JPH071473B2 - プリント出力編集方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術（第５図、第６図） 発明が解決しようとする問題点 問題点を解決するための手段（第１図） 作用 実施例（第２図〜第４図） 発明の効果 〔概要〕 本発明は各ワークステーションに共通の印刷出力編集部
を設けてこれを回線上に接続し、各ワークステーション
のプリンタ出力用のデータの出力編集をこの印刷出力編
集部で一括して行うようにしたものである。

〔産業上の利用分野〕

本発明はビデオインタフェース・プリンタにおけるプリ
ント出力編集方式に係り、特に複数のワークステーショ
ンを回線に接続した場合のプリント出力編集方式に関す
る。

ワークステーションにおけるプリンタの出力編集機能と
して、主に下記の項目が要求されている。

例えば、帳票の印刷において印刷フォーマットもその印
刷データと一緒に出力するフォームオーバレイ印刷明朝
体、ゴシック体等のフォントを選択可能とするマルチフ
ォント、文字のドット構成（16×16、24×24、30×30…
…）の選択又は、文字の横倍、縦倍、正方倍角印字の指
定を可能とするマルチサイズ印刷、網掛け文字や白抜き
文字のような文字の修飾印刷、ベクトル数値による線画
やグラフ種と数値データによるグラフ等の図形データの
展開、イメージデータの展開、文字、図形、イメージの
組合わせ印刷、カラー編集等の機能が要求されている。

〔従来の技術〕

前記の出力編集機能を実行するために、従来のワークス
テーションでは、次の（１）、（２）に示す方式があ
る。

（１） 第５図に示す如く、各プリンタ装置30自体に出
力編集処理部31を具備し、ワークステーション35におけ
るアプリケーションAPLの進行にもとづき、これから出
力される印刷データを入出力制御部36からプリンタ装置
30に送出し、出力編集処理部31にて、フォームオーバレ
イ、文字展開、図形データ、イメージデータ、カラー処
理等の前記処理を行い、ビデオ信号をプリンタ・ユニッ
ト32に印加してプリント出力を行う。

（２） 第６図に示す如く、ワークステーション45の本
体側で前記処理を行う出力編集処理部47を具備し、アプ
リケーションAPLの進行によってこれから出力される印
刷データをこの出力編集処理部47にてこの印刷データに
もとづく編集処理を行い、ビデオ信号を入出力制御部46
を介してプリンタ装置40に送出し、プリンタ・ユニット
41でプリント出力を行う。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで前記（１）の方式では、プリンタ装置30自体に
出力編集処理機能を具備するのでプリンタ装置自体が大
型化し、高価なものとなるという問題が存在する。また
前記（２）の方式では各プリンタ装置が大型化するとい
う問題は存在しないものの、ワークステーション45のCP
Uに多大な負荷を与えるため、ワークステーションとし
ての本来の仕事であるバッチ処理、リアルタイム処理等
の処理能力の低下をまねくという問題がある。またこの
ようなことを回避するため、ワークステーションに本体
CPUと別の機構を接続すればこれまた高価になるという
問題がおきることになる。

したがって本発明の目的は、このような問題点を改善し
たプリント出力編集方式を提供することである。

〔問題点を解決するための手段〕

前記目的を達成するため、本発明では、第１図に示す如
く、LAN（Local Area Network）の如き高速のネットワ
ークに、複数のワークステーション20（第１図では他の
ワークステーションは図示省略）を接続するとともに、
プリント出力編集装置１を接続する。このプリント出力
編集装置１は出力編集処理部２を具備し、また文字パタ
ーン等の格納されたファイルを構成するディスク３を有
する。各ワークステーションにはプリンタ21及び表示器
22が設けられている。そして出力編集処理部２は、各ワ
ークステーションからの編集指示を一括して処理するも
のである。

〔作用〕

ワークステーション20がそのプリンタ21によりアプリケ
ーションAPLのデータの印刷を行う場合、ワークステー
ション20からプリント出力編集装置１に対し、印刷デー
タとその編集指示情報が高速ネットワークであるLANを
経由して伝達される。出力編集処理部２はこれにより出
力イメージデータを作成してワークステーション20に返
送し、これをプリンタ21により印刷出力する。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第２図〜第４図にもとづき説明す
る。

第２図は本発明の一実施例構成図、第３図は本発明の動
作処理フローチャート、第４図は本発明の印刷処理動作
タイムチャートである。

第２図において第１図と同符号部は同一部分を示す。

ネットワークLANには、ワークステーション20、20′…
…が接続され、プリント出力編集装置１を共通に使用す
る。

プリント出力編集装置１に具備されている出力編集処理
部２は、このプリント出力編集装置１を総合制御するCP
U4、ファームウェア・プログラムやイメージ展開領域と
して使用されるメモリ５、ディスク３から転記される文
字パターン展開領域であるCGメモリ６、グラフ、線画デ
ータのイメージ展開処理を行う図形データ展開部、イメ
ージデータの伸張処理や密度変換処理等を行うイメージ
処理部８、ネットワークLANに対する回線接続用のアダ
プタ９、ファイルを構成するディスク３に対するインタ
ーフェイスとなるディスク・インターフェイス10等を具
備している。そしてディスク３にはファームウェア・プ
ログラム、CGジェネレータとして使用される文字パター
ン、各種帳票のフォーマットであるフォームオーバレイ
・パターン等が格納されている。

ワークステーション20には、ワークステーション20を総
合的に制御するワークステーション制御部23が具備さ
れ、ワークステーション制御部23にはプリンタ制御機能
を遂行するプリンタ制御部24が設けられている。そして
使用頻度の低いフォームオーバレイ・パターンや個人的
なファイル、新規作成したファイルアプリケーションAP
Lが出力した印刷データとその編集指示情報を一時保留
するスプールファイル等が格納されているディスク25が
備えられている。他のワークステーション20′にも、ワ
ークステーション20と同様に、プリンタ21′、表示器2
2′、ワークステーション制御部23′、プリンタ制御部2
4′、ディスク25′等が具備されている。

次に本発明の動作について、第３図にもとづき、他図を
参照しながら説明する。

いま、ワークステーション20のアプリケーション・
プログラムAPLより帳票Ａの印刷依頼をワークステーシ
ョン制御部23に対して行う。このときアプリケーション
・プログラムAPLは編集指示情報、印刷データの指定を
も同時に行う。

ワークステーション20のワークステーション制御部
23では、この印刷依頼を受信したとき、自ワークステー
ション20のネットワーク上のアドレスとこれら編集指示
情報及び印刷データをネットワークLAN経由でプリント
出力編集装置１に送信する。もしプリント出力編集装置
１側が受信不可のときアプリケーション・プログラムAP
Lへエラー通知が行われる。

プリント出力編集装置１では、出力編集処理部２
が、これら編集指示情報及び印刷データをもとに出力イ
メージデータの生成を行う。このときCPU4の制御の下
に、編集指示情報及び印刷データにもとづき、文字デー
タ、図形データ、イメージデータ・フォームオーバレイ
データの各展開処理及びマージ処理が、メモリ５、CGメ
モリ６、図形データ展開部７、イメージ処理部８、ディ
スク３等を必要に応じ使用して遂行される。そしてその
編集結果の出力イメージデータが依頼元のワークステー
ション20に返信される。

ワークステーション20では出力編集処理部２で生成
された、編集結果である出力イメージデータを受信し、
プリンタ制御部24にビデオ出力する。

それからプリンタ制御部24がこの編集結果のイメー
ジデータをプリンタ21により印刷出力する。かくしてア
プリケーション・プログラムAPLより依頼された通りの
帳票Ａが印刷される。

この印刷完了は、プリンタ21からプリンタ制御部24
に報告され、ワークステーション制御部23はこの印刷完
了通知を依頼元アプリケーション・プログラムAPLへ伝
達する。もしプリンタ21でエラー発生のとき、これを検
出してエラー通知を行う。

依頼元アプリケーション・プログラムがこの印刷完
了通知を受け、帳票Ａの印刷の終了を知る。

勿論、アプリケーション・プログラムAPLは、帳票Ａの
印刷依頼後、それに対する印刷終了を受けるまでに、第
４図に示す如く、引き続いて帳票印刷（例えば帳票Ｂの
印刷）依頼を行うことができる。

このようなプリント出力編集依頼は各ワークステーショ
ンから随時行うことができる。

〔発明の効果〕

本発明では、プリント出力編集機能を一個所でまとめて
用意したので、各ワークステーションやその下のプリン
タに特別な処理、機構を追加せずに印刷出力を高機能か
つ高品質化させることができる。

しかもワークステーション単位にこのような機能を用意
する必要がないので、高機能な印刷処理を実現するため
のワークステーション当たりの費用を低く押さえること
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理説明図、 第２図は本発明の一実施例構成図、 第３図は本発明の動作処理フローチャート、 第４図は本発明の印刷処理動作タイムチャート、 第５図はプリンタ装置に出力編集処理機能を有する従来
例、 第６図はワークステーションに出力編集処理機能を有す
る従来例を示す。 １……プリント出力編集装置 ２……出力編集処理部 ３……ディスク 20……ワークステーション 21……プリンタ 22……表示器 23……ワークステーション制御部 24……プリンタ制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】高速のネットワークに複数のワークステー
   ションが接続されるデータ処理装置において、 前記ネットワークに印刷情報をイメージデータに展開す
   る出力編集処理手段（２）を具備するプリント出力編集
   手段（１）を接続し、 ワークステーションにはプリンタを制御するプリンタ制
   御手段を設け、 プリンタで印刷すべき印刷情報をワークステーションか
   ら前記出力編集処理手段（２）に送出してこれをイメー
   ジデータに展開したのち依頼先のワークステーションに
   返送し、そのプリンタで印刷出力するようにしたことを
   特徴とするプリント出力編集方式。