JPH0715154B2 - 塗装後性能に優れたZn―Ni系合金電気めっき鋼板 - Google Patents
塗装後性能に優れたZn―Ni系合金電気めっき鋼板Info
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- JPH0715154B2 JPH0715154B2 JP1016198A JP1619889A JPH0715154B2 JP H0715154 B2 JPH0715154 B2 JP H0715154B2 JP 1016198 A JP1016198 A JP 1016198A JP 1619889 A JP1619889 A JP 1619889A JP H0715154 B2 JPH0715154 B2 JP H0715154B2
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- plating layer
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D5/00—Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
- C25D5/10—Electroplating with more than one layer of the same or of different metals
- C25D5/12—Electroplating with more than one layer of the same or of different metals at least one layer being of nickel or chromium
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、優れた塗装後耐食性を有し、種々の用途例え
ば自動車用防錆鋼板として適用できるZn-Ni系合金電気
めっき鋼板に関するものである。
ば自動車用防錆鋼板として適用できるZn-Ni系合金電気
めっき鋼板に関するものである。
(従来の技術および発明の解決しようとする課題) 寒冷地帯における冬期の道路凍結防止用の散布岩塩によ
って自動車車体が腐食する問題に対して、各種めっき鋼
板の適用が検討,推進されている。中でも、Zn-Ni系合
金電気めっき鋼板は裸耐食性が優れることから、めっき
単独であるいは有機複合めっきの下地めっきとして車体
内面の耐孔あき腐食の向上のために大量に使用されてい
る。また最近では、車体外面の防錆性向上のために、車
体外面に対するめっき鋼板の適用も進められている。
って自動車車体が腐食する問題に対して、各種めっき鋼
板の適用が検討,推進されている。中でも、Zn-Ni系合
金電気めっき鋼板は裸耐食性が優れることから、めっき
単独であるいは有機複合めっきの下地めっきとして車体
内面の耐孔あき腐食の向上のために大量に使用されてい
る。また最近では、車体外面の防錆性向上のために、車
体外面に対するめっき鋼板の適用も進められている。
車体外面の腐食は、道路走行時の自動車に路面から跳ね
上げられた小石や散布岩塩が当たるチッピングと称する
現象によって生じる場合が多い。小石や散布岩塩の衝突
するスピードは、自動車の走行スピードと同じ50〜150k
m/hrで極めて大きな衝撃力である。そのため、車体外面
の塗膜が剥離したり素地鋼板に達する疵が入り腐食の起
点となる。また、その箇所に融雪からの水分や散布岩塩
が作用して腐食は一層促進される。
上げられた小石や散布岩塩が当たるチッピングと称する
現象によって生じる場合が多い。小石や散布岩塩の衝突
するスピードは、自動車の走行スピードと同じ50〜150k
m/hrで極めて大きな衝撃力である。そのため、車体外面
の塗膜が剥離したり素地鋼板に達する疵が入り腐食の起
点となる。また、その箇所に融雪からの水分や散布岩塩
が作用して腐食は一層促進される。
このような車体外面の腐食対策として、例えばZnめっき
鋼板を使用すると、Znめっきの持つ強い犠牲防食作用に
より疵が素地鋼板に達していても鋼板は十分防食される
が、車体外面のように塗装して用いた場合、ブリスター
と称する塗膜の膨れ錆が生じやすい欠点がある。一方、
Zn-Ni系合金電気めっき鋼板の場合には、ブリスターは
生じにくいものの、めっき層の持つ内部応力がZnめっき
よりも高いため、素地に対するめっき密着性がZnめっき
よりも弱いという欠点を持つ。また、自動車車体外面に
はカチオン電着塗装、中塗り塗装、上塗り塗装からなる
3コート塗装を合計で約100μ以上の厚さで行うのが一
般的であり、これらの塗膜の焼き付け時の収縮応力がめ
っき層に作用してめっき密着性を塗装前よりも低下させ
る。さらに、冬期の寒冷地は氷点下に気温が低下するた
め、塗膜の収縮が進み、めっき密着性は一段と低い状態
になる。この状態で前述のチッピングを受けると、Zn-N
i系合金電気めっき鋼板においてはめっき層が剥離して
しまうという重大な欠点がある。したがって、Zn-Ni系
合金電気めっき鋼板を車体外面に適用するためには、チ
ッピングによるめっき剥離という欠点を克服する必要が
ある。また、チッピングによる疵つきは避けられないた
め、塗装後の耐食性や耐水密着性をさらに向上させる必
要がある。
鋼板を使用すると、Znめっきの持つ強い犠牲防食作用に
より疵が素地鋼板に達していても鋼板は十分防食される
が、車体外面のように塗装して用いた場合、ブリスター
と称する塗膜の膨れ錆が生じやすい欠点がある。一方、
Zn-Ni系合金電気めっき鋼板の場合には、ブリスターは
生じにくいものの、めっき層の持つ内部応力がZnめっき
よりも高いため、素地に対するめっき密着性がZnめっき
よりも弱いという欠点を持つ。また、自動車車体外面に
はカチオン電着塗装、中塗り塗装、上塗り塗装からなる
3コート塗装を合計で約100μ以上の厚さで行うのが一
般的であり、これらの塗膜の焼き付け時の収縮応力がめ
っき層に作用してめっき密着性を塗装前よりも低下させ
る。さらに、冬期の寒冷地は氷点下に気温が低下するた
め、塗膜の収縮が進み、めっき密着性は一段と低い状態
になる。この状態で前述のチッピングを受けると、Zn-N
i系合金電気めっき鋼板においてはめっき層が剥離して
しまうという重大な欠点がある。したがって、Zn-Ni系
合金電気めっき鋼板を車体外面に適用するためには、チ
ッピングによるめっき剥離という欠点を克服する必要が
ある。また、チッピングによる疵つきは避けられないた
め、塗装後の耐食性や耐水密着性をさらに向上させる必
要がある。
Zn-Ni系合金電気めっき鋼板の耐チッピング性を向上さ
せる方法としては、特開昭62-227099号公報の如く下層N
iめっき、中層Ni5〜10%のZn-Niめっき、上層Ni10〜30
%のZn-Niめっきからなる積層めっき鋼板とするもの
や、特開昭63-186890号公報の如く微量のZn-Niめっきを
施しこの一部を溶解した後所定量のZn-Niめっきを施す
方法などが開示されている。前者の方法では、低温(氷
点以下)での耐ピッチング性が不足している上に、中層
めっきの電位が上下層めっきに比べて卑であるため、中
層めっきが優先的に腐食しブリスターが発生しやすい。
後者の方法では、やはり耐チッピング性が不十分である
上に、板巾、ラインスピードなどの生産条件の影響によ
り耐チッピング性は安定しない。
せる方法としては、特開昭62-227099号公報の如く下層N
iめっき、中層Ni5〜10%のZn-Niめっき、上層Ni10〜30
%のZn-Niめっきからなる積層めっき鋼板とするもの
や、特開昭63-186890号公報の如く微量のZn-Niめっきを
施しこの一部を溶解した後所定量のZn-Niめっきを施す
方法などが開示されている。前者の方法では、低温(氷
点以下)での耐ピッチング性が不足している上に、中層
めっきの電位が上下層めっきに比べて卑であるため、中
層めっきが優先的に腐食しブリスターが発生しやすい。
後者の方法では、やはり耐チッピング性が不十分である
上に、板巾、ラインスピードなどの生産条件の影響によ
り耐チッピング性は安定しない。
よって、本発明の目的は、Zn-Ni系合金電気めっき鋼板
の塗装後の低温下での耐チッピング性(以下低温チッピ
ング性とする)の向上を中心として、さらには塗装後耐
食性や耐水密着性をも含めた塗装後性能に優れたZn-Ni
系合金電気めっき鋼板を提供することにある。
の塗装後の低温下での耐チッピング性(以下低温チッピ
ング性とする)の向上を中心として、さらには塗装後耐
食性や耐水密着性をも含めた塗装後性能に優れたZn-Ni
系合金電気めっき鋼板を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、自動車用3コート塗装を施したZn-Ni系
合金電気めっき鋼板が、低温下でチッピングを受けても
良好なめっき密着性を得ることを目的として種々実験を
行つた。その結果、鋼板表面に第1めっき層としてFe,N
i,Coのうち1種もしくは2種以上からなるめっきを施
し、その上に第2めっき層としてZn-Ni系合金めっきを
施し、その上に極薄の化成皮膜を介して、第3めっき層
として再度Zn-Ni合金めっきを施すことにより、目的が
達成されることを知見した。また上記構造とすることに
より塗装後耐食性を高めることが可能であり、さらには
第3めっき層中に微量のPbを含有させることにより塗装
後耐食性や耐水密着性を一層高めることを見出した。
合金電気めっき鋼板が、低温下でチッピングを受けても
良好なめっき密着性を得ることを目的として種々実験を
行つた。その結果、鋼板表面に第1めっき層としてFe,N
i,Coのうち1種もしくは2種以上からなるめっきを施
し、その上に第2めっき層としてZn-Ni系合金めっきを
施し、その上に極薄の化成皮膜を介して、第3めっき層
として再度Zn-Ni合金めっきを施すことにより、目的が
達成されることを知見した。また上記構造とすることに
より塗装後耐食性を高めることが可能であり、さらには
第3めっき層中に微量のPbを含有させることにより塗装
後耐食性や耐水密着性を一層高めることを見出した。
本発明は以上の如き知見に基づいてなされたものであ
り、その要旨とするところは、 (1)鋼板表面より、第1めっき層としてFe,Ni,Coのう
ちの1種もしくは2種以上からなるめっき層を0.01〜2g
/m2形成し、第2めっき層としてNiを3〜20重量%含有
するZn-Ni系合金めっきを5〜60g/m2形成し、さらに極
薄の化成皮膜を介して、第3めっき層としてNiを3〜20
重量%およびPbを10〜200ppm含有するZn-Ni系合金めっ
きを1〜5g/m2形成したことを特徴とする塗装後性能に
優れたZn-Ni系合金電気めっき鋼板、 (2)化成皮膜がCr付着量0.1〜100mg/m2のクロメート
皮膜である(1)の塗装後性能に優れたZn-Ni系合金電
気めっき鋼板、 (3)化成皮膜がP付着量0.1〜100mg/m2のりん酸塩皮
膜である(1)の塗装後性能に優れたZn-Ni系合金電気
めっき鋼板、 にある。
り、その要旨とするところは、 (1)鋼板表面より、第1めっき層としてFe,Ni,Coのう
ちの1種もしくは2種以上からなるめっき層を0.01〜2g
/m2形成し、第2めっき層としてNiを3〜20重量%含有
するZn-Ni系合金めっきを5〜60g/m2形成し、さらに極
薄の化成皮膜を介して、第3めっき層としてNiを3〜20
重量%およびPbを10〜200ppm含有するZn-Ni系合金めっ
きを1〜5g/m2形成したことを特徴とする塗装後性能に
優れたZn-Ni系合金電気めっき鋼板、 (2)化成皮膜がCr付着量0.1〜100mg/m2のクロメート
皮膜である(1)の塗装後性能に優れたZn-Ni系合金電
気めっき鋼板、 (3)化成皮膜がP付着量0.1〜100mg/m2のりん酸塩皮
膜である(1)の塗装後性能に優れたZn-Ni系合金電気
めっき鋼板、 にある。
(作用) 本発明のめっき鋼板は、第1図に示すように、鋼板1の
表面に、第1めっき層としてFe,Ni,Coのうち1種もしく
は2種以上からなるめっき層2を形成し、第2めっき層
としてZn-Ni系合金めっき層3を形成し、その上に極薄
の化成皮膜4を介して、第3めっき層としてZn-Ni系合
金めっき層5を形成したものである。
表面に、第1めっき層としてFe,Ni,Coのうち1種もしく
は2種以上からなるめっき層2を形成し、第2めっき層
としてZn-Ni系合金めっき層3を形成し、その上に極薄
の化成皮膜4を介して、第3めっき層としてZn-Ni系合
金めっき層5を形成したものである。
本発明者らは、Zn-Ni系合金めっきのめっき密着性を高
めるためには、まず単純な構造を持つ微量のめっき層で
素地鋼板の表面を均一に被覆することが必要であること
を確認した。その中でもFe,Ni,Coといった鉄族金属のめ
っき層は微量でも均一被覆性が良いためか、Zn-Ni系合
金めっきのめっき密着性を高める上で最も効果的である
ことを見出した。しかし、当該下地めっきだけでは低温
チッピング性は不十分であったため、Zn-Ni系合金めっ
きに伝わるチッピングによる衝撃力を緩和させる上層処
理について検討したところ、Zn-Ni系合金めっきの上に
極薄の化成皮膜を形成しさらに第3めっき層としてZn-N
i系合金めっきを薄く施すことが工業的に最良であるこ
とを見出した。これは、第3めっき層と主層である第2
めっき層の間に化成皮膜が介在するため、チッピングに
より第3めっき層が第2めっき層に対してずれ変形を起
こし、これによってチッピングの衝撃力が緩和されるも
のと考えられる。また化成皮膜を内在するため、腐食の
進行が抑制されて塗装後耐食性も向上し、さらに第3め
っき層中に微量のPbを含有させると自動車用3コート塗
装の前処理であるりん酸塩皮膜を緻密化させることがで
き、これにより、塗装後耐食性や耐水密着性を一層向上
せしめることができる。
めるためには、まず単純な構造を持つ微量のめっき層で
素地鋼板の表面を均一に被覆することが必要であること
を確認した。その中でもFe,Ni,Coといった鉄族金属のめ
っき層は微量でも均一被覆性が良いためか、Zn-Ni系合
金めっきのめっき密着性を高める上で最も効果的である
ことを見出した。しかし、当該下地めっきだけでは低温
チッピング性は不十分であったため、Zn-Ni系合金めっ
きに伝わるチッピングによる衝撃力を緩和させる上層処
理について検討したところ、Zn-Ni系合金めっきの上に
極薄の化成皮膜を形成しさらに第3めっき層としてZn-N
i系合金めっきを薄く施すことが工業的に最良であるこ
とを見出した。これは、第3めっき層と主層である第2
めっき層の間に化成皮膜が介在するため、チッピングに
より第3めっき層が第2めっき層に対してずれ変形を起
こし、これによってチッピングの衝撃力が緩和されるも
のと考えられる。また化成皮膜を内在するため、腐食の
進行が抑制されて塗装後耐食性も向上し、さらに第3め
っき層中に微量のPbを含有させると自動車用3コート塗
装の前処理であるりん酸塩皮膜を緻密化させることがで
き、これにより、塗装後耐食性や耐水密着性を一層向上
せしめることができる。
第1めっき層は、主層である第2めっき層の密着性を向
上せしめ低温チッピング性を改善するものである。この
ためには付着量を0.01g/m2以上として、鋼板表面を均一
に被覆する必要がある。0.01g/m2未満では均一被覆性が
不十分で低温チッピング性改善効果が不足する。上限に
ついては生産性,経済性から2g/m2以下が好ましい。ま
た、Fe,Ni,Coのうち2種以上の混合物とする場合には、
組成は特に制約されない。なお、第1めっき層中にはS,
P,Bなどを微量含有させても差し支えない。
上せしめ低温チッピング性を改善するものである。この
ためには付着量を0.01g/m2以上として、鋼板表面を均一
に被覆する必要がある。0.01g/m2未満では均一被覆性が
不十分で低温チッピング性改善効果が不足する。上限に
ついては生産性,経済性から2g/m2以下が好ましい。ま
た、Fe,Ni,Coのうち2種以上の混合物とする場合には、
組成は特に制約されない。なお、第1めっき層中にはS,
P,Bなどを微量含有させても差し支えない。
第2めっき層は、本発明のめっき鋼板の主層をなすZn-N
i系合金めっき層である。ここでZn-Ni系合金めっきと
は、Zn-Niおよびこれに第3,第4成分を含有させたZn-Ni
-Co,Zn-Ni-Fe,Zn-Ni-Cr,Zn-Ni-Fe-Cr,Zn-Ni-Ti,Zn-Ni-M
nなどを指す。主成分であるNiの組成は3〜20重量%と
する。3重量%未満では塗装後耐食性が不足し、20重量
%を超えると本発明の構成をとっても低温チッピング性
を確保できず、また塗装後耐食性も低下する。付着量は
5〜60g/m2とする。5g/m2未満では塗装後耐食性が不足
する。プレス加工性、生産性、経済性の点から60g/m2を
超えることは好ましくない。また、第3,第4成分を含有
させる場合には、低温チッピング性を確保する上でNiと
第3,第4成分の合計組成を20重量%以下とすることが好
ましい。
i系合金めっき層である。ここでZn-Ni系合金めっきと
は、Zn-Niおよびこれに第3,第4成分を含有させたZn-Ni
-Co,Zn-Ni-Fe,Zn-Ni-Cr,Zn-Ni-Fe-Cr,Zn-Ni-Ti,Zn-Ni-M
nなどを指す。主成分であるNiの組成は3〜20重量%と
する。3重量%未満では塗装後耐食性が不足し、20重量
%を超えると本発明の構成をとっても低温チッピング性
を確保できず、また塗装後耐食性も低下する。付着量は
5〜60g/m2とする。5g/m2未満では塗装後耐食性が不足
する。プレス加工性、生産性、経済性の点から60g/m2を
超えることは好ましくない。また、第3,第4成分を含有
させる場合には、低温チッピング性を確保する上でNiと
第3,第4成分の合計組成を20重量%以下とすることが好
ましい。
化成皮膜としては、モリブデン酸皮膜、クロメート皮
膜、りん酸塩皮膜、チタネート皮膜、タンニン酸皮膜が
有効であるが、中でもクロメート皮膜あるいはりん酸塩
皮膜は、低温チッピング性や塗装後耐食性を向上させる
上で特に効果的である。この場合、化成皮膜はCrもしく
はPとして0.1〜100mg/m2とする。0.1mg/m2未満では効
果が無く、100mg/m2を超えると皮膜の電気抵抗が高くな
り通電性が低下するため第3めっき層の析出が困難にな
る。クロメート皮膜あるいはりん酸塩皮膜の形成方法と
しては、均一皮膜を形成しやすい電解型が最も有利であ
る。なお、クロメート皮膜、りん酸塩皮膜はそれぞれ単
独で利用する以外に、これらを重ね合わせたり混合して
利用しても差し支えない。
膜、りん酸塩皮膜、チタネート皮膜、タンニン酸皮膜が
有効であるが、中でもクロメート皮膜あるいはりん酸塩
皮膜は、低温チッピング性や塗装後耐食性を向上させる
上で特に効果的である。この場合、化成皮膜はCrもしく
はPとして0.1〜100mg/m2とする。0.1mg/m2未満では効
果が無く、100mg/m2を超えると皮膜の電気抵抗が高くな
り通電性が低下するため第3めっき層の析出が困難にな
る。クロメート皮膜あるいはりん酸塩皮膜の形成方法と
しては、均一皮膜を形成しやすい電解型が最も有利であ
る。なお、クロメート皮膜、りん酸塩皮膜はそれぞれ単
独で利用する以外に、これらを重ね合わせたり混合して
利用しても差し支えない。
第3めっき層は、第2めっき層と同様Zn-Ni系合金めっ
き層であるが、下の化成皮膜と共にチッピングの衝撃力
を緩和する作用により、低温チッピング性を向上させ
る。第3めっき層のめっき成分や組成範囲は、主層であ
る第2めっき層のZn-Ni系合金めっきに準ずるものであ
るが、成分系や組成は第2めっき層と第3めっき層で必
ずしも同一である必要は無い。但し、耐食性の観点から
は、第2めっき層と第3めっき層の電位は近い方が望ま
しく、この意味からは主成分であるNiの組成差を5重量
%以下とすることが好ましい。付着量は1〜5g/m2とす
る。1g/m2未満では低温チッピング性の向上効果が不十
分である。上限については、低温チッピング性、経済性
などから、5g/m2が好ましい。塗装後耐食性や耐水密着
性を一層向上させるために、第3めっき層中にPbを10〜
200ppm含有させる。10ppm未満では有効ではなく、200pp
mを超えると裸耐食性が低下し好ましくない。
き層であるが、下の化成皮膜と共にチッピングの衝撃力
を緩和する作用により、低温チッピング性を向上させ
る。第3めっき層のめっき成分や組成範囲は、主層であ
る第2めっき層のZn-Ni系合金めっきに準ずるものであ
るが、成分系や組成は第2めっき層と第3めっき層で必
ずしも同一である必要は無い。但し、耐食性の観点から
は、第2めっき層と第3めっき層の電位は近い方が望ま
しく、この意味からは主成分であるNiの組成差を5重量
%以下とすることが好ましい。付着量は1〜5g/m2とす
る。1g/m2未満では低温チッピング性の向上効果が不十
分である。上限については、低温チッピング性、経済性
などから、5g/m2が好ましい。塗装後耐食性や耐水密着
性を一層向上させるために、第3めっき層中にPbを10〜
200ppm含有させる。10ppm未満では有効ではなく、200pp
mを超えると裸耐食性が低下し好ましくない。
本発明のZn-Ni系合金電気めっき鋼板は、通常の脱脂
(強アルカリ,弱アルカリ,溶剤等の脱脂剤および浸
漬、スプレー,カウンターフロー,電解等の脱脂方
法)、通常の酸洗(硫酸,塩酸等の酸洗剤および浸漬,
スプレー,カウンターフロー,電解等の酸洗方法)の前
処理を施した鋼板に、まずFe,Ni,Coのうち1種もしくは
2種以上からなる電気めっきを施し、水洗工程を経て、
Zn-Ni系合金電気めっきを施し、水洗工程を経て、極薄
の化成皮膜(クロメート皮膜あるいはりん酸塩皮膜)を
施し、水洗工程を経て、薄いZn-Ni系合金電気めっきを
再度施し水洗,乾燥を行なうことにより得られる。
(強アルカリ,弱アルカリ,溶剤等の脱脂剤および浸
漬、スプレー,カウンターフロー,電解等の脱脂方
法)、通常の酸洗(硫酸,塩酸等の酸洗剤および浸漬,
スプレー,カウンターフロー,電解等の酸洗方法)の前
処理を施した鋼板に、まずFe,Ni,Coのうち1種もしくは
2種以上からなる電気めっきを施し、水洗工程を経て、
Zn-Ni系合金電気めっきを施し、水洗工程を経て、極薄
の化成皮膜(クロメート皮膜あるいはりん酸塩皮膜)を
施し、水洗工程を経て、薄いZn-Ni系合金電気めっきを
再度施し水洗,乾燥を行なうことにより得られる。
第1めっき層のFe,Ni,Coのうち1種もしくは2種以上か
らなる電気めっきは、Ni単独めっきを例にとると、Ni2+
の硫酸塩または塩化物を主成分として、必要に応じて電
導助剤(K+,Na+,NH4 +,Mg2+,Al3+等の硫酸塩または塩化
物)やpH緩衝剤(ほう酸等)を添加したpH0.5〜6、浴
温30〜70℃のめっき浴を用いて、電流密度1〜200A/d
m2,液流速10〜200m/minで電気めっきすることで得られ
る。他のFe,Coの単独めっきも主成分をFe2+またはCo2+
とすることで得られる。Fe,Ni,Co2種以上からなる電気
めっきは、Fe2+,Ni2+,Co2+を適宜混合することで得られ
る。Fe2+,Ni2+,Co2+の濃度は10〜100g/l,2種以上の場合
も総量で10〜100g/lとするのがよい。
らなる電気めっきは、Ni単独めっきを例にとると、Ni2+
の硫酸塩または塩化物を主成分として、必要に応じて電
導助剤(K+,Na+,NH4 +,Mg2+,Al3+等の硫酸塩または塩化
物)やpH緩衝剤(ほう酸等)を添加したpH0.5〜6、浴
温30〜70℃のめっき浴を用いて、電流密度1〜200A/d
m2,液流速10〜200m/minで電気めっきすることで得られ
る。他のFe,Coの単独めっきも主成分をFe2+またはCo2+
とすることで得られる。Fe,Ni,Co2種以上からなる電気
めっきは、Fe2+,Ni2+,Co2+を適宜混合することで得られ
る。Fe2+,Ni2+,Co2+の濃度は10〜100g/l,2種以上の場合
も総量で10〜100g/lとするのがよい。
第2めっき層および第3めっき層のZn-Ni系合金電気め
っきは、Zn2+,Ni2+を主成分とし、必要に応じてCo2+,Fe
2+,Cr3+などの第3,第4成分を添加したpH0.5〜6、浴温
30〜70℃のめっき浴を用いて、電流密度10〜300A/dm2、
液流速10〜300m/minでめっきすることで得られる。めっ
き浴には、電導助剤(K+,Na+,NH4 +,Mg2+,Al3+等の硫酸
塩または塩化物)やpH緩衝剤(ほう酸等)を添加しても
よい。Zn2+,Ni2+の濃度は総量で30〜150g/l,第3,第4成
分を添加する場合もZn2+,Ni2+との総量で30〜150g/lと
するのがよい。
っきは、Zn2+,Ni2+を主成分とし、必要に応じてCo2+,Fe
2+,Cr3+などの第3,第4成分を添加したpH0.5〜6、浴温
30〜70℃のめっき浴を用いて、電流密度10〜300A/dm2、
液流速10〜300m/minでめっきすることで得られる。めっ
き浴には、電導助剤(K+,Na+,NH4 +,Mg2+,Al3+等の硫酸
塩または塩化物)やpH緩衝剤(ほう酸等)を添加しても
よい。Zn2+,Ni2+の濃度は総量で30〜150g/l,第3,第4成
分を添加する場合もZn2+,Ni2+との総量で30〜150g/lと
するのがよい。
クロメート皮膜は、電解型を例にとると、CrO3を主成分
とし、必要に応じて硫酸,塩酸,りん酸、硝酸等の酸や
Zn2+,Ni2+,Co2+等の金属イオンを添加した浴温30〜70℃
の処理浴を用いて、電流密度1〜50A/dm2,液流速1〜5
0m/minで電解することで得られる。CrO3の濃度は10〜10
0g/lとするのがよい。
とし、必要に応じて硫酸,塩酸,りん酸、硝酸等の酸や
Zn2+,Ni2+,Co2+等の金属イオンを添加した浴温30〜70℃
の処理浴を用いて、電流密度1〜50A/dm2,液流速1〜5
0m/minで電解することで得られる。CrO3の濃度は10〜10
0g/lとするのがよい。
りん酸塩皮膜は、電解型を例にとると、Zn2+,Fe2+,N
i2+,Mn2+,K+,Na+等のりん酸塩を主成分とし、必要に応
じてりん酸,硫酸,塩酸,NaOH,KOH等を添加したpH2〜1
0,浴温30〜70℃の処理浴を用いて、電流密度1〜100A/d
m2,液流速1〜50m/minで電解することで得られる。浴
中の主成分濃度は10〜100g/lとするのがよい。
i2+,Mn2+,K+,Na+等のりん酸塩を主成分とし、必要に応
じてりん酸,硫酸,塩酸,NaOH,KOH等を添加したpH2〜1
0,浴温30〜70℃の処理浴を用いて、電流密度1〜100A/d
m2,液流速1〜50m/minで電解することで得られる。浴
中の主成分濃度は10〜100g/lとするのがよい。
処理槽の構造は横型,縦型どちらでも適用可能である。
また電解方法は通常直流電解であるが、パルス電解や交
流電解を付加することもできる。
また電解方法は通常直流電解であるが、パルス電解や交
流電解を付加することもできる。
素地鋼板としては、種々の冷延鋼板、熱延鋼板が適用で
きる。例えば、ダル仕上げ圧延をした軟鋼板、ブライト
仕上げ圧延をした軟鋼板、鋼成分としてMn,S,P等を多く
含んだ高張力鋼板、Cr,Cu,Ni,P等を多く含んだ腐食速度
の小さい高耐食性鋼板などが挙げられる。
きる。例えば、ダル仕上げ圧延をした軟鋼板、ブライト
仕上げ圧延をした軟鋼板、鋼成分としてMn,S,P等を多く
含んだ高張力鋼板、Cr,Cu,Ni,P等を多く含んだ腐食速度
の小さい高耐食性鋼板などが挙げられる。
以下、実施例をもって本発明の効果をさらに具体的に説
明する。
明する。
(実施例) 板厚0.8mmの冷延鋼板を、アルカリスプレー脱脂し、5
%硫酸で浸漬酸洗した後、以下の処理条件により、本発
明例と比較例の試験片を作成した。
%硫酸で浸漬酸洗した後、以下の処理条件により、本発
明例と比較例の試験片を作成した。
第1めっき層:Fe2+,Ni2+,Co2+のうち1種もしくは2種
以上を10〜100g/l,ほう酸20g/lからなるpH3、浴温60℃
のめっき浴を用いて、電流密度10〜60A/dm2,液流速90m
/minの条件で電気めっきを行なった。
以上を10〜100g/l,ほう酸20g/lからなるpH3、浴温60℃
のめっき浴を用いて、電流密度10〜60A/dm2,液流速90m
/minの条件で電気めっきを行なった。
第2めっき層:Zn2+40g/l,Ni2+10〜100g/l,Na+20g/lか
らなるpH2、浴温60℃の硫酸塩浴を用いて、電流密度50
〜200A/dm2,液流速90m/minの条件で電気めっきを行な
った。一部のめっき浴については、Co2+,Fe2+,Cr3+を1
〜20g/l添加した。めっき組成は、金属イオン濃度と電
流密度により調節した。
らなるpH2、浴温60℃の硫酸塩浴を用いて、電流密度50
〜200A/dm2,液流速90m/minの条件で電気めっきを行な
った。一部のめっき浴については、Co2+,Fe2+,Cr3+を1
〜20g/l添加した。めっき組成は、金属イオン濃度と電
流密度により調節した。
クロメート皮膜:CrO330g/l,硫酸0.2g/lからなる浴温40
℃の処理浴を用いて、電流密度10A/dm2,液流速5m/min
の条件で電解を行なった。
℃の処理浴を用いて、電流密度10A/dm2,液流速5m/min
の条件で電解を行なった。
りん酸塩皮膜:Zn(H2PO4)230g/l,りん酸2g/lからなる浴
温40℃の処理浴を用いて、電流密度10A/dm2,液流速5m/
minの条件で電解を行なった。
温40℃の処理浴を用いて、電流密度10A/dm2,液流速5m/
minの条件で電解を行なった。
第3めっき層:第2めっき層の処理条件に準じたが、め
っき浴には、Pbを0.5〜2ppm添加した。
っき浴には、Pbを0.5〜2ppm添加した。
こうして作成した試験片について、浸漬型りん酸塩処
理,カチオン電着塗装(約20μm)、中塗り(約40μ
m),水研ぎ,上塗り(約40μm)をして総合膜厚約10
0μmとして、以下の性能評価を行ない、第1表に示す
結果を得た。
理,カチオン電着塗装(約20μm)、中塗り(約40μ
m),水研ぎ,上塗り(約40μm)をして総合膜厚約10
0μmとして、以下の性能評価を行ない、第1表に示す
結果を得た。
(1)低温チッピング性 −20℃に冷却した試験片に、250gのJIS7号砕石をグラベ
ロメーターにより空気圧4kg/cm2で距離30cmから衝突さ
せ、めっき剥離面積を測定した。
ロメーターにより空気圧4kg/cm2で距離30cmから衝突さ
せ、めっき剥離面積を測定した。
0.1%以下:◎ 0.1〜1%:○ 1〜5%:△ 5%
超:× (2)耐水密着性 40℃の蒸留水に10日間浸漬後、2mm碁盤目試験を行な
い、塗膜剥離面積を測定した。
超:× (2)耐水密着性 40℃の蒸留水に10日間浸漬後、2mm碁盤目試験を行な
い、塗膜剥離面積を測定した。
剥離無し:◎ 1%以下:○ 1〜5%:△ 5%超:
× (3)塗装後耐食性 素地に達するクロスカット疵を入れ、下記サイクルを1
サイクルとする腐食試験を50サイクル行ない、クロスカ
ット部のふくれ巾を測定した。
× (3)塗装後耐食性 素地に達するクロスカット疵を入れ、下記サイクルを1
サイクルとする腐食試験を50サイクル行ない、クロスカ
ット部のふくれ巾を測定した。
塩水噴霧(JIS Z 2371)3時間→乾燥(70℃,RH60%)
2時間→湿潤(50℃,RH95%)2時間→冷却(−20℃)
1時間 1mm以下:◎ 1〜3mm:○ 3〜5mm:△ 5mm超:× 第1表で、比較例1〜4は本発明で必要なめっき構成に
なっていないため、また比較例5〜10は付着量や組成が
本発明範囲を逸脱しているため、その性能評価結果は不
十分である。これに比し、本発明例1〜25の性能評価結
果は明らかに良好である。
2時間→湿潤(50℃,RH95%)2時間→冷却(−20℃)
1時間 1mm以下:◎ 1〜3mm:○ 3〜5mm:△ 5mm超:× 第1表で、比較例1〜4は本発明で必要なめっき構成に
なっていないため、また比較例5〜10は付着量や組成が
本発明範囲を逸脱しているため、その性能評価結果は不
十分である。これに比し、本発明例1〜25の性能評価結
果は明らかに良好である。
(発明の効果) 以上述べた如く、本発明のZn-Ni系合金電気めっき鋼板
は、低温チッピング性や塗装後耐食性など塗装後性能に
極めて優れており、特に自動車外面用の防錆鋼板として
大いに適用されうるものである。
は、低温チッピング性や塗装後耐食性など塗装後性能に
極めて優れており、特に自動車外面用の防錆鋼板として
大いに適用されうるものである。
第1図は、本発明のめっき鋼板の構造を表した断面図で
ある。 1……鋼板、2……第1めっき層、3……第2めっき
層、4……化成皮膜、5……第3めっき層
ある。 1……鋼板、2……第1めっき層、3……第2めっき
層、4……化成皮膜、5……第3めっき層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−227099(JP,A) 特開 昭63−105994(JP,A) 特開 昭63−105978(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】鋼板表面より、第1めっき層としてFe,Ni,
Coのうち1種もしくは2種以上からなるめっき層を0.01
〜2g/m2形成し、第2めっき層としてNiを3〜20重量%
含有するZn-Ni系合金めっきを5〜60g/m2形成し、さら
に極薄の化成皮膜を介して、第3めっき層としてNiを3
〜20重量%およびPbを10〜200ppm含有するZn-Ni系合金
めっきを1〜5g/m2形成したことを特徴とする塗装後性
能に優れたZn-Ni系合金電気めっき鋼板。 - 【請求項2】化成皮膜がCr付着量0.1〜100mg/m2のクロ
メート皮膜である請求項(1)記載の塗装後性能に優れ
たZn-Ni系合金電気めっき鋼板。 - 【請求項3】化成皮膜がP付着量0.1〜100mg/m2のりん
酸塩皮膜である請求項(1)記載の塗装後性能に優れた
Zn-Ni系合金電気めっき鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1016198A JPH0715154B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 塗装後性能に優れたZn―Ni系合金電気めっき鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1016198A JPH0715154B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 塗装後性能に優れたZn―Ni系合金電気めっき鋼板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02197594A JPH02197594A (ja) | 1990-08-06 |
JPH0715154B2 true JPH0715154B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=11909812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1016198A Expired - Lifetime JPH0715154B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 塗装後性能に優れたZn―Ni系合金電気めっき鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715154B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5272143B2 (ja) * | 2009-03-30 | 2013-08-28 | 株式会社島津製作所 | 亜鉛−ニッケル合金のめっき層により被覆された鋼製部材および鋼製部材の処理方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62227099A (ja) * | 1986-03-28 | 1987-10-06 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 塗装後耐チツピング性に優れためつき鋼板 |
JPS63105978A (ja) * | 1986-05-14 | 1988-05-11 | Nippon Steel Corp | めつき密着性、塗装後の性能に優れた複層めつき鋼板 |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP1016198A patent/JPH0715154B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02197594A (ja) | 1990-08-06 |
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