JP5090012B2 - 車椅子 - Google Patents

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Description

この発明は、車椅子本体をその幅方向へ横移動させるための補助輪を有する車椅子に関するものである。
従来の車椅子では、車椅子本体の後部に設けられたペダルを踏むことにより、一対の主車輪の後方に配置された一対のキャスタが床面に押し付けられ、主車輪が床面から持ち上げられる。これにより、車椅子本体の横移動が可能となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−34626号公報
上記のような従来の車椅子では、平行リンク機構によりキャスタをその支持部とともに単に鉛直方向に上下動させるように構成されているため、主車輪を床面上に降ろしたとき、キャスタを床面から殆ど持ち上げることができない。このように、床面とキャスタとの間の間隔が小さい状態では、キャスタが障害物に衝突し易く、キャスタが破損したり、障害物により走行ができなくなったりする恐れがある。従って、使用場所が室内等の平坦な場所に限られてしまう。また、従来のような平行リンク機構でキャスタの持ち上げ量を無理に大きくしようとすると、リンク機構が大型化し、車椅子全体も大型化してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、コンパクトな構成により、通常使用時に補助輪を大きく持ち上げることができ、収納状態の補助輪が障害物に衝突するのを防止することができる車椅子を得ることを目的とする。
この発明に係る車椅子は、フレーム体と、フレーム体に設けられている一対の主車輪と、主車輪の前方でフレーム体に設けられている一対のフロントキャスタとを有する車椅子本体、車椅子本体に回動可能に連結された第1の補助輪リンクと、第1の補助輪リンクに回動可能に連結された第2の補助輪リンクとをそれぞれ有し、かつ車椅子本体の幅方向に互いに間隔をおいて配置され、それぞれ屈曲・伸展可能な一対の補助輪リンク機構、第2の補助輪リンクに設けられている一対の補助輪、及び補助輪リンク機構を屈曲・伸展させる操作機構を備え、車椅子本体を平面上に載置したとき、補助輪リンク機構を屈曲させることにより、第1及び第2の補助輪リンクが平面に対して傾斜されるとともに、補助輪が平面の上方に変位され、補助輪リンク機構を伸展させることにより、補助輪が転動可能な状態で平面上に当接されるとともに、主車輪が平面から持ち上げられる。
この発明の車椅子は、屈曲・伸展可能な補助輪リンク機構に補助輪が取り付けられており、補助輪リンク機構を屈曲させることにより、車椅子本体を置いた平面に対して第1及び第2の補助輪リンクが傾斜されるとともに、補助輪が平面の上方に変位されるので、コンパクトな構成により、通常使用時に補助輪を大きく持ち上げることができ、収納状態の補助輪が障害物に衝突するのを防止することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による車椅子の通常状態を示す側面図、図2は図1の車椅子を横移動させるときの状態を示す側面図である。
図において、車椅子本体1は、フレーム体2と、フレーム体2に設けられている一対の主車輪3と、主車輪3の前方でフレーム体2に設けられている一対のフロントキャスタ4とを有している。フレーム体2には、利用者が座る椅子部(図示せず)が設けられている。
主車輪3は、車椅子本体1の幅方向(図のZ軸方向)に互いに間隔をおいて配置されている。また、主車輪3の回転軸は、車椅子本体1の幅方向と平行である。各フロントキャスタ4は、ほぼ鉛直な軸を中心として旋回可能である。また、各フロントキャスタ4は、回転自在の前輪5を有している。
フレーム体2には、車椅子本体1の幅方向に互いに間隔をおいて一対の補助輪リンク機構6が取り付けられている。各補助輪リンク機構6は、主車輪3よりも車椅子本体1の幅方向外側に配置されている。
また、各補助輪リンク機構6は、基端部がフレーム体2に回動可能に連結された第1の補助輪リンク7と、基端部が第1の補助輪リンク7の先端部に回動可能に連結された第2の補助輪リンク8とを有している。各第1の補助輪リンク7の基端部は、主車輪3の回転軸と同軸上でフレーム体2に連結されている。各第2の補助輪リンク8の第1の補助輪リンク7に対する回動軸は、車椅子本体1の幅方向と平行である。
また、各補助輪リンク機構6は、第1の補助輪リンク7に対して第2の補助輪リンク8が回動されることにより、屈曲・伸展可能となっている。図1は補助輪リンク機構6が屈曲された状態、図2は補助輪リンク機構6が伸展された状態をそれぞれ示している。補助輪リンク機構6は、通常は屈曲されており、必要時のみ伸展される。
各第2の補助輪リンク8の先端部には、回転自在の補助輪9が設けられている。車椅子本体1を平面(床面)上に載置したとき、補助輪リンク機構6を屈曲させることにより、図1に示すように、第1及び第2の補助輪リンク7,8が平面に対して傾斜されるとともに、補助輪9が平面の上方に変位される。また、補助輪リンク機構6を伸展させることにより、図2に示すように、補助輪9が転動可能な状態で平面上に当接されるとともに、主車輪3が平面から持ち上げられる。
補助輪9の回転軸の向きは、補助輪リンク機構6が伸展されたときに車椅子本体1の前後方向(図のY軸方向)と平行になるように固定されている。
フレーム体2及び補助輪リンク機構6には、補助輪リンク機構6を屈曲・伸展させる操作機構10が連結されている。操作機構10は、対応する補助輪リンク機構6を独立して屈曲・伸展させる一対の片側操作部11を有している。片側操作部11は、車椅子本体1の幅方向に互いに間隔をおいて配置されている。
各片側操作部11は、下端部がフレーム体2に回動可能に連結された操作レバー12、操作レバー12と第1の補助輪リンク7との間に連結された第1の連結リンク13、及びフレーム体2と第2の補助輪リンク8との間に連結された第2の連結リンク14を有している。
補助輪リンク機構6は、操作レバー12を前後に回動操作することにより、屈曲・伸展される。第1の連結リンク13は、操作レバー12の中間部に回動可能に連結された第1の端部と、第1の補助輪リンク7の中間部に回動可能に連結された第2の端部とを有している。第2の連結リンク14は、フレーム体2に回動可能に連結された第1の端部と、第2の補助輪リンク8の下端部に回動可能に連結された第2の端部とを有している。
操作レバー12のフレーム体2に対する回動軸、第1の連結リンク13の操作レバー12に対する回動軸、第1の連結リンク13の第1の補助輪リンク7に対する回動軸、第2の連結リンク14のフレーム体2に対する回動軸、及び第2の連結リンク14の第2の補助輪リンク8に対する回動軸は、全て車椅子本体1の幅方向と平行である。
伸展状態の補助輪リンク機構6は、図2ではほぼ直線状であるが、補助輪9を持ち上げたときとは逆方向に僅かに屈曲されている。但し、第1の補助輪リンク7に対する第2の補助輪リンク8の図の反時計方向への回動角度は、所定の角度に規制されている。そして、第1の補助輪リンク7と第2の補助輪リンク8との間には、図示は省略したが、引張ばねが設けられている。
図1の状態から、引張ばねのばね力に抗して操作レバー12を図の反時計方向へ回動させると、第1の補助輪リンク7及び第2の連結リンク14が図の時計方向へ回動される。これにより、第2の補助輪リンク8は、図の反時計方向へ回動されながら下動され、補助輪9が床面に着地される。この後、操作レバー12をさらに回動させると、主車輪3が持ち上げられる。
引張ばねのばね力は、第1及び第2の補助輪リンク7,8が一直線上に並ぶ中立位置を過ぎると、第1及び第2の補助輪リンク7,8を伸展状態に保持する方向へ作用する。また、図2の状態から図1の状態へ戻す場合は、上記の逆の動作となる。
上記のような車椅子では、屈曲・伸展可能な補助輪リンク機構6に補助輪9が取り付けられており、補助輪リンク機構6を屈曲させることにより、車椅子本体1を置いた平面に対して第1及び第2の補助輪リンク7,8が傾斜されるとともに、補助輪9が平面の上方に変位されるので、コンパクトな構成により、通常使用時に補助輪9を大きく持ち上げることができ、収納状態の補助輪が障害物に衝突するのを防止することができる。
また、補助輪9の回転軸の向きは、補助輪リンク機構6が伸展されたときに車椅子本体1の前後方向と平行になるように固定されているので、車椅子本体1をより安定して横移動させることができる。
さらに、操作機構10は、車椅子本体1の幅方向に互いに間隔をおいて配置された一対の片側操作部11を有し、各片側操作部11は、対応する補助輪リンク機構6を独立して屈曲・伸展させるので、幅方向に折り畳み可能なタイプの車椅子にも容易に適用することができる。
さらにまた、補助輪リンク機構6は、主車輪3の回転軸と同軸に設けられているため、図1の状態と図2の状態とで、車椅子にかかる荷重を支持する点が同様である。従って、フレーム体2の構造を変更することなく、補助輪9を追加することも可能である。
この発明の実施の形態1による車椅子の通常状態を示す側面図である。 図1の車椅子を横移動させるときの状態を示す側面図である。
符号の説明
1 車椅子本体、2 フレーム体、3 主車輪、4 フロントキャスタ、6 補助輪リンク機構、7 第1の補助輪リンク、8 第2の補助輪リンク、9 補助輪、10 操作機構、11 片側操作部。

Claims (3)

  1. フレーム体と、上記フレーム体に設けられている一対の主車輪と、上記主車輪の前方で上記フレーム体に設けられている一対のフロントキャスタとを有する車椅子本体、
    上記車椅子本体に回動可能に連結された第1の補助輪リンクと、上記第1の補助輪リンクに回動可能に連結された第2の補助輪リンクとをそれぞれ有し、かつ上記車椅子本体の幅方向に互いに間隔をおいて配置され、それぞれ屈曲・伸展可能な一対の補助輪リンク機構、
    上記第2の補助輪リンクに設けられている一対の補助輪、及び
    上記補助輪リンク機構を屈曲・伸展させる操作機構
    を備え、
    各上記第1の補助輪リンクの基端部は、上記主車輪の回転軸と同軸上で上記フレーム体に連結されており、
    上記車椅子本体を平面上に載置したとき、
    上記補助輪リンク機構を屈曲させることにより、上記第1及び第2の補助輪リンクが上記平面に対して傾斜されるとともに、上記補助輪が上記平面の上方に変位され、
    上記補助輪リンク機構を伸展させることにより、上記補助輪が転動可能な状態で上記平面上に当接されるとともに、上記主車輪が上記平面から持ち上げられることを特徴とする車椅子。
  2. 上記補助輪の回転軸の向きは、上記補助輪リンク機構が伸展されたときに上記車椅子本体の前後方向と平行になるように固定されていることを特徴とする請求項1記載の車椅子。
  3. 上記操作機構は、上記車椅子本体の幅方向に互いに間隔をおいて配置され、対応する上記補助輪リンク機構を独立して屈曲・伸展させる一対の片側操作部を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車椅子。
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