JPH0715021U - 車椅子 - Google Patents

車椅子

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JPH0715021U
JPH0715021U JP4623393U JP4623393U JPH0715021U JP H0715021 U JPH0715021 U JP H0715021U JP 4623393 U JP4623393 U JP 4623393U JP 4623393 U JP4623393 U JP 4623393U JP H0715021 U JPH0715021 U JP H0715021U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易に車輪を持ち上げることのできるスタン
ド部を有した車椅子を得る。 【構成】 車輪3を持ち上げるためのスタンド部10を
有した車椅子1であり、スタンド部10が可動ロッド部
11、第1のレバー12、リンク部材13、ベース部材
14、第2のレバー15から構成され、第1のレバー1
2の他方端を押し下げて第1のレバーを第1の連結部を
中心にして回転させ可動ロッド部11を下方に移動させ
るとともに、リンク部材13を第3の連結部を中心に回
転させ、第2の連結部が第1の連結部と第3の連結部と
を結ぶ直線を横切り、その内側に位置した状態で第1の
レバー12及びリンク部材13の協動の回転を防止する
ストッパーが設けられており、可動ロッド部11を上方
に押し上げるように付勢するバネがさらに設けられてい
ることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車椅子に関するものであり、特に車輪を持ち上げるためのスタンド 部を有した車椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
身障者等が座って移動するための車椅子は、従来から広く知られている。この 車椅子は、戸外のみならず室内においても用いられるものであり、戸外から室内 に入る際、車輪の表面についた汚れより室内が汚れてしまうという問題があった 。
【0003】 室内が汚れるのを防止するため、室内に入る際に車輪の表面の汚れを濡れ雑巾 等で拭き取ることが考えられるが、特に後輪は通常大きな車輪であり、この後輪 の表面を濡れ雑巾等で拭くことは非常に煩雑な作業であった。
【0004】 そこで、室内に入る際に後輪を室内用の車輪と取り替えるという方法も考えら れる。しかしながら、このような場合、後輪を持ち上げる必要があり、そのため には身障者等が車椅子から一旦降りなければならないという問題があった。また 身障者等が車椅子から一旦降り車輪を交換する際にも、何らかの形で車体を支持 しておく必要があり煩雑な作業となった。
【0005】 本考案の目的は、このような車輪の取り替え等の際において、簡単に車輪を持 ち上げることのできるスタンド部を有した車椅子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の車椅子は、車輪を持ち上げるためのスタンド部を有しており、該スタ ンド部は、車輪を持ち上げるための可動ロッド部と、第1のレバー及び第2のレ バーと、ベース部材と、可動ロッド部を上方に押し上げるように付勢する付勢手 段と、所定の状態で第1のレバーとリンク部材との協動の回転を阻止するストッ パーとを備えている。
【0007】 可動ロッド部は、車輪を持ち上げるため下方に案内され移動するように設けら れており、この可動ロッド部を移動させるため、一方端から所定距離離れた第1 の連結部で可動ロッド部に回転可能に第1のレバーが取り付けられている。また リンク部材は、第1のレバーの一方端近傍の第2の連結部で一方端が回転可能の ように取り付けられている。またベース部材は車椅子本体に取り付けられており 、リンク部材の他方端近傍の第3の連結部で回転可能なようにリンク部材を支持 している。
【0008】 第2のレバーは第1のレバーの上方に設けられており、その一方端近傍の第4 の連結部でベース部材に回転可能に支持されている。 ストッパーは、第1のレバーの他方端を押し下げて、第1のレバーを第1の連 結部を中心に回転させて可動ロッド部を下方に移動させるととに、第1のレバー の回転と協動させてリンク部材を第3の連結部を中心に回転させた際、第2の連 結部が第1の連結部と第3の連結部とを結ぶ直線を横切りその内側に位置した状 態で第1のレバーとリンク部材との協動の回転を阻止するように設けられている 。
【0009】 第2のレバーには、突起部が設けられており、この突起部は、第2のレバーの 他方端を押し下げた際ストッパーで回転を阻止された状態の第1のレバーとリン ク部材との連結部である第2の連結部を、第1の連結部と第2の連結部とを結ぶ 直線の外側に押し出すように作用する。
【0010】
【作用】
本考案の車椅子では、車輪を持ち上げるためのスタンド部が設けられている。 このため、このスタンド部を使用して車輪を持ち上げることができ、車輪の交換 等を容易に行うことができる。
【0011】 スタンド部の第1のレバーの他方端を押し下げることにより可動ロッド部を下 方に移動させ、可動ロッド部の先端を接地させることにより車輪を持ち上げるこ とができる。この際、可動ロッド部は、付勢手段の付勢力に抗して下方に押し下 げられる。また、この際第1のレバーは第1の連結部を中心にして回転し、この 回転とともにリンク部材は第3の連結部を中心に反対方向に回転する。
【0012】 これらの第1のレバー及びリンク部材の回転により、第2の連結部は、第1の 連結部と第3の連結部とを結ぶ直線に近づくように移動し、さらにこの直線を横 切るよう移動する。この直線を横切るまでは付勢手段の付勢力に抗して第1のレ バーが回転し可動ロッド部が下方に移動するが、この直線を横切りその内側に第 2の連結部が位置すると、同じ方向の第1のレバーの回転により、可動ロッド部 は上方に移動し始める。従って、付勢手段により第1のレバーは積極的に回転す るように付勢力が加えられる。
【0013】 本考案では、このような状態、すなわち第2の連結部が第1の連結部と第3の 連結部とを結ぶ直線を横切りその内側に位置した状態で、第1のレバーとリンク 部材との協動の回転を阻止するようにストッパーが設けられている。従って、こ のストッパーにより第1のレバー及びリンク部材の回転が阻止され、付勢手段に よる付勢力はストッパーにより受け止められ、この状態で第1のレバー、リンク 部材及び可動ロッド部の状態がロックされる。
【0014】 可動ロッド部を上方に移動させ元の状態にするには、第2のレバーの他方端を 押し下げ、第2のレバーの突起部によって、第2の連結部を第1の連結部と第3 の連結部とを結ぶ直線の外側に押し出す。これにより、付勢手段の付勢力は第1 のレバーを逆方向に回転させるように働き、第1のレバーの他方端が上方に移動 するとともに、可動ロッド部が上方に移動し元の状態に復帰する。
【0015】
【実施例】 図1は、本考案に従う一実施例の車椅子を示す側面図であり、図2は背面図で ある。図1及び図2を参照して、本実施例の車椅子1には、前輪2及び後輪3が 設けられており、後輪3を持ち上げるためのスタンド部10が設けられている。 なお、図1は図面手前側の後輪を取り外した状態で図示しており、図示されてい る後輪3は図面奥側に位置するものである。スタンド部10は、可動ロッド部1 1、第1のレバー12、リンク部材13、ベース部材14、及び第2のレバー1 5から構成されている。スタンド部10は、可動ロッド部11が下方に移動し、 可動ロッド部11の下方端が接地することにより後輪3を持ち上げるものである 。
【0016】 可動ロッド部11は、後輪3を支持しているパイプ4内に挿入されている。図 2に示すように、後輪3は、車軸部5をパイプ4に形成された孔に挿入すること により取り付けられている。
【0017】 図3は、スタンド部10を拡大して示す側面図であり、図4は同じくスタンド 部10を示す平面図である。図3及び図4を参照して、上述のようにスタンド部 10の可動ロッド部11の上方は、車椅子本体を構成するパイプ4内に挿入され ている。略L字型の第1のレバー12のコーナー部分と可動ロッド部11の中央 部分とは、第1の連結部16により回転可能に連結されている。後述する連結部 を含め各連結部では、各部材に形成された孔にピン等を通すことにより回転可能 に連結されている。
【0018】 第1のレバー12の一方端近傍においては、第2の連結部17によりリンク部 材13の下方端近傍と連結されている。リンク部材13の上方端近傍においては 、ベース部材14と第3の連結部18により回転可能に連結されている。ベース 部材14は、パイプ4に取り付けられている。また第1のレバー12の上方には 、第2のレバー15が設けられており、第2のレバー15の一方端近傍は、第4 の連結部19により、ベース部材14に取り付けられている。また一方端から所 定距離離れた部分に下方に延びる突起15aが形成されている。
【0019】 図5及び図6は、第2のレバー15を示しており、図5は側面図、図6は平面 図である。図5及び図6を参照して、第2のレバー15は、他方端において断面 コ字形状を有し、2枚のプレート部15d,15eをつなぐブリッジ部15cが 形成されている。中央部から一方端にかけては、このブリッジ部15cが除去さ れたような形状を有しており、2枚のプレート部15d,15eから構成されて いる。一方端の近傍には2枚のプレート部15d,15eのそれぞれに貫通孔1 5bが形成されている。また下方に延びる突起15aがそれぞれのプレート部1 5d,15eに形成されている。
【0020】 図7〜図9はベース部材14を示しており、図7は側面図、図8は平面図、図 9は正面図である。図8に示されるように、ベース部材14は略U字形状を有し ており、U字形状の曲線部分にパイプ4(図4に図示)が位置するよう取り付け られる。ベース部材14の上方部分には外側に向かって突出する突起部14aが それぞれ形成されている。また先端部分にも外側に向かって突出する突起部14 bが形成されている。また図7に示すように、貫通孔14c,14dがそれぞれ 両側の壁部に形成されている。
【0021】 図7に示すベース部材14の貫通孔14cと図5に示す第2のレバー15の貫 通孔15bの位置が重なるように取り付けられ、これら貫通孔14c及び15b を通るようにピンが設けられる。これにより図3に示す第4の連結部19が構成 され、第2のレバー15が回転可能に支持される。第2のレバー15の他方端を 上方に引き上げた際、第2のレバー15の一方端近傍の上部が、ベース部材14 の突起部14aに当接する。
【0022】 図10〜図12は、リンク部材13を示しており、図10は側面図、図11は 平面図、図12は正面図である。図10〜図12に示すように、リンク部材13 は2枚のプレート部13d,13eをブリッジ部13aでつなぐようにして構成 されている。2枚のプレート部13d,13eにはそれぞれ、図10に示すよう に貫通孔13b及び13cが形成されている。貫通孔13bは、図7に示すベー ス部材14の貫通孔14dと重なるよう配置され、この中にピンを通し、図3に 示す第3の連結部18とされる。これによりベース部材14に対してリンク部材 13が第3の連結部18を中心に回転可能に支持される。このように回転可能に 支持されたリンク部材13を前方向に回転させた際、ブリッジ部13aは、図3 に示すようにベース部材14の突起14bと当接する。
【0023】 図13及び図14は、第1のレバー12を示しており、図13は側面図、図1 4は平面図である。図13及び図14を参照して、第1のレバー12は2枚のプ レート部12e,12fをブリッジ部12dでつなぐことにより構成されており 、中央部から一方端にかけてはこのブリッジ部12dが除かれ2枚のプレート部 12e,12fだけになっている。一方端の下方部には、外側に向かって突出す る突起部12aが形成されている。また図13に示すように、略L字形状のコー ナーの部分及び一方端近傍に貫通孔12b,12cがそれぞれのプレート部12 e,12fに形成されている。図13に示す貫通孔12bが図10に示すリンク 部材13の貫通孔13cと重なるように配置され、これらの貫通孔内にピンを通 すことにより、図3に示す第2の連結部17が構成される。
【0024】 図15及び図16は、可動ロッド部11を示しており、図15は上方部分を切 欠いて示す側面図、図16は平面図である。図15及び図16に示すように、可 動ロッド部11はパイプ状体から構成されており、その上方端には内側に向かっ て延びるフランジ部11cが形成され、フランジ部11c内に孔11bが形成さ れている。また可動ロッド部11の略中央には貫通孔11aが形成されている。 可動ロッド部11の下方端は車輪を持ち上げる際接地する部分であり、例えばキ ャップ等がはめ込まれる。
【0025】 図15に示す可動ロッド部11の貫通孔11aと図13に示す第1のレバー1 2の貫通孔12cとが重なり合うように配置され、これらの貫通孔内にピンを通 すことにより、図3に示す第1の連結部16が構成される。
【0026】 図17は、以上説明したスタンド部の構成部材が組み合わされた状態を示す側 面図である。上述のように可動ロッド部11の上方は、パイプ4内に挿入されて いる。パイプ4内には、コイル状のバネ22が挿入されたバネ装着部材20が内 装されている。バネ装着部材20の上方部は、固定ピン6によりパイプ4内に固 定されている。パネ22の上方端は、可動ロッド部11の上方のフランジ部11 cと接し、下方端はバネ装着部材20の下方端に設けられたバネ受け部21と接 している。バネ22は、可動ロッド部11の上方のフランジ部11cを上方に押 し上げるように付勢している。
【0027】 図18は、第1のレバー12の他方端を下方に押し下げた状態を示している。 第1のレバー12の他方端を押し下げることにより、第1の連結部16によって 連結されている可動ロッド部11が下方に移動する。これに伴って、上方端が可 動ロッド部11のフランジ部11cと接しているバネ22が圧縮される。従って 、バネ22の付勢力に抗しながら第1のレバー12の他方端を押し下げていく。
【0028】 第1のレバー12の他方端を押し下げると、第1の連結部16を中心に第1の レバー12が時計方向に回転する。これに伴い第2の連結部17が時計方向に回 転運動し、これに伴ってリンク部材13が第3の連結部を中心として反時計方向 に回転する。この第1のレバー12の時計方向の回転及びリンク部材13の反時 計方向の回転により、第2の連結部17は、第1の連結部16と第3の連結部1 8とを結ぶ直線Aに近づいていく。この直線A上に第2の連結部17が位置する 状態において、可動ロッド部11が最下方に位置する状態となる。この状態まで は第1のレバー12の時計方向の回転はバネ12の付勢力に逆らってなされる。
【0029】 次に第2の連結部17が直線Aの内側に位置するようになると、第1のレバー 12の時計方向の回転により可動ロッド11が上方に移動するようになる。従っ て、バネ22により第1のレバー12の時計方向の回転が付勢されるようになる 。従って、そのままであると可動ロッド部11はバネ22の付勢力により上方に 移動してしまう。このような移動を阻止するため、第1のレバー12の先端部に 突起部12aが形成されており、この突起部12aが図18に示すようにリンク 部材13の端縁と当接し、第1のレバー12及びリンク部材13がさらに回転し ないようにその動きを阻止する。従って、図18に示すように、第2の連結部1 7が第1の連結部16と第3の連結部18とを結ぶ直線Aの内側に位置した状態 で、第1のレバー12及びリンク部材13がロック状態となる。またこの状態で は、第1のレバー12の逆方向すなわち、反時計方向の回転に対しては、バネ2 2の付勢力が働いているので、ある程度の外力を加えないと反時計方向には回転 しない。
【0030】 図19は、第2のレバー15の他方端を押し下げた時の状態を示している。第 2のレバー15を押し下げると、第2のレバー15の突起部15aが、第1のレ バー12とリンク部材13とを連結している第2の連結部17を押圧する。これ により第2の連結部17が第1の連結部16と第3の連結部18とを結ぶ直線A の外側に移動する。これにより、可動ロッド部11の上方への移動が第1のレバ ー12の反時計方向の回転となり、バネ22の付勢力により可動ロッド部11が 上方に移動するとともに、第1のレバー12が反時計方向に回転し、その他方端 が持ち上げられる。第1のレバー12が反時計方向に回転し、第2のレバー15 と当接し、第2のレバー15とともに図17に示す元の状態に復帰する。
【0031】 以上のように、車輪を持ち上げる際には、図18に示すように第1のレバー1 2の他方端を押し下げ、これによって可動ロッド部11を下方に移動し車輪を接 地面から上に持ち上げる。車輪を交換等した後、車輪を接地させる際には、第2 のレバー15の他方端を下方に押し下げ、図19に示すようにその突起部15a で第2の連結部17を押圧してロック状態を解除すると、第1のレバー12の他 方端がバネ22の付勢力により上方に持ち上げられ、図17に示すような元の状 態となり、車輪を接地させることができる。
【0032】 図20は、後輪の車軸部5を示す部分切欠断面図である。図20に示すように 、車軸部5には後輪を支持する取り付け部5aが設けられており、筒状部5bと その中を通る中心軸5cとから構成されている。中心軸5cの径の細い中央部分 では、その回りの筒状部5bとの間に空隙が形成されている。図20に示すよう に、中心軸5cは、スプリングコイル7により図面左方向に付勢されている。こ のスプリングコイル7の付勢力に抗して中心軸5cの端部5eの部分を図面右方 向に押圧すると、ボール8が中心軸5cの傾斜面5dに沿い内側に押しつけるこ とができるようになる。従って、中心軸5cの端部5eを押しつけた状態でこの 車軸部5をパイプの孔から引き抜くことができるようになる。このようにしてス タンド部を用いて車輪を持ち上げた状態で車輪を取り外すことができる。また車 輪をパイプに取り付ける際には同じようにして中心軸5cの端部5eを押しつけ ながらパイプ内の孔に挿入して取り付けることができる。
【0033】 図21は、本考案に従う他の実施例におけるスタンド部を示す側面図である。 図21に示すように、本実施例のスタンド部10では、可動ロッド部11として L字状のアームを用い、このL字状アームの先端に補助車輪30を取り付けてい る。このような場合には第1のレバー12の他方端を押し下げることにより、図 21に想像線で示すように、可動ロッド部11を下方に移動させ、これに取り付 けられた補助車輪30を接地させて後輪3を持ち上げることができる。
【0034】 このような補助車輪30は、図21において実線で示す上方に位置した状態に おいて、車椅子全体が後方側に傾いた際、転倒防止用の車輪として機能させるこ とができる。
【0035】 また、補助車輪30を下方に位置させた場合には、この補助車輪30が接地す るので、この補助車輪30を室内用の車輪として用い、車椅子を移動させること も可能である。
【0036】
【考案の効果】
本考案の車椅子では、車輪を持ち上げるためのスタンド部が設けられており、 このスタンド部の第1のレバーを押し下げることにより簡単に車輪を持ち上げる ことができる。従って、この状態で、例えば戸外用の車輪から室内用の車輪へ、 あるいは室内用の車輪から戸外用の車輪に取り替えたりすることができる。また このような取替作業等が終了した後は、第2のレバーを押し下げることにより可 動ロッド部を上方に移動させ、車輪を接地させることができる。
【0037】 従って、本考案に従えば、簡単に車輪を持ち上げることができ、車輪の取替作 業等が容易になる。また身障者等が車椅子から降りずとも車輪の取り替え等が可 能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従う一実施例の車椅子を示す側面図。
【図2】本考案に従う一実施例の車椅子を示す背面図。
【図3】図1に示す実施例に用いられるスタンド部を示
す側面図。
【図4】図1に示す実施例に用いられるスタンド部を示
す平面図。
【図5】図1に示す実施例に用いられる第2のレバーを
示す側面図。
【図6】図1に示す実施例に用いられる第2のレバーを
示す平面図。
【図7】図1に示す実施例に用いられるベース部材を示
す側面図。
【図8】図1に示す実施例に用いられるベース部材を示
す平面図。
【図9】図1に示す実施例に用いられるベース部材を示
す正面図。
【図10】図1に示す実施例に用いられるリンク部材を
示す側面図。
【図11】図1に示す実施例に用いられるリンク部材を
示す平面図。
【図12】図1に示す実施例に用いられるリンク部材を
示す正面図。
【図13】図1に示す実施例に用いられる第1のレバー
を示す側面図。
【図14】図1に示す実施例に用いられる第1のレバー
を示す平面図。
【図15】図1に示す実施例に用いられる可動ロッド部
を示す部分切欠側面図。
【図16】図1に示す実施例に用いられる可動ロッド部
を示す平面図。
【図17】図1に示す実施例に用いられるスタンド部を
示しており、可動ロッド部を下方に移動させる前の状態
を示す側面図。
【図18】図1に示す実施例に用いられるスタンド部を
示しており、第1のレバーを押し下げて可動ロッド部を
下方に移動させた状態を示す側面図。
【図19】図1に示す実施例に用いられるスタンド部を
示しており、第2のレバーを押し下げて可動ロッド部を
上方に移動させる時の状態を示す側面図。
【図20】図1に示す実施例において用いられる後輪を
支持する車軸部を示す部分切欠平面図。
【図21】本考案に従う他の実施例のスタンド部を示す
側面図。
【符号の説明】
1…車椅子 2…前輪 3…後輪 4…後輪を支持するパイプ 5…車軸部 10…スタンド部 11…可動ロッド部 12…第1のレバー 13…リンク部材 14…ベース部材 15…第2のレバー 16…第1の連結部 17…第2の連結部 18…第3の連結部 19…第4の連結部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を持ち上げるためのスタンド部を有
    した車椅子であって、 前記スタンド部が、 前記車輪を持ち上げるため下方に案内され移動する可動
    ロッド部と、 前記可動ロッド部を移動させるため一方端から所定距離
    離れた第1の連結部で前記可動ロッド部に回転可能に取
    り付けられた第1のレバーと、 前記第1のレバーの一方端近傍の第2の連結部で一方端
    が回転可能に取り付けられたリンク部材と、 車椅子本体に取り付けられ、前記リンク部材の他方端近
    傍の第3の連結部で回転可能に前記リンク部材を支持す
    るベース部材と、 前記可動ロッド部を上方に押し上げるように付勢する付
    勢手段と、 前記第1のレバーの他方端を押し下げて、前記第1のレ
    バーを前記第1の連結部を中心にして回転させて前記可
    動ロッド部を下方に移動させると共に、前記リンク部材
    を前記第3の連結部を中心に協動して回転させた際、前
    記第2の連結部が第1の連結部と第3の連結部とを結ぶ
    直線を横切りその内側に位置した状態で前記第1のレバ
    ーと前記リンク部材との協動の回転を阻止するストッパ
    ーと、 前記第1のレバーの上方に設けられたレバーであって、
    その一方端近傍の第4の連結部で前記ベース部材に回転
    可能に支持され、その他方端を押し下げた際前記ストッ
    パーで回転を阻止された状態の前記第1のレバーと前記
    リンク部材との連結部である第2の連結部を、第1の連
    結部と第3の連結部とを結ぶ直線の外側に押し出すよう
    に作用する突起部を有した第2のレバーとを備える、車
    椅子。
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