JPH0714784B2 - ラツプ供給装置 - Google Patents

ラツプ供給装置

Info

Publication number
JPH0714784B2
JPH0714784B2 JP59265542A JP26554284A JPH0714784B2 JP H0714784 B2 JPH0714784 B2 JP H0714784B2 JP 59265542 A JP59265542 A JP 59265542A JP 26554284 A JP26554284 A JP 26554284A JP H0714784 B2 JPH0714784 B2 JP H0714784B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lap
machine
transport
head
rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59265542A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61145082A (ja
Inventor
茂樹 関谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Howa Machinery Ltd filed Critical Howa Machinery Ltd
Priority to JP59265542A priority Critical patent/JPH0714784B2/ja
Publication of JPS61145082A publication Critical patent/JPS61145082A/ja
Publication of JPH0714784B2 publication Critical patent/JPH0714784B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H67/00Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
    • B65H67/06Supplying cores, receptacles, or packages to, or transporting from, winding or depositing stations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、精梳綿工程の準備工程であるリボンラップマ
シンやラップホーマ等のラップ成形機によって形成した
ラップを、ヘッド間ゲージの異なる2種類以上のコーマ
機を多数台並設したコーマ機群へ所定個数宛供給するラ
ップ供給装置に関するものである。
従来の技術 綿用のコーマ機は、その機台長手方向に並設した複数組
(通常6組乃至8組)のコーミングヘッドのヘッド間ゲ
ージが、メーカ若しくは型式の相違によって大幅に異な
り、そのヘッド間ゲージは、最小の430粍のものから最
大の550粍のもの迄含めて数種類以上もある。また、現
在稼動中の紡績工場においては、その新設及び増設時に
おける諸般の事情により、精梳綿工程を1種類のコーマ
機に統一して設備することができず、2種類以上の異な
ったメーカ若しくは型式のコーマ機によって精梳綿工程
を設備するケースが多く、その結果、設備されたコーマ
機群中に、ヘッド間ゲージの異なったコーマ機が存在す
ることになる。また、この精梳綿工程のコーマ機群と共
に設備された準備工程のラップ成形機によって形成され
るラップは、近年、ラージパッケージ化によってその重
量が17kg以上にも達するようになり、人手による取扱い
が困難になると共に、コーマ機の高速化によってそのラ
ップの供給頻度も増大するようになり、これに伴って、
ラップ成形機とコーマ機間におけるラップ運搬作業を合
理化するラップ供給装置が特公昭47−46852号及び特公
昭54−22528号等によって既に数多く提案されている。
しかるに、このような既知のラップ供給装置は、ヘッド
間ゲージが同一のコーマ機を対象としたものであって、
コーマ機のヘッド数と対応する所定個数(通常6個乃至
8個)のラップを搬送する各搬送具のピッチが、コーマ
機のコーミングヘッドのヘッド間ゲージと同一の固定ピ
ッチに設定されている。
発明が解決しようとする問題点 上記のような搬送具とピッチを固定ピッチに設定した従
来のラップ供給装置を用いてラップ成形機と、ヘッド間
ゲージの異なった2種類以上のコーマ機によって構成し
たコーマ機間においてラップ供給を行うには、そのヘッ
ド間ゲージの異なったコーマ機を種類別に区分し、その
同一ヘッド間ゲージのコーマ機群と、このコーマ機群と
対応するラップ成形機を1つのグループとし、そのグル
ープ毎に専用の搬送具連を設け、その専用の搬送具連に
よってラップ供給を行うことも考えられるが、しかし、
このように、ラップ成形機とコーマ機をコーマ機のヘッ
ド間ゲージの種類別に区分し、そのグループ専用の搬送
具連によってコーマ機へのラップ供給を行った場合に
は、グループ毎にラップ成形機を必要とし、かつ、その
何れかのグループのラップ成形機は、故障若しくは定期
保全等により長時間に亘って停台すると、そのグループ
のラップ成形機と対応したコーマ機群に対するラップ供
給が不足し、終には、そのグループ内のコーマ機が停台
し操業に大きな支障を来すことになる。したがって、こ
のような場合には、ラップ成形機が停台したグループの
コーマ機群に対して、他のグループのラップ成形機から
人手によってラップを補給することになり、作業員に大
きな負担を掛けることになる。その結果、搬送具のピッ
チを固定ピッチに設定し、ヘッド間ゲージが同一のコー
マ機を対象とした従来のラップ供給装置は、ヘッド間ゲ
ージの異なる2種類以上のコーマ機で構成したコーマ機
群に対して適用し難く、必ずしも満足すべきものではな
かった。
問題点を解決するための手段 本発明は、斯かる従来技術の欠点に鑑み、1台乃至複数
台のラップ成形機と、ヘッド間ゲージの異なる2種類以
上のコーマ機を多数台並設したコーマ機群間に架設した
搬送レールに走行可能な搬送具連を懸装し、その搬送具
連に所定個数のラップを吊持させて各コーマ機へラップ
を供給するようにしたラップ供給装置において、上記搬
送具連の各搬送具をラップ吊持部毎に分割し、その分割
した各搬送具の基板を伸縮自在な連結手段によって連結
すると共に、その搬送具連の各搬送具の間隔を所定のピ
ッチPに保ち、この各搬送具のピッチPと異なるヘッド
間ゲージのコーマ機設置位置に、該コーマ機位置へ移動
してきた伸縮自在な搬送具連を長手方向に伸長させて各
搬送具のピッチPをそのコーマ機のヘッド間ゲージに適
合させる拡張装置を設けたことを特徴とするものであ
る。
作用 上記のような本発明のラップ供給装置は、ラップ成形機
側において、搬送具連の各搬送具に所定個数のラップが
吊持されると、その搬送具連がラップ成形機とコーマ機
群間に架設した主搬送レール上を走行してラップ成形機
側からコーマ機群側へ移動し、さらに、その搬送具連
が、コーマ機群側の主搬送レールから分岐したコーマ機
上方の分岐搬送レール内へ進入して待機し、その後、こ
の搬送具連が進入した分岐搬送レールの下方に配備され
た複数台のコーマ機のうちの1台がラップの消尽によっ
て停止すると、そのコーマ機からのラップ交換指令によ
って待機していた搬送具連が発進し、ラップの消尽によ
て停止したコーマ機の上方へ移動する。このコーマ機群
側へ移動してきた搬送具連は、ラップを吊持した各搬送
具が夫々所定のピッチPを保っており、停止したコーマ
機のヘッド間ゲージが、この搬送具のピッチPと同一の
場合には、所定個数のラップを吊持して移動してきた搬
送具連が、昇降装置と連結した搬送レールと共に下降
し、各搬送具に吊持したラップがコーマ機のラップロー
ラ(若しくは予備クリール)上へ降される。また、停止
したコーマ機のヘッド間ゲージが、搬送具のピッチPと
異なったヘッド間ゲージの場合には、搬送具連がそのコ
ーマ機上方へ移動すると、そのコーマ機側に設けた拡張
装置が作動し、ラップを吊持した各搬送具のピッチPを
長手方向に伸長し、その各搬送具のピッチPをコーマ機
のヘッド間ゲージG1(若しくはG2…)に等しいピッチに
変更し、そのピッチ変更後に、吊持したラップを前記と
同様にコーマ機のラップローラ(若しくは予備クリー
ル)上へ降す。
実施例 以下、本発明を図面に示す一実施例によって詳細に説明
するが、この実施例においては、2台のラップ成形機1
からヘッド間ゲージの異なった2種類のコーマ機5AR、
Lと、5BR、L(図示例では各8台、計16台の場合を示
す)から成るコーマ機群5へラップ4を供給する場合に
ついて説明する。第1図において、1はラップホーマ若
しくはリボンラップマシン(図示例はラップホーマの場
合を示す)等による既知のラップ成形機で、このラップ
成形機1が第1図の上下方向に適宜な間隔を保って2台
並設され、そのラップ成形機1のラップ捲取部2の前方
にはラップ整列装置3が夫々配備され、ラップ捲取部2
から玉揚げされたラップ4を1個宛受け取り、そのラッ
プ4を玉揚げ方向Aと直交する方向Bに所定量P宛間欠
的に移動させ、玉揚げ後の複数個(図示例は6個の場合
を示す)のラップ4を所定間隔Pを保って1列に整列さ
せるようになっている。また、この並設した2台のラッ
プ成形機1の側方には、第1図に示すように、コーミン
グヘッドのヘッド間ゲージを所定の間隔Pに設定したグ
ループ5Aの多数台のコーマ機5AR及び5AL(図示例では
R、L各4台の場合を示す)と、コーミングヘッドのヘ
ッド間ゲージを所定の間隔G1に設定したグループ5Bの多
数台のコーマ機5BR及び5BL(図示例では、R、L各4台
の場合を示す)から成るコーマ機群5が配置され、その
ヘッド間ゲージの異なった2種類のグループ5A及び5Bの
各コーマ機は、各グループ内のR台とL台のラップロー
ラ部8が台間通路6を挟んで互に対峙するように配置さ
れると共に、この両グループ5A、5Bの左右のコーマ機5A
Rと5BL、及び5ALと5BRが図示のように夫々同一線上に位
置するように配置されている。また、グループ5Aと5B内
の各コーマ機は、機台の長手方向に夫々所定の間隔P及
びG1(P<G1)を保った複数組(通常6ヘッド若しくは
8ヘッドで、図示例は6ヘッドの場合を示す)のコーミ
ングヘッドとラップ供給部等が並設されている。次い
で、第1図下側のラップ成形機1とコーマ機群5間に
は、そのラップ整列装置3の上方から、ラップ成形機1
の一側(第1図の左側)の通路上を通り、さらに、コー
マ機群5の外側の通路上を迂回し再び下側のラップ成形
機1のラップ整列装置3の上方へ戻るように連結した閉
ループ式の主搬送レール7が架設され、また、この主搬
送レール7には、後述の切換装置10Bを介して第1図上
側のラップ成形機1のラップ整列装置3の上方を通る分
岐搬送レール9Aが接続され、更に、その主搬送レール7
には、後述の切換装置10A及び10Bを介して断続し、か
つ、コーマ機5AR、5BL、5BR、5ALの各ラップローラ部8
の上方を通る複数本の分岐搬送レール9Bが分岐接続され
ている。尚、このコーマ機側の各分岐搬送レール9Bは、
コーマ機5ARと5BLの上方を通ったのちに、その他側の機
台端側で180度方向変換して対設したコーマ機5BRと5AL
の上方を通って再び主搬送レール7に接続され、各コー
マ機へ供給するラップ4の捲き戻し方向が夫々所定の方
向になるように構成されている。また、主搬送レール7
と分岐搬送レール9B及び9Aの接続部に配備した切換装置
10A及び10Bは、第2図に示すように(図は10Aのみを示
し、10Bはその10Aの対称とする)、両レールの接続部に
垂直方向に軸支した支軸11Aを中心にして水平方向に揺
動する搬路切換板12Aが配置され、その支軸11Aの上端に
取付けた揺動腕13Aの先端にエアシリンダ14Aが連結さ
れ、そのエアシリンダ14Aの作動により搬路切換板12Aを
支軸11Aを中心に揺動させ、各分岐搬送レール9Bの入口
部を主搬送レール7に断続すると共に、この切換装置10
Aと対称の別の切換装置10Bを介して各分岐搬送レール9B
の出口部と、ラップ成形機側の分岐搬送レール9Aが夫々
主搬送レール7に断続するようになっている。一方、第
1図下側のラップ整列装置3の上方に配備した主搬送レ
ール7の一部分7aと、第1図上側のラップ整列装置3の
上方に配備した分岐搬送レール9Aの一部分9aは、第3図
に示すように、主搬送レール7の固定部分と、分岐搬送
レール9Aの固定部分から切り離され、その切り離された
主搬送レールの一部分7aと、分岐搬送レールの一部分9a
の両端部に取付けた1対のスライドブラケット15Aと15B
が、床面上に対設した左右1対の支柱16A、16Bに昇降自
在に嵌装され、その左右のスライドブラケット15Aと15B
にエアシリンダ17A、17Bが連結されて昇降装置18を構成
し、この昇降装置18と連結した搬送レール7a及び9aが、
そのエアシリンダ17A、17Bの作動により後述の搬送具連
33と共に所定ストロークで夫々昇降するようになってい
る。また、各コーマ機5AR、5BL、5BR、5ALのラップロー
ラ部8と対応する分岐搬送レールの一部分9C(及び9b)
にも第4図に示すように分岐搬送レール9Bの固定部分と
切り離され、その切り離された搬送レール9C(及び9b)
の両端部に取付けた1対のスライドブラケット19Aと19B
が、各コーマ機の後部側の床面(台間通路6側)に対設
した左右の支柱20A、20Bに昇降自在に嵌装され、その左
右のスライドブラケット19Aと19Bにエアシリンダ21A、2
1Bが連結されて昇降装置22を構成し、この昇降装置22と
連結した搬送レール9C(及び9b)がそのエアシリンダ21
A、21Bの作動により後述の搬送具連33と共に所定ストロ
ークで夫々昇降するようになっている。更に、前記の主
搬送レール7と分岐搬送レール9A及び9Bは、その断面形
状を第6図に示すように下部を開口した中空矩形断面に
形成され、その中空矩形断面内へ第7図に示すように前
後2組の車輪23、23が嵌挿され、その前後の車輪23、23
の車軸部から垂下した前後の支持杆24A、24Bの下端に、
吊持するラップ4毎に分割した搬送具25の基板26が水平
方向に固着され、その基板26に懸吊腕27が1本宛固着さ
れ、その懸吊腕27の下端に、基板26の長手方向に向けて
水平方向に突出したペッグ28が突設され、この分割した
搬送具25のペッグ28にラップ4を個宛吊持するように構
成されている。更に、吊持するラップ毎に分割した搬送
具25は、その後側の支持杆24Bが、連結板29の前側に設
けた嵌合穴30に嵌合され、その前側の支持杆24Aと嵌合
した連結板29の後側に設けた長穴31へ、後側の搬送具25
の前側の支持杆24Aが嵌挿され、かつ、その前側の搬送
具25の後側の支持杆24Bと、後側の搬送具25の前側の支
持杆24A間にスプリング32が張設され、そのスプリング3
2によって後側の搬送具25が前側の搬送具側へ引寄せら
れ、これによって、後側の搬送具25の前側の支持杆24A
が連結板29の長穴31の前端部に当接し、前、後の搬送具
25、25が所定のピッチPに保つと共に、その連結板29の
長穴31によって前、後の搬送具25、25が伸縮自在に連結
されている。また、この連結板29の長穴31は、伸縮自在
に連結した搬送具25を後述の拡張装置45によって伸長さ
せたときに、前、後の搬送具25、25のピッチPが所定の
ピッチG1になるようにその長さが決定されている。この
ようにして、後側の搬送具25と伸縮自在に連結した搬送
具25は、前述と同様に連結板29を介してその前側の複数
個の搬送具25と順次連結され所定個数(図示例は6組の
場合を示す)の搬送具25を伸縮自在に連結した搬送具連
33が構成され、この搬送具連33が、前記の主搬送レール
7(7a)若しくは分岐搬送レール9A(9a)の任意な位置
に適数組懸装されている。尚、前記した各搬送具のペッ
グ28は、第3図及び第4図に示すようにラップ整列装置
3及びコーマ機のラップ供給部8に載置したラップ間の
中間幅W2及びコンベア3a上に整列したラップ間の中間部
幅W1よりも短く設定され、そのラップ間の中間部を昇降
できるようになっている。次いで、前記主搬送レール7
と分岐搬送レール9A、9Bには、その長手方向に沿って搬
送具連33の全長より短い間隔を保った複数組の移送装置
34が配備され、その移送装置34により懸装した搬送具連
33をラップ成形機とコーマ機間でリレー式に移送するよ
うになっている。この搬送具連用の移送装置34は、第8
図に示すように、主搬送レール7及び分岐搬送レール9
A、9Bの一方の側面に軸線の垂直な軸受35が固設され、
この軸受35に軸支した竪軸36の上端に正逆転可能な減速
機付の小型モータ37が直結され、その竪軸36の下端に、
外周面38aが搬送具25の基板26の側面26aに接する積極駆
動の回転円板38が固着され、この回転円板38を配置した
搬送レール7及び9A、9Bの他側には、該搬送レール7及
び9A、9Bに固着したブラケット39に一端をピン連結して
水平方向に揺動可能に枢支した軸受40が配備され、この
軸受40に軸支した竪軸41の下端に、外周面42aが搬送具2
5の基板26の側面26bと対応する消極駆動の回転円板42が
固着され、更に、水平方向に揺動可能に枢支した前記の
軸受40がスプリング43によって他側の軸受35側へ付勢さ
れ、かつ、ストッパ44により左右の回転円板38と42間の
最小ゲージが搬送具25の基板26の幅寸法より僅かに狭く
なるように位置決めされ、この左右の回転円板38と42に
より搬送具25の基板26をその幅方向から挟持して搬送具
連33を長手方向へ送るようになっている。
また、コーミングヘッドのヘッド間ゲージを、搬送具25
のピッチPより広い所定の間隔G1に設定したグループ5B
内の各コーマ機5BRと5BL側には、前述のように夫々のラ
ップローラ部8の上方に昇降可能な搬送レール9Cが配備
され、この搬送レール9Cの後側には、該搬送レール9C上
へ移動して来た伸縮自在な搬送具連33をその長手方向に
伸長させて各搬送具25のピッチ変更を行う拡張装置45
と、ピッチ変更した搬送具連33を拡張装置45と共に一定
量横移動させる移動装置46が配備されており、以下、こ
の拡張装置45と移動装置46を第6図及び第9図によって
説明する。前記搬送レール9Cの後側には、前後方向に適
宜な間隔を保った2本の案内ロッド47、47が昇降装置22
の左右のスライドブラケット19A、19B間に摺動可能に架
設され、この2本の案内ロッド47、47は、搬送レール9C
の中間部に取付けた固定アーム48に一端を枢支した移動
装置46のエアシリンダ49と連結され、そのエアシリンダ
49によって長手方向に位置決めされると共に、該エアシ
リンダ49の作動によって長手方向に所定ストロークで摺
動するようになっている。また、この移動装置46のエア
シリンダ49と連結して位置決めされた2本の案内ロッド
47、47の一側(第9図左側)には、該案内ロッド47に固
着した取付部材50に揺動形モータ51が取付けられ、その
揺動形モータ51の出力軸52に、搬送具連33の最前部の懸
吊腕27と係合可能な位置決め用の揺動腕53が取付けら
れ、さらに、案内ロッド47、47の他側(第9図右側)に
は、取付金具54が固着され、その取付金具54に一端を枢
支したエアシリンダ55が、2本の案内ロッド47、47に摺
動可能に嵌装したスライドブラケット56と連結され、さ
らに、このスライドブラケット56に取付けた揺動形モー
タ57の出力軸58に、搬送具連33の最後部の懸吊腕27と係
合可能な揺動腕59を取付けて搬送具25のピッチ変更を行
う拡張装置45が構成されている。また、この拡張装置45
は、搬送具連33が搬送レール9C上へ進入及び退出する際
には、第6図に実線で示す後退位置へ待避している。更
に、上記の移動装置46と拡張装置45は、搬送レール9Cを
昇降させる昇降装置22のスライドブラケット19A、19B上
に配備され、この昇降装置22を介して搬送レール9Cと共
に所定ストロークで昇降することになる。
次に、上記のように構成した本実施例の作用について説
明する。ラップ成形機1は、そのラップ捲取部2でラッ
プ4が形成される度に、図示を省略した管替装置が作動
してそのラップ4を前方のラップ整列装置3のコンベア
3a上へ玉揚げする。ラップ整列装置3は、そのコンベア
3a上へラップ4が玉揚げされる度毎に、コンベア3aが矢
印B方向に所定量P宛間欠的に周回して玉揚げしたラッ
プ4を順次他側(第1図の左側)へ移動させ、玉揚げ後
の複数個(図示例は6個の場合を示す)のラップ4がラ
ップ整列装置3のコンベア3a上で所定の間隔Pを保って
一列に整列する。このラップ整列装置3のコンベア3a上
に所定個数(図示例は6個)のラップ4が整列すると、
その上方の搬送レール7aとその搬送レール7a上で予め待
機していた空の搬送具連33が、昇降装置18のエアシリン
ダ17A、17Bの没入により、第3図に実線で示す上昇位置
から仮想線で示す下降位置へ一斉に下降し、その搬送具
連33の各ペッグ28が、コンベア3a上に整列した各ラップ
4の側方を通って各ラップ4の中空芯管の軸心と対応す
る。次いで、搬送レール7a上に配備した移送装置34のモ
ータ37が正転して該装置34の回転円板38と42が正転する
と、下降位置の搬送具連33が第3図の仮想線で示す位置
から第3図の左方へ一定量移動し、搬送具連33の各ペッ
グ28がコンベア3a上の各ラップ4の中空芯管内へ一斉挿
入される。コンベア3a上の各ラップ4に搬送具連33のペ
ッグ28が挿入されて移送装置34のモータ37が停止する
と、昇降装置18のエアシリンダ17A、17Bの突出によって
搬送レール7aと搬送具連33が下降位置から上昇位置へ復
帰し、コンベア3a上の各ラップ4が搬送具連33の各ペッ
グ28に所定のピッチPを保って一斉に吊持されて上昇
し、搬送レール7aが再び主搬送レール7の固定部分に接
続され、ラップ成形機側におけるラップ4の積み込みが
完了する。
一方、このラップ成形機1で形成したラップ4を供給す
る多数台のコーマ機5AR、L及び5BR、Lは、そのラップ
交換を、並設した一側の機台から他側の機台へ向けて適
宜な時間差を保って順次行うように予めテーパー段取り
されており、このコーマ機のうち1台がラップ交換近く
になってラップ交換準備指令が発信されると、その指令
によって対応する分岐搬送レール9Bが切換装置10Aを介
して主搬送レール7に接続されると共に、主搬送レール
7に接続した分岐搬送レール9B上に配備した各移送装置
34の回転円板38及び42がモータ37を介して一斉に正転す
る。尚、ラップ交換準備指令が発信されていない他のコ
ーマ機上の分岐搬送レール9Bは、夫々の切換装置10Aを
介して主搬送レール7から切り離されている。したがっ
て、ラップ成形機側でコーマ機1台分のラップ4を所定
のピッチPを保って積み込んだ搬送具連33は、主搬送レ
ール7とこの主搬送レール7に接続した分岐搬送レール
9B上の各移送装置34の回転円板38及び42の正転により、
ラップ成形機側から発進し、主搬送レール7上をコーマ
機側へ向けて移動して接続した分岐搬送レール9B内へ進
入し、さらに、ヘッド間ゲージを各搬送具のピッチPと
同一に設定した入口側のコーマ機5ARの上方へ送り込ま
れる。この所定ピッチPを保った1台分のラップ4を積
み込んだ搬送具連33がラップ交換の近くなったコーマ機
5ARの上方へ送り込まれると、図示を省略した適宜な停
止位置検知手段を介して移送装置34のモータ37が停止
し、搬送具連33が所定の適位置に停止して所定ピッチP
を保った1台分の各ラップがコーマ機5ARのヘッド間ゲ
ージPを保った各ヘッドのラップローラ60と夫々対応す
る。この1台分のラップ4をラップローラ部8の上方へ
送り込まれたコーマ機5ARは、仕掛り中のラップが消尽
されて機台が停止すると、ラップローラ60上に残った空
管61を人手等によって取り除かれる。ラップローラ60、
60上から空管61が取り除かれると、そのラップローラ60
の上方の搬送レール9bと、ラップ4を吊持した搬送具連
33が昇降装置22のエアシリンダ21A及び21Bの没入により
上昇位置から下降位置へ一斉に下降し、その搬送具連33
の各ベッグ28に吊持した1台分のラップ4がコーマ機5A
Rの各ヘッドのラップローラ60上へ一斉に載置される。
また、ラップローラ60上へラップ4が載置され、その各
ラップ4を吊持していたペッグ28が、ラップローラ60上
へ載置した各ラップ4の中空芯管の内面から離れて下降
位置に達すると、搬送レール9b上に配備した移送装置34
のモータ37が逆転し、その回転円板38と42の逆転によ
り、下降位置の搬送具連33が第1図の右方へ一定量移動
し、その搬送具連33の各ベッグ28がラップローラ60上の
ラップ4の中空芯管から抜け出す。ペッグ28がラップロ
ーラ60上のラップ4から抜け出して移送装置34のモータ
37が停止すると、昇降装置22のエアシリンダ21A、21Bの
突出により搬送レール9bと搬送具連33が再び下降位置か
ら上昇位置へ復帰し、搬送レール9bが再び分岐搬送レー
ル9Bの固定部分に接続される。一方、ラップローラ60上
に新たなラップ4を供給されたコーマ機5ARは人手によ
って新旧ラップのラップ継ぎを行って運転が再開され
る。
また、搬送レール9bと搬送具連33が上昇位置へ復帰した
時点で、その搬送具連33の各ペッグ28に、コーマ機5AR
から排出した空管61を挿入し、その後に、分岐搬送レー
ル9Bが切換装置10Bを介して主搬送レール7に接続し、
その分岐搬送レール9Bと主搬送レール7上の各移送装置
34のモータ37が夫々正転してその回転円板38と42が夫々
正転すると、空管61を積み込んだ搬送具連33が分岐搬送
レール9Bと主搬送レール7上を矢印方向に移動して再び
ラップ成形機側のラップ整列装置3の上方へ戻る。搬送
具連33がラップ整列装置3の上方へ戻ると、その搬送具
連33のペッグ28から空管61を取り外し、その空管61を、
ラップ成形機1の図示を省略した空管供給装置へ適宜供
給する。
また、この間にも別のラップ成形機1で形成したラップ
4が前方のラップ整列装置3のコンベア3a上へ順次玉揚
げされており、このコンベア3a上にコーマ機1台分のラ
ップ4が所定間隔Pを保って一列に整列すると、前記と
同様に、その整列したコーマ機1台分のラップ4を搬送
レール9a上に待機していた搬送具連33の各搬送具25に所
定ピッチPを保って積み込み、その搬送具のピッチPと
異なるヘッド間ゲージG1に設定したグループ5Bのラップ
交換の近いコーマ機5BLの上方へ送り込まれ、その最前
部(第4図左側)の懸吊腕27に吊持したラップ4が第4
図に実線で示すようにその下方のラップローラ60と対応
する位置に達すると、図示を省略した適宜な停止位置検
知手段を介して移送装置34のモータ37が停止し、搬送具
連33が第4図に実線で示す所定位置に停止する。この搬
送具連33が第4図に実線で示す所定位置に停止すると、
その搬送具連33を送り込まれた搬送レール9Cの後方の案
内ロッド47、47上に配備した拡張装置45の左右の揺動腕
53と59が、揺動形モータ51及び57を介して第6図に実線
で示す後退位置から仮想線で示す前進位置へ揺動し、そ
の揺動腕53と59の先端部が、搬送具連33の最前部(第4
図左側)と最後部(第4図右側)の懸吊腕27の内側面と
夫々係合する。この左右の揺動腕53と59が、搬送具連33
の最前部と最後部の懸吊腕27の内側へ入り込むと、拡張
装置45のエアシリンダ55が突出し、最後部の懸吊腕27と
係合した揺動腕59を介して伸縮自在な搬送具連33がその
長手方向へ所定量伸長される。これによって、第4図に
示すように、所定ピッチPを伴って搬送されてきたラッ
プ4の間隔が、各搬送具25及び懸吊腕27と共に下方のコ
ーマ機5BLのヘッド間ゲージG1と一致するようにピッチ
変更され、各搬送具25の懸吊腕27に吊持した各ラップ4
が、コーマ機5BLのヘッド間ゲージG1を保ったラップロ
ーラ60と夫々対応する。その後、仕掛り中のラップが消
尽されて機台が停止し、そのラップローラ60上から人手
等によって空管6が取り除かれると、そのラップローラ
60の上方の搬送レール9Cと、ラップ4を吊持した搬送具
連33及び拡張装置45並びに移動装置46が昇降装置22のエ
アシリンダ21Aと21Bの没入により第4図及び第5図に実
線で示す位置から仮想線で示す下降位置へ一斉に下降
し、その搬送具連33の各ペッグ28に吊持した1台分のラ
ップ4がコーマ機5BLの各ヘッドのラップローラ60上へ
一斉に載置される。この各ラップ4を吊持していたペッ
グ28が、ラップローラ60上の各ラップ4の中空芯管の内
面から離れて下降位置に達すると移動装置46のエアシリ
ンダ49が没入する。この移動装置46のエアシリンダ49の
没入によって、連結した案内ロッド47と、この案内ロッ
ド上に配備した拡張装置45の揺動腕53及び59を介して係
合した搬送具連33が一斉に第4図の右方へ一定量移動
し、その搬送具33の各ペッグ28がラップローラ60上のラ
ップ4から抜け出す。ペッグ28がラップ4から抜け出す
と、昇降装置22のエアシリンダ21A、21Bが突出し、下降
位置にあった搬送レール9Cと搬送具連33及び拡張装置45
並びに移動装置46が一斉に上昇して上昇位置へ復帰し、
その搬送レール9Cが再び分岐搬送レール9Bの固定部分に
接続される。また、この搬送レール9C等が上昇位置へ復
帰すると、その上昇位置で移動装置46のエアシリンダ49
が再び突出して連結した案内ロッド47と拡張装置45を介
して搬送具連33を第4図の左方へ一定量移動させる。次
いで、その搬送具連33を伸長させていた拡張装置45のエ
アシリンダ55が没入すると、搬送具連33の各搬送具25
が、スプリング32の張力によって第4図の仮想線で示す
位置から実線で示す位置へ復帰し、各搬送具25のピッチ
がG1からPへ戻される。各搬送具25が所定のピッチPに
戻されると、この搬送具連33の最前部と最後部の懸吊腕
27と係合していた拡張装置45の揺動腕53と59が揺動形モ
ータ51及び57を介して前進位置から後退位置へ復帰し、
搬送具連33の懸吊腕27から離脱する。このようにしてラ
ップローラ60上へ新たなラップ4を供給されたコーマ機
5BLは、人手によって新旧のラップのラップ継ぎを行っ
て運転が再開される。また、このコーマ機5BLへラップ
4を供給した搬送具連33も、前述した搬送具連33と同様
に、分岐搬送レール9Bと主搬送レール7上を走行してラ
ップ成形機側のラップ整列装置3の上方へ戻り、その後
は、上記と同様にヘッド間ゲージの異なった2種類のコ
ーマ機5AR、Lと5BR、Lに対するラップ供給が順次行わ
れる。
他の実施例 上記実施例では、搬送具連33の各搬送具25を、長穴31を
有する連結板29によって伸縮自在に連結し、その伸縮自
在の搬送具連33を、コーマ機側に設けた左右1対の揺動
腕53及び59と、エアシリンダ55等により各搬送具25のピ
ッチを変更するように構成したが、本発明は、これに限
定するものでなく、下記のような他の実施例によって実
施可能であり、以下、その他の実施例を第10図から第13
図によって説明する。第10図及び第11図は、この他の実
施例における搬送具連33Aの連結部を示し、この搬送具
連33Aの搬送具25Aは、前記実施例の搬送具25と同様にラ
ップ4を1個宛吊持するように分割され、その分割した
前、後の搬送具25Aが、パントグラフ機構29Aを介して伸
縮自在に連結され、その前側の搬送具25Aの後側の支持
杆24Dと、後側の搬送具25Aの前側の支持杆24C間にスプ
リング32Aが張設され、そのスプリング32Aによって前、
後の搬送具25Aを互に引寄せ、その前、後の搬送具25Aが
パントグラフ機構29Aを介して所定のピッチPを保つよ
うになっている。また、この前、後の搬送具25A間に介
装したパントグラフ機構29Aの中間節部には夫々カムフ
ォロア29aが付設され、この両側のカムフォロア29aを互
に接近させることにより、パントグラフ機構29Aが搬送
具の長手方向に伸び、連結した各搬送具25AのピッチP
を夫々所定のピッチG1等に変更できるようになってい
る。
また、コーミングヘッドのヘッド間ゲージを、搬送具25
AのピッチPより広いゲージG1に設定したグループ5B内
のコーマ機5BRと5BLのラップローラ部8の上方に架設し
た昇降可能な搬送レール9Cの両側には、第12図に示すよ
うに、その幅方向に所定間隔を保って2本の案内レール
47a、47bを対設した拡張装置45Aが夫々配備され、この
拡張装置45Aの2本の案内レール47aと47b間をラップ4
を吊持した搬送具連33Aの各基板26Aが通過し、その搬送
具連33Aの各搬送具25A間に介装したパントグラフ機構29
Aのカムフォロア29aが、搬送具連の移動に伴って外側の
案内レール47a、47bの内側面に当接し、その2本の案内
レール47aと47bにより内側へ所定量宛押圧され、これに
よって第13図に示すようにパントグラフ機構29Aが搬送
具の長手方向に伸長し、ラップ4を吊持した各搬送具25
AのピッチPが、コーマ機5BR及び5BLのヘッド間ゲージG
1に等しいピッチに変更され、グループ5B内のコーマ機5
BR及び5BLに対するラップ供給を行うようになってい
る。尚、この他の実施例のように、搬送具25Aをパント
グラフ機構29Aによって伸縮自在に連結した搬送具連33A
の場合には、コーマ機側に配備する拡張装置45Aの2本
の案内レール47aと47bの間隔を選択することにより、1
種類の搬送具連により、2種類以上の異なったヘッド間
ゲージ(P及びG1、G2…)のコーマ機から成るコーマ機
群に対しても適用可能である。尚、上記実施例では、2
台のラップ成形機と多数台のコーマ機間でラップの供給
を行う場合について説明したが、本発明は、これに限定
するものでなく、1台のラップ成形機とヘッド間ゲージ
の異なる2種類以上の多数台のコーマ機間でラップの供
給を行う場合にも適用可能なことは言う迄もなく、更
に、ラップ成形機が2台以上の場合にも適用可能であ
る。また、前記実施例ではペッグ式の搬送具の場合につ
いて説明したが、本発明はこのペッグ以外の搬送具の場
合にも適用可能であって上記の実施例に限定するもので
はない。又、上記実施例では、ラップ成形機1の前方に
ラップ整列装置3を配備し、そのラップ整列装置3のコ
ンベア3a上に、ラップ成形機1から玉揚げされたラップ
4を一時的に貯留できるようにしたので、搬送具連33若
しくは33Aが最少の1組乃至2組であっても、ラップ成
形機1を停台させることなく、ラップ搬送を効率的に行
うことができるという特徴を有するが、しかし、本発明
は、これに限定するものでなく主搬送レール7と分岐搬
送レール9A上に2組以上の搬送具連33若しくは33Aを配
備してその2組以上の搬送具連33若しくは33Aにラップ
4を順次積み込むようにしたり、或は、ラップ成形機1
のラップ捲取部2の前方に、ラップ積み込み用のリフタ
を配備し、そのリフタにより、ラップ成形機1から玉揚
げされたラップを受け取って1個宛上昇させ、次いで、
その上方に待機している搬送具連33若しくは33Aを間欠
的に移動させ、その搬送具連33若しくは33Aのペッグ28
をリフタにより上昇してきたラップ4の中空芯管内へ挿
入して搬送具連33若しくは33Aにラップ4を1個宛積み
込むようにしてもよい。また、上記実施例ではラップ成
形機側から搬送してきたラップ4を、コーマ機のラップ
ローラ60上へ直接供給するようにしたが、ラップローラ
60の後方に予備クリールを具備した既設工場のコーマ機
に本発明を適用する場合には、ラップ成形機側か搬送し
てきたラップを、そのコーマ機の予備クリール上へ供給
するようにしてもよい。又、前記実施例では、搬送具連
を搬送レール上に配備した回転円板式の移送装置34によ
って駆動するようにしたが、この搬送具連の移送装置
は、既知のバッテリーカー等の移送手段によっても実施
可能であり、この移送装置を省略して搬送具連を人手に
よって移動させるようにしてもよい。また、前記実施例
では、搬送具連にコーマ機1台分のラップを積み込んで
搬送するようにしたが、コーマ機半台分のラップを積み
込んで搬送することも可能である。また搬送具相互の連
結手段は搬送具相互間のピッチを変更し得るものであれ
ば、その具体的機構に限定されるものではない。
発明の効果 以上のように本発明は、搬送具連の各搬送具を伸縮自在
な連結手段によって連結すると共にその搬送具連の各搬
送具間の間隔を所定のピッチPに保ち、このピッチPと
異なるヘッド間ゲージのコーマ機位置において搬送具連
を拡張装置によって伸長させて各搬送具のピッチPをそ
のコーマ機のヘッド間ゲージに適合させるようにしたの
で、一種類のラップ成形機からヘッド間ゲージの異なっ
た2種類以上のコーマ機へラップを直接供給でき、種類
の異なるコーマ機へのラップ供給を容易に機械化できて
省力化を図ることができる。またヘッド間ゲージの異な
るコーマ機毎に専用のラップ成形機やラップ供給装置を
準備する必要がなくなり、ラップ成形機からコーマ機へ
のラップ供給を安価に実施できる。また伸縮自在な連結
手段によって連結した各搬送具の間隔を所定のピッチP
に保つようにしたので、搬送具連に吊持させた各ラップ
を所定のピッチ間隔に保持した状態で搬送でき、ラップ
をスムーズに搬送できてラップの損傷を防止できる。ま
た各搬送具の間隔をコーマ機設置位置に設けた拡張装置
によって伸長させるようにしたので、ラップ供給装置と
して多数使用する搬送具連の構成を簡易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略平面図、第2図は
搬送レールの切換装置を示す平面図、第3図は、ラップ
整列装置と昇降装置等を示す正面図、第4図はコーマ機
5BLと昇降装置を示す背面図、第5図は第4図の側面
図、第6図は第5図の部分拡大図、第7図は搬送具の連
結部を示す部分拡大図、第8図は移送装置の正面図、第
9図は拡張装置の一実施例を示す正面図、第10図は他の
実施例における搬送具の連結部を示す部分拡大図、第11
図は第10図の下面図、第12図は第11図のX−X断面図、
第13図は他の実施例におけるコーマ機5BLの背面図であ
る。 1…ラップ成形機、3…ラップ整列装置、4…ラップ、
5…コーマ機群、5AR、L,5BR、L…コーマ機、7…主搬
送レール、9A、9B…分岐搬送レール、10A、10B…切換装
置、25、25A…搬送具、29…連結板、29A…パントグラフ
機構、32、32A…スプリング、33、33A…搬送具連、34…
移送装置、45、45A…拡張装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1台乃至複数台のラップ成形機とヘッド間
    ゲージの異なる2種類以上のコーマ機を多数台並設した
    コーマ機群間に搬送レールを架設し、その搬送レールに
    懸装した走行可能な搬送具連に所定個数のラップを吊持
    させて各コーマ機へラップを供給するようにしたラップ
    供給装置において、上記搬送具連の各搬送具をラップ吊
    持部毎に分割し、その分割した各搬送具の基板を伸縮自
    在な連結手段によって連結すると共に、その搬送具連の
    各搬送具間の間隔を所定のピッチPに保ち、この各搬送
    具のピッチPと異なるヘッド間ゲージのコーマ機設置位
    置に、該コーマ機位置へ移動してきた伸縮自在な搬送具
    連を長手方向に伸長させて各搬送具のピッチPをそのコ
    ーマ機のヘッド間ゲージに適合させる拡張装置を設けた
    ことを特徴とするラップ供給装置。
JP59265542A 1984-12-17 1984-12-17 ラツプ供給装置 Expired - Lifetime JPH0714784B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59265542A JPH0714784B2 (ja) 1984-12-17 1984-12-17 ラツプ供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59265542A JPH0714784B2 (ja) 1984-12-17 1984-12-17 ラツプ供給装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15208190A Division JPH0751423B2 (ja) 1990-06-11 1990-06-11 紡績用物品の搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61145082A JPS61145082A (ja) 1986-07-02
JPH0714784B2 true JPH0714784B2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=17418568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59265542A Expired - Lifetime JPH0714784B2 (ja) 1984-12-17 1984-12-17 ラツプ供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0714784B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19621803C2 (de) * 1996-05-31 1998-02-12 Zinser Textilmaschinen Gmbh Hängefördersystem
DE19851898A1 (de) * 1998-11-11 2000-06-15 Rieter Ag Maschf Drehstation für Wickel
CN110540010A (zh) * 2019-09-09 2019-12-06 江苏凯宫机械股份有限公司 精梳棉卷搬运系统缓存装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5245989A (en) * 1975-10-09 1977-04-12 Kinoshita Kenkyusho:Kk Temperature detecting method
JPS5957454U (ja) * 1982-10-08 1984-04-14 豊和工業株式会社 複列押動型のボビン移送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61145082A (ja) 1986-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4023339A (en) Automatic loading, unloading and transfer device on spinning machines
JP2552260B2 (ja) 粗糸ボビンの搬送方法
JPS6117743B2 (ja)
JPH0714784B2 (ja) ラツプ供給装置
JPH05148725A (ja) 紡機の粗糸自動搬送装置
EP0339273B1 (en) Method to convey roving packages with the roving prepositioned
JPH0518925B2 (ja)
JP2531347Y2 (ja) 粗糸搬送システム
JP2684777B2 (ja) 粗糸端位置整列装置
JPH08127924A (ja) ボビンキャリッジへの粗糸ボビン装着方法
JPS5915525A (ja) 篠巻搬送マガジンの間欠送り装置
JPS6128023A (ja) コ−マ機へのラツプ供給装置
JPH0751423B2 (ja) 紡績用物品の搬送装置
JP2660977B2 (ja) 粗糸運搬台車
JPS61211281A (ja) 粗紡・精紡工程間の篠巻搬送マガジン搬送方法
JP2517819B2 (ja) 天井搬送車の搬送システム
JP2556145B2 (ja) 延伸仮撚機からのパッケージ搬送装置
JPH05246623A (ja) 天井搬送車
JPH0536330B2 (ja)
JPH0342056Y2 (ja)
JPS61201029A (ja) 満ボビンの玉揚搬送装置
JPS5860030A (ja) チ−ズと空ボビンの交換装置
KR930003914B1 (ko) 코마(Comber)기에의 랩(Lap) 자동공급 및 스풀(Spool)자동반송 장치
JPS6329017B2 (ja)
JP2700915B2 (ja) 粗糸搬送システム