JPH07149985A - 農業用塩化ビニル系樹脂フィルム - Google Patents

農業用塩化ビニル系樹脂フィルム

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JPH07149985A
JPH07149985A JP32631193A JP32631193A JPH07149985A JP H07149985 A JPH07149985 A JP H07149985A JP 32631193 A JP32631193 A JP 32631193A JP 32631193 A JP32631193 A JP 32631193A JP H07149985 A JPH07149985 A JP H07149985A
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JP
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vinyl chloride
chloride resin
ethylene
film
weight
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JP32631193A
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Tokutaro Kanai
徳太郎 金居
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Achilles Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐寒性等の特性は従来のポリ塩化ビニルフィ
ルムと同等で、かつ従来のポリ塩化ビニルフィルムより
も更に強度の高い農業用塩化ビニル系樹脂フィルムを提
供する。 【構成】 エチレン含有量が0.5〜7.0重量%でか
つ平均重合度が1400〜2000のエチレン−塩化ビ
ニル共重合体20〜100重量%と他の塩化ビニル系樹
脂80〜0重量%からなり、かつ全エチレン含有量が
0.5〜3.0重量%である塩化ビニル系樹脂からなる
農業用塩化ビニル系樹脂フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農業用のトンネル、簡易
温室等の被覆材として用いられる農業用塩化ビニル系樹
脂フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より農業用のトンネル、簡易温室等
の被覆材として、安価で透明性が良く保温性、強度に優
れ、かつフィルムに加工するのが容易である等の理由か
ら、塩化ビニル単独重合体である平均重合度が1300
〜1400程度のポリ塩化ビニル樹脂からなる農業用フ
ィルムが広く用いられている。また、積極的にポリ塩化
ビニル以外の塩化ビニル系樹脂を用いた農業用フィルム
としては、本発明者が先に提案した特開平2−2434
1号公報にある特定量のエチレンを含有させたエチレン
−塩化ビニル共重合体を用いたものが知られている。こ
の提案は、農業用塩化ビニル系樹脂フィルムの防滴持続
性、または防霧持続性を向上させることを目的とし、そ
のためにエチレン含有量を比較的広範囲に設定し、更に
防滴剤を加えることを必須の要件とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年では農家の
人手不足等の理由により、展張作業がなるべく少ない回
数ですむよう、長期にわたって展張可能な強度を有する
農業用フィルムが求められており、耐寒性などの特性は
従来のポリ塩化ビニルフィルムと同等で、かつ従来のポ
リ塩化ビニルフィルムよりも更に強度の高い農業用フィ
ルムの開発が急務とされている。
【0004】また、本発明者が先に提案した上記の特開
平2−24341号公報にあるエチレン−塩化ビニル共
重合体を用いた農業用フィルムは、上述した通り防滴持
続性または防霧持続性を向上させることを目的とし、エ
チレン含有量が0.1〜10重量%であるエチレン−塩
化ビニル共重合体を用い、かつ防滴剤を含有させること
を必須とするものであるが、エチレン−塩化ビニル共重
合体を用いた農業用フィルムは、ポリ塩化ビニルを用い
た農業用フィルムに比較して、耐寒性が劣るものとなる
虞や、夏期などの気温が高い条件下で使用していると、
風によるフィルムの伸びが大きく破れ易いなどの問題が
生じる虞があり、耐寒性等の特性は従来のポリ塩化ビニ
ルフィルムと同等で、かつ従来のポリ塩化ビニルフィル
ムよりも更に強度の高い農業用フィルムを得るといった
目的を満足するものではなかった。
【0005】本発明者は、上記提案を基に研究を進めて
いくうちに、全く意外にも上記提案よりも更に特定範囲
量のエチレンを含有するエチレン−塩化ビニル共重合体
を含む塩化ビニル系樹脂を用いて塩化ビニル系樹脂中の
全エチレン量を特定範囲となるようにすると共に、使用
するエチレン−塩化ビニル共重合体の平均重合度を特定
範囲とすることにより、塩化ビニル系樹脂フィルムの強
度を著しく向上させ、長期にわたって展張しても破れ等
の発生が極めて少なく、かつ耐寒性および高温性も従来
のポリ塩化ビニル樹脂を用いたものと同等の農業用フィ
ルムが得られることを見出し本発明を完成させるに至っ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の農業用塩化ビニ
ル系樹脂フィルムは、エチレン含有量が0.5〜7.0
重量%で、かつ平均重合度が1400〜2000のエチ
レン−塩化ビニル共重合体20〜100重量%と、他の
塩化ビニル系樹脂80〜0重量%からなり、かつ全エチ
レン含有量が0.5〜3.0重量%である塩化ビニル系
樹脂からなることを特徴とするものである。
【0007】本発明に使用されるエチレン−塩化ビニル
共重合体は、エチレン含有量が0.5〜7.0重量%の
範囲である。エチレン含有量が0.5重量%未満のエチ
レン−塩化ビニル共重合体用いても、本発明の期待する
強度の向上が見られず、またエチレン含有量が7.0重
量%を超えるエチレン−塩化ビニル共重合体用いると、
塩化ビニル系樹脂フィルムの強度は向上するものの、農
業用塩化ビニル系樹脂フィルムの耐寒性が悪化する。エ
チレン−塩化ビニル共重合体は単独で用いることもでき
るし、また塩化ビニル系樹脂中のエチレン−塩化ビニル
共重合体量が20重量%未満とならず、かつ塩化ビニル
系樹脂中の全エチレン含有量が0.5〜3.0重量%と
なる範囲で他の塩化ビニル系樹脂と混合して使用しても
よい。
【0008】上記のエチレン−塩化ビニル共重合体は平
均重合度が1400〜2000、好ましくは1600〜
1800の範囲のものが使用される。平均重合度が、1
400未満のものでは、本願発明の期待する強度は向上
がするものの、耐寒性、高温性が低下し、逆に平均重合
度が2000を超えるものを使用すると適切な加工条件
が得られず、フィルムの強度が低下するといった問題が
生じる。
【0009】上記のエチレン−塩化ビニル共重合体単独
またはエチレン−塩化ビニル共重合体と他の塩化ビニル
系樹脂の混合物からなる本発明の塩化ビニル系樹脂は、
塩化ビニル系樹脂中の全エチレン量が0.5〜3.0重
量%、好ましくは1.1〜2.0重量%の範囲である。
エチレン含有量が0.5〜7.0重量%の範囲のエチレ
ン−塩化ビニル共重合体を用いても、塩化ビニル系樹脂
中の全エチレン量が0.5〜3.0重量%の範囲にない
と塩化ビニル系樹脂フィルムの強度が充分でなかった
り、フィルムの耐寒性、高温性が悪化する虞がある。ま
た、塩化ビニル系樹脂中の全エチレン量が0.5〜3.
0重量%の範囲であっても、エチレン含有量が0.5〜
7.0重量%の範囲のエチレン−塩化ビニル共重合体が
20重量%以上含まれていないと、同様に塩化ビニル系
樹脂フィルムの強度が充分でない。
【0010】エチレン含有量が0.5〜7.0重量%の
エチレン−塩化ビニル共重合体に混合可能な塩化ビニル
系樹脂としては、ポリ塩化ビニル(塩化ビニル単独重合
体)の他、塩化ビニルと他のモノマーとの共重合体が挙
げられる。塩化ビニルと共重合可能な他のモノマーとし
ては、例えばプロピレン、酢酸ビニル、塩化ビニリデ
ン、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、
メタクリル酸エステル、マレイン酸、フマール酸、アク
リロニトリル、アルキルビニルエーテル等が挙げられ
る。尚、エチレン−塩化ビニル共重合体に混合可能な塩
化ビニル系樹脂の平均重合度は特に限定されない。
【0011】本発明の塩化ビニル系樹脂には、必要に応
じて可塑剤、防滴剤、含フッ素系化合物、安定剤、滑
剤、粘着防止剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、光安定剤、
無機質充填剤等の各種添加剤を添加することもできる。
【0012】一般可塑剤として具体的には、ジ−n−オ
クチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレー
ト、ジイソノニルフタレート、ジブチルフタレート、ブ
チルベンジルフタレート、ジラウリルフタレート、ジデ
シルフタレート、ジウンデシルフタレート、ジトリデシ
ルフタレート等のフタル酸エステル系可塑剤、トリクレ
ジルホスフェート、トリキシリルホスフェート、トリス
(イソプロピルフェニル)ホスフェート、トリブチルホ
スフェート、トリエチルホスフェート、トリフェニルホ
スフェート、トリエチルフェニルホスフェート等のリン
酸エステル系可塑剤、ジオクチルアジペート、ジトリノ
ニルアジペート、ジイソデシルアジペート等のアジピン
酸エステル系可塑剤、ポリエステル系可塑剤、セバチン
酸系可塑剤、トリメリット酸エステル系可塑剤、エポキ
シ化大豆油、エポキシ化アマニ油エポキシ化ポリブタジ
エン等のエポキシ系可塑剤等が挙げられる。上記の可塑
剤は1種または2種以上を混合して用いられる。また、
可塑剤の添加量は、求められる塩化ビニル系樹脂フィル
ムの硬さや、使用される塩化ビニル系樹脂の種類等によ
り適宜決定されるが、フタル酸エステル系可塑剤で30
〜70重量部程度である。
【0013】防滴剤としては、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エ
ステル、ジグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪
酸・二塩基酸エステル、ソルビトール脂肪酸・二塩基酸
エステル、ジグリセリン脂肪酸・二塩基酸エステル等の
多価アルコールと脂肪酸とのエステル、多価アルコール
と脂肪酸および二塩基酸とのエステル、あるいはこれら
にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイド等のアルキレンオキサイドが付加された化
合物等が挙げられ、具体的にはソルビタンパルミテー
ト、ソルビタンステアレート、ソルビタンステアレート
・エチレンオキサイド2モル付加物、ソルビタンステア
レート・プロピレンオキサイド3モル付加物、ソルビト
ールステアレート、ソルビトールステアレート・エチレ
ンオキサイド3モル付加物、ジグリセリンパルミテー
ト、ジグリセリンステアレート、グリセリンステアレー
ト、グリセリンパルミテート・エチレンオキサイド2モ
ル付加物、ソルビタンステアレートアジペート・エチレ
ンオキサイド3モル付加物、ソルビトールステアレート
アジペート・エチレンオキサイド2モル付加物、ジグリ
セリンパルミテートセバケート・プロピレンオキサイド
3モル付加物、ソルビトールパルミテートアジペート・
エチレンオキサイド3モル付加物等が挙げられる。これ
らの防滴剤は単独または2種以上を組み合わせて使用す
ることができる。また、上記の防滴剤の添加量は塩化ビ
ニル系樹脂100重量部に対し、0.5〜6.0重量部
程度である。
【0014】含フッ素系化合物は、1分子中に含フッ素
基と水酸基またはアルキレンオキサイド基の少なくとも
1種を有する化合物である。含フッ素基としては、パー
フルオロアルキル基(Cn 2n+1基)、パーフルオロア
ルコキシ基(Cn 2n+1O基)、ポリフルオロアルキル
基(Hm n 2n+1-m基)、パーフルオロアルケニル基
(Cn 2n-1基)、ポリフルオロアルケニル基(Hm
n 2n-1-m基)、パーフルオロアルキレン基(Cn 2n
基)等があり(式中mは1〜3、nは3〜20の整
数)、アルキレンオキサイド基としては、(C2
4 O)n 、(C3 6 O)n 等が挙げられる(式中nは
1〜30の整数)。
【0015】含フッ素化合物として具体的には、化1の
(1)〜(13)に示すものが挙げられるが、これらに
限定されるものではない。また、含フッ素系化合物の添
加量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、0.0
1〜1.0重量部、好ましくは0.05〜0.5重量部
程度である。
【0016】
【化1】
【0017】安定剤としては、金属石鹸、有機ホスファ
イト系安定剤などの通常使用される安定剤が使用でき
る。金属石鹸としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン
酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、リシノール酸バ
リウム、ラウリン酸カルシウム、オレイン酸カルシウ
ム、オクトイン酸亜鉛等が挙げられる。有機ホスファイ
ト系安定剤としては、ジフェニルデシルホスファイト、
トリフェニルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)
ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリス(2−
エチルヘキシル)ホスファイト、トリステアリルホスフ
ァイト、オクチルジフェニルホスファイト等が挙げられ
る。これらの安定剤は、1種または2種以上を用いるこ
とができる。また、これらの安定剤の添加量は塩化ビニ
ル系樹脂100重量部に対して0.5〜10重量部、好
ましくは1〜5重量部程度である。
【0018】滑剤または粘着防止剤としては、ステアリ
ン酸、イソステアリン酸、パルミチン酸等の脂肪酸系滑
剤、ステアリン酸アミド、メチレンビスステアロアミ
ド、エチレンビスステアロアミド等の脂肪酸アミド系滑
剤、ブチルパルミテート、ブチルステアレート等のエス
テル系滑剤、バリウムイソデシルホスフェート、カルシ
ウムオクタデシルホスフェート等の有機リン酸金属塩系
滑剤、ポリエチレンワックス、流動パラフィン等が挙げ
られ、これらの1種または2種以上を用いることができ
る。
【0019】紫外線吸収剤としては、一般に使用されて
いるベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリチ
ル酸エステル系、シアノアクリレート系等の紫外線吸収
剤が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いるこ
とができる。
【0020】抗酸化剤としては、フェノール系、チオジ
プロピオン酸エステル系、脂肪族サルファイド系等の抗
酸化剤を1種または2種以上を用いることができる。
【0021】光安定剤としては、ヒンダードアミン等の
一般に使用されている光安定剤を単独もしくは2種以上
を用いることができる。
【0022】無機質充填剤としては、炭酸マグネシウ
ム、マグネシウム珪酸塩、酸化珪素、酸化アルミニウ
ム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ハイド
ロタルサイト類の少なくとも1種以上を用いることがで
きる。上記の無機質充填剤は粒径が20μm以下のもの
が好ましい。
【0023】本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
は、表面に溶剤型、水系型あるいは紫外線硬化型の塗料
よりなる塗膜を設けてもよい。溶剤型塗料の具体例とし
ては、アクリル樹脂系、塩化ビニル樹脂系、フッ素樹脂
系、ポリアミド樹脂系、ウレタン樹脂系等が挙げられ
る。水系型塗料としては、アクリル樹脂系、ポリエステ
ル樹脂系、ウレタン樹脂系、エポキシ樹脂系等が使用で
きる。紫外線硬化型塗料としては、アクリル樹脂系、ア
クリル変性ウレタン樹脂系、アクリル変性エポキシ樹脂
系、メルカプト誘導体系、エポキシ樹脂系等が使用でき
る。
【0024】
【作用】本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、
エチレン含有量が0.5〜7.0重量%でかつ平均重合
度が1400〜2000のエチレン−塩化ビニル共重合
体20〜100重量%と他の塩化ビニル系樹脂80〜0
重量%からなり、かつ全エチレン含有量が0.5〜3.
0重量%である塩化ビニル系樹脂からなるので、耐寒性
等の諸特性は従来のポリ塩化ビニルフィルムと同等であ
りながら、強度が向上する。
【0025】
【実施例】以下具体的な実施例を挙げ、本発明を更に詳
細に説明する。
【0026】〔実施例1〜10〕表1に示す塩化ビニル
系樹脂を用いた、表2に示す配合物を、ヘンシェルミキ
サーに仕込み、10分間攪拌混合した後、175℃に加
熱溶融してロール混練りし、次いでカレンダー装置によ
って厚さ0.1mmの農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
を得た。得られた農業用塩化ビニル系樹脂フィルムにつ
いて、それぞれエルメンドルフ強度の測定を行うと共
に、下記方法にて耐寒性および高温時におけるフィルム
の伸び性について評価した。結果を表2に示す。
【0027】〔試験方法〕 ・耐寒性 得られた農業用フィルムを20cm×20cmに切断し
て試験用サンプルを5ピース作成し、それぞれ−10℃
に於ける落垂衝撃試験を行い、試験用サンプルが割れた
数により評価した。 <評価基準> ◎・・・割れたものが「0」 ○・・・割れたものが「1〜2」 △・・・割れたものが「3〜4」 ×・・・割れたものが「5」 ・高温時におけるフィルムの伸び性 得られた農業用フィルムを50cm×25cmに切断
し、表面に15cmの秤線を入れて試験サンプルを作成
した。得られた試験サンプルの50℃に加温し、400
gの荷重を5分間かけた後の秤線の伸び率を測定し、下
記基準にて評価した。 <評価基準> ◎・・・伸び率が35%未満 ○・・・伸び率が35〜40%未満 △・・・伸び率が40〜45%未満 ×・・・伸び率が45%以上
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】〔比較例1〜8〕配合を表3に示すものに
代える他は、実施例と同様に農業用塩化ビニル系樹脂フ
ィルムを製造し、実施例と同様の試験をした。結果を表
3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】
【発明の効果】上記の結果より明らかなように、本発明
の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、従来のポリ塩化
ビニルフィルムからなる農業用フィルムよりもエルメン
ドルフ強度が高く、かつ耐寒性や高温時のフィルムの伸
びも従来のポリ塩化ビニルフィルムからなる農業用フィ
ルムと略同等のものである。従って、長期にわたって展
張していても破れの発生等が少なく、その結果として張
り替え作業等の回数も少なくて済むものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン含有量が0.5〜7.0重量%
    で、かつ平均重合度が1400〜2000のエチレン−
    塩化ビニル共重合体20〜100重量%と、他の塩化ビ
    ニル系樹脂80〜0重量%からなり、かつ全エチレン含
    有量が0.5〜3.0重量%である塩化ビニル系樹脂か
    らなる農業用塩化ビニル系樹脂フィルム。
JP32631193A 1993-11-30 1993-11-30 農業用塩化ビニル系樹脂フィルム Pending JPH07149985A (ja)

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