JPH0714986B2 - アクリルエラストマ−の製造法 - Google Patents
アクリルエラストマ−の製造法Info
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- JPH0714986B2 JPH0714986B2 JP62051602A JP5160287A JPH0714986B2 JP H0714986 B2 JPH0714986 B2 JP H0714986B2 JP 62051602 A JP62051602 A JP 62051602A JP 5160287 A JP5160287 A JP 5160287A JP H0714986 B2 JPH0714986 B2 JP H0714986B2
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- Japan
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- acrylic elastomer
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- vinyl monomer
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アクリルエラストマーの製造法に関する。更
に詳しくは、耐熱性にすぐれたアクリルエラストマーの
製造法に関する。
に詳しくは、耐熱性にすぐれたアクリルエラストマーの
製造法に関する。
〔従来の技術〕および〔発明が解決しようとする問題
点〕 アクリルエラストマーは、アクリル酸エステルを主成分
とする共重合体エラストマーであり、一般に耐熱性、耐
油性にすぐれたゴムとして知られ、オイルシール、Oリ
ング、パッキン、ホースなどの成形材料として用いられ
る。
点〕 アクリルエラストマーは、アクリル酸エステルを主成分
とする共重合体エラストマーであり、一般に耐熱性、耐
油性にすぐれたゴムとして知られ、オイルシール、Oリ
ング、パッキン、ホースなどの成形材料として用いられ
る。
しかるに、昨今の機器、オイルなどの高性能化、省資源
化などのため、これ迄以上に耐熱性にすぐれたアクリル
エラストマーが望まれるようになってきているのが実情
である。
化などのため、これ迄以上に耐熱性にすぐれたアクリル
エラストマーが望まれるようになってきているのが実情
である。
そこで、本発明者らは、かかる課題の解決方法を求めて
種々検討を重ねた結果、アクリルエラストマー中にフル
オロアルキルアクリレートを共重合させることにより、
かかる課題が効果的に解決されることを見出した。
種々検討を重ねた結果、アクリルエラストマー中にフル
オロアルキルアクリレートを共重合させることにより、
かかる課題が効果的に解決されることを見出した。
従って、本発明はアクリルエラストマーの製造法に係
り、このアクリルエラストマーの製造法は、(a)炭素
数1〜8のアルキル基を有するアルキルアクリレートお
よび/または(b)炭素数2〜8のアルコキシアルキル
基を有するアルコキシアルキルアクリレート、(c)一
般式CH2=CRCOOCH2(CF2)nH(ここで、Rは水素原子ま
たはメチル基であり、nは1〜8の整数である)で表さ
れるフルオロアルキルアクリレートならびに(d)少な
くとも一種の次の単量体 (イ)エポキシ基含有ビニル単量体 (ロ)カルボキシル基含有ビニル単量体 (ハ)反応性ハロゲン含有ビニル単量体 (ニ)ジエン系単量体 (ホ)水酸基含有ビニル単量体 を共重合させることにより行われる。
り、このアクリルエラストマーの製造法は、(a)炭素
数1〜8のアルキル基を有するアルキルアクリレートお
よび/または(b)炭素数2〜8のアルコキシアルキル
基を有するアルコキシアルキルアクリレート、(c)一
般式CH2=CRCOOCH2(CF2)nH(ここで、Rは水素原子ま
たはメチル基であり、nは1〜8の整数である)で表さ
れるフルオロアルキルアクリレートならびに(d)少な
くとも一種の次の単量体 (イ)エポキシ基含有ビニル単量体 (ロ)カルボキシル基含有ビニル単量体 (ハ)反応性ハロゲン含有ビニル単量体 (ニ)ジエン系単量体 (ホ)水酸基含有ビニル単量体 を共重合させることにより行われる。
共重合体を形成する(a)成分のアルキルアクリレート
としては、例えばメチルアクリレート、エチルアクリレ
ート、n−またはイソ−プロピルアクリレート、n−ま
たはイソ−ブチルアクリレート、n−アミルアクリレー
ト、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、n−オクチルアクリレート、2−シアノエ
チルアクリレートなどの炭素数1〜8のアルキル基(シ
アノ基などの置換基を有するものを含む)を有するアル
キルアクリレートが用いられ、好ましくはエチルアクリ
レートまたはn−ブチルアクリレートが用いられる。
としては、例えばメチルアクリレート、エチルアクリレ
ート、n−またはイソ−プロピルアクリレート、n−ま
たはイソ−ブチルアクリレート、n−アミルアクリレー
ト、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、n−オクチルアクリレート、2−シアノエ
チルアクリレートなどの炭素数1〜8のアルキル基(シ
アノ基などの置換基を有するものを含む)を有するアル
キルアクリレートが用いられ、好ましくはエチルアクリ
レートまたはn−ブチルアクリレートが用いられる。
(b)成分のアルコキシアルキルアクリレートとして
は、例えばメトキシメチルアクリレート、エトキシメチ
ルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2
−エトキシエチルアクリレート、2−ブトキシエチルア
クリレートなどの炭素数2〜8のアルコキシアルキル基
を有するアルコキシアルキルアクリレートが用いられ、
好ましくは2−メトキシエチルアクリレート、2−エト
キシエチルアクリレートが用いられる。
は、例えばメトキシメチルアクリレート、エトキシメチ
ルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2
−エトキシエチルアクリレート、2−ブトキシエチルア
クリレートなどの炭素数2〜8のアルコキシアルキル基
を有するアルコキシアルキルアクリレートが用いられ、
好ましくは2−メトキシエチルアクリレート、2−エト
キシエチルアクリレートが用いられる。
これらの(a)成分および/または(b)成分は、約5
〜94.9モル%の割合で共重合させて用いられ、(a)成
分および(b)成分の両者が用いられる場合には前者が
約5〜90モル%、また後者が約90〜5モル%の割合で一
般に用いられる。
〜94.9モル%の割合で共重合させて用いられ、(a)成
分および(b)成分の両者が用いられる場合には前者が
約5〜90モル%、また後者が約90〜5モル%の割合で一
般に用いられる。
これら(a)成分および/または(b)成分の一部、具
体的には約30モル%程度迄を他の共重合性単量体と置換
し、共重合させてもよい。かかる共重合性単量体として
は、例えばエチレン、プロピレン、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニル、
エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、アルキ
ルメタクリレート、アルコキシアルキルメタクリレート
などが挙げられる。
体的には約30モル%程度迄を他の共重合性単量体と置換
し、共重合させてもよい。かかる共重合性単量体として
は、例えばエチレン、プロピレン、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニル、
エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、アルキ
ルメタクリレート、アルコキシアルキルメタクリレート
などが挙げられる。
(c)成分のフルオロアルキルアクリレートとしては、
末端(CF2)nH基のnが1〜8、好ましくは2〜4のも
のが少なくとも一種用いられる。nが9以上のものを用
いると、得られる共重合体の加硫物の常態物性や圧縮永
久歪の点で満足されなくなる。
末端(CF2)nH基のnが1〜8、好ましくは2〜4のも
のが少なくとも一種用いられる。nが9以上のものを用
いると、得られる共重合体の加硫物の常態物性や圧縮永
久歪の点で満足されなくなる。
共重合体の架橋点を形成する(d)成分およびそれの反
応性基の種類に応じて用いられる架橋剤としては、それ
ぞれ次のようなものが用いられる。
応性基の種類に応じて用いられる架橋剤としては、それ
ぞれ次のようなものが用いられる。
(イ)エポキシ基含有ビニル単量体 アリルグリシジルエーテル、グリシジルアクリレート、
グリシジルメタアクリレートなどが例示され、これらの
架橋剤としては、例えば有機カルボン酸アンモニウム
塩、ポリアミン、ポリアミン塩、ジチオカルバミン酸
塩、ポリカルボキシル化合物と第4級アンモニウム塩ま
たは第4級ホスホニウム塩の併用、イミダゾール誘導体
とアルキル硫酸塩またはアルキルスルホン酸塩の併用、
ポリアミンまたはグアニジン誘導体とイオウまたはイオ
ウ供与化合物の併用などが挙げられる。
グリシジルメタアクリレートなどが例示され、これらの
架橋剤としては、例えば有機カルボン酸アンモニウム
塩、ポリアミン、ポリアミン塩、ジチオカルバミン酸
塩、ポリカルボキシル化合物と第4級アンモニウム塩ま
たは第4級ホスホニウム塩の併用、イミダゾール誘導体
とアルキル硫酸塩またはアルキルスルホン酸塩の併用、
ポリアミンまたはグアニジン誘導体とイオウまたはイオ
ウ供与化合物の併用などが挙げられる。
(ロ)カルボキシル基含有ビニル単量体 アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸などが例示さ
れ、これらの架橋剤としては、例えばポリアミン、ポリ
アミン塩、ポリエポキシ化合物と第4級アンモニウム
塩、第4級ホスホニウム塩または塩基性化合物の併用、
ポリアミンまたはポリアミン塩とグアニジン誘導体の併
用などが挙げられる。これらの架橋剤を用いる代わり
に、加熱のみで架橋させてもよい。
れ、これらの架橋剤としては、例えばポリアミン、ポリ
アミン塩、ポリエポキシ化合物と第4級アンモニウム
塩、第4級ホスホニウム塩または塩基性化合物の併用、
ポリアミンまたはポリアミン塩とグアニジン誘導体の併
用などが挙げられる。これらの架橋剤を用いる代わり
に、加熱のみで架橋させてもよい。
(ハ)反応性ハロゲン含有ビニル単量体 2−クロルエチルビニルエーテル、モノクロル酢酸など
が例示され、これらの架橋剤としては、例えばポリアミ
ン、ポリアミン塩、脂肪族アルカリ金属塩とイオウまた
はイオウ供与化合物、トリチオシアヌル酸と脂肪酸金属
塩、ジシアンジアミド、金属酸化物、ジチオカルバミン
酸塩またはチウラム化合物の併用などが挙げられる。
が例示され、これらの架橋剤としては、例えばポリアミ
ン、ポリアミン塩、脂肪族アルカリ金属塩とイオウまた
はイオウ供与化合物、トリチオシアヌル酸と脂肪酸金属
塩、ジシアンジアミド、金属酸化物、ジチオカルバミン
酸塩またはチウラム化合物の併用などが挙げられる。
(ニ)ジエン系単量体 ジビニルベンゼン、ピペリレン、イソプレン、ペンタジ
エン、ビニルシクロヘキセン、クロロプレン、ブタジエ
ン、メチルブタジエン、シクロペンタジエン、メチルペ
ンタジエン、エチレングリコールジアクリレート、プロ
ピレングリコールジアクリレート、エチレングリコール
ジメタクリレート、プロピレングリコールジメタクリレ
ート、エチリデンノルボルネン、ビニリデンノルボルネ
ン、アリルアクリレート、2−ブテニルアクリレート、
エチリデンノルボルネンアクリレート、ジシクロペンタ
ジエンアクリレートなどが例示され、これらの架橋剤と
しては、例えばイオウ、あるいはベンゾイルパーオキサ
イド、ジクミルパーオキサイドなどの有機過酸化物、ア
ゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ化合物、ジビニル
ベンゼン、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシ
アヌレートなどが挙げられる。これらの架橋剤を用いる
代わりに、加熱のみで架橋させてもよい。
エン、ビニルシクロヘキセン、クロロプレン、ブタジエ
ン、メチルブタジエン、シクロペンタジエン、メチルペ
ンタジエン、エチレングリコールジアクリレート、プロ
ピレングリコールジアクリレート、エチレングリコール
ジメタクリレート、プロピレングリコールジメタクリレ
ート、エチリデンノルボルネン、ビニリデンノルボルネ
ン、アリルアクリレート、2−ブテニルアクリレート、
エチリデンノルボルネンアクリレート、ジシクロペンタ
ジエンアクリレートなどが例示され、これらの架橋剤と
しては、例えばイオウ、あるいはベンゾイルパーオキサ
イド、ジクミルパーオキサイドなどの有機過酸化物、ア
ゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ化合物、ジビニル
ベンゼン、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシ
アヌレートなどが挙げられる。これらの架橋剤を用いる
代わりに、加熱のみで架橋させてもよい。
(ホ)水酸基含有ビニル単量体 ヒドロキシアルキルアクリレート、ヒドロキシアルキル
メタアクリレート、ヒドロキシアルコキシアクリレー
ト、N−メチロールアクリルアミドなどが例示され、こ
れらの架橋剤としては、例えばヘキサメチレンジイソシ
アネート、トリレンジイソシアネートなどのポリイソシ
アネート、アジピン酸などのポリカルボン酸、メトキシ
メチルメラミンなどのアルコキシメチルメラミンなどが
挙げられる。
メタアクリレート、ヒドロキシアルコキシアクリレー
ト、N−メチロールアクリルアミドなどが例示され、こ
れらの架橋剤としては、例えばヘキサメチレンジイソシ
アネート、トリレンジイソシアネートなどのポリイソシ
アネート、アジピン酸などのポリカルボン酸、メトキシ
メチルメラミンなどのアルコキシメチルメラミンなどが
挙げられる。
これらの架橋点形成性(d)成分は、2種類以上を併用
して共重合させることができ、例えばエポキシ基含有ビ
ニル単量体とカルボキシル基含有ビニル単量体とが併用
された場合には、それらの架橋剤として第4級アンモニ
ウム塩、第4級ホスホニウム塩、グアニジン誘導体、イ
ミダゾール誘導体などが用いられ、またカルボキシル基
含有ビニル単量体と反応性ハロゲン含有ビニル単量体と
が併用された場合には、それらの架橋剤として有機カル
ボン酸のアルカリ金属塩が単独で、あるいはそれと第4
級アンモニウム塩、第4級ホスホニウム塩、グアニジン
誘導体などとが併用される。
して共重合させることができ、例えばエポキシ基含有ビ
ニル単量体とカルボキシル基含有ビニル単量体とが併用
された場合には、それらの架橋剤として第4級アンモニ
ウム塩、第4級ホスホニウム塩、グアニジン誘導体、イ
ミダゾール誘導体などが用いられ、またカルボキシル基
含有ビニル単量体と反応性ハロゲン含有ビニル単量体と
が併用された場合には、それらの架橋剤として有機カル
ボン酸のアルカリ金属塩が単独で、あるいはそれと第4
級アンモニウム塩、第4級ホスホニウム塩、グアニジン
誘導体などとが併用される。
上記(a)成分および/または(b)成分と(c)成分
とは、共に5〜94.9重量%の割合で共重合反応に供せら
れる。このような割合は、アクリルエラストマーとして
の特性の保持および耐熱性、耐油性の改善という見地か
ら選択される。また、(d)成分は、架橋性基の導入と
いう点から最低0.1重量%が用いられ、ただし5重量%
をこえて用いると共重合中にゲル化を生ずるようにな
る。
とは、共に5〜94.9重量%の割合で共重合反応に供せら
れる。このような割合は、アクリルエラストマーとして
の特性の保持および耐熱性、耐油性の改善という見地か
ら選択される。また、(d)成分は、架橋性基の導入と
いう点から最低0.1重量%が用いられ、ただし5重量%
をこえて用いると共重合中にゲル化を生ずるようにな
る。
これらの共重合性単量体各成分の共重合は、通常用いら
れるラジカル開始剤存在下での乳化重合、けん濁重合、
溶液重合、塊状重合など、任意の重合方法で行われる。
ラジカル開始剤はレドックス系としても用いることがで
き、好ましい重合方法である乳化重合の場合には、各種
の界面活性剤の存在下で重合反応が行われる。
れるラジカル開始剤存在下での乳化重合、けん濁重合、
溶液重合、塊状重合など、任意の重合方法で行われる。
ラジカル開始剤はレドックス系としても用いることがで
き、好ましい重合方法である乳化重合の場合には、各種
の界面活性剤の存在下で重合反応が行われる。
重合反応は、回分方式あるいは連続的または断続的な添
加方式など任意の方式により、約−10〜100℃、好まし
くは約2〜80℃の温度で行われる。反応終了後の重合体
の分離は、重合方式によりそれぞれ異なった方法で行わ
れるが、例えば乳化重合法やけん濁重合法の場合には、
反応混合液に酸や多価金属塩などの凝固剤の添加により
行われ、分離された重合体は洗浄および乾燥工程に付さ
れる。
加方式など任意の方式により、約−10〜100℃、好まし
くは約2〜80℃の温度で行われる。反応終了後の重合体
の分離は、重合方式によりそれぞれ異なった方法で行わ
れるが、例えば乳化重合法やけん濁重合法の場合には、
反応混合液に酸や多価金属塩などの凝固剤の添加により
行われ、分離された重合体は洗浄および乾燥工程に付さ
れる。
得られた共重合体エラストマーは、その架橋性基に応じ
た架橋剤およびその他の必要な配合剤を加え、バンバリ
ーミキサーなどを用いて混練した後、通常用いられてい
る加硫条件によって加硫される。
た架橋剤およびその他の必要な配合剤を加え、バンバリ
ーミキサーなどを用いて混練した後、通常用いられてい
る加硫条件によって加硫される。
本発明方法により得られるフルオロアルキルアクリレー
トを共重合させたアクリルエラストマーは、アクリルエ
ラストマーの特性である耐油性を損なうことなく、また
耐寒性をそのまま保持しながら、長期間にわたる耐熱性
の著しい改善を達成させる。また、圧縮永久歪の点にお
いてもすぐれている。
トを共重合させたアクリルエラストマーは、アクリルエ
ラストマーの特性である耐油性を損なうことなく、また
耐寒性をそのまま保持しながら、長期間にわたる耐熱性
の著しい改善を達成させる。また、圧縮永久歪の点にお
いてもすぐれている。
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1〜7、比較例1〜4 温度計、攪拌機、窒素導入管および減圧装置を備えたセ
パラブルフラスコ中に、水150部(重量、以下同じ)、
硫酸ナトリウム0.1部、乳化剤(花王石鹸製品エマール1
0、エマルゲン147、レベノールWZの1.5:2.0:2.0混合
物)5.5部および下記表1の単量体混合物100部を仕込
み、脱気、窒素置換をくり返しつつ系内の酸素を十分に
除去した後、ハイドロサルファイトナトリウム0.01部、
ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.002部
および第3ブチルハイドロパーオキシド0.005部を加え
て室温下に重合反応を開始させた。重合転化率が95〜99
%の範囲内になるよう反応を6時間継続した後、反応混
合物を塩析し、十分水洗、乾燥し、共重合体エラストマ
ーを得た。
パラブルフラスコ中に、水150部(重量、以下同じ)、
硫酸ナトリウム0.1部、乳化剤(花王石鹸製品エマール1
0、エマルゲン147、レベノールWZの1.5:2.0:2.0混合
物)5.5部および下記表1の単量体混合物100部を仕込
み、脱気、窒素置換をくり返しつつ系内の酸素を十分に
除去した後、ハイドロサルファイトナトリウム0.01部、
ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.002部
および第3ブチルハイドロパーオキシド0.005部を加え
て室温下に重合反応を開始させた。重合転化率が95〜99
%の範囲内になるよう反応を6時間継続した後、反応混
合物を塩析し、十分水洗、乾燥し、共重合体エラストマ
ーを得た。
得られたアクリルエラストマーについて、下記表2に示
される配合に従って、冷却下のオープンロールで配合物
で調製し、この配合物を180℃、10分間のプレス加硫お
よび150℃、15時間のギヤーオーブン中での二次加硫を
行なった。加硫物について、JIS K−6301に準じて加硫
物の性質を測定し、また170℃での長期耐熱老化試験を
行ない、硬度変化、引張強さ変化率および伸び変化率を
それぞれ測定し、その結果を表3に示した。
される配合に従って、冷却下のオープンロールで配合物
で調製し、この配合物を180℃、10分間のプレス加硫お
よび150℃、15時間のギヤーオーブン中での二次加硫を
行なった。加硫物について、JIS K−6301に準じて加硫
物の性質を測定し、また170℃での長期耐熱老化試験を
行ない、硬度変化、引張強さ変化率および伸び変化率を
それぞれ測定し、その結果を表3に示した。
Claims (4)
- 【請求項1】(a)炭素数1〜8のアルキル基を有する
アルキルアクリレートおよび/または(b)炭素数2〜
8のアルコキシアルキル基を有するアルコキシアルキル
アクリレート、(c)一般式CH2=CRCOOCH2(CF2)nH
(ここで、Rは水素原子またはメチル基であり、nは1
〜8の整数である)で表されるフルオロアルキルアクリ
レートならびに(d)少なくとも一種の次の単量体 (イ)エポキシ基含有ビニル単量体 (ロ)カルボキシル基含有ビニル単量体 (ハ)反応性ハロゲン含有ビニル単量体 (ニ)ジエン系単量体 (ホ)水酸基含有ビニル単量体 を共重合させることを特徴とするアクリルエラストマー
の製造法。 - 【請求項2】(a)成分および/または(b)成分が5
〜94.9重量%用いられる特許請求の範囲第1項記載のア
クリルエラストマーの製造法。 - 【請求項3】(c)成分が5〜94.9重量%用いられる特
許請求の範囲第1項記載のアクリルエラストマーの製造
法。 - 【請求項4】(d)成分が0.1〜5重量%用いられる特
許請求の範囲第1項記載のアクリルエラストマーの製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62051602A JPH0714986B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | アクリルエラストマ−の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62051602A JPH0714986B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | アクリルエラストマ−の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63218716A JPS63218716A (ja) | 1988-09-12 |
JPH0714986B2 true JPH0714986B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=12891448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62051602A Expired - Lifetime JPH0714986B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | アクリルエラストマ−の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714986B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6096592A (en) * | 1997-02-17 | 2000-08-01 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Methods of forming integrated circuit capacitors having plasma treated regions therein |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102964513B (zh) * | 2012-11-23 | 2014-08-20 | 陕西科技大学 | 一种含氟水性自交联丙烯酸树脂乳液的制备方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55104310A (en) * | 1979-02-03 | 1980-08-09 | Daikin Ind Ltd | Detackifier |
JPS5653116A (en) * | 1979-10-05 | 1981-05-12 | Daikin Ind Ltd | Anti-stick agent and its use |
JPS5859277A (ja) * | 1981-10-06 | 1983-04-08 | Asahi Glass Co Ltd | 撥水撥油剤 |
US4525423A (en) * | 1982-10-13 | 1985-06-25 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Fluorochemical copolymers and ovenable paperboard and textile fibers treated therewith |
-
1987
- 1987-03-06 JP JP62051602A patent/JPH0714986B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6096592A (en) * | 1997-02-17 | 2000-08-01 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Methods of forming integrated circuit capacitors having plasma treated regions therein |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63218716A (ja) | 1988-09-12 |
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