JPH0714714B2 - ステアリングホイ−ル - Google Patents

ステアリングホイ−ル

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JPH0714714B2
JPH0714714B2 JP62007178A JP717887A JPH0714714B2 JP H0714714 B2 JPH0714714 B2 JP H0714714B2 JP 62007178 A JP62007178 A JP 62007178A JP 717887 A JP717887 A JP 717887A JP H0714714 B2 JPH0714714 B2 JP H0714714B2
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JP
Japan
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rim
section
cross
rim body
core metal
Prior art date
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JP62007178A
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JPS63176770A (ja
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哲司 遠藤
和由 西嶋
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車などに用いられるステアリングホイー
ルに係り、とくに、リム部に関する。
(従来の技術) 従来、ステアリングホイールのリム部としては、たとえ
ば特開昭58−22754号公報に示されているように、円環
状のリム芯金にこのリム芯金を覆う合成樹脂製リム本体
を一体的に成形した構造のものが知られている。すなわ
ち、このリム本体は、リム芯金をリム金型にセットした
状態で、注型成形、射出成形または反応射出成形により
成形されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記特開昭58−22754号公報記載の構造
では、ステアリングホイール外径またはスポーク部の位
置の違いなど形状、種類の違いに応じて、それぞれ専用
のリム金型を用いなければならず、しかも、これらリム
金型は大型のものなので、コストが高くなる問題を有し
ている。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもの
で、製造が容易で安価なステアリングホイールを提供す
ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ボス部1を中央部に有しリム部を周辺部に有
するとともにこれらボス部1とリム部2とを繋ぐスポー
ク部3を有し、上記リム部2はリム芯金4を軟質材から
なるリム本体5により覆ってなるステアリングホイール
において、上記リム芯金4は、断面非円形状とし、上記
リム本体5は、押出成形により形成され、上記リム芯金
4が嵌合される嵌合溝11を内部に有し、この嵌合溝11か
ら表面に至り上記リム芯金4を挿通可能なスリット12を
有するとともに、この嵌合溝に連続する屈曲用溝部22,2
3,24を有し、上記リム本体5の表面に被覆体20を被着し
たものである。
(作用) 本発明のステアリングホイールでは、リム本体5を軟質
材により押出成形して、このリム本体5内に嵌合溝11を
形成するとともに、この嵌合溝11から、表面に至るスリ
ット12と屈曲用溝部22,23,24とを形成する。そして、こ
のリム本体5の嵌合溝11に、スリット12を介してリム芯
金4を嵌合する。このとき、リム本体5は、屈曲用溝部
22,23,24から容易に屈曲する。つぎに、リム芯金4を覆
ったリム本体5の表面に、そのスリット12の拡開を防止
する被覆体20を被着する。リム芯金4は断面非円形状に
形成されているので、このリム芯金4に対してリム本体
5が回らない。
(実施例) 以下、本発明のステアリングホイールの一実施例を第1
図ないし第4図に基づいて説明する。
このステアリングホイールは、第3図に示すように、ボ
ス部1を中央部に有し、円環状のリム部2を周辺部に有
しているとともに、これらボス部1とリム部2とを繋ぐ
スポーク部3を有している。そして、上記リム部2は、
第1図、第2図および第4図に示すように、円環状のリ
ム芯金4を有しているとともに、このリム芯金4を全周
に亘って覆う軟質材からなるリム本体5を有している。
上記リム芯金4は、内周側(第1図および第2図におい
て左側)を開口した断面ほぼコ字形状に形成されてい
る。そして、第2図に示すように、このリム芯金4の内
周側の面に、上記スポーク部3を構成するスポーク芯金
6の先端が抵抗溶接などにより固着されている。
上記リム本体5は、後述のように押出成形により成形さ
れ、断面の外周形状がほぼ長円形状になっている。ま
た、このリム本体5の内部には、上記リム芯金4が嵌合
される断面ほぼ長方形状の嵌合溝11が形成されていると
ともに、この嵌合溝11からリム本体5の内周表面に至る
拡開可能なスリット12が形成されている。さらに、この
スリット12の一部には、上記スポーク芯金6が嵌合され
る切欠部13が切り欠き形成されている。また、リム本体
5の嵌合溝11の外周側すなわちスリット12と対向する部
分に連続して、リム本体5の内周表面に至らない屈曲用
溝部としての切溝22が形成されている。
そうして、上記リム芯金4は、上記スリット12を挿通さ
せて、上記嵌合溝11に嵌合し、これとともに、上記スポ
ーク芯金6は、スリット12の一部の切欠部13に嵌合す
る。このとき、スリット12はリム本体5の可撓性により
弾性的に拡開させる。この状態で、リム芯金4は断面コ
字形となっているので、このリム芯金4に対してリム本
体5が回り止めされる。
さらに、上述のようにしてリム芯金4を組込んだリム本
体5の表面に、天然皮革または合成皮革、合成被膜など
からなる被覆体20が被着されている。この被覆体20は、
たとえば、リム本体5の外周側から被せ、このリム本体
5の内周側において縫合する。この状態で、リム本体5
のスリット12の拡開が防止される。
なお、これに加えて、接着剤によりスリット12を接合し
てもよい。
上記構成によれば、リム本体5に嵌入するリム芯金4を
断面コ字形状としたことにより、このリム芯金4に対し
てリム本体5を回り止めでき、かつ、このリム本体5に
被覆体20を被着することにより、リム本体5のリム芯金
4の挿通用のスリット12の拡開を防止できるので、リム
本体5を成形した後に、このリム本体5にリム芯金4を
組込むことが可能になる。したがって、リム本体5を押
出成形で成形でき、リム金型を必要としないとともに、
安価にできる。また、押出成形ができることにより、異
異なるリム金型を用いることななく、リム部2の太さや
柔かさの違いに容に対応でき、リム部2に豊富なバリエ
ーションをもたせることができる。
さらに、リム本体5に切り溝22を形成したため、スリッ
ト12にリム芯金4を挿通する際、リム本体5を曲げやす
く、スリット12を容易に拡開させることができるので、
リム本体5へのリム芯金4の組込み作業を容易にできる
とともに、この切り溝22は、押出成形時に容易に形成す
ることができる。
つぎに、本発明の他の実施例を説明する。
第5図に示す実施例では、リム本体5の嵌合溝11の外周
側の面の上縁部および下縁部に、屈曲用溝部としての断
面ほぼ円形に切欠溝23が形成されている。さらに、第6
図に示す実施例では、リム本体5の嵌合溝11の内周側の
面の上縁部および下縁部にも屈曲用溝部としての切欠溝
24が形成されている。これら、第5図および第6図に示
す実施例の構造によれば、スリット12にリム芯金4を挿
通する際、リム本体5を曲げやすく、スリット12を容易
に拡開させることができるので、リム本体5へのリム芯
金4の組込み作業を容易にすることができる。しかも、
上記第5図および第6図に示す実施例の切欠溝23,24
は、押出成形時に容易に形成することができる。
また、上記各実施例では、リム芯金4が断面ほぼコ字形
状となっていたが、リム芯金4の断面形状は、コ字形状
に限定されるものではなく、第7図に示すように、コ字
形の両先端部を相対向する方向へ屈曲させた形状として
もよく、第8図に示すように、半円弧状、または、第9
図に示すように、ほぼC字形状にしてもよい。また、断
面ほほぼ十字形状、断面ほぼX字形状、断面ほぼH字形
状、断面ほぼL字形状、断面ほぼZ字形状、あるいは断
面ほぼ8字形状にしてもよい。また、断面ほぼ四角形
状、断面ほぼ五角形状などを含めて、断面ほぼ多角形
状、断面ほぼ星型などにしてもよい。またリム芯金4
は、断面円形の円環を複数本接合した形状、断面円形の
円環の表面に突条を有する形状、断面板状の円環として
もよい。さらに、断面波形の板状としてもよいし、第10
図に示すように、断面ほぼコ字形状かつ波形としてもよ
い。要は、断面非円形状となっていればよく、リム芯金
4に対してリム本体5を回り止めできればよい。
さらに、第11図に示すように、リム芯金4とスポーク芯
金6とを一体にしてもよい。
つぎに、上記リム本体5の成形について説明する。
このリム本体5を成形する軟質材としては、たとえば、
ポリエステルエラストマー、ポリ塩化ビニール、ナイロ
ンなどの軟質合成樹脂、あるいは、合成ゴム、天然ゴ
ム、シリコンゴムなどのゴムを用いる。
第12図に示すように、押出機31より、リム本体5を成形
する溶融した材料が、ダイ32を介することにより所定の
断面形状となって押出されていく。そして、押出された
リム本体5は、引取機34を介して巻取機35のドラム36に
巻回されつつ、散水機37により冷却される。つぎに、第
13図に示すように、ドラム36にコイルリング状に巻回さ
れたリム本体5を1周毎に切断して、第14図に示すよう
な円環状のリム本体5とする。
上記引取機34は、第15図に示すように、回行する上下一
対の無端体38,39を有しており、これら無端体38,39は、
第16図にも示すように、リム本体5に嵌合される横断面
ほぼ半円形状の型溝40,41を形成した複数の送り体42,43
を有している。ここで、上側の送り体42の型溝40の底面
は縦断面直線状とするが、一方、下側の送り体43の型溝
41の底面は縦断面波状としてもよい。そうすれば、引取
機34を通すのに伴って、リム本体5の下側には、上記下
側の送り体43の型溝41により、握り用の凹凸部44が形成
される。
すなわち、押出成形の工程中、握り用の凹凸部44を容易
に形成できる。
(発明の効果) 本発明によれば、リム本体を押出成形したため、製造に
あたって、リム金型を必要とせず、安価にできるととも
に、リム部の太さや柔かさの違いにも容易に対応でき
る。。そして、このリム本体の嵌合溝に、スリットを介
してリム芯金を嵌合する際には、リム本体は、屈曲用溝
部から容易に屈曲してスリットを容易に拡開できるた
め、組み込み作業を容易にすることができる。さらに、
リム芯金は断面非円形状に形成されているため、このリ
ム芯金に対してリム本体が回ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のステアリングホイールの一実施例を示
す第3図のI−I断面図、第2図は第3図のII−II断面
図、第3図はそのステアリングホイールの平面図、、第
4図はその一部を切り欠いた側面図、第5図および第6
図は本発明の他の実施例をそれぞれ示す断面図、第7図
ないし第11図は本発明のさらに他の実施例をそれぞれ示
すリム芯金の断面図、第12図は本発明のステアリングホ
イールのリム本体の成形に用いる成形装置の説明側面
図、第13図はそのドラムに巻回されたリム本体の斜視
図、第14図はその1周分に切断されたリム本体の斜視
図、第15図は上記成形装置の引取機の側面図、第16図は
第15図のXX−XX断面図である。 1……ボス部、2……リム部、3……スポーク部、4…
…リム芯金、5……リム本体、11……嵌合溝、12……ス
リット、20……被覆体、22……屈曲用溝部としての切り
溝、23,24……屈曲用溝部としての切欠溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボス部を中央部に有しリム部を周辺部に有
    するとともにこれらボス部とリム部とを繋ぐスポーク部
    を有し、上記リム部はリム芯金を軟質材からなるリム本
    体により覆ってなるステアリングホイールにおいて、 上記リム芯金は、断面非円形状とし、 上記リム本体は、押出成形により形成され、上記リム芯
    金が嵌合される嵌合溝を内部に有し、この嵌合溝から表
    面に至り上記リム芯金を挿通可能なスリットを有すると
    ともに、この嵌合溝に連続する屈曲用溝部を有し、 上記リム本体の表面に被覆体を被着した ことを特徴とするステアリングホイール。
JP62007178A 1987-01-14 1987-01-14 ステアリングホイ−ル Expired - Lifetime JPH0714714B2 (ja)

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JPS63176770A JPS63176770A (ja) 1988-07-21
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GB2409715A (en) * 2003-12-31 2005-07-06 Autoliv Dev Moulding of a plastic steering wheel integral with a metal frame by injecting a propellant to form a cavity
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