んだ信号である。基本波が増大している
期間では、入力信号Aが増大するので、ダイオード52
が導通してオペアンプ50はボルテージフォロワとし動
作し、ダイオード52の出力には、入力信号がそのまま
現われる。したがって、このとき入力信号波形が基本波
ピッチ抽出信号として出力される。このときダイオード
52の出力電圧は、抵抗54,56で分圧されて、コン
デンサ34は、抵抗56の両端の電圧により入力信号レ
ベルよりもやや低い値に充電される。
【0014】基本波が上側のピークに達した後減少する
期間では、入力信号レベルは減少するが、コンデンサ5
8に蓄えられた電荷は抵抗56を介して徐々にしか放電
されないので、入力信号レベルはコンデンサ56の電圧
に近づいていく。そして、入力信号レベルがコンデンサ
56の電圧よりも低くなると、オペアンプ50の出力は
一気にアースレベルまで落ち、ダイオード52はカット
オフする。したがって、このときアースレベルが基本波
ピッチ抽出信号として出力される。再び基本波が増大の
サイクルに転じると入力信号レベルがコンデンサ58の
電圧よりも高くなるので、オペアンプ50からは入力信
号波形が出力される。このようにして、オペアンプ50
からは、高調波を含んだ複雑な音楽信号の中の基本波の
周期のみに対応したピッチでパルス信号が出力される
(図5の波形C)。
【0015】
【変更例】前記実施例では、この発明を音楽信号中の基
本波ピッチを抽出するのに用いた場合について示した
が、他の信号、例えばノイズ成分を多く含む計測信号等
から基本波ピッチを抽出する場合などにも利用すること
ができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
オペアンプから基本波の周期に対応したピッチで信号が
出力されるので、後段にコンパレータを配することなく
基本波ピッチを抽出することができ、基本波ピッチ抽出
回路の構成を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】 基本波ピッチ抽出回路を用いた装置の一例と
して、エフェクタを示すブロック図である。
【図3】 従来の基本波ピッチ抽出回路を示す回路図で
ある。
【図4】 図3の回路の各部の波形図である。
【図5】 図1の回路の各部の波形図である。
【符号の説明】
40 基本波ピッチ抽出回路 50 オペアンプ 52 ダイオード 54,56 抵抗分圧回路 58 コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号をオペアンプの非反転入力端に入
    力し、 当該オペアンプの出力信号をダイオードを介してその反
    転入力端に帰還し、 前記ダイオードの出力側には当該ダイオードの出力電圧
    を分圧する抵抗分圧回路と、この抵抗分圧された電圧に
    より充電され前記ダイオードの出力電圧が低下した時に
    当該充電された電荷を前記抵抗分圧回路の分圧抵抗を介
    して徐々に放電するコンデンサを接続してなり、 前記オペアンプの出力端から前記入力信号の基本波ピッ
    チに相当する周期で信号が出力されることを特徴とする
    基本波ピッチ抽出回路。
JP32588993A 1993-11-30 1993-11-30 基本波ピッチ抽出回路 Pending JPH07151595A (ja)

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JP32588993A JPH07151595A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 基本波ピッチ抽出回路

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JPH07151595A true JPH07151595A (ja) 1995-06-16

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JP32588993A Pending JPH07151595A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 基本波ピッチ抽出回路

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