JPH054764Y2 - - Google Patents

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JPH054764Y2
JPH054764Y2 JP1588287U JP1588287U JPH054764Y2 JP H054764 Y2 JPH054764 Y2 JP H054764Y2 JP 1588287 U JP1588287 U JP 1588287U JP 1588287 U JP1588287 U JP 1588287U JP H054764 Y2 JPH054764 Y2 JP H054764Y2
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JP
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floor plate
fixed
coil spring
arm
tension coil
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JP1588287U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は寝台等に於ける背上機構、特に背上げ
に際して仰臥している人の体重を有効に利用する
ようにした背上機構に関するものである。
(従来の技術およびその問題点) 背上げ、即ち背部床板を回動上昇させる際に、
仰臥している人の体重を有効に利用するようにし
た背上機構としては、従来例えば実公昭58−
41950号公報等に開示されるものがある。かかる
機構は、例えば第4図に示すように背部床板aと
腰部床板bを屈曲自在に連結すると共に、腰部床
板bは少なくとも背部床板a側を昇降自在に床部
支持枠cに支持し、そして背部床板aは腰部床板
bとの連結位置dから適宜離れた位置eに於い
て、前記床部支持枠cに回動自在に支持した構成
とし、これら位置e,dを適宜離して腰部床板b
に体重を掛けることによつて仰臥している人の体
重を背部床板aの回動上昇に利用するものであ
る。
かかる機構では、仰臥している人が起き上がろ
うとすると非常に効果的であるが、起き上がれな
い人には余り効果的でなく、即ち背部床板aを回
動上昇するのに要する力は、水平状態から所定の
傾斜角度までの区間が他の区間と比較して大き
い。
本考案はかかる点に鑑みて創案されたもので、
即ち背部床板を引張コイルスプリングで付勢して
回動上昇させることにより所要力を軽減する構成
に於いて、その付勢力を背部床板が水平状態に於
いて大きくし得るようにすることを目的とするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の構成を実施例に対応する第1図〜第3
図に基づいて説明すると、本考案は、背部床板1
を、腰部床板2との連結部3から適宜距離離れた
位置4を支点として床板支持枠5に回動自在に固
定すると共に、該背部床板1の、前記支点4より
も前記連結部3側の適所の下方に固定腕6を突設
し、該固定腕6の下側に、長孔7を設けた作動腕
8を回動自在に設けると共に、該長孔7にスプリ
ング支持部材9を移動自在に固定し、該支持部材
9と前記床板支持枠5間に引張コイルスプリング
10を張設すると共に、前記作動腕8を該引張コ
イルスプリング10の引張力に抗して回動させる
ワイヤー機構11を設けたものである。
(作用) 本考案は次のように作用する。まず、ワイヤー
機構11を作動しない場合には、作動腕8は、第
1図に示すように引張コイルスプリング10の引
張力により、適宜のストツパー12に当接するま
で回動していると共に、支持部材9は長孔7の一
端aに移動しており、かかる状態に於いて、前記
引張力は、作動腕8、固定腕6を介して背部床板
1を回動上昇方向に付勢する。こうして、背部床
板1を第3図に示すように回動上昇させるのに要
する力をかかる付勢力により軽減することができ
るのである。尚、かかる状態に於いて、付勢力、
即ちモーナメントは、引張力と、その作用線l1
支点たる前記位置4間の距離d1の積である。
次に、第1図の状態に於いて、操作レバー13
を回動させる等によりワイヤー機構11を作動し
て作動腕8を時計回りに回動すると、床板支持枠
5に於ける引張コイルスプリング10の固定位置
bから、長孔7の一端aまでの距離よりも、該固
定位置bから他端cまでの距離の方が短かくなる
ので、支持部材9は第2図に示すように長孔7の
一端aから他端bへと移動する。このように移動
すると、引張力の作用線l2と前記位置4間の距離
d2が、前記距離d1よりも大きくなるので、モーメ
ントが大きくなり、従つて付勢力が大きくなる。
このようにして背部床板1を所望の角度まで上昇
させた後、ワイヤー機構11を不作動とすると、
作動腕8は引張コイルスプリング10の引張力に
よつて、第1図の状態に戻り、付勢力が弱くな
る。
ところで、本考案のように、背部床板1を、腰
部床板2との連結部3から適宜距離離れた位置4
を支点として床板支持枠5に回動自在に固定し
て、背部床板の回動上昇に際して仰臥している人
の体重を有効に利用するようにした寝台では、背
部床板1を水平状態から所定の傾斜角度まで上昇
させるのに要する力が、他の区間と比較して大き
い。従つて、この区間の大きな所要力に合わせて
引張コイルスプリング10の引張力を設定する
と、他の区間に於いて過大となり、またこの他の
区間に合わせて前記引張力を設定すると前記区間
に於いて過小となる傾向が生じる。
しかしながら本考案は前述した通り、ワイヤー
機構11を作動することによつて背部床板1を回
動上昇させる方向の付勢力を大とすることができ
るので、付勢力が最も必要な区間、即ち背部床板
1を水平状態から所定の傾斜角度まで上昇させる
区間及び他の区間共に、適切な付勢力を与えるこ
とができ、使用感が良好である。
尚、本考案機構に於いては、床板が水平状態及
び背上げ状態に於いて固定するための、ガススプ
リング等を用いた適宜の支持機構(図示省略)を
適所に構成するものである。
(考案の効果) 背部床板を、腰部床板との連結部から適宜距離
離れた位置を支点として床板支持枠に回動自在に
固定すると共に、その回動上昇に際して引張コイ
ルスプリングで付勢して所要力を軽減する構成に
於いて、その付勢力を背部床板が水平状態から所
定の傾斜角度までの区間に於いて大きくすること
ができるので、この区間に於いて十分なる付勢力
を与えることができると共に、他の区間に於いて
付勢力の過大とならず、区間全体に渡つて良好な
付勢を与えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例に対応するも
ので、第1図a、第2図a及び第3図は構成及び
動作を示す模式的要部側面図、第1図b、第2図
bは夫々第1図a、第2図aの要部拡大図、第4
図は従来例の模式的側面図である。 符号、1……背部床板、2……腰部床板、3…
…連結部、4……位置、5……床板支持枠、6…
…固定腕、7……長孔、8……作動腕、9……ス
プリング支持部材、10……引張コイルスプリン
グ、11……ワイヤー機構、12……ストツパ
ー、13……操作レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 背部床板を、腰部床板との連結部から適宜距離
    離れた位置を支点として床板支持枠に回動自在に
    固定すると共に、該背部床板の、前記支点よりも
    前記端部側の適所の下方に固定腕を突設し、該固
    定腕の下側に、長孔を設けた作動腕を回動自在に
    設けると共に、該長孔にスプリング支持部材を移
    動自在に固定し、該支持部材と前記床板支持枠間
    に引張コイルスプリングを張設すると共に、前記
    作動腕を該引張コイルスプリングの引張力に抗し
    て回動させるワイヤー機構を設けたことを特徴と
    する寝台等に於ける背上げ機構。
JP1588287U 1987-02-05 1987-02-05 Expired - Lifetime JPH054764Y2 (ja)

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JP1588287U JPH054764Y2 (ja) 1987-02-05 1987-02-05

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JP1588287U JPH054764Y2 (ja) 1987-02-05 1987-02-05

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Publication Number Publication Date
JPS63123164U JPS63123164U (ja) 1988-08-10
JPH054764Y2 true JPH054764Y2 (ja) 1993-02-05

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