JPH065286B2 - ゲーテッド・インテグレータ - Google Patents
ゲーテッド・インテグレータInfo
- Publication number
- JPH065286B2 JPH065286B2 JP28370788A JP28370788A JPH065286B2 JP H065286 B2 JPH065286 B2 JP H065286B2 JP 28370788 A JP28370788 A JP 28370788A JP 28370788 A JP28370788 A JP 28370788A JP H065286 B2 JPH065286 B2 JP H065286B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- voltage
- switch
- operational amplifier
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
- Measurement Of Radiation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、放射線測定器等に使用するゲーテッド・イン
テグレータに係わり、特に積分を実行しない間は任意の
希望電圧を出力するようにしたゲーテッド・インテグレ
ータに関する。
テグレータに係わり、特に積分を実行しない間は任意の
希望電圧を出力するようにしたゲーテッド・インテグレ
ータに関する。
「従来の技術」 周知のように、放射線の発生状況は、不定期的であり確
率的である。かかる性質を持つ放射線を測定するには、
パルス状に発生する放射線をパルス信号に信号変換し、
更にただ1つのパルス信号を捉えて積分して放射線エネ
ルギを測定する。このようにただ1つのパルス信号を捉
える場合に使用されるのが、ゲーテッド・インテグレー
タである。
率的である。かかる性質を持つ放射線を測定するには、
パルス状に発生する放射線をパルス信号に信号変換し、
更にただ1つのパルス信号を捉えて積分して放射線エネ
ルギを測定する。このようにただ1つのパルス信号を捉
える場合に使用されるのが、ゲーテッド・インテグレー
タである。
第3図に示したのは、従来のゲーテッド・インテグレー
タの一例を示す電気回路図である。すなわち、オペアン
プ101の入力端と出力端との間には、積分用のコンデ
ンサ102とオンオフ制御用のスイッチ103との並列
回路が挿入されている。オペアンプ101の入力端には
パルス状の放射線を電流変換したパルス電流iinが入力
し、このパルス電流はスイッチ103がオフ(開状態)
のときにはコンデンサ102に積分される。
タの一例を示す電気回路図である。すなわち、オペアン
プ101の入力端と出力端との間には、積分用のコンデ
ンサ102とオンオフ制御用のスイッチ103との並列
回路が挿入されている。オペアンプ101の入力端には
パルス状の放射線を電流変換したパルス電流iinが入力
し、このパルス電流はスイッチ103がオフ(開状態)
のときにはコンデンサ102に積分される。
なお、スイッチ103は、例えば放射線測定器のパイル
アップリジェクタ(後続パルスの入力を拒絶するための
回路)等に設けられていて、ゲート化することにより測
定せんとするただ1つのパルス電流を時間tで挟み込む
ようにしたものである(第2図a参照)。
アップリジェクタ(後続パルスの入力を拒絶するための
回路)等に設けられていて、ゲート化することにより測
定せんとするただ1つのパルス電流を時間tで挟み込む
ようにしたものである(第2図a参照)。
ところで、第4図に示すように、スイッチ103がオン
(閉状態)のときの出力電圧を“任意の出力電圧”とす
るためには、オペアンプ101の正入力端(+)に“任
意の入力電圧vr”を与えることにより実現可能である
(イマジナリショート)。また、スイッチ103がオフ
のときの出力電圧は入力パルス電流の積分電圧となる。
つまり、この第4図に示した回路構成では、スイッチ1
03をオンした場合には、出力電圧は任意の出力電圧v
rとすることができる。
(閉状態)のときの出力電圧を“任意の出力電圧”とす
るためには、オペアンプ101の正入力端(+)に“任
意の入力電圧vr”を与えることにより実現可能である
(イマジナリショート)。また、スイッチ103がオフ
のときの出力電圧は入力パルス電流の積分電圧となる。
つまり、この第4図に示した回路構成では、スイッチ1
03をオンした場合には、出力電圧は任意の出力電圧v
rとすることができる。
「発明が解決しようとする課題」 しかし、現実のゲーテッド・インテグレータは、第5図
に示すような回路構成で使用されるのが一般的である。
すなわち、前段(図示せず)の出力電圧viを抵抗10
4によって電流に変換するようにしている。
に示すような回路構成で使用されるのが一般的である。
すなわち、前段(図示せず)の出力電圧viを抵抗10
4によって電流に変換するようにしている。
ここで、第4図と第5図とを比較する。第4図の場合
は、任意の入力電圧vrと入力電流iinとは互いに独立
であり、前述のようにイマジナリシヨートにより、スイ
ッチ103がオンしているときは出力電圧voは必ず入
力電圧vrと一致する。
は、任意の入力電圧vrと入力電流iinとは互いに独立
であり、前述のようにイマジナリシヨートにより、スイ
ッチ103がオンしているときは出力電圧voは必ず入
力電圧vrと一致する。
しかるに第5図の場合は、オペアンプ101への入力電
流が、入力電圧viと任意の入力電圧vrとの差の電圧に
依存するため、積分結果が任意の入力電圧vrの値に依
存してしまう。その結果、任意の入力電圧vrの値によ
り積分結果(出力電圧vo)が変動してしまうという問
題がある。
流が、入力電圧viと任意の入力電圧vrとの差の電圧に
依存するため、積分結果が任意の入力電圧vrの値に依
存してしまう。その結果、任意の入力電圧vrの値によ
り積分結果(出力電圧vo)が変動してしまうという問
題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その
目的はスイッチがオン状態のときの出力電圧を“任意の
電圧”に設定することができ、かつスイッチがオフ状態
のときには、スイッチを開放する瞬間の電位から積分を
開始することができるゲーテッド・インテグレータを提
供することにある。
目的はスイッチがオン状態のときの出力電圧を“任意の
電圧”に設定することができ、かつスイッチがオフ状態
のときには、スイッチを開放する瞬間の電位から積分を
開始することができるゲーテッド・インテグレータを提
供することにある。
「課題を解決するための手段」 本発明は、一方の入力端は放射線等のパルス電流が入力
する端子およびオンオフ制御用スイッチの一端に接続さ
れると共に、積分用コンデンサを介して出力端に接続さ
れ、他方の入力端は接地された第1の演算増幅器と、一
方の入力端は任意の可変電圧が入力する端子に接続さ
れ、他方の入力端は第1の演算増幅器の出力端に接続さ
れていて、出力端はオンオフ制御用のスイッチの他端に
接続された第2の演算増幅器とをゲーテッド・インテグ
レータに具備させたものである。
する端子およびオンオフ制御用スイッチの一端に接続さ
れると共に、積分用コンデンサを介して出力端に接続さ
れ、他方の入力端は接地された第1の演算増幅器と、一
方の入力端は任意の可変電圧が入力する端子に接続さ
れ、他方の入力端は第1の演算増幅器の出力端に接続さ
れていて、出力端はオンオフ制御用のスイッチの他端に
接続された第2の演算増幅器とをゲーテッド・インテグ
レータに具備させたものである。
このようにすると、スイッチが“オン状態”のときには
任意の設定電圧を出力させることができ、“オフ状態”
のときはスイッチをオフにした瞬間からの入力電流の積
分値を出力させることができる。
任意の設定電圧を出力させることができ、“オフ状態”
のときはスイッチをオフにした瞬間からの入力電流の積
分値を出力させることができる。
「実施例」 次に、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は、本発明のゲーテッド・インテグレータの一実
施例を示す電気回路図である。
施例を示す電気回路図である。
図示のように、第1のオペアンプ(演算増幅器)101
の負入力端(−)と出力端との間には積分用のコンデン
サ102が接続されており、更にオンオフ制御用のスイ
ッチ103の一端が接続されると共に、放射線を電流変
換した入力電流が供給される端子が接続されている。第
1のオペアンプ101の正入力端(+)は接地されてい
る。
の負入力端(−)と出力端との間には積分用のコンデン
サ102が接続されており、更にオンオフ制御用のスイ
ッチ103の一端が接続されると共に、放射線を電流変
換した入力電流が供給される端子が接続されている。第
1のオペアンプ101の正入力端(+)は接地されてい
る。
スイッチ103の他端は電圧を電流に変換するための抵
抗2を介して第2のオペアンプ1の出力端に接続されて
いる。第2のオペアンプ1の負入力端には、任意の入力
電圧vrが供給されるようになっており、正入力端は第
1のオペアンプ101の出力端に接続されている。
抗2を介して第2のオペアンプ1の出力端に接続されて
いる。第2のオペアンプ1の負入力端には、任意の入力
電圧vrが供給されるようになっており、正入力端は第
1のオペアンプ101の出力端に接続されている。
このように構成されているゲーテッド・インテグレータ
の動作を第2図に示す動作波形図によって説明する。
の動作を第2図に示す動作波形図によって説明する。
スイッチ103がオフ状態のときには、入力電流iinは
コンデンサ102に蓄積され、出力電圧voには入力電
流の積分結果が出力する。すなわち、図において、第1
の入力パルス電流3aが入力する前後の時間tの間だけ
スイッチ103がオフになり、第1の入力パルス電流3
aはコンデンサ102に蓄積されて、第1の出力電圧4
aが出力する。
コンデンサ102に蓄積され、出力電圧voには入力電
流の積分結果が出力する。すなわち、図において、第1
の入力パルス電流3aが入力する前後の時間tの間だけ
スイッチ103がオフになり、第1の入力パルス電流3
aはコンデンサ102に蓄積されて、第1の出力電圧4
aが出力する。
また、スイッチ103がオン状態のときには、第1と第
2のオペアンプ101と2によるフィードバック回路が
形成され、出力電圧は任意の入力電圧vrに一致する。
すなわち、第2のオペアンプ1の利得が充分大きい場合
には、第1のオペアンプ101に流れる入力端子からの
入力電流(例えば第2のパルス電流3b)は圧縮され、
出力電圧としては出てこない。
2のオペアンプ101と2によるフィードバック回路が
形成され、出力電圧は任意の入力電圧vrに一致する。
すなわち、第2のオペアンプ1の利得が充分大きい場合
には、第1のオペアンプ101に流れる入力端子からの
入力電流(例えば第2のパルス電流3b)は圧縮され、
出力電圧としては出てこない。
つまり、スイッチ103がオン状態の間は、入力してく
るパルス電流には無関係に、任意の入力電圧vrを出力
させることが可能となる。
るパルス電流には無関係に、任意の入力電圧vrを出力
させることが可能となる。
同様に、第3のパルス電流3cが到来するときにもスイ
ッチ103はオフ状態となるので積分された出力電圧4
cが出力する。
ッチ103はオフ状態となるので積分された出力電圧4
cが出力する。
なお、本実施例では任意の入力電圧vrが徐々に上昇し
ていく場合を示しているが、一定値を示す場合あるいは
下降する場合でもよいことはもちろんである。
ていく場合を示しているが、一定値を示す場合あるいは
下降する場合でもよいことはもちろんである。
また、本実施例では第2のオペアンプとして電圧出力型
のものを用いた場合を示したが、電流出力型のものにす
れば、抵抗2を取り除けるのはもちろんである。
のものを用いた場合を示したが、電流出力型のものにす
れば、抵抗2を取り除けるのはもちろんである。
「発明の効果」 以上説明したように本発明によれば、積分をしていない
間は、出力電圧を任意の入力電圧に一致させて出力する
ことが可能となり、かつ、この任意電圧をベースとした
積分結果(出力電圧)を得ることができる。
間は、出力電圧を任意の入力電圧に一致させて出力する
ことが可能となり、かつ、この任意電圧をベースとした
積分結果(出力電圧)を得ることができる。
第1図は本発明の一実施例を示すゲーテッド・インテグ
レータの電気回路図、第2図は本発明の一実施例を示す
ゲーテッド・インテグレータの動作波形図、第3図は従
来のゲーテッド・インテグレータの一例を示す電気回路
図、第4図はオペアンプの負入力端に電流が入力する場
合を示す図、第5図はオペアンプの負入力端に電圧が入
力するとき電流に変換して供給する場合を示す図であ
る。 1……第2のオペアンプ、2……抵抗、 3a,3b,3c……入力パルス電流、 4a,4b……出力電圧、 101……第1のオペアンプ、 102……積分用コンデンサ、 103……オンオフ制御用スイッチ。
レータの電気回路図、第2図は本発明の一実施例を示す
ゲーテッド・インテグレータの動作波形図、第3図は従
来のゲーテッド・インテグレータの一例を示す電気回路
図、第4図はオペアンプの負入力端に電流が入力する場
合を示す図、第5図はオペアンプの負入力端に電圧が入
力するとき電流に変換して供給する場合を示す図であ
る。 1……第2のオペアンプ、2……抵抗、 3a,3b,3c……入力パルス電流、 4a,4b……出力電圧、 101……第1のオペアンプ、 102……積分用コンデンサ、 103……オンオフ制御用スイッチ。
Claims (1)
- 【請求項1】一方の入力端は放射線等のパルス電流が入
力する端子およびオンオフ制御用スイッチの一端に接続
されると共に、積分用コンデンサを介して出力端に接続
され、他方の入力端は接地された第1の演算増幅器と、 一方の入力端は任意の可変電圧が入力する端子に接続さ
れ、他方の入力端は前記第1の演算増幅器の出力端に接
続されていて、出力端は前記オンオフ制御用のスイッチ
の他端に接続された第2の演算増幅器 とを具備したことを特徴とするゲーテッド・インテグレ
ータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28370788A JPH065286B2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | ゲーテッド・インテグレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28370788A JPH065286B2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | ゲーテッド・インテグレータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02130492A JPH02130492A (ja) | 1990-05-18 |
JPH065286B2 true JPH065286B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=17669041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28370788A Expired - Lifetime JPH065286B2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | ゲーテッド・インテグレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065286B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103207313B (zh) * | 2013-04-03 | 2015-12-02 | 苏州工业园区职业技术学院 | 一种特种电压测试系统 |
-
1988
- 1988-11-11 JP JP28370788A patent/JPH065286B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02130492A (ja) | 1990-05-18 |
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