JP2707477B2 - 高耐食性複層電気めっき鋼板 - Google Patents

高耐食性複層電気めっき鋼板

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JP2707477B2
JP2707477B2 JP4223113A JP22311392A JP2707477B2 JP 2707477 B2 JP2707477 B2 JP 2707477B2 JP 4223113 A JP4223113 A JP 4223113A JP 22311392 A JP22311392 A JP 22311392A JP 2707477 B2 JP2707477 B2 JP 2707477B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は優れた塗装後の耐衝撃密
着性と耐食性を有し、種々の用途例えば自動車用防錆鋼
板として適用できる高耐食性複層電気めっき鋼板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】亜鉛めっき鋼板が耐食性向上方法として
は、亜鉛のめっき量(付着量)を増加させるという手段
があるが、これは溶接性や加工性の点で問題が多い。そ
こで亜鉛自身の溶解を抑制し亜鉛めっきの寿命を延ばす
方法として、多くの合金めっきが提案されている。中で
もFe、Co、Niといった鉄族金属を合金成分として
含有するZn系合金めっきは、その良好な耐食性が認め
られ、実用化されている。また、さらに耐食性を向上さ
せる目的で、Crを含有させる試みもなされ、例えば特
開昭61−270398号公報、特開昭62−5409
9号公報などが開示されているが、Cr含有率は5%以
下と低く、耐食性において従来のZn系合金めっきを凌
駕するには到らず、より高耐食性のめっき鋼板が望まれ
ている。
【0003】一方、これらZn系合金めっきはめっき層
の持つ内部応力がZnめっきよりも高く、そのため鋼板
に対するめっき密着性が本質的にZnめっきに比較する
と弱い。自動車車体外面に適用した場合には、通常3コ
ート塗装が合計100μ以上の厚みで施され、これらの
焼き付け時の収縮応力がめっき層に作用して、めっき密
着性は塗装前よりさらに低い状態になる。また、冬期の
寒冷地では氷点以下に気温が低下し、この影響で塗膜の
収縮が進むため、めっき層に作用する応力もさらに大き
くなり、めっき密着性は一段と低い状態になる。このよ
うな過酷な条件下で、走行中の自動車に小石や散布岩塩
が衝突する(この現象をチッピングと称する)と、その
衝撃力でめっき層が剥離する、という問題を生じる。こ
のような問題に対しては、特開昭59−200789号
公報の如く鋼板上に特定の金属からなる析出物を分散付
着させた後Zn系合金めっきを施す方法、Zn−Ni合
金めっきについては特開平1−225790号公報の如
く下層にNi含有率の低いZn−Ni合金めっきを施す
方法などが開示されている。しかし、いずれの方法も、
塗装後の低温下でのチッピングという過酷な条件下での
めっき密着性は、十分なレベルまでには改善されない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、特定の
有機高分子をCr析出促進剤としてめっき浴に添加する
ことにより、従来にない高含有率のCrと微量の有機高
分子を含み、画期的な耐食性を有するZn系電気めっき
鋼板を得る目処を得た。しかしながら、この新規のZn
系電気めっきも従来のZn系合金めっきと同様に過酷な
条件下でのめっき剥離は回避できず、これを解決する必
要があった。また、Zn系合金めっきの密着性を向上さ
せる目的で開示されている前記の方法を適用しても、不
十分であり、該Zn系電気めっきに適した手段を見出す
必要があった。本発明はかかる事情に鑑み、塗装後の耐
衝撃性に優れた複層電気めっき鋼板を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、以下の
通りである。 (1)鋼板表面に、第1めっき層として付着量0.01
〜2g/mのZnめっき層が形成され、この上に第2
めっき層としてCrを5〜30重量%、Fe、Co、N
iのうち1種もしくは2種以上を0.1〜10重量%、
有機高分子を0.001〜5重量%含有するZn系複合
電気めっき層が形成されたことを特徴とする高耐食性複
層電気めっき鋼板。 (2)第2めっき層の上に、第3めっき層として付着量
0.1〜5g/mのZnもしくはZn系合金めっき層
が形成された前記(1)の高耐食性複層電気めっき鋼
板。 (3)第2めっき層に含有される有機高分子が、カチオ
ンポリマーである前記(1)、または(2)の高耐食性
複層電気めっき鋼板。
【0006】
【作用】本発明の複層電気めっき鋼板は2層ないし3層
のめっき層から構成される。すなわち、第1めっき層は
付着量0.01〜2g/m2のZnめっき層であり、第
2めっき層の耐衝撃密着性を著しく向上させる。第2め
っき層はCrを5〜30重量%、Fe、Co、Niのう
ち1種もしくは2種以上を0.1〜10重量%、有機高
分子を0.001〜5重量%含有するZn系複合電気め
っき層であり、優れた耐食性を発揮する。第3めっき層
は必要に応じてなされる付着量0.1〜5g/m2のZ
nもしくはZn系合金めっき層であり塗装後耐食性を向
上させる。
【0007】まず、第1めっき層について説明する。従
来のZn系合金めっきや本発明で対象とするZn系複合
電気めっきは、単純なZnめっきに比べて内部応力が高
く、すなわち、めっき層が硬く、塑性変形しにくい。故
に、チッピングなどの衝撃を受けると、衝撃力を吸収で
きず、衝撃力は地鉄との界面に達し、めっき層を地鉄界
面から剥離させてしまう。しかるに、第1めっき層とし
て、単純なZnめっき層を設けることにより、耐衝撃密
着性は大幅に向上する。Znめっきは軟らかいためチッ
ピングなどの衝撃を受けても塑性変形して衝撃力を吸収
し、かつ地鉄および第2めっき層との密着性も強固であ
るため、過酷な条件下でも容易にめっき剥離を生じせし
めない。第1めっき層としてのZn付着量は0.01〜
2g/m 2が好ましい。0.01g/m2未満では効果的
な耐衝撃密着性の改善は図り得ない。また2g/m2
超えると腐食環境下でZnとしての性質が強く出てくる
ため、第2めっき層の耐食性を阻害するので好ましくな
い。耐衝撃密着性および耐食性の観点からは0.05〜
1g/m2の範囲がより好ましい。
【0008】第2めっき層は、高度の耐食性を有し、本
発明の複層電気めっき鋼板の主層である。第2めっき層
中のCr含有率は5〜30重量%が好ましい。5重量%
未満では耐食性向上効果は認められるものの、赤錆が発
生しやすい傾向は残り、耐食性は十分ではない。5重量
%以上で赤錆発生は極端に抑制され、めっきままの裸の
状態で塩水噴霧試験を500時間以上行なっても容易に
赤錆は発生しなくなり、Zn−Ni、Zn−Feなど従
来公知の合金めっきを凌ぐ高耐食性を発揮する。Crの
含有により、腐食生成物が難溶性の保護皮膜を形成して
表面を覆い腐食の進行を抑制することが、高耐食性を発
揮する理由であろうと推定される。Cr含有率は30重
量%を超えても高度の耐食性を有するが、後述するカチ
オンポリマーなどCr析出を促進する有機高分子の共析
効果をもってしても、加工時のパウダリング性の劣化を
防止しえず、実用上は適用が難しい。
【0009】第2めっき層には、金属成分としてさらに
Fe、Co、Niといった鉄族金属を含む。鉄族金属の
作用は、Crとの相互作用により腐食生成物の安定性を
さらに高め、耐食性を向上させる点にある。これらの含
有率は1種もしくは2種以上の総量で0.1〜10重量
%が好ましい。0.1重量%未満では上記効果が顕著で
なく、10重量%を超えると鉄族金属の性質が強くなり
Crの効果が低減する結果、耐食性低下の傾向が現われ
る。加工時の耐パウダリング性をも考慮すると、Cr及
び鉄族金属の総量は30重量%以下が好ましい。なお、
鉄族金属の中でもNiは耐食性に対しても効果的であ
り、最も有利である。
【0010】第2めっき層中に含有される有機高分子
は、Cr析出促進剤としてめっき浴中に添加されるもの
であり、Cr3+イオンを金属Crとして析出させる作用
を持つ。これをCrとともにめっき層中に共析させるこ
とにより、加工時の耐パウダリング性を向上させること
ができる。このような有機高分子の共析効果は、Crが
Znの均一な電析成長を阻害し、均一性、平滑性に欠け
ためっき構造になることを防止する点にあると推定され
る。即ち、共析する有機高分子を介することによって、
ZnとCrが均一に混合もしくは合金化した緻密なめっ
き層が形成されると考えられる。有機高分子の含有率は
0.001〜5重量%が好ましい。0.001重量%未
満では、耐パウダリング性向上効果が乏しく、5重量%
超の含有率はめっき浴中の有機高分子濃度を増しても得
られ難いのみならず、多量に共析すると返ってめっき密
着性が低下する。耐パウダリング性を確実なものとする
ためには、Cr含有率の1/1000以上の含有率で有
機高分子を共析させることが望ましい。有機高分子とし
ては、水溶性のカチオンポリマーが効果的であり、中で
も次に示す4級アミンの塩を主鎖に含む分子量103
106のポリマーが効果的である。
【0011】
【化1】
【0012】具体的には次に示すポリアミン(PA)あ
るいはポリアミンスルホン(PAS)のポリマーがCr
析出促進剤として最も効果的である。アミン基による陰
極面への吸着作用、アルキル基によるZnイオンの析出
抑制、スルホン基へのCr3+イオンの配位結合などが寄
与していると考えられる。
【0013】
【化2】
【0014】この他、1、2、3級アミンのポリマーも
4級アミンポリマーには及ばないもののCr析出促進剤
として有効である。カチオンポリマー以外では、ポリオ
キシアルキレン誘導体、中でも次に示すポリエチレング
リコール(PEG)が有効である。
【0015】
【化3】
【0016】第2めっき層のめっき付着量は特に限定さ
れるものではないが、耐食性上は10g/m2以上、電
気めっきラインで生産する上ではコスト的に50g/m
2以下が好ましい。第3めっき層は第2めっき層のりん
酸処理性を向上させる作用により塗装後性能をさらに向
上せしめる。第2めっき層はCrを多量に含有するた
め、現状のりん酸塩処理では緻密なりん酸塩処理皮膜が
形成されにくい。このような状態でも、Crの効果によ
り塗装後耐食性は従来公知のZn−Ni、Zn−Feな
どより優れるが、第3めっき層として緻密なりん酸塩処
理皮膜が形成されるZnめっきもしくはZn系合金めっ
きを設けると、一段と優れた塗装後耐食性が発揮され
る。ここで用いられるZn系合金めっきとは、例えば2
0%以下のNiあるいは90%以下のFeを含むりん酸
塩処理性に優れた合金めっきである。第3めっき層の付
着量は0.1〜5g/m2が好ましい。0.1g/m2
満では緻密なりん酸塩処理皮膜が形成されにくく、5g
/m2を超えると第3めっき層の性質が強く出て塗装後
耐食性が低下し、好ましくない。りん酸塩処理性と塗装
後耐食性の観点からは、0.5〜3g/m2の範囲がよ
り好ましい。
【0017】本発明の複層電気めっき鋼板は、鋼板に脱
脂、酸洗の前処理を施した後、第1めっき層としてZn
めっき、第2めっき層としてZn系複合電気めっき、必
要に応じて第3めっき層としてZnもしくはZn系合金
めっきを施すことにより得られる。第1めっき層、第3
めっき層の形成方法は、特に限定されないが、鋼板表面
を少ない付着量で均一に被覆する目的からは、硫酸酸性
浴を用いて電気密度10〜100A/dm2で行なうこ
とが最良である。第2めっき層は、Zn2+、Cr3+、さ
らにはCo2+、Fe2+、Ni2+の1種以上をそれぞれ1
0〜100g/l含有し、かつCr析出促進剤としてP
ASに代表されるカチオンポリマーあるいはPEGなど
の有機高分子を0.01〜20g/l含有するpH0.
5〜3、浴温40〜70℃の硫酸酸性浴を用いて、電流
密度20A/dm2以上、液流速1m/min以上で電
気めっきを行なえばよい。めっき浴中には、Na+、N
4 +などの電導度助剤、ほう酸などの緩衝剤、あるいは
耐食性をさらに向上させるためにSiO2、TiO2、A
23などの酸化物粒子やBaCrO4などの難溶性ク
ロム酸塩粒子を添加してもよい。本発明の構造は鋼板の
両面に対して用いてもよいし、片面のみに適用し他の面
は鋼板面のままあるいは他のめっき層としてもよい。ま
た上層に有機皮膜を施した有機複合めっき鋼板の下地め
っきに適用してもよい。
【0018】
【実施例】冷延鋼板を、アルカリ脱脂し、5%硫酸水溶
液で酸洗した後、以下の条件で電気めっきを行なった。
第1めっき層は、Zn2+を含むpH2、浴温60℃の硫
酸酸性浴を用いて形成させた。第2めっき層は、Z
2+、Cr3+及びCo2+、Fe 2+、Ni2+のうち1種以
上、さらには有機高分子(平均分子量10万のPA、平
均分子量3500のPAS、平均分子量1500のPE
G)、およびNa+を含むpH1〜2、浴温55℃の硫
酸酸性浴を用いて形成させた。第3めっき層は、Zn2+
またはさらにFe2+、Ni2+を含むpH1.5、浴温6
0℃の硫酸酸性浴を用いて形成させた。めっき組成はめ
っき浴組成及び電流密度で制御し、付着量は通電量によ
り制御した。表1にめっき組成と耐衝撃密着性および塗
装後耐食性の関係を示す。評価方法は以下の通りであ
る。
【0019】(1)耐衝撃密着性 試験片に浸漬型りん酸塩処理、カチオン電着塗装30μ
を施し、中塗り、上塗り塗装をそれぞれ40μ施し、合
計膜厚110μとした。その後、試験片温度−20℃で
JIS7号砕石250gを速度150km/hrで試験
片に衝突させる低温ピッチング試験を行ない、テープ剥
離後のめっき剥離面積を5段階で評価した。 評点5(良:めっき剥離0.1%以下)評点4(めっき剥離0.1%超、かつ、1%以下) 評点3(めっき剥離1%超、かつ、3%以下) 評点2(めっき剥離3%超、かつ、10%以下) 評点1(不良:めっき剥離10%超)
【0020】(2)塗装後耐食性 チッピング疵の耐食性 耐衝撃密着性を評価した試験片をそのまま週2回塩水を
散布しつつ屋外暴露を行ない、3ヵ月後の赤錆発生面積
で評価した。 評点5(良:赤錆発生無し)評点4(赤錆発生認められるが、1%以下) 評点3(赤錆発生1%超、かつ、3%以下) 評点2(赤錆発生3%超、かつ、10%以下) 評点1(不良:赤錆発生10%超) クロスカット疵の耐食性 (1)と同様の塗装を行ない、カッターナイフで地鉄に
達するクロスカット疵を入れ、下記のサイクル腐食試験
を100サイクル行ない、塗膜ふくれ巾で評価した。 サイクル腐食試験 SST4時間−乾燥2時間−湿潤2
時間 評点5(良:ふくれ巾2mm以下)評点4(ふくれ巾2mm超、かつ、4mm以下) 評点3(ふくれ巾4mm超、かつ、7mm以下) 評点2(ふくれ巾7mm超、かつ、10mm以下) 評点1(不良:ふくれ巾10mm超)
【0021】表1において、比較例1は第1めっき層が
ないため、耐衝撃密着性およびチッピング疵の耐食性が
不良である。比較例2は第1めっき層の付着量が多すぎ
るため、比較例3は第2めっき層のCr含有率が低すぎ
るため、何れも耐衝撃密着性は良好なものの塗装後耐食
性が不十分であり、比較例4は第2めっき層のCr含有
率が高すぎるため、耐衝撃密着性およびチッピング疵の
耐食性が不良である。比較例5は第2めっき層のNi含
有率が低すぎるため、クロスカット疵の耐食性が不十分
であり、比較例6は第2めっき層のNi含有率が高すぎ
るため、耐衝撃密着性および塗装後耐食性が不良であ
る。
【0022】比較例7はめっき浴に有機高分子を添加せ
ず電流密度を極端に高くしてCrを析出させたものであ
るが、Crは金属ではなく酸化物として析出しており、
耐衝撃密着性、塗装後耐食性ともに不良である。比較例
8は第3めっき層の付着量が多すぎるため、塗装後耐食
性が低下している。比較例9は第1めっき層としてNi
を施したものであるが、耐衝撃密着性は良好なもののチ
ッピング疵の耐食性は不十分である。これに対して、第
1めっき層、第2めっき層が所定範囲にある本発明例は
何れも耐衝撃密着性、塗装後耐食性ともに良好であり、
さらに第3めっき層を有する本発明例は、クロスカット
疵の耐食性が一段と優れたものになる。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の複層電気めっ
き鋼板は、塗装後低温下で優れた耐衝撃密着性を有し、
かつ裸の耐食性のみならず塗装後耐食性にも優れた高性
能のめっき鋼板であり、特に自動車用防錆鋼板として好
適である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−6298(JP,A) 特開 平4−6299(JP,A) 特開 平3−126888(JP,A) 特開 昭63−149391(JP,A) 特開 平1−294897(JP,A) 特開 昭63−14892(JP,A) 特開 昭63−14890(JP,A) 特開 昭60−36694(JP,A) 特開 昭58−151491(JP,A) 特開 昭54−112731(JP,A) 特公 昭61−34520(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板表面に、第1めっき層として付着量
    0.01〜2g/m 2のZnめっき層が形成され、この
    上に第2めっき層としてCrを5〜30重量%、Fe、
    Co、Niのうち1種もしくは2種以上を0.1〜10
    重量%、有機高分子を0.001〜5重量%含有するZ
    n系複合電気めっき層が形成されたことを特徴とする高
    耐食性複層電気めっき鋼板。
  2. 【請求項2】 第2めっき層の上に、第3めっき層とし
    て付着量0.1〜5g/m2のZnもしくはZn系合金
    めっき層が形成された請求項1記載の高耐食性複層電気
    めっき鋼板。
  3. 【請求項3】 第2めっき層に含有される有機高分子
    が、カチオンポリマーである請求項1、または2記載の
    高耐食性複層電気めっき鋼板。
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