JPH07149807A - 架橋された単分散重合体粒子の製造法 - Google Patents

架橋された単分散重合体粒子の製造法

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JPH07149807A
JPH07149807A JP6167290A JP16729094A JPH07149807A JP H07149807 A JPH07149807 A JP H07149807A JP 6167290 A JP6167290 A JP 6167290A JP 16729094 A JP16729094 A JP 16729094A JP H07149807 A JPH07149807 A JP H07149807A
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JP
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monomer
polymerizable
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vinyl monomer
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JP6167290A
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English (en)
Inventor
Kathryn L Longley
キャサリン・リン・ロングレイ
John C Schmidhauser
ジョン・クリストファー・シュミッドハウザー
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F291/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to macromolecular compounds according to more than one of the groups C08F251/00 - C08F289/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/04Polymerisation in solution
    • C08F2/06Organic solvent

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 架橋重合体の全重量に基づいて約0.3重量
%を超える濃度で架橋用単量体を使用し乍ら、ビニル単
量体及び架橋用重合性ポリビニル単量体から球状の単分
散重合体粒子を製造する。 【構成】 イソアルカノール溶剤、重合性ビニル単量体
及び架橋用重合性ポリビニル単量体を時間制御及び監視
条件下で結合する工程を含んで成る球状単分散ゲル粒子
の製造のための分散重合法により、約1−6μmの粒度
をもちかつ少なくとも約0.5ないし約3重量%(重合
性ビニル単量体/ビニル重合体に基づいて)の重合性ポ
リビニル単量体を含有する球状単分散ゲル粒子を製造す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は重合体粒子の製造法に関
する。特に本発明は重合性ビニル単量体を重合性ポリビ
ニル単量体で架橋して球状単分散重合体粒子を製造する
新規方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリスチレンのようなビニル重合体は1
00年以上も前に実験室において発見された周知の一群
の物質である。これらは軽重量であり、易成形性であり
しかも好ましくない温度条件下でそれらの寸法を安定に
保持し得るものである。これらの有用な性質に基づい
て、これらの物質は多くの商業的用途に使用されてい
る。かゝる用途は発泡絶縁体、飲料用コップ及びさらに
冷蔵庫の扉を包含する。
【0003】ビニル重合体の架橋に多官能性共単量体を
使用する商業的方法はすでに開発されている。かく得ら
れる架橋重合体生成物は典型的には嵩高な固体、異形の
(oddly shaped)凝集重合体粒子又は球状
重合体粒子である。これらの架橋重合体生成物はしばし
ば増大した寸法安定性及び改善された粘弾性が要求され
る用途に使用されている。
【0004】最近、単分散状の架橋された球状重合体粒
子の製造についての関心が高まりつつある。単分散重合
体粒子は検鏡分析及び拡散率測定技術用の検定標準とし
て及び農薬及びその他の治療薬を包含する生活性物質用
の担体として機能し得る。さらに、架橋された単分散重
合体粒子は液体及び重合体状マトリックス中に均一に混
合し、したがってかゝる混合物の流動性及び分散性を改
善し得る。より良好な流動性及び分散性は重合体粒子を
含有する混合物の加工性及び物理的性質及び表面外観に
有利に作用する。
【0005】したがって、本発明は架橋された球状単分
散重合体粒子の製造のための新規な方法を見出だしたこ
とに基づくものである。かゝる架橋された球状単分散重
合体粒子は約1−6μmの粒度をもちかつこれら粒子は
しばしば少なくとも約0.05ないし約10重量%、た
ゞし好ましくは少なくとも約0.5ないし約3重量%
(重合性ビニル単量体/ビニル重合体の合計重量に基づ
いて)の重合性ポリビニル単量体を含有する。本発明の
架橋重合体はしばしばゲルと呼ばれることに留意された
い。さらに、本発明の新規実施態様は特定の分散重合溶
剤の使用ならびに該架橋用の重合性ポリビニル単量体の
時間制御及び監視条件下での添加を包含する。
【0006】重合体粒子の製造法は従来技術において既
知であり、文献に開示されている。Almogらの“B
ritish Polymer Journal”,
,131−136(1982)には分散重合法による
単分散重合体粒子の製造法が開示されている。この方法
においては、ビニル単量体は非架橋重合体粒子を製造す
るために安定剤、開始剤及びアルコール溶剤と混合され
る。
【0007】さらに、Tsengらの“Journal
of Polymer Science”,24,2
995−3007(1986)には分散重合により重合
体粒子を製造するために該重合をエタノール溶剤中で行
う研究が記載されている。このエタノール溶剤中での分
散重合の結果として、ポリスチレン重合体は架橋用単量
体の濃度が架橋された重合体の全重量に基づいて0.3
重量%を超える場合には常に凝塊及び/又は異形重合体
粒子として得られた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したところから判
断して、架橋重合体の全重量に基づいて約0.3重量%
を超える濃度で架橋用単量体を使用した場合に均一な個
々に分離した重合体粒子を上首尾に製造する分散重合技
術はいまだ開示されていない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は特に、約1−6
μmの粒度をもちかつしばしば少なくとも約0.05な
いし約10重量%、たゞし好ましくは少なくとも約0.
5ないし約3重量%の架橋用の重合性ポリビニル単量体
を含有する球状単分散ゲル粒子を製造する新規方法を記
載しているという理由で前述した引用文献に開示された
技術とは明確に区別し得る特許性を具備するものであ
る。
【0010】本発明は約1−6μmの粒度をもちかつし
ばしば少なくとも約0.05ないし約10重量%、たゞ
し好ましくは少なくとも約0.5ないし約3重量%の架
橋用の重合性ポリビニル単量体を含有する球状単分散ゲ
ル粒子を製造する新規方法を知見したことに基づくもの
である。本発明のビニル重合体を製造するように重合さ
れるビニル単量体は式:
【0011】
【化9】
【0012】(式中、各R1 は独立的に水素、低級アル
キル(C1 −C5 炭化水素)基、ハロゲン、ニトリル基
(−CN)、ニトロ基(−NO2 )、スルホネート基
(−SO 3 2 )又は式:
【0013】
【化10】
【0014】のエステル基でありそして各R2 は独立的
に水素又は低級アルキル基である)によって表されるも
のを包含する。さらに、式(I)、(II)及び(III)は
それぞれスチレン、アクリロニトリル及びメチルメタク
リレートであることがしばしば好ましい。また、前述し
たビニル単量体は式(I)、(II)及び(III)によって
示されるビニル単量体の一種又はそれ以上を使用し得
る。
【0015】前述したビニル重合体は好ましくはスチレ
ン−アクリロニトリル共重合体でありしかも該共重合体
中のスチレン単量体対アクリロニトリル単量体の比が前
者約5−95重量%で後者約95−5重量%であるもの
が好ましい。本発明の架橋用重合性ポリビニル単量体は
式:
【0016】
【化11】
【0017】[式中、nは2より大であるか又は2に等
しい任意の整数であり、R1 は前記の意義を有しそして
Aは置換又は非置換多価芳香族、複素環式又は多環式化
合物又は式:
【0018】
【化12】
【0019】(式中、nは2より大であるか又は2に等
しい任意の整数でありそしてR4 は多価低級アルキル
(前記定義したごとき)又は多価置換又は非置換芳香族
化合物である)によって表される構造単位を包含し得る
架橋基である]によって表される単量体を包含する。か
ゝるポリビニル単量体はジビニルベンゼンであることが
しばしば好ましい。
【0020】本発明において、用語“ビニル重合体”は
限定を意図するものではなく、オリゴマー、グラフト共
重合体、ブロック共重合体、三元共重合体又はしばしば
熱可塑性又はエラストマー配合物と呼ばれる高分子量重
合体を包含するものであることに留意すべきである。前
記した構造は立体異性配置のいずれか(シス−又はトラ
ンス−)に限定されるものではない。該シス−及びトラ
ンス−異性体は分別結晶化又はフラッシュカラムクロマ
トグラフィーのような慣用の方法によって分離し得る。
【0021】さらに、本発明の新規方法の重要な形態
は、従来技術からは全く予想外のこととして、約1−6
μmの粒度をもちかつしばしば少なくとも約0.05な
いし約10重量%、たゞし好ましくは少なくとも約0.
5ないし約3重量%の架橋用の重合性ポリビニル単量体
を含有する球状単分散ゲル粒子を製造するために、特定
の分散重合溶剤を使用しかつ架橋用重合性ポリビニル単
量体を時間制御及び監視条件下で添加するという手段を
包含する。
【0022】本発明の別の特徴及び利点は以下の詳細な
開示から当業者には明らかになるであろう。1−6μm
の粒度範囲の単分散ゲル粒子を製造する手段として分散
重合法を採用することは既知である。しかしながら、少
なくとも約0.5ないし約3重量%の重合性ポリビニル
単量体を用いて架橋された前述した粒度範囲の単分散ゲ
ル粒子の製造についてはこれまでに何等の開示もなされ
ていない。Tsengら(前記引用文献)によれば、少
量(重合性ビニル単量体/ビニル重合体に基づいて0.
6%)の架橋用単量体の使用は広い粒度分布の異形粒子
及び凝塊を与えた。
【0023】本発明によれば、 (a)イソアルカノール溶剤; (b)重合性ビニル単量体;及び (c)架橋用重合性ポリビニル単量体; を時間制御及び監視条件下に結合させる工程を含んでな
る新規分散重合法によって、約1−6μmの粒度をもち
かつ少なくとも約0.5ないし約3重量%の架橋用重合
性ポリビニル単量体を含有する球状単分散ゲル粒子が製
造される。
【0024】該時間制御及び監視条件は架橋用重合性ポ
リビニル単量体の全量の約50重量%までを重合反応の
開始時に添加しそして該架橋用重合性ポリビニル単量体
の残部を該重合反応が約50%進行するまで等量ずつ分
割して又は連続的に添加する手段を含んでなる。上記し
たイソアルカノール溶剤はイソプロピルアルコール、イ
ソブチルアルコール又はそれらの混合物である。しばし
ば、全量で少なくとも約0.05ないし約10重量%、
好ましくは少なくとも約0.5ないし約3重量%(重合
性ビニル単量体/ビニル重合体の合計重量に基づいて)
の重合性ポリビニル単量体を本発明の重合工程に添加す
ると、前述した重量%をもつ架橋された球状単分散重合
体粒子が形成されることが認められる。したがって、約
100%の重合が期待される。
【0025】重合反応の進行は反応中に残留する重合性
ビニル単量体の割合を測定することによって監視し得
る。かゝる監視はプロトン(1 H)/炭素13(13C)
核磁気共鳴、ガスクロマトグラフィー及び高圧液体クロ
マトグラフィーを包含する慣用の分析技術によって達成
し得る。さらに、重合反応はビニル重合体の製造のため
の式(I)、(II)及び(III)によって示される単量体
のようなビニル単量体の重合及び前述したビニル重合体
の製造のための式(IV)によって示される単量体のよう
なポリビニル単量体の重合(架橋)を意味する。
【0026】前述した反応は反応条件を増強するために
不活性雰囲気中で約70℃に加熱しかつ機械的撹拌機の
使用のような慣用的な方法によって撹拌することができ
る点にも留意すべきである。さらに、本発明の方法にお
いては、既知のラジカル開始剤及び安定剤の任意のもの
を使用することができる。かゝるラジカル開始剤の例は
アゾビスイソブチロニトリル及び過酸化ベンゾイルを包
含し得る。前記の安定剤はポリビニルピロリドン及びメ
チルトリカプリリルアンモニウムクロライドのようなす
べての慣用の安定剤を包含し得る。
【0027】つぎの実施例及び表は本発明をさらに例証
し、それによって当業者の理解をより容易にするための
ものである。実施例1 :還流冷却器、窒素導入口、機械的撹拌機、温
度計及び温度制御器に取り付けた加熱マントルを装着し
た容量3リットルの三つ首丸底フラスコに1600ml
のイソプロピルアルコール(溶剤)、28gのポリビニ
ルピロリドン(平均分子量40,000)、8gのアン
モニウム塩(トリカプリリルメチルアンモニウムクロラ
イド)、200gのスチレン単量体、2gのアゾビスイ
ソブチロニトリル及び1.3g(スチレン単量体に基づ
いて0.5重量%)のジビニルベンゼン[ダヤク(Da
jak)ラボラトリーズ社から入手し得る純度75%の
もの]を装入して反応溶液を製造した。この溶液を通じ
て窒素ガスを約15分間泡出して空気を排除した。つい
でこの反応混合物を窒素雰囲気下で約70℃に加熱、撹
拌した。約1時間後、別量1.3g(0.5重量%)の
ジビニルベンゼンを添加してジビニルベンゼンの合計量
を2.6g(1.0重量%)とした。加熱をHF 1
−NMRがスチレン単量体の残存量が約5.0%未満で
あることを示すまで約12−24時間継続した。室温ま
で冷却した後、沈殿物を濾過によって回収した。この沈
殿を溶剤(メタノール)中に2回再分散させかつ濾過に
よって単離して架橋された重合体粒子を得た。得られた
重合体粒子を風乾し、粉砕しそして約50℃で約24時
間真空乾燥した。走査型電子顕微鏡試験により、約1.
0重量%(スチレン単量体に基づいて)のジビニルベン
ゼンで架橋された約1−2μmの粒度をもつ均一な単分
散球状粒子165gの形成を確認した。実施例2 :還流冷却器、窒素導入口、機械的撹拌機、温
度計及び温度制御器に取り付けた加熱マントルを装着し
た容量2リットルの三つ首丸底フラスコに1600ml
のイソプロピルアルコール(溶剤)、28gのポリビニ
ルピロリドン(平均分子量40,000)、8gのアン
モニウム塩(トリカプリリルメチルアンモニウムクロラ
イド)、200gのスチレン単量体、2gのアゾビスイ
ソブチロニトリル及び0.8g(スチレン単量体に基づ
いて0.3重量%)のジビニルベンゼン(ダヤク・ラボ
ラトリーズ社から入手し得る純度75%のもの)を装入
して反応溶液を製造した。この溶液を通じて窒素ガスを
約15分間泡出して空気を排除した。ついでこの反応混
合物を窒素雰囲気下で約70℃に加熱、撹拌した。約3
時間後、別量2.25g(0.85重量%)のジビニル
ベンゼンを添加した。約1時間後、最後の2.25g
(0.85重量%)のジビニルベンゼンを添加してジビ
ニルベンゼンの添加合計量を5.3g(2.0重量%)
とした。加熱をHF 1 H−NMRがスチレン単量体の
残存量が約5.0%未満であることを示すまで約12−
24時間継続した。室温まで冷却した後、沈殿物を毎分
約2800回転で約30分間遠心分離することによって
回収した。この溶液を傾瀉しそして沈殿物を2回溶剤
(メタノール)中に再分散しそして遠心分離によって単
離してゲル粒子を得た。これらのゲル粒子を風乾し、粉
砕しそして約50℃で約24時間真空乾燥した。走査型
電子顕微鏡分析の結果、約2.0重量%(スチレン単量
体に基づいて)のジビニルベンゼンで架橋された約1−
5μmの粒度をもつ均一な単分散ゲル粒子189gの生
成を確認した。実施例3 :還流冷却器、窒素導入口、機械的撹拌機、温
度計及び温度制御器に取り付けた加熱マントルを装着し
た容量2リットルの三つ首丸底フラスコに1600ml
のイソプロピルアルコール(溶剤)、28gのポリビニ
ルピロリドン(平均分子量40,000)、8gのアン
モニウム塩(トリカプリリルメチルアンモニウムクロラ
イド)、150gのスチレン単量体、50gのアクリロ
ニトリル、2gのアゾビスイソブチロニトリル及び1.
0g(スチレン単量体に基づいて0.38重量%)のジ
ビニルベンゼン(ダヤク・ラボラトリーズ社から入手し
た)を装入して反応溶液を製造した。この溶液を通じて
窒素ガスを約15分間泡出して空気を排除した。ついで
この反応混合物を窒素雰囲気下で約70℃に加熱、撹拌
した。約2時間後、別量3.5g(1.31重量%)の
ジビニルベンゼンを添加した。約1時間後、最終のジビ
ニルベンゼン3.5g(1.31重量%)を添加してジ
ビニルベンゼンの合計添加量を8g(3.0重量%)と
した。加熱をHF 1 H−NMRがスチレン単量体の残
存量が約5.0%未満であることを示すまで約12−2
4時間継続した。室温まで冷却した後、沈殿物を濾過に
よって回収した。この沈殿物を2回溶剤(メタノール)
中に再分散しそして濾過によって単離して架橋重合体粒
子を得た。これらの粒子を風乾し、粉砕しそして約50
℃で約24時間真空乾燥した。走査型電子顕微鏡分析の
結果、約3.0重量%(スチレン及びアクリロニトリル
単量体に基づいて)のジビニルベンゼンで架橋された約
1−2μmの粒度をもつ均一な単分散スチレン−アクリ
ロニトリル(SAN)ゲル粒子192gの生成を確認し
た。
【0028】後記のデータは上述した異性アルコールを
使用しかつ時間制御及び監視条件下で重合性ポリビニル
単量体を添加した場合に得られる新規なしかも予想し得
ない結果を確証するために収集したものである。すべて
の操作は実施例1、2及び3に示した方法で実施した。
ビニル重合体としてポリスチレンを使用しそしてポリビ
ニル単量体としてジビニルベンゼンを使用した。さら
に、これらの操作では2.0重量%(スチレン単量体に
基づいて)のポリビニル単量体を使用しそして操作3及
び5において得られたゲル粒子は球状の単分散粒子であ
り、約1.5ないし約2.0μmの粒度を有していた。
【0029】
【表1】 表 1 ゲ ル 粒 子 の 外 観 操作 ポリビニル単量体 時間制御及び監視条件下で 番号 溶 剤 の単一回での添加 のポリビニル単量体の添加 1 エタノール 部分的に凝集 部分的に凝集 2 n−プロパノール 凝集 部分的に凝集 3 イソプロピルアルコール 凝集 球状ゲル粒子 4 n−ブタノール 凝集 部分的に凝集 5 イソブチルアルコール 異形ゲル粒子 球状ゲル粒子 6 2−エチルヘキサノール 凝集 凝集
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 220/18 MLY 220/40 MMY (72)発明者 ジョン・クリストファー・シュミッドハウ ザー アメリカ合衆国、ニューヨーク州、スケネ クタデイ、クリフトン・パーク・アールデ ィーティー・シー61、1464番

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)イソアルカノール溶剤; (b)重合性ビニル単量体;及び (c)架橋用重合性ポリビニル単量体; を時間制御及び監視条件下に結合させる工程を含んで成
    る、球状単分散ゲル粒子の製造のための分散重合法。
  2. 【請求項2】 該イソアルカノール溶剤がイソプロピル
    アルコール、イソブチルアルコール又はそれらの混合物
    である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 該球状単分散ゲル粒子が約1−6μmの
    粒度をもつ請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 該重合性ビニル単量体が式: 【化1】 (式中、各R1 は独立的に水素、低級アルキル基、ハロ
    ゲン、ニトリル基(−CN)、ニトロ基(−NO2 )、
    スルホネート基(−SO3 2 )又は式: 【化2】 のエステル基であり、 そして各R2 は独立的に水素又は低級アルキル基であ
    る)によって表される請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 該重合性ビニル単量体がスチレン、アク
    リロニトリル又はメチルメタクリレートである請求項4
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 該架橋用重合性ポリビニル単量体が式: 【化3】 [式中、nは2より大であるか又は2に等しい任意の整
    数でありそしてAは置換又は非置換多価芳香族、複素環
    式又は多環式化合物又は式: 【化4】 (式中、nは2より大であるか又は2に等しい任意の整
    数であり、そしてR4 は多価低級アルキル又は多価置換
    又は非置換芳香族化合物である)によって表される構造
    単位を包含し得る架橋基である]によって表される請求
    項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 該架橋用重合性ポリビニル単量体がジビ
    ニルベンゼンである請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 重合性ビニル単量体の全重量に基づいて
    合計で少なくとも約0.05ないし約10重量%の架橋
    用重合性ポリビニル単量体を該重合工程に添加する請求
    項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 該球状単分散ゲル粒子が重合性ビニル単
    量体の全重量に基づいて少なくとも約0.05ないし約
    10重量%の架橋用重合性ポリビニル単量体を含有する
    請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 重合性ビニル単量体の全重量に基づい
    て合計で少なくとも約0.5ないし約3重量%の架橋用
    重合性ポリビニル単量体を該重合工程に添加する請求項
    1記載の方法。
  11. 【請求項11】 該球状単分散ゲル粒子が重合性ビニル
    単量体の全重量に基づいて少なくとも約0.5ないし約
    3重量%の架橋用重合性ポリビニル単量体を含有する請
    求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 該時間制御及び監視条件が、 (a)重合性ポリビニル単量体の全量から残すべき部分
    を保留しながら、該単量体の全量の約50%までを最初
    に該重合工程に添加する段階; (b)重合性ポリビニル単量体の該全量のうちの該残部
    を、重合工程の開始後にかつ該重合工程が約50%の完
    了度に達するまでの間、等量ずつ分割して又は連続的に
    添加する段階;及び (c)該重合工程を分析的方法で監視する段階; を含んでなる請求項8記載の方法。
  13. 【請求項13】 該分析的方法がプロトン/炭素13核
    磁気共鳴、ガスクロマトグラフィー又は高圧液体クロマ
    トグラフィーである請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 該時間制御及び監視条件が、 (a)重合性ポリビニル単量体の全量から残すべき部分
    を保留しながら、該単量体の全量の約50%までを最初
    に該重合工程に添加する段階; (b)重合性ポリビニル単量体の該全量のうちの該残部
    を、重合工程の開始後にかつ該重合工程が約50%の完
    了度に達するまでの間、等量ずつ分割して又は連続的に
    添加する段階;及び (c)該重合工程を分析的方法で監視する段階; を含んでなる請求項10記載の方法。
  15. 【請求項15】 該分析的方法がプロトン/炭素13核
    磁気共鳴、ガスクロマトグラフィー又は高圧液体クロマ
    トグラフィーである請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 該重合性ビニル単量体が式: 【化5】 (式中、各R1 は独立的に水素、低級アルキル基、ハロ
    ゲン、ニトリル基(−CN)、ニトロ基(−NO2 )、
    スルホネート基(−SO3 2 )又は式: 【化6】 のエステル基でありそして各R2 は独立的に水素又は低
    級アルキル基である)によって表される請求項12記載
    の方法。
  17. 【請求項17】 該重合性ビニル単量体がスチレン、ア
    クリロニトリル又はメチルメタクリレートである請求項
    16記載の方法。
  18. 【請求項18】 該架橋用重合性ポリビニル単量体が
    式: 【化7】 [式中、nは2より大であるか又は2に等しい任意の整
    数でありそしてAは置換又は非置換多価芳香族、複素環
    式又は多環式化合物又は式: 【化8】 (式中、nは2より大であるか又は2に等しい任意の整
    数でありそしてR4 は多価低級アルキル又は多価置換又
    は非置換芳香族化合物である)によって表される構造単
    位を包含し得る架橋基である]によって表される請求項
    17記載の方法。
  19. 【請求項19】 該架橋用重合性ポリビニル単量体がジ
    ビニルベンゼンである請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 該単分散ゲル粒子がスチレン−アクリ
    ロニトリル共重合体であり、しかも該共重合体中のスチ
    レン単量体対アクリロニトリル単量体の比が前者約5−
    95重量%に対して後者約95−5重量%である請求項
    1記載の方法。
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